JP2003043957A - Ledを用いた標識表示装置 - Google Patents

Ledを用いた標識表示装置

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JP2003043957A
JP2003043957A JP2001262423A JP2001262423A JP2003043957A JP 2003043957 A JP2003043957 A JP 2003043957A JP 2001262423 A JP2001262423 A JP 2001262423A JP 2001262423 A JP2001262423 A JP 2001262423A JP 2003043957 A JP2003043957 A JP 2003043957A
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casing
led
light
coating layer
reflection
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JP2001262423A
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Akira Kondo
彰 近藤
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SUNDREAM KK
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  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電力で高輝度発光のLED点状光線を減衰
させることなく面状光線となし且照射促進させることに
より、誘目性と視認性に優れた交通用標識、表示装置を
提供する。 【構成】 不透光性素材からなる適宜形状、面積で一方
に開口部を有し且その底面及び壁面に反射塗膜層が形成
され、若しくは底面の反射塗膜層上面に反射促進板が接
合されたケーシング内に、その発光部が半球形若しくは
多角錐形で且それぞれのLEDの間隔が1cm以上に通
電結線されたLED発光体セルが、その発光部の先端が
ケーシング底面の反射塗膜層若しくは反射促進板と接触
するよう配設され、且透明樹脂充填材によりLED発光
体セルがケーシングと一体的に密封充填され、而もケー
シング開口部に照射促進板若しくは色光塗膜層が設けら
れた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLEDを用いた標識、表
示装置に係るもので、更に詳しくは道路標識や鉄道標識
或いは付帯する危険表示手段には極めて好適な標識、表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】現在では極度に車社会化が進み主要道路は
もとより市街地や住宅地の道路に至るまで終日に亘って
大多数の車輌が従来し、更には高速道路網の整備とも相
俟って高速度で遠距離への往来も頻繁になされている。
加えて鉄道輸送においても経済の進展とともに輸送力の
増強が図られ都市部においては高架軌道や地下軌道の整
備とにより大量且高速輸送が着実に実現されている。
【0003】ところで一般道路や鉄道における車輌の運
行に際しては、安全で且秩序ある運行のための絶対手段
として信号標識灯火が用いられてなるものの、高速道路
では該信号標識灯火に代えて、工事や事故或いは連絡一
般道の混雑状況等に関する情報を即時に運転者に伝達し
迂回措置を講ぜぬと大渋滞を招来することから、随所に
電光標識が配置使用されている。加えて一般道路では秩
序ある運行はもとより歩行者の安全を図るうえから禁止
標識を初めとして極めて多種多様な標識が大多数配置さ
れ、且工事や迂回表示等の案内板も適宜に配置使用さ
れ、更には交差点やセンターラインの区分或いは急カー
ブ等を表示せしめる表示具も多数使用されており、而も
鉄道においても踏切や停車駅の表示板や、線路勾配或い
は停車位置の表示具等の標識類が極めて大多数使用され
ている実情にある。
【0004】而しながらこれら多種多様の標識類は比較
的高速度で運行される車輌運転者に該標識類の存在が瞬
時に知覚されること所謂誘目性と、且該知覚された標識
類の警告や指示指導内容が瞬時に判断しえること所謂視
認性を具備することが必須要件とされるものであるもの
の、現状のこれら標識類は塗料や着色テープによって文
字、記号、図形などの形象を描いた非自己発光形のもの
であり、或いはせいぜい車輌の前照灯により照明された
場合に再帰反射若しくは蛍光発光させるものに依拠して
いる。
【0005】更にこれら標識類が配置される背景には、
該標識類に使用される色彩と混同される色彩を有する多
数の看板や広告塔、建物外壁や外装物等が存在して標識
自体の存在知覚所謂誘目性が著しく劣り、而も昼間の十
分な照度条件のもとでは知覚されるものの夜間において
は再帰反射や蛍光発光を用いた標識以外は全く知覚され
ぬため自動車の運行に際しての安全性や秩序維持には大
きな問題を抱えている。更に現状の標識は非自己発光形
であって、仮令標識の存在が知覚されたとしても、当該
標識類の警告や指示指導を識別理解させる所謂視認性を
発揮させるためには背景との間に輝度や色度の差異が不
可欠であって、特に輝度の差異若しくは対比が重要とさ
れるものの、これら標識類は照度の十分な昼間において
は背景輝度との混同により差異も不十分で、且夜間にお
いては全く視認性が発揮されず、仮令車輌等の前照灯で
照射された場合にも車輌は走行状態にあるから照射光軸
も揺動しており視認も瞬時であり、到底警告や指示指導
内容を十分に識別することが至難である等、安全や秩序
維持のための標識としては大きな問題を内在している。
【0006】かかる如き問題に対して、これら標識類を
自発光形となし誘目性や視認性を解決することが検討さ
れてきたが、該標識類は野外設置されるもので且設置数
も膨大数に昇るため設置費用とともに電力供給手段や安
全性確保の面から実現が阻害されている。而して近年に
至り低電圧低電流で発光輝度も1乃至3cd/mの高
輝度で、且耐久性能も螢光ランプに比べ10倍以上にも
及ぶLED(発光ダイオード)による発光体が開発上市
されるに至り、該LEDを使用した面発光体として特開
2000−112409号や表示用光源装置として特開
2000−307152号が先願開示されている。
【0007】然るに該先願発明特開2000−1124
09号の如く、面発光の形成に際して枠体端縁にLED
ランプを配位させ、このLEDランプからの点発光光線
を発光板(導光板)により面状に導光させたうえ、略直
交方向に且透光板を介して照射せしむる手段ではLED
ランプの発光エネルギーが導光板内を導光する際、著し
く減衰され而もこの減衰された発光光線を更に直交方向
に変向のうえ照射させるものであるから面状光線として
照射しえるものの照度の低下が極めて大きく、実用性能
を具備するまでには至らない。更に先願発明特開200
0−30715号は、LEDを用い均一な面状発光を得
る表示用光源装置とするもので、該先願発明では適宜型
枠内に配設されるLEDの頭部に対向して反射材を設
け、LEDの頭部より照射される指向性の狭い高輝度の
光束を該光束の中心より全周方向に透過反射させ点状光
線を面状光線となすため、折角の低電力で高輝度の光線
も著しく減衰され、而も透光性樹脂を介して外部に照射
されるため、実用性能を保持する輝度の面状発光には極
めて多数のLEDを配設せねばならず、却って消費電力
の増加を招き反面反射材の透過反射能を下げると高輝度
の光束が点発光として透過照射され表示用光源として問
題とされるグレアを招来する等の問題を内在する。
【0008】発明者はかかる実情に鑑み鋭意研究を重ね
た結果、LEDの点発光光線は高輝度で且光線の立体角
が比較的狭く、従って該光線を透過反射や透過散乱によ
り面状光線となす手段では光線輝度が著しく減衰される
ことから、LEDの発光部を半球形若しくは多角錐形と
なし且反射塗膜層の形成されたケーシング底面に、該半
球形面若しくは多角錐形に沿って発光光線を入射させ且
全反射拡散せしめることにより、輝度を減衰させること
なく面状発光光線が得られること、並びにかかる面状発
光光線を照射促進板を透過させ照射することで誘目性並
びに視認性を著しく高めることが可能なることを究明し
本発明に至った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】即ち本発明は、低電力
で高輝度に発光するLED点状光線を減衰させることな
く面状光線となし、且照射促進させることにより誘目性
と視認性に優れた交通用標識、表示装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明が採用した技術的手段は、不透光性素材を用
いて所要の面積と深さを有し、且その一側面に照射のた
めに開口され、而もその内側面にはLEDの点状光線を
全反射拡散せしめて輝度を減衰させることなく面状光線
とするための反射塗膜層が形成されたケーシングと、発
光部が半球形若しくは多角錐形に形成されたLEDを用
いることにより、高輝度で且光線の立体角が比較的狭い
点状光線を該半球形面若しくは多角錐形面に沿って入射
せしめ、且LEDの発光部先端をケーシング底面の反射
塗膜層に接触するよう配設させることで、照射された点
状光線を減衰させずに全反射拡散させ更には二次反射拡
散させて混交し面状光線となす。そして使用するLED
は使用目的により種々のサイズのものが選択されるが、
本発明の如き標識表示装置では多彩な色彩のLEDを多
数本使用して文字や図形等の形象を明確に照射映出せし
むるうえから使用されるLEDはその分径において略3
乃至5mm程度のものであって、且該LEDからの点状
発光光線をケーシング底面反射塗膜層或いは反射促進板
上面で全反射拡散させ更には二次反射拡散させて面状光
線となし、且この面状光線をLEDの相互間を透過せし
めてLEDの陰影を消失させるうえから、LED相互の
間隔を少なくとも1cm以上の間隔を以って配設させる
もので、該LEDの配設に際しては予め所望規格のLE
Dを所要数且所要の間隔で相互に通電結線させたLED
発光体セルとして形成させたものが用いられる。
【0011】加えて本発明は専ら屋外使用に供せられる
ため、雨水や湿気の侵入或いは塵埃や細菌、黴等の侵入
を阻止し更には外部衝撃に対する補強のうえから、ケー
シング内に配設されたLED発光体セルは透明樹脂充填
材により一体的に密封充填がなされる。更にLEDの色
光により或いはケーシングの面積や深さ或いは形状等か
ら強度の全反射拡散を促進させる必要がある場合には、
ケーシング底部反射塗膜層の上面に反射促進板が接合配
置される。そして反射塗膜層や反射促進板により全反射
拡散された面状光線は、密封充填内を透過し外面に照射
されるため該密封充填内での面状光線の輝度低下の補填
を図るうえから、ケーシングの開口部には面状光線の透
過に伴い発光促進若しくは発光励起により十分な照度を
以って標識、表示に係る形象を照射映出しうる照射促進
板が接合された構成に存する。而も本発明は専ら屋外で
且大多数使用されるため、LED発光体セルの点灯に係
る電力供給手段としては安全性とともに設備が小型で且
安価なものが要請されるため、太陽電池と該太陽電池に
よる起電力を蓄電する蓄電池、及び通電負荷に合せて適
宜に通電制御しえるコントローラーとからなる太陽光発
電システムと、LED発光体セルの通電結線とが接続さ
れてなる構成に存する。
【0012】
【作用】本発明は上述の如き構成からなるため以下のよ
うな作用を有する。即ちケーシングが不透光素材で形成
され、且その内側面に反射塗膜層が形成されてなるから
該反射塗膜層が透明の合成樹脂素材で形成された場合に
は鏡面反射作用が働き、多彩な色光のLEDを使用して
も色光が吸収されることなく所望の色光による面状光線
が効率良く創出しえ、更に透明合成樹脂素材に酸化チタ
ン、ガラス粉体或いはアルミ粉体が混合されて反射塗膜
層が形成された場合には、全反射並びに拡散が著しく増
強される。そして反射塗膜層が形成されたケーシング内
には、その発光部が半球形若しくは多角錐形で且所望規
格で所要数のLED相互の間隔が少なくとも1cm以上
の間隔で通電結線されたLED発光体セルが、発光部の
先端をケーシング底部の反射塗膜層若しくは該反射塗膜
層上面に接合された反射促進板と接触するよう配設され
るため、通電に伴い発光部からの発光光線がその半球形
面若しくは多角錐形面より全周方向に且その勾配に沿っ
て反射塗膜層や反射促進板表面に入射し、該反射塗膜層
や反射促進板からはその入射角に対応した反射角を以っ
て全反射拡散がなされ、而もこの反射拡散光線はケーシ
ング内壁面の反射塗膜層で二次反射拡散され且それぞれ
のLED発光部からの全反射拡散光線等もLED相互間
を透通して混交されることにより、全体的に均質な面状
光線となるばかりかLEDの陰影も消失せしめられる。
【0013】加えてLED発光体セルは透明樹脂充填材
によりケーシングと一体的に密封充填されるため、雨水
や湿気を初め塵埃や細菌、黴等の侵入も阻止され且本発
明全体が構造的に著しく強化される。そして反射塗膜層
或いは反射促進板で全反射拡散された面状光線の密封充
填内の透過に際しての輝度低下も、開口部に接合される
照射促進板における透過時の高輝度散乱や再帰照射或い
は発光励起に伴う照射促進がなされ十分な照度の照射映
出が図れる。
【0014】
【実施例】以下に本発明実施例を図に基づき説明すれ
ば、図1は複数個のLEDを用いた本発明の断面説明
図、図2は同平面説明図であって、ケーシング1は使用
する具体的条件によりその素材、形状、面積、深さ等が
決定されるが、特にその深さはケーシング1内でLED
3Aからの点状光線を全反射拡散させ更には二次反射拡
散のうえ混交させて面状光線となし、而もLED3A自
体や通電結線3Bの陰影を消失させ開口部1Aより照射
映出させるうえから、望ましくはLED3Aの実質的長
さの略2乃至4倍程度が要請される。そして該ケーシン
グ1は本発明全体の実用使用に際しての強度保持、及び
その内部底面1Bや内部壁面1CでLED3Aからの点
状光線を有効に全反射拡散させ若しくは二次反射拡散さ
せ、或いは使用される多彩な色光の発光光線が吸光され
ることなく有効に全反射拡散させるために鏡面反射作用
を保持させる必要上より不透光性素材が使用されるもの
で、具体的素材としてはスチール板材や不透明合成樹脂
板材或いは不透明合成樹脂成形品等が挙げられる。
【0015】かくしてなるケーシング1の内部底面1B
や内部壁面1Cには、LED3Aからの色光や点状光線
をその鏡面反射作用により効率良く全反射拡散させるた
めの反射塗膜層2が形成されてなるもので、該反射塗膜
層2は鏡面反射作用を保持させるうえから不透光性素材
からなるケーシング1と強固に被着しえる透明な合成樹
脂塗膜材が用いられるもので、具体的にはアクリル樹脂
を初めウレタン樹脂或いはエポキン樹脂等が使用でき
る。かかる場合においてケーシング1の素材によって被
着性に難点が生ずる時には、適宜の透明な合成樹脂より
なるプライマー処理を施すことも提案される。そして形
成される反射塗膜層2の厚さとしては通常略50乃至3
00μm程度で十分使用性能を保持しえる。
【0016】反射塗膜層2が形成されたケーシング1内
には所望の輝度の面状光線を創出させて照射映出をなす
ため、所要の色光や発光輝度を有するLED3Aが所要
数で且少なくとも相互のLEDの間隔が1cm以上の間
隔で配設させるものであるが、本発明の特徴の一つは、
LED3Aからの高輝度で且点状光線を減衰することな
く高輝度の面状光線に変換させることにある。これがた
めには従来技術の如く高輝度で立体角の狭いLED3A
からの点状光線を直接散乱率の大きな散乱フィルムや散
乱板等を透過せしめて面状光線に代える手段では輝度低
下が著しく、反面散乱を抑制すると輝度の低下が防止さ
れるもののグレアの発生となり、標識、表示を知覚する
車輌運転者にまぶしさを与え、却て誘目性や視認性が阻
害される結果となる。
【0017】そこで本発明では図3に示す如く、LED
3Aの発光部30Aが半球形若しくは多角錐形に形成さ
れたものを用い、且この発光部30Aの先端をケーシン
グ底面1Bの反射塗膜層2若しくは反射促進板4と接触
するよう配設させたうえ図4において説明の如く、通電
によりLED3Aの発光部30Aの発光光線を発光部3
0Aの半球面若しくは多角錐面の勾配に沿って全周方向
の反射塗膜層2に入射させ且該入射光線を反射塗膜層2
で全反射且拡散させ、而もこの全反射拡散された光線を
更にケーシング壁面1Cで再反射拡散せしめて混交させ
て面状光線となす手段を用いている。かかる場合におい
て本発明の如く交通用標識、表示装置においては、大小
且多様な図形や文字等を高い誘目性及び視認性が発揮し
えるよう照射映出させる必要上、ケーシング1内に配設
されるLED3Aとしては高輝度で且成可く小型のもの
が好適であり、実用上からは発光輝度で略1乃至3cd
/m、及びLEDの分径では略2乃至4mm程度が望
まれる。更に発光部30Aを多角錐形に形成させたもの
の使用に際しては、該発光部30Aの両側端と該発光部
30Aの先端とを結ぶ錐角αとしては略45乃至60度
の角度が望まれる。
【0018】加えて発光部30Aからの発光光線をケー
シング底面1Bで全反射拡散させ更にはケーシング壁面
1Cで二次反射拡散させて混交されてなる面状光線を阻
害することなく開口部1Aに透過照射させ且配設された
それぞれのLED3Aの陰影或いは通電結線3Bの陰影
を消失せしむるうえからは、配設されるそれぞれのLE
D3Aの間隔は少なくとも1cm以上に設定されること
が望まれる。そして発光部30Aの発光光線を減衰させ
ることなく、より強力に全反射拡散させる手段として
は、発光部30Aの先端が接触配設させるケーシング底
面1Bの上面に反射促進板4を介在接合させることが提
案される。この反射促進板4は透明な合成樹脂板例えば
アクリル樹脂板に、酸化チタン粉、ガラス粉若しくはア
ルミ粉等を略1.5乃至7.0%重量割合で配合形成さ
せたもの、或いはその表面にマイクロプリズム加工や凹
面エンボス加工等を施したものが挙げられる。
【0019】LED3Aの所要数を所要の間隔を以って
ケーシング1内に配設させる場合には、所望の規格で且
所要数のLED3Aを、相互の間隔が少なくとも1cm
以上の所要間隔を以って相互を通電結線3BさせたLE
D発光体セル3を予め形成のうえ、該LED発光体セル
3のそれぞれの先端がケーシング底面1Bの反射塗膜層
2若しくは反射促進板4の上面に接触するよう配設させ
ることが好都合である。かかる場合に通電結線4の端縁
は、ケーシング1の外面に延出させ若しくは接続端子
(図示せず)等に連結されている。
【0020】かくしてケーシング1内にLED発光体セ
ル3が配設されたるうえは、雨水や湿気を初め塵埃或い
は細菌、黴等の侵入防止を図り長期に亘る使用性能を保
持せしめる必要上から、透明樹脂充填材により該LED
発光体セル3がケーシング1内に密封充填5されるもの
で、該透明樹脂充填材としては透明性や接着性のうえか
らエポキシ樹脂やアクリル樹脂等が挙げられる。
【0021】而してLED発光体セル3からの発光光線
が、反射塗膜層2や反射促進板4により全反射拡散さ
れ、更には二次反射拡散され且混交され面状光線となさ
れても、該面状光線が透明樹脂充填材からなる密封充填
5を透過して開口部1Aを照射するため面状光線の輝度
低下が招来される。そこで本発明ではかかる輝度低下を
補強し標識、表示装置の図形や文字等を高い誘目性並び
に視認性を以って照射映出しえるよう、開口部1Aには
照射促進板6が接合されている。この照射促進板6は密
封充填5内での低下した輝度の面状光線の透過に伴い発
光促進若しくは発光励起作用を創出せしめて所望の照度
で図形や文字等を照射映出せしむるもので、当然に該照
射促進板6は屋外使用されるうえから耐久性や耐侯性と
且透光性に優れる素材が要請されることから、ガラス板
材やアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂板材若しくは
フィルム材が挙げられ、且発光促進手段としては該照射
促進板6の一側面に微細なマイクロプリズム加工若しく
はフレネル加工を施したものが提案され、更に発光励起
手段としてはアントラセン、CaWO等透明蛍光体微
粉末或いは硫化亜鉛、硫化カルシウム等の微粉末を略
0.1乃至3.0%重量割合で配合させたアクリル樹脂
やポリカーボネート樹脂板材やフィルム材、若しくは酸
化ウランを含んだカナリーガラス等の使用が挙げられ
る。かかる如くしてケーシング1の開口部1Aに照射促
進板6が接合されることにより本発明7が作成される。
【0022】更に本発明は誘目性や視認性の高い交通用
標識、表示装置を提供するもので該誘目性や視認性は色
光の使用如何でも大きく影響されるものであるから、図
形や文字等を多彩な色光で照射映出させるためにはその
多彩な色光に対処しえるよう、それぞれの色光を発光し
えるLED発光体セル3が配設された本発明7を用意す
る必要が生ずるものの、多種の色光LED3Aを準備し
且その通電結線3B作業等生産管理面はもとより生産性
も悪くコスト的に割高となることが否めない。そこで本
発明ではケーシング1内に配設されるLED発光体セル
3のLED3Aに白色光LEDを使用し、この白色光L
EDによるLED発光体セル3を透明樹脂充填材により
密封充填5させ、而してこの密封充填5の上面所謂ケー
シング開口部1Aに照射促進板6に代えて白色面状光線
を透過させて所要の色光面状光線として照射しえるよう
に、透明エポキシ樹脂に所要の色光が透過照射しえる着
色顔料が配合されてなる色光塗着層6Aを形成させた構
成も採用される。
【0023】図5は本発明による交通案内板8の態様図
であって、該交通案内板8の無地面80には青色LED
3Aを用い若しくは白色LED3Aを用い且つ青色の色
光塗着層6Aを有する本発明を配位対応させ、更に矢印
図形81や案内文字82等には白色LED3Aを用いた
本発明を配位対応させることにより形成される。更に通
電コントロール手段を付加させることによりこれらを点
減照射映出しえる。
【0024】図6は本発明に太陽光発電システム9を付
帯させた態様図であって、本発明には照射映出のための
電力供給が要請されるが、本発明は交通用標識、表示装
置であるから屋外使用で且設置数も膨大数に昇り、これ
らに一般電力からの電力供給を図ることは電圧降下装置
を初め電力配線等の費用に加え且多量の配線に伴う安全
性の保持や景観面での問題も内在する。而して本発明は
極めて低電力で使用安全性や耐久使用性能にも優れるこ
とから太陽電池9Aを用いて起電せしめ、この起電力を
一旦蓄電させる蓄電池9Bを配し且特には日没後の通電
負荷に対応して通電制御しえるコントローラー9Cを配
してなる太陽光発電システム9を付帯させ、該太陽光発
電システム9と本発明7とを接続させておくことが極め
て有利となる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上述べたように発光部の形状
が半球形若しくは多角錐形のLEDを、少なくとも相互
の間隔が1cm以上に通電結線させてLED発光体セル
となし、このLED発光体セルの発光部先端がケーシン
グ底面の反射塗膜層若しくは反射促進板と接触するよう
配設させ、LEDからの点状発光光線を全反射拡散させ
且ケーシング壁面の反射塗膜層で二次反射拡散させて混
交させるため、輝度の減衰が極めて少なく且均質な面状
光線が形成される。そしてかかる均質な面状光線はケー
シング開口部に設けた照射促進板を透過することにより
発光促進若しくは発光励起されるため、標識や表示に係
る図形、文字に対応して本発明を配位させることによ
り、それぞれの色光と且高輝度で面状光線による図形や
文字が照射映出されるため車輌運転者にはグレアが感視
されず、而も図形と文字との強いコントラストや背景と
のコントラストが強く感視されて、高速度による移動に
際しても遠距離から確実に視認しえ且指示や案内も識別
しえる等誘目性や視認性が極めて高く、従って早期にお
ける適切な運行措置が講じられるため安全性の確保と秩
序ある交通が実現できる等、極めて優れた特徴を具備す
るLEDを用いた交通用標識、表示装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数個のLEDを用いた本発明の断面説明図で
ある。
【図2】複数個のLEDを用いた本発明の平面説明図で
ある。
【図3】LED発光部の形状の説明図である。
【図4】全反射拡散の説明図である。
【図5】本発明による交通案内板の態様図である。
【図6】太陽光発電システムが付帯された本発明の使用
態様図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1A ケーシング開口部 1B ケーシング底面 1C ケーシング壁面 2 反射塗膜層 3 LED発光体セル 3A LED 30A LED発光部 3B 通電結線 4 反射促進板 5 密封充填 6 照射促進板 6A 色光塗膜層 7 本発明 8 本発明を用いた交通案内板 80 交通案内板の無地面 81 交通案内板の図形 82 交通案内板の案内文字 9 太陽光発電システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D064 AA11 BA01 CA03 DA09 EA02 EA03 EB05 EB15 EB23 EB35 GA03 HA14 HA17 JA01 JA02 3K080 AA14 BA07 BC07 BD01 CC06 5C096 AA02 AA17 AA28 AA29 BA01 BB22 CA02 CA12 CA25 CA28 CA32 CB01 CC06 CE02 CF04 CF09 CH02 DA01 DA04 DC02 DD05 EA01 FA03 FA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透光性素材からなり、所要の面積と深
    さを有し且その一側面が開口され、而もその内側面に反
    射塗膜層が形成されてなるケーシングと、その発光部が
    半球形若しくは多角錐形に形成されたLEDを、少なく
    とも相互の間隔が1cm以上で且均等に配位されるよう
    通電結線され、而も該LED発光部先端がケーシング底
    部反射塗膜層と接触するよう配設されるLED発光体セ
    ルと、該LED発光体セルをケーシング内に密封充填さ
    せる透明樹脂充填材と、ケーシング開口部に接合され透
    過される面状光線を照射促進させる照射促進板材とから
    構成される、LEDを用いた交通用標識、表示装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング開口部に透過される白色面状
    光線を所要の色光に代え透過しえる色光塗膜層が塗着さ
    れてなる、請求項1記載のLEDを用いた交通用標識、
    表示装置。
  3. 【請求項3】 所要の電力を起電しえる太陽電池と、該
    太陽電池で起電した電力を蓄電する蓄電池、及び通電負
    荷に合せて適宜に通電制御しえるコントローラーとから
    なる太陽光発電システムと通電結線とが接続されてな
    る、請求項1若しくは請求項2記載のLEDを用いた交
    通用標識、表示装置。
  4. 【請求項4】 ケーシング底部反射塗膜層上面に透明ア
    クリル樹脂若しくは透明ポリカーボネート樹脂からなる
    反射促進板が接合され、且この反射促進板と接触するよ
    うLED発光体セルが配設されてなる請求項1乃至請求
    項3記載のLEDを用いた交通用標識、表示装置。
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