JP2005245948A - サポートカウンタ - Google Patents

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泰永 田中
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Abstract

【課題】 棚を所要の壁面に簡単にかつ強固に取り付けることができるサポートカウンタを提供すること。
【解決手段】 壁面1に対して固定されるベース部材2に、棚部材3を着脱可能に取り付けるための溝部4を当該ベース部材2の長手方向に沿って連続形成する。棚部材3は、被載置物を載置するための載置部20と、溝部4に係合される取付部21と、載置部20の下面から突出して、それによって取付部21を溝部4に係合したときにベース部材2に当接する支持部22とから構成する。ベース部材2の溝部4に、取付部21の上脚25を回り対偶で案内する上溝10と、取付部21の下脚26を挟み込んで係合する下溝11とを形成する。溝部4の上下方向に沿う長さ寸法を、取付部21の上下方向に沿う長さ寸法よりも大に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者のニーズあるいは被載置物の種類や用途等に応じて所要の壁面に取り付けられるサポートカウンタに関する。
周知のように、例えば、台所の流し台を含む作業領域の上方の壁面や浴室の壁面には、その各使用者の体格的な違いから生じるニーズあるいは被載置物の種類や用途に応じて、いわゆるサポートカウンタを後付けで取り付けることが盛んに行われている。
かかるサポートカウンタの固定構造の典型的な例としては、特許文献1、特許文献2および特許文献3にて提案されているものを挙げることができる。
特許文献1では、ブラケットを壁面に固定し、上縁の係止部に収納棚の係止片を差し込むとともに、収納棚の下部の凹状部をブラケットの凸状部に嵌合して、収納棚を固定する旨が開示されている。
特許文献2では、壁材の目地部に、目地材によって凹所を形成し、凹所に後付部材の挿入部を差し込んで、後付部材を取り付ける旨が開示されている。
特許文献3では、棚を支持するために、壁面に固定されたレールの長孔に、支持部材の上下の係合片を回転させながら挿入して、支持部材を取り付ける旨が開示されている。
特開平11−262420号公報(段落0018)
特開2000−104357号公報(段落0012および0016) 実開平5−80979号公報(段落0008)
上記特許文献1、特許文献2および特許文献に係る技術では、棚の取り付けに関して以下の問題点が指摘されている。
具体的に、特許文献1では、棚を壁面に沿って差し込まなければならず、その結果、壁面に対して棚が取り付け難くなっている。特許文献2では、後付部材と目地材とが線接触となっており、過大な加重や偏荷重に対しては強度的な問題が生じる虞がある。特許文献3では、複数の長孔に係合片を同時に挿入しなければならず、取り付けが面倒であり、しかも支持部材は長孔の縁に引っ掛かって支持されているので、特許文献2と同様に、加重がかかるとやはり強度的に問題が生じてしまう。
他方、上記特許文献1、特許文献2および特許文献3に係る技術には、棚を取り付けると、決められた位置でしか使用することができないとの指摘もある。すなわち、特許文献1ではブラケットの凸状部の位置、特許文献2で目地部の位置、特許文献3では長孔の位置に規定されてしまう。このように取付位置が固定されると、必要ないときに棚が邪魔になり、使い勝手が悪くなることがある。これを防ぐには、最初に取付位置を厳密に検討しなければならず、その作業は面倒かつ煩雑である。
本発明の第1の目的は、簡単にかつ強固に棚を取り付けることができることが可能なサポートカウンタを提供することにある。
本発明の第2の目的は、棚の位置を自由に変更できるようにして、使い勝手をよくしたサポートカウンタを提供することにある。
本発明に係るサポートカウンタは、壁面に対して固定されるベース部材と、このベース部材に対して着脱自在に取り付けられる棚部材とを備え、上記ベース部材には、上記棚部材を取り付けるための溝部が当該ベース部材の長手方向に沿って連続して形成され、上記記棚部材は、被載置物を載置するための載置部と、前記溝部に係合される取付部と、載置部の下面から突出しており、それによって取付部を上記溝部に係合したときに上記ベース部材に当接する支持部とを含んでいる。
また、上記棚部材の取付部には、上脚と下脚とが形成され、上記ベース部材の溝部には、上記上脚を回り対偶で案内する上溝と、上記下脚を挟み込んで係合する下溝とが形成され、上記溝部の上下方向に沿の長さ寸法は、上記取付部材の上下方向に沿う長さ寸法よりも大に設定されている。
さらに、上記溝部の上溝と下溝との間には、上記ベース部材を壁面に固定するためのねじを上記溝部内に突出しないように収納する凹溝が当該溝部の長手方向に沿って形成されている。
さらにまた、上記載置部の取付部に対する手前側縁部および両側縁部には、被載置物の当該載置部からの落下を防止するための手段が設けられている。
加えて、上記溝部の長手方向に沿う長さ寸法は、上記棚部材をスライド自在に案内できるように当該棚部材の長手方向に沿う長さ寸法よりも大に設定されている。
ところで、上記棚部材は、その用途に応じて載置部の構成が異なるのが好ましい。具体的には、食器や石鹸のような濡れた被載置物を置く場合、上記載置部には、多数の微細な水切り孔が当該載置部の長手方向およびこの長手方向と交差する方向に沿って整列した状態で形成される。カップ等の特殊な形状の被載置物を置く場合、上記載置部には、被載置物の形状に合わせた所定数のホルダが所要の状態で形成される。滑り易い素材で製作された被載置物の容器を置く場合、上記載置部には、被載置物の滑りを防止するための多数の微細な凹凸が当該載置部の長手方向およびこの長手方向と交差する方向に沿って整列した状態で形成される。このように、棚部材の用途に応じた載置部を揃えることにより、使い勝手がよくなる。
なお、上記ベース部材および棚部材の各両側面をカバー部材で覆うことが好ましい。この場合、カバー部材でベース部材および棚部材の各両側面が塞がれ、それによって見栄えがよくなる。特に、棚部材のカバー部材は、被載置物の載置部の両側からの脱落を防止するための手段としても機能する。
(1)棚部材の取付部をベース部材の溝部に嵌めるだけで、当該棚部材を壁面に対して取り付けることができる。その結果、棚部材の着脱は容易となる。また、棚部材をベース部材に嵌め込んだ状態では、棚部材の支持部の自由端面が常時ベース部材に当接して面接触となり、その結果、過大な加重や偏加重に対する強度的な問題が発生することはない。加えて、支持部は、棚部材の振動を抑制するので、従来のもの比して被載置物の載置部上での安定性が向上する。
(2)棚部材をベース部材に取り付けるときに、上脚を溝部の上溝に嵌めて回すと、棚部材の取付部が溝部内に入り込む。その後、棚部材が自重によって下がると、下脚が下溝に嵌まり込む。上脚が上溝に、下脚が下溝にそれぞれ係合される。このようにして、簡単にかつ強固に棚部材をベース部材に取り付けることができる。
(3)ベース部材は、溝部の奥側に形成された凹溝からねじ込まれた固定ねじによって壁面に固定される。このねじは棚部材によって隠されるので、外側から見えない。
(4)上記載置部の取付部に対する手前側縁部および両側縁部に被載置物の載置部からの落下を防止する手段が設けられているので、下方向あるいは左右方向から外力がかかったことに起因する被載置物の落下を十分に抑制し得る。
(5)棚部材はベース部材に対して長手方向にスライドする。そのため、棚部材が不要な場合には、邪魔にならない位置に移動させるといった使い方ができる。このように、使用目的に応じて棚部材の位置を自由に設定できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1(A)および図1(B)を参照して、本実施の形態1に係るサポートカウンタは、例えば、台所の流し台を含む作業領域の上方の壁面1あるいは浴室の壁面1等に後付けされるものであって、当該壁面1に固定されるベース部材2を備えている。このベース部材2には、目的あるいは使用用途に応じて種々の棚部材3A,3B.3C,3D,3Eのうちから所望の棚部材が選択されて着脱自在に取り付けられる。なお、以下の説明において、棚部材3A〜3Eを総称するときは「棚部材3」と称する。
図2および図3を参照して、ベース部材2は、前後方向に厚みがあり、かつ、長手方向に長い箱刑形状とされた、アルミニウム等の軽金属の押出成形品である。このベース部材2の上部には、棚部材3を取り付けるための溝部4が当該ベース部材2の長手方向に沿い、かつ、その全長にわたって連続して形成されている。ベース部材2の前面は、平坦な面とされ、その上部に溝部4が開口している。上記前面の下側のコーナ部分は曲面に形成されている。他方、ベース部材2の後面も平坦な面とされ、その下部の一部が開口される。これに伴って、ベース部材2の下部は、中空状とされ、それによってベース部材2全体の軽量化が図られている。
図2を参照して、溝部4は、前側の開口に対して後側が広くされており、上部の上溝10および下部の下溝11を有している。上溝10の前壁10aは、平坦に形成されており、他方その後壁10bは、前壁10aに向かう円弧面に形成されている。下溝11の前壁11aは、平坦な面に形成されており、他方後壁11bは、小半径の円弧面に形成されている。加えて、上記前壁11aおよび後壁11bをつなぐ底壁11cは、平坦とされている。上溝10の上下方向に沿う深さ寸法は、下溝11の上下方向に沿う深さ寸法よりも大に設定されている。
上溝10と下溝11との間の溝部4の後面には、後側に向かって凹溝12が長手方向に沿って連続して形成されている。この凹溝12は、ベース部材2を壁面1に固定するためのねじ13を収納するためのものである。凹溝12の前後方向に沿う深さ寸法は、ねじ12の頭部が溝部4内に突出しない深さ寸法に設定されている。ベース部材2の後面が壁面1に面接触され、凹溝12内に一定間隔で上記のねじ13がねじ込まれることにより、ベース部材2の壁面1への固定が達成される。
ベース部材2の長手方向の両端は、それぞれ、開放されており、各側面にカバー部材14が取り付けられる。カバー部材14は、ベース部材2の中空部分に嵌め込まれ、さらに凹溝12にも差し込まれ、固定用のねじ13によってベース部材2に共締めされる。これによって、ごみ等がベース部材2の中空部分に侵入するのを防止できるとともに、美観もよくなる。
図4を参照して、棚部材3は、被載置物を載置するための載置部20と、溝部4に係合される取付部21と、載置部20の下面から突出した支持部22とを備えており、これら各部21,22,23が長手方向に沿って連続して一体的に形成された、アルミニウム等の軽金属の押出成形品である。棚部材3の長手方向に沿う長さ寸法は、図1(A)に示すように、ベース部材2の長手方向に沿う長さ寸法とほぼ同寸に設定されている。
載置部20は、図1(A)に示すように、長方形の平板とさている。この載置部20の前側は、コ字状に下方に向かって折り曲げられており、この前縁の上面には、滑らかに盛り上がる隆起23が形成されている。この隆起23は、載置部20の長手方向に沿い、かつ、その全長にわたって連続して形成されており、それによって載置部20に置かれた被載置物が載置部20の前側から落下するのを防止する機能を果たす。
図4および図5を参照して、取付部21は、載置部20の後端側において当該載置部20の長手方向に沿い、かつ、その全長にわたって連続して形成されており、上溝10に係合するための上脚25と下溝11に係合するための下脚26とを有している。上脚25は、載置部20から上方に向かって突設されている。この上脚25の前面25aは、平坦に形成されており、他方その後面25bは、円弧面に形成されている。すなわち、上記上脚25の外面形状は、図1(A)に示すように、上溝10の内面形状に相似しており、上脚25と上溝10とは互いに接触しながら回動可能とされていることによって、いわゆる回り対偶をなす。下脚26の前面26a、後面26bおよび底面26cも、下溝11と相似形状とされている。
上記ベース部材2の溝部4の上下方向に沿う長さ寸法は、取付部21の上下方向に沿う長さ寸法よりも大に設定されている。すなわち、上記の上溝10の上端から下溝11の底壁11cまでの長さ寸法が、上記の上脚25の上端から下脚26の下端までの長さ寸法よりも大に設定されているのである。ただし、上脚25の上下方向に沿う長さ寸法は、上溝10の深さ寸法よりも大に設定されており、他方下脚26の上下方向に沿う長さ寸法は、下溝11の深さ寸法よりも大に設定されている。
再び図4および図5を参照して、支持部22は、当該載置部20の長手方向に沿い、かつ、その全長にわたって連続して設けられており、載置部20の下面からその後側に向かって斜め下方に向かって突出している。この支持部22の突出寸法は、取付部21が溝部4に係合した状態において、当該支持部22の自由端面が上記ベース部材2の前面に当接するように設定されている。なお、支持部22は、2またはそれ以上に分割して設けられていても構わない。
棚部材3の長手方向の両側面には、図1(B)に示すように、当該両側面を覆うカバー部材27が取り付けられる。カバー部材27の各々は、載置部20の前側の隙間および載置部20と支持部22との隙間に嵌め込まれ、ねじ止めされる。これらカバー部材27によって、載置部20の両端に段差が生じ、それによって被載置物が載置部20の両側から滑り落ちるのを防止できるとともに、美観的にもよくなる。
図6および図7を参照して、上記壁面1に固定されたベース部材2に棚部材3を取り付ける手順を説明する。
図6に示すように、棚部材3を斜めにして、その取付部21の上脚25をベース部材2の溝部4に挿入する。その後、上脚25を溝部4の上溝10に当接させ、棚部材3を引き下げると、当該上脚25が当該上溝10に沿って回動し、棚部材3の下脚26が溝部4内に入る。
図7に示すように、上脚25の前面25aが上溝10の前壁10aに当接すると、棚部材3の回動が規制される。そうすると、支持部22がベース部材2の前面に当接し、載置部20が水平となる。この上脚25が上溝10に嵌まり込んでいる状態において、棚下脚26の下端は、溝部4の下溝11よりも上方に位置する。
上記の状態から棚部材3は自重によって下がる。そうすると、図1(A)に示すように、上記の下脚26が上記の下溝11に嵌まり込んで係合される。この状態において、上記の上脚25の上端は、上記の上溝10の下部付近に位置して、当該上脚25は、当該上溝10に前後から挟み込まれて係合される。このとき、支持部22の自由端面がベース部材2の前面に面接触する。
上記一連の手順に従って壁面1に対して取り付けられた棚部材3の載置部20上には、被載置物が置かれることとなる。このとき、重い被載置物を置いたりして、棚部材3に過大な加重や偏加重がかかっても、取付部21の上下および支持部22によって、棚部材3はベース部材2に強固に支持されるので、棚部材3が傾いたり、外れたりすることはない。しかも、棚部材3に衝撃が加わり、振動しても、支持部22がその振動を抑制する。したがって、被載置物の載置部20上での安定性が増し、被載置物が倒れたり、滑ったりすることを防げる。
ところで、上記の棚部材3の載置面は、図1(B)に示すように、平坦面であってもよいが、その使用用途に応じて当該載置面の構成を変更する方が好ましい。
食器のように水に濡れた被載置物を載せる場合には、図8に示す第1の棚部材3Aが用いられる。この棚部材3Aの載置部20の載置面には、多数の微細な水切り孔30が形成されている。多数の水切り孔30は、載置部20の長手方向およびこの長手方向と直交する方向に沿って一定間隔を開けた状態で整列している。上記の濡れた被載置物を第1の棚部材3A載置面上に置くと、水切り孔30から水が滴り落ちる。
図9および図10を参照して、第2の棚部材3Bは、上記第1の棚部材3Aと同様に水切り孔30を有する棚部材であるが、第1の棚部材3Aと異なるのは、被載置物の落下防止のための枠体31が載置部20の載置面に設けられている点にある。この枠体31は、当該載置部20の前側および両側を取り囲むように線材を折り曲げて形成されている。枠体31の脚32は、図10に示すように、載置部20に載せられ、下側から水切り孔30を通じてねじ止めされている。なお、枠体31の脚32を水切り孔30よりも小径にすれば、脚32を水切り孔30に差し込んで枠体31を取り付けることができる。上記の枠体31を設けることにより、第2の棚部材3Bは、上記の水切り機能とともに、載置部20の載置面上での被載置物の転倒や落下を防止できる。特に、第2の棚部材3Bは、背の高い被載置物を置く場合に好適である。
図11を参照して、第3の棚部材3Cは、その載置面上で被載置物が滑って落下するのを防止するための手段として、多数の微細な凹凸33が形成されている。多数の凹凸33は、載置部20の載置面の長手方向およびこの長手方向と直交方向に沿って一定間隔を開けた状態で整列して並んでいる。多数の凹凸33があることにより、被載置物が載置部20の載置面上で滑るのを防止できる。これによって、棚部材3に振動が加わっても、被載置物は滑らず、被載置物の落下防止を図れる。
図12および13を参照して、第4の棚部材3Dは、カップ34を置けるように複数のホルダ孔35が載置部20の載置面に設けられている。これら各ホルダ孔35は、カップ34が嵌まり込む程度の大きさの孔とされており、載置部20の載置面の長手方向に沿って一定間隔を開けた状態で並ぶように形成されている。図13に示すように、カップ34をホルダ35に嵌めると、カップ34のつばが載置部20の載置面に引っ掛かって保持される。このように、第3の棚部材3Dでは、カップ34が落ちないように棚部材3に確実に載置することができる。
図14および図15を参照して、第5の棚部材3Eは、カップ34を逆さまにして置けるように複数の凸状のホルダ36が載置部20の載置面に設けられている。これら各凸状ホルダ凸部36は、被載置物の形状に合わせた大きさおよび形状にほぼ合致する形状を有しており、載置部20の載置面の長手方向に沿って一定間隔を開けた状態で形成されている。図15に示すように、カップ34を逆さまにして凸状ホルダ36に被せると、カップ34の載置部20の載置面上での移動を防止できるとともに、カップ34内にごみやほこりが入らず衛生的である。
<実施の形態2>
図16を参照して、本実施の形態2に係るサポートカウンタの特徴は、棚部材2の取付部21が係合される、固定部材2の溝部4の長手方向に沿う長さ寸法を、棚部材3を当該溝部4の延びる方向に沿ってスライド自在に案内できるように当該棚部材2の長手方向に沿う長さ寸法よりも大に設定されている点にあり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記構成によれば、ベース部材2の許容範囲内において、棚部材3の位置を任意に設定できる。したがって、使いやすい位置に棚部材3を配置することができ、使い勝手がよくなる。また、棚部材3が不要なときでも、棚部材3を取り外す必要はなく、邪魔にならない位置に移動すればよい。
なお、本発明は上記実施の形態1および実施の形態2に限定されるものではない。例えば、棚部材3の載置部20の長手方向に沿った両端縁に、被載置物の両端からの落下を防止するための隆起を形成してもよい。また、歯ブラシや歯磨き等の特殊な形状を有する被載置物の形状に合わせた凹みを形成し、この凹みをホルダとして機能させてもよい。さらに、上記第1の棚部材3A〜第5の棚部材3Eの特徴的な要素を選択的に複合させて、棚部材3としてもよい。その他、本明細書に添付した特許請求の範囲内での種々の設計変更および修正を加え得ることを勿論である。
本発明は、簡単にかつ強固に棚を取り付けることができ、しかも棚の位置を自由に変更できるようにして、使い勝手をよくできるゆえ、使用者のニーズあるいは被載置物の種類や用途等に応じて所要の壁面に取り付けられるサポートカウンタとして有用である。
本発明の実施の形態1に係るサポートカウンタの構成を示しており、同図(A)は側面図、同図(B)は平面図 ベース部材の断面図 ベース部材の正面図 棚部材の断面図 図4の矢印A方向から視た図 棚部材をベース部材に挿入した状態を示す図 棚部材をベース部材に係合する前の状態を示す図 第1の棚部材の平面図 第2の棚部材の平面図 第2の棚部材の側面図 第3の棚部材の断面図 第4の棚部材の平面図 第4の棚部材に被載置物を載置した状態を示す図 第5の棚部材の平面図 第5の棚部材に被載置物を載置した状態を示す図 本発明の実施の形態2に係るサポートカウンタの平面図
符号の説明
1 壁面
2 ベース部材
3(3A,3B,3C,3D,3E) 棚部材
4 溝部
10 上溝
11 下溝
12 凹溝
14 カバー部材
20 載置部
21 取付部
22 支持部
25 上脚
26 下脚
27 カバー部材
30 水切り孔
31 枠体
33 凹凸
35 ホルダ孔
36 凸状ホルダ

Claims (8)

  1. 壁面に対して固定されるベース部材と、このベース部材に対して着脱自在に取り付けられる棚部材とを備え、
    上記ベース部材には、上記棚部材を取り付けるための溝部が当該ベース部材の長手方向に沿って連続して形成され、
    上記記棚部材は、被載置物を載置するための載置部と、前記溝部に係合される取付部と、載置部の下面から突出しており、それによって取付部を上記溝部に係合したときに上記ベース部材に当接する支持部とを含んでいることを特徴とするサポートカウンタ。
  2. 上記棚部材の取付部には、上脚と下脚とが形成され、
    上記ベース部材の溝部には、上記上脚を回り対偶で案内する上溝と、上記下脚を挟み込んで係合する下溝とが形成され、
    上記溝部の上下方向に沿う長さ寸法は、上記取付部の上下方向に沿う長さ寸法よりも大に設定されていることを特徴とする請求項1記載のサポートカウンタ。
  3. 上記溝部の上溝と下溝との間には、上記ベース部材を壁面に固定するためのねじを上記溝部内に突出しないように収納する凹溝が当該溝部の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載のサポートカウンタ。
  4. 上記載置部の取付部に対する手前側縁部および両側縁部には、被載置物の当該載置部からの落下を防止するための手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のサポートカウンタ。
  5. 上記溝部の長手方向に沿う長さ寸法は、上記棚部材をスライド自在に案内できるように当該棚部材の長手方向に沿う長さ寸法よりも大に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のサポートカウンタ。
  6. 上記載置部には、多数の微細な水切り孔が当該載置部の長手方向およびこの長手方向と交差する方向に沿って整列した状態で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のサポートカウンタ。
  7. 上記載置部には、被載置物の形状に合わせた所定数のホルダが所要の状態で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のサポートカウンタ。
  8. 上記載置部には、被載置物の滑りを防止するための多数の微細な凹凸が当該載置部の長手方向およびこの長手方向と交差する方向に沿って整列した状態で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のサポートカウンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306956A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Masabumi Ito 多用途ガイドレール装置
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