JP2020081737A - 物品掛け具 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、ドライヤーフックを固定するための、化粧ネジ、補強板、スプリング等の複数の部材を用いるためコストアップと、化粧ネジの紛失を招く虞があるなどの問題点があった。
さらに、特許文献1と同様に案内板が固定されておりフックの取付位置が限定されてしまう等の問題点があった。
また、近年ミラーキャビネットの主流である前面を3分割の鏡(扉)とし、それらの背面側を収納スペースとした3面鏡タイプでは、ドライヤー保持部材の取付けスペースを確保できない等の問題点があった。
(1)本発明に係る化粧鏡の物品掛け具は、左右の側板と天井板と底板と背板により構成された前面開放型のボックスと、該ボックスの前面側を開閉する扉を備え、前記左右の側板の相対向する部分に水平方向に延在する凹溝を上下方向に所定間隔をあけて複数設けた物品収納庫に適用され、前記凹溝に挿入されて支持される物品掛け具であって、前記物品掛け具が、平面視コ字状であって前記左右に相対向する凹溝に架け渡し挿入される挿入部と、前記挿入部の一端より離隔する方向に延設され、前記挿入部の前記凹溝への架け渡し状態において前記ボックスの前面から前記扉の開き側の側方に延出する掛け部を備えたことを特徴とする。
(3)本発明の物品掛け具において、適用される前記物品収納庫が化粧キャビネットであり、前記扉が鏡扉であることが好ましい。
(5)本発明の物品掛け具において、前記掛け部がロッド部材からなり、前記掛け部の先端に前記ロッド部材の外径より径の大きな膨張部が設けられた構成を採用できる。
(7)本発明の物品掛け具において、前記掛け部に複数の屈曲部が形成され、前記凹溝に対する前記挿入部の挿入状態において、前記複数の屈曲部から、上下に少なくとも2段配置される支持部が構成され、前記少なくとも2段の支持部にドライヤーのグリップを挿入して前記ドライヤーが支持可能とされたことが好ましい。
(8)本発明の物品掛け具において、前記物品掛け具の全体が線材で構成されていることが好ましい。
掛け部の取付位置を扉の開き側としておくならば、扉の開閉に支障は無く、扉を閉めた状態において扉の開き側の側方に掛け部を突出させることができる。このため掛け部は、扉の開閉に左右されずに物品を支持することが可能となる。
また、収納スペースに設けられるトレー支持用の凹溝を挿入部の着脱用に兼用するならば、物品掛け具のために別途凹溝を設けることなく、トレー支持用の凹溝を利用して物品掛け具の設置ができる。この構造であるならば、物品掛け具の支持のために別途化粧ネジや補強部材、スプリング等の複数の取付け部材は不要であり、容易に実施できる特徴を有する。
以下、本発明の実施形態について図を挙げて詳細を説明する。
本発明品の物品掛け具1は図1に示す様に、洗面台3の上方に載置される化粧鏡1に物品掛け具2を挿入し鏡扉120を閉めた状態で、物品掛け具2より延設された掛け部220が、鏡扉120とボックス110の隙間を介し化粧鏡1の側方に突出され、この掛け部220を利用してドライヤー400を掛けることができる。
図1〜図3に示すように本実施形態の構造では、天板11と底板12と左右の側板13とからなる前面開放型のボックス15が構成され、このボックス15を左右2枚の縦仕切り板111で3つに区分することで第1〜第3のボックス1A、1B、1Cが構成されている。この例では、2枚の縦仕切り板111が第1〜第3のボックス1A、1B、1Cの側板を兼ねる構成とされる。
本実施形態の化粧鏡1では、天板11と底板12と左右の側板13と2枚の縦仕切り板111と背板16が樹脂等により一体成形されている。
なお、第1のボックス1Aと第3のボックス1Cにおいてもボックス1Bと同様に各部が樹脂により一体成形されているが、これらは第2のボックス1Bと同等構造のため、詳細説明は省略する。
図2に示す左側の側板13に形成された凹溝113は、図3に示すように左側の側板13の前面端から背面部近くまでほぼ水平に形成されている。右側の縦仕切り板111に形成された凹溝113は、右側の縦仕切り板111の前面端から背面部近くまでほぼ水平に形成されている。
これらの凹溝113は、図2に示すトレー130を係止する凹溝として兼用するために上下に複数設けられている。トレー130は、浅底の角皿形の収容部本体130Aの両端部に突出片130Bを有する。このトレー130は、左右の突出片130Bを左右の凹溝113に挿入することで図2に示すように支持され、棚状の支持部を構成する。
物品掛け具2は、図4の斜視図に示すように平面視コ字型の挿入部210とこの挿入部210の一端から側方に延出された掛け部220からなる。挿入部210は、平行に対向配置された丸棒状の挿入片211、211と、これら挿入片211の端部どうしを連接した丸棒状の連接片212を備えた平面視コ字型に構成されている。また、相対向する挿入片211、211の長さ方向中央部どうしを接続した丸棒状の連接片240が設けられている。
このため、物品掛け具2は、左右の挿入片211を左右の凹溝113に挿入することができ、その状態で掛け部220を第2のボックス1Bの前面側に沿わせることができ、かつ、掛け部220の先端側を例えば図2に示すように第2のボックス1Bの左側方に延在させることができる。
なお、図4に示すように挿入片211の先端側にシリコンチューブからなる滑り止め部材250が装着されている。この滑り止め部材250は凹溝113に挿入片211を挿入した状態で凹溝113に対する挿入片211の遊びを無くして挿入片211を凹溝113に嵌め込みできようにする。
完全に閉じた状態とは、鏡扉120において、鏡扉120の開き側の端部裏面とボックス1A、1Cの開口部との間に、鏡扉120を閉じた状態を維持するための磁石等の係止具を設けた構造であって、鏡扉120を閉じた状態において鏡扉120の裏面とボックス1A、1Cの開口部との間に若干の隙間が形成される場合に鏡扉120を完全に閉じた状態にできる、の意味となる。
この場合、前記隙間の幅以下の外径の線材を用いて物品掛け具2を構成するならば、鏡扉120を完全に閉じることができる。
また、掛け部220の先端部に膨張部230を設けることで物品が脱落することを防止することができる。尚、図4において膨張部230の形状は球体であるが、棒状や円盤状の形状を採用することもできる。
また、挿入部210の対向する挿入片211を連接する連接片240を1以上設けることで、掛け部220に重量物を掛けた場合に挿入部210がねじれることを抑制することができ、物品掛け具2に重量物を安定して掛けることができる。
なお、本発明の物品掛け具2は硬質樹脂やセラミックスから構成されていても良い。
本発明品の物品掛け具2の掛け部220においては、図5に示す様に複数屈曲させて上下2段の支持部271、273を有する支持部270を設け、図5の2点鎖線で示すようにドライヤー400のグリップ401を挿入して支持することで、ドライヤー400をハンドフリーで使用することができる。
例えば、第2の実施形態の物品掛け具2を第2のボックス1Bあるいは第3のボックス1Cに設けられている複数の凹溝113のうち、ドライヤー使用者の頭部の高さ位置に設けられている凹溝113に装着することが好ましい。この高さの凹溝113に第2の実施形態の物品掛け具2を装着することで、使用者の頭部近くにドライヤー400を支持できるので、ドライヤー400をハンドフリーで使用する場合に楽な姿勢で頭髪の手入れができる。
また、化粧鏡1は左右のどちらか一方に仕切り壁や棚が設けられる場合もあるが、物品掛け具2の掛け部220が仕切壁や棚と干渉しないのであれば、あるいは前述した水廻り設備と干渉しないのであれば、設置可能である。
ただし、鏡扉開閉用のヒンジ取付側ではなく、鏡扉の開放側に物品掛け具2の掛け部220を突出させることが必要となる。これにより、鏡扉の開閉を阻害することなく物品掛け具2を利用できることとなる。
この場合も、左右の側板あるいは縦仕切り板に設けられている凹溝を利用し、物品掛け具2を取り付けることができる。開閉扉の開き側に掛け部220を突出させることで、化粧鏡1に限らず、一般的な物品収納庫において物品掛け具2を利用し、物品の支持ができる。
1C…第3のボックス、11…天板、12…底板、13…側板、15…ボックス、
16…背板、
110…ボックス、111…縦仕切り板、112…収納スペース、
113…凹溝、120、121、122…鏡扉、130…トレー、
2…物品掛け具、210…挿入部、220…掛け部、230…膨張部、
240…連接部材、250…シリコンチューブ(滑り止め部材)、
260…S字フック、270…支持部、271…第1の支持部、
273…第2の支持部、
3…洗面台、400…ドライヤー、401…グリップ、410…カールドライヤー、
420…ヘアバンド。
Claims (8)
- 左右の側板と天井板と底板と背板により構成された前面開放型のボックスと、該ボックスの前面側を開閉する扉を備え、前記左右の側板の相対向する部分に水平方向に延在する凹溝を上下方向に所定間隔をあけて複数設けた物品収納庫に適用され、前記凹溝に挿入されて支持される物品掛け具であって、
前記物品掛け具が、平面視コ字状であって前記左右に相対向する凹溝に架け渡し挿入される挿入部と、前記挿入部の一端より離隔する方向に延設され、前記挿入部の前記凹溝への架け渡し状態において前記ボックスの前面から前記扉の開き側の側方に延出する掛け部を備えたことを特徴とする物品掛け具。 - 前記ボックスが縦仕切り板で複数の収納スペースに区分され、前記収納スペースの左右に位置する前記側板と前記縦仕切り板の左右に相対向する部分に前記凹溝が形成され、前記左右に相対向する前記凹溝に前記挿入部が挿入自在とされたことを特徴とする請求項1に記載の物品掛け具。
- 適用される前記物品収納庫が化粧キャビネットであり、前記扉が鏡扉であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品掛け具。
- 前記凹溝が前記収納スペースに設置されるトレーを固定するための凹溝と兼用されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の物品掛け具。
- 前記掛け部がロッド部材からなり、前記掛け部の先端に前記ロッド部材の外径より径の大きな膨張部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の物品掛け具。
- 前記挿入部に前記凹溝へ挿入可能な挿入片が相対向するように設けられ、前記挿入部の対向する前記挿入片を連接する連接部材が1以上設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の物品掛け具。
- 前記掛け部に複数の屈曲部が形成され、前記凹溝に対する前記挿入部の挿入状態において、前記複数の屈曲部から、上下に少なくとも2段配置される支持部が構成され、前記少なくとも2段の支持部にドライヤーのグリップを挿入して前記ドライヤーが支持可能とされたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の物品掛け具。
- 前記物品掛け具の全体が線材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の物品掛け具。
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KR102578154B1 (ko) * | 2022-12-30 | 2023-09-12 | 방태근 | 볼 캡쳐를 이용하여 칸막이의 간격을 조절가능하게 조립할 수 있는 싱크대용 수납서랍 |
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JPH119364A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-19 | Matsushita Electric Works Ltd | ミラーキャビネット用トレイ構造 |
JP2007130390A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-05-31 | Yamaha Livingtec Corp | ミラーキャビネット |
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- 2018-11-30 JP JP2018225512A patent/JP7264628B2/ja active Active
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