JPH10248301A - ロータリ耕耘機の伝動装置 - Google Patents

ロータリ耕耘機の伝動装置

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JPH10248301A
JPH10248301A JP5353497A JP5353497A JPH10248301A JP H10248301 A JPH10248301 A JP H10248301A JP 5353497 A JP5353497 A JP 5353497A JP 5353497 A JP5353497 A JP 5353497A JP H10248301 A JPH10248301 A JP H10248301A
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JP
Japan
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rotary shaft
rotary
shaft
transmission
tilling
Prior art date
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Pending
Application number
JP5353497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ito
建治 伊藤
Toyokazu Utsunomiya
豊和 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP5353497A priority Critical patent/JPH10248301A/ja
Publication of JPH10248301A publication Critical patent/JPH10248301A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、中央駆動方式のロータリ耕耘装置
を有する耕耘機において、中央伝動ケース内の構造を簡
単にすると共に、摺動作用部の存在しない安定した構造
の傾斜軸駆動をし、中央伝動ケース下方の残耕をなく
し、かつ、固い圃場での耕耘作業でも耕耘機本体のダッ
シングの虞のない1軸正逆可能の逆転機構を有するロー
タリ耕耘機の伝動装置を提供する。 【解決手段】 前記逆転機構30を、回転伝達手段に連
動する第1のロータリ軸31に連結されている第1のサ
イドギヤ45と、第2のロータリ軸32に連結されてい
る第2のサイドギヤ47と、これら両サイドギヤ45,
47センターギヤ46の3個のベベルギヤでで構成し、
第2のサイドギヤ47を前記第1のロータリ軸31に対
して傾斜させて配設することにより、水平軸を中心に回
転する前記第1のロータリ軸31に対し、第2のロータ
リ軸32を傾斜軸を中心に回転するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸状に第1及び
第2のロータリ軸を配置し、各軸にそれぞれの耕耘爪を
装着したロータリ耕耘機に係り、詳しくは前記第1及び
第2のロータリ軸への入力回転方向を正逆回転とすると
共に、第2のロータリ軸を第1のロータリ軸に対して傾
斜させて第2のロータリ軸に装着した耕耘爪で伝動ケー
ス下方の残耕を除去する、ロータリ耕耘機の伝動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平5−76202号公報に示
されるように、中央伝動ケース内のチェン伝動機構によ
って駆動される耕耘軸を、中央伝動ケース下部にあって
左右に横設し、その耕耘軸の左右突出端寄り部位に主耕
耘爪軸筒をそれぞれ固装すると共に、主耕耘爪軸筒とは
別体の副耕耘爪軸筒を、チェン伝動機構のチェンの弛み
側に噛合するスプロケットを入力部とする逆転機構でも
って駆動するように構成したロータリ耕耘機の伝動装置
は既に知られている。
【0003】また、実開平5−67204号公報に示さ
れるように、前記副耕耘爪の回転径を前記主耕耘爪の回
転径より大にして設けたロータリ耕耘機の伝動装置も既
に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実開平5−762
02号公報のものは、中央伝動ケース内のチェン伝動機
構においてスプロケットが数個、平歯車が数個を要し、
要素部品点数が多く、構造が複雑であるばかりでなく、
副耕耘爪軸筒を主耕耘爪軸筒に対して傾斜駆動する部位
に突起と溝結合構造を必要とし、結合部が軸方向に移動
しながら伝動するため、摺動作用部が残り、該部の耐摩
耗性に問題があった。
【0005】また、実開平5−67204号公報のもの
は、主及び副耕耘爪の回転径に関するものであり、伝動
装置については、上記実開平5−76202号公報のも
のと同様の問題を残している。
【0006】そこで、本発明は、上記中央伝動ケース内
の構造を簡単にすると共に、摺動作用部の存在しない安
定した構造の傾斜軸駆動をし、1軸正逆可能のロータリ
耕耘機の伝動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、伝動ケース(19)の下部
に、それぞれ耕耘爪(34),(34a)を有する第1
のロータリ軸(31)及び第2のロータリ軸(32)を
同軸状に配置し、前記伝動ケース内(19)の回転伝達
手段の回転を、逆転機構(30)を介して前記第1のロ
ータリ軸(31)及び前記第2のロータリ軸(32)に
伝達してなる、ロータリ耕耘装置(16)において、前
記逆転機構(30)を、前記回転伝達手段に連動すると
共に前記第1のロータリ軸(31)に連結されている第
1のサイドギヤ(45)と、前記第2のロータリ軸(3
2)に連結されている第2のサイドギヤ(47)と、こ
れら両サイドギヤ(45),(47)に噛合するセンタ
ーギヤ(48)と、を有し、前記第2のサイドギヤ(4
7)を前記第1のロータリ軸(31)に対して傾斜させ
て配設することにより、水平軸を中心に回転する前記第
1のロータリ軸(31)に対し、前記第2のロータリ軸
(32)を傾斜軸を中心に回転するように構成して上述
の課題を解決した。
【0008】(作用)以上構成に基づき、耕耘機(1)
が走行しつつ、エンジン(5)等の回転を逆転機構(3
0)を介して第1のロータリ軸(31)及び第2のロー
タリ軸(32)に伝達されて、耕耘爪(34),(34
a)を正逆に回転させて耕耘する。
【0009】その際、第1のロータリ軸(31)に装着
された耕耘爪(34)が水平軸を中心に正回転するのに
対し、同軸状に傾斜して配設された第2のロータリ軸
(32)は、第2のロータリ軸(32)に装着された耕
耘爪(34a)の先端の軌跡が中央伝動ケース(19)
の下方で交叉するように、傾斜軸を中心に逆回転する。
【0010】従って、圃場が硬く、耕耘時、耕耘爪(3
4)の耕耘反力によるダッシングの可能性のある場合で
も、第2のロータリ軸(32)に装着された耕耘爪(3
4a)の逆回転により、ダッシングが防止されると共
に、第2のロータリ軸(32)に装着された耕耘爪34
aの先端の軌跡により中央伝動ケース19の下部の残耕
が除去できる。
【0011】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何ら本発明の構成を限定するもので
はない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態例について説明する。
【0013】図1は、本発明が適用される耕耘機1の外
観を示すもので、該耕耘機1は、左右走行車輪2により
支持されている機体フレーム3を有しており、該機体フ
レーム3の前部にはエンジン5及びバランスウエート6
が搭載され、またその後部にはトランスミッション7が
配置されている。そして、前記エンジン5の出力軸とト
ランスミッション7の入力軸との間には、ベルト伝動装
置9か巻掛けられている。
【0014】トランスミッション7は、走行伝動系及び
作業機伝動系を有しており、走行伝動系は複数の前進変
速段及び後進段を有して、チェ−ンケース10内のチェ
−ンを介して走行車輪2に伝動している。また、ミッシ
ョンケース11から後方に向けてハンドル12が延設し
ていると共に、1本の操作レバー13が伸びている。該
操作レバー13は前進複数段、後進1段及びニュートラ
ル位置への走行変速を行う。
【0015】一方、前記機体フレーム3の後部にはヒッ
チ15を介してロータリ耕耘装置16が装着されてい
る。該ロータリ耕耘装置16はロータリ本体17を有し
ており、該本体に、ロータリチェーンケース19及び尾
輪18等が配置されている。ロータリチェーンケース1
9の上部には、スプロケットが配設され、前記トランス
ミッション7の作業機伝動系から受動した動力を、ロー
タリチェーンケース19の下部に設けられたスプロケッ
ト35に伝達している。
【0016】一方、図2に示すように、前記ロータリチ
ェーンケース19(該チェーンケースは中央駆動方式の
ため以下センターケース19と称す)の下部には左右1
対の逆転機構30,30並びに第1及び第2のロータリ
軸31,32,32が設置されている。
【0017】第1のロータリ軸31はセンターケース1
9を貫通して左右に延びると共に、第2のロータリ軸3
2,32は前記第1のロータリ軸を被嵌するようにして
同軸状にセンターケース19からそれぞれ左右に突出し
て配置されている。
【0018】そして、第1のロータリ軸31の左右には
延長軸31a,31aが一体に固定されており、これら
延長軸31aに前後両面に刃を有する葉っぱ状の耕耘爪
34が複数個設置されている。また、第2のロータリ軸
32にも、前後両面に刃を有する耕耘爪が設けられてい
るが、一方の耕耘爪34aは、他のものに比して深く窪
ませた湾曲状からなる。
【0019】また、前記第1のロータリ軸31の中央部
分にはスプロケット35がスプライン嵌合しており、該
スプロケット35とセンターケース19上部のスプロケ
ットとの間にチェーン36が巻掛けられている。
【0020】なお、前記逆転機構30及び第1、第2の
ロータリ軸31,32は左右対称となっており、以下一
方のみについて説明する。
【0021】センターケース19の下部は僅かに膨出し
ており、該膨出部19bの外側にホルダ39が、センタ
ーケース19を挟持するようにして、第1のロータリ軸
31に対して、前記耕耘爪34aの回転軌跡がセンター
ケース19下方で交叉する方向に傾斜角を有して、ボル
トで固定されている。
【0022】更に、ホルダ39の先端内側にはベアリン
グ41を介して第2のロータリ軸32が回転自在に支持
され、かつ該第2のロータリ軸32内側にベアリング4
2を介して第1のロータリ軸31が回転自在に支持され
ている。
【0023】前記逆転機構30は、3個のベベルギヤ4
5,46,47を有しており、中央側のギヤ(第1のサ
イドギヤ45)は前記スプロケット35と共に第1のロ
ータリ軸31にスプライン嵌合している。左右外側のギ
ヤ(第2のサイドギヤ46,47)第1のロータリ軸3
1に対して前記ホルダ39と同じ傾斜角を有して回転自
在に支持されており、かつそのボス部39aが外方に延
びて第2のロータリ軸32にスプライン係合している。
【0024】なお、第2のロータリ軸32のフランジ部
32aの内外にオイルシール保持用のボス32b及び3
2cが設けられ、内側のボス32bと前記ホルダ39の
先端外径の間には同心のオイルシール48が設けられ、
外側のボス32cと第1のロータリ軸31のオイルシー
ル保持金具49の外径との間には可撓性のブーツ50が
設けられている。
【0025】更に、前記両サイドギヤ45,47の間に
あって両ギヤと噛合しているセンターギヤ46は,セン
ターピン51を中心に回動自在(自転)となってサイド
ギヤ45からの動力をサイドギヤ47に伝達すると共
に,ロータリ軸31を中心に回動自在(公転)となって
いる。
【0026】次に本実施の形態例の作用について説明す
る。
【0027】上記構造に基づき、耕耘機1の操作レバー
13により適正前進速度を選択し、走行車輪2で前進し
ながら、エンジン5の動力をトランスミッション7の作
業機伝動系に伝達し、センターケース19下部に設置さ
れた第1及び第2のロータリ軸31,32を駆動する。
【0028】その際、センターケース19下部には左右
1対の逆転機構30,30を有しているので第1ロータ
リ軸31と第2のロータリ軸31,32とは正逆回転を
し、かつ、第2のロータリ軸32に固定された前記耕耘
爪34aの回転軌跡がセンターケース19下方で交叉す
る方向に傾斜角を有しているので、固い圃場の耕耘作業
でも、耕耘機1はダッシングを起こす虞がなく、かつ、
センターケース19下方の残耕も除去できる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、伝動ケースの下部に、それぞ
れ耕耘爪を有する第1のロータリ軸及び第2のロータリ
軸を同軸状に配置し、前記伝動ケース内の回転伝達手段
の回転を、逆転機構を介して前記第1のロータリ軸及び
前記第2のロータリ軸に伝達してなる、ロータリ耕耘装
置において、前記逆転機構を、前記回転伝達手段に連動
すると共に前記第1のロータリ軸に連結されている第1
のサイドギヤと、前記第2のロータリ軸に連結されてい
る第2のサイドギヤと、これら両サイドギヤに噛合する
センターギヤと、を有し、前記第2のサイドギヤを前記
第1のロータリ軸に対して傾斜させて配設することによ
り、水平軸を中心に回転する前記第1のロータリ軸に対
し、前記第2のロータリ軸を傾斜軸を中心に回転するよ
うに構成したので、固い圃場の耕耘作業でも、耕耘機は
ダッシングを起こす虞がなく、かつ、センターケース下
方の残耕も除去できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された耕耘機の側面図である。
【図2】そのロータリ耕耘装置の要部を示す正面断面図
である。
【符号の説明】
1 耕耘機 2 走行車輪 16 ロータリ耕耘装置 19 ロータリチェーンケース(センターケー
ス) 30 逆転機構 31,31a 第1のロータリ軸(延長軸) 32 第2のロータリ軸 45 サイドギヤ 46 センターギヤ 47 サイドギヤ 48 オイルシール 50 ブーツ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動ケースの下部に、それぞれ耕耘爪を
    有する第1のロータリ軸及び第2のロータリ軸を同軸状
    に配置し、前記伝動ケース内の回転伝達手段の回転を、
    逆転機構を介して前記第1のロータリ軸及び前記第2の
    ロータリ軸に伝達してなる、ロータリ耕耘装置におい
    て、 前記逆転機構を、前記回転伝達手段に連動すると共に前
    記第1のロータリ軸に連結されている第1のサイドギヤ
    と、前記第2のロータリ軸に連結されている第2のサイ
    ドギヤと、これら両サイドギヤに噛合するセンターギヤ
    と、を有し、 前記第2のサイドギヤを前記第1のロータリ軸に対して
    傾斜させて配設することにより、水平軸を中心に回転す
    る前記第1のロータリ軸に対し、前記第2のロータリ軸
    を傾斜軸を中心に回転するように構成したことを特徴と
    する、 ロータリ耕耘機の伝動装置。
JP5353497A 1997-03-07 1997-03-07 ロータリ耕耘機の伝動装置 Pending JPH10248301A (ja)

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JP5353497A JPH10248301A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 ロータリ耕耘機の伝動装置

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JP (1) JPH10248301A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103340048A (zh) * 2013-06-23 2013-10-09 费县华源农业装备工贸有限公司 一种开沟埋藤机
CN105230153A (zh) * 2015-11-02 2016-01-13 江苏新岛机械有限公司 一种键槽与行星圆柱销偏角旋转传动机构
CN105684576A (zh) * 2016-03-31 2016-06-22 江苏新岛机械有限公司 一种中间传动的深旋耕装置
CN107182303A (zh) * 2017-06-06 2017-09-22 江苏新岛机械有限公司 一种实现旋耕机斜刀盘传动的装置

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