JPH1073142A - 液体封入式防振装置とその製造方法 - Google Patents

液体封入式防振装置とその製造方法

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JPH1073142A
JPH1073142A JP23026196A JP23026196A JPH1073142A JP H1073142 A JPH1073142 A JP H1073142A JP 23026196 A JP23026196 A JP 23026196A JP 23026196 A JP23026196 A JP 23026196A JP H1073142 A JPH1073142 A JP H1073142A
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JP
Japan
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cylinder
outer cylinder
orifice
liquid
fitted
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JP23026196A
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Inventor
Masaaki Ito
政昭 伊藤
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で容易に防振装置を製造する。製造コ
ストの低減を図る。 【解決手段】 内筒21の外周にゴム弾性体22を介し
て中間筒23を結合する。中間筒23にオリフィス構成
体32を嵌合する。中間筒23の内部と外周域に液室2
6,29とオリフィス通路37を形成する。中間筒23
の外周面の周方向の一部に、オリフィス通路37の横切
らない分離壁38を設ける。外筒24を、軸方向に沿う
スリット41を有する形状に形成する。外筒24を、液
体中において、スリット41が分離壁38上に位置され
るように中間壁23とオリフィス構成体37の外周に嵌
合固定する。外筒24をブラケット25の円筒部25a
に圧入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパワーユ
ニットと車体との結合部に用いられる液体封入式防振装
置に関し、とりわけ、内筒と外筒がゴム弾性体で連結さ
れると共に、両筒の間に弾性変形可能な複数個の液室と
その液室間の液体の流動を許容するオリフィス通路とが
設けられるタイプの液体封入式防振装置とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防振装置として、従来、図7に
示すようなものが開発されている。
【0003】この防振装置は、内筒1の外側にゴム弾性
体2を介して中間筒3が結合され、さらにこの中間筒3
が外筒4を介してブラケット5に固定されている。内筒
1と外筒4はそのうちのいずれか一方側が車体に結合さ
れ、他方側がエンジンを含むパワーユニットに結合され
るようになっている。そして、ゴム弾性体2は、その上
部に主液室6を形成するための凹部7が設けられると共
に、その下部に空洞部8が設けられ、その空洞部8に臨
む部分が副液室9を形成するためのダイヤフラム10
a,10bとなっている。これに対して、中間筒3は、
その軸方向の中間位置に環状溝11が形成され、この環
状溝11の上半部に円弧状のオリフィス構成体12が嵌
合され、このオリフィス構成体12とゴム弾性体2の間
に主液室6が形成されると共に、環状溝11の切り欠き
13とオリフィス構成体12の開口14を介して主液室
6とオリフィス構成体12のオリフィス溝15とが連通
するようになっている。このオリフィス溝15はオリフ
ィス構成体12の外側面に沿って略U字状に形成され、
その他端が環状溝11とその下半部に形成された開口1
6a,16bを介して副液室9に連通するようになって
いる。そして、オリフィス構成体12のオリフィス溝1
5と中間筒3の環状溝11は、その外周側に外筒4が嵌
合された状態において外筒4との間に各液室6,9を連
通するオリフィス通路17を形成するようになってお
り、こうして形成されたオリフィス通路17と液室6,
9の内部には所定の液体が充填されている。
【0004】この防振装置を製造する場合には、図8に
示すように、内筒1と中間筒3をゴム弾性体2と共に予
め加硫接合して内側ユニットU1を形成しておき、次
に、その内側ユニットU1に対して、オリフィス構成体
12と中間筒3を所定の液体中において組み付ける。つ
まり、同図中(A)で示すように、内側ユニットU1
環状溝11にオリフィス構成体12を嵌合し、その状態
のまま同図中(B)で示すようにこれらを外筒4内に挿
入して、液体中において外筒4を外周側からかしめる。
この結果、こうして形成された中間体ユニットU2の内
部に所定の液体が封入されることとなる。尚、同図中1
8は、外筒4をかしめるためのかしめ具を示す。そし
て、最後に、中間体ユニットU2を液体中から出し、別
の場所において同図中(C)で示すようにブラケット5
の円筒部5aに対して圧入固定する。
【0005】尚、この関連技術は、例えば、特開平5−
65933号公報等に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の防
振装置の場合、外筒4が完全な円筒形状であることか
ら、既製の鋼管の径を調整した後にその鋼管を所定に切
断したり、あるは、板材を円筒状に丸めてその端部相互
を溶接する等して外筒4を加工しなければならず、その
ために製造コストがかさむという不具合があった。
【0007】また、上記従来の防振装置の製造方法にお
いては、外筒4を液体中において完全にかしめた後に、
さらに外筒4をブラケット5に圧入していたため、工程
数が多く、そのために多くの製造時間を要するという不
具合があった。
【0008】そこで本発明は、短時間で容易に製造を行
えるようにして、製造コストの低減を図ることのできる
液体封入式防振装置とその製造方法を提供しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、車体またはパワ
ーユニットのいずれか一方側に取り付けられる内筒と、
この内筒の径方向外側にゴム弾性体を介して結合される
中間筒と、この中間筒に嵌合され、外側面にオリフィス
溝を有するオリフィス構成体と、前記中間筒及びオリフ
ィス構成体の外周に嵌合されて、前記ゴム弾性体、中間
筒及びオリフィス構成体との間に、弾性変形可能な複数
個の液室とこれらの液室を連通するオリフィス通路を形
成する外筒と、車体またはパワーユニットのいずれか他
方に取り付けられ、前記外筒の外周に圧入固定されるブ
ラケットと、を備え、前記液室及びオリフィス通路に液
体が充填されて成る液体封入式防振装置において、前記
中間筒の外周面の周方向の一部に、前記オリフィス通路
の横切らない分離壁を設けると共に、前記外筒を、軸方
向に沿うスリットを有する形状に形成し、前記外筒を、
スリットが前記分離壁上に位置されるように前記中間筒
及びオリフィス構成体の外周面に嵌合固定した。外筒が
軸方向に沿うスリットを有する形状であるため、外筒の
製造に際しては板材を単に円筒状に丸めるだけで良くな
る。
【0010】また、請求項2の発明は、前記分離壁に軸
方向に沿う一対のシール突条を形成し、この各シール突
条を前記外筒のスリットの左右の縁部に夫々当接させ
た。この場合、外筒のスリットの両縁部を中間筒に確実
にシールすることができるため、外筒をブラケットに圧
入した際にスリットが残ってもこの部分からの液漏れは
生じなくなる。
【0011】さらに請求項3の発明は、車体またはパワ
ーユニットのいずれか一方側に取り付けられる内筒と、
この内筒の径方向外側にゴム弾性体を介して結合される
中間筒と、この中間筒に嵌合され、外側面にオリフィス
溝を有するオリフィス構成体と、前記中間筒及びオリフ
ィス構成体の外周に嵌合されて、前記ゴム弾性体、中間
筒及びオリフィス構成体との間に、弾性変形可能な複数
個の液室とこれらの液室を連通するオリフィス通路を形
成する外筒と、車体またはパワーユニットのいずれか他
方に取り付けられ、前記外筒の外周に圧入固定されるブ
ラケットと、を備え、前記液室及びオリフィス通路に液
体が充填されて成る液体封入式防振装置を製造する方法
において、前記中間筒の外周面の周方向の一部に、前記
オリフィス通路の横切らない分離壁を設けると共に、前
記外筒を、軸方向に沿うスリットを有する形状に形成
し、前記外筒を、スリットが前記分離壁上に位置される
ように前記中間筒及びオリフィス構成体の外周面に液体
中で被嵌し、さらにその状態で前記外筒の外周面を挟圧
してその外筒を前記ブラケットに圧入するようにした。
外筒の製造に際して板材を単に円筒状に丸めるだけで良
くなるうえ、中間筒に対する外筒のかしめ作業を無くす
ことができる。
【0012】請求項4の発明は、前記ブラケットに対す
る外筒の圧入を液体中で行うようにした。この場合、圧
入作業中における外筒内からの液体の漏れの心配が無く
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例を図1,
図2に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明にかかる液体封入式防振装
置の断面を示すもので、同図に示すように、この防振装
置は、車体またはパワーユニットのいずれか一方側に取
り付けられる内筒21の外側にゴム弾性体22を介して
中間筒23が結合され、この中間筒23が、車体または
パワーユニットのいずれか他方側に取り付けられるブラ
ケット25に対して外筒24を介して固定されている。
ゴム弾性体22は内筒21と中間筒23に対して加硫接
着され、その上部側に主液室26を形成するための凹部
27が形成されると共に、その下部側に空洞部28が形
成され、さらにその空洞部28に臨む下方位置に一対の
ダイヤフラム30a,30bが形成されている。これら
のダイヤフラム30a,30bは中間筒23との間に副
液室29を構成する。
【0015】中間筒23は、その軸方向の中間位置の外
周に環状溝31が形成されており、その環状溝31の略
上半部の全域には切り欠き33が形成され、下半部の周
方向で離間した二つの位置には一対の開口36a,36
bが形成されている。そして、環状溝31の上半部には
前記切り欠き33を覆うように円弧状のオリフィス構成
体32が嵌合され、このオリフィス構成体32とゴム弾
性体22の凹部27の間に主液室26が形成されてい
る。オリフィス構成体32は、その外側面に周方向に沿
って略U字状のオリフィス溝35が形成されていて、こ
のオリフィス溝35の一端はオリフィス構成体32に形
成された開口34を介して前記主液室26に連通し、他
端は中間筒23の環状溝31と前記開口36a,36b
を介して副液室29に連通している。また、中間筒23
の環状溝31の周方向の一部には、オリフィス構成体3
2の嵌合部と副液室29側とを分断する分離壁38がゴ
ム弾性体22によって形成されている。中間筒23は外
筒24に嵌合されて外筒24と間に前記液室26,29
を連通するオリフィス通路37を構成するが、この分離
壁38は外筒24の内面に直接当接するため、この部分
はオリフィス通路37が横切らないようになっている。
また、分離壁38には軸方向に沿うように一対のシール
突条39a,39bが形成されていて、その突条39
a,39bが中間筒23の環状溝31の両縁部に形成さ
れたシール突条40に連設されている。
【0016】また、外筒24は完全な円筒ではなく、そ
の周方向の一部に軸方向に沿うスリット41が形成され
ている。つまり、外筒24はその円周方向の一部がスリ
ット41によって分断されている。このスリット41
は、中間筒23に外筒24を嵌合するに際して前記分離
壁38上に位置され、そのスリット41の左右の縁部が
夫々シール突条39a,39bによってシールされるよ
うになっている。そして、こうしてシールされた外筒2
4と中間筒23の内部、つまり、両液室26,29とそ
の間を連通するオリフィス通路37の内部には所定の液
体が封入されている。
【0017】さらに、ブラケット25は外筒24が圧入
固定される円筒部25aの外側面に一対の結合片25
b,25bが延設され、この結合片25b,25bが図
外のボルトによってパワーユニットまたは車体に結合さ
れるようになっている。
【0018】この液体封入式防振装置を製造する場合に
は、図2の(A)に示すように、まず、内筒21、ゴム
弾性体22、及び、中間筒23を予め加硫処理によって
一体に形成しておき、次に、所定の液体を入れた容器の
内部において、中間筒23の環状溝31内にオリフィス
構成体32を嵌合し、さらにその液体中において同図の
(B)に示すように中間筒23とオリフィス構成体32
の外周に外筒24を被嵌し、さらにその外筒24の外周
をチャック装置42によって挟圧する。尚、中間筒23
とオリフィス構成体32の外周に外筒24を被嵌する際
には、外筒24のスリット41が内筒21の分離壁38
上に位置されるように被嵌する。
【0019】つづいて、チャック装置42によって外筒
24を挟圧したまま、同図の(C)に示すように、同じ
液体中において外筒24をブラケット25の円筒部25
aに圧入する。これにより、外筒24はブラケット25
の円筒部25aによって径方向内側に締め付けられ、そ
の内部の液室26,29とオリフィス通路37には液体
が封入されることとなる。この際、寸法誤差等によって
外筒24のスリット41が残存することが考えられる
が、このスリット41の両縁はシール突条39a,39
bによって完全にシールされるため、内部に封入した液
体がこのスリット41部分を通して外部に漏出するよう
なことはない。
【0020】この防振装置においては、外筒24を軸方
向に沿ったスリット41の入った形状として、そのスリ
ット41を分離壁38に当接させるようにしたため、外
筒24を製造する際には単に所定寸法の板材を円筒状に
丸めるだけで良いこととなる。このため、既製の鋼管を
用いたり、板材を丸めて溶接を行っていた従来のものに
比較して大幅に製造コストを削減することが可能にな
る。
【0021】また、この防振装置の製造においては、中
間筒23との結合のために外筒24のかしめを行わない
ため、従来のものに比較して製造工程数が少ないという
利点がある。さらに、上述したようにブラケット25に
対する外筒24の圧入を同じ液体中で行うようにした場
合には、圧入作業中に液漏れの心配が無いことから一連
の組み付け作業を効率良く行うことができ、より製造時
間を短縮することができる。
【0022】尚、上述した製造方法においては、ブラケ
ット25に対する外筒24の圧入を同じ液体中で行うよ
うにしたが、この圧入は液体から取り出した後に行うよ
うにしても良い。
【0023】また、上記の防振装置の外筒24は、所定
寸法の板材を単に円筒状に丸めただけの構造であるた
め、使用にあたってその剛性不足が懸念されることがあ
るが、その場合には、図3〜図6に示すもののように、
外筒24の軸方向の端部に適宜フランジ状の折り返し部
24a,24bを設けるようにすれば良い。ここで、図
3,図4に示したものは、夫々外筒24の一端に外向き
の折り返し部24aを設けたものと、内向きの折り返し
部24bを設けたものであり、図5に示したものは外筒
24の両端に内向きの折り返し部24bを設けたもの、
図6に示したものは外筒24の一端に外向き、他端に内
向きの折り返し部24a,24bを同時に設けたもので
ある。このように外筒24の端部に折り返し部24aま
たは24bを設けた場合には、肉厚を厚くすることなく
確実に外筒24の剛性を高めることができる。
【0024】尚、折り返し部24aまたは24bを外筒
24の両端に形成する場合には、予め外筒24の一端側
だけに折り返し部24aまたは24bを形成しておき、
中間筒23への嵌合や、ブラケット25への圧入等をす
べて終了した後に外筒24の他端側に折り返し部24a
または24bを形成するようにする。そして、このよう
に外筒24の一端側に予め折り返し部24aまたは24
bを形成しておいた場合には、外筒24に中間筒23を
嵌合する際や、外筒24をブラケット25に圧入する際
に、折り返し部24aや24bを相手部材に当接させ、
それによって相手部材に対する正確な軸方向の位置決め
を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、中間筒
の外周面の周方向の一部に、オリフィス通路の横切らな
い分離壁を設けると共に、外筒を、軸方向に沿うスリッ
トを有する形状に形成し、さらにこの外筒を、スリット
が前記分離壁上に位置されるように中間筒及びオリフィ
ス構成体の外周面に嵌合固定したため、外筒を製造する
に際して板材を単に円筒状に丸めるだけで良くなり、そ
の結果、製造コストをより低減することが可能になる。
【0026】また、請求項2の発明は、さらに分離壁に
軸方向に沿う一対のシール突条を形成し、この各シール
突条を外筒のスリットの左右の縁部に夫々当接させたた
め、外筒をブラケットに圧入した際にスリットが残って
も、この部分からの液漏れを確実に防止することができ
る。
【0027】さらに、請求項3の製造方法の発明におい
ては、中間筒の外周面の周方向の一部に、オリフィス通
路の横切らない分離壁を設けると共に、外筒を、軸方向
に沿うスリットを有する形状に形成し、前記外筒を、ス
リットが前記分離壁上に位置されるように前記中間筒及
びオリフィス構成体の外周面に液体中で被嵌し、さらに
その状態で前記外筒の外周面を挟圧してその外筒を前記
ブラケットに圧入するようにしたため、外筒の製造に際
して板材を単に円筒状に丸めるだけで良くなるうえ、中
間筒に対する外筒のかしめ作業が無くなって製造工数が
少なくなり、その結果、製造コストの低減が可能にな
る。
【0028】また、請求項4の製造方法の発明において
は、前記ブラケットに対する外筒の圧入を液体中で行う
ようにしたため、圧入作業中における外筒内からの液体
の漏れの心配が無くなり、その結果、一連の組み付け作
業を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の組み立て工程を示す斜視図。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図7】従来の技術を示す断面図。
【図8】従来の技術を示す斜視図。
【符号の説明】
21…内筒、 22…ゴム弾性体、 23…中間筒、 24…外筒、 25…ブラケット、 26…主液室(液室)、 29…副液室(液室)、 32…オリフィス構成体、 35…オリフィス溝、 37…オリフィス通路、 38…分離壁、 39a,39b…シール突条、 41…スリット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体またはパワーユニットのいずれか一
    方側に取り付けられる内筒と、この内筒の径方向外側に
    ゴム弾性体を介して結合される中間筒と、この中間筒に
    嵌合され、外側面にオリフィス溝を有するオリフィス構
    成体と、前記中間筒及びオリフィス構成体の外周に嵌合
    されて、前記ゴム弾性体、中間筒及びオリフィス構成体
    との間に、弾性変形可能な複数個の液室とこれらの液室
    を連通するオリフィス通路を形成する外筒と、車体また
    はパワーユニットのいずれか他方に取り付けられ、前記
    外筒の外周に圧入固定されるブラケットと、を備え、前
    記液室及びオリフィス通路に液体が充填されて成る液体
    封入式防振装置において、 前記中間筒の外周面の周方向の一部に、前記オリフィス
    通路の横切らない分離壁を設けると共に、前記外筒を、
    軸方向に沿うスリットを有する形状に形成し、前記外筒
    を、スリットが前記分離壁上に位置されるように前記中
    間筒及びオリフィス構成体の外周面に嵌合固定したこと
    を特徴とする液体封入式防振装置。
  2. 【請求項2】 前記分離壁に軸方向に沿う一対のシール
    突条を形成し、この各シール突条を前記外筒のスリット
    の左右の縁部に夫々当接させたことを特徴とする請求項
    1に記載の液体封入式防振装置。
  3. 【請求項3】 車体またはパワーユニットのいずれか一
    方側に取り付けられる内筒と、この内筒の径方向外側に
    ゴム弾性体を介して結合される中間筒と、この中間筒に
    嵌合され、外側面にオリフィス溝を有するオリフィス構
    成体と、前記中間筒及びオリフィス構成体の外周に嵌合
    されて、前記ゴム弾性体、中間筒及びオリフィス構成体
    との間に、弾性変形可能な複数個の液室とこれらの液室
    を連通するオリフィス通路を形成する外筒と、車体また
    はパワーユニットのいずれか他方に取り付けられ、前記
    外筒の外周に圧入固定されるブラケットと、を備え、前
    記液室及びオリフィス通路に液体が充填されて成る液体
    封入式防振装置を製造する方法において、 前記中間筒の外周面の周方向の一部に、前記オリフィス
    通路の横切らない分離壁を設けると共に、前記外筒を、
    軸方向に沿うスリットを有する形状に形成し、前記外筒
    を、スリットが前記分離壁上に位置されるように前記中
    間筒及びオリフィス構成体の外周面に液体中で被嵌し、
    さらにその状態で前記外筒の外周面を挟圧してその外筒
    を前記ブラケットに圧入したことを特徴とする液体封入
    式防振装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに対する外筒の圧入を液
    体中で行うことを特徴とする請求項3に記載の液体封入
    式防振装置の製造方法。
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