JPH1077134A - クリーニング部材及びその使用方法 - Google Patents

クリーニング部材及びその使用方法

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JPH1077134A
JPH1077134A JP8233849A JP23384996A JPH1077134A JP H1077134 A JPH1077134 A JP H1077134A JP 8233849 A JP8233849 A JP 8233849A JP 23384996 A JP23384996 A JP 23384996A JP H1077134 A JPH1077134 A JP H1077134A
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cleaning member
cleaning
roller
wiping
feeding
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JP8233849A
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Takehiko Kiyohara
武彦 清原
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、十分な量のクリーニング溶剤を保
持し、しかもその溶剤を装置内に飛散させることなく給
送手段や搬送手段のシート材との当接部に付着した汚れ
や異物を効果的に除去することが可能なクリーニング部
材及びその使用方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 クリーニング部材Aは、ローラ表面に付
着した汚れや異物をローラ表面から分離するため、クリ
ーニング溶剤2が内包されたカプセル3を有した溶解領
域1aと、ローラ表面に残留した残留物を捕捉して拭い
去るため、細かいセル構造の面から構成された払拭領域
1bとを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報出力用のプリ
ンタ、情報入力用の読み取り装置、複写機やファクシミ
リ等の画像形成装置等の各種装置に備えられたシート材
給送手段や前記給送手段により給送されたシート材を搬
送する搬送手段のシート材との当接部の汚れや異物を除
去するクリーニング部材、及びこのクリーニング部材の
使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりシート材を給送する給送手段の
給送ローラ及び給送されたシート材を搬送する搬送ロー
ラは、使用するに従い、その表面に付着した紙粉や異物
等によって表面の摩擦係数μが低下するという問題を抱
えている。そのため、シート材が給送ローラや搬送ロー
ラがシート材上でスリップし、シート材を正確に送るこ
とが出来なくなる場合が発生する。
【0003】従って、給送ローラや搬送ローラの表面摩
擦係数μの低下を回復させるために、各ローラの表面に
付着した紙粉や異物を除去する必要があり、例えば、紙
やフェルト等の基材にエタノール等のクリーニング液
(溶剤)を含浸させたクリーニング部材を給送ローラや
搬送ローラの表面に当てて紙粉や異物を溶解して除去す
るクリーニング作業を行うのが一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
厚みの薄い紙やフェルト等の基材からなる従来のクリー
ニング部材は、その内部に保持できるクリーニング液の
量が極めて少なく、そのため、汚れや異物の溶解分離作
用が十分に行われず、従ってローラ表面からクリーニン
グ部材側に転移する汚れや異物の量が不十分となり、ロ
ーラ表面の摩擦係数μの回復する度合いが小さいという
問題がある。
【0005】また、このような従来のクリーニング部材
によって給送ローラや搬送ローラの面をクリーニングす
ると、各ローラの面から分離された紙粉や異物が再び前
記ローラの表面に付着して摩擦係数μの回復を妨げてし
まうことがある。
【0006】また、クリーニング作業を行うために従来
の湿式クリーニング部材を装置のシート材載置台に載置
する際、クリーニング部材中に染み込ませたクリーニン
グ液が装置の内部や周辺に付着する虞があり、溶剤に侵
され易い合成樹脂の部品等にクリーニング液が付着した
場合、付着した箇所の美観が損なわれたり、強度が劣化
してクラックが入ったり、割れてしまったりする虞があ
る。
【0007】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、クリーニング部材に保持され
るクリーニング溶剤の量を増大して給送手段や搬送手段
の当接部に付着した汚れや異物を除去し易くし、除去し
た汚れや異物の再付着を防止し、装置の他の部分への悪
影響を防止するクリーニング部材及びその使用方法を提
供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るクリーニング部材の代表的な構成は、シ
ート材を給送する給送手段または前記給送手段により給
送されたシート材を搬送する搬送手段のシート材との当
接部の汚れまたは異物を除去するクリーニング部材であ
って、板状で且つその表面にはクリーニング溶剤を内包
するカプセルの集合体からなる溶解領域を有し、前記給
送手段または搬送手段の当接部の圧接により前記カプセ
ルの外皮が破裂して該カプセルの内部から漏出したクリ
ーニング溶剤により前記当接部に付着した汚れまたは異
物が溶解分離して除去されることを特徴とする。
【0009】また、前記溶解領域が配置されたクリーニ
ング部材の表面の一部に、前記当接部表面の残留物を捕
捉して拭い去る払拭領域を備えたことを特徴とする。
【0010】上記の構成により、カプセルが内包するク
リーニング溶剤の量、またはカプセル集合体の面積当た
りの集合量を適量とすることにより、給送手段や搬送手
段のシート材との当接部の圧接によりカプセルの外皮が
破裂して該カプセルの内部から漏出したクリーニング溶
剤により汚れや異物が確実に溶解分離してクリーニング
部材の払拭領域に転移する作用を十分なものとすること
が出来る。
【0011】また、クリーニング溶剤はカプセル中に保
持されているのでクリーニング部材を装置にセットする
際にはクリーニング溶剤が装置内部や周辺に付着するこ
とがなく、装置の保全が確保できる。
【0012】また、溶解領域が配置されたクリーニング
部材の表面の一部に、払拭領域を備えたことにより、給
送手段や搬送手段のシート材との当接部から汚れや異物
を溶解分離する溶解分離作用と、クリーニング溶剤や溶
解物等の残留物を払拭する払拭作用とを連続して前記当
接部表面に与えることが可能となり、一回のクリーニン
グ動作で前記当接部表面の残留物を確実にクリーニング
部材に転移させることが出来る。
【0013】前記払拭領域を高分子材料からなる焼結体
または発泡体で構成した場合には、クリーニング溶剤に
より給送手段または搬送手段のシート材との当接部から
溶解分離された汚れや異物やクリーニング溶剤等の残留
物を極めて良好に払拭除去できる。
【0014】また、払拭領域を紙状または繊維を絡み合
わせて不織布状に形成した場合には、クリーニング溶剤
により給送手段または搬送手段のシート材との当接部か
ら溶解分離された汚れや異物やクリーニング溶剤等の残
留物を極めて良好に払拭除去できる。
【0015】また、前記クリーニング部材の使用方法
は、前記クリーニング部材の溶解領域により前記給送手
段または搬送手段のシート材との当接部から溶解分離さ
れた汚れまたは異物は、払拭領域を有するクリーニング
部材を使用する次のクリーニング動作によって前記払拭
領域に捕捉されて前記当接部から拭い去られることを特
徴とする。
【0016】上記構成により、先ず、第1のクリーニン
グ動作において、溶解領域を形成した第1のクリーニン
グ部材により、給送手段または搬送手段のシート材との
当接部から汚れや異物を溶解分離した後、第2のクリー
ニング動作において、払拭領域を有する第2のクリーニ
ング部材により溶解分離した異物やクリーニング溶剤を
払拭除去することが出来る。
【0017】この場合、第1、第2のクリーニング部材
が別体で構成されるため、第2のクリーニング部材を安
価な紙等を使用することでコストダウンが図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るクリーニン
グ部材及びその使用方法の実施形態を具体的に説明す
る。図1は本発明に係るクリーニング部材の第1実施形
態の構成を示す平面図、図2は第1実施形態の構成を示
す断面図である。
【0019】図1及び図2に示すクリーニング部材A
は、可撓性を有する板状部材からなり、給送手段である
給送回転体としての給送ローラや、搬送手段である搬送
回転体としての搬送ローラ(或いは排出ローラ)等のシ
ート材との当接部となる表面に当接して、該表面に付着
した汚れや異物をクリーニング溶剤によって溶解して各
ローラ表面から分離する溶解領域1aと、各ローラ表面
上に溶解分離した異物やクリーニング溶剤等の残留物を
捕捉して拭い去る払拭領域1bとを備えている。
【0020】前記溶解領域1aは、図2に示すように、
基材を兼ねた払拭領域1bの面に、クリーニング溶剤2
を内包する粒状カプセル3が集合体で層状に付着固定し
てあり、カプセル3の外皮は高分子材料からなる薄い皮
膜等で構成されるため、溶解領域1aを構成するカプセ
ル3にローラによる所定以上の圧力が加わると、カプセ
ル3の外皮が破裂して内部のクリーニング溶剤2がクリ
ーニング部材Aの表面に漏出するようになっている。
【0021】クリーニング溶剤2には、ローラ表面の汚
れや異物を活性化してローラ表面から分離させる効果の
高いものが用いられるが、一方、クリーニング溶剤2が
蒸発した後に該クリーニング溶剤2中に含まれる化学物
質を出来るだけ残留させないものが選定される。従っ
て、クリーニング溶剤2としては、例えば、液状または
ゲル状の高分子アルコール類を基剤としたものが適当で
ある。
【0022】また、カプセル3は、直径が1mm以下の大
きさのもので、前記基材としての払拭領域1bの表面に
付着される単位面積当たりの数が一定ならば、カプセル
3の直径を大きくすることで溶解領域1aが保持する全
体のクリーニング溶剤2の量を多くすることが出来る。
【0023】また、カプセル3を複数の層に積層して、
単位面積当たりの数を増やすことで同じく溶解領域1a
が保持する全体のクリーニング溶剤2の量を多くするこ
とが出来るものである。
【0024】また、払拭領域1bは、高分子材料からな
る焼結体や発泡体、例えば、ウレタンやゴム等の細かい
セル構造を有する面から構成されており、上述の溶解領
域1aにより溶解分離された異物や、給送ローラ、搬送
ローラ等の表面に付着したクリーニング溶剤2等の残留
物は、次の払拭領域1bを用いるクリーニング動作によ
り焼結体や発泡体を構成するセルの内に捕捉されて取り
込まれ、これ等ローラの表面の異物やクリーニング溶剤
2等の残留物は極めて良好に払拭除去される。
【0025】また、払拭領域1bの他の形態として、紙
状または各種の繊維を絡み合わせて不織布状に形成した
もので構成することで、給送ローラ、搬送ローラ等の表
面に溶解分離した異物や、クリーニング溶剤2等の残留
物は、繊維の間に捕捉されて取り込まれ、これ等ローラ
の表面の異物やクリーニング溶剤2等の残留物は極めて
良好に払拭除去される。
【0026】この繊維による払拭領域1bのコストは大
変安価であるために、極めて価格が安く、しかもクリー
ニング効果に優れたクリーニング部材を提供することが
可能である。
【0027】また、上述したような夫々の払拭領域1b
の構成により、ローラ表面から除去した異物やクリーニ
ング溶剤2等の残留物を該ローラに再付着させることが
なく、完全にクリーニングすることが出来る。
【0028】一方、本実施形態においては、溶解領域1
a下方の基材を構成する払拭領域1bの面に弾性がある
と、ローラの圧接によってカプセル3は払拭領域1bに
沈み込み、これによって、カプセル3の外皮を破裂させ
ることが出来なくなるという問題がある。
【0029】従って、カプセル3がローラに当接して所
定の外圧で容易に外皮が破裂して内部のクリーニング溶
剤2がクリーニング部材Aの表面に漏出するためには、
払拭領域1bは搬送時に必要な屈曲性を維持した範囲で
適当な硬度を有するように構成される。
【0030】また、溶解領域1a及び払拭領域1bは、
ローラの長尺方向の幅に対応する幅を有して構成されて
おり、ローラの幅方向全面に亘って均一にしかも確実に
クリーニングを実施することが出来るようになってい
る。
【0031】次に、図3を用いて本発明に係るクリーニ
ング部材の第2実施形態について説明する。図3は本発
明に係るクリーニング部材の第2実施形態の構成を示す
断面図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成した
ものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】本実施形態のクリーニング部材Bは、基材
4として安価で一般的な紙または合成樹脂等の可撓性を
有するシート材を使用し、該基材4の表面に前記第1実
施形態と同様な溶解領域1aと払拭領域1bとを略1/
2の領域に分けて塗布または接着等の方法により形成し
て板状に構成したものである。
【0033】本実施形態では、溶解領域1aは薄くて硬
い基材4上に形成されているので、カプセル3に加わる
圧力損失が小さく、従って、ローラによる所定の外圧で
容易にカプセル3の外皮が破裂して内部のクリーニング
溶剤2がクリーニング部材Bの表面に漏出するものであ
る。
【0034】また、払拭領域1bは基材4上に溶解領域
1aとは独立した状態で構成されているので、払拭領域
1bの面を弾力性のあるもので構成することが出来、こ
れによって、払拭領域1bの面とローラの表面との接触
が確実に出来、ローラの表面に上に溶解分離した異物や
クリーニング溶剤2等の残留物は、払拭領域1bにより
ローラの幅方向全面に亘って均一にしかも効率よく払拭
除去することが出来る。
【0035】また、本実施形態においては、図3に示す
ように、カプセル3を複数の層状に積層したり、或いは
カプセル3の直径を大きくしたりして、溶解領域1aの
厚さT1 を変えることによってクリーニング溶剤2の面
積当たりの保有量を変化させることが出来、一方、払拭
領域1bの厚さT2 を変えることによってローラの表面
に溶解分離した異物やクリーニング溶剤2等の残留物を
捕捉して吸収する容量を変化させることが出来、両者を
クリーニング部材Bを使用する装置の種類に対応して適
宜設定することで、夫々の機種に合った良好なクリーニ
ングを実施することが可能である。
【0036】次に、図4及び図5を用いて本発明に係る
クリーニング部材の第3実施形態について説明する。図
4は本発明に係るクリーニング部材の第3実施形態の構
成を示す平面図、図5は第3実施形態の構成を示す断面
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】図4、図5に示すクリーニング部材Cは、
前記第1実施形態と同様に可撓性を有する板状部材から
なり、当接する給送ローラや搬送ローラ等の表面に付着
した汚れや異物をクリーニング溶剤2にて溶解してロー
ラ表面から分離する溶解領域1aと、ローラ表面に溶解
分離した異物やクリーニング溶剤2等の残留物を捕捉し
て拭い去る払拭領域1bとを備えている。
【0038】本実施形態の溶解領域1aは、複数の半球
体または半楕円体状の凹みを有する二枚のシート材5を
上下二つの凹みの位置を合わせた状態で配置すると共
に、該凹み部にクリーニング溶剤2を内包させて上下二
枚のシート材5を接着または溶着によりシート状に一体
化し、複数のカプセル5aの集合体を構成して払拭領域
1bの略1/2の領域上に接着したものである。
【0039】カプセル5aの外皮は、前記第1実施形態
と同様に、高分子材料からなる薄い皮膜等で構成され、
カプセル5aにローラによる所定以上の外圧が加わると
カプセル5aの外皮が破裂してカプセル5a内部のクリ
ーニング溶剤2がクリーニング部材Cの表面に漏出する
ものである。
【0040】ここで、カプセル5aの単位面積当たりの
数が一定ならば、カプセル5aの容積を大きくすること
で溶解領域1aが保持するクリーニング溶剤2の量を多
くすることが出来、カプセル5aの単位面積当たりの数
を増やすことで、同じく溶解領域1aが保持するクリー
ニング溶剤2の量を多くすることが出来るものである。
【0041】本実施形態では、溶解領域1aを大きな面
積で単独に生産した後、使用する所定の面積に適宜切断
し、それを払拭領域1bの面に接着するという簡単な製
造工程でクリーニング部材Cを量産することが出来るの
で、コストの安い、しかもクリーニング効果の優れたク
リーニング部材Cを提供することが出来る。他の構成
は、前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を
得ることが出来る。
【0042】次に、図6を用いて本発明に係るクリーニ
ング部材の第4実施形態について説明する。図6は本発
明に係るクリーニング部材の第4実施形態の構成を示す
断面図である。尚、前記第1〜第3実施形態と同様に構
成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】図6に示すクリーニング部材Dは、カプセ
ル6aの一部を兼ねた基材7の表面に溶解領域1aと払
拭領域1bとを略1/2の領域に分けて溶着または接着
等の方法により形成したものである。
【0044】本実施形態における溶解領域1aは、複数
の半球体または半楕円体状の凹みを有するシート材6
と、平板状の基材7とを上下に配置し、シート材6の凹
み部にクリーニング溶剤2を内包させると共に、シート
材6と基材7とを合わせて接着または溶着によりシート
状に一体化して複数のカプセル6aを集合体で構成した
ものである。
【0045】前記各実施形態と同様に、カプセル6aの
外皮は高分子材料からなる薄い皮膜等で構成され、カプ
セル6aにローラによる所定以上の外圧が加わると、カ
プセル6aの外皮が破裂して内部のクリーニング溶剤2
がクリーニング部材Dの表面に漏出する。
【0046】また、前記第2実施形態と同様に、払拭領
域1bは基材7上に溶解領域1aとは独立した状態で構
成されているので、払拭領域1bを弾力性のあるもので
構成することが出来、これにより、払拭領域1bの面と
ローラの表面とが確実に接触出来、給送ローラや搬送ロ
ーラ等の表面に溶解分離した異物やクリーニング溶剤2
等の残留物が払拭領域1bにより効果的に払拭除去され
る。
【0047】本実施形態では、溶解領域1aは薄くて硬
い合成樹脂材料等からなる基材7上に構成されているの
で、カプセル6aに加わるローラの圧力損失が少なく、
従って、容易にカプセル6aの外皮が破裂して内部のク
リーニング溶剤2がクリーニング部材Dの表面に漏出す
るものである。
【0048】また、払拭領域1bを配する基材7はカプ
セル6aの一部も構成するという簡単な構造であるた
め、全体の材料費が安くなり、従って、コストが安く、
しかもクリーニング効果が極めて優れたクリーニング部
材Dを提供できるものである。他の構成は、前記第1〜
第3実施形態と同様に構成し、同様の効果を得ることが
出来る。
【0049】次に、図7を用いて本発明に係るクリーニ
ング部材の第5実施形態について説明する。図7は本発
明に係るクリーニング部材の第5実施形態の構成を示す
斜視図である。尚、前記第1〜第4実施形態と同様に構
成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0050】図7に示すように、本実施形態におけるク
リーニング部材Eは、その表面に間隔L毎に前記第1〜
第4実施形態から適宜選択された溶解領域1aと払拭領
域1bとが交互に複数配置された構成となっている。ま
た、間隔Lは少なくともクリーニングを行うローラの外
周長以上に設定されている。
【0051】本実施形態では、常に新しいクリーニング
溶剤2による溶解分離作用と、常に新しい払拭領域1b
の面による払拭作用を連続して複数回ローラの表面に与
えることが可能となり、ローラ表面のクリーニング溶剤
2や異物等の残留物を確実に払拭領域1bに移転させる
ことが出来る。他の構成は、前記第1〜第4実施形態と
同様に構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0052】次に、図8(a),(b)を用いて本発明
に係るクリーニング部材の第6実施形態について説明す
る。図8(a)は本発明に係るクリーニング部材の第6
実施形態の溶解領域の構成を示す平面図、図8(b)は
本発明に係るクリーニング部材の第6実施形態の払拭領
域の構成を示す平面図である。尚、前記第1〜第4実施
形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を
省略する。
【0053】本実施形態におけるクリーニング部材F
は、図8(a),(b)に示すように、可撓性を有する
二枚の板状クリーニング部材F1 ,F2 からなり、一方
のクリーニング部材F1 の表面には、前記第1〜第4実
施形態から適宜選択された溶解領域1aが形成され、他
方のクリーニング部材F2 の表面には、同じく前記第1
〜第4実施形態から適宜選択された払拭領域1bが形成
されている。
【0054】本実施形態では、図8(a)の溶解領域1
aを有するクリーニング部材F1 を用いた後に、図8
(b)の払拭領域1bを有するクリーニング部材F2
用いてクリーニング作業を行うものであり、作業回数が
増加するという欠点はあるが、クリーニング部材F1
2 の搬送方向の長さを比較的長く構成しておくことに
よって、ローラの外径の大小に関わらず共通のクリーニ
ング部材F1 ,F2 を用いることが出来る。
【0055】また、市販されるコピー用紙等を払拭領域
1bを有するクリーニング部材F2として使用すること
で溶解領域1aを有するクリーニング部材F1 のみの提
供で、使用者はクリーニング作業を完全に行うことが出
来、安価に提供できるというメリットがある。他の構成
は、前記第1〜第4実施形態と同様に構成し、同様の効
果を得ることが出来る。
【0056】次に、前記第1〜第6実施形態のクリーニ
ング部材A〜Fを用いてインクジェット方式の記録装置
に配備される給送手段や搬送手段のシート材との当接部
の汚れや異物を除去する様子を図9を用いて説明する。
図9はインクジェット記録装置のシート材給送部に本発
明のクリーニング部材Aをセットした状態を示す断面説
明図である。
【0057】図9において、記録装置本体の外装は、カ
バー10と、装置本体に対して回動して開閉可能な蓋を備
えている。この蓋は開いた状態でシート材載置手段とし
てのシート搬送方向上流側(以下、単に「上流側」とい
う)部分の載置台11を兼ねている。また、紙や合成樹脂
等で構成される記録シートは、前記カバー10に設けられ
た挿入口10aから挿入されて載置台11,11a上に載置さ
れ、給送手段となる給送ローラ12に繰り出された後、搬
送手段となる搬送ローラ13と、該搬送ローラ13に圧接す
るピンチローラ14とにより挟持されて搬送され、記録ヘ
ッド15により画像が記録される。
【0058】そして、画像が記録された記録シートは、
搬送手段及び排出手段である排出ローラ16と、該排出ロ
ーラ16に圧接するピンチローラ17により挟持されて排出
口10bから機外へ排出される。
【0059】カバー10内に設けられた側板18の内側に
は、バネ19により給送ローラ12の方向に付勢されている
載置台11aと、載置台11a上の記録シートと当接する給
送ローラ12と、記録シートの先端が突き当たることによ
り最上位の記録シートを一枚ずつに分離するための分離
部材20と、分離した記録シートを記録ヘッド15が対向す
る記録部へ誘導するガイド部材21とを備えている。
【0060】また、ガイド部材21のシート搬送方向下流
側(以下、単に「下流側」という)には、バネ22の所定
の圧力により搬送ローラ13に圧接されるピンチローラ14
と、バネ23の所定の圧力で排出ローラ16に圧接されるピ
ンチローラ17とが設けられ、搬送ローラ13とピンチロー
ラ14及び排出ローラ16とピンチローラ17により挟持され
た記録シートは主に搬送ローラ13の回転に従動して一定
速度で搬送される。
【0061】排出ローラ16の周速を搬送ローラ13の周速
より5%程度大きく設定することと、バネ23の力をバネ
22の力よりも極く小さく設定することで排出ローラ16は
シート材の面を微少スリップしながらシート材に排出方
向の引っ張り力を与え、この引っ張り力により記録手段
近傍のシート材の面は記録精度を出すために必要な平面
性を維持するようになっている。
【0062】一方、搬送ローラ13の摩擦係数μが紙粉付
着等の原因によって低下すると、搬送ローラ13とシート
材との間にスリップが生じてシート材を正しいピッチで
搬送することが出来なくなると同時に、搬送ローラ13と
ピンチローラ14とがシート材を保持する力も減少し、排
出ローラ16による引っ張り力が、搬送ローラ13とピンチ
ローラ14とによる保持力よりも大きくなるため、シート
材の移動量が変動して副走査方向にピッチむらを発生
し、そのため、印字された画像の品位が劣化する。
【0063】従って、搬送ローラ13の摩擦係数μの低下
をクリーニング手段により防止することは、出力された
画像の品位を一定に保つために重要となる。
【0064】記録ヘッド15は、ガイド軸24,25にガイド
されて給送される記録シートの幅方向に往復移動される
キャリッジ26に搭載されており、画像情報に応じてイン
クを吐出して記録シート上に画像を記録する。
【0065】カバー10の内側には、該カバー10に形成さ
れた穴から突出して設けられた複数のスイッチボタン27
を備えた電気基板28と、載置台11aの下側に設けられ、
マイクロコンピュータやメモリーを搭載して記録装置の
動作を制御するコントロール用電気基板である制御手段
29が配置されている。
【0066】次に、上記構成の記録装置に内蔵される給
送ローラ12と搬送ローラ13と排出ローラ16の表面をクリ
ーニングする際の操作及びクリーニング動作を、ここで
は、クリーニング部材A〜Dの内から代表例としてクリ
ーニング部材Aを用いた場合について説明する。
【0067】先ず、図9に示すように、載置台11,11a
上に記録シートの代わりにクリーニング部材Aをセット
する。この場合、クリーニング部材Aの略1/2領域の
先行部は溶解領域1aで構成され、残り略1/2領域の
後続部は払拭領域1bで構成される。また、クリーニン
グ部材Aの給送方向と直交する方向の幅寸法は、給送ロ
ーラ12と搬送ローラ13と排出ローラ16の長尺方向のロー
ラ表面の幅寸法に対応する長さを有して構成される。
【0068】載置台11,11a上にクリーニング部材Aを
セットする状態では、クリーニング溶剤2はカプセル3
により内包してカバーされているため、装置周辺や装置
内部に飛散することはない。
【0069】次に、スイッチボタン27を押すことによ
り、制御手段29は給送動作の制御を行い、載置台11aが
バネ19の押圧力により上昇して溶解領域1aは給送ロー
ラ12の表面当接部に所定の圧力で当接する。
【0070】給送ローラ12の当接部と溶解領域1aが当
接された状態では、バネ19による載置台11aの上昇力に
よりカプセル3に体積圧縮力が働き、前記体積圧縮力に
よりカプセル3の外皮が破裂して内部のクリーニング溶
剤2がクリーニング部材Aの表面に漏出して、給送ロー
ラ12の表面はクリーニング溶剤2によって浸される。
【0071】給送ローラ12が更に回転してクリーニング
部材Aが給送されて移動することにより、溶解領域1a
のカプセル3は給送ローラ12の外周面に沿って破裂し、
漏出したクリーニング溶剤2によって給送ローラ12の全
表面が浸されて給送ローラ12の表面に付着した汚れや異
物がクリーニング溶剤2中に溶解分離される。
【0072】給送ローラ12の更なる回転によりクリーニ
ング部材Aは、回転している搬送ローラ13とピンチロー
ラ14とによって挟持されて搬送され、記録ヘッド15が対
向する位置で一旦停止する。
【0073】前記停止状態までに、給送ローラ12は所定
回数回転し、その回転と同期して所定タイミングで動作
する図示しないカム手段により載置台11aはバネ19の押
圧力に抗して下方に退避するため、クリーニング部材A
と給送ローラ12は離間した状態となる。
【0074】この状態において、スイッチボタン27を押
すことにより制御手段29は記録ヘッド15による記録動作
を行うことなしに排出動作の制御を行い、クリーニング
部材Aは搬送ローラ13とピンチローラ14、及び排出ロー
ラ16とピンチローラ17のニップ部を通過して排出口10b
から排出される。
【0075】前記排出動作の過程において、給送ローラ
12と接触する位置より下流側の領域及び前記載置台11a
の退避によって給送ローラ12により破裂しなかった溶解
領域1aのカプセル3は搬送ローラ13及び排出ローラ16
によって破裂して、各ローラ13,16により破裂したカプ
セル3から漏出したクリーニング溶剤2により、搬送ロ
ーラ13及び排出ローラ16の全表面が浸され、搬送ローラ
13及び排出ローラ16の表面に付着した汚れや異物はクリ
ーニング溶剤2中に溶解分離される。
【0076】また、前記排出動作の過程において、クリ
ーニング部材Aの払拭領域1bが給送ローラ12、搬送ロ
ーラ13及び排出ローラ16の当接面を通過することによ
り、給送ローラ12、搬送ローラ13及び排出ローラ16の各
表面上に溶解分離した異物やクリーニング溶剤2等の残
留物は、払拭領域1bに捕捉されて拭い去られ、各ロー
ラ12,13,16の表面がクリーニングされる。他のクリー
ニング部材B〜Dを使用した場合も略同様にクリーニン
グすることが出来る。
【0077】次に、図7に示すクリーニング部材Eを使
用した場合について説明する。クリーニング部材Eは、
その表面に間隔L毎の溶解領域1aと払拭領域1bとが
交互に複数配置されており、クリーニング部材Eの給送
方向と直交する方向の幅寸法は、前述と同様に、給送ロ
ーラ12と搬送ローラ13と排出ローラ16の長尺方向のロー
ラ表面の幅寸法に対応する長さを有して構成される。
【0078】図9に示す記録装置において、クリーニン
グ部材Eを載置台11,11a上に載置してスイッチボタン
27を押すことにより、クリーニング部材Eは所定の圧力
で押圧されながら前述と同様に、給送ローラ12、搬送ロ
ーラ13及び排出ローラ16の表面を通過して排出口10bか
ら排出される。
【0079】クリーニング部材Eを用いた場合、給送ロ
ーラ12が給送のために所定回数回転する過程と、その後
所定タイミングで載置台11aが退避した状態の過程にお
いて、クリーニング部材Eが各ローラ12,13,16を通過
する際に、各ローラ12,13,16の表面は、常に新しいク
リーニング溶剤2による溶解分離作用と、常に新しい払
拭領域1bによる払拭作用とを連続して複数回繰り返し
て各ローラ12,13,16の表面に与えることが可能とな
り、各ローラ12,13,16の表面上で溶解分離した異物や
クリーニング溶剤2等の残留物をより確実にクリーニン
グ部材Eに転移させることが出来るものである。
【0080】次に、図8に示すクリーニング部材F1
2 を使用した場合について説明する。クリーニング部
材F1 ,F2 の給送方向の長さ寸法は、少なくとも給送
ローラ12、搬送ローラ13及び排出ローラ16の外周長さよ
りも長くなるように構成され、クリーニング部材F1
2 の給送方向と直交する方向の幅寸法は、前述と同様
に、給送ローラ12と搬送ローラ13と排出ローラ16の長尺
方向のローラ表面の幅寸法に対応する長さを有して構成
される。
【0081】先ず、溶解領域1aを有するクリーニング
部材F1 を載置台11,11a上にセットしてスイッチボタ
ン27を押すと、給送ローラ12が給送のために所定回数回
転する過程と、その後所定タイミングで載置台11aが退
避した状態の過程において、クリーニング部材F1 は、
所定の圧力で押圧されながら給送ローラ12、搬送ローラ
13及び排出ローラ16の表面を通過し、溶解領域1aを構
成するカプセルが破裂して漏出したクリーニング溶剤2
によって各ローラ12,13,16に付着した汚れや異物はク
リーニング溶剤2中に溶解し、クリーニング部材F1
排出口10bから排出される。
【0082】続いて、払拭領域1bを有するクリーニン
グ部材F2 を載置台11,11a上にセットしてスイッチボ
タン27を押すと、給送ローラ12が給送のために所定回数
回転する過程と、その後所定タイミングで載置台11aが
退避した状態の過程において、クリーニング部材F
2 は、給送ローラ12、搬送ローラ13及び排出ローラ16の
当接表面を通過し、各ローラ12,13,16の表面上に溶解
分離した異物やクリーニング溶剤2等の残留物が払拭領
域1b中に取り込まれて払拭され、これにより、各ロー
ラ12,13,16の表面は完全にクリーニングされ、クリー
ニング部材F2 は排出口10bから排出される。
【0083】尚、前記実施形態では、上述した本発明に
係るクリーニング部材をインクジェット方式の記録装置
に適用した場合について説明したが、他の種々の画像処
理装置や原稿読み取り装置などの入出力装置で、その使
用が可能であるという優れた点を有する。
【0084】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、クリーニング部材の面がクリーニング溶剤を
内包した複数のカプセルの集合体からなるため、該カプ
セルが内包するクリーニング溶剤の量またはカプセル集
合体の面積当たりの集合量を使用目的に応じて適宜変え
ることが容易であり、それらの量を適量とすることによ
り給送手段や搬送手段のシート材との当接部に付着した
汚れや異物を確実に溶解分離すると共に、払拭領域を高
分子材料からなる焼結体または発泡体、或いは紙状また
は繊維を絡み合わせて不織布状に形成して構成すること
で、溶解分離した異物やクリーニング溶剤等の残留物を
クリーニング部材の側に払拭除去する作用を十分なもの
とすることが出来る。
【0085】また、クリーニング溶剤はカプセル中に保
持されているので、クリーニング部材を装置にセットす
る際にクリーニング溶剤が装置周辺や装置内部に付着す
ることがなく、従って、付着による装置の美観及び強度
の劣化や、破損を防止することが出来る。
【0086】また、溶解領域による第1のクリーニング
動作の後、直ちに払拭領域による第2のクリーニング動
作を行うことにより汚れや異物或いはクリーニング溶剤
等の残留物を給送手段や搬送手段のシート材との当接部
に残留させることがなく、該当接部を確実にクリーニン
グすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーニング部材の第1実施形態
の構成を示す平面図である。
【図2】第1実施形態の構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係るクリーニング部材の第2実施形態
の構成を示す断面図である。
【図4】本発明に係るクリーニング部材の第3実施形態
の構成を示す平面図である。
【図5】第3実施形態の構成を示す断面図である。
【図6】本発明に係るクリーニング部材の第4実施形態
の構成を示す断面図である。
【図7】本発明に係るクリーニング部材の第5実施形態
の構成を示す斜視図である。
【図8】(a)は本発明に係るクリーニング部材の第6
実施形態の溶解領域の構成を示す平面図、(b)は本発
明に係るクリーニング部材の第6実施形態の払拭領域の
構成を示す平面図である。
【図9】インクジェット記録装置のシート材給送部に本
発明のクリーニング部材Aをセットした状態を示す断面
説明図である。
【符号の説明】
A,B,C,D,E,F,F1 ,F2 …クリーニング部
材、1a…溶解領域、1b…払拭領域、2…クリーニン
グ溶剤、3…カプセル、4…基材、5,6…シート材、
5a,6a…カプセル、7…基材、10…カバー、10a…
挿入口、10b…排出口、11,11a…載置台、12…給送ロ
ーラ、13…搬送ローラ、14…ピンチローラ、15…記録ヘ
ッド、16…排出ローラ、17…ピンチローラ、18…側板、
19…バネ、20…分離部材、21…ガイド部材、22,23…バ
ネ、24,25…ガイド軸、26…キャリッジ、27…スイッチ
ボタン、28…電気基板、29…制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を給送する給送手段または前記
    給送手段により給送されたシート材を搬送する搬送手段
    のシート材との当接部の汚れまたは異物を除去するクリ
    ーニング部材であって、 板状で且つその表面にはクリーニング溶剤を内包するカ
    プセルの集合体からなる溶解領域を有し、 前記給送手段または搬送手段の当接部の圧接により前記
    カプセルの外皮が破裂して該カプセルの内部から漏出し
    たクリーニング溶剤により前記当接部に付着した汚れま
    たは異物が溶解分離して除去されることを特徴とするク
    リーニング部材。
  2. 【請求項2】 前記溶解領域が配置されたクリーニング
    部材の表面の一部に、前記当接部表面の残留物を捕捉し
    て拭い去る払拭領域を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載のクリーニング部材。
  3. 【請求項3】 前記払拭領域は、高分子材料からなる焼
    結体または発泡体であることを特徴とする請求項2に記
    載のクリーニング部材。
  4. 【請求項4】 前記払拭領域は、紙状または繊維を絡み
    合わせて不織布状に形成したものであることを特徴とす
    る請求項2に記載のクリーニング部材。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のクリーニング部材の溶
    解領域により前記給送手段または搬送手段のシート材と
    の当接部から溶解分離された汚れまたは異物は、払拭領
    域を有するクリーニング部材を使用する次のクリーニン
    グ動作によって前記払拭領域に捕捉されて前記当接部か
    ら拭い去られることを特徴とするクリーニング部材の使
    用方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101547676A (zh) * 2006-12-14 2009-09-30 金伯利-克拉克环球有限公司 通过混入其中的过饱和溶液的结晶焓表现出升温效应的湿巾
US7654412B2 (en) 2006-05-30 2010-02-02 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Wet wipe dispensing system for dispensing warm wet wipes
US7850041B2 (en) 2006-05-30 2010-12-14 John David Amundson Wet wipes dispensing system
US7914891B2 (en) 2005-12-28 2011-03-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Wipes including microencapsulated delivery vehicles and phase change materials
US8192841B2 (en) 2006-12-14 2012-06-05 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Microencapsulated delivery vehicle having an aqueous core
JP2020012936A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 日本電信電話株式会社 清掃体及び清掃装置
CN115401987A (zh) * 2021-05-29 2022-11-29 北京世拓博图科技有限公司 一种小幅面平板直接印刷设备

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