JPH1080139A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH1080139A
JPH1080139A JP8230958A JP23095896A JPH1080139A JP H1080139 A JPH1080139 A JP H1080139A JP 8230958 A JP8230958 A JP 8230958A JP 23095896 A JP23095896 A JP 23095896A JP H1080139 A JPH1080139 A JP H1080139A
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浩 宮崎
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアクタの短絡による不快な騒音の発生を簡
単な構成により経済的に防止し得る電源装置を提供す
る。 【解決手段】 ゼロクロス検出手段10により交流電源
1の交流電圧が零点を通過した時点を検出し、この零点
後に駆動信号生成手段11により力率改善パルスを発生
し、該力率改善パルスにより短絡素子駆動手段12を介
して短絡素子4を駆動し、リアクタ2および第1のダイ
オードブリッジ3を介して交流電源1を短絡して、電源
力率を改善するとともに、該力率改善パルスの後に極め
て短いパルス幅の騒音低減パルスを駆動信号生成手段1
1から発生し、該騒音低減パルスで短絡素子4を駆動
し、リアクタ2および第1のダイオードブリッジ3を介
して交流電源1を短絡して、リアクタ2による騒音を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改善された高い電
源力率をもって交流電圧を直流電圧に整流する電源装置
に関し、更に詳しくは、電源力率の改善処理によって発
生する騒音を低減し得るようにした電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電源装置からより多くの有効電力を取り
出すには、電源力率を改善することが有効であり、この
ために簡易的に電源力率を改善する方法が提案されてい
る。また、電源力率を改善することにより、近年問題と
なりつつある電源の高調波電流を低減できる場合が多
く、国内外の高調波電流規制にも対応することができ
る。
【0003】電源装置の力率を改善する従来の方法とし
て、例えば特開平2−299470号に開示されたもの
がある。この開示においては、交流入力電圧が零点を通
過した後の適当な短期間にのみスイッチング素子をオン
して、交流電源をリアクタを介して短絡することによ
り、電源電流の導通期間を拡大し、電源力率を改善して
いる。
【0004】また、従来の他の電源力率改善方法として
は、例えば特開平7−7946号に開示されたものがあ
る。この開示においても同様に交流電圧の零点通過時点
から所定の遅延時間後にスイッチング素子を所定時間オ
ンすることにより、電源力率を改善している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の力率改
善方法はいずれも交流電圧の零点通過時点から適当な遅
延時間後に所定時間、交流電源をリアクタを介して短絡
し、これにより電流波形の導通角を拡大して、電源力率
を改善するものであるが、この場合にリアクタを短絡す
ることにより、リアクタから「ジー」というような不快
な騒音が発生するという問題がある。
【0006】このような騒音を防止するには、リアクタ
の剛性を向上して騒音を抑えたり、またはリアクタの周
囲を覆って防音するなどの対策が必要となるが、このよ
うな対策の結果、コストアップを招くという問題があ
る。更に、このような騒音低減対策を行った場合に、該
対策に使用される材料の信頼性や経年変化なども解決し
なければならない問題として発生する。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、リアクタの短絡による不快な
騒音の発生を簡単な構成により経済的に低減し得る電源
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、交流電源からの交流電圧
を直流電圧に整流する整流手段および該整流手段に直列
に接続されたリアクタを有する電源装置であって、前記
交流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、前記リア
クタを介して前記交流電源を短絡する第1の短絡手段
と、該第1の短絡手段が前記交流電源を短絡した後、前
記所定の短期間よりも短い期間、前記リアクタを介して
前記交流電源を短絡する第2の短絡手段とを有すること
を要旨とする。
【0009】請求項1記載の本発明にあっては、交流電
圧が零点を通過した後の所定の短期間、力率改善のため
にリアクタを介して交流電源を短絡した後、短い期間、
リアクタを介して交流電源を短絡することにより、力率
を改善しながらもリアクタの短絡より発生する騒音を簡
単な構成により経済的かつ適確に防止することができ
る。
【0010】また、請求項2記載の本発明は、交流電源
からの交流電圧を直流電圧に整流する整流手段および該
整流手段に直列に接続されたリアクタを有する電源装置
であって、前記交流電圧が零点を通過した後の所定の短
期間、前記リアクタを介して前記交流電源を短絡する第
1の短絡手段と、該第1の短絡手段が前記交流電源を短
絡する前、前記所定の短期間よりも短い期間、前記リア
クタを介して前記交流電源を短絡する第2の短絡手段と
を有することを要旨とする。
【0011】請求項2記載の本発明にあっては、交流電
圧が零点を通過した後の所定の短期間、力率改善のため
にリアクタを介して交流電源を短絡する前、短い期間、
リアクタを介して交流電源を短絡することにより、力率
を改善しながらもリアクタの短絡により発生する騒音を
簡単な構成により経済的かつ適確に防止することができ
る。
【0012】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記第2の短絡手段によ
る短絡動作が前記第1の短絡手段による1回の短絡動作
に対して1回または複数回行われることを要旨とする。
【0013】請求項3記載の本発明にあっては、第2の
短絡手段による短絡動作を第1の短絡手段による1回の
短絡動作に対して1回または複数回行うことにより、力
率を改善しながらもリアクタの短絡により発生する騒音
を適確に防止することができる。
【0014】請求項4記載の本発明は、請求項1または
2記載の発明において、前記第2の短絡手段による短絡
動作が前記第1の短絡手段による複数回の短絡動作に対
して1回または複数回行われることを要旨とする。
【0015】請求項4記載の本発明にあっては、第2の
短絡手段による短絡動作を第1の短絡手段による複数回
の短絡動作に対して1回または複数回行うことにより、
力率を改善しながらもリアクタの短絡により発生する騒
音を適確に防止することができる。
【0016】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記第2の短絡手段によ
る短絡動作が前記第1の短絡手段による複数回の短絡動
作の各々毎に1回または複数回行われることを要旨とす
る。
【0017】請求項5記載の本発明にあっては、第2の
短絡手段による短絡動作を第1の短絡手段による複数回
の短絡動作の各々毎に1回または複数回行うことによ
り、力率を改善しながらもリアクタの短絡により発生す
る騒音を適確に防止することができる。
【0018】更に、請求項6記載の本発明は、交流電源
からの交流電圧を直流電圧に変換する整流手段および該
整流手段に直列に接続されたリアクタを有する電源装置
であって、前記交流電圧が零点を通過した後の所定の短
期間、前記リアクタを介して前記交流電源を短絡する第
1の短絡手段と、該第1の短絡手段が前記交流電源を短
絡する前、前記所定の短期間よりも短い期間、前記リア
クタを介して前記交流電源を短絡する第2の短絡手段
と、前記第1の短絡手段が前記交流電源を短絡した後、
前記所定の短期間よりも短い期間、前記リアクタを介し
て前記交流電源を短絡する第3の短絡手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0019】請求項6記載の本発明にあっては、交流電
圧が零点を通過した後の所定の短期間、リアクタを介し
て交流電源を短絡する前後において、短い期間、リアク
タを介して交流電源を短絡することにより、力率を改善
しながらもリアクタの短絡により発生する騒音を簡単な
構成により経済的かつ適確に防止することができる。
【0020】請求項7記載の本発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載の発明において、前記第2または第
3の短絡手段により前記交流電源を短絡する前記短い期
間、および前記第1の短絡手段による短絡動作と前記第
2または第3の短絡手段による短絡動作との間の非短絡
期間が前記リアクタの固有振動数から決定されることを
要旨とする。
【0021】請求項7記載の本発明にあっては、第2ま
たは第3の短絡手段による短い短絡期間および非短絡期
間をリアクタの固有振動数から決定することにより、リ
アクタの短絡により発生する騒音を適確に防止すること
ができる。
【0022】また、請求項8記載の本発明は、請求項1
ないし7のいずれかに記載の発明において、前記第1、
第2および第3の短絡手段が前記リアクタを介して前記
交流電源を短絡するスイッチング手段と、前記第1、第
2および第3の短絡手段によるそれぞれの短絡期間に相
当するパルス幅を有する駆動信号を生成する駆動信号生
成手段と、該駆動信号生成手段からの駆動信号を供給さ
れ、該駆動信号に応じて前記スイッチング手段を駆動す
る駆動手段とを有することを要旨とする。
【0023】請求項8記載の本発明にあっては、第1、
第2および第3の短絡手段によるそれぞれの短絡期間に
相当するパルス幅を有する駆動信号を駆動信号生成手段
で生成し、該駆動信号によって駆動手段を介してスイッ
チング手段を駆動することにより、該スイッチング手段
によりリアクタを介して交流電源が短絡され、比較的簡
単な回路構成によりリアクタの短絡により発生する騒音
を適確に防止することができる。
【0024】更に、請求項9記載の本発明は、請求項8
記載の発明において、前記第2または第3の短絡手段に
より前記交流電源を短絡する前記短い期間、および前記
第1の短絡手段による短絡動作と前記第2または第3の
短絡手段による短絡動作との間の非短絡期間が前記スイ
ッチング手段および前記駆動手段の遅延時間を考慮して
前記リアクタの固有振動数から決定されることを要旨と
する。
【0025】請求項9記載の本発明にあっては、スイッ
チング手段および駆動手段の遅延時間を考慮して、第2
または第3の短絡手段による短い短絡期間および非短絡
期間をリアクタの固有振動数から決定することにより、
リアクタの短絡により発生する騒音を適確に防止するこ
とができる。
【0026】請求項10記載の本発明は、請求項1ない
し9のいずれかに記載の発明において、空気調和装置の
電源部を構成すべく前記整流手段で整流された直流電圧
を空気調和装置に供給する供給手段を有することを要旨
とする。
【0027】請求項10記載の本発明にあっては、本電
源装置により空気調和装置の電源部を構成することによ
り、力率を改善しながらも騒音を経済的かつ適確に防止
した空気調和装置を提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態に係わる電源
装置の回路構成を示す図であり、図2は、図1の電源装
置の各部の信号の波形を示す図である。図1に示す電源
装置は、交流電源1の一方の出力端に一端が接続された
リアクタ2を有し、該リアクタ2の他端は4個のダイオ
ードからなり、電流の方向を揃えている第1のダイオー
ドブリッジ3および全波整流器を構成している第2のダ
イオードブリッジ5のそれぞれの一方の入力端に接続さ
れている。第1および第2のダイオードブリッジ3およ
び5のそれぞれの他方の入力端は交流電源1の他方の出
力端に接続されている。
【0030】第1のダイオードブリッジ3の両出力端は
例えばバイポーラトランジスタ、IGBT,MOSFE
Tなどからなるスイッチング素子である短絡素子4のコ
レクタとエミッタ間に接続され、該短絡素子4がオンし
た場合に、第1のダイオードブリッジ3およびリアクタ
2を介して交流電源1を短絡し、これにより電源装置の
電源力率を改善し得るようになっている。短絡素子4の
ゲートは短絡素子駆動手段12に接続され、該短絡素子
駆動手段12によって短絡素子4が駆動されることによ
り短絡素子4はオンするようになっている。
【0031】交流電源1の両出力端には例えばフォトカ
プラ、カレントトランスなどからなるゼロクロス検出手
段10が接続され、これにより該ゼロクロス検出手段1
0は交流電源1の交流電圧、すなわち図2の符号21で
示すような正弦波形を有する交流電圧が零点、すなわち
ゼロクロス点を通過する時点を検出し、この検出信号を
駆動信号生成手段11に供給するようになっている。
【0032】駆動信号生成手段11は、例えばマイクロ
コンピュータ、専用回路などから構成され、図2の符号
24aおよび26aでそれぞれ示す力率改善パルスと該
力率改善パルスよりも非常に小さな幅の騒音低減パルス
を生成し、これらの力率改善パルス24aおよび騒音低
減パルス26aを短絡素子駆動手段12に供給する。短
絡素子駆動手段12はこれらの力率改善パルス24aお
よび騒音低減パルス26aに応答して短絡素子4をオン
状態に駆動し、これにより第1のダイオードブリッジ3
およびリアクタ2を介して交流電源1を短絡する。この
結果、力率改善パルス24aにより短絡素子4がオンし
た場合には、第1のダイオードブリッジ3およびリアク
タ2を介して交流電源1を短絡することにより、電源力
率を改善することができるとともに、騒音低減パルス2
6aにより短絡素子4がオンした場合には、電源力率の
改善のためにリアクタ2が短絡されることにより発生す
る騒音を低減することができる。
【0033】また、第2のダイオードブリッジ5の出力
端は平滑用電解コンデンサ6,7,8を介して負荷9に
接続され、これにより交流電源1からの交流電圧は第2
のダイオードブリッジ5および平滑用電解コンデンサ
6,7,8により倍電圧整流され、直流電圧として負荷
9に供給されるようになっている。
【0034】以上のように構成される電源装置におい
て、図2の符号21で示すような交流電圧が交流電源1
から供給されると、該交流電圧はリアクタ2を介して第
2のダイオードブリッジ5および平滑用電解コンデンサ
6,7,8からなる倍電圧整流回路に供給されて直流電
圧として負荷9に供給されるとともに、該交流電圧が零
点を通過すると、この零点通過がゼロクロス検出手段1
0で検出され、この検出信号により駆動信号生成手段1
1が駆動される。
【0035】駆動信号生成手段11は、ゼロクロス検出
手段10の零点検出出力信号により駆動されると、交流
電源の零点通過後に図2に示す力率改善パルス24aお
よび騒音低減パルス26aを発生する。力率改善パルス
24aおよび騒音低減パルス26aは短絡素子駆動手段
12を介して短絡素子4をオン状態に駆動し、これによ
り第1のダイオードブリッジ3およびリアクタ2を介し
て交流電源1を短絡する。この結果、力率改善パルス2
4aに応答して短絡素子4がリアクタ2を介して交流電
源1を短絡した場合には、電源電流の導通期間を拡大
し、電源装置の電源力率を改善し、また騒音低減パルス
26aに応答して短絡素子4が動作した場合には、力率
改善パルス24aによってリアクタ2が短絡された後
に、リアクタ2の短絡が解放されて短絡電流がオフとな
る時の騒音を低減することができる。
【0036】具体的には、図2において、符号22で示
す力率改善前の電源電流波形に対して力率改善パルス2
4aにより力率改善を施した後の電源電流波形は符号2
3で示すように電源電流の導通期間が拡大され、これに
より電源力率が改善されていることがわかる。そして、
力率改善パルス24aに続いてパルス幅の非常に小さい
騒音低減パルス26aを出力して短絡素子4を短絡する
ことにより、力率改善パルス24aによりリアクタ2が
短絡された場合の短絡電流オフ時のリアクタによる騒音
を電源電流の波形および電源力率にほとんど変化なく、
低減することができる。
【0037】図3は、本発明の第2の実施形態に係わる
電源装置の各部の信号波形を示す図である。この第2の
実施形態は、上述した第1の実施形態において力率改善
パルス24aおよび騒音低減パルス26aの順序を逆に
した点が異なるのみであり、その他の構成および作用は
第1の実施形態と同じである。
【0038】なお、第2の実施形態の回路構成は、図1
に示したものと基本的には同じであるが、駆動信号生成
手段11から発生する力率改善パルス24aおよび騒音
低減パルス26aの発生順序が逆となり、図3に示すよ
うに短い期間の騒音低減パルス26aが先に発生し、そ
れから力率改善パルス24aが発生するようになってい
る点が異なるのみである。また、図3の信号波形図にお
いて、21および22はそれぞれ図2と同様に交流電源
1の交流電圧の波形および力率改善前の電流波形であ
り、25は力率改善および騒音改善を行った場合の電流
波形である。
【0039】第2の実施形態のように、騒音低減パルス
26aを力率改善パルス24aの前に発生して、力率改
善パルス24aによりリアクタ2を介して交流電源1を
短絡する前に騒音低減パルス26aでリアクタ2を瞬時
短絡することにより、リアクタ2の短絡電流オン時の騒
音を低減することができる。その後、力率改善パルス2
4aによりリアクタ2を介して交流電源1を短絡するこ
とにより、電源電流の導通期間を図3の符号25で示す
ように拡大して、電源力率を改善することができる。
【0040】なお、図1ないし図3で示した第1および
第2の実施形態では、騒音低減パルス26aを力率改善
パルス24aの前または後に発生し、これによりリアク
タ2を介して交流電源1を短絡することにより、リアク
タ2の短絡電流オフまたはオン時の騒音を低減している
が、力率改善パルス24aの前および後の両方において
騒音低減パルス26aを発生することにより、リアクタ
2の短絡電流のオフおよびオン時の両方の騒音を更に適
確に低減することができることは勿論のことである。
【0041】図4は、本発明の第3の実施形態に係わる
電源装置の回路構成を示す図である。同図に示す電源装
置は、全波整流器を構成している第2のダイオードブリ
ッジ5の一方の出力端にリアクタ2の一端を接続し、該
リアクタ2の他端と第2のダイオードブリッジ5の他方
の出力端との間にスイッチングトランジスタからなる短
絡素子4のコレクタおよびエミッタを接続し、該短絡素
子4がオンした場合、リアクタ2および第2のダイオー
ドブリッジ5を介して交流電源1を短絡するように構成
している。更に、リアクタ2の他端は逆流防止用のダイ
オード13を介して平滑用電解コンデンサ8および負荷
9に接続されている。ダイオード13は短絡素子4がオ
ンしてリアクタ2および第2のダイオードブリッジ5を
介して交流電源1を短絡した場合に、平滑用電解コンデ
ンサ8が短絡素子4で短絡されないように作用してい
る。
【0042】また、交流電源1の両出力端に接続されて
いるゼロクロス検出手段10、駆動信号生成手段11、
および短絡素子駆動手段12の構成および作用は、図1
に示したものと同じであり、駆動信号生成手段11は図
2に示すように力率改善パルス24aおよび該力率改善
パルス24aに続いて騒音低減パルス26aを発生し、
これらのパルスにより短絡素子駆動手段12を介して短
絡素子4をオン状態に駆動することにより、第1の実施
形態と同様に力率改善パルス24aで電源力率を改善
し、更に騒音低減パルス26aでリアクタ2の短絡電流
オフ時の騒音を低減することができる。また、このよう
な力率改善パルス24aと騒音低減パルス26aの順序
の代わりに、駆動信号生成手段11は図3に示すように
騒音低減パルス26aを先に発生した後、続いて力率改
善パルス24aを発生し、これらのパルスにより短絡素
子駆動手段12を介して短絡素子4をオン状態に駆動す
ることにより、第2の実施形態と同様に騒音低減パルス
26aでリアクタ2の短絡電流オン時の騒音を低減し、
更に力率改善パルス24aで電源力率を改善することが
できる。
【0043】図5は、本発明の第4の実施形態に係わる
電源装置の各部の信号波形を示す図である。この第4の
実施形態は、上述した第1の実施形態において力率改善
パルス24aに続いて複数(本実施形態では、2個)の
騒音低減パルス26a,26bを発生するように構成し
た点が異なるのみであり、その他の構成および作用は第
1の実施形態と同じである。すなわち、図5において、
21および22はそれぞれ交流電源1の交流電圧の波形
および力率改善前の電流波形、27は力率改善および騒
音改善を行った場合の電流波形、24aは力率改善パル
ス、26a,26bは騒音低減パルスである。
【0044】また、この第4の実施形態の電源装置の回
路構成は図1または図4に示すものと基本的に同じであ
り、駆動信号生成手段11において力率改善パルス24
aに続いて複数の騒音低減パルス26a,26bを発生
するように構成している点が異なるのみである。
【0045】第4の実施形態のように、力率改善パルス
24aに続いて、複数の騒音低減パルス26a,26b
を発生することにより、力率改善パルス24aで力率を
改善した後に、リアクタ2の短絡電流オフ時に発生する
騒音を更に適確に低減することが可能である。なお、複
数の騒音低減パルス26a,26bを力率改善パルス2
4aの後に発生する代わりに、図3に示したように、複
数の騒音低減パルス26a,26bを力率改善パルス2
4aの前に発生することも可能であり、この場合にはリ
アクタ2の短絡電流オン時の騒音を低減することができ
る。
【0046】なお、第4の実施形態のように、複数の騒
音低減パルス26a,26bを発生しても、これらの騒
音低減パルスは力率改善パルス24aに比べてパルス幅
が極めて短く、電源装置の電流波形にほとんど変化はな
く、力率に対する影響もない。
【0047】図6は、本発明の第5の実施形態に係わる
電源装置の各部の信号波形を示す図である。この第5の
実施形態は、上述した第1の実施形態において複数の連
続した力率改善パルス24a,24bを発生するととも
に、該力率改善パルスの各々に続いて騒音低減パルス2
6a,26bを1つずつ発生するようにしたものであ
る。なお、図6では、複数の力率改善パルス24a,2
4bおよび騒音低減パルス26a,26bはそれぞれ2
個の場合について図示されている。
【0048】このように複数の連続した力率改善パルス
24a,24bを発生するとともに、該複数の力率改善
パルス24a,24bの各々に続いて1つの騒音低減パ
ルス26a,26bを発生することにより、電源装置の
力率を改善するとともに、リアクタ2の電流オフ時の騒
音を適確に低減することが可能である。なお、図6に示
す第5の実施形態では、複数の力率改善パルスの各々の
後に1つずつの騒音低減パルスを発生しているが、この
代わりに複数の力率改善パルスの各々の前に1つずつ騒
音低減パルスを発生することにより、電源装置の力率を
改善し得るとともに、リアクタ2の電流オン時の騒音を
低減することができる。
【0049】なお、図6に示す第5の実施形態では、各
力率改善パルス毎に1つの騒音低減パルスを発生してい
るが、この代わりに各力率改善パルス毎に複数の騒音低
減パルス26bを発生してもよく、またこの場合、騒音
低減パルスは力率改善パルスの前または後のいずれに発
生してもよく、更に力率改善パルスの前および後の両方
に発生してもよい。力率改善パルスの前および後の両方
に騒音低減パルスを発生した場合に、リアクタ2の短絡
電流オンおよびオフ時の両方の騒音を適確に低減するこ
とができる。
【0050】次に、図7を参照して、力率改善パルス2
4aおよび騒音低減パルス26aを発生する駆動信号生
成手段11について説明する。リアクタ2の振動による
騒音を低減するためにリアクタ2を短絡素子4で短絡す
る騒音低減パルス26aは、電源装置の力率を改善する
ためにリアクタ2を短絡素子4で短絡する力率改善パル
ス24aに比べてパルス幅が極めて短く、ほとんど電流
波形に変化を与えることがなく、力率にも影響を与えな
い時間幅のパルスである。
【0051】駆動信号生成手段11は、例えばマイクロ
コンピュータに内蔵されているタイマ機能を用いて構成
することもできるし、または専用の波形生成回路で構成
することも可能であるが、図7では一例としてカウン
タ、コンパレータ、4つのレジスタA,B,C,Dを用
いた場合の動作を説明している。そして、4つのレジス
タの各々に各パルス間の期間および各パルス幅を記憶し
ておく。具体的には、ゼロクロス検出手段10からのゼ
ロクロス発生時点から力率改善パルス24aが発生する
までの期間をD1としてレジスタAに記憶し、D1に力
率改善パルス24aのパルス幅を加えた値をD2として
レジスタBに記憶し、更にD2に力率改善パルス24a
と騒音低減パルス26aとの間の休止期間を加えた値を
D3としてレジスタCに記憶し、またD3に騒音低減パ
ルス26aのパルス幅を加えた値をD4としてレジスタ
Dに記憶しておく。
【0052】そして、ゼロクロス検出手段10からのゼ
ロクロス発生時点でゼロクロス割り込みをかけて、カウ
ンタを起動し、該カウンタの値を各レジスタの値とコン
パレータで比較し、カウンタの値がレジスタAに記憶さ
れた値D1に達した場合に、力率改善パルス24aを発
生し、カウンタの値がレジスタBに記憶された値D2に
達した場合に、力率改善パルス24aを停止し、更にカ
ウンタの値がレジスタCに記憶した値に達した場合に、
騒音低減パルス26aを発生し、カウンタの値がレジス
タDに記憶された値D4に達した場合に、騒音低減パル
ス26aを停止するように構成し、各レジスタの値を適
宜設定することにより、所望のパルス幅および休止期間
を有する力率改善パルス24aおよび騒音低減パルス2
6aを適確かつ簡単に発生することができる。
【0053】なお、図7では、力率改善パルス24aを
発生した後に、騒音低減パルス26aを発生している
が、各レジスタの値を変更することにより、力率改善パ
ルス24aを発生する前に騒音低減パルス26aを発生
することも簡単に行うことができる。更に、複数の力率
改善パルスおよび複数の騒音低減パルスを発生したり、
各力率改善パルス毎に1つまたは複数の騒音低減パルス
を発生するようにすることもレジスタを追加することに
より可能であるし、または1つのレジスタの値を順次書
き換えるように構成することにより、レジスタの数を増
やすことなく可能である。
【0054】次に、図8ないし図11を参照して、力率
改善パルスと騒音低減パルスとの間の休止時間および騒
音低減パルスのパルス幅、すなわちリアクタ2の短絡時
間について詳細に説明する。
【0055】リアクタ2の騒音の発生原因は、電流が急
激にオン、オフする時にリアクタが加振させられ、リア
クタが固有振動数で振動するためである。電流の立ち上
がりと立ち下がりでは、反対方向の力が生じる。そし
て、リアクタの振動はT=1ms程度継続している。
【0056】まず、騒音低減パルスが1個の場合につい
て図8および図9の騒音低減パルス数=1の場合を参照
して説明する。力率改善パルスの終了時点を図8に示す
ようにt=0として、騒音低減パルスの発生までの休止
時間をx、騒音低減パルスの短絡時間をy、リアクタの
固有振動数をf、角周波数ω=2πfとすると、電流が
オン、オフする時にリアクタに発生する振動は次式のよ
うになる。
【0057】
【数1】t=0で発生する振動は、 sin(ωt) t=xで発生する振動は、 sin(ω(t−x)−π) t=x+yで発生する振動は、 sin(ω(t−x−
y)) リアクタの振動の実効値は、t=0〜Tまでの間で以下
のようになる。
【0058】
【数2】 ここで、
【数3】F(t)= sin(ωt)+ sin(ω(t−x)
−π)+ sin(ω(t−x−y)) である。
【0059】リアクタの振動の実効値の最小値は、上式
のVeff から求められるが、簡単なものではF(t)=
0を満たせばよい。この式から振動が最小となる値を計
算すると、図9の騒音低減パルス数=1の場合に示すよ
うに、力率改善パルスと騒音低減パルスとの間の休止時
間xおよび騒音低減パルスの短絡時間yは、それぞれ x=y=π/(3ω) となる。
【0060】以上の説明では、休止時間と短絡時間が等
しいとして説明してきたが、リアクタの振動は周期関数
であるので、休止時間と短絡時間はそれぞれの位相が2
aπ/ω(a=0,1,2,3,・・・)および2bπ
/ω(b=0,1,2,3,・・・)ずれたとしても同
様な効果を実現でき、休止時間xおよび短絡時間yはそ
れぞれ次式に示すように x=±π/(3ω)+2aπ/ω y=±π/(3ω)+2bπ/ω とすればよい。この場合、x>0,y>0であり、a,
bの値は同一である必要はない。但し、休止時間xの式
の第1項の符号を+とした場合は、短絡時間yの式の第
1項の符号は+であり、逆に休止時間xの式の第1項の
符号を−とした場合は、短絡時間yの式の第1項の符号
も−となる。
【0061】以上は、騒音低減パルスが1個の場合につ
いて説明したが、次に騒音低減パルスがn個(n=1,
2,3,・・・)の場合について説明する。なお、一般
式を上述したリアクタの振動の実効値F(t)になぞら
えて表現するために、騒音低減パルスの発生時刻の表示
を図10のように行う。すなわち、第i番目の騒音低減
パルスの立ち上がりおよび立ち下がり時刻を、力率改善
パルスの終了時刻を基準時刻(t=0)として、それぞ
れαi ,βi とすると、0〜Tまでの間でリアクタの振
動の実効値は次式のようになる。
【0062】
【数4】 ここで、
【数5】 である。
【0063】リアクタの振動の実効値の最小値は、G
(t)=0となればよく、このG(t)=0を満たすα
i ,βi の関係は多数存在し、一例としては、図9に示
すように休止時間xおよび短絡時間yは互いに等しく、
騒音低減パルスの数n=2の場合には次式のようにな
る。
【0064】xi =yi =π/(5ω) 同様に、等しい騒音低減パルスがn(n=1,2,3,
・・・)個ある場合には、次式のようになる。
【0065】xi =yi =π/((2n+1)ω) また、周期関数の性質から、位相が2aπ/ω(a=
0,1,2,3,・・・)ずれた場合には、次式のよう
になる。
【0066】
【数6】 xi =yi =π/((2n+1)ω)+2aπ/ω その他の例として、n=2の場合には、図11に示すよ
うな騒音低減パルスも容易に想像できるが、これらも上
述したG(t)=0を満たす関係の中の1つとして含ま
れる。なお、その他にはG(t)=0を満たす条件は存
在するが、その説明は省略する。
【0067】上述したように、リアクタの固有振動数か
ら騒音低減パルスの休止時間xと短絡時間yを決定する
ことにより、リアクタの騒音を最も効果的に低減するこ
とができる。この決定方法は電源周波数や負荷の状態に
よって最適条件が変わるものではない。使用するリアク
タが決定すれば、固有振動数が決定し、最適な騒音低減
パルスを決定することができる。
【0068】次に、図12を参照して、上述したように
決定した休止時間および短絡時間を短絡素子駆動手段1
2の遅延、短絡素子4のオン遅延時間およびオフ遅延時
間に対して補正する方法について説明する。なお、図1
2では、短絡素子駆動手段12および短絡素子4におい
て、オン時間よりもオフ時間が速いと仮定して補正を行
っている場合が示されている。
【0069】短絡素子4の電流のオン/オフタイミング
を騒音が最小値になるように決定するために、駆動信号
生成手段11の出力信号は短絡素子駆動手段12および
短絡素子4の遅延時間分だけ休止時間を短く設定し、騒
音低減パルスの短絡時間を長く設定している。これによ
り、短絡素子4を上述したように計算したオン/オフタ
イミングで動作させることができる。なお、図12で
は、短絡素子4の電流波形を簡単化のため矩形波として
示している。また、同図では、力率改善パルスを出力し
た後に騒音低減パルスを出力しているが、力率改善パル
スを出力する前に騒音低減パルスを出力する場合におい
ても、同様な補正を行うことにより、リアクタの騒音を
低減することができる。更に、騒音低減パルスが複数個
ある場合においても、同様な補正を行うことによりリア
クタの騒音を防止することができる。
【0070】次に、図13を参照して、本発明の電源装
置を空気調和装置に適用した場合について説明する。図
13において、交流電源1、リアクタ2、第1のダイオ
ードブリッジ3、短絡素子4、第2のダイオードブリッ
ジ5、平滑用電解コンデンサ6,7,8、ゼロクロス検
出手段10、短絡素子駆動手段12は、図1に示す電源
装置におけるものと同じ構成である。15はマイクロコ
ンピュータ、16はインバータ回路、17はコンプレッ
サ用モータである。
【0071】マイクロコンピュータ15は、インバータ
回路16を制御してコンプレッサ用モータ17を運転
し、空気調和装置の全体の制御を行うとともに、ゼロク
ロス検出手段10からのゼロクロス検出出力信号を受け
て、前記駆動信号生成手段11と同等の動作を行い、上
述した力率改善パルスおよび騒音低減パルスを生成し、
これらのパルスを短絡素子駆動手段12に供給し、該短
絡素子駆動手段12を介して短絡素子4を駆動し、これ
によりリアクタ2および第1のダイオードブリッジ3を
介して交流電源1を短絡して、電源装置の力率を改善す
るとともに、リアクタの騒音を低減している。
【0072】図14は、上述したように力率改善機能お
よび騒音低減機能を有する本発明の電源装置を内蔵した
空気調和装置と、従来の力率改善機能のみ有し、騒音低
減機能を持っていない電源装置を内蔵した空気調和装置
の騒音特性を示すグラフである。同図において、曲線
(イ)は従来の電源装置を内蔵した空気調和装置におけ
る騒音を示し、7KHzないし8KHzの騒音が大きい
ことを示しているのに対して、曲線(ロ)で示す本発明
の電源装置を内蔵した空気調和装置は7KHzないし8
KHzの騒音が低減していることがわかる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、交流電圧が零点を通過した後の所定の短
期間、力率改善のためにリアクタを介して交流電源を短
絡した後、短い期間、リアクタを介して交流電源を短絡
しているので、力率を改善しながらもリアクタの短絡に
より発生する騒音を簡単な構成により経済的かつ適確に
低減することができる。特に、構成としては第1の短絡
手段に単に第2の短絡手段を追加するだけでよく、この
追加も具体的には力率改善パルスに加えて騒音低減パル
スを発生するだけであって簡単な回路的変更または追加
のみで行うことができ、防振材、防音材などを必要とし
ないため、価格の増大はほとんどなく、また信頼性が高
く、更に経時変化も発生することがない。
【0074】また、請求項2記載の本発明によれば、交
流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、力率改善の
ためにリアクタを介して交流電源を短絡する前、短い期
間、リアクタを介して交流電源を短絡しているので、力
率を改善しながらもリアクタの短絡により発生する騒音
を簡単な構成により経済的かつ適確に防止することがで
きる。
【0075】更に、請求項3記載の本発明によれば、第
2の短絡手段による短絡動作を第1の短絡手段による1
回の短絡動作に対して1回または複数回行うので、力率
を改善しながらもリアクタの短絡により発生する騒音を
適確に防止することができる。
【0076】請求項4記載の本発明によれば、第2の短
絡手段による短絡動作を第1の短絡手段による複数回の
短絡動作に対して1回または複数回行うので、力率を改
善しながらもリアクタの短絡により発生する騒音を適確
に防止することができる。
【0077】また、請求項5記載の本発明によれば、第
2の短絡手段による短絡動作を第1の短絡手段による複
数回の短絡動作の各々毎に1回または複数回行うので、
力率を改善しながらもリアクタの短絡により発生する騒
音を適確に防止することができる。
【0078】更に、請求項6記載の本発明によれば、交
流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、リアクタを
介して交流電源を短絡する前後において、短い期間、リ
アクタを介して交流電源を短絡するので、力率を改善し
ながらもリアクタの短絡により発生する騒音を簡単な構
成により経済的かつ適確に防止することができる。
【0079】請求項7記載の本発明によれば、第2また
は第3の短絡手段による短い短絡期間および非短絡期間
をリアクタの固有振動数から決定するので、リアクタの
短絡により発生する騒音を適確に防止することができる
とともに、リアクタが決まれば、電源周波数や負荷の状
態によって最適状態は変化しない。
【0080】また、請求項8記載の本発明によれば、第
1、第2および第3の短絡手段によるそれぞれの短絡期
間に相当するパルス幅を有する駆動信号を駆動信号生成
手段で生成し、該駆動信号によって駆動手段を介してス
イッチング手段を駆動するので、スイッチング手段によ
りリアクタを介して交流電源が短絡され、比較的簡単な
回路構成によりリアクタの短絡により発生する騒音を適
確に防止することができる。
【0081】更に、請求項9記載の本発明によれば、ス
イッチング手段および駆動手段の遅延時間を考慮して、
第2または第3の短絡手段による短い短絡期間および非
短絡期間をリアクタの固有振動数から決定するので、リ
アクタの短絡により発生する騒音を適確に防止すること
ができる。
【0082】請求項10記載の本発明によれば、本電源
装置により空気調和装置の電源部を構成するので、力率
を改善しながらも騒音を経済的かつ適確に防止した空気
調和装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる電源装置の回路構
成を示す図である。
【図2】図1の電源装置の各部の信号の波形を示す図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態に係わる電源装置の各
部の信号波形を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係わる電源装置の回
路構成を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係わる電源装置の各
部の信号波形を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係わる電源装置の各
部の信号波形を示す図である。
【図7】力率改善パルスおよび騒音低減パルスを発生す
る駆動信号生成手段の構成を説明する図である。
【図8】力率改善パルスと騒音低減パルスとの間の休止
時間および騒音低減パルスの短絡時間を示す図である。
【図9】騒音低減パルスが1個、2個、およびn個の場
合における力率改善パルスと騒音低減パルスとの間の休
止時間および騒音低減パルスの短絡時間を示す図であ
る。
【図10】第i番目の騒音低減パルスの立ち上がりおよ
び立ち下がり時刻の定義を示す図である。
【図11】騒音低減パルスが2個の場合の力率改善パル
ス、休止時間、短絡時間の関係を示す図である。
【図12】休止時間および短絡時間を短絡素子駆動手段
の遅延、短絡素子のオン遅延時間およびオフ遅延時間に
対して補正する方法を示す図である。
【図13】本発明の電源装置を空気調和装置に適用した
場合の構成を示す図である。
【図14】本発明の電源装置を内蔵した空気調和装置と
騒音低減機能のない従来の電源装置を内蔵した空気調和
装置の騒音特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 交流電源 2 リアクタ 3 第1のダイオードブリッジ 4 短絡素子 5 第2のダイオードブリッジ 6,7,8 平滑用電解コンデンサ 9 負荷 10 ゼロクロス検出手段 11 駆動信号生成手段 12 短絡素子駆動手段 15 マイクロコンピュータ 16 インバータ回路 17 コンプレッサ用モータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流電圧を直流電圧に整
    流する整流手段および該整流手段に直列に接続されたリ
    アクタを有する電源装置であって、 前記交流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、前記
    リアクタを介して前記交流電源を短絡する第1の短絡手
    段と、 該第1の短絡手段が前記交流電源を短絡した後、前記所
    定の短期間よりも短い期間、前記リアクタを介して前記
    交流電源を短絡する第2の短絡手段とを有することを特
    徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの交流電圧を直流電圧に整
    流する整流手段および該整流手段に直列に接続されたリ
    アクタを有する電源装置であって、 前記交流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、前記
    リアクタを介して前記交流電源を短絡する第1の短絡手
    段と、 該第1の短絡手段が前記交流電源を短絡する前、前記所
    定の短期間よりも短い期間、前記リアクタを介して前記
    交流電源を短絡する第2の短絡手段とを有することを特
    徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の短絡手段による短絡動作は、
    前記第1の短絡手段による1回の短絡動作に対して1回
    または複数回行われることを特徴とする請求項1または
    2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の短絡手段による短絡動作は、
    前記第1の短絡手段による複数回の短絡動作に対して1
    回または複数回行われることを特徴とする請求項1また
    は2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の短絡手段による短絡動作は、
    前記第1の短絡手段による複数回の短絡動作の各々毎に
    1回または複数回行われることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 交流電源からの交流電圧を直流電圧に変
    換する整流手段および該整流手段に直列に接続されたリ
    アクタを有する電源装置であって、 前記交流電圧が零点を通過した後の所定の短期間、前記
    リアクタを介して前記交流電源を短絡する第1の短絡手
    段と、 該第1の短絡手段が前記交流電源を短絡する前、前記所
    定の短期間よりも短い期間、前記リアクタを介して前記
    交流電源を短絡する第2の短絡手段と、 前記第1の短絡手段が前記交流電源を短絡した後、前記
    所定の短期間よりも短い期間、前記リアクタを介して前
    記交流電源を短絡する第3の短絡手段とを有することを
    特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】 前記第2または第3の短絡手段により前
    記交流電源を短絡する前記短い期間、および前記第1の
    短絡手段による短絡動作と前記第2または第3の短絡手
    段による短絡動作との間の非短絡期間は、前記リアクタ
    の固有振動数から決定されることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2および第3の短絡手段
    は、前記リアクタを介して前記交流電源を短絡するスイ
    ッチング手段と、前記第1、第2および第3の短絡手段
    によるそれぞれの短絡期間に相当するパルス幅を有する
    駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、該駆動信号生
    成手段からの駆動信号を供給され、該駆動信号に応じて
    前記スイッチング手段を駆動する駆動手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電
    源装置。
  9. 【請求項9】 前記第2または第3の短絡手段により前
    記交流電源を短絡する前記短い期間、および前記第1の
    短絡手段による短絡動作と前記第2または第3の短絡手
    段による短絡動作との間の非短絡期間は、前記スイッチ
    ング手段および前記駆動手段の遅延時間を考慮して前記
    リアクタの固有振動数から決定されることを特徴とする
    請求項8記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 空気調和装置の電源部を構成すべく前
    記整流手段で整流された直流電圧を空気調和装置に供給
    する供給手段を有することを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれかに記載の電源装置。
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