JPH108425A - トンネル内における視線誘導システム - Google Patents

トンネル内における視線誘導システム

Info

Publication number
JPH108425A
JPH108425A JP8161244A JP16124496A JPH108425A JP H108425 A JPH108425 A JP H108425A JP 8161244 A JP8161244 A JP 8161244A JP 16124496 A JP16124496 A JP 16124496A JP H108425 A JPH108425 A JP H108425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
tunnel
reflector
ultraviolet
irradiated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8161244A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhito Inagaki
勝仁 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP8161244A priority Critical patent/JPH108425A/ja
Publication of JPH108425A publication Critical patent/JPH108425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッドライトの届かない先の方までをもドライ
バーに視認させて視線誘導を行うことにより安全走行を
促すようになされたトンネル内における視線誘導システ
ムを提供する。 【解決手段】トンネル1内の走行路2に沿って、紫外線
を照射すると発光すると共に可視光を照射するとその光
を再帰反射する反射体4と、その反射体4に紫外線を照
射する紫外線照射装置6とを配設する。ヘッドライト等
の可視光が照射されているところの反射体4のみなら
ず、ヘッドライト等の光が届いていないところの反射体
4も紫外線により明るく輝くため、ヘッドライトの届か
ない先の方までをもドライバーに視認させて視線誘導を
行い、効果的に安全走行を促すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル内の車両
に対して安全走行を促すためのトンネル内における視線
誘導システムに関するものであり
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル内の車両に対して安全走
行を促すために、ナトリウム灯を点灯させてトンネル内
を明るくしたり、内装板をトンネルの壁面に取付けたり
することにより、視環境を改善したり、また対面通行の
トンネルにおいては上下車線を分離するポールコーン等
をセンターライン上に設置したり等している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナトリ
ウム灯を点灯させることによりトンネル内は明るくなる
が、トンネル内は排気ガス等でくもって視界が悪くなっ
ている上に、コスト等の問題から設置するナトリウム灯
の数量に限りがあるため、依然としてトンネル内はトン
ネルの外と比べると暗く、走行する先の方までも十分に
視認することができない。
【0004】またトンネルの壁面に取付けられた内装板
は、ナトリウム灯やヘッドライト等の照明を反射するこ
とにより、明るく輝いて視環境を改善させるものである
ところ、この内装板が排気ガスにより汚染された場合
や、トンネル内が暗かったり、ヘッドライトの光が届か
ない先の方では、十分その機能が発揮されない。
【0005】さらに対面通行のトンネルにおいて、上下
車線を分離するために設置されるポールコーン等は、そ
の側面に通常は再帰性反射シートが貼着され、ヘッドラ
イトの光を再帰反射させることにより視線誘導を行うも
のであり、従ってヘッドライトが届いている範囲内のポ
ールコーン等しか認識することができず、ヘッドライト
の届かない先の方までをもドライバーに視認させて視線
誘導を行うものではない。
【0006】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
ヘッドライトの届かない先の方までをもドライバーに視
認させて視線誘導を行うことにより安全走行を促すよう
になされたトンネル内における視線誘導システムを提供
せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係るトンネル内における視線誘導システムは、ト
ンネル内の走行路に沿って、紫外線を照射すると発光す
ると共に可視光を照射するとその光を再帰反射する反射
体と、その反射体に紫外線を照射する紫外線照射装置と
が配設されたことを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、トンネル内の走行路に沿
って、紫外線を照射すると発光すると共に可視光を照射
するとその光を再帰反射する反射体を配設し、その反射
体に紫外線を照射しているので、車両のヘッドライト等
の可視光が照射されるところに位置している反射体はそ
のヘッドライト等の光を再帰反射して明るく輝き、また
ヘッドライト等の光が届かないところに位置している反
射体は照射されている紫外線により発光して明るく輝
く。従ってヘッドライト等の光が照射されているところ
の反射体のみならず、ヘッドライト等の光が届いていな
いところの反射体も明るく輝くため、ヘッドライトの届
かない先の方までをもドライバーに視認させて視線誘導
を行い、効果的に安全走行を促すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。まず図1は本発明
の実施の一形態を示す斜視図である。
【0010】図1は対面通行のトンネルに本発明が適用
された場合を示し、トンネル1内の走行路2に沿って、
上下車線の中央に図2の如きポールコーン3が適宜間隔
をおいて配設され、その側面には反射体4が貼着されて
いる。反射体4は、紫外線を照射すると発光すると共に
ヘッドライト等の可視光を照射するとその光を再帰反射
するようになされたものであり、例えばポリエチレンテ
レフタレート、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネー
ト等の適宜合成樹脂からなるシート状物や板状物を基材
にして、多数のガラスビーズ等の再帰性反射材を埋設し
たり、透光性を有する前記の如きシート状物や板状物の
裏面等に多数のプリズム面を形成する等して再帰反射性
を具備させると共に、紫外線を照射すると発光するよう
に、この表面に例えば高温焼成したカルシウム、バリウ
ム、亜鉛などの無機酸化物等の如く、受けた紫外線のエ
ネルギーを吸収して蛍光を発するような蛍光物質で発光
層を形成したものである。前記紫外線による発光は、紫
外線を照射しないときの色と同じ色で発光するようにな
されていてもよいし、異なる色で発光するようになされ
ていてもよい。
【0011】トンネルの両側壁上方には、ナトリウム灯
5とブラックライトランプからなる紫外線照射装置6が
交互に配設されている。ナトリウム灯5は従来の如くト
ンネル1内の照明を行うためのものであり、紫外線照射
装置6は前記反射体4に紫外線を照射して発光させるた
めのものである。この紫外線照射装置6は本形態の如く
ブラックライトランプを用いるのが好ましく、ブラック
ライトランプによれば強い紫外線を多く放出させること
ができ、明るく反射体4を発光させることができる。こ
のブラックライトランプとしては、高圧水銀型ブラック
ライトランプや蛍光灯型ブラックライトランプ等があ
る。なおブラックライトランプとしては、特に波長36
0nm前後の紫外線を放射するものが特に好ましい。
【0012】また本形態の如く、ナトリウム灯5とブラ
ックライトランプからなる紫外線照射装置6とを交互に
配設しているのは、トンネル1内に新たに配線する等し
て紫外線照射装置6を設置するのではなく、既にトンネ
ル1内に設置されているナトリウム灯5は通常、全部点
灯しておらず間引いて点灯されているため、間引いてい
るところを紫外線照射装置6に変えることにより、容易
に紫外線照射装置6を配設することができ、このように
すれば景観的にもコスト的にも安価になるためである。
【0013】次に図3に示された形態について説明す
る。上記の如く図1に示された形態は、側面に反射体4
が貼着されたポールコーン3が走行路2に沿って配設さ
れ、このポールコーン3の反射体4の紫外線による発光
とヘッドライト等の可視光による再帰反射光により視線
誘導されて安全走行が促されるのに対して、図3に示さ
れた形態は、トンネル1の側壁に矢印型のシート状物や
板状物からなる上記の如き紫外線を照射すると発光する
と共に可視光を照射するとその光を再帰反射する反射体
4を走行路2に沿って貼着したものであり、またトンネ
ル1の両側壁上方には、図1と同様にナトリウム灯5と
ブラックライトランプからなる紫外線照射装置6が交互
に配設され、その紫外線照射装置6はそれぞれ相対向す
る側の反射体4に紫外線を照射し発光させるようになさ
れている。ドライバーは走行路2に沿って貼着されたこ
の矢印型の反射体4の紫外線による発光とヘッドライト
等の可視光による再帰反射光により視線誘導されて安全
走行が促される。
【0014】さらに図4に示された形態について説明す
る。上記の如く図3に示された形態は、トンネル1の側
壁に矢印型の反射体4が貼着されているのに対して、図
4に示された形態は、トンネル1の側壁に反射体4が線
状に貼着されている点が異なるのみである。ドライバー
は走行路2に沿って貼着されたこの線状の反射体4の紫
外線による発光とヘッドライト等の可視光による再帰反
射光により視線誘導されて安全走行が促される。
【0015】さらに図5に示された形態について説明す
る。図5に示された形態は上記図1〜4の形態と異な
り、走行路2の区画線を示す路面標示として反射体4が
用いられた場合であり、この反射体4は例えばガラスビ
ーズ等の再帰性反射材が混入された通常の路面標示材
に、紫外線のエネルギーを吸収して蛍光を発するような
蛍光物質を混入させたものを路面に塗布や貼着すること
により形成される。ドライバーはこの反射体4からなる
路面標示の紫外線による発光とヘッドライト等の可視光
による再帰反射光により視線誘導されて安全走行が促さ
れる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、トンネル内の走行路に
沿って、紫外線を照射すると発光すると共に可視光を照
射するとその光を再帰反射する反射体を配設し、その反
射体に紫外線を照射しているので、車両のヘッドライト
等の可視光が照射されるところに位置している反射体は
そのヘッドライト等の光を再帰反射して明るく輝き、ま
たヘッドライト等の光が届かないところに位置している
反射体は照射されている紫外線により発光して明るく輝
く。従ってヘッドライト等の光が照射されているところ
の反射体のみならず、ヘッドライト等の光が届いていな
いところの反射体も明るく輝くため、ヘッドライトの届
かない先の方までをもドライバーに視認させて視線誘導
を行い、効果的に安全走行を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】図1に用いられたポールコーンの拡大斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 トンネル 2 走行路 3 ポールコーン 4 反射体 5 ナトリウム灯 6 紫外線照射装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内の走行路に沿って、紫外線を
    照射すると発光すると共に可視光を照射するとその光を
    再帰反射する反射体と、その反射体に紫外線を照射する
    紫外線照射装置とが配設されたことを特徴とするトンネ
    ル内における視線誘導システム。
  2. 【請求項2】 前記紫外線照射装置がブラックライトラ
    ンプからなるる請求項1記載のトンネル内における視線
    誘導システム。
JP8161244A 1996-06-21 1996-06-21 トンネル内における視線誘導システム Pending JPH108425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161244A JPH108425A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 トンネル内における視線誘導システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8161244A JPH108425A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 トンネル内における視線誘導システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH108425A true JPH108425A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15731396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8161244A Pending JPH108425A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 トンネル内における視線誘導システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH108425A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4687989A (en) * 1984-11-01 1987-08-18 Thomson Components-Mostek Corp. CMOS powerless rom code mask option select
JP2005052824A (ja) * 2003-07-22 2005-03-03 Shikuson:Kk 発光型標示塗膜及びその形成方法
JP2014009467A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Sekisui Jushi Co Ltd 減速誘導標示システム
JP2015101892A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 積水樹脂株式会社 視線誘導装置
CN105019372A (zh) * 2015-07-24 2015-11-04 长安大学 一种隧道出入口视觉坐标系参照柱及参照系统
CN107387113A (zh) * 2017-08-30 2017-11-24 武汉理工大学 一种低等级公路隧道弯道诱导系统的设计方法
CN107513952A (zh) * 2017-07-27 2017-12-26 杭州胜为科技有限公司 一种高速公路隧道光电式诱导系统设置方法
CN108533282A (zh) * 2018-04-03 2018-09-14 武汉理工大学 一种低等级公路隧道入口节能诱导系统
CN110863452A (zh) * 2019-11-25 2020-03-06 武汉理工大学 一种城市快速路上跨人行天桥视线诱导系统
KR102634760B1 (ko) * 2023-03-10 2024-02-13 (주)성원티피에스 나선형 주차장 진입로의 충돌 방지를 위한 유도 표시 장치

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4687989A (en) * 1984-11-01 1987-08-18 Thomson Components-Mostek Corp. CMOS powerless rom code mask option select
JP2005052824A (ja) * 2003-07-22 2005-03-03 Shikuson:Kk 発光型標示塗膜及びその形成方法
JP2014009467A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Sekisui Jushi Co Ltd 減速誘導標示システム
JP2015101892A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 積水樹脂株式会社 視線誘導装置
CN105019372A (zh) * 2015-07-24 2015-11-04 长安大学 一种隧道出入口视觉坐标系参照柱及参照系统
CN107513952A (zh) * 2017-07-27 2017-12-26 杭州胜为科技有限公司 一种高速公路隧道光电式诱导系统设置方法
CN107387113A (zh) * 2017-08-30 2017-11-24 武汉理工大学 一种低等级公路隧道弯道诱导系统的设计方法
CN107387113B (zh) * 2017-08-30 2019-09-10 武汉理工大学 一种低等级公路隧道弯道诱导系统的设计方法
CN108533282A (zh) * 2018-04-03 2018-09-14 武汉理工大学 一种低等级公路隧道入口节能诱导系统
CN110863452A (zh) * 2019-11-25 2020-03-06 武汉理工大学 一种城市快速路上跨人行天桥视线诱导系统
CN110863452B (zh) * 2019-11-25 2021-05-18 武汉理工大学 一种城市快速路上跨人行天桥视线诱导系统
KR102634760B1 (ko) * 2023-03-10 2024-02-13 (주)성원티피에스 나선형 주차장 진입로의 충돌 방지를 위한 유도 표시 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3243466B2 (ja) 照明装置
ES2539033T3 (es) Dispositivo de ventanilla con iluminación para un vehículo automóvil
KR20130044341A (ko) 자동차용 신호등
KR100694289B1 (ko) 횡단보도의 발광장치
JPH108425A (ja) トンネル内における視線誘導システム
ES2206993T3 (es) Dispositivo mejorado de representacion visual para vehiculos automoviles.
JP2013112942A (ja) 自発光式交通標識板
CN108386815A (zh) 一种汽车尾灯及具有该汽车尾灯的车辆
JP2006251155A (ja) 表示装置
JP2000290940A (ja) 路面標示システム
JPH1143908A (ja) 視線誘導灯
JP2005344344A (ja) 視線誘導表示付照明器具
JP2005056689A (ja) 遮音壁用照明装置
JP2005075316A (ja) 照明装置
JP3586518B2 (ja) トンネル内の視線誘導システム
JP2006293645A (ja) 信号機
JPH04371678A (ja) 車止め
JP2003043957A (ja) Ledを用いた標識表示装置
JP2005035521A (ja) ドアミラー
KR100364373B1 (ko) 재귀반사와 앵글반사를 동시에 일으키는 프리즘 필름
JP2015021269A (ja) 光反射鏡型照明装置
KR102390139B1 (ko) 속도제한 표지판
JP2006091466A (ja) 表示装置
JP2000265699A (ja) 駐車表示装置
JPH03151406A (ja) 光応答型信号装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224