JPH107704A - 樹脂粒子、その製造方法、樹脂粒子を用いた塗料及び 化粧品 - Google Patents

樹脂粒子、その製造方法、樹脂粒子を用いた塗料及び 化粧品

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JPH107704A
JPH107704A JP8184086A JP18408696A JPH107704A JP H107704 A JPH107704 A JP H107704A JP 8184086 A JP8184086 A JP 8184086A JP 18408696 A JP18408696 A JP 18408696A JP H107704 A JPH107704 A JP H107704A
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JP
Japan
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resin particles
unsaturated monomer
suspension polymerization
polymer compound
mixture
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JP8184086A
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Takeharu Ueda
丈晴 上田
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Origin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常のラジカル重合可能なモノマーの懸濁重合
では得られない複雑な内部構造及び表面構造を有する樹
脂粒子や、異形の表面形状を有する樹脂粒子を簡便な製
造方法で得ることを可能にする。 【構成】ラジカル重合可能な不飽和モノマーと重合体化
合物とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存在下で
懸濁重合させて得られる樹脂粒子において、前記重合体
化合物は前記懸濁重合の際に前記不飽和モノマーが高分
子化するに伴い相溶性が低下し、次第に前記不飽和モノ
マーから生成した重合体と前記樹脂粒子内で相分離状態
を形成する化合物であることを特徴とする樹脂粒子、及
びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、多孔質状や凹凸状
などの特異な形状を有する樹脂粒子、その製造方法、及
び樹脂粒子を用いた応用品に関する。
【0002】
【従来の技術】 懸濁重合により製造されるアクリル系
樹脂粒子は、例えば化粧品、電子写真用トナー、生理活
性物質や反応触媒の担体、塗料、インキ、繊維加工、充
填剤など幅広い分野で使用されている。
【0003】 これらに用いられる樹脂粒子は、樹脂粒
子が多孔質であったり、表面が凹凸であった方が、顔料
成分、あるいは香料成分などを加えたとき、その成分が
より発現される担体となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ように通常の懸濁重合で得られるアクリル樹脂粒子の場
合にあっては、一般に表面構造は凹凸のない平滑な球状
樹脂粒子であり、粒子の内部構造も均一なものである。
【0005】 また、従来技術で樹脂粒子の構造を多孔
質にする場合には、重合前の不飽和モノマー中に有機溶
剤などを用いることにより達成されるが、多孔質の状態
を規則的かつ細かくコントロールすることは困難であ
り、樹脂粒子を容易に多孔質化できなかった。
【0006】 本発明の目的は、ラジカル重合可能な不
飽和モノマーと選ばれた重合体化合物とからなる混合物
をラジカル重合開始剤の存在下で懸濁重合することによ
り、通常のラジカル重合可能な不飽和モノマーの懸濁重
合では得られない複雑な内部構造、及び表面構造を有す
る樹脂粒子や異形の表面形状を有する樹脂粒子を簡単に
得ることを可能にするところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 このような課題を解決
するため、本発明では、ラジカル重合可能な不飽和モノ
マーと重合体化合物とからなる混合物を、ラジカル重合
開始剤の存在下で懸濁重合させて得られる樹脂粒子にお
いて、前記重合体化合物は前記懸濁重合の際に前記不飽
和モノマーが高分子化するに伴い相溶性が低下し、次第
に前記不飽和モノマーから生成した重合体と粒子内で相
分離状態を形成する化合物であることを特徴とする樹脂
粒子、及びその製造方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】 この発明の実施の形態は、ラジ
カル重合可能な不飽和モノマーと、その不飽和モノマー
に対しては相溶するが、不飽和モノマーの重合が進行
し、高分子化するに従って徐々に相溶性が悪化して相分
離構造を形成する重合体化合物と、ラジカル重合開始剤
と、必要に応じて有機溶剤の混合物とを、水溶性セルロ
ースなどの水溶性樹脂を水に溶かして得られる分散液に
加え、撹拌を行いながら昇温する懸濁重合を行い、懸濁
重合反応の進行に伴って樹脂粒子組成に相分離、もしく
は部分的な相分離を伴うことを特徴とする。
【0009】 本発明の樹脂粒子は、懸濁重合の過程で
複数の樹脂を相分離、もしくは部分的に相分離を起こさ
せて粒子を合成するため、通常の懸濁重合で得られる樹
脂粒子に比べて形状が複雑であったり、多孔質であった
り、表面が凹凸状であったりする特徴を有する。
【0010】 本発明の樹脂粒子は懸濁重合反応の終了
後に洗浄し、乾燥させた後、粉砕し、必要に応じて分級
して用いられる。
【0011】 本発明は、懸濁重合で合成される樹脂粒
子において、懸濁重合過程に不飽和ポリマーの相分離と
いう物理的な現象を応用することによって従来見られな
いような複雑な形状を有する樹脂粒子や、多孔質状態が
粒子内部まで規則的、かつ細かくコントロールされた多
孔質樹脂粒子を得ることを可能にした。
【0012】 本発明で用いることの可能なラジカル重
合可能な不飽和モノマーとしては、アクリル酸、又はメ
タクリル酸のエステル、例えば、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソ
プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、ア
クリル酸オクチル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、
メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル
酸ラウリルなどのアクリル酸、又はメタクリル酸の炭素
数1〜18のアルキルエステル、アクリル酸メトキシブ
チル、メタクリル酸メトキシブチル、アクリル酸メトキ
シエチル、メタクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エ
トキシブチル、メタクリル酸エトキシブチルなどのアク
リル酸、又はメタクリル酸の炭素数2〜18のアルコキ
シアルキルエステル、アリルアクリレート、アリルメタ
クリレートなどのアクリル酸、又はメタクリル酸の炭素
数2〜8のアルケニルエステル、ヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレートなどのアクリル酸、又はメタクリル
酸の炭素数2〜8のヒドロキシアルキルエステル、アリ
ルオキシエチルアクリレート、アリルオキシエチルメタ
クリレートなどのアクリル酸、又はメタクリル酸の炭素
数3〜18のアルケニルオキシアルキルエステルが例示
できる。
【0013】 また、ビニル芳香族化合物、例えば、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−ク
ロルスチレンも例示できる。
【0014】 さらに、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、メチルイソプロペニルケトン、酢酸ビニル、
ビニルプロピオネート、ビニルピバレート、アクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドブチ
ルエーテル、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジ
エチルアミノエチルメタクリレート、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、クロトン酸、アリルアルコー
ル、マレイン酸などを例示することができる。
【0015】 多官能性不飽和モノマーとしては、ジビ
ニルベンゼン、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメ
タクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、1,3ブチレング
リコールジメタクリレート、1,3ブチレングリコール
ジアクリレートなどが例示できる。
【0016】 本発明では、例示したような2官能性不
飽和モノマー、もしくは4官能性以上の多官能性不飽和
モノマーを単独もしくは併用することができる。好まし
くは2官能性不飽和モノマー100重量部に対して10
〜100重量部の4官能性以上の多官能不飽和モノマー
を用いる。
【0017】 本発明で用いることの可能な相分離状態
を形成させる重合体化合物としては、ポリエステル系樹
脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂、
ポリエチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂などの高分子化合物が例示される。
【0018】 好ましくはポリオレフィン系樹脂、アク
リル系樹脂であり、ポリオレフィン樹脂としては、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、ポリプロピレン、酸変性
ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂などが
例示される。
【0019】 ポリオレフィン系樹脂でさらに好ましく
は、塩素化ポリオレフィン樹脂であり、使用するラジカ
ル重合可能な不飽和モノマーとの相溶性をコントロール
した、アクリル変性された塩素化ポリオレフィン系樹脂
や、酸変性された塩素化ポリオレフィン系樹脂や、ラジ
カル重合性の炭素二重結合を有する塩素化ポリオレフィ
ン系樹脂も例示することができる。
【0020】 塩素化ポリオレフィン樹脂の具体例とし
ては、日本製紙(株)製のスーパークロン773H、ス
ーパークロン822、スーパークロン892L、スーパ
ークロン832L、スーパークロン803L、スーパー
クロンL、スーパークロン803MW、スーパークロン
E、スーパークロン803M、スーパークロン813
A、スーパークロン803H、スーパークロン804
M、スーパークロンC、スーパークロン814H、スー
パークロンL−206、スーパークロンA、スーパーク
ロンB、スーパークロンBX、及び東洋化成工業( 株)
製のハードレンB−13、ハードレンB−2038、ハ
ードレンB−2000、ハードレンB−4000、ハー
ドレンB−4040、ハードレンB−4041、ハード
レン13−MLJ、ハードレン13−MLJ−T、ハー
ドレン13−MLJ−TL、ハードレンB−13−ML
J、CY−9020A、ハードレン13−MLJなどを
あげることができる。
【0021】 本発明ではこれら相分離を形成するため
に用いる重合体化合物は単独、もしくは2種類以上を併
用して使用できる。
【0022】 前記ラジカル重合可能な不飽和モノマー
とその不飽和モノマーが重合することによって生成した
重合体と、相分離を形成する重合体化合物との割合は、
一般に、ラジカル重合可能な不飽和モノマー100重量
部に対して1〜300重量部が好ましい。より好ましく
は、5〜100重量部である。この割合は、用いるラジ
カル重合可能な不飽和モノマーの種類や、相分離を形成
させる重合体化合物の種類によって変わるものである。
【0023】 この割合によって、目的の粒子形状が凹
凸、又は多孔質になり、多孔質である場合には孔径も変
化する。
【0024】 本発明で用いることの可能なラジカル重
合開始剤としては、一般にラジカル重合に用いられるア
ゾ化合物や過酸化物である。
【0025】 より具体的には、アゾ系開始剤として
は、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメ
チルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−シク
ロプロピルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)1,1’−アゾビス
(シクリヘキサン−1−カーボニトリル)、ジメチル
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)など
を例示することができる。
【0026】 また、過酸化物系の開始剤としては、メ
チルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブチルパ
ーオキサイド、メチルシクリヘキサノンパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
クメンハイドロパーオキサイド、ターシャリーブチルパ
ーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、ビス−
3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、ジターシャリークミルパ
ーオキサイド、ジターシャリーブチルパーオキサイド、
ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート、ターシャリーブチルパーオキシイソブチレート、
ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、タ
ーシャリーブチルパーオキシピバレート、ターシャリー
ブチルパーオキシネオデカノエートなどを例示すること
ができる。
【0027】 これらラジカル重合開始剤は単独、もし
くは2種類以上を併用して用いることができる。また、
ラジカル重合開始剤の使用割合は、ラジカル重合可能な
不飽和モノマー100重量部に対して0.1〜10重量
部が好ましい。
【0028】 本発明の樹脂粒子は前記ラジカル重合可
能な不飽和モノマーと、その不飽和モノマーが重合する
ことによって生成する重合体と相分離を形成する重合体
化合物と、ラジカル重合開始剤との混合物を、必要に応
じて有機溶剤と共に混合したものを懸濁重合することに
よっても得ることができる。
【0029】 この場合の効果としては、混合物の粘度
が低下することで効果的に粒子径の小さな粒子を得るこ
とができる。
【0030】 また、有機溶剤を用いた場合には、懸濁
重合の過程で相分離反応が起こる場が効果的に得られ、
これによって粒子内部の構造を均一な編み目構造や蟻の
巣のような構造とすることが可能である。
【0031】 有機溶剤としては、例えば、トルエン、
キシレンなどの炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどなどのエステル系溶剤、ジオキサ
ン、エチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテ
ル系溶剤などをあげることができる。これらの溶剤は単
独、または混合して用いることができる。
【0032】 有機溶剤の使用量としては、前記ラジカ
ル重合可能な不飽和モノマーと、相分離生成を行う重合
体化合物と、ラジカル重合開始剤とからなる混合物10
0重量部に対して1〜50重量部が好ましい。より好ま
しくは5〜20重量部である。
【0033】 本発明の樹脂粒子は、通常の懸濁重合法
により分散安定剤の存在下で水中で行うことができる。
使用する水としてはイオン交換水や純水を用いることが
好ましい。
【0034】 分散剤としては、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどの水溶性
高分子を例示することができる。
【0035】 より具体的には、ポリビニルアルコール
としてはクラレ(株)製のポバールPVA−105、P
VA−107、PVA−110、PVA−115、PV
A−117などの完全けん化PVA、PVA−120、
PVA−124、PVA−203、PVA−204、P
VA−205、PVA−210、PVA−215、PV
A−217、PVA−220、PVA−224、及びそ
れ等の部分けん化PVAである。
【0036】 水溶性セルロースの具体例としては、信
越化学工業( 株) 製のメトローズ60SH50、65S
H50、60SH4000、65SH4000、90S
H4000など、あるいはダイセル化学工業( 株) 製の
HECダイセルSP200、SP250、SP400、
SP500、SP550、SP600、SP750、S
P800、SP850、SP900など、又はダイセル
化学工業(株) 製のCMCダイセルNO.1105、N
O.1107、NO.1110、NO.1205、N
O.1207、NO.1210、NO.1120、N
O.1130、NO.1140、NO.1150、N
O.1160、NO.1170、NO.1180、N
O.1190などを例示することができる。
【0037】 前記分散剤の濃度としては、使用する分
散剤によって異なるが、水100重量部に対して0.1
〜30重量部が好ましい。
【0038】 また、分散助剤としてアニオン系界面活
性剤、ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤を
併用することも可能である。その添加量としては、使用
する界面活性剤により異なるが、水100重量部に対し
て0.001〜20重量部が好ましい。
【0039】 特に複雑な多孔質状態を形成するために
は、水溶性セルロースと少量のドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムなどの界面活性剤を併用したものを水中
に溶解し、分散安定剤にしたものが好ましい。
【0040】 なお、本発明の樹脂粒子の合成に際し
て、顔料成分、香料成分、医薬品性分、農薬、潤滑油な
どの粒子合成に関して、直接に関係の無い成分を不飽和
モノマー成分中や分散系に加えることによって、各成分
により発現される効果の担体とすることができる。
【0041】 例えば、着色顔料を加えて合成した場合
には、着色された多孔質粒子や異形粒子が得られる。
【0042】 さらに、本発明の樹脂粒子を塗料の体質
顔料として用いた場合、従来には見られない耐薬品性の
良好な塗料が得られる。
【0043】 また、本発明の樹脂粒子を艶消し塗料成
分の耐傷つき防止成分として用いると、従来に見られな
い耐傷つき性の良い塗料が得られる。
【0044】 本発明によって得られる樹脂粒子中に香
料成分、医薬品成分、農薬、潤滑油などを重合過程や、
重合後に樹脂粒子と共存させることによって多孔質粒子
の効果により徐放性を付与できる。
【0045】 さらには、本発明による樹脂粒子は土壌
成分と混合することにより、前記徐放効果により土壌改
質剤としての応用も可能である。
【0046】 本発明の樹脂粒子はその形状の特異性に
より粒子同士の接点が点接触に近い状態で接触するため
に、非常にさらさらとした指触感を有している。このた
め、本発明の樹脂粒子を化粧品などのパウダー成分に使
用した場合には従来にない独特な触感が得られる。
【0047】 その他の応用としては、電子写真用トナ
ー成分、繊維改質成分、合成皮革成分、イオン交換樹
脂、液体クロマトカラム用充填剤、摩耗防止剤、潤滑剤
などへの応用ができる。
【0048】
【実施例】 以下この発明を実施例を用いて説明する
が、これによって本発明を限定するものではない。
【0049】 実施例1 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/ハードレンB−4000/TX23−C75=
50/30/20/2からなるモノマー混合物を用い
た。
【0050】 ここで、ハードレンB−4000は、東
洋化成工業(株)製の塩素化ポリオレフィン樹脂であ
り、トルエンで希釈された30%溶液である。また、T
X23−C75は化薬アクゾ(株)製の過酸化物系重合
開始剤であり、飽和脂肪族炭化水素で希釈された75%
希釈品である。したがって、粒子形成成分の一部に有機
溶剤を含んでいる例である。
【0051】 合成手法として、撹拌機、冷却管、窒素
導入管を備えたガラス製500mlの四口丸底フラスコ
に上記分散剤溶液300gを仕込み、常温(25℃程
度)でステンレス製の撹拌翼で強く(300RPM程
度)撹拌しながら、上記モノマー混合物75gを少しず
つ添加した。15分間撹拌した後に徐々に昇温して50
℃で一定に保った。50℃で30分間保った後に63℃
に昇温し、4時間保った。その後、室温近くまで冷却し
て反応を終了した。
【0052】 反応物を大量の水で洗浄し、乾燥器を用
い80℃で2時間乾燥した。乾燥物を指で解して粉末を
得た。
【0053】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、1マイクロメータ以下の孔が沢山あいている
多孔質粒子であった。さらにミクロトームで断面を作成
し観察したところ、粒子内部は蟻の巣状であった。
【0054】 実施例1の粒子の電子顕微鏡写真を図1
に示す。
【0055】 実施例2 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/ハードレンB−4000/TX23−C75=
40/20/40/2からなるモノマー混合物を用い
た。
【0056】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0057】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、1マイクロメータ以下の孔が沢山あいている
多孔質粒子であった。孔径は実施例1で得られた粒子の
ものよりも大きかった。断面を観察したところ、粒子内
部は蟻の巣状であった。
【0058】 実施例2の粒子の電子顕微鏡写真を図2
に示す。
【0059】 実施例3 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/ハードレンB−4000/TX23−C75=
60/30/10/2TX23−C75からなるモノマ
ー混合物を用いた。
【0060】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0061】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、1マイクロメータ以下の孔が沢山あいている
多孔質粒子であった。孔径は実施例1で得られた粒子の
ものよりも細かかった。断面を観察したところ、粒子内
部は蟻の巣状であった。
【0062】 実施例3の粒子の電子顕微鏡写真を図3
に示す。
【0063】 実施例4 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/ハードレンB−4000/TX23−C75=
20/20/60/2からなるモノマー混合物を用い
た。
【0064】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0065】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、表面が凸凹の異形粒子であった。
【0066】 実施例4の粒子の電子顕微鏡写真を図4
に示す。
【0067】 実施例5 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/スーパークロンPPAD−1/TX23−C7
5=65/30/5/2からなるモノマー混合物を用い
た。ここで、スーパークロンPPAD−1は日本製紙
(株)製の塩素化ポリオレフィン樹脂である。
【0068】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0069】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、1マイクロメーター以下の孔が沢山あいてい
る多孔質粒子であった。
【0070】 実施例5の粒子の電子顕微鏡写真を図5
に示す。
【0071】 実施例6 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/スーパークロンPPAD−1/TX23−C7
5=60/30/10/2からなるモノマー混合物を用
いた。
【0072】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0073】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、表面が凸凹の異形粒子であった。
【0074】 実施例6の粒子の電子顕微鏡写真を図6
に示す。
【0075】 実施例7 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/スーパークロンPPAD−1/TX23−C7
5=50/30/20/2からなるモノマー混合物を用
いた。
【0076】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0077】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、表面は大きな凸凹が形成されている異形粒子
であった。
【0078】 実施例7の粒子の電子顕微鏡写真を図7
に示す。
【0079】 実施例8 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/スーパークロン892L/TX23−C75=
50/30/20/2からなるモノマー混合物を用い
た。ここで、スーパークロン892Lは日本製紙(株)
製の塩素化ポリオレフィン樹脂である。
【0080】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0081】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、表面は凹凸を形成しおり、かつ多孔質であっ
た。
【0082】 実施例8の粒子の電子顕微鏡写真を図8
に示す。
【0083】 実施例9 分散剤溶液として信越化学(株)製のメトローズ60S
H502.5%水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタ
クリル酸ブチル/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート/ハードレンB−2038/TX23−C75=
60/30/10/2からなるモノマー混合物を用い
た。ここで、ハードレンB−2038は東洋化成工業
(株)製の塩素化ポリオレフィン樹脂である。
【0084】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0085】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、1マイクロメーター以下の孔が沢山あいてい
る多孔質粒子であった。断面を観察したところ、粒子内
部は蟻の巣状であった。
【0086】 実施例9の粒子の電子顕微鏡写真を図9
に示す。
【0087】 実施例10 分散剤溶液としてダイセル化学( 株) 製のカルボキシメ
チルセルロースCMCNO.1160が0.5%、PV
A1700(鹸化度88%)が0.02%、及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムが0.01%からなる
水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタクリル酸ブチル
/トリメチロールプロパントリメタクリレート/スーパ
ークロンPPAD−1/TX23−C75=33/33
/34/2からなるモノマー混合物を用いた。
【0088】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0089】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、多孔質粒子であった。その内部には2〜4マ
イクロメートル程の小さな粒子がぎっしり詰まった状態
であった。
【0090】 実施例10の粒子の電子顕微鏡写真を図
10に示す。
【0091】 実施例11 分散剤溶液としてダイセル化学( 株) 製のカルボキシメ
チルセルロースCMCNO.1160が0.5%、PV
A1700(鹸化度 88%)が0.02%、及びドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムが0.01%からな
る水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタクリル酸ブチ
ル/トリメチロールプロパントリメタクリレート/スー
パークロンPPAD−1/TX23−C75=45/4
5/10/2からなるモノマー混合物を用いた。
【0092】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0093】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、本粒子はゴルフボール状の異形粒子であっ
た。
【0094】 実施例11の粒子の電子顕微鏡写真を図
11に示す。
【0095】 実施例12 分散剤溶液として、ダイセル化学( 株) 製カルボキシメ
チルセルロースCMCNO.1160が0.5%、PV
A1700(鹸化度 88%)が0.02%、及びドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウムが0.01%からな
る水溶液を用い、樹脂粒子組成としてメタクリル酸ブチ
ル/トリメチロールプロパントリメタクリレート/ハー
ドレン13−MLJ−TL/TX23−C75=40/
40/20/2からなるモノマー混合物を用いた。ここ
で、ハードレン13−MLJ−TLは東洋化成工業
(株)製の塩素化ポリオレフィン樹脂である。
【0096】 合成手法として、実施例1と同じ方法を
用いた。
【0097】 得られた粉末を電子顕微鏡で観察したと
ころ、真球状の樹脂粒子であった。さらに細かく観察し
たところ、本粒子は1〜4マイクロメートル程度の小粒
子からなる異形粒子であった。
【0098】 実施例12の粒子の電子顕微鏡写真を図
12に示す。
【0099】
【発明の効果】 以上説明してきたように、この発明に
おいては、ラジカル重合可能な不飽和モノマーと重合体
化合物とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存在下
で懸濁重合させて得られる樹脂粒子において、前記重合
体化合物として懸濁重合の際に前記不飽和モノマーが高
分子化するに伴い相溶性が低下し、次第にその不飽和モ
ノマーから生成した重合体と粒子内で相分離状態を形成
する化合物を選ぶことにより、多孔質の樹脂粒子や従来
見られなかった特異な形状を有する樹脂粒子を提供する
ことを可能にした。したがって、従来に比べて非常に簡
便な製造方法により、再現性の優れた多孔質の樹脂粒子
及び特異な形状を有する樹脂粒子を得ることができる。
【0100】 また、このような特殊な樹脂粒子を塗料
成分、あるいは化粧品の成分として用いることにより、
耐薬品性及び耐傷つき性の優れた塗料、又は触感の非常
に優れた化粧品などを安価に製造できるなどの効果も奏
する。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図2】 実施例2の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図3】 実施例3の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図4】 実施例4の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図5】 実施例5の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図6】 実施例6の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図7】 実施例7の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図8】 実施例8の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図9】 実施例9の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を示
す。
【図10】 実施例10の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を
示す。
【図11】 実施例11の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を
示す。
【図12】 実施例12の樹脂粒子の電子顕微鏡写真を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 151/00 PGX C09D 151/00 PGX

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合可能な不飽和モノマーと重
    合体化合物とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存
    在下で懸濁重合させて得られる樹脂粒子において、前記
    重合体化合物は前記懸濁重合の際に前記不飽和モノマー
    が高分子化するに伴い相溶性が低下し、次第に前記不飽
    和モノマーから生成した重合体と前記樹脂粒子内で相分
    離状態を形成する化合物であることを特徴とする樹脂粒
    子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記樹脂粒子は多孔
    質状であることを特徴とする樹脂粒子。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記樹脂粒子は粒子
    表面形状が凹凸状であることを特徴とする樹脂粒子。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
    て、相分離状態を形成する前記重合体化合物は少なくと
    も1種類以上のポリオレフィン系樹脂化合物であること
    を特徴とする樹脂粒子。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、相分離状態を形成する前記重合体化合物は少なくと
    も1種類以上の塩素化ポリオレフィン系樹脂化合物であ
    ることを特徴とする樹脂粒子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、相分離状態を形成する前記重合体化合物は、共存す
    るラジカル重合可能な不飽和モノマーとの相溶性を調整
    する目的で酸変性やアクリルグラフト変性などにより相
    溶性が向上されていることを特徴とする樹脂粒子。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかにおい
    て、前記ラジカル重合可能な不飽和モノマーは、4官能
    性以上であることを特徴とする樹脂粒子。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかにおい
    て、前記ラジカル重合可能な不飽和モノマーは、2種類
    以上のモノマー混合系から成り、そのうち少なくとも1
    種類以上は4官能性以上のモノマーであることを特徴と
    する樹脂粒子。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかにおい
    て、前記樹脂粒子を塗料成分に用いて耐薬品性、耐傷つ
    き性を向上させたことを特徴とする塗料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項8いずれかに記載の
    樹脂粒子をパウダー成分として用いて触感性を改善した
    ことを特徴とする化粧品。
  11. 【請求項11】 ラジカル重合可能な不飽和モノマーと
    重合体化合物とからなる混合物を懸濁重合させて樹脂粒
    子を製造する方法において、ラジカル重合可能な不飽和
    モノマーと重合体化合物とからなる混合物にラジカル重
    合開始剤を加えて懸濁重合を行い、その懸濁重合の過程
    で生成される重合体と前記樹脂粒子内で相分離を起こさ
    せ、しかる後に洗浄し、乾燥させることを特徴とする樹
    脂粒子の製造方法。
  12. 【請求項12】 ラジカル重合可能な不飽和モノマーと
    重合体化合物とからなる混合物を懸濁重合させて樹脂粒
    子を製造する方法において、ラジカル重合可能な不飽和
    モノマーと重合体化合物とからなる混合物に、ラジカル
    重合開始剤と有機溶剤とを加えて懸濁重合を行い、その
    懸濁重合の過程で生成される重合体と前記樹脂粒子内で
    相分離を起こさせ、しかる後に洗浄し、乾燥させること
    を特徴とする樹脂粒子の製造方法。
  13. 【請求項13】 ラジカル重合可能な不飽和モノマーと
    重合体化合物とからなる混合物を懸濁重合させて樹脂粒
    子を製造する方法において、ほぼ常温で撹拌しながら分
    散剤溶液に、ラジカル重合可能な不飽和モノマーと懸濁
    重合の際に前記不飽和モノマーから生成した重合体と相
    分離状態を形成する重合体化合物とからなる混合物を添
    加して懸濁重合を行わせ、その後、常温よりも高い第1
    の温度に第1の時間保ち、さらに該第1の温度よりも高
    い第2の温度に第1の時間よりも長い第2の時間保持
    し、しかる後に室温近くまで冷却して反応を終了させる
    ことを特徴とする樹脂粒子の製造方法。
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