JP4669383B2 - 保持具を備えるカウンタ - Google Patents

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Description

本発明は、タオル等の物品を保持するための保持具が設けられたカウンタに関する。
従来、例えばキッチンスペース等に配置されるキッチンカウンタや、洗面所に配置される洗面カウンタ等において使用するタオル等の物品を、カウンタの前面(側周面)に保持しておくことがあり、このようなタオル等の物品を保持する保持具としては、例えば洗面流しの下方に位置して前面側(側周面)に開口部を有するタオル収納部と、このタオル収納部の上部に位置して手前側にスライドして突出するスライド部とを備え、タオル(物品)が掛けられたスライド部を、タオル収納部の内部に収納した状態から手前側にスライドさせることで引き出せるようにしたもの等がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−253334号公報(第4頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の洗面台(カウンタ)においては、使用者が洗面流しを使用中であるとき、タオルが掛けられたスライド部(保持具)をタオル収納部に収納することで、スライド部が洗面台の前面側に立つ使用者の邪魔にならないようになっているが、洗面台の使用後においてタオルを使用するときに、洗面流しの下方に収納されているスライド部をタオル収納部から手前側に引き出したり、使用後に収納する必要があるため、出し入れが面倒であるばかりか、洗面台の手前側にスライド部を引き出すためのスペースを確保しておく必要がある。また、タオル収納部を形成するために洗面台内部の収納スペースが占有されてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、物品をカウンタの左右方向に移動させて使い易い位置にて使用できるとともに、物品を使用しないときにおいてカウンタ内部の収納スペースを占有することなく、かつ使用者の邪魔にならない位置に配置させることができる保持具を備えたカウンタを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の保持具を備えるカウンタは、物品を保持する保持具を備えるカウンタであって、該カウンタの側周面には、前記保持具を左右方向に移動自在に支持する支持レールが延設され、前記保持具は、前記支持レールに移動自在に取り付けられた取り付け部と、該取り付け部に支持され、物品を保持する保持部と、から構成され、前記保持部の少なくとも一部が、前記取り付け部よりも左側または右側に前記カウンタの側周面に沿うように配置され、前記取り付け部の左右方向の幅は、前記保持部の左右方向の幅よりも短く形成され、かつ、前記取り付け部に対して左右方向を向く前記保持部を左右方向にスライド自在に取り付けていることを特徴としている。
この特徴によれば、使用者は状況に応じて保持具をカウンタの左右方向に移動して使い易い位置にて物品を使用することができるばかりか、使用しないときは邪魔にならないように左右いずれかの側方に移動しておくことができる。また、保持部はカウンタの側周面に沿うように設けられていることで、保持具をカウンタ内部に出し入れする必要がないとともに、物品を使用しないときにカウンタ側周面から手前側に大きく突出して邪魔になることがない。さらに、支持レールの左右端部において保持部を外側方に突出させることができるばかりか、反対側への移動時に手前側に大きく張り出して邪魔になることがない。
本発明の請求項2に記載の保持具を備えるカウンタは、請求項1に記載の保持具を備えるカウンタであって、
前記支持レールの少なくとも一端が、前記カウンタの側周面における左右いずれかの端部まで延設されており、前記取り付け部が前記カウンタの側周面における左右いずれかの端部に位置したときに、前記保持部が前記カウンタの端部よりも外側に突出するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、取り付け部が支持レールの左右いずれかの端部に位置したとき、保持部の少なくとも一部がカウンタの端部よりも外側方のスペースに位置し、物品をカウンタの左右端部を超えた位置に退避させることができるため、カウンタの側周面における左右方向のいずれの位置においても物品が邪魔になることがない。
本発明の請求項3に記載の保持具を備えるカウンタは、請求項1または2に記載の保持具を備えるカウンタであって、
前記支持レールが、前記カウンタに対して手前側に引き出し自在に設けられた前面板に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、前面板が引き出されると、前面板とともに保持具が移動されるので、前面板を引き出して使用する際に保持具や保持された物品が邪魔にならない。
尚、前記前面板とは、例えばカウンタ内部に収納されるとともに、該カウンタの手前側に引き出し自在に設けられた引き出しや補助カウンタ等の前面側に設けられる板部材を含む。
本発明の請求項4に記載の保持具を備えるカウンタは、請求項3に記載の保持具を備えるカウンタであって、
前記カウンタの側周面には、前記前面板が左右方向に複数並んで配置され、前記支持レールは、隣り合う前記前面板の間に渡って前記取り付け部が移動できるように連接して設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、各前面板に設けられる支持レールを連接して長い支持レールを構成することにより保持具の移動範囲を大きくすることができるばかりか、いずれかの前面板を引き出して使用するときには、保持具を隣りの前面板に移動させておくことができるので、保持具が前面板の引き出し操作の邪魔になることがない。
本発明の請求項5に記載の保持具を備えるカウンタは、請求項1ないし4のいずれかに記載の保持具を備えるカウンタであって、
前記保持部が、長穴が形成された板状部材からなり、該板状部材は、その上部が下部よりも前記カウンタ側に傾斜する傾斜姿勢で前記取り付け部に支持されていることを特徴としている。
この特徴によれば、タオル等の長尺の物品をカウンタの側周面に沿うように掛けることができるばかりか、板状部材が傾斜していることにより、使用者から長穴が見えやすくなって物品を掛けやすくなるとともに、長穴が形成されることで、保持具を移動させるための取手として保持部を使用することができる。
本発明に係る保持具を備えるカウンタを実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1におけるキッチンカウンタを示す斜視図であり、図2は、実施例1におけるキッチンカウンタを示す正面図であり、図3は、実施例1におけるタオルハンガーを示す正面図であり、図4は、実施例1におけるタオルハンガーを示す平面図であり、図5は、実施例1におけるタオルハンガーを示すA−A縦断側面図である。以下、図1における紙面左下方側をキッチンカウンタの正面側として説明する。
図1の符号1は、室内空間をキッチン側とダイニング側とに仕切るように配置されるキッチンカウンタ1であり、このキッチンカウンタ1の正面側はキッチン空間となっているとともに、キッチンカウンタ1の背面側はダイニング空間となっている。このキッチンカウンタ1は、キッチン側に居る使用者がダイニング側に居る人と対面しながら調理作業を行える対面式のキッチンカウンタ1となっている。
図1に示すように、キッチンカウンタ1の天板2の上面には、ガスコンロ3やシンク4や蛇口5が設けられており、キッチンカウンタ1の正面側には、ガスコンロ3の操作部6や複数の引き出し7,8が上・中・下段に設けられている。各々の引き出し7,8の正面側には、該引き出し7,8をキッチンカウンタ1の本体内に収納可能とするための開口を閉塞可能な前面板としての正面板9,10が取り付けられており、各々の正面板9,10の上端縁部には、正面板9,10の左右方向の全幅に渡って延びる取手11,12が設けられている。この取手11,12は、側面視で正面側が開口される略コ字形状を成している。
また、図1に示すキッチンカウンタ1に設けられた引き出し7,8のうち、天板2の前端縁の下方近傍に収納される引き出し7の正面板9に設けられた取手11の上部は、取手11の左右方向に沿って延びるとともに、下方が開口される断面視で略C字形状を成す支持レールとしての摺動レール13にて構成されている(図5参照)。更に、取手11に沿って左右方向に摺動移動できる本実施例における保持具としてのタオルハンガー14が、摺動レール13の長手方向に摺動(移動)自在に取り付けられている。
尚、2つの引き出し7のうち、シンク4が配置された側(右側)に設けられた引き出し7は、内部に物品を収納可能な収納箱体(図示略)がシンク4の下方位置に配置され、この収納箱体の前部に設けられる正面板9の上下幅は、その左側に設けられる上段及び中段の両引き出し7,8の正面板9,10の上下幅と同寸に形成されている。
図3及び図4に示すように、タオルハンガー14本体は、正面視で略長方形状を成す板状部材で構成され、その長手方向が左右方向を向くように、かつ取手11に沿うように配置されている。尚、タオルハンガー14には、本実施例における物品の一例としてのタオル15を挿通可能な長穴としての貫通穴16が形成されており、この貫通穴16の下方には本実施例における保持部としての保持片17が形成され、この保持片17にタオル15を掛け止めできるようになっている。
また、図5に示すように、タオルハンガー14は、その上部が下部よりも後側(カウンタ本体側)に傾斜する後傾姿勢で設けられており、前面における上下方向の中央が前方に向けて膨出するように湾曲されている。このように板状のタオルハンガー14が前方側に向かって下がるように傾斜姿勢で設けられていることにより、図4に示すように、横長板状のタオルハンガー14を垂直姿勢にて設けた場合に比べて上方から貫通穴16が見えやすくなり、使用者がタオル15を貫通穴16に掛け止めする際に、タオル15を斜め上方側から貫通穴16に入れ易くなるとともに、横長板状のタオルハンガー14を水平姿勢にて設けた場合に比べて、キッチンカウンタ1の正面から使用者側に向けて大きく突出することがないので邪魔にならない。
さらには、図5に示すように、天板2の前端縁よりもタオルハンガー14の前端(下端)が使用者側に向けて突出しないように、天板2の前端の庇部の直下に収容されるように配置することで、例えば使用者が天板2の前端縁に寄りかかった姿勢で作業(調理)等を行うことがあっても、タオルハンガー14が当たって邪魔になることがない。
また、貫通穴16の上方には上片18が形成され、使用者は貫通穴16に手を入れて保持片17を掴むことでタオルハンガー14を左右方向に摺動移動させることができる。尚、図3に示すように、タオルハンガー14の前方側(下方側)の2つの角部19は所定の曲率でラウンド形成されており、このようにタオルハンガー14の前方側に突出した2つの角部19がラウンドされていることで、使用者の体や子供の頭が角部19に接触することがあっても怪我をしにくいので安全である。
図4及び図5に示すように、左右方向を向くタオルハンガー14を正面から見て左側端部には、タオルハンガー14を摺動レール13に対して摺動自在に取り付けるための取り付け片20が後側に向けて突出形成されているとともに、この取り付け片20の上面には、摺動レール13内に摺動自在に嵌合される断面視で略T字形状を成す摺動部材21がネジ22を用いて固着されており、この摺動部材21と取り付け片20とにより本発明の取り付け部が構成されている。
この取り付け片20の左右方向の幅は、タオルハンガー14本体の左右方向の幅よりも短く形成されているため、物品としてのタオルを保持する保持部を構成する保持片17は、該保持片17を摺動レール13に対して摺動自在に取り付けるための取り付け部としての取り付け片20から右側方に向けて、摺動レール13、すなわち、キッチンカウンタ1の正面(側周面)に沿うように延設されているため、取り付け片20よりも右側に配置されていることになる。
図2に示すように、2つの引き出し7,7は左右方向に並んで隣接配置されており、これら引き出し7の正面板9の上端縁に設けられた摺動レール13は、各々の引き出し7を収納した状態において互いの端部が連接するように配置されている。また、タオルハンガー14の摺動部材21の左右方向の長さは、互いに隣接する摺動レール13,13の端部間に形成される微量の隙間幅よりも長く形成されているため、摺動部材21が一方の摺動レール13から他方の摺動レール13に乗り移ることができ、タオルハンガー14が隣り合う摺動レール13の間に渡って左右方向に移動できるようになっている。
また、使用者がタオルハンガー14が配置された引き出し7に収納物を出し入れする際には、引き出し7を手前側に引き出すと、正面板9の前方への移動とともにタオルハンガー14も前方へ移動するので、引き出し7内への収納物の出し入れ作業の邪魔にならない。尚、引き出し7を閉鎖するときも、正面板9の後方への移動とともにタオルハンガー14が移動されて元の位置に戻る。さらに、押し出し成型によりチャンネル状に形成された摺動レール13に対して、タオルハンガー14を組み付け時や増設時等において取り付けたいとき、あるいは取り外したいときは、いずれか一方の引き出し7を引き出すことで、引き出した摺動レール13の側端部が露呈されるため、タオルハンガー14を摺動レール13の側方から簡単に取り付け、取り外しできる。
尚、使用者が中段及び下段に配置された引き出し8に収納物を出し入れする際には、開放したい引き出し8の直上に配置されている引き出し7に配置されているタオルハンガー14を、隣りの引き出し7の摺動レール13に摺動、あるいは直上の引き出し7の右側端部まで摺動させればよく、長尺物のタオル15がタオルハンガー14から垂れ下がっていても、タオル15が邪魔にならずに引き出し8に収納物を出し入れすることができる。尚、複数の引き出し7の正面板9に設けられる摺動レール13を連接して長い摺動レール13を構成することにより、タオルハンガー14の移動範囲を大きくすることができる。
また、図2に示すように、タオルハンガー14は、キッチンカウンタ1の正面に左右方向に向けて延設された摺動レール13に沿って左右方向に摺動移動でき、タオルハンガー14の取り付け片20が摺動レール13の右端部にまで移動されたときに、該取り付け片20よりも右側に配置される保持片17が、摺動レール13の右端よりも右側方に突出されるため、タオル15がキッチンカウンタ1の正面よりも右側方に退避され、タオルハンガー14に吊り下げられたタオル15が中段及び下段に配置されている引き出し8の正面側に掛かることがないので、中段及び下段の引き出し8の開閉作業を行う際にタオル15が邪魔になることがない。
以上、本実施例では、使用者は状況に応じてタオルハンガー14をキッチンカウンタ1の左右方向に移動して使い易い位置にてタオル15を使用することができるばかりか、使用しないときは、キッチンカウンタ1の使用者の邪魔にならないように、左右いずれかの側方に退避させておくことができる。また、保持片17はキッチンカウンタ1の正面に沿うように取り付け片20から延設されていることで、保持片17をカウンタ内部に出し入れする必要がないとともに、タオル15を使用しないときにキッチンカウンタ1の正面から手前側に大きく突出して邪魔になることがない。
さらに、取り付け片20が摺動レール13の右端部に位置したとき、保持片17が摺動レール13の端部よりも外側、すなわち、キッチンカウンタ1の正面よりも右側方のスペースに位置し、タオル15をキッチンカウンタ1の右端部を超えた位置に退避させることができるため、キッチンカウンタ1の正面における左右方向のいずれの位置においても、タオル15が使用者の邪魔になることがない。
次に、実施例2に係る保持具を備えるカウンタにつき、図6を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図6は、実施例2におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。
図6に示すように、キッチンカウンタ1の引き出し7の取手11に取り付けられた摺動レール13には、摺動レール13に沿って左右方向に摺動移動できる本実施例における保持具としてのタオルハンガー14’が設けられている。このタオルハンガー14’は、摺動レール13に摺動自在に取り付けられる取り付け片20’と、この取り付け片20’に設けられた上下方向を向く枢軸(図示略)を軸として水平方向に回動自在に支持された棒状の保持部23とを備えている。棒状の保持部23は水平方向に延びており、本実施例における物品としてのタオル15を掛ける(保持する)ことができるようになっている。
図6に示す保持部23が水平方向に回動できるようになっていることで、保持部23の先端をキッチンカウンタ1の正面から手前側に引き出すように回転させ、キッチンカウンタ1の正面に対して所定角度をなす位置(図中右側の2点鎖線で示される位置等)にてタオル15を使用できるため、タオル15の使い勝手が良くなる。
また、タオルハンガー14’の取り付け片20’を右側に配置された正面板9の摺動レール13の右端部まで移動させたときには、保持部23を右側に回動させれば、保持部23が摺動レール13よりも右側方に配置されるので、タオル15がキッチンカウンタ1の正面から退避し、保持部23から垂れ下がったタオル15が中段及び下段の引き出し8の開閉作業の邪魔にならない。
また、タオルハンガー14’の取り付け片20’を左側に配置された正面板9の摺動レール13の左端部まで移動させたときに、保持部23を約180度回転して左右方向の反対側まで移動させ、取り付け片20’よりも左側に配置すれば(図中左側の2点鎖線で示される状態参照)、保持部23が摺動レール13よりも左側に配置されるので、保持部23から垂れ下がったタオル15が中段及び下段の引き出し8の開閉作業の邪魔にならない。
また、本実施例における保持部23は、取り付け部としての取り付け片20’に対して一端が水平方向に回動自在に枢支されており、回動により取り付け片20’の左右方向の反対側まで移動できるように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、取り付け部に対して左右方向を向く保持部を左右方向にスライド自在に取り付け、支持レールの左右いずれか一方の端部に位置したときに、保持部を取り付け部に対して左右いずれかにスライド移動させることで、取り付け部の反対側まで移動できるようにしてもよく、このようにすれば、支持レールの左右端部において保持部を外側方に突出させることができるばかりか、反対側への移動時に手前側に大きく張り出して邪魔になることがない。
次に、実施例3に係る保持具を備えるカウンタにつき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図7は、実施例3におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。
図7に示すように、キッチンカウンタ1の引き出し7の取手11に取り付けられた摺動レール13には、摺動レール13に沿って左右方向に摺動移動可能な本実施例における保持具としての略皿盤状のトレイ24が設けられている。また、このトレイ24の前縁部には、レードル25等の調理器具を吊り掛けられるフック26が設けられている。
図7に示すトレイ24の上面には、キッチンカウンタ1の使用時に一時的に調味料等の小物類27(物品)を載置(保持)しておくことができる。また、使用者の手につけている指輪等の貴金属類も載置させておくことができる。トレイ24に小物類27を載置させておくことで、キッチンカウンタ1の天板2上に小物類27を載置しなくてもよくなり、天板2上の面積を広く使用できるようになっている。
尚、トレイ24を摺動レール13に摺動自在に取り付けるための取り付け片(図示略)の左右方向の幅は、トレイ24の左右方向の幅よりも短くなっており、取り付け片(図示略)はトレイ24の背面側における左端部に固着されている。そのためトレイ24を摺動レール13の右端部まで移動させたときに、トレイ24の一部はキッチンカウンタ1の右方側に突出するようになっている。このようにトレイ24を摺動レール13及びキッチンカウンタ1の側方に退避させることで、トレイ24及びフック26に掛けられたレードル25等を使わないときに使用者の邪魔になることがないとともに、トレイ24は図示しない取り付け片から右側に向けてキッチンカウンタ1の正面に沿うように延設されているため、キッチンカウンタ1の正面から使用者側に向けて延設されている場合に比べて、キッチンカウンタ1の正面から手前側に大きく張り出すことがない。
また、対面式のキッチンカウンタ1では、使用者と対面する背面側に壁面等が配置されないので、壁面等にレードル25等を一時的に吊り掛けるためのフックを設置することができないが、本実施例では、摺動レール13に沿って左右方向の摺動できるトレイ24にフック26が設けられているので、対面式のキッチンカウンタ1であっても、使用者は自分が使い易い位置にフック26を配置させておくことができ、更に、フック26を使用しないときには、トレイ24を摺動レール13に沿って移動させるだけで、邪魔にならない位置にフック26を容易に退避させることができる。
次に、実施例4に係る保持具を備えるカウンタにつき、図8を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図8は、実施例4におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。
図8に示すように、キッチンカウンタ1の天板2の前縁部には、摺動レール13’が固着されており、この摺動レール13’に沿って左右方向に摺動移動可能な本実施例における保持具としての電源コンセント28が設けられている。この電源コンセント28は、キッチンカウンタ1の天板2上に載置された家電機器としてのミキサー29から延設された本実施例における物品としての電源プラグ30を差し込んで保持する保持具とされており、ミキサー29に電気を供給できる。
また、図8における部分拡大側面図に示すように、天板2の前端縁の下面に固着された摺動レール13’の内部には、ボールベアリング31によって摺動される取り付け片20’’が配置されており、この取り付け片20’’が摺動レール13’に係合されることで電源コンセント28を支持している。電源コンセント28から延びる電気ケーブル32は、摺動レール13’の後端に形成されたスリット33から天板2の下方側に延びて配線されている。
尚、電源コンセント28を支持する取り付け片20’’の左右方向の幅は、電源コンセント28の左右方向の幅よりも短くなっており、取り付け片20’’は電源コンセント28の背面側における左端部に固着されている。そのため電源コンセント28を摺動レール13’の右端部まで移動させたときに、電源コンセント28の一部は右方側に突出するようになっている。このように電源コンセント28を退避させることで、キッチンカウンタ1上から落ちてくる水や油等の汚れから電源コンセント28を退避させることができる。家電機器29の使用時には、電源コンセント28をキッチンカウンタ1の正面側に容易に配置できるので、使い勝手が良くなる。
また、対面式のキッチンカウンタ1では、使用者と対面する位置に壁面等が配置されないので、壁面等に電源コンセント28等を設置できないが、本実施例では、摺動レール13’に沿って左右方向の摺動できる電源コンセント28が設けられているので、対面式のキッチンカウンタ1であっても、使用者は自分が使い易い位置に電源コンセント28を配置させておくことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、摺動レール13,13’に沿うように延設され、左右方向に摺動可能な保持具14,14’,24,25,28が、キッチンスペースに設置されるキッチンカウンタ1の正面に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、洗面所に設置される洗面カウンタ、あるいはその他の種々の目的で使用されるカウンタやキャビネット等の什器類に設けてもよい。
また、前記実施例ではキッチンカウンタ1の側周面の一例である正面、すなわち、上面(天板面)及び底面以外の面(正面、左右側面、背面)に摺動レール13,13’及び保持具14,14’,24,25,28が設けられていたが、キッチンカウンタ1の背面や左右側面に設けてもよい。
また、前記実施例1〜3では、タオルハンガー14,14’やトレイ24が取り付けられる摺動レール13が、引き出し7の正面板9の上端縁部に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、実施例4のように、キッチンカウンタ1の正面における天板2の下方近傍に1本の摺動レール13を設けるようにしてもよい。また、保持具を摺動自在に支持する支持レールは、キッチンカウンタ1本体の側周面に直接凹設されていてもよい。
更に、前記実施例1〜3では、収納部としての引き出し7の正面板9に摺動レール13,13’が設けられ、この摺動レール13,13’に保持具14,14’,24,25が左右方向に摺動可能に設けられていたが、本発明にあっては、摺動レール13,13’等の支持レールは、収納部を有する引き出し7の前面側に設けられる正面板9に設けられるものに限定されるものではなく、例えば天板2の直下等に引き出し自在に設けられる補助テーブル等の前端に取り付けられる前面板に設けられていてもよいし、あるいは、カウンタ内部に形成される収納部の前面開口を開閉可能とする引戸或いは開き扉等に設けられていてもよい。また、このように手前側に引き出し自在に設けられる板部材だけでなく、幕板や化粧板等、キッチンカウンタ1の側周面(正面、左右側面、背面)に固着された板部材に支持レールを設けてもよい。
実施例1におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。 実施例1におけるキッチンカウンタを示す正面図である。 実施例1におけるタオルハンガーを示す正面図である。 実施例1におけるタオルハンガーを示す平面図である。 実施例1におけるタオルハンガーを示すA−A縦断側面図である。 実施例2におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。 実施例3におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。 実施例4におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。
符号の説明
1 キッチンカウンタ(カウンタ)
2 天板
7,8 引き出し
9,10 正面板(前面板)
11,12 取手
13,13’ 摺動レール(支持レール)
14,14’ タオルハンガー(保持具)
15 タオル(物品)
16 貫通穴(長穴)
17 保持片(保持部)
20,20’’ 取り付け片(取り付け部)
21 摺動部材(取り付け部)
23 保持部
24 トレイ(保持具)
25 レードル(物品)
26 フック(保持具)
27 小物類(物品)
28 電源コンセント(保持具)
29 ミキサー(家電機器)
30 電源プラグ(物品)
31 ボールベアリング(取り付け部)

Claims (5)

  1. 物品を保持する保持具を備えるカウンタであって、
    該カウンタの側周面には、前記保持具を左右方向に移動自在に支持する支持レールが延設され、前記保持具は、前記支持レールに移動自在に取り付けられた取り付け部と、該取り付け部に支持され、物品を保持する保持部と、から構成され、前記保持部の少なくとも一部が、前記取り付け部よりも左側または右側に前記カウンタの側周面に沿うように配置され、前記取り付け部の左右方向の幅は、前記保持部の左右方向の幅よりも短く形成され、かつ、前記取り付け部に対して左右方向を向く前記保持部を左右方向にスライド自在に取り付けていることを特徴とする保持具を備えるカウンタ。
  2. 前記支持レールの少なくとも一端が、前記カウンタの側周面における左右いずれかの端部まで延設されており、前記取り付け部が前記カウンタの側周面における左右いずれかの端部に位置したときに、前記保持部が前記カウンタの端部よりも外側に突出するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の保持具を備えるカウンタ。
  3. 前記支持レールが、前記カウンタに対して手前側に引き出し自在に設けられた前面板に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の保持具を備えるカウンタ。
  4. 前記カウンタの側周面には、前記前面板が左右方向に複数並んで配置され、前記支持レールは、隣り合う前記前面板の間に渡って前記取り付け部が移動できるように連接して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の保持具を備えるカウンタ。
  5. 前記保持部が、長穴が形成された板状部材からなり、該板状部材は、その上部が下部よりも前記カウンタ側に傾斜する傾斜姿勢で前記取り付け部に支持されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の保持具を備えるカウンタ。
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