JP3596598B2 - 引き戸取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、引き戸取付構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、キャビネット本体を構成する箱体の外側に引き戸を取り付けるアウトセット型の引き戸取付構造において、特殊な箱体を使用することなく通常の箱体を使用して引き戸を取り付けることができる引き戸取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャビネット本体を構成する箱体に引き戸を取り付ける場合には、箱体の内側に引き戸を取り付けるインセット型の引き戸取付構造と、箱体の外側に引き戸を取り付けるアウトセット型の引き戸取付構造がある。
【0003】
また、アウトセット型の引き戸取付構造において、引き戸を取り付ける場合には、例えば、図5に例示したように、キャビネット本体を構成する前面開口の箱体(A)の天板(B)および底板(C)の前端縁部を前方に延設し、該延設部(D)の内面に上レールおよび下レールを取り付けると共に該上レールおよび下レールに引き戸を取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のアウトセット型の引き戸取付構造においては、図5に例示したように、箱体(A)の天板(B)および底板(C)の前端縁部を前方に延設して延設部(D)を形成した特殊な箱体(A)を使用する必要があり、キャビネット本体を構成する箱体の共通化ができないという問題があった。
【0005】
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解消し、アウトセット型の引き戸取付構造において、上記従来のような特殊な箱体を使用することなく通常の箱体を使用して引き戸を取り付けることができる引き戸取付構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、第1の発明は、キャビネット本体を構成する前面開口の箱体の木口部に引き戸枠を取り付けると共に該引き戸枠に引き戸を取り付けて成る引き戸取付構造であって、引き戸枠の後方周縁を全周にわたってさらに後方に延設して取付縁を形成すると共に該取付縁を箱体の開口縁部内周面に当接固着して取り付けて成ることを特徴とする引き戸取付構造を提供する。
【0007】
また、第2の発明は、引き戸枠を構成する上レールにて引き戸を吊り下げ支持して取り付けて成る前記の引き戸取付構造を、第3の発明は、引き戸枠を構成する下レールに引き戸下端を支持するガイドを形成して成る前記いずれかの引き戸取付構造を、第4の発明は、ガイドが、引き戸下端に突設せるガイド体を嵌合支持するガイド溝より成る前記の引き戸取付構造を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、上記の通りの特徴をもつものであるが、以下、その実施の形態について説明する。
【0009】
図1および図2は、この出願の発明の前提構成の一実施形態を例示し、図1は正面図、図2は縦断面図である。
この出願の発明の前提構成は、例えば、図1および図2に例示したように、厨房用キャビネット(流し台キャビネット等)、洗面化粧台キャビネット、収納キャビネット等の各種キャビネットのキャビネット本体を構成する前面開口の箱体(1)の木口部(前面周端面部)に引き戸枠(2)を当接し、ビス、ネジ等にて固着して取り付けると共に該引き戸枠(2)に引き違い戸等の引き戸(3)を取り付けて成る引き戸取付構造に関するものである。
【0010】
なお、上記箱体(1)の木口部に引き戸枠(2)および引き戸(3)を取り付ける場合には、例えば、次のような作業手順によって取り付ける。
先づ、箱体(1)の上木口部に、引き戸枠(2)を構成する上レール(21)を当接し、ビス、ネジ等にて固着して取り付けると共に、箱体(1)の下木口部に、引き戸枠(2)を構成する下レール(22)を当接し、ビス、ネジ等にて固着して取り付ける。次いで、箱体(1)の一側方の縦木口部に、引き戸枠(2)を構成する一側方の縦フレーム(23)を当接し、ビス、ネジ等にて固着して取り付けて正面形状がコ字形の引き戸枠中間体を形成すると共に、該コ字形の引き戸枠中間体の開口部から引き戸(3)を挿入した後、箱体(1)の他側方の縦木口部に、引き戸枠(2)を構成する他側方の縦フレーム(23)を当接し、ビス、ネジ等にて固着して取り付けることによって、箱体(1)の木口部に引き戸枠(2)および引き戸(3)を取り付ければ良い。
【0011】
以上の通り、この出願の発明の前提構成においては、キャビネット本体を構成する箱体の外側に引き戸を取り付けるに際して、従来のように特殊な箱体を使用することなく前面開口の通常の箱体(1)を使用して引き戸枠(2)を介して引き戸(3)を取り付けることができ、観音開き戸等を取り付ける汎用の箱体と共用することができ、従って、箱体の共通化をはかることができ、工業上きわめて有用である。
【0012】
図3および図4は、この出願の発明の一実施形態を例示し、図3は要部拡大縦断面図、図4は要部拡大横断面図である。
この出願の発明は、例えば、図3および図4に例示したように、上記前提構成において、引き戸枠(2)を構成する上レール(21)にて引き戸(3)を吊り下げ支持して取り付けて成る引き戸取付構造に関するものである。
【0013】
なお、図3および図4において、上記前提構成と同一の部分には同一の符号を付して表わした。
また、上記上レール(21)にて引き戸(3)を吊り下げ支持する場合には、例えば、図3に例示したように、上レール(21)として下面開口の上レールを使用し、該上レール(21)の内部に転動ローラ(4)を嵌装して係止させると共に、該転動ローラ(4)の下方に引き戸(3)を吊り下げ支持すれば良い。
【0014】
また、図4において、(24)は両側方の縦フレーム(23)の上下両端部に上レール(21)および下レール(22)を架設、連結して引き戸枠(2)を形成する際に使用する連結用ホールであり、(31)は引き戸(3)の開閉側端部に緩衝材料よりなる戸当りを取り付ける戸当り取付凹所である。
【0015】
以上の通り、この出願の発明においては、引き戸枠(2)を構成する上レール(21)を介して引き戸(3)を容易に取り付けることができ、また、引き戸(3)の開閉操作性も良好である。
【0016】
この出願の別の発明は、例えば、図3および図4に例示したように、引き戸枠(2)を構成する下レール(22)に引き戸(3)下端を摺動自在に支持するガイド(25)を形成して成る引き戸取付構造に関するものである。
【0017】
なお、上記下レール(22)に引き戸(3)下端を支持するガイド(25)を形成する場合には、例えば、以下記述する発明のように引き戸(3)下端にガイド体(32)を突設すると共に該ガイド体(32)を嵌合支持するガイド溝(26)よりなるガイド(25)を下レール(22)に形成したり、下レールに引き戸下端全体を嵌合支持する角溝状のガイドを形成したり、引き戸下端に凹溝を形成すると共に該凹溝を嵌合支持する凸条状のガイドを下レールに形成したりすれば良い。
【0018】
以上の通り、この出願の別の発明においては、引き戸(3)下端をガイド(25)にて支持しつつ引き戸(3)を開閉することができるので、引き戸(3)を円滑に開閉することができる。
【0019】
この出願のさらに別の発明は、例えば、図3および図4に例示したように、上記別の発明において、ガイド(25)が、引き戸(3)下端に突設せる直立板状、棒状、回転円板状等のガイド体(32)を摺動自在に嵌合支持するガイド溝(26)より成る引き戸取付構造に関するものである。
【0020】
以上の通り、この出願のさらに別の発明においては、引き戸(3)下端に突設せるガイド体(32)をガイド溝(26)にて嵌合支持しつつ引き戸(3)を開閉することができるので、引き戸(3)を円滑に開閉することができる。
【0021】
この出願のさらにまた別の発明は、例えば、図3および図4に例示したように、上記前提構成において、引き戸枠(2)の後方周縁を全周にわたってさらに後方に延設して取付縁(27)を形成すると共に該取付縁(27)を箱体(1)の開口縁部内周面に嵌合、当接し、ビス、ネジ等にて固着して取り付けて成る引き戸取付構造に関するものである。
【0023】
以上の通り、この出願のさらにまた別の発明においては、引き戸枠(2)後方周縁の全周にわたって延設した取付縁(27)をガイドにして位置決めしつつ箱体(1)の開口縁部内周面に引き戸枠(2)を取り付けることができるので、引き戸枠(2)を箱体(1)に簡単、正確に取り付けることができる。
【0024】
なお、図2〜図4において、(11)は箱体(1)を構成する天板、(12)は同じく底板、(13)は同じく側板、(14)は同じく背板であり、また、(33)は引き戸(3)の把手である。
【0025】
もちろん、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。箱体、引き戸枠および引き戸の大きさ、形状、構造、ガイド、ガイド体およびガイド溝の形状、構造等の細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この出願の発明によって、箱体の外側に引き戸を取り付けるアウトセット型の引き戸取付構造において、特殊な箱体を使用することなく通常の箱体を使用して引き戸を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の前提構成の一実施形態を例示した正面図である。
【図2】同上発明の前提構成の一実施形態を例示した縦断面図である。
【図3】この出願の発明の一実施形態を例示した要部拡大縦断面図である。
【図4】同上発明の一実施形態を例示した要部拡大横断面図である。
【図5】従来例を例示した要部斜視図である。
【符号の説明】
1 箱体
11 天板
12 底板
13 側板
14 背板
2 引き戸枠
21 上レール
22 下レール
23 縦フレーム
24 連結用ホール
25 ガイド
26 ガイド溝
27 取付縁
3 引き戸
31 戸当り取付凹所
32 ガイド体
33 把手
4 転動ローラ
Claims (4)
- キャビネット本体を構成する前面開口の箱体の木口部に引き戸枠を取り付けると共に該引き戸枠に引き戸を取り付けて成る引き戸取付構造であって、引き戸枠の後方周縁を全周にわたってさらに後方に延設して取付縁を形成すると共に該取付縁を箱体の開口縁部内周面に当接固着して取り付けて成ることを特徴とする引き戸取付構造。
- 引き戸枠を構成する上レールにて引き戸を吊り下げ支持して取り付けて成る請求項1記載の引き戸取付構造。
- 引き戸枠を構成する下レールに引き戸下端を支持するガイドを形成して成る請求項1または2記載の引き戸取付構造。
- ガイドが、引き戸下端に突設せるガイド体を嵌合支持するガイド溝より成る請求項3記載の引き戸取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2000037668A JP3596598B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 引き戸取付構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001227249A JP2001227249A (ja) | 2001-08-24 |
JP3596598B2 true JP3596598B2 (ja) | 2004-12-02 |
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ID=18561527
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JP (1) | JP3596598B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10828970B2 (en) | 2019-01-28 | 2020-11-10 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Housing assemblies for vehicle door actuation assemblies and methods of installing the same |
-
2000
- 2000-02-16 JP JP2000037668A patent/JP3596598B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10828970B2 (en) | 2019-01-28 | 2020-11-10 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Housing assemblies for vehicle door actuation assemblies and methods of installing the same |
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JP2001227249A (ja) | 2001-08-24 |
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