JP2000290940A - 路面標示システム - Google Patents

路面標示システム

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JP2000290940A JP11104265A JP10426599A JP2000290940A JP 2000290940 A JP2000290940 A JP 2000290940A JP 11104265 A JP11104265 A JP 11104265A JP 10426599 A JP10426599 A JP 10426599A JP 2000290940 A JP2000290940 A JP 2000290940A
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治 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】夜間横断歩道を通行する人や車からの視認性を
高めるための、効率的な照明システムを提供する。 【解決手段】蛍光顔料を含む路面標示材で構成する横断
歩道などに、車や人などが接近したときに感知するセン
サーの信号を受けて、紫外線ランプをタイムリーに且つ
所要時間点灯させることによって、車や人に対して高い
視認性を与えるシステムを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横断歩道などに蛍
光顔料配合路面標示材を施設し、車や人の接近を感知し
て紫外線ランプを照射させ、蛍光発光させる路面標示シ
ステムに関する
【0002】
【従来の技術】従来は、路面標示材で施設した横断歩道
や停止線を、夜間諸車のライトや道路照明灯で照射する
ことによって横断歩道の場所を認識し、同時に歩行者の
存在を確認している。路面標示材料はガラスビーズを混
入或いは表面散布しているので、夜間車両のヘッドライ
トを受光することによってガラスビーズの再帰反射が得
られ、ドライバーに横断歩道を認識させて注意喚起して
いる。また、横断歩道に近接して建植された道路照明灯
によって周辺環境を明るくし、横断歩道や歩行者の存在
を明確にしている。更に横断歩道の設置場所が遠方から
でも判るようにするため、反射式、内部照明式、自照式
機能をもった案内標識が提案されている。
【0003】蛍光顔料或いは蓄光顔料を配合した標示材
料に、紫外線ランプを照射して標示材を発光させるその
技術は、特開平10−46529および特開平10−2
27009に報じられているが、紫外線ランプが常時点
灯された状態、もしくは横断歩道の信号機に連動させ
て、青になった時点から点滅、消灯までの操作を紫外線
ランプに同調させることで、路面標示材を発光させ、同
時に横断歩行者の白系衣服を発光させようとしている。
しかしながら常時点灯している状態や、信号機と連動さ
せて紫外線ランプが点滅する状態では、車や歩行者の通
行の有無に拘わらず作動させている。また、交通事故の
多い横断歩道はむしろ信号機が無く、従って紫外線ラン
プは点灯状態になされている。いづれにしても、横断歩
道を利用しない時に紫外線が照射されているために、環
境に対する光害や節電に対し問題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】夜間のドライバーから
の視認性は、前述したようにガラスビーズの再帰反射に
依るところが大きいが、路面標示材が車や歩行者の通行
によって次第に摩耗していき、ガラスビーズが逸脱して
くると、ドライバーからの視認性が次第に悪くなってし
まう。特に雨天時には標示材の表面に水膜が出来る為
に、物理的に車のライトが再帰反射しなくなってしま
う。また、対向車のライトを受けると、水膜面で全反射
して対面方向にはね返り、それによって標示材の確認は
より困難になってしまう。 その為に夜間雨天時には横
断歩道の認識が困難となって交通事故発生の原因となっ
ている。
【0005】更に、横断歩道の設置場所を示す横断歩道
標識板は、反射シートを粘接着させた反射式標識板が一
般的で、行灯式の内部照明式標識板、LEDを板に配置
した自発光式標識板などがあるが、反射式は車のライト
が下向きの場合には横断歩道上部に設置された標識板に
光が届かず、視認できないことが多い。また、内照式標
識板、自発光式標識板は遠方からでも位置の確認が出来
るが、耐久性、メンテナンス、維持費に問題がある。
【0006】蛍光顔料或いは蓄光顔料を配合した路面標
示材に、紫外線ランプを連続的或いは信号に連動させて
間欠的に照射することによって、路面標示材を発光させ
る先行技術は、車や歩行者の通行如何に拘わらず紫外線
を常時照射するか、もしくは信号機の点滅に順応して間
欠的に紫外線を照射するようになされている。従って、
必要としないときにも紫外線が照射されているので、環
境に対する光害や電力の無駄遣い、ランプの耐久性等に
問題が残されている。
【0007】そこで本発明者は上記の問題を解決し、横
断歩道や一時停止線に蛍光顔料配合の路面標示材を施設
し、車や歩行者が横断歩道に接近したときに、車や歩行
者のセンサーがその存在を感知して、横断歩道面に紫外
線を所要時間照射するシステムを通して、横断歩道に向
かって走行するドライバーに対しては、路面標示材の蛍
光発光状態を認識させて安全運転を促し、同時に横断歩
行者に対しては、路面標示材の発光によって足下を明る
くして歩きやすくし、且つ車の接近に注意喚起させんと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成内容としている。すなわち
この発明にかかる路面標示システムは、蛍光顔料配合の
路面標示材で施設した横断歩道や一時停止線と、車や歩
行者或いは自転車などが横断歩道に接近したときに感知
するセンサーと、道路側縁に立設したオーバーハング型
支持体に固定された紫外線ランプと、センサーにて感知
した信号を受信して、紫外線ランプを所要時間横断歩道
面全体に照射させる制御部とからなり、センサー感知、
紫外線ランプ点灯、消灯の一連操作を自動的に繰り返す
ことによって、横断歩道を利用する車や歩行者が路面標
示材の蛍光発光作用を受けて安全走行、安全横断を実現
させようとするものである。
【0009】本発明によれば、予め横断歩道や一時停止
線に蛍光顔料配合の路面標示材料を施工し、紫外線ラン
プの波長300nm〜450nmの範囲で光触媒の働き
による蛍光発光効果が得られる環境を作っておく。ま
た、該路面標示材は夜間視認性を目的としたガラスビー
ズが混入、散布されている。
【0010】また、紫外線ランプの紫外光は、横断歩道
全面を覆い且つ車や歩行者の通行に支障を来さず、それ
らの影を作りにくい位置で設置されており、照明灯の高
位置例えば地上4.5m以上で設置されている。よっ
て、紫外線ランプはオーバーハング型支持体を介して設
置することが望ましく、道路幅員が広い場所では道路を
またぐ支持体か或いは道路両側縁に分離独立した支柱に
設置することも考慮されている。
【0011】一般蛍光ランプは300nm〜750nm
の波長で可視光線領域にあって、僅かに紫外線を放つ
が、紫外線ランプは近紫外線の波長315nm〜400
nm領域に絞り、その光触媒作用によって紫外光を可視
光に変換することで蛍光顔料配合物が蛍光色を放つ。ブ
ラックライトは紫外線ランプのうち特に可視光線を遮断
したランプであるために、周辺を明るくすることなく標
示材と歩行者の白い衣服を蛍光発光させるので、高い視
認性が得られ、本発明に供するものである。
【0012】該紫外線ランプは常時点灯照射させるので
はなく、車や横断歩行者が横断歩道にさしかかったとき
にのみ点灯させて、効率的な視認性を提供しようとする
ものである。なぜならば、車が横断歩道にさしかかり、
車のセンサーが未だ感知しない時点で路面標示材が発光
していれば、横断歩行者が付近にいることを察知出来、
横断歩行者が歩行者用センサーに感知ない状態で路面標
示材が発光していれば、車が接近していることを察知出
来る。このように、横断歩道を利用するときにのみ路面
標示材を発光させる状態にすることによって、ドライバ
ーにとってより注意力が高まり、横断歩道上での交通事
故を未然に防止することが出来るのである。
【0013】一方、紫外光の照射時間帯は、車用センサ
ーに於いては車を感知して後、車が横断歩道を通過する
に十分な時間を設定して、タイマーでコントロールさせ
るようになされ、歩行者用センサーに於いてはセンサー
が感知する領域を横断歩道全域としておき、センサーが
歩行者を感知し続ける限り作動させるようになされてい
る。このように、横断歩道を利用する時間帯のみ有効に
紫外線が照射され、センサーに感知しない時間帯は紫外
線が消灯して待機状態に保たれている。尚、昼間は自動
消灯させるために点灯開始装置(CDS装置)が中継さ
れている。
【0014】このように、紫外線ランプとセンサーとが
連動されて機能的に点滅させるために、取り付けが容易
で維持管理しやすい構造が求められ、紫外線ランプと点
灯開始装置、および制御部とがまとめられてユニット化
がなされている。これによって支持体への設置を容易に
し且つすっきりして美観を損なわない。
【0015】横断歩道には遠方からでも横断歩道の所在
が認識出来るように、横断歩道標識板が設置されいる。
反射型標識板が一般的ではあるが、本発明は内照式標識
体をオーバーハング型支持体に取り付け、その標識体に
該ユニット化した紫外線ランプ一式を内臓させている。
その結果、標識効果と相まって紫外線光照射による発光
機能を具備することが出来るのである。更に、紫外線ラ
ンプに変えてブラックライトを設置することによって、
夜間の環境を明るくせずして路面標示材と歩行者の白系
衣服のみを鮮明に発光させるので、大きな視認効果を与
えるものである。
【0016】車のセンサー設置位置設定は、車が横断歩
道に到達する迄の間、横断歩道上での歩行者の存在を察
知して減速、停止できる距離を考慮し、且つ使用するセ
ンサーの特性によって設置場所を決めて、道路側縁に立
設された支柱に固定されている。一方、歩行者用センサ
ーは横断歩道付近の歩道領域を網羅できる範囲で、支持
体を介してセンサーが設置されている。各センサーで受
信した信号は有線もしくは無線にて紫外線ランプの制御
部に伝達するよう提案されている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照し、具体的に説明する。図1は本発明の実
施の一形態を示す斜視図であり、図2はその動作を示す
ブロック図である。
【0018】図面において、横断歩道に蛍光顔料配合物
の路面標示材1を施設し、車道側縁にオーバーハング型
支持体2を立設し、その支持体に中空行灯型の横断歩道
標識体3が取付けられ、該標識体3には光透過性の横断
歩道標識板が貼られており、その内面を照射する内照灯
31と、横断歩道全面を照射できる紫外線ランプ32
と、それらが夜間になると自動点灯する点灯開始装置3
3と、センサーからの信号受信によって紫外線ランプを
点滅させる制御部34とが内蔵され、お互いに連設され
ている。
【0019】該オーバーハング型支持体2もしくは別に
独立して立設した支柱4には歩行者用感知センサー5が
固定され、別途車両用感知センサー6が支柱4の上部に
固定されて、各々のセンサー5.6と紫外線ランプ制御
部34とが有線又は無線でつながれている。センサー
5.6で感知した信号は紫外線ランプ制御部34に伝わ
り、所要時間紫外線ランプ32が点灯されて、横断歩道
や一時停止線がその間発光し、同時に歩行者の白系衣服
をも蛍光色を発光させるシステムが提案されている。
【0020】前記路面標示材1は蛍光顔料を配合した塗
料または構造体で、夜間紫外線を照射することによっ
て、近紫外線部の波長315〜450nmが可視光線に
置き換わって蛍光発光し、遠方での高い視認性を得よう
とするものである。紫外線ランプのうち特に可視光線を
遮断したブラックライトを使用すると、周辺環境を明る
くすることなく、路面標示材または漂白剤で処理された
白色衣料を蛍光発光させるので、遠方からでも一段と視
認させることが出来る。
【0021】また、路面標示材1には一般的に表面にガ
ラスビーズを散布、混入されており、夜間遠方からのラ
イト照射によって再帰反射し、横断歩道や一時停止線を
視認することができるが、紫外光が照射された該路面標
示材は再帰反射光に紫外線光が反映されないものの、乱
反射光が一部混じるので僅かではあるが受光量が高ま
る。また、雨天時には横断歩道面が水膜で覆われるため
に、車のライト光が水膜で反射されて車からの視認性が
著しく低下してしまう。特に対向車からのライトが水面
で全反射するためにより確認が困難になってしまうが、
紫外光の作用で標示材が自発光するために、少なからず
視認性が改善される。このような水膜による減退効果を
避ける技術として路面標示材1の表面に突起物を加工
し、水膜から突出させることによって直接受光、反射さ
せて視認性を得る方法が取られている。(特開平3−2
62810)しかしこの方法は紫外光による蛍光発光効
果は得られるものの、横断歩道において歩行者が躓く怖
れがあることから実用化されておらず、外側線や追い越
し禁止線などに限定して適用されている。
【0022】横断歩道上の蛍光色を車によりよく視認さ
せるための一例として、標示材表面にガラスビーズと混
合して磁器砕石や珪砂などの白色多角面体の粒状物を散
布することによって、紫外線の励起で放った蛍光色が粒
状物で乱反射し、遠方からでも視認できるようになる。
また、路面標示材が塗料系配合物とは別に、蛍光顔料を
含む樹脂成型品或いは窯業系材料による成形体でもよ
く、路面に敷設して横断歩道を形成すれば紫外線ランプ
の照射によって同じ効果が得られる。
【0023】一方、紫外線ランブ32は車道側縁に立設
したオーバーハング支持体の尖端に固定されているが、
内照式横断歩道標識板が横断歩道の位置を明示するもの
として遠方から確認でき、また収納スペースが確保でき
ることを生かし、オーバーハング型支持体に設置した該
標識体に、その標識体の箱体底面の開口部に紫外線ラン
プを複数個固定し、その紫外線光の照射範囲が横断歩道
全域を覆う角度に設定しておき、紫外線ランプの点滅を
制御部で行うようにしておく。また、点灯開始装置(C
DS装置)33が標識体3に内臓されていて、内照式照
明灯と紫外線ランプの双方に接続され、夜間のみ点灯さ
せるよう配慮されている。 このように、標識体3にま
とめて収納することによってユニット化、簡素化が図
れ、施設の設置やメンテナンスを容易にし、且つ故障し
にくくしている。更に、特開平10−60831にみる
ように、該標識板に横断歩道用道路照明灯を内蔵させる
ことによって、ダウンライトとして横断歩行者に明るさ
を与える機能が付加されてよい。
【0024】ここに紫外線ランブが通電して即座に正規
の光量が得られないタイプに於いては、紫外線ランプの
前面に紫外光遮蔽装置を設ける必要があり、紫外線ラン
プを常時点灯した状態を保ちつつ、ランプの光が放つ開
口部に機械的或いは電気的に光を遮蔽する遮蔽装置を設
ける工夫がなされている。具体的には紫外線ランプの照
射面に遮蔽蓋を装着し、センサーの信号を受けて光の透
過と遮蔽をさせている。また通電することで不透過膜に
する素材を使用してもよいし、鏡による光照射角度を変
換して遮蔽させてもよい。また、周辺の光害を避けるた
めにも、不必要な時には遮断しておく配慮がなされてい
る。必要なときにのみ点灯して路面標示材に紫外線を当
て蛍光発色させることで、ドライバーは従来以上に横断
歩行者を注意深く察知し、また横断歩行者は標示材の発
光で車の接近を知ることが出来るのである。
【0025】人や車が横断歩道に接近したときにセンサ
ーが感知し、紫外線ランプを照射させる時間的制御にお
いて、歩行者の感知するセンサー5では歩行者が横断歩
道域に存続する限り紫外線を出し続け、路面標示材を発
光させることが重要であり、一方車の感知センサー6は
車が横断歩道に到達する迄の間に、横断歩道上で歩行者
の存在を察知して減速、停止できる距離を考慮して設置
されている為、センサーが車を感知して以降、横断歩道
を通過するに十分な時間を設定し、タイマーを介して紫
外線照射時間を制御している。なぜならば歩行者の車に
対する安全を配慮した該システムであるので、歩行者が
横断歩道にいる限り歩行者を保護する発光状態を保つこ
とが重要で、車が横断歩道を通過する時間が必要以上長
く、タイマーが切れて蛍光色を失っても通行上何ら支障
を来さないからである。
【0026】係るセンサーで使用される種類は、歩行者
用センサーでは測定範囲の温度変化を感知させる温度セ
ンサーを、車センサーに於いては車のヘッドライトなど
の光の変化を感知するセンサーまたは車の速度を感受す
る音波センサーが提案されている。
【0027】本路面標示システムの動作についてまとめ
ると次の通りである。 (1) 昼間はシステムがOFFになっている。 (2) 夕刻になると点灯開始装置が働きシステムがO
Nになる。 (3) 歩行者及び車の各センサーが待機状態になる。 (4) 歩行者又は車両が横断歩道に接近する (5) センサーが感知して紫外線ランプ制御部で紫外
線ランプを所要時間点灯させ、その後消灯する。 (6) (3)〜(5)を繰り返す。 (7) 夜明けに点灯開始装置が働きシステムがOFF
になる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、蛍光顔料を含む路面標
示材で施設した横断歩道や停止線が、道路側縁に立設し
た支持体に固定してある紫外線ランプの照射によって蛍
光発光させるが、人や車がその横断歩道に接近してくる
状態を道路側縁に設置した複数個の歩行者用または車両
用センサーによって感知させ、その信号を紫外線ランプ
制御部が受けて、紫外線を所要時間点灯させてのち消灯
させる一連操作がシステム化されている。
【0029】紫外線が照射されている間は路面標示材が
蛍光発光して輝くので、ドライバーに対しては遠方から
でも横断歩道の位置確認と横断歩行者の通行が容易に視
認出来、一方歩行者においては、横断歩道の路面標示材
がより鮮明に見えるので歩きやすく、また車の接近に対
しても白い衣服などが蛍光色を放つために大きな存在効
果を与え、結果的に安全な横断が確保出来るのである。
特に雨天時にはドライバーにとって横断歩道の路面標示
材が見にくくなるが、標示材自体が蛍光発光するので視
認できるようになる。また、紫外線ランブのうち可視光
線を遮断したブラックライトを使用すると、周囲の暗い
環境の中で路面標示材と歩行者の衣服が蛍光色を浮き出
させ、遠方からでもより鮮明に見えるようになる。ま
た、紫外線ランプを常時点灯方式にせず、必要時に点灯
させるこのシステムは、人や車の接近によって標示材が
発光する現象を捉えて、ドライバーに対して横断歩行者
を注意深く察知させようとし、また横断歩行者には標示
材の発光で車の接近を知らせることが出来るようにして
いる。つまり、横断歩道を利用するときにのみ点灯させ
るようにしている為である。また、紫外線ランプ照射を
必要時にのみ照射させないので、周辺住民や自然に対し
て光害を避けるとともに節電対策にもなっている。
【0030】紫外線ランプと紫外線光を制御する設備及
び点灯開始装置とはユニット化して一体となっているの
で、コンパクトで且つ設置や維持管理が容易となり、そ
れによって故障しにくくしている。オーバーハング型支
持体に内照式横断歩道標識体を懸架し、該標識体の中に
該ユニットを内蔵することによって、標識機能に加え路
面標示材の視認機能が具備されるのである。また、夜間
になると点灯開始装置が働き、自動的にシステムが開始
されて、センサーの信号受信、紫外線照射、停止が繰り
返される結果、夜間の横断歩道での歩行者の安全を確保
し、併せてドライバーの安全走行が確保できるのであ
る。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】 図1の動作を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 横断歩道 路面標示材 2 オーバーハング型 支持体 3 横断歩道標識体 31 内照式照明灯 32 紫外線ランプ 33 点灯開始装置 34 紫外線ランプ制御部 4 支柱 5 歩行者用センサー 6 車両用センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D064 AA01 AA11 AA22 BA11 EB01 EB15 EB26 EB31 FA01 FA03 JA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも蛍光顔料を含む路面標示材で
    施設した横断歩道や一時停止線と、該横断歩道や一時停
    止線に隣接して道路側縁に立設し、オーバーハング型支
    持体の天端に路面に向けて取り付けた紫外線ランプと、
    該支持体もしくは別に立設した支柱に固定して横断歩道
    に接近する車や人を感知させるセンサーと、その信号を
    受けて紫外線ランプを所要時間点滅させる制御部とを有
    し、夜間横断歩道を利用する車や歩行者などをセンサー
    で感知させ、一時的に紫外線を照射して路面標示材を発
    光させることを特徴とする路面標示システム。
  2. 【請求項2】 前記紫外線ランプがブラックライトラン
    プである請求項1記載の路面標示システム。
  3. 【請求項3】 紫外線ランプがオーバーハング型支持体
    の天端に取り付けた横断歩道標識体に内蔵してなる請求
    項1記載の路面標示システム。
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