JPH1075835A - 幅木及びその幅木を使用した収納構造 - Google Patents

幅木及びその幅木を使用した収納構造

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JPH1075835A
JPH1075835A JP8234789A JP23478996A JPH1075835A JP H1075835 A JPH1075835 A JP H1075835A JP 8234789 A JP8234789 A JP 8234789A JP 23478996 A JP23478996 A JP 23478996A JP H1075835 A JPH1075835 A JP H1075835A
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JP
Japan
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skirting board
furniture
storage space
baseboard
fixing portion
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JP8234789A
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Mitsuo Hori
光生 堀
Takako Hanada
貴子 花田
Tetsuo Suga
哲夫 修家
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具内部のデッドスペースを有効に使用する
ことができる幅木及びその幅木を使用した収納構造を提
供することである。 【解決手段】 内部に収納空間(21)を備えた家具(20)に
おける床面(30)との境目を見切る幅木(10)であって、帯
状板材にて形成される幅木本体(11)の室内側面に形成さ
れる化粧面(13)と、前記家具(20)への着脱によって収納
空間(21)の開閉を行なうための幅木側固定部(12)とを備
えたことを特徴とする幅木(10)である。また、その幅木
(10)を用いて、収納空間(21)の手前側を閉塞したことを
特徴とする収納構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家具と床面との
接合部に取り付けて、両者の境目を見切る幅木、及びそ
の幅木を使用した収納構造に関する。
【0002】
【先行技術】従来より、家具には、その家具と床面との
境目を見切るための幅木を備えられていた。その幅木に
ついて、図3を用いて説明する。ここで図3は、従来の
幅木を示すための斜視図である。従来の家具100は、そ
の家具100の室内側の表面の下端であって、床面140との
接合部に位置し、両者の接合部の見切りを付けるように
接合部に沿って平板状の幅木110が固定されていた。そ
して、この幅木110よりも上方に収納空間130を形成して
いた。例えば、図3においては、上面がない抽斗内箱体
120の内部に収納空間130を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の幅木においては、以下のような問題があった。すなわ
ち、幅木110は、家具100に固定されていた。従って、家
具100の内部空間のうち、その幅木110によって室内側を
閉塞される空間は開閉することができず、デッドスペー
スとなっていた。
【0004】そこで、請求項1記載の発明、上記した従
来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、家具内部のデッドスペースを
有効に使用することができる幅木を提供しようとするも
のである。これに加え、請求項2記載の発明は、家具へ
の着脱作業を簡易化することができる幅木を提供しよう
とするものである。
【0005】これに加え、請求項3記載の発明は、木目
模様を呈するとともに部品形成が容易な幅木を提供しよ
うとするものである。これに加え、請求項4記載の発明
は、収納物の収納及び取り出し作業が容易な収納構造を
提供しようとするものである。これに加え、請求項5記
載の発明は、収納物、特に重量が大きい収納物の収納及
び取り出し作業が容易な収納構造を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
内部に収納空間(21)を備えた家具(20)における床面(30)
との境目を見切る幅木(10)であって、帯状板材にて形成
される幅木本体(11)の室内側面に形成される化粧面(13)
と、前記家具(20)への着脱によって収納空間(21)の開閉
を行なうための幅木側固定部(12)とを備えたことを特徴
とする幅木(10)である。
【0007】ここで、「家具(0)」とは、収納空間(21)
を備え、床面(30)上に載置して使用するものであればよ
く、例えば、食器棚や本棚の他、台所において使用する
流し台をも含むものである。また、「帯状板材」には、
天然木の他、樹脂製や金属製の帯状板材をも含む。ま
た、「幅木側固定部(12)」とは、幅木本体(11)を家具(2
0)に対して着脱自在に固定可能とするための固定部であ
って、例えば、家具(20)の幅木(10)取付位置に固定用穴
を備え、その固定用穴に嵌め合わせるための、突起部材
よりなるダボとして形成してもよい。また、幅木側固定
部(12)をネジを備えて形成する場合もある。この場合に
は、家具(20)には、幅木(10)を家具(20)に取り付ける段
階で、そのネジに対応するネジ穴を備えればよい。すな
わち、幅木側固定部(12)としてネジを備えてさえいれば
足りるものである。
【0008】請求項1記載の発明の作用を説明する。幅
木(10)は、家具(20)に備えた収納空間(21)を開閉するこ
とができる。そのため、幅木(10)の高さ分だけ、収納空
間(21)を縦方向に広くすることができる。その結果、収
納空間(21)の収納容量を大きくすることができる。請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明を技術的に限定
した発明であって、幅木側固定部(12)を磁力を用いて家
具(20)に着脱可能としたことを特徴とする幅木(10)であ
る。
【0009】ここで、「磁力を用いて」とは、例えば、
幅木固定部(12)を板状磁石として形成し、その板状磁石
を固定するために、家具(20)の幅木固定部(12)対応位置
にも板状磁石、あるいは、鉄板を備えることをいう。な
お、家具(20)がスチール製等のように、家具(20)の幅木
(10)を取り付ける部分自体が、磁力によって固定可能な
素材で形成されている場合には、幅木固定部(12)を板状
磁石として形成しさえすれば足りる。逆に、家具(20)の
幅木固定部(12)対応位置に、板状磁石を備えている場合
には、幅木固定部(12)を鉄板として形成してもよい。こ
のときも、幅木(10)自体がスチール製等のように磁石に
よって固定可能な素材で形成している場合には、幅木固
定部(12)に別途鉄板を備える必要はない。
【0010】請求項2記載の発明の作用を説明する。幅
木固定部(12)を磁力を用いて家具(20)に取り付ける。従
って、幅木(10)を家具(20)に取り付ける場合には、家具
(20)の幅木固定部(12)対応位置に幅木(10)の幅木固定部
(12)を位置させるだけで、幅木(10)を家具(20)に取り付
けることができる。また、家具(20)に取り付けた幅木(1
0)を取り外す際にも、幅木(10)を手前側に引き寄せれば
よい。そのため、幅木(10)を家具(20)に着脱する作業を
容易にすることができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明を技術的に限定した発明であって、幅
木(10)は、セルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉
末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持させて作成した
粉体を混合した樹脂を着色成形することによって木目模
様を呈することとなるように形成した化粧面(13)を備え
ることを特徴とする幅木(10)である。
【0012】ここで「セルロース系材料」とは木粉等を
いう。また、「微粉末よりも小径でかつ固い微粉末」と
は、酸化チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケ
ル、銀等の金属微粉末、あるいはセラミック等の非金属
微粉末をいうものである。請求項3記載の発明の作用を
説明する。「化粧面(13)」は、上述したような材質から
なるため、室内側から見える幅木(10)の室内側面に木目
模様を出すことができるものである。また、木質材料で
は原料となる天然木材の違いや、含有水分の違い等によ
る品質のバラツキが発生するが上述したような材質から
なる幅木(10)ではそのようなことがなく、製品のバラツ
キを抑えることができる。
【0013】そして、「粉体を混合した樹脂」からなる
ため、通常の木質材料よりも水分を吸収し難く、仮に水
分が付着しても水分をふき取ったりすれば良く、メンテ
ナンスを容易にすることができるものである。すなわ
ち、外観上は木目模様を呈することができて木製品と同
様の外観を形成することができるが、耐水性に関しては
木製品と比較してはるかに水に強い幅木(10)を提供でき
るものである。
【0014】なお、幅木(10)は、幅木本体(11)の室内側
面に上述した材質からなる面状の部材を添付して化粧面
(13)を形成してもよいし、あるいは、幅木本体(11)を上
述した材質により形成してもよい。この「幅木本体(1
1)」は、「粉体を混合した樹脂」を押出成形することに
より形成する。このため、天然木材からの切り出しにお
けるような原料の無駄を生じることはない。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明に係る幅木を使用した収納構造である。すなわち、床
面(30)上に載置する家具(20)に備えた収納構造であっ
て、その家具(20)は、収納空間(21)と、家具(20)におけ
る床面(30)との境目を見切る幅木(10)とを備え、その幅
木(10)は、帯状板材にて形成される幅木本体(11)の室内
側面に形成される化粧面(13)と、前記家具(20)への着脱
によって収納空間(21)の開閉を行なうための幅木側固定
部(12)とを備え、前記収納空間(21)は、家具(20)に出し
入れ可能な抽斗内箱体(14)の内部空間として形成したこ
とを特徴とする収納構造である。
【0016】ここで、「抽斗内箱体(14)」とは、上面が
ない箱体状に形成した部材をいう。また、「家具(20)に
出し入れ可能」とは、例えば、抽斗内箱体(14)を収納す
るために室内側に開口部を備えた抽斗外箱体を備えるこ
とにより達成される。その他に、家具(20)の向かい合う
二つの側面に水平なレールを備え、そのレールに沿って
抽斗内箱体(14)が前後移動できるように形成してもよ
い。
【0017】請求項4記載の発明の作用を説明する。家
具(20)において、幅木(10)は床面(30)との境目付近に位
置する。従って、幅木(10)が室内側を閉塞する収納空間
(21)は、床面(30)付近に位置する。そのため、その収納
空間(21)の反室内側、すなわち奥側は見えにくい。従っ
て、その収納空間(21)を抽斗内箱体(14)の内部に形成す
ることによって、収納空間(21)を室内側に引き出すこと
ができる。その結果、収納空間(21)から収納物を出し入
れする作業を容易にすることができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明に係る幅木を使用した収納構造である。すなわち、床
面(30)上に載置する家具(20)に備えた収納構造であっ
て、その家具(20)は、収納空間(21)と、家具(20)におけ
る床面(30)との境目を見切る幅木(10)とを備え、その幅
木(10)は、帯状板材にて形成される幅木本体(11)の室内
側面に形成される化粧面(13)と、前記家具(20)への着脱
によって収納空間(21)の開閉を行なうための幅木側固定
部(12)とを備え、前記収納空間(21)は、その底面を床面
(30)として形成することを特徴とする収納構造である。
【0019】請求項5記載の発明を説明する。家具(20)
に備えた収納空間(21)の底面を、床面(30)によって閉塞
する。そのため、収納空間(21)用の底板を別途設けた場
合と異なり、収納空間(21)を縦方向に高くすることがで
きる。従って、収納空間(21)の収納容量を大きくするこ
とができる。また、収納空間(21)に物を収納する場合に
は、床面(30)上に直接載置することができる。その結
果、幅木(10)を取り外せば、収納物を持ち上げることな
く、床面(30)上を滑らせて、収納空間(21)内外に移動す
ることができる。そのため、特に収納物の重量が大きい
場合には、収納物を持ち上げずに収納できるため、収納
作業および取り出し作業を簡易化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態及び
図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する
図面は、図1及び図2である。図1は、本願発明の第一
の実施の形態を示すための斜視図である。図2は、本願
発明の第二の実施の形態を示すための斜視図である。
【0021】まず、図1に基づいて本願発明の第一の実
施の形態について説明する。図1は、幅木10と収納空間
21とを備えた流し台40の収納構造を示す。流し台40は、
収納空間21を形成する抽斗内箱体14と、流し台40におけ
る床面30との境目を見切る幅木10とを備える。その幅木
10は、帯状板材にて形成される幅木本体11の室内側面に
形成される化粧面13と、前記家具20への着脱によって収
納空間21の開閉を行なうための幅木側固定部12とを備え
る。その幅木側固定部12は、板状磁石を用いて形成す
る。そして、その板状磁石を固定するために、流し台40
の幅木固定部12対応位置にも板状磁石を備える。具体的
には、抽斗内箱体14を形成する二枚の側板の手前側であ
る。なお、流し台40には、板状磁石の代わりに鉄板を用
いてもよい。また、流し台40が、スチール製等のよう
に、流し台40の幅木10を取り付ける部分自体が、磁力に
より固定可能な素材で形成されている場合には、幅木固
定部12を板状磁石として形成してもよい。逆に、流し台
40の幅木固定部12対応位置に、板状磁石を備えている場
合には、幅木固定部12を鉄板として形成してもよい。こ
のときも、幅木10自体がスチール製等のように磁石によ
って固定可能な素材で形成している場合には、幅木固定
部12に別途鉄板を備える必要はない。
【0022】また、前記収納空間21は、家具20に出し入
れ可能な抽斗内箱体14の内部空間として形成する。その
抽斗内箱体14は、流し台40の内側の向かい合う二つの側
面に水平なレールを備え、そのレールに沿って前後移動
できるように形成する。その抽斗内箱体14には、幅木10
の上方に取り付ける手前面板部材15を備える。この手前
面板部材15により、収納空間21を縦方向に広げて、収納
容量を大きくすることができる。また、この手前面板部
材15の反室内側面には、手前面板部材15を支持すると共
に、抽斗内箱体14の前後方向への動きをガイドするため
のガイド棒部材16,16を備える。このガイド棒部材16,16
により、収納空間21の中に、一升瓶などの背の高い収納
物を収納したときにも、収納空間21から横方向へ落ちる
ことを防止することができる。
【0023】第一の実施の形態に係る収納構造の作用を
説明する。まず、幅木10は、流し台40に備えた収納空間
21を開閉することができる。そのため、幅木10の高さ分
だけ、収納空間21を縦方向に広くすることができる。そ
の結果、収納空間21の収納容量を大きくすることができ
る。また、幅木固定部12を磁力を用いて流し台40に取り
付ける。従って、幅木10を流し台40に取り付ける場合に
は、流し台40の幅木固定部12対応位置に幅木10の幅木固
定部12を位置させるだけで、幅木10を流し台40に取り付
けることができる。反対に、流し台40に取り付けた幅木
10を取り外す際にも、幅木10を手前側に引き寄せればよ
い。そのため、幅木10を流し台40に着脱する作業を容易
にすることができる。
【0024】さらに、流し台40において、幅木10は床面
30との境目付近に位置する。従って、幅木10が室内側を
閉塞する収納空間21は、床面30付近に位置する。そのた
め、その収納空間21の反室内側、すなわち奥側は見えに
くい。従って、その収納空間21を抽斗内箱体14の内部に
形成することによって、収納空間21を室内側に引き出す
ことができる。その結果、収納空間21から収納物を出し
入れする作業を容易にすることができる。
【0025】なお、本実施の形態においては、幅木側固
定部12を板状磁石を用いて形成したが、磁力を用いずに
幅木10を流し台40に固定することも可能である。例え
ば、幅木本体11を流し台40に対して着脱自在に固定可能
とするための固定部であって、流し台40の幅木10取付位
置に固定用穴を備え、その固定用穴に嵌め合わせるため
の、突起部材よりなるダボとして形成してもよい。ま
た、幅木側固定部12をネジを備えて形成することも可能
である。この場合には、流し台40には、幅木10を流し台
40に取り付ける段階で、そのネジに対応するネジ穴を備
えればよい。すなわち、幅木側固定部12としてネジを備
えてさえいれば足りるものである。
【0026】また、第一の実施の形態においては、流し
台40における収納構造として説明したが、流し台40に限
らず、例えば、食器棚などの家具においても実施可能な
収納構造である。次に、図2に基づいて第二の実施の形
態について説明する。図2は、幅木10と収納空間21とを
備えた家具20の収納構造である。その幅木10の構成は、
図1に示す第一の実施の形態に使用した幅木10の構成と
同様である。
【0027】そして、収納空間21の手前側を幅木10の反
化粧面13で閉塞すると共に、収納空間21の底面を床面30
として形成する。第二の実施の形態にかかる収納構造の
作用を説明する。家具20に備えた収納空間21の底面を、
床面30によって閉塞する。そのため、収納空間21用の底
板を別途設けた場合と異なり、収納空間21を縦方向に高
くすることができる。従って、収納空間21の収納容量を
大きくすることができる。また、収納空間21に物を収納
する場合には、床面30上に直接載置することができる。
その結果、幅木10を取り外せば、収納物を持ち上げるこ
となく、床面30上を滑らせて、収納空間21内外に移動す
ることができる。そのため、特に収納物の重量が大きい
場合には、収納物を持ち上げずに移動できるため、収納
作業および取り出し作業を簡易化することができる。
【0028】なお、図1及び図2の収納構造に使用した
幅木10を、セルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉
末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持させて作成した
粉体を混合した樹脂を着色成形することによって木目模
様を呈することとなるように形成した化粧面13を備えて
形成することも可能である。ここで「セルロース系材
料」とは木粉等をいう。また、「微粉末よりも小径でか
つ固い微粉末」とは、酸化チタン、フェライト、アルミ
ニウム、ニッケル、銀等の金属微粉末、あるいはセラミ
ック等の非金属微粉末をいうものである。
【0029】上述した材質により、「化粧面13」を形成
すると、室内側から見える幅木10の室内側面に木目模様
を出すことができる。また、木質材料では原料となる天
然木材の違いや、含有水分の違い等による品質のバラツ
キが発生するが上述したような材質からなる幅木10では
そのようなことがなく、製品のバラツキを抑えることが
できる。
【0030】そして、「粉体を混合した樹脂」からなる
ため、通常の木質材料よりも水分を吸収し難く、仮に水
分が付着しても水分をふき取ったりすれば良く、メンテ
ナンスを容易にすることができるものである。すなわ
ち、外観上は木目模様を呈することができて木製品と同
様の外観を形成することができるが、耐水性に関しては
木製品と比較してはるかに水に強い幅木10を提供できる
ものである。従って、例えば図1に示したように、流し
台40の幅木10を上述した材質よりなる化粧面13を備えた
幅木10により形成すると、調理作業時に流し台40から水
がこぼれても、幅木10の化粧面13に付着した水分を拭き
取りさえすればよく、手入れが容易な幅木10を形成する
ことができる。さらに、幅木10は、流し台40からは着脱
自在に形成しているため、幅木10を流し台40から取り外
すことにより、拭き取り作業や清掃作業をより容易にす
ることができる。
【0031】なお、幅木10は、幅木本体11の室内側面に
上述した材質からなる面状の部材を添付して化粧面13を
形成してもよいし、あるいは、幅木本体11を上述した材
質により形成してもよい。この「幅木本体11」は、「粉
体を混合した樹脂」を押出成形することにより形成す
る。このため、天然木材からの切り出しにおけるような
原料の無駄を生じることはない。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、家具内部
のデッドスペースを有効に使用することができる幅木を
提供しようとすることができた。これに加え、請求項2
記載の発明によれば、家具への着脱作業を簡易化するこ
とができる幅木を提供しようとすることができた。
【0033】これに加え、請求項3記載の発明によれ
ば、木目模様を呈するとともに部品形成が容易な幅木を
提供しようとすることができた。これに加え、請求項4
記載の発明によれば、収納物の収納及び取り出し作業が
容易な収納構造を提供しようとすることができた。これ
に加え、請求項5記載の発明によれば、収納物、特に重
量が大きい収納物の収納及び取り出し作業が容易な収納
構造を提供しようとすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施の形態を示すための斜視
図である。
【図2】本願発明の第二の実施の形態を示すための斜視
図である。
【図3】先行技術を示すための斜視図である。
【符号の説明】
10 幅木 11 幅木本体 12 幅木側固定部 13 化粧面 14 抽斗内箱体 15 手前面板
部材 16 ガイド棒部材 20 家具 21 収納空間 30 床面 40 流し台 100 家具 110 幅木 120 抽斗内箱
体 130 収納空間 140 床面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に収納空間を備えた家具における床面
    との境目を見切る幅木であって、帯状板材にて形成され
    る幅木本体の室内側面に形成される化粧面と、前記家具
    への着脱によって収納空間の開閉を行なうための幅木側
    固定部とを備えたことを特徴とする幅木。
  2. 【請求項2】幅木側固定部を磁力を用いて家具に着脱可
    能としたことを特徴とする請求項1記載の幅木。
  3. 【請求項3】幅木は、セルロース系材料の微粉末の表面
    にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持させ
    て作成した粉体を混合した樹脂を着色成形することによ
    って木目模様を呈することとなるように形成した化粧面
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の幅木。
  4. 【請求項4】床面上に載置する家具に備えた収納構造で
    あって、その家具は、収納空間と、家具における床面と
    の境目を見切る幅木とを備え、その幅木は、帯状板材に
    て形成される幅木本体の室内側面に形成される化粧面
    と、前記家具への着脱によって収納空間の開閉を行なう
    ための幅木側固定部とを備え、前記収納空間は、家具に
    出し入れ可能な抽斗内箱体の内部空間として形成したこ
    とを特徴とする収納構造。
  5. 【請求項5】床面上に載置する家具に備えた収納構造で
    あって、その家具は、収納空間と、家具における床面と
    の境目を見切る幅木とを備え、その幅木は、帯状板材に
    て形成される幅木本体の室内側面に形成される化粧面
    と、前記家具への着脱によって収納空間の開閉を行なう
    ための幅木側固定部とを備え、前記収納空間は、その底
    面を床面として形成することを特徴とする収納構造。
JP8234789A 1996-09-05 1996-09-05 幅木及びその幅木を使用した収納構造 Pending JPH1075835A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010049604A (ko) * 1999-09-17 2001-06-15 스즈끼 히로시 키친 캐비넷
JP2002153338A (ja) * 2000-11-22 2002-05-28 Matsushita Electric Works Ltd システムキッチン用フロアストッカ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010049604A (ko) * 1999-09-17 2001-06-15 스즈끼 히로시 키친 캐비넷
JP2002153338A (ja) * 2000-11-22 2002-05-28 Matsushita Electric Works Ltd システムキッチン用フロアストッカ−

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