JPH1079368A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
- Publication number
- JPH1079368A JPH1079368A JP23453896A JP23453896A JPH1079368A JP H1079368 A JPH1079368 A JP H1079368A JP 23453896 A JP23453896 A JP 23453896A JP 23453896 A JP23453896 A JP 23453896A JP H1079368 A JPH1079368 A JP H1079368A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- processing liquid
- processing
- shower
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Weting (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理液中に混入するパーティクルの発生を防
止して基板への汚染を防止する。 【解決手段】 シャワーパイプ4を回動させつつ処理液
を基板1上に供給する際に、従来のようなメカニカルシ
ールを用いると、メカニカルシールの内部で擦れなどに
よりパーティクルが発生するが、このようなメカニカル
シールを用いず、多少伸縮自在で可撓性のある各処理液
供給管8を介して処理液を各シャワーパイプ4にそれぞ
れ直接供給しているので、処理液中に混入するパーティ
クルの発生は防止されて基板への汚染も防止することが
できる。
止して基板への汚染を防止する。 【解決手段】 シャワーパイプ4を回動させつつ処理液
を基板1上に供給する際に、従来のようなメカニカルシ
ールを用いると、メカニカルシールの内部で擦れなどに
よりパーティクルが発生するが、このようなメカニカル
シールを用いず、多少伸縮自在で可撓性のある各処理液
供給管8を介して処理液を各シャワーパイプ4にそれぞ
れ直接供給しているので、処理液中に混入するパーティ
クルの発生は防止されて基板への汚染も防止することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
装置および液晶表示基板製造装置などにおける基板処理
装置に関し、さらに詳しくは、液晶表示器用角形ガラス
基板、カラーフィルタ用ガラス基板、フォトマスク用基
板、サーマルヘッド用セラミック基板、プリント基板お
よび半導体ウエハなどの基板に処理液を供給して所定処
理を行う基板処理装置に関する。
装置および液晶表示基板製造装置などにおける基板処理
装置に関し、さらに詳しくは、液晶表示器用角形ガラス
基板、カラーフィルタ用ガラス基板、フォトマスク用基
板、サーマルヘッド用セラミック基板、プリント基板お
よび半導体ウエハなどの基板に処理液を供給して所定処
理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板処理装置としては、搬送方向
に並設された搬送ローラなどにより処理槽内に基板を搬
送しつつ、処理液供給手段から基板上に処理液をシャワ
ー供給することにより所定の基板処理を行うものが知ら
れている。このような基板処理装置においては、処理液
として洗浄液、現像液、剥離液およびエッチング液など
の薬液が基板面に供給される。これらの処理液は、図6
に示すように、処理槽内の基板搬送路上方で、基板51
が搬送される基板搬送方向Aに沿って複数配設されたシ
ャワーパイプ52から基板51の上面に供給される。
に並設された搬送ローラなどにより処理槽内に基板を搬
送しつつ、処理液供給手段から基板上に処理液をシャワ
ー供給することにより所定の基板処理を行うものが知ら
れている。このような基板処理装置においては、処理液
として洗浄液、現像液、剥離液およびエッチング液など
の薬液が基板面に供給される。これらの処理液は、図6
に示すように、処理槽内の基板搬送路上方で、基板51
が搬送される基板搬送方向Aに沿って複数配設されたシ
ャワーパイプ52から基板51の上面に供給される。
【0003】ここで、シャワーパイプ52の各ノズルか
ら基板51の上面への処理液吐出位置が固定であると、
基板51は搬送方向には移動しているもののその幅方向
には移動しないため、シャワーパイプ52直下の基板5
1の上面がどうしても強く処理液が当たることになっ
て、基板51の上面での処理液の供給にムラが生じて基
板面への処理液供給が不均一となる。このため、これら
の各シャワーパイプ52をその長手方向の中心軸を回動
中心として、基板搬送方向Aと直交する方向Bにその長
手方向の中心軸を回動中心として回動させつつ処理液を
そのノズルから供給し、基板面への処理液供給の均一化
を図っている。
ら基板51の上面への処理液吐出位置が固定であると、
基板51は搬送方向には移動しているもののその幅方向
には移動しないため、シャワーパイプ52直下の基板5
1の上面がどうしても強く処理液が当たることになっ
て、基板51の上面での処理液の供給にムラが生じて基
板面への処理液供給が不均一となる。このため、これら
の各シャワーパイプ52をその長手方向の中心軸を回動
中心として、基板搬送方向Aと直交する方向Bにその長
手方向の中心軸を回動中心として回動させつつ処理液を
そのノズルから供給し、基板面への処理液供給の均一化
を図っている。
【0004】このように、シャワーパイプ52は、基板
51の上面に向けて処理液を供給しつつ回動させる必要
があるため、固定側の処理液供給パイプ53はシャワー
処理槽の外部からシャワー処理槽内に貫通して配設され
ていると共に、この処理液供給パイプ53とシャワーパ
イプ52との間にメカニカルシール54が介装されてい
る。このメカニカルシール54は、図7に示すように、
固定側の処理液供給パイプ53と回動側のシャワーパイ
プ52とを、シール材としてのオーリング55により処
理液のパイプからの漏れを防止しつつスムーズに方向B
に回動可能なように連結する構成となっている。
51の上面に向けて処理液を供給しつつ回動させる必要
があるため、固定側の処理液供給パイプ53はシャワー
処理槽の外部からシャワー処理槽内に貫通して配設され
ていると共に、この処理液供給パイプ53とシャワーパ
イプ52との間にメカニカルシール54が介装されてい
る。このメカニカルシール54は、図7に示すように、
固定側の処理液供給パイプ53と回動側のシャワーパイ
プ52とを、シール材としてのオーリング55により処
理液のパイプからの漏れを防止しつつスムーズに方向B
に回動可能なように連結する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、基板51の幅方向に処理液を満遍なく供給すべ
くシャワーパイプ52の回動時に、メカニカルシール5
4の内部で擦れなどにより発生したゴミがパーティクル
として処理液中に混入し、基板面を汚染してしまうとい
う問題があった。また、シャワーパイプ52が回動可能
なように軸支する軸受部(図示せず)で発生するパーテ
ィクルは、その軸受部の周囲を局所排気するなどして基
板面への付着を防止することができるが、このようなメ
カニカルシール54の内部で発生したパーティクルは、
処理液中に混入し処理液と共に基板面上に流れ出るた
め、パーティクルの除去が困難で基板面へのパーティク
ルの付着を容易には防止できないという問題があった。
成では、基板51の幅方向に処理液を満遍なく供給すべ
くシャワーパイプ52の回動時に、メカニカルシール5
4の内部で擦れなどにより発生したゴミがパーティクル
として処理液中に混入し、基板面を汚染してしまうとい
う問題があった。また、シャワーパイプ52が回動可能
なように軸支する軸受部(図示せず)で発生するパーテ
ィクルは、その軸受部の周囲を局所排気するなどして基
板面への付着を防止することができるが、このようなメ
カニカルシール54の内部で発生したパーティクルは、
処理液中に混入し処理液と共に基板面上に流れ出るた
め、パーティクルの除去が困難で基板面へのパーティク
ルの付着を容易には防止できないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、処理液中に混入するパーティクルの発生を防止して
基板への汚染を防止することができる基板処理装置を提
供することを目的とする。
で、処理液中に混入するパーティクルの発生を防止して
基板への汚染を防止することができる基板処理装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の基板処理装置
は、搬送されてくる基板の上方でシャワーパイプをシャ
ワーパイプの長手方向と交叉する方向に揺動または回動
させつつシャワーパイプから基板面に処理液を供給して
処理を行う基板処理装置において、シャワーパイプに接
続されている処理液供給管の少なくともその一部を可撓
性を有する構成としたことを特徴とするものである。
は、搬送されてくる基板の上方でシャワーパイプをシャ
ワーパイプの長手方向と交叉する方向に揺動または回動
させつつシャワーパイプから基板面に処理液を供給して
処理を行う基板処理装置において、シャワーパイプに接
続されている処理液供給管の少なくともその一部を可撓
性を有する構成としたことを特徴とするものである。
【0008】この構成により、シャワーパイプを揺動ま
たは回動させつつ基板上に処理液を供給する際に、可撓
性のある各処理液供給管を介して処理液を各シャワーパ
イプにそれぞれ直接供給するので、処理液供給経路内に
はパイプ回動用の摺動部分がなくなり、この部分から発
生するパーティクルもなくなって、供給される処理液中
に混入するパーティクルはなく、その処理液が供給され
る基板の汚染も防止される。
たは回動させつつ基板上に処理液を供給する際に、可撓
性のある各処理液供給管を介して処理液を各シャワーパ
イプにそれぞれ直接供給するので、処理液供給経路内に
はパイプ回動用の摺動部分がなくなり、この部分から発
生するパーティクルもなくなって、供給される処理液中
に混入するパーティクルはなく、その処理液が供給され
る基板の汚染も防止される。
【0009】また、より具体的には、本発明の基板処理
装置は、搬送手段により処理槽内に搬送されてくる基板
の上方で、シャワーパイプをシャワーパイプの長手方向
と直交する方向に揺動または回動させつつシャワーパイ
プから基板面に処理液を供給して処理を行う基板処理装
置において、処理液を貯留する処理液貯留手段と、この
処理液貯留手段から処理槽内に処理液を供給する処理液
供給手段と、この処理液供給手段から処理槽内に配設さ
れたシャワーパイプに処理液を供給する処理液供給管と
を備えると共に、処理液供給管の少なくとも一部を、シ
ャワーパイプが揺動または回動可能な可撓性を有する構
成としたことを特徴とするものである。
装置は、搬送手段により処理槽内に搬送されてくる基板
の上方で、シャワーパイプをシャワーパイプの長手方向
と直交する方向に揺動または回動させつつシャワーパイ
プから基板面に処理液を供給して処理を行う基板処理装
置において、処理液を貯留する処理液貯留手段と、この
処理液貯留手段から処理槽内に処理液を供給する処理液
供給手段と、この処理液供給手段から処理槽内に配設さ
れたシャワーパイプに処理液を供給する処理液供給管と
を備えると共に、処理液供給管の少なくとも一部を、シ
ャワーパイプが揺動または回動可能な可撓性を有する構
成としたことを特徴とするものである。
【0010】この構成により、シャワーパイプを揺動ま
たは回動させつつ基板上に処理液を供給する際に、処理
液貯留手段から処理液供給手段によって、可撓性のある
各処理液供給管を介して処理液を各シャワーパイプにそ
れぞれ直接供給するので、従来のように、処理液供給経
路内にはパイプ回動用の摺動部分がなくなり、この部分
から発生するパーティクルもなくなって、供給される処
理液中に混入するパーティクルはなく、その処理液が供
給される基板への汚染も防止される。
たは回動させつつ基板上に処理液を供給する際に、処理
液貯留手段から処理液供給手段によって、可撓性のある
各処理液供給管を介して処理液を各シャワーパイプにそ
れぞれ直接供給するので、従来のように、処理液供給経
路内にはパイプ回動用の摺動部分がなくなり、この部分
から発生するパーティクルもなくなって、供給される処
理液中に混入するパーティクルはなく、その処理液が供
給される基板への汚染も防止される。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の基板処理装
置における複数のシャワーパイプはそれぞれ基板搬送方
向に沿ってそれぞれ配設されたものとする。
置における複数のシャワーパイプはそれぞれ基板搬送方
向に沿ってそれぞれ配設されたものとする。
【0012】この構成により、基板搬送方向に対して直
交する方向に複数のシャワーパイプを並設することに比
べて、複数のシャワーパイプを基板搬送方向に沿って設
ければ、シャワーパイプ自体は長くなるもののより少な
い本数のシャワーパイプで基板への均一な処理液供給に
対応することが可能となる。
交する方向に複数のシャワーパイプを並設することに比
べて、複数のシャワーパイプを基板搬送方向に沿って設
ければ、シャワーパイプ自体は長くなるもののより少な
い本数のシャワーパイプで基板への均一な処理液供給に
対応することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板処理装置
の実施形態について図面を参照して説明する。
の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態における基板処
理装置の構成を示す模式図である。
理装置の構成を示す模式図である。
【0015】図1において、基板1は、搬送手段として
の複数の搬送ローラ(図示せず)で支持されて基板搬送
方向Aのパスライン2に沿って水平に連続して搬送され
るように構成されている。この搬送経路にシャワー処理
槽3が設けられており、この基板1が順次通過するシャ
ワー処理槽3内の上方には、基板1の上面に向けてノズ
ルから所定の処理液を供給する複数のシャワーパイプ4
が所定間隔毎に配設されている。これらの各シャワーパ
イプ4はそれぞれ、基板1の通過方向に沿って配設され
ており、基板搬送方向に対して直交する方向に複数のシ
ャワーパイプを並設することに比べて、シャワーパイプ
4自体は長くなるもののより少ない本数のシャワーパイ
プ4で基板1への均一な処理液供給に対応することがで
きることになる。ここで、所定の処理液とは、基板1の
主面に形成された金属膜をエッチングする酸性溶液であ
るエッチング液、基板1の主面からレジスト膜を剥離す
るアルカリ溶液である剥離液、レジスト膜を現像するア
ルカリ溶液である現像液、および、界面活性剤などを含
む溶液などの洗浄液などである。このような処理液を、
通過して来る基板1の上面にシャワーパイプ4のノズル
から供給して基板1に所定の処理を施す構成となってい
る。
の複数の搬送ローラ(図示せず)で支持されて基板搬送
方向Aのパスライン2に沿って水平に連続して搬送され
るように構成されている。この搬送経路にシャワー処理
槽3が設けられており、この基板1が順次通過するシャ
ワー処理槽3内の上方には、基板1の上面に向けてノズ
ルから所定の処理液を供給する複数のシャワーパイプ4
が所定間隔毎に配設されている。これらの各シャワーパ
イプ4はそれぞれ、基板1の通過方向に沿って配設され
ており、基板搬送方向に対して直交する方向に複数のシ
ャワーパイプを並設することに比べて、シャワーパイプ
4自体は長くなるもののより少ない本数のシャワーパイ
プ4で基板1への均一な処理液供給に対応することがで
きることになる。ここで、所定の処理液とは、基板1の
主面に形成された金属膜をエッチングする酸性溶液であ
るエッチング液、基板1の主面からレジスト膜を剥離す
るアルカリ溶液である剥離液、レジスト膜を現像するア
ルカリ溶液である現像液、および、界面活性剤などを含
む溶液などの洗浄液などである。このような処理液を、
通過して来る基板1の上面にシャワーパイプ4のノズル
から供給して基板1に所定の処理を施す構成となってい
る。
【0016】また、処理液を貯留する処理液貯留手段と
しての貯留タンク5の底部には配管経路6の一端が連結
され、配管経路6の他端部は、処理槽3の外部から処理
槽3内に貫通して配設されている。この配管経路6に
は、貯留タンク5から処理槽3内の配管経路6の他端部
に処理液を送液するポンプ7が配設されている。これら
の配管経路6およびポンプ7により、貯留タンク5から
処理槽3内に処理液を供給する処理液供給手段が構成さ
れている。この配管経路6の他端部と複数のシャワーパ
イプ4との間には、配管経路6の他端部から処理槽3内
の各シャワーパイプ4にそれぞれ処理液を供給する複数
の処理液供給管8がそれぞれ設けられている。また、基
板面への処理液供給の均一化を図るべく、各シャワーパ
イプ4には、各シャワーパイプ4をそれぞれその長手方
向の中心軸を回動中心として、基板搬送方向Aと直交す
る方向Bに回動させる回動機構部9が配設されている。
この回動機構部9による各シャワーパイプ4の回動を可
能とするように、処理液供給管8は、シャワーパイプ4
の接続部にアールを持たせて連結されると共に長さ方向
に余裕をもって連結され、かつ処理液供給管8の材質自
体も多少伸縮可能な樹脂製のチューブなどで構成されて
おり、その回動時の処理液供給管8とシャワーパイプ4
の接続部の移動を吸収するような可撓性を有している。
しての貯留タンク5の底部には配管経路6の一端が連結
され、配管経路6の他端部は、処理槽3の外部から処理
槽3内に貫通して配設されている。この配管経路6に
は、貯留タンク5から処理槽3内の配管経路6の他端部
に処理液を送液するポンプ7が配設されている。これら
の配管経路6およびポンプ7により、貯留タンク5から
処理槽3内に処理液を供給する処理液供給手段が構成さ
れている。この配管経路6の他端部と複数のシャワーパ
イプ4との間には、配管経路6の他端部から処理槽3内
の各シャワーパイプ4にそれぞれ処理液を供給する複数
の処理液供給管8がそれぞれ設けられている。また、基
板面への処理液供給の均一化を図るべく、各シャワーパ
イプ4には、各シャワーパイプ4をそれぞれその長手方
向の中心軸を回動中心として、基板搬送方向Aと直交す
る方向Bに回動させる回動機構部9が配設されている。
この回動機構部9による各シャワーパイプ4の回動を可
能とするように、処理液供給管8は、シャワーパイプ4
の接続部にアールを持たせて連結されると共に長さ方向
に余裕をもって連結され、かつ処理液供給管8の材質自
体も多少伸縮可能な樹脂製のチューブなどで構成されて
おり、その回動時の処理液供給管8とシャワーパイプ4
の接続部の移動を吸収するような可撓性を有している。
【0017】また、貯留タンク5は処理槽3の底部と、
図示しないフィルタを有する回収配管経路10によって
連結されており、処理液は、処理槽3で基板1の上面に
供給された後に、処理槽3からフィルタを介して貯留タ
ンク5に回収されて循環使用される構成となっている。
図示しないフィルタを有する回収配管経路10によって
連結されており、処理液は、処理槽3で基板1の上面に
供給された後に、処理槽3からフィルタを介して貯留タ
ンク5に回収されて循環使用される構成となっている。
【0018】ここで、回動機構部9の一例と、シャワー
パイプ4および処理液供給管8の一例とについて更に詳
しく説明する。
パイプ4および処理液供給管8の一例とについて更に詳
しく説明する。
【0019】図2は図1の回動機構部9の正面構成を示
す拡大図、図3は図1の回動機構部9、シャワーパイプ
4および処理液供給管8の平面構成を示す拡大図であ
り、図4は図1のシャワーパイプ4および処理液供給管
8の拡大図、図5は図1のC−C線断面構成を示す拡大
図である。
す拡大図、図3は図1の回動機構部9、シャワーパイプ
4および処理液供給管8の平面構成を示す拡大図であ
り、図4は図1のシャワーパイプ4および処理液供給管
8の拡大図、図5は図1のC−C線断面構成を示す拡大
図である。
【0020】図2および図3において、駆動モータ11
の回転軸の軸心から外れた位置にアーム11aを介して
一方端が連結されたクランクアーム12の他端は、アー
ム13の一端に連結され、アーム13の他端はシャフト
14に固定されており、駆動モータ11の回転軸の回転
でアーム11a、クランクアーム12さらにアーム13
を介して、シャフト14はその軸心を回動中心として所
定角度Dだけ回動するように構成されている。また、各
シャワーパイプ4の両端部はそれぞれ軸受部材15で回
動自在に軸支されている。さらに、各シャワーパイプ4
にはそれぞれその外周を固定した各取付板16がそれぞ
れ設けられており、各取付板16の下端部は揺動連結ア
ーム17に連結されている。この揺動連結アーム17の
一端は、シャフト14の外周を固定した取付板18の下
端部に連結されており、シャフト14の回動によって取
付板18、揺動連結アーム17さらに各取付板16を介
して各シャワーパイプ4をそれぞれ、各軸心をそれぞれ
回動中心として所定角度Eだけそれぞれ回動させる構成
となっている。
の回転軸の軸心から外れた位置にアーム11aを介して
一方端が連結されたクランクアーム12の他端は、アー
ム13の一端に連結され、アーム13の他端はシャフト
14に固定されており、駆動モータ11の回転軸の回転
でアーム11a、クランクアーム12さらにアーム13
を介して、シャフト14はその軸心を回動中心として所
定角度Dだけ回動するように構成されている。また、各
シャワーパイプ4の両端部はそれぞれ軸受部材15で回
動自在に軸支されている。さらに、各シャワーパイプ4
にはそれぞれその外周を固定した各取付板16がそれぞ
れ設けられており、各取付板16の下端部は揺動連結ア
ーム17に連結されている。この揺動連結アーム17の
一端は、シャフト14の外周を固定した取付板18の下
端部に連結されており、シャフト14の回動によって取
付板18、揺動連結アーム17さらに各取付板16を介
して各シャワーパイプ4をそれぞれ、各軸心をそれぞれ
回動中心として所定角度Eだけそれぞれ回動させる構成
となっている。
【0021】また、図3において、各シャワーパイプ4
のフィティング4aをそれぞれ介して接続された各処理
液供給管8は、固定側の配管経路6と接続部6aで一括
して接続されている。このとき、各処理液供給管8は、
この回動機構部9による各シャワーパイプ4の回動が可
能なように多少伸縮可能で可撓性を有する構成となって
いる。
のフィティング4aをそれぞれ介して接続された各処理
液供給管8は、固定側の配管経路6と接続部6aで一括
して接続されている。このとき、各処理液供給管8は、
この回動機構部9による各シャワーパイプ4の回動が可
能なように多少伸縮可能で可撓性を有する構成となって
いる。
【0022】これによって、図4および図5に示すよう
に、搬送ローラ19で支持されて処理槽3内を搬送され
てくる基板1の上方で、基板搬送方向Aに沿って配設さ
れたシャワーパイプ4を、回動機構部9で方向Bに繰り
返し回動させつつシャワーパイプ4のノズルから基板1
の上面に満遍なく処理液を供給して所定処理を行うこと
ができる。このとき、各処理液供給管8の可撓性で、シ
ャワーパイプ4の回動によるその接続部の移動を吸収し
ている。
に、搬送ローラ19で支持されて処理槽3内を搬送され
てくる基板1の上方で、基板搬送方向Aに沿って配設さ
れたシャワーパイプ4を、回動機構部9で方向Bに繰り
返し回動させつつシャワーパイプ4のノズルから基板1
の上面に満遍なく処理液を供給して所定処理を行うこと
ができる。このとき、各処理液供給管8の可撓性で、シ
ャワーパイプ4の回動によるその接続部の移動を吸収し
ている。
【0023】したがって、シャワーパイプ4を回動させ
つつ処理液を供給する際に、従来のようにメカニカルシ
ールを用いると、メカニカルシールの内部で擦れなどに
よりパーティクルが発生するが、このようなメカニカル
シールを用いず、多少伸縮自在で可撓性のある各処理液
供給管8を介して処理液を各シャワーパイプ4にそれぞ
れ直接供給しているので、処理液中に混入するパーティ
クルの発生は防止されて基板への汚染も防止することが
できる。
つつ処理液を供給する際に、従来のようにメカニカルシ
ールを用いると、メカニカルシールの内部で擦れなどに
よりパーティクルが発生するが、このようなメカニカル
シールを用いず、多少伸縮自在で可撓性のある各処理液
供給管8を介して処理液を各シャワーパイプ4にそれぞ
れ直接供給しているので、処理液中に混入するパーティ
クルの発生は防止されて基板への汚染も防止することが
できる。
【0024】また、従来、用いていたメカニカルシール
で液漏れを防ごうとすると、回動を妨げる力が働いて、
その分、駆動モータ11に負担がかかる。このため、駆
動モータ11により高い回転トルクが必要となり、その
出力を大きくすることが必要となって、より大きい定格
出力を有する駆動モータ11が必要となる。これによっ
て、駆動モータ11のサイズが大きくなると共に、コス
トも増加することになるが、このような問題も合わせて
解決することができる。
で液漏れを防ごうとすると、回動を妨げる力が働いて、
その分、駆動モータ11に負担がかかる。このため、駆
動モータ11により高い回転トルクが必要となり、その
出力を大きくすることが必要となって、より大きい定格
出力を有する駆動モータ11が必要となる。これによっ
て、駆動モータ11のサイズが大きくなると共に、コス
トも増加することになるが、このような問題も合わせて
解決することができる。
【0025】なお、本実施形態では、各処理液供給管8
は、多少伸縮自在でアール部を有し長さ方向に余裕を持
つことで可撓性を有する配管とすることにより、シャワ
ーパイプ4が回動可能なように構成したが、要は、シャ
ワーパイプ4と接続される処理液供給管8の少なくとも
一部が可撓性を有する配管で構成されていればよく、シ
ャワーパイプ4が回動しても処理液供給管8などで引っ
張られるなどして規制を受けなければよい。
は、多少伸縮自在でアール部を有し長さ方向に余裕を持
つことで可撓性を有する配管とすることにより、シャワ
ーパイプ4が回動可能なように構成したが、要は、シャ
ワーパイプ4と接続される処理液供給管8の少なくとも
一部が可撓性を有する配管で構成されていればよく、シ
ャワーパイプ4が回動しても処理液供給管8などで引っ
張られるなどして規制を受けなければよい。
【0026】また、本実施形態では、シャワーパイプ4
はその長手方向の中心軸を回動中心として、基板搬送方
向Aと直交する方向Bに回動させる回動機構部9を配設
したが、シャワーパイプ4の上方に位置しその長手方向
の軸を回動中心として、基板搬送方向Aと直交する回動
方向Bに揺動させる揺動機構部を配設してもよい。要
は、基板1の幅方向に満遍なく処理液を供給できれば、
シャワーパイプ4が回動してもまたは揺動してもよい。
つまり、搬送されてくる基板1の上方でシャワーパイプ
4を長手方向と交叉する方向に揺動または回動させつつ
シャワーパイプ4から基板面に処理液を供給して所定処
理を行うものである。また、図示されていないが、シャ
ワーパイプ4の揺動機構部には局所排気を行う排気手段
を設けることで、シャワーパイプ4の揺動により発生す
るパーティクルも防止できる。
はその長手方向の中心軸を回動中心として、基板搬送方
向Aと直交する方向Bに回動させる回動機構部9を配設
したが、シャワーパイプ4の上方に位置しその長手方向
の軸を回動中心として、基板搬送方向Aと直交する回動
方向Bに揺動させる揺動機構部を配設してもよい。要
は、基板1の幅方向に満遍なく処理液を供給できれば、
シャワーパイプ4が回動してもまたは揺動してもよい。
つまり、搬送されてくる基板1の上方でシャワーパイプ
4を長手方向と交叉する方向に揺動または回動させつつ
シャワーパイプ4から基板面に処理液を供給して所定処
理を行うものである。また、図示されていないが、シャ
ワーパイプ4の揺動機構部には局所排気を行う排気手段
を設けることで、シャワーパイプ4の揺動により発生す
るパーティクルも防止できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可撓性の
ある各処理液供給管を介して処理液を各シャワーパイプ
にそれぞれ直接供給すると共に、シャワーパイプを揺動
または回動させつつ基板上の幅方向に処理液を満遍なく
供給するため、処理液供給経路内にはパイプ回動のため
の摺動部分がなくなるので、この部分からのパーティク
ルの発生を防止して、供給される処理液中へのパーティ
クルの混入を防止することができると共に、その処理液
が供給される基板への汚染も防止することができる。
ある各処理液供給管を介して処理液を各シャワーパイプ
にそれぞれ直接供給すると共に、シャワーパイプを揺動
または回動させつつ基板上の幅方向に処理液を満遍なく
供給するため、処理液供給経路内にはパイプ回動のため
の摺動部分がなくなるので、この部分からのパーティク
ルの発生を防止して、供給される処理液中へのパーティ
クルの混入を防止することができると共に、その処理液
が供給される基板への汚染も防止することができる。
【0028】また、基板搬送方向に対して直交する方向
に各シャワーパイプをそれぞれ設けることに比べて、各
シャワーパイプを基板搬送方向に沿ってそれぞれ設けれ
ば、シャワーパイプ自体は長くなるもののより少ないパ
イプの本数で対応することができる。それに伴い揺動の
ための揺動部分も少なくなるので、パーティクルの発生
量を少なくできるとともに、局所排気を行なう排気手段
の数も少なくできる。
に各シャワーパイプをそれぞれ設けることに比べて、各
シャワーパイプを基板搬送方向に沿ってそれぞれ設けれ
ば、シャワーパイプ自体は長くなるもののより少ないパ
イプの本数で対応することができる。それに伴い揺動の
ための揺動部分も少なくなるので、パーティクルの発生
量を少なくできるとともに、局所排気を行なう排気手段
の数も少なくできる。
【図1】本発明の一実施形態における基板処理装置の構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図2】図1の回動機構部の正面構成を示す拡大図であ
る。
る。
【図3】図1の回動機構部、シャワーパイプおよび処理
液供給管の平面構成を示す拡大図である。
液供給管の平面構成を示す拡大図である。
【図4】図1のシャワーパイプおよび処理液供給管の拡
大図である。
大図である。
【図5】図1のC−C線断面を示す拡大図である。
【図6】従来のシャワー処理槽におけるシャワーパイプ
の配管構成を示す平面図である。
の配管構成を示す平面図である。
【図7】図6のメカニカルシール部の断面構成を示す拡
大図である。
大図である。
1 基板 3 シャワー処理槽 4 シャワーパイプ 5 貯留タンク 6 配管経路 7 ポンプ 8 処理液供給管 9 回動機構部 11 駆動モータ 12 クランクアーム 13 アーム 14 シャフト 15 軸受部材 16,18 取付板 17 揺動連結アーム 19 搬送ローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送されてくる基板の上方でシャワーパ
イプをシャワーパイプの長手方向と交叉する方向に揺動
または回動させつつ前記シャワーパイプから基板面に処
理液を供給して処理を行う基板処理装置において、 前記シャワーパイプに接続されている処理液供給管の少
なくともその一部を可撓性を有する構成としたことを特
徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 搬送手段により処理槽内に搬送されてく
る基板の上方で、シャワーパイプをシャワーパイプの長
手方向と直交する方向に揺動または回動させつつ前記シ
ャワーパイプから基板面に処理液を供給して処理を行う
基板処理装置において、 処理液を貯留する処理液貯留手段と、この処理液貯留手
段から処理槽内に処理液を供給する処理液供給手段と、
この処理液供給手段から処理槽内に配設されたシャワー
パイプに処理液を供給する処理液供給管とを備えると共
に、前記処理液供給管の少なくとも一部を、前記シャワ
ーパイプが揺動または回動可能な可撓性を有する構成と
したことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 前記シャワーパイプは複数配設され、複
数のシャワーパイプはそれぞれ基板搬送方向に沿ってそ
れぞれ配設されていることを特徴とする請求項1または
2記載の基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23453896A JPH1079368A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23453896A JPH1079368A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079368A true JPH1079368A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16972603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23453896A Pending JPH1079368A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1079368A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002045803A (ja) * | 2000-08-02 | 2002-02-12 | Nagata Jozo Kikai Kk | 円弧状に移動するノズルを備えた洗浄方法及び装置 |
WO2002049087A1 (fr) * | 2000-12-12 | 2002-06-20 | Sumitomo Precision Products Co., Ltd | Dispositif de traitement de substrat de transfert à douche oscillante |
JP2006195127A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ基板の現像方法及び現像装置 |
JP2007217276A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Jiwontech Co Ltd | ガラス基板の薄板化装置 |
JP2010179235A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Kawasaki Plant Systems Ltd | 高圧洗浄液噴射式洗浄装置 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP23453896A patent/JPH1079368A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002045803A (ja) * | 2000-08-02 | 2002-02-12 | Nagata Jozo Kikai Kk | 円弧状に移動するノズルを備えた洗浄方法及び装置 |
WO2002049087A1 (fr) * | 2000-12-12 | 2002-06-20 | Sumitomo Precision Products Co., Ltd | Dispositif de traitement de substrat de transfert à douche oscillante |
CN100358115C (zh) * | 2000-12-12 | 2007-12-26 | 住友精密工业株式会社 | 摇动喷淋型传送式基板处理装置 |
JP2006195127A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ基板の現像方法及び現像装置 |
JP4539336B2 (ja) * | 2005-01-13 | 2010-09-08 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタ基板の現像方法及び現像装置 |
JP2007217276A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Jiwontech Co Ltd | ガラス基板の薄板化装置 |
JP2010179235A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Kawasaki Plant Systems Ltd | 高圧洗浄液噴射式洗浄装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3919464B2 (ja) | 搬送装置、洗浄装置及び現像装置 | |
JP3236742B2 (ja) | 塗布装置 | |
JP4762872B2 (ja) | 回転ロールの汚れ除去機構 | |
JP3851462B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JPH1079368A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2007227736A (ja) | 現像処理装置、現像処理方法、コンピュータ読取可能な記憶媒体 | |
JP3513378B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JP3384666B2 (ja) | 基板処理装置 | |
KR100525927B1 (ko) | 액정 디스플레이 장치용 기판 처리 장치 | |
JP5449116B2 (ja) | 現像装置、これを備える現像塗布システム、および現像方法 | |
JP2001102289A (ja) | 基板処理装置および基板処理方法 | |
JP2000177841A (ja) | 基板処理装置 | |
JPH0714810A (ja) | ガラス基板洗浄装置 | |
JP3865978B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JP3866856B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JP2000049206A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2001252604A (ja) | 処理液吐出ノズルおよび液処理装置 | |
JP4160651B2 (ja) | 基板処理装置 | |
JP2001102283A5 (ja) | ||
JPH11335872A (ja) | 基板処理装置 | |
WO2004036633A1 (ja) | 液処理装置 | |
JPH09155307A (ja) | 基板処理装置 | |
JP3441559B2 (ja) | 基板の液切り装置 | |
JP2001351852A (ja) | 基板処理装置 | |
JP2001319870A (ja) | 液処理方法 |