JP2004291482A - 画像形成装置及びそのキャップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録媒体を搬送する搬送ベルト10に、記録媒体の搬送を行うための搬送領域10hと記録媒体の搬送には用いられない非搬送領域10cとを設け、非搬送領域10cに記録ヘッド35a、35b、35c、35dを密封するために記録ヘッド35a、35b、35c、35dに対向して設けられ、弾性変形可能なリブ12bを有するキャップ部12と、記録ヘッド35a、35b、35c、35dによるフラッシングを行うためのフラッシング領域14とを備え、フラッシング領域14にフラッシングされたインクを清掃部材16で清掃する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置及びそのキャップ装置に関するものであり、詳細には画像形成装置の記録ヘッドを非記録時に密封し、記録時に記録ヘッドからのインクの円滑な吐出を維持する画像形成装置及びそのキャップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクなどの記録液を記録ヘッドの吐出口から吐出させて記録媒体に記録する画像形成装置が広く用いられている。この種の画像形成装置では、記録時にインクを記録ヘッドから常に円滑に吐出させる必要がある。
【0003】
ところが、非記録時に記録ヘッドの吐出口廻りに付着したインクが乾燥して固体化し記録ヘッドの吐出口付近に堆積したり、あるいは記録ヘッド内に残存したインクの乾燥、蒸発による粘度変化によってインクが変質したりすると、インクの記録ヘッドからの円滑な吐出が妨げられるという問題があった。この問題を解決するためには、非記録時に記録ヘッドを確実に密封することにより、インクの早期乾燥を防止し、記録時におけるインクの記録ヘッドからの円滑な吐出特性を維持する必要があった。
【0004】
又、記録ヘッドの円滑な吐出特性を維持するために予備吐出としてのいわゆるフラッシングが記録動作中に行われているが、記録媒体を搬送ベルトにて記録ヘッドに対向する位置へ搬送する画像形成装置の場合、フラッシングにより吐出されたインクがベルトに付着し、ベルトに付着したインクにより記録媒体が汚損しないようにする必要がある。このため、フラッシング毎に記録ヘッドを外部のフラッシング領域に移動させたり、記録ヘッドと搬送ベルトの間にインク吸収体を挿入するなどの複雑な構成が必要となる。
【0005】
上記の記録ヘッドの密封のために、例えば、以下に示す特許文献1では、非記録時に搬送ベルトの任意の位置で記録ヘッドの吐出口と搬送ベルトとを密着させて記録ヘッドの吐出口を密封し、その状態でインクを吐出させて記録ヘッドと搬送ベルトとの間をインクで満たして休止状態となる技術が開示されている。この特許文献1ではフラッシングについて配慮されていない。
【0006】
【特許文献1】
特許第2814273号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された技術は搬送ベルトと記録ヘッドとの間をインクで満たしてキャップを行うため、搬送ベルトの記録媒体の搬送領域がキャップで使用されたインクで汚れるという問題があった。
【0008】
又、搬送ベルトの搬送領域のインクの汚れを清掃するためにベルトクリーナが常に必要となり、そのようなベルトクリーナを構成する部品、例えば、クリーニングベルト、クリーニングベルトの巻き出し及び巻き取りを行うための駆動装置、あるいは巻き出しローラ及び巻き取りローラなどが必要となる。そのため、画像形成装置の構造が複雑になり、その結果として、画像形成装置が大型になるとともに製造原価が増加するという問題があった。又、特許文献1に開示された技術では、非記録時に搬送ベルトを記録ヘッドの吐出口に密着させて記録ヘッドの吐出口を密封する場合、平坦な搬送ベルト面を平坦な吐出口に密着させているため、平坦面同士の充分な密封を確保することが困難であるという問題もあった。更に、特許文献1では記録動作中に行われるフラッシングについて何ら配慮されていない。
【0009】
本発明の課題は、このような状況に鑑みベルト搬送方式の画像形成装置において、非記録時において記録ヘッドのインク吐出口の密封を確保し、記録時にはフラッシングを行ってインクの記録ヘッドからの円滑な吐出特性を維持することができる簡単な構造の画像形成装置のキャップ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を達成するために、本発明は、記録媒体を搬送する搬送ベルトと、該記録媒体に記録する記録ヘッドとを有する画像形成装置において、前記搬送ベルトに前記記録媒体の搬送を行うための搬送領域と、前記記録媒体の搬送には用いられない非搬送領域とを設け、該非搬送領域に、前記記録ヘッドを密封するために前記記録ヘッドに対向して設けられたキャップ部と、前記記録ヘッドによるフラッシングを行うためのフラッシング領域とを備えたことを特徴とする画像形成装置のキャップ装置とする。
【0011】
このように構成すると、搬送ベルトの搬送領域において記録媒体が搬送される一方、搬送ベルトの非搬送領域において記録ヘッドがキャップ部によって密封される。又、搬送ベルトの非搬送領域において記録ヘッドによるフラッシングが行われるので搬送ベルトの搬送領域がフラッシングのインクで汚れない。従って、記録媒体の印字毎に搬送ベルトの搬送領域を清掃するための機構や装置を設ける必要がない。尚、キャップ部とフラッシング部とを区画する必要はなく、キャップ部に対してフラッシングを行うことも可能である。
【0012】
前記非搬送領域が、インクによる前記搬送ベルトの特性劣化を防止するための耐インク材を備えるとよい。
それにより、フラッシングされたインク付着に起因する搬送ベルトの特性劣化を防止することができる。
【0013】
前記非搬送領域を清掃する清掃手段が備えられているとよい。
そうすると、前記非搬送領域に溜まったインクが拡散することを防止することができる。
前記キャップ部の周縁に、前記記録ヘッドを密封するための弾性変形可能なリブが形成されているとよい。
【0014】
そのように形成すると、記録ヘッドが搬送ベルトに当接した場合、キャップ部の周縁のリブが弾性変形して記録ヘッドの吐出口の周囲に密着するので記録ヘッドを確実に密封することができる。又、記録ヘッドのインク吐出口が搬送ベルトに接触しないので、搬送ベルトがインク吐出口からのインクによって汚れることがない。
【0015】
前記キャップ部が、前記搬送ベルトに一体的に成形されているとよい。
それにより、キャップ部を別体として構成する必要がないので、キャップ装置の部品点数を減少させることができる。
前記キャップ部が、前記搬送ベルトに接着されるようにしてもよい。
【0016】
そうすると、キャップ部を別体で構成しておき搬送ベルトに接着できるので、搬送ベルト自体の構造を簡単にすることができる。
前記フラッシング領域が、インクの該フラッシング領域からの拡散を防止するための障壁部を備えるようにするとよい。
【0017】
このような構造にすると、フラッシング時にインクがフラッシング領域から外部に拡散することを障壁部によって防止することができる。
前記障壁部が、前記搬送ベルトに一体的に成形されているとよい。
それにより、障壁部を別体として構成する必要がないので、キャップ装置の部品点数を減少させることができる。
【0018】
前記障壁部が、前記搬送ベルトに接着されるようにしてもよい。
そうすると、障壁部を別体で構成しておき搬送ベルトに接着できるので、搬送ベルト自体の構造を簡単にすることができる。
前記フラッシング領域が、凹部で形成されるようにしてもよい。
【0019】
そうすると、フラッシング時にインクがフラッシング領域から外部に拡散することを防止することができる。
本発明に係る画像形成装置は、前記記録媒体を搬送するために循環移動される前記搬送ベルトと、前記記録媒体に記録する前記記録ヘッドと、上述のキャップ装置とを備え、前記記録ヘッドと前記搬送ベルトは移動手段により互いに接近離間可能に設けられ、前記記録ヘッドが前記搬送ベルトの前記フラッシング領域に対向するときに前記記録ヘッドをフラッシングさせ、前記記録ヘッドが前記搬送ベルトの前記搬送領域に対向するときに前記記録ヘッドに前記記録媒体へ記録させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
更に、本発明に係る画像形成装置は、前記搬送ベルトの前記搬送領域に前記記録媒体を押圧するニップローラを備え、前記制御手段は、前記非搬送領域を押圧しないように前記ニップローラの押圧を解除する押圧解除手段を備えたことを特徴とする。こうすると、ニップローラがキャップ部に接触したり、フラッシングにより吐出されたインクにより汚損されることが防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、インクジェットプリンタの要部を示す図である。図2は、搬送ベルトの構造を示す図である。
【0022】
図1において、インクジェットプリンタ1は、搬送ベルト10、清掃部材16、上流側の搬送ローラ20、下流側の搬送ローラ21、記録ヘッド35a、35b、35c、35d、ベルトガイド30、ニップローラ41、ピックアップローラ62、記録媒体搬送検出センサ70及び搬送ベルト位置検出センサ71などで構成されている。
【0023】
搬送ベルト10は、ほぼ平坦な帯状のベルトである。搬送ベルト10には、図1に示すように、記録媒体の搬送を行うための搬送領域10hと記録媒体の搬送には用いられない非搬送領域10cとが設けられている。
非搬送領域10cは、キャップ部12とフラッシング領域14とで構成されている。
【0024】
キャップ部12には、記録ヘッド35a、35b、35c、35dのヘッド数と同数のキャップ12aが搬送ベルト10の外側面10aに設けられている。本実施形態では、記録ヘッドが4個設けられているので、キャップ12aも4個設けられている。
【0025】
又、各キャップ部12の間にはフラッシング領域14が設けられている。
図2は、搬送ベルト10の構造を示す。図2(a)は、搬送ベルト10の平面図であり、図2(b)は、搬送ベルト10の側面図である。
搬送ベルト10のキャップ部12は、図2(a)に示すように、ほぼ矩形である。キャップ部12は、記録ヘッド35a、35b、35c、35dのインク吐出口を覆うことができる大きさに作られている。キャップ12aの周縁には、図2(b)に示すように、搬送ベルト10の搬送面にほぼ垂直方向に一様な高さhの弾性変形可能なリブ12bが形成されている。キャップ部12が記録ヘッド35a、35b、35c、35dのインク吐出口廻りに押し付けられると、リブ12bが弾性変形し、記録ヘッド35a、35b、35c、35dのインク吐出口を密封する。それにより、記録ヘッド35a、35b、35c、35d内のインクの乾燥を防止することができる。
【0026】
キャップ12aは、搬送ベルト10に一体的に成形されている。そうすると、キャップ装置の部品点数を減少させることができる。尚、キャップ12aを搬送ベルト10に一体的に成形する代わりに別部材で成形しておいたキャップ12aを搬送ベルト10の外側面10aに接着により取り付けてもよい。そうすると、搬送ベルト10自体の構造を簡単にすることができる。
【0027】
フラッシング領域14は、キャップ部12に隣接して配置されている。フラッシング領域14は、図2(a)に示すように、ほぼ矩形である。フラッシング領域14の搬送ベルト10の搬送方向に直角方向の長さは、キャップ12aの長さより僅かに小さい。
【0028】
図6は、フラッシング領域の別の構造を示す。図6に示すように、搬送ベルト10に形成された矩形のフラッシング領域14の対向する2つの短辺にインクを止めるための障壁部14aを設けると、フラッシング領域14に溜まったインクがフラッシング領域14から拡散することを防止することができる。
【0029】
障壁部14aは、搬送ベルト10に一体的に成形されている。そうすると、キャップ装置の部品点数を減少させることができる。尚、障壁部14aを搬送ベルト10に一体的に成形する代わりに搬送ベルト10の外側面10aに接着により取り付けてもよい。そうすると、搬送ベルト10自体の構造を簡単にすることができる。
【0030】
図7は、フラッシング領域の更に別の構造を示す。図7に示すように、搬送ベルト10に形成された矩形のフラッシング領域14に凹部14bを設けると、図6の場合と同様に、フラッシング領域14に溜まったインクがフラッシング領域14から拡散することを防止することができる。凹部14bも搬送ベルト10と一体的に成形することができる。
【0031】
更に、搬送ベルト10の一部には、例えば長円形の穴10bが形成されている。穴10bは、搬送ベルト位置検出センサ71によって搬送ベルト10の非搬送領域10cの位置を検出するために用いられる。
搬送ベルト10は、例えば、約0.2mmの厚さのウレタンを基材としてその上に粘着部材を貼り付けて作られる。非搬送領域10cは、粘着部材の代わりに耐インク材料で構成するかあるいは、例えば、耐インク性ゴムで作られたコーティング材を貼り付ける。このように構成すると、搬送ベルト10の記録媒体を搬送する搬送領域10hは粘着性を備える。記録媒体の搬送には用いられない非搬送領域10cは耐インク性を備え、フラッシングされたインクによる搬送ベルト10の特性劣化を防止することができる。
【0032】
搬送ベルト10の上流側の搬送ローラ20と下流側の搬送ローラ21との間の直線部の下側(図1のD方向側)には、非搬送領域10cを清掃するための清掃手段としての清掃部材16が配置されている。清掃部材16は、非搬送領域10cのフラッシング領域14に対向できるように配置され、フラッシング領域14に嵌合できる大きさに作られている。清掃部材16は、例えば、形状が直方体であり、フェルトで作られる。
【0033】
上流側の搬送ローラ20は、記録媒体が搬送ベルトに供給される側(図1のR方向側)の搬送ローラである。下流側の搬送ローラ21は、記録媒体が印字終了後にインクジェットプリンタ1から排出される側(図1のL方向側)の搬送ローラである。上流側の搬送ローラ20は、搬送ローラ軸22とともに回転する。下流側の搬送ローラ21は、搬送ローラ軸23とともに回転する。上流側の搬送ローラ20と下流側の搬送ローラ21との間には無端状の搬送ベルト10が張架されている。
【0034】
従って、搬送ベルト10は上流側の搬送ローラ20と下流側の搬送ローラ21とによってそれぞれ形成されたほぼ半円状の円弧部と、搬送ローラ20、21に挟まれて前記円弧部間の上側及び下側にそれぞれ形成されたほぼ直線状の直線部とを備えている。
【0035】
下流側の搬送ローラ21の下方(図1のD方向)には、下流側の搬送ローラ21の搬送ローラ軸23を駆動するための搬送ローラ駆動モータ65が配置されている。搬送ベルト10が記録媒体を右側(図1のR方向側)から左側(図1のL方向側)に向かって搬送する場合には、搬送ベルト10は搬送ローラ駆動モータ65によって反時計回り方向に移動される。
【0036】
尚、本実施形態では、下流側の搬送ローラ21の搬送ローラ軸23が搬送ローラ駆動モータ65によって駆動されているが、下流側の搬送ローラ21の搬送ローラ軸23を駆動する代わりに上流側の搬送ローラ20の搬送ローラ軸22を搬送ローラ駆動モータ65で駆動するようにしてもよい。
【0037】
上流側の搬送ローラ20と下流側の搬送ローラ21との間の搬送ベルト10の上側(図1のU方向側)の直線部の上方(図1のU方向)には、後述する記録ヘッド駆動モータ55により昇降される昇降台が設けられ、その昇降台には各記録ヘッド35a、35b、35c、35dが固定されている。記録ヘッド35a、35b、35c、35dは、記録媒体に印字を行う。
【0038】
記録ヘッド35a、35b、35c、35dの下側(図1のD方向側)には、搬送ベルト10を介してベルトガイド30が配置されている。ベルトガイド30は、搬送ベルト10を記録ヘッド35a、35b、35c、35dに対して平行に保つための金属製板状部材である。ベルトガイド30は、印字領域で搬送ベルト10を下方から押し付けた状態としている。
【0039】
上流側の搬送ローラ20の上側には、ニップローラ41が搬送ベルト10を介して配置されている。ニップローラ41は、搬送ベルト10の搬送領域10hがニップローラ41を通過するときは、給紙ガイド60から案内されてきた記録媒体を搬送ベルト10の外側面10aに押圧している。しかし、搬送ベルト10の非搬送領域10cがニップローラ41を通過するときは、ニップローラ41は押圧を解除し、搬送ベルト10の外側面10aから離間している。
【0040】
ニップローラ41は、図5に示すように、ホルダ43に支持され、ニップローラ回転軸42の廻りに回転する。ホルダ43は、その一端がニップローラ41を支持し、他端のホルダ端部43aが引っ張りばね51の一端に接続している。引っ張りばね51の他端は、インクジェットプリンタ1のフレームに接続されている。ホルダ43は、引っ張りばね51と同様に、インクジェットプリンタ1のフレームに固定されたホルダ回動軸44の廻りに回動する。ホルダ43のニップローラ41が取り付けられた端部と反対側のホルダ端部43aは、引っ張りばね51によって上方(図5(a)のU方向)に付勢されている。ホルダ端部43aは、ソレノイド45のソレノイド先端部45aに当接している。ニップローラ41は、搬送ベルト10の搬送領域10hがニップローラ41を通過するときは、引っ張りばね51の付勢力により給紙ガイド60から案内されてきた記録媒体を搬送ベルト10の外側面10aに押圧している。
【0041】
ところが、前述のように、搬送ベルト10の非搬送領域10cにおいて搬送ベルト10の外側面10aにキャップ12aが形成されていると、搬送ベルト10の非搬送領域10cがニップローラ41を通過するとき、キャップ12aの周縁のリブ12bの高さhだけ搬送ベルト10に厚みの段差が生じているので、もしもニップローラ41が搬送ベルト10を押圧していると、その段差通過による衝撃がニップローラ41に発生する。その衝撃によってニップローラ41のアライメントが変化する可能性がある。
【0042】
又、ニップローラ41が搬送ベルト10の非搬送領域10cでフラッシング領域14に接触すると、フラッシング領域14に溜まっていたインクがニップローラ41に付着する可能性がある。ニップローラ41にインクが付着すると、次に給紙ガイド60から案内されてくる記録媒体がインクで汚損されることになる。
【0043】
そこで、図5(b)に示すように、搬送ベルト10の非搬送領域10cがニップローラ41を通過するときは、ニップローラ41の押圧を解除し、ニップローラ41が搬送ベルト10から離間するようにしておく。
ニップローラ41が搬送ベルト10から離間していると、ニップローラ41は搬送ベルト10の非搬送領域10cに形成されたキャップ12aの厚みの段差による衝撃を受けることがない。又、フラッシング領域14に溜まっていたインクがニップローラ41に付着することもない。
【0044】
ニップローラ41と記録ヘッド35aとの間には、記録媒体搬送検出センサ70が配置されている。記録媒体搬送検出センサ70は、記録媒体が印字を開始するために印字領域に挿入されたことを検出するためのセンサである。記録媒体搬送検出センサ70は、同時に記録媒体の搬送枚数を検出し、検出信号を駆動制御部95に備えられた後述の記録媒体カウンタ95bに送信する。それにより、記録媒体カウンタ95bは記録媒体の搬送枚数を計測する。
【0045】
上流側の搬送ローラ20の右側(図1のR方向側)には、給紙トレイ67が設けられている。給紙トレイ67には、記録媒体である紙75が備えられている。給紙トレイ67の上方(図1のU方向)には、ピックアップローラ62が配置されている。ピックアップローラ62は紙75を給紙トレイ67から取り出し給紙ガイド60に送る。
【0046】
図8は、制御手段としての駆動制御部95を示すブロック図である。
図8に示すように、駆動制御部95は、CPU95a、ROM、RAM、入出力インタフェースを備えたコンピュータ回路として構成されている。
又、駆動制御部95は、記録媒体カウンタ95b、清掃部材駆動制御部95c及び記録ヘッド駆動制御部95dを備える。記録媒体カウンタ95bは、前述のように記録媒体の搬送枚数を計測する。清掃部材駆動制御部95cは、搬送ベルト10の非搬送領域10cを清掃する清掃部材16を駆動する。記録ヘッド駆動制御部95dは、記録ヘッド35a、35b、35c、35dと搬送ベルト10を互いに接近離間させる移動手段である。
【0047】
CPU95aは、ROMに記録された制御プログラムに従って種々の処理を行い、搬送ベルト10のフラッシング領域14の清掃要否を判定する手段としても作動する。
又、駆動制御部95は、図8に示すように、センサ基板82を介して記録媒体搬送検出センサ70と搬送ベルト位置検出センサ71とに連結している。
【0048】
駆動制御部95からの指示信号は、モータ・ソレノイドドライバ83を中継して搬送ローラ駆動モータ65、記録ヘッド駆動モータ55及びソレノイド45にそれぞれ送信される。
更に、駆動制御部95は記録ヘッドドライバ84を介して記録ヘッド35a、35b、35c、35dに連結している。
【0049】
記録媒体である紙75は、給紙トレイ67からピックアップローラ62によって取り出され、上流側の搬送ローラ20から搬送ベルト10に載置される。続いて、ニップローラ41によって上から押圧され搬送ベルトの搬送領域10cに保持される。その後、紙75は印字領域に挿入され記録ヘッド35a、35b、35c、35dによって印字される。印字終了後、紙75は搬送ベルト10によって下流側の搬送ローラ21の方へ搬送され、排紙ガイド61に案内されてインクジェットプリンタ1の外部へ排出される。
【0050】
次に、インクジェットプリンタ1の印字に伴うキャップ装置の作動状態を図9に示すCPUの動作フローチャートに基づいて説明する。
図9において、ステップ110(以下S110と呼ぶ)にて、駆動制御部95のCPU95aから記録ヘッド35a、35b、35c、35dに、印字信号が送信される。このとき、記録ヘッド35a、35b、35c、35dは非記録状態にあり、その吐出口は搬送ベルト10の非搬送領域10cに設けられたキャップ部12で密封されている。記録ヘッド35a、35b、35c、35dとキャップ部12との密封状態を図4に示す。
【0051】
続いて、S112にて、CPU95aから駆動制御部95に備えられた記録ヘッド駆動制御部95dに記録ヘッド35a、35b、35c、35dの上昇の指示信号が送信される。それにより、記録ヘッド制御駆動部95dがモータ・ソレノイドドライバ83を中継して記録ヘッド駆動モータ55を駆動し、記録ヘッド35a、35b、35c、35dを上昇させる。
【0052】
この場合の記録ヘッド35a、35b、35c、35dの上昇量は、図3に示すように、搬送ベルト10のキャップ12aのリブ12bの高さより大きくなるように設定されている。即ち、図3において、記録ヘッド35a、35b、35c、35dの吐出口と搬送ベルト10の外側面10aとの間の距離Hが、搬送ベルト10のキャップ12aのリブ12bの高さhより大きくなるように記録ヘッド35a、35b、35c、35dを上昇させる。
【0053】
次に、S114にて、CPU95aからモータ・ソレノイドドライバ83を中継して搬送ローラ駆動モータ65に搬送ベルト10の回転の指示信号が送信される。それにより、搬送ベルト10が記録媒体の搬送方向である反時計回り方向に移動される。
【0054】
その後、S116にて、搬送ベルト10が移動し、そのキャップ部12がそれまで対向していた記録ヘッド35a、35b、35c、35dの位置から外れ、搬送ベルト10のフラッシング領域14が記録ヘッド35a、35b、35c、35dと対向する位置に来たとき、記録ヘッド35a、35b、35c、35dがフラッシング領域14にフラッシングを行う。
【0055】
フラッシングが終了すると、S118にて、CPU95aがモータ・ソレノイドドライバ83を中継してソレノイド45に、ニップローラ41の搬送ベルト10の押圧を解除するため、ニップローラ41の上昇の指示信号を送信する。このとき、ニップローラ41は図5(a)に示したように、搬送ベルト10の外側面10aを押圧している。ソレノイド45が配線46を通して受信した指示信号により、図5(b)に示すように、ソレノイド45のソレノイド端子45aが、引っ張りばね51の付勢力に抗してニップローラ41のホルダ端部43aをホルダ回動軸44廻りに下方(図5(b)のD方向)に回動させる。そうすると、ニップローラ41が搬送ベルト10の外側面10aから上方(図5(b)のU方向)に離間し搬送ベルト10から上昇する。
【0056】
ニップローラ41が上昇すると、S120にて、CPU95aが搬送ベルト10のキャップ部12が記録ヘッド35a、35b、35c、35dを通過したかどうかを判断する。この判断は、搬送ベルト10の移動量を求めることにより行われる。搬送ベルト10の移動量は、上流側の搬送ローラ20の近傍に設けられた搬送ベルト位置検出センサ71が、搬送ベルト10の非搬送領域10cの位置を検出するための穴10bを検出することにより求められる。
【0057】
キャップ部12が記録ヘッド35a、35b、35c、35dを通過したことをCPU95aが判断した場合は、S122にて、CPU95aがソレノイド45にニップローラ41の下降の指示信号を送信する。
それにより、図5(a)に示したように、ソレノイド45のソレノイド端子45aが、引っ張りばね51の付勢力によってニップローラ41のホルダ端部43aをホルダ回動軸44廻りに上方(図5(a)のU方向)に回動させる。そうすると、ニップローラ41が下方(図5(a)のD方向)に降下して搬送ベルト10の外側面10aに当接し搬送ベルト10を押圧する。
【0058】
キャップ部12が記録ヘッド35a、35b、35c、35dを通過したことをCPU95aが判断しない場合は、搬送ベルト位置検出センサ71が搬送ベルト10に設けられた非搬送領域10cの位置を検出するための穴10bを検出するまで、搬送ベルト10が更に反時計方向回りに移動される。
【0059】
次に、S124にて、記録媒体である紙75が給紙ガイド60から案内されて搬送ベルト10上に載置され印字領域に挿入される。
続いて、S126にて、記録媒体搬送検出センサ70が記録媒体である紙75の挿入を検出する。記録媒体搬送検出センサ70が紙75の挿入を検出すると、検出信号をCPU95aに送信する。それにより、CPU95aは、紙75が印字領域に挿入されたと判断し、記録ヘッド35a、35b、35c、35dに印字の指示信号を送信する。このとき、記録媒体搬送検出センサ70からの検出信号が駆動制御部95に備えられた記録媒体カウンタ95bに送信され、記録媒体カウンタ95bが紙75の搬送枚数を計測する。
【0060】
尚、記録媒体搬送検出センサ70が紙75の挿入を検出しない場合は、S126の処理を繰り返す。
次に、S128にて紙75に印字が行われる。
印字が終了すると、S130にて、CPU95aがソレノイド45にニップローラ41の上昇の指示信号を送信する。このとき、ソレノイド45が配線46を通して受信した指示信号により、図5(b)に示したように、ソレノイド45のソレノイド端子45aが、引っ張りばね51の付勢力に抗してニップローラ41のホルダ端部43aをホルダ回動軸44廻りに下方(図5(b)のD方向)に回動させる。そうすると、ニップローラ41が搬送ベルト10の外側面10aから上方(図5(b)のU方向)に離間し搬送ベルト10から上昇する。
【0061】
続いて、S132にて、記録ヘッド35a、35b、35c、35dがフラッシングを行う。
次に、S134にて、CPU95aが記録媒体の予め定めた枚数、例えば500枚位の紙75に印字が行われたかどうかを判断する。この判断は、記録媒体カウンタ95bによる搬送枚数の計測結果の出力信号により行われる。
【0062】
CPU95aが予め定めた枚数の紙75に印字が行われたと判断した場合には、CPU95aは搬送ベルト10のフラッシング領域の清掃が必要であると判断する。
尚、清掃指示は、このように記録媒体カウンタによる搬送枚数の計測によりCPU95aが自動的に判断し指示する他に、必要に応じてユーザーの手動操作による指示でもよい。その場合は、S134にて、予め定めた設定枚数を手動操作で変えればよい。
【0063】
それにより、S136にて、CPU95aが清掃の準備作業として、搬送ベルト位置検出センサ71に搬送ベルト10の位置確認の指示信号を送信する。この位置確認は、搬送ベルト10の非搬送領域10cが、図1に示すように、記録ヘッド35a、35b、35c、35dの印字領域にないことを確認するためのものである。
【0064】
搬送ベルト10の非搬送領域10cが、図1に示すように、記録ヘッド35a、35b、35c、35dの印字領域にないことが確認されると、CPU95aが、モータ・ソレノイドドライバ83を中継して駆動ローラ搬送モータ65に搬送ベルト10の停止の指示信号を送信する。
【0065】
それにより、S138にて、搬送ベルト10の移動が停止される。尚、印字が予め定めた枚数に達していない場合は、CPU95aが搬送ベルト位置検出センサ71に搬送ベルト10の位置確認の指示信号を送信しないのでS120に戻り、印字作業が継続される。
【0066】
続いて、S140にて、CPU95aが搬送ベルト位置検出センサ71に搬送ベルト10の位置確認の指示信号を送信する。この位置確認は、搬送ベルト10の非搬送領域10cのフラッシング領域14が、図1に示すように、清掃部材16の対向位置にあるかどうかの確認である。
【0067】
搬送ベルト10の非搬送領域10cのフラッシング領域14が清掃部材16の対向位置にあることが確認されると、CPU95aが清掃部材駆動制御部95cに清掃部材16の上方(図1のU方向)への移動の指示信号を送信する。
尚、搬送ベルト10の停止、搬送ベルト10の位置確認及び清掃部材16の上方への移動を同時に行えば時間的ロスがない。
【0068】
それにより、S142にて、フラッシング領域14に溜まっていたインクが清掃部材16であるフェルトによって吸収され、フラッシング領域14が清掃される。
清掃が終了すると、CPU95aが清掃部材駆動制御部95cに清掃部材16の下方(図1のD方向)への移動の指示信号を送信する。そうすると、清掃部材16がそれまで嵌合していた搬送ベルト10の非搬送領域10cのフラッシング領域14から離れ下方に移動される。
【0069】
このとき、記録媒体カウンタ95bの計測枚数がゼロにリセットされる。
続いて、搬送ベルト10の非搬送領域10cのキャップ部12が記録ヘッド35a、35b、35c、35dに対向する位置に合わされる。
そうすると、S144にて、CPU95aからモータ・ソレノイドドライバ83を中継して記録ヘッド駆動制御部95dに記録ヘッド35a、35b、35c、35dの降下の指示信号が送信される。それにより、記録ヘッド35a、35b、35c、35dが降下しその吐出口が搬送ベルト10の非搬送領域10cのキャップ部12によって密封される。
【0070】
その後、S146にて、駆動制御部95のCPU95aから記録ヘッド35a、35b、35c、35dに、印字終了の信号が送信される。これにより、キャップ装置の作動が終了する。
上記のような作動状態によれば、搬送ベルト10を搬送ベルト駆動ローラ65で駆動し、移動させながらフラッシングを行うことができるので、印字速度を上げることができる。又、紙75を1枚搬送する毎にフラッシングを行うことができる。更に、フラッシングが搬送ベルト10の非搬送領域10cで行われるので、搬送ベルト10の搬送領域10hがインクで汚損されることがない。
【0071】
又、本実施形態では、記録ヘッド35a、35b、35c、35dを降下させるようにしたが、別の実施形態として、記録ヘッド35a、35b、35c、35dを降下させる代わりにベルトガイド30を上昇させるようにしてもよい。
又、ニップローラ41の押圧をソレノイド45により解除していたが、他のアクチュエータを使用することも可能である。又、キャップ部12にフラッシングすることも可能である。この場合、キャップ部12がフラッシング領域14に対応することになる。
【0072】
以上、本発明に係る画像形成装置のキャップ装置について説明したが、請求項11に記載の移動手段は、記録ヘッド駆動制御部95dと記録ヘッド駆動モータ55が対応し、制御手段は駆動制御部95が対応する。又、請求項12に記載の押圧解除手段は、ソレノイド45が対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの要部を示す図である。
【図2】搬送ベルトの構造を示す図である。
【図3】記録ヘッドが、キャップ部に対向した位置にある状態を示す図である。
【図4】記録ヘッドが、キャップ部によりキャッピングされた状態を示す図である。
【図5】ニップローラの作動状態を示す図である。
【図6】フラッシング領域の別の構造を示す図である。
【図7】フラッシング領域の更に別の構造を示す図である。
【図8】駆動制御部を示すブロック図である。
【図9】キャップ装置の作動状態を示すCPUの動作フローチャートである。
【符号の説明】
1・・・インクジェットプリンタ、10・・・搬送ベルト、10a・・・外側面、10b・・・穴、10c・・・非搬送領域、10h・・・搬送領域、12・・・キャップ部、12a・・・キャップ、12b・・・リブ、14・・・フラッシング領域、14a・・・障壁部、14b・・・凹部、16・・・清掃部材、20・・・上流側の搬送ローラ、21・・・下流側の搬送ローラ、22、23・・・搬送ローラ軸、30・・・ベルトガイド、35a、35b、35c、35d・・・記録ヘッド、41・・・ニップローラ、42・・・ニップローラ回転軸、43・・・ホルダ、43a・・・ホルダ端部、44・・・ホルダ回動軸、45・・・ソレノイド、45a・・・ソレノイド先端部、46・・・配線、55・・・記録ヘッド駆動モータ、60・・・給紙ガイド、61・・・排紙ガイド、62・・・ピックアップロ−ラ、65・・・搬送ローラ駆動モータ、67・・・給紙トレイ、70・・・記録媒体搬送検出センサ、71・・・搬送ベルト位置検出センサ、82・・・センサ基板、83・・・モータ・ソレノイドドライバ、84・・・ヘッドドライバ、95・・・駆動制御部、95a・・・CPU、95b・・・記録媒体カウンタ、95c・・・清掃部材駆動制御部、95d・・・記録ヘッド駆動制御部
Claims (12)
- 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、該記録媒体に記録する記録ヘッドとを有する画像形成装置において、
前記搬送ベルトに前記記録媒体の搬送を行うための搬送領域と、前記記録媒体の搬送には用いられない非搬送領域とを設け、
該非搬送領域に、前記記録ヘッドを密封するために前記記録ヘッドに対向して設けられたキャップ部と、前記記録ヘッドによるフラッシングを行うためのフラッシング領域とを備えたことを特徴とする画像形成装置のキャップ装置。 - 前記非搬送領域が、インクによる前記搬送ベルトの特性劣化を防止するための耐インク材を備えたことを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記非搬送領域を清掃するための清掃手段が備えられたことを特徴とする、請求項1又は2記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記キャップ部の周縁に、前記記録ヘッドを密封するための弾性変形可能なリブが形成されたことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記キャップ部が、前記搬送ベルトに一体的に成形されたことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記キャップ部が、前記搬送ベルトに接着されたことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記フラッシング領域が、インクの該フラッシング領域からの拡散を防止するための障壁部を備えたことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記障壁部が、前記搬送ベルトに一体的に成形されたことを特徴とする、請求項7記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記障壁部が、前記搬送ベルトに接着されたことを特徴とする、請求項7記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記フラッシング領域が、凹部で形成されたことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置のキャップ装置。
- 前記記録媒体を搬送するために循環移動される前記搬送ベルトと、
前記記録媒体に記録する前記記録ヘッドと、
請求項1ないし10のいずれかに記載のキャップ装置とを備え、
前記記録ヘッドと前記搬送ベルトは移動手段により互いに接近離間可能に設けられ、
前記記録ヘッドが前記搬送ベルトの前記フラッシング領域に対向するときに前記記録ヘッドをフラッシングさせ、前記記録ヘッドが前記搬送ベルトの前記搬送領域に対向するときに前記記録ヘッドに前記記録媒体へ記録させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送ベルトの前記搬送領域に前記記録媒体を押圧するニップローラを備え、
前記制御手段は、前記非搬送領域を押圧しないように前記ニップローラの押圧を解除する押圧解除手段を備えたことを特徴とする、請求項11記載の画像形成装置。
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