JP3007593U - 洗面化粧台の化粧ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主鏡の両側に設けた収納庫に対する物の出し
入れを容易にし、主鏡の面積を大きくして見やすくする
と共に、収納庫を三面鏡として利用できるようにするこ
と。 【構成】 洗面化粧台の化粧ユニット２０の背板１９の
全幅を覆う主鏡２１を設ける。前面および後面を解放し
た収納庫本体２２を前記主鏡２１の左右両側に配置し
て、その各収納庫本体２２を主鏡２１に対して内開き式
に取り付けると共に、前面に鏡２４を有する扉２５を各
収納庫本体２２に対して外開き式に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗面化粧台のキャビネットの後縁部上に立設する化粧ユニットに関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図６および図７は、従来の洗面化粧台の一例を示すもので、図中１は洗面化粧 台のキャビネット、２はその前面に設けた扉、３はキャビネット１の上面に設け た天板、４は水栓、５はハンドル、６はキャビネット１の後縁部の上方に立設し た化粧ユニット、７はその背板、８は背板７の前面中央部に設けた鏡、９は鏡８ の両側に配置した収納庫で、９ａは前面に鏡９ｂを取り付けた収納庫の扉、１０ は化粧ユニット６の上縁部に設けた照明器具である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の洗面化粧台は、収納庫９の扉９ａの前面に設けた鏡９ｂを三面 鏡として利用できるようにするために、図７の二点鎖線図で示すように外開き式 にしてあるため、収納庫９内の物を出し入れするのに扉９ａが邪魔になって不便 であり、また中央の鏡８と、両側の鏡９ｂとの間には段差があるため、三面鏡と して見づらいという問題点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の問題点を解決するため本考案においては、洗面化粧台の化粧ユニットの 全幅を覆う主鏡を設け、前面および後面を解放した収納庫本体を前記主鏡の左右 両側に配置して、その各収納庫本体を主鏡に対して内開き式に取り付けると共に 、前面に鏡を有する扉を各収納庫本体に対して外開き式に設けて洗面化粧台の化 粧ユニットを構成する。

【０００５】 また前記した化粧ユニットの主鏡の両側に配置した各収納庫本体の内側面を鏡 としてもよい。

【０００６】

【作用】

上述のように本考案においては、前面および後面を解放した収納庫本体を主鏡 に対して内開き式に取り付けたから、収納庫本体に対する物の出し入れが、収納 庫本体を内開きにすることによって、収納庫本体の後面から容易に行うことがで きる。

【０００７】 また主鏡は、収納庫本体の裏側まで一枚鏡としてあるから、見やすい上に、収 納庫本体を内開きにした場合も、収納庫本体の内側面を三面鏡として利用できる 。

【０００８】

【実施例】

以下図１〜図５について本考案の実施例を説明する。図中１１は洗面化粧台の キャビネット、１２はその前面に設けた扉、１３は引き出し部材の前面板、１４ はキャビネット１１の上面に設けた天板、１５，１６は水槽、１７は水栓、１８ はハンドルである。

【０００９】 本実施例においては、洗面化粧台のキャビネット１１の間口より幅を狭くした 背板１９を化粧ユニット２０の基板としてキャビネット１１の後縁部上に立設し 、この背板１９の全幅を覆う主鏡２１を一枚鏡として背板１９の前面に取り付け る。

【００１０】 また縦長のボックス状に枠組みして、その内部に複数段の棚板２２ａを設ける と共に、前面および後面を解放して収納庫本体２２を形成し、この収納庫本体２ ２を前記主鏡２１の左右両側にそれぞれ配置して、その各収納庫本体２２の後面 の外側縁を蝶番２３（図４，５参照）を介して背板１９に取り付けることにより 、各収納庫本体２２を図５に示すように、主鏡２１に対して内開き式に開閉自在 にする。

【００１１】 また前面に鏡２４を有する扉２５を蝶番２６を介して各収納庫本体２２に対し て図４に示すように外開き式に取り付ける。すなわち蝶番２６の一方の片を収納 庫本体２２の前面の内側縁に固着すると共に、蝶番２６の他方の片を扉２５の内 側縁に固着する。

【００１２】 また前記した化粧ユニット２０の主鏡２１の両側に配置した各収納庫本体２２ の内側面にそれぞれ鏡２７を添設する。なお２８は主鏡２１の上方の背板１２の 上縁部に設けた照明器具である。

【００１３】 次に上述のように構成した装置の作用を説明する。図１および図３は、左右の 収納庫本体２２を主鏡２１に対して閉じた状態を示すと共に、その収納庫本体２ ２の扉２５も閉じた状態を示している。

【００１４】 図２の左側の扉２５、および図４に示すように両側の扉２５をそれぞれ半開き の状態にすると、この扉２５の前面の鏡２４を主鏡２１と共に三面鏡として利用 することができる。

【００１５】 また図２の右側の収納庫本体２２、および図５に示すように両側の収納庫本体 ２２をそれぞれ主鏡２１に対して内開きにすると、収納庫本体２２内の物の出し 入れが容易になると共に、主鏡２１が広く使えるため非常に見やすくなる。また この場合は、収納庫本体２２の内側面に設けた鏡２７が三面鏡としても使えるた め都合がよい。

【００１６】

【考案の効果】

上述のように本考案においては、前面および後面を解放した収納庫本体２２を 主鏡２１に対して内開き式に取り付けたから、収納庫本体２２に対する物の出し 入れが、収納庫本体２２を内開きにすることによって、収納庫本体２２の後面か ら容易に行うことができるという効果が得られる。

【００１７】 また主鏡２１は、収納庫本体２２の裏側まで一枚鏡としてあるから、見やすい 上に、収納庫本体２２を内開きにした場合も、収納庫本体２２の内側面の鏡２７ を主鏡２１と共に、三面鏡として利用できるから都合がよいという効果が得られ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の化粧ユニットを付した洗面化粧台の斜
視図である。

【図２】図１の化粧ユニットの作動状態を示す斜視図で
ある。

【図３】図１の洗面化粧台の正面図である。

【図４】図３のＡ−Ａ線による断面で収納庫本体の扉を
開いた状態を示す断面図である。

【図５】図４と同じ断面で収納庫本体を内開きにした状
態を示す断面図である。

【図６】従来の洗面化粧台の一例を示す正面図である。

【図７】図６のＢ−Ｂ線による断面図である。

【符号の説明】

１ 従来の洗面化粧台のキャビネット ２ 扉 ３ 天板 ４ 水栓 ５ ハンドル ６ 化粧ユニット ７ 背板 ８ 鏡 ９ 収納庫 ９ａ 扉 ９ｂ 鏡 １０ 照明器具 １１ 本考案を適用した洗面化粧台のキャビネット １２ 扉 １３ 前面板 １４ 天板 １５，１６ 水槽 １７ 水栓 １８ ハンドル １９ 背板 ２０ 化粧ユニット ２１ 主鏡 ２２ 収納庫本体 ２２ａ 棚板 ２３ 蝶番 ２４ 鏡 ２５ 扉 ２６ 蝶番 ２７ 鏡 ２８ 照明器具

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【手続補正書】

【提出日】平成６年１０月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面化粧台の化粧ユニットの全幅を覆う
   主鏡を設け、前面および後面を解放した収納庫本体を前
   記主鏡の左右両側に配置して、その各収納庫本体を主鏡
   に対して内開き式に取り付けると共に、前面に鏡を有す
   る扉を各収納庫本体に対して外開き式に設けたことを特
   徴とする洗面化粧台の化粧ユニット。
2. 【請求項２】 請求項１記載の各収納庫本体の内側面を
   鏡としたことを特徴とする洗面化粧台の化粧ユニット。