JP3777784B2 - 円筒型流体封入式マウント装置 - Google Patents

円筒型流体封入式マウント装置 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、内部に非圧縮性流体が封入された流体室を有すると共に、外周部分にブラケットが装着されてなる流体封入式の円筒型マウント装置に係り、例えば自動車用エンジンマウント等に好適に用いられる円筒型流体封入式マウント装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振装置の一種として、径方向に離間配置された軸金具と金属スリーブを本体ゴム弾性体で連結すると共に、金属スリーブに設けられた窓部を通じて外周面に開口するポケット部を本体ゴム弾性体に形成する一方、金属スリーブに外筒金具を外挿し、該外筒金具を、シールゴム層を挟んで、金属スリーブに嵌着固定してポケット部を覆蓋することにより、非圧縮性流体が封入された流体室を形成した円筒型の流体封入式マウントが知られており、封入流体の流動作用等によって優れた防振効果を得ることが出来ることから、例えば自動車用エンジンマウントやボデーマウント,デフマウント,メンバマウント,サスペンションブッシュ等への採用が検討されている。更に近年では、特開平6−117478号公報や実開平3−103637号公報,実開平3−14336号公報等に記載されているように、上述の如き内部に流体室を形成したマウント本体を、ブラケットに対して、外筒金具を圧入固定することによって組み付けると共に、該ブラケットにおける外筒金具の圧入装着孔の外周側に、非圧縮性流体が封入された流体封入領域を形成し、この流体封入領域を、外筒金具に設けた貫通孔を通じて流体室に連通せしめてなる構造のものが、提案されている。このようなマウント装置では、ブラケットにより、マウント本体の外部において流体封入領域等の形成スペースを有利に確保することが出来ると共に、アクチュエータやバルブ等も容易に組み付けることが出来るのであり、かかる流体封入領域を加圧室や流路切換室等として構成することによって、防振特性の切換制御機能等が容易に実現可能となるのである。
【0003】
ところで、このようにマウント本体にブラケットが組み付けられた円筒型流体封入式マウント装置を製造するに際しては、一般に、先ず、軸金具と金属スリーブが接着された本体ゴム弾性体の一体加硫成形品に対して、予め貫通孔が形成された外筒金具が外挿され、八方絞り等の縮径加工により、外筒金具が金属スリーブに嵌着固定せしめられてマウント本体が形成された後、かかるマウント本体の外筒金具が、ブラケットの装着孔に圧入固定される。
【0004】
ところが、従来構造のマウント装置では、外筒金具を縮径加工するに際して、貫通孔の付近でいびつな変形が生じ易く、そのために、ブラケットの装着孔に対する外筒金具の圧入が困難となるおそれがあり、また、金属スリーブと外筒金具の嵌着部における流体シール性が安定して得られ難くなる等といった問題があった。
【0005】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、外筒金具を縮径して金属スリーブに嵌着固定することによりマウント本体を得るに際して、外筒金具における貫通孔の付近でのいびつな変形が防止される、ブラケットを備えた円筒型流体封入式マウント装置を提供することにある。
【0006】
そして、このような課題を解決するために、本発明の特徴とするところは、軸部材と該軸部材の外方に離間配置された金属スリーブが、それらの間に介装された本体ゴム弾性体で連結されると共に、本体ゴム弾性体に設けられたポケット部が金属スリーブに設けられた窓部を通じて外周面に開口せしめられる一方、金属スリーブの外周面に、シールゴム層を挟んで、外筒金具が外嵌固定されて金属スリーブの窓部が覆蓋されることにより、非圧縮性流体が封入された流体室が形成されてなるマウント本体を備え、ブラケットに形成された装着孔に外筒金具が圧入固定されることにより、マウント本体がブラケットに組み付けられていると共に、ブラケットにおける装着孔の外周側に、非圧縮性流体が封入された流体封入領域が形成されており、該流体封入領域をマウント本体の流体室に連通せしめる貫通孔が、外筒金具に形成されている円筒型流体封入式マウント装置において、前記外筒金具を、軸方向に連続して延びるスリットを有する断面C字形状とする一方、前記金属スリーブにおける、少なくとも、窓部の軸方向両側を周方向に連続して延びる一対の周方向嵌着部と、窓部を周方向に外れた部分を軸方向に連続して延びる一つの軸方向嵌着部とに対して、それぞれ、前記シールゴム層を被着せしめて、前記外筒金具を、該シールゴム層を介して、それら各周方向嵌着部および軸方向嵌着部に圧着し、且つ外筒金具のスリットの対向内面を、軸方向嵌着部上において、互いに当接しない状態で位置せしめる一方、前記金属スリーブにおける前記軸方向嵌着部に被着された前記シールゴム層の外周面に突出して、軸方向に連続して延びるシール突起を、一体形成すると共に、該シール突起の周方向両側面に、前記外筒金具における前記スリットの対向内面がそれぞれ圧接されるように構成したことにある。
【0007】
このような本発明に従う構造とされた円筒型流体封入式マウント装置においては、外筒金具がスリットにより周方向の一箇所で分断されて断面C字形状とされていることから、金属スリーブへの外嵌固定のために外筒金具を縮径した際、或いはブラケットの装着孔への圧入固定によって外筒金具が縮径せしめられた際、外筒金具のスリット幅が小さくなることによって、外筒金具の縮径量を確保しつつ、外筒金具に発生する応力が軽減される。その結果、貫通孔によって実質面積が縮小されているために縮径時に応力集中が惹起される貫通孔付近においても、縮径に際しての応力が軽減されることにより、いびつな変形が軽減乃至は防止されるのであり、以て、外筒金具のブラットへの圧入に際して良好なる作業性が確保されるのである。
【0008】
しかも、外筒金具は、金属スリーブに設けられた一対の周方向嵌着部と一つの軸方向嵌着部に対して、シールゴム層を介して圧着されることにより、外筒金具の軸方向両側縁部およびスリットを挟んだ周方向両側縁部における連続した外周縁部において、金属スリーブとの嵌着面で優れたシール性が発揮されることから、流体室の流体密性も有利に確保されるのである。
【0009】
そして、特に、外筒金具には、ブラケットの装着孔に圧入固定されることにより、更なる縮径力が及ぼされることから、外筒金具にスリットを設けたことにより外筒金具の縮径後のスプリングバック量が増大すること等に起因する、外筒金具の金属スリーブに対する嵌着力の低下等も、かかるブラケットの装着孔への圧入によって対処され得るのであり、外筒金具の金属スリーブに対する嵌着力が有利に確保されて、組付強度とシール性を十分に得ることが出来るのである。
【0010】
なお、本発明において、金属スリーブおよび外筒金具の材質としては、各種の金属が採用されるが、特に靱性や強度等の点から、鉄系金属が望ましい。また、ブラケットは、合成樹脂等で形成することも可能であるが、外筒金具の圧入固定強度を十分に確保するためには、鉄系金属やアルミニウム合金等で形成することが望ましい。更に、外筒金具に形成される貫通孔や、該貫通孔を通じて流体室に連通される流体封入領域は、周方向乃至は軸方向に離間し、相互に独立して、複数形成することも可能である。
【0011】
また、本発明に係るマウント装置では、外筒金具の軸方向両側縁部および周方向両側縁部を、それぞれ、金属スリーブの周方向嵌着部および軸方向嵌着部に対して、単に、径方向に圧着させることによって、嵌着固定せしめる構成を採用するものではなく、金属スリーブにおける軸方向嵌着部に被着されたシールゴム層の外周面に突出して、軸方向に連続して延びるシール突起を、シールゴム層に一体形成し、該シール突起の周方向両側面に対して、外筒金具におけるスリットの対向内面それぞれ圧接せしめてなる構成が、採用される。このような構成を採用すれば、外筒金具の金属スリーブへの嵌着の際や、外筒金具のブラケットへの圧入固定の際に、外筒金具に及ぼされる縮径力が、外筒金具の周方向両端部のシール突起に対する圧接力として有効に作用せしめられるのであり、その結果、外筒金具のスリットを挟んだ両側部分において、外筒金具と金属スリーブのシール性を一層有利に且つ安定して得ることが可能となるのである。
【0012】
更にまた、本発明に係るマウント装置では、マウント本体に形成された流体室とブラケットに形成された流体封入室を連通する貫通孔を、単一の開口部をもって形成することも可能であるが、その他、かかる貫通孔を、相互に独立した複数の分割貫通孔によって構成しても良い。このような分割貫通孔を採用すれば、分割貫通孔を仕切る仕切桟部分によって、貫通孔の周囲で外筒金具の補強作用が発揮されるのであり、それによって、外筒金具の縮径に際してのいびつな変形が、一層有利に防止されるのである。
【0013】
また、本発明に係るマウント装置では、金属スリーブと外筒金具の圧着部におけるシール性をより有利に確保するために、例えば、金属スリーブにおける一対の周方向嵌着部と軸方向嵌着部に被着されたシールゴム層の外周面において、外筒金具の軸方向両側縁部および周方向両側縁部が圧着される部分を、周方向および軸方向に連続した閉路形態をもって延びるシールリップを突設せしめてなる構成が、好適に採用される。なお、このようなシールリップは、軸方向嵌着部における前記シール突起の有無に拘わらずに、採用され得る。
【0014】
更にまた、本発明に係るマウント装置では、マウント本体において、壁部の一部が本体ゴム弾性体で構成された単一の流体室構造を採用することも可能であるが、その他、複数の流体室構造を採用しても良い。具体的には、例えば、金属スリーブにおける窓部と、該窓部を通じて開口するポケット部を、それぞれ、周方向に互いに離間して複数形成することにより、流体室を複数形成すると共に、該金属スリーブにおいて窓部間を軸方向に延びて一対の周方向嵌着部を相互に連結する複数本の軸方向連結部を形成し、それら軸方向連結部の一つで軸方向嵌着部を構成せしめると共に、他の軸方向連結部と外筒金具との間に、周方向で隣り合う流体室を相互に連通する接続流路を形成してなる構成が、好適に採用され得る。このような構成を採用すれば、マウント本体において、流体室のシール性を有利に確保しつつ、接続流路によって連通された複数の流体室を有利に形成することが出来るのであり、接続流路を通じて各流体室間を流動せしめられる流体の共振作用等の流動作用を利用して、防振効果を有利に得ることが可能となるのである。なお、形成される複数の流体室の構造は、特に限定されるものでないが、例えば、壁部の一部が本体ゴム弾性体で構成されて振動入力時に圧力変化が生ぜしめられる受圧室の他、壁部の一部が変形容易な可撓性膜で構成されて容積変化が容易に許容される平衡室や、受圧室とは位相が180°ずれた圧力変化が生ぜしめられる副液室など、適宜に採用され得る。また、接続流路も、その形状等の具体的構造は、特に限定されるものでないが、例えば、金属スリーブの軸方向中間部分に、周方向に延びる凹溝を形成し、この凹溝を外筒金具で覆蓋することによって、接続流路が有利に形成され得る。
【0015】
さらに、本発明に係るマウント装置において、ブラケットに形成される流体封入領域の具体的構造やその作用等は、何等限定されるものでなく、例えば、かかる流体封入領域を、前記特開平3−1433号公報に記載されているように、ブラケットに装着された弁体によって切換え乃至は開閉される流体流路として構成したり、また前記特開平3−103637号公報に記載されているように、壁部の一部が可撓性膜で構成されて、マウント本体に形成された流体室に対してオリフィス通路を通じて連通された平衡室として構成したり、或いはマウント本体に形成されたオリフィス通路を切換え乃至は開閉する弁体の収容室等として構成したりすることも可能であるが、その他、前記特開平6−117478号公報に記載されているように、かかる流体封入領域によって、マウント本体に形成された流体室に圧力変動を及ぼす圧力制御室を構成することも可能である。具体的には、例えば、ブラケットにおいて、装着孔の周壁部を貫通して該装着孔の内面に開口する中空孔を設けて、該中空孔を変形乃至は変位可能な可動部材で覆蓋することにより、壁部の一部が該可動部材で構成された流体封入領域を形成すると共に、該可動部材に加振力を及ぼす駆動手段を設けてなる構成が、有利に採用され得る。このような構成が採用されたマウント装置では、駆動手段で可動部材を加振することにより、圧力制御室としての流体封入領域に生ぜしめられた圧力変化を、外筒金具の貫通孔を通じてマウント本体の流体室に及ぼすことが出来るのであり、それによって、流体室の圧力変動を制御して防振特性をコントロールしたり、或いは流体室に積極的な圧力変化を生ぜしめて、振動を相殺的に低減し得る加振力を発生させること等が可能となるのである。なお、可動部材に加振力を及ぼす駆動手段としては、電磁駆動手段の他、電歪素子や磁歪素子を利用したもの、或いは空気圧変動による駆動力を利用したもの等が、何れも採用可能である。
【0016】
また、本発明に係るマウント装置では、ブラケットにおける流体封入領域の周壁部分に、外筒金具における貫通孔の周囲において、該外筒金具の外周面に圧接されるシール部材を設けてなる構成が、好適に採用される。このようなシール部材を採用すれば、外筒金具とブラケットの圧入部位における流体密性が、容易に且つ有利に確保されるのである。なお、より好適には、ブラケットの装着孔に外筒金具が圧入固定された後、かかるシール部材が、流体封入領域側から外筒金具の外周面に対して圧接されることとなり、それによって、一層優れたシール性を得ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0018】
先ず、図1及び図2には、本発明の一実施形態としての自動車用エンジンマウント10が、示されている。このエンジンマウント10は、僅かに偏心して配された軸部材としての内筒金具12と外筒金具14が、本体ゴム弾性体16によって弾性的に連結されてなるマウント本体18を有していると共に、装着孔20を備えたブラケット22を有しており、このブラケット22の装着孔20にマウント本体18の外筒金具14が圧入固定されることにより、マウント本体18がブラケット22に対して固定的に組み付けられている。そして、かかるエンジンマウント10は、内筒金具12が、図示しない自動車のボデーに取り付けられる一方、外筒金具14が、ブラケット22を介して、図示しない自動車のパワーユニットに取り付けられることにより、パワーユニットをボデーに対して防振支持するようになっている。なお、そのような装着状態下、エンジンマウント10にあっては、内外筒金具12,14間にパワーユニット重量が及ぼされて本体ゴム弾性体16が弾性変形することにより、内外筒金具12,14が略同一軸上に位置せしめられると共に、防振すべき主たる振動が、それら内外筒金具12,14間において、略偏心方向(図中、上下方向)に入力されることとなる。
【0019】
より詳細には、図3〜図4に示されているように、内筒金具12は、厚肉の小径円筒形状を有しており、その内孔23に挿通される図示しないロッドによって、自動車のボデーに取り付けられるようになっている。また、内筒金具12の軸方向中央部分には、周方向に狭幅のアーチ状を有する突出金具24と、軸方向に広幅のアーチ状を有するストッパ金具26が、互いに径方向反対側の外周面に対して、それぞれ溶着されており、互いに反対の径方向外方(図中、上方および下方)に向かって突設されている。更に、突出金具24には、全体を覆うようにして傘ゴム28が被着されており、該傘ゴム28により、突出金具24の突出先端部から周方向両側に広がる傘部が形成されている。また一方、ストッパ金具26には、全体を覆うようにしてストッパゴム32が被着されており、ストッパ金具26の突出先端面に緩衝ゴム層が形成されている。
【0020】
さらに、内筒金具12の径方向外方には、薄肉の大径円筒形状を有する金属スリーブ34が、内筒金具12に対して突出金具24の突出方向に僅かに偏心して配設されている。そして、これら内筒金具12と金属スリーブ34の間に、全体として略厚肉の円筒形状を有する本体ゴム弾性体16が介装されている。即ち、この本体ゴム弾性体16は、内周面に内筒金具12が、外周面に金属スリーブ34が、それぞれ加硫接着された一体加硫成形品35として形成されている。また、上述の傘ゴム28やストッパゴム32も、本体ゴム弾性体16と一体形成されている。
【0021】
ここにおいて、金属スリーブ34には、内筒金具12を偏心方向に挟んで対向位置する一方の側に、周方向に半周弱の長さで広がる第一の窓部36が形成されている一方、偏心方向他方の側には、それぞれ周方向に1/4周弱の長さで広がる第二の窓部38と第三の窓部40が形成されている。要するに、金属スリーブ34は、これら第一〜三の窓部36,38,40が設けられることにより、軸方向両端部において周方向に連続して延びる一対のリング状の周方向嵌着部42,42と、各窓部36,38,40の周方向隣接端部間を軸方向に連続して延びて両周方向嵌着部42,42を連結する第一,第二及び第三の軸方向連結部44,46,48によって、構成されている。更に、これら第一〜三の軸方向連結部44,46,48には、外周面に開口して軸方向中間部分を周方向に延びる第一〜三の周方向溝50,52,54が形成されている。
【0022】
また、本体ゴム弾性体16には、内筒金具12を偏心方向に挟んで対向位置する一方の側に、周方向に半周弱の長さで広がって外周面に開口する第一のポケット部56が形成されている一方、偏心方向他方の側には、それぞれ周方向に1/4周弱の長さで広がって外周面に開口する第二のポケット部58と第三のポケット部60が形成されている。そして、第一のポケット部56が第一の窓部36を通じて、第二のポケット部58が第二の窓部38を通じて、第三のポケット部60が第三の窓部40を通じて、それぞれ、金属スリーブ34の外周面に開口せしめられている。なお、第一のポケット部56の中央部分には、内筒金具12側から傘部30が突出位置せしめられている。また、第二及び第三のポケット部58,60においては、その底壁部が、本体ゴム弾性体16を軸方向に貫通して延びる肉抜空所62によって薄肉化されることにより、それぞれ、弾性変形の容易な可撓性膜64にて構成されている。
【0023】
更にまた、金属スリーブ34には、その外周面を略全体に被覆するようにして、本体ゴム弾性体16と一体形成されたシールゴム層66が、加硫接着されている。要するに、一対の周方向嵌着部42,42と第一〜三の軸方向連結部44,46,48の何れの外周面にも、このシールゴム層66が被着されているのである。また、第一の軸方向連結部44に形成された第一の周方向溝50は、シールゴム層66が充填されて実質的に消失せしめられているが、第二の軸方向連結部46に形成された第二の周方向溝52には、シールゴム層66が充填されていない。更に、第三の軸方向連結部48に形成された第三の周方向溝54には、幅方向両側部分だけにシールゴム層66が充填されており、該第三の周方向溝54内の幅方向中央部分を狭い幅で周方向に延びる凹溝68が形成されている。
【0024】
さらに、第一の軸方向連結部44に被着されたシールゴム層66には、第一の軸方向連結部44の幅方向(周方向)中央部分に位置して外周面上に突出し、第一の軸方向連結部44の幅寸法よりも小さな一定幅をもって、該第一の軸方向連結部44の全長に亘って直線的に延びる一つのシール突起70が、一体形成されている。要するに、本実施形態では、第一の軸方向連結部44によって、軸方向嵌着部が構成されているのである。また、各周方向嵌着部42,42に被着されたシールゴム層66には、それぞれ、シール突起70の周方向両端面から周方向に連続して延びる各2条の周方向シールリップ72,72が、シール突起70よりも小さな突出高さで、一体形成されている。
【0025】
そして、このような本体ゴム弾性体16の一体加硫成形品35には、必要に応じて金属スリーブ34に縮径加工が施されて本体ゴム弾性体16に予圧縮が加えられた後、図7に示されているように、外筒金具14が外挿され、八方絞り等で縮径されることによって、かかる外筒金具14が金属スリーブ34の外周面に嵌着固定されており、それによって、マウント本体18が形成されている。
【0026】
この外筒金具14は、図8及び図9にも示されているように、全体として金属スリーブ34よりも一回り大きな薄肉の大径円筒形状を有している。また、外筒金具14には、周上の一箇所において、一定幅をもって軸方向に連続して直線的に延びるスリット76が形成されており、図8に示される如く、略C字形の断面形状とされている。なお、外筒金具14の一体加硫成形品35への外挿作業を容易とするために、スリット76の開口幅は、外筒金具14の縮径前において、一体加硫成形品35に形成されたシール突起70の幅よりも僅かに大きく設定されていることが望ましい。そして、外筒金具14は、スリット76にシール突起70が入り込むように、一体加硫成形品35に対して周方向に相対的に位置合わせされて、一体加硫成形品35に外挿せしめられ、その後、八方絞り等の縮径加工が施されている。それによって、外筒金具14は、金属スリーブ34の外周面、特に一対の周方向嵌着部42,42と第一の軸方向連結部44に対して、それぞれ、シールゴム層66を介して、圧着されて嵌着固定せしめられている。また、各周方向嵌着部42,42上では、外筒金具14で周方向シールリップ72が押し潰されている一方、第一の軸方向連結部44上では、シール突起70の周方向両端面に対して、外筒金具14のスリット76の対向内面78,78が、それぞれ圧接されており、以て、外筒金具14が、軸方向両側および周方向両側の全周部分において、周方向に連続して、金属スリーブ34に対する嵌着部の流体密性が有利に確保されるようになっている。
【0027】
また、外筒金具14が一体加硫成形品35に外嵌固定されることにより、第一〜三の窓部36,38,40が流体密に覆蓋されており、以て、それぞれ内部に非圧縮性流体が封入された第一の流体室80,第二の流体室82,第三の流体室84が形成されている。特に、第一の流体室80は、壁部の一部が本体ゴム弾性体16で構成されて振動入力時に圧力変化が生ぜしめられる受圧室として構成されている一方、第二及び第三の流体室82,84は、何れも、壁部の一部が可撓性膜64が構成されて容積変化が容易に許容される平衡室として構成されている。また、一体加硫成形品35の外周面に開口して形成された第二の周方向溝52と凹溝68も、外筒金具14で流体密に覆蓋されており、以て、第二の流体室82と第三の流体室84を十分に大きな断面積で相互に連通することにより、それら両流体室82,84によって実質的に単一の平衡室を構成せしめる連通流路86が形成されていると共に、第一の流体室80と第三の流体室84を相互に連通せしめて、それら両室80,84の内圧差に基づいて流体流動を許容し、且つ流体の共振作用に基づいて防振効果を発揮し得るオリフィス通路88が形成されている。なお、本実施形態では、これら連通流路86とオリフィス通路88によって、接続流路が構成されている。
【0028】
更にまた、外筒金具14には、第一の窓部36上に位置せしめられる部位において、貫通孔90が形成されており、この貫通孔90を通じて、第一の流体室80が、外筒金具14の外周面上に開口せしめられている。また、この貫通孔90には、内周縁部から延びて中空内を十文字状に仕切る補強桟92が、外筒金具14によって一体形成されており、かかる貫通孔90が、実質的に4つの分割貫通孔90a〜dから構成されている。即ち、4つの分割貫通孔90a〜dにより、貫通孔90の開口面積を確保しつつ、補強桟92により、外筒金具14における貫通孔90の周縁部分が補強されているのである。
【0029】
そして、上述の如きマウント本体18は、図1及び図2に示されているように、ブラケット22の装着孔20に組み付けられている。かかるブラケット22は、全体として略矩形のブロック形状を有しており、中央部分を貫通して、円形の装着孔20が設けられていると共に、下端部(図中、下端部)の両側に突設された脚部94,94において、図示しないボルトによって自動車のパワーユニットに固定されるようになっている。ここにおいて、ブラケット22の装着孔20は、ブラケット22への組付前におけるマウント本体18の外筒金具14の外径寸法よりも僅かに小さな内径寸法を有しており、外筒金具14が、圧入によって強固に固着されるようになっている。また、ブラケット22における装着孔20の上壁部には、上端面96から装着孔20まで軸直角方向に貫通して延びる中空孔98が、外筒金具14に形成された貫通孔90よりも大きな開口面積をもって形成されている。そして、マウント本体18は、外筒金具14の貫通孔90が、かかる中空孔98内に開口せしめられるように、周方向に相対的に位置決めされて、外筒金具14の圧入により、ブラケット22の装着孔20に固定的に組み付けられている。
【0030】
さらに、ブラケット22の中空孔98には、軸方向一方の端部に外フランジ部100を有する円筒形状の嵌着金具102が、内周面に沿って挿入されており、その外フランジ100が、ブラケット22の上端面96にボルト固定されている。この嵌着金具102は、中空孔98への挿入側先端面が、シール部材としての当接ゴム層104によって被覆されており、ブラケット22の装着孔20にマウント本体18を組み付けた後に、嵌着金具102を中空孔98に挿入してボルト固定することにより、嵌着金具102の挿入側先端面が、全周に亘って、当接ゴム層104を介し、マウント本体18の外筒金具14における貫通孔90の周囲に対して、流体密に圧接されるようになっている。
【0031】
また、嵌着金具102の軸方向中間部分には、嵌着金具102の内径よりも小さな外径寸法の円板形状を有する可動部材としての加振板106が配設されていると共に、この加振板106の外周縁部が、嵌着金具102の内周面に対して、円環板形状の支持ゴム弾性体108によって弾性的に連結されている。これにより、加振板106が、支持ゴム弾性体108によって、嵌着金具102ひいてはブラケット22に対して変位可能に弾性支持されていると共に、嵌着金具102の内部空間が、加振板106と支持ゴム弾性体108によって流体密に仕切られている。そして、嵌着金具102の中空内部で対向位置せしめられた、加振板106および支持ゴム弾性体108と外筒金具14の対向面間において、前記第一の流体室80と同じ非圧縮性流体が封入された流体封入領域としての作用流体室110が形成されており、この作用流体室110が、外筒金具14の貫通孔90を通じて、第一の流体室80に連通せしめられている。なお、非圧縮性流体の封入は、例えば、マウント本体18が組み付けられたブラケット22に対する嵌着金具102の組付けを非圧縮性流体中で行うことによって、或いは、かかる嵌着金具102の組付けに先立ち、マウント本体18のブラケット22への組み付けも非圧縮性流体中で行うことによって、容易に行うことが出来る。
【0032】
さらに、ブラケット22の上端面96には、駆動手段として電磁駆動ユニット112が重ね合わされて固定されており、この電磁駆動ユニット112によって、加振板106が加振駆動されるようになっている。かかる電磁駆動ユニット112は、空芯コイル構造のコイル部材114と、該コイル部材114の空芯部に挿通配置された磁石部材116が、軸方向に相対変位可能とされており、コイル部材114への通電によってコイル部材114と磁石部材116の間に生ぜしめられる電磁力に基づいて、軸方向(図中、上下方向)の加振力を、加振板106に及ぼすようになっている。
【0033】
すなわち、コイル部材114は、同軸上で互いに重ね合わされた第一のコイル118と第二のコイル120を備えており、それら両コイル118,120の重ね合わせ面間と軸方向両側に、それぞれ、強磁性材からなる複数枚の円環板が重ね合わされることによって、全体として実質的に一つの空芯構造のコイルが構成されている。そして、これらコイル118,120と複数の円環板の重ね合わせ体は、薄肉円筒形状のケース筒体122に嵌め込まれて相互に一体的に固着されており、このケース筒体122が、嵌着金具102にボルト固定された取付部材124,126に対して固着されることにより、かかるコイル部材114が、嵌着金具102ひいてはブラケット22に対して固設されている。
【0034】
また一方、磁石部材116は、永久磁石材で形成された円環形状の磁石128を備えており、この磁石128の軸方向両側に、それぞれ強磁性材からなる円環ブロック形状の上下ブロック130,132が重ね合わされている。そして、これら磁石128と上下ブロック130,132は、各中心孔に挿通された軸パイプ134に対して、軸方向中央部分に固着されている。ここにおいて、磁石128は、軸方向両側に磁極が設定されており、それによって、磁石部材116は、全体として、軸方向両端部に磁極を有する一つの磁石とされている。また、磁石128と上下ブロック130,132の重ね合わせ体は、コイル部材114の空芯内径よりも小さな外径寸法と小さな軸方向長さとされており、磁石部材116がコイル部材114の空芯部に対して略同軸的に収容配置されている。更にまた、軸パイプ134の軸方向両端部には、円環板形状の板バネ136,136が、その内周縁部において固着されており、これら板バネ136,136の外周縁部が、コイル部材114におけるケース筒体122の軸方向両端部に固着されることによって、磁石部材116が、コイル部材114に対し、板バネ136,136の弾性変形に基づいて、軸方向に相対変位可能に配設されている。
【0035】
また、磁石部材116の軸パイプ134には、ロッド138が挿通固定されており、このロッド138の軸方向一端部が、前記作用流体室110の壁部の一部を構成する加振板106に対して固着されている。従って、このような電磁駆動ユニット112では、磁石部材116の磁界中に配されたコイル部材114のコイル118,120に通電されると、コイル118,120の通電電流に対してローレンツ力が及ぼされて、コイル部材114と磁石部材116の間に軸方向の相対的な駆動力が生ぜしめられ、この駆動力がロッド138を経て加振板106に及ぼされることにより、加振板106が、板バネ136,136の弾性変形を伴って軸方向上下に変位せしめられる。そして、加振板106が変位すると、作用流体室110に圧力変化が生ぜしめられ、更に、この圧力変化が、外筒金具14の貫通孔90を通じての流体流動に基づいて第一の流体室80に及ぼされることにより、該第一の流体室80の圧力変動に伴って発生する加振力が自動車のボデーに伝達されて能動的な防振効果が発揮され得、或いはまた、第一の流体室80の圧力変動に伴ってオリフィス通路88を通じて流動せしめられる流体の共振作用等を利用して有効な防振効果が発揮され得るのである。
【0036】
それ故、防振しようとする振動に対応した周波数や位相,振幅を有する電流をコイル118,120に通電して加振板106を加振し、作用流体室110および第一の流体室80の内圧を制御することによって、振動に対して有効な防振効果を得ることが出来るのである。
【0037】
ここにおいて、上述の如き構造とされたエンジンマウント10にあっては、マウント本体18の外筒金具14が、スリット76により周上の一箇所で分断されたC字状断面をもって形成されていることから、かかる外筒金具14を一体加硫成形品35に外挿して金属スリーブ34に嵌着せしめるに際して、外筒金具14に縮径加工を施した場合や、更に外筒金具14をブラケット22の装着孔20に圧入するに際して外筒金具14が縮径される場合でも、縮径に伴って外筒金具14に発生する応力が、スリット76の開口幅が減少することによって軽減されるのであり、貫通孔90によって強度が低下した部位への応力集中も緩和される結果、外筒金具14におけるいびつな変形が効果的に軽減乃至は防止されることとなる。
【0038】
従って、外筒金具14が安定した形状で縮径されることから、外筒金具14が金属スリーブ34に対して、有利に且つ安定して嵌着固定され、それらの嵌着面において目的とするシール性能が安定して付与されると共に、外筒金具14のブラケット22(装着孔20)への圧入作業性も有利に且つ安定して確保され得るのである。
【0039】
しかも、外筒金具14は、縮径加工で金属スリーブ34に嵌着された後、更に、ブラケット22の装着孔20への圧入固定によって縮径されると共に、該ブラケット22によって拡径が完全に阻止された状態で組み付けられることから、外筒金具14をC字形断面としたことに起因する、スプリングバック量の増大等に伴う金属スリーブ34への組付力の低下や、金属スリーブ34との間のシール性能とその耐久性の低下等も、完全に回避され得るのである。
【0040】
特に、本実施形態では、外筒金具14の貫通孔90が分割構造とされて、補強桟92によって貫通孔90付近の強度向上が図られていることから、局部的な応力集中がより効果的に軽減されて、外筒金具14の形状安定性が一層有利に実現される。
【0041】
また、本実施形態では、外筒金具14の縮径に伴って相互に接近せしめられるスリット76の対向内面78,78が、金属スリーブ34の外周面に突設されたシール突起70の周方向両端面に圧接されることにより、外筒金具14のスリット76の開口部におけるシール性が得られるようになっていることから、外筒金具14に加えられる縮径力を、シール性の更なる向上に巧く利用することが出来るのである。
【0042】
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでない。
【0043】
例えば、一体加硫成形品35において、シールゴム層66に突設されたシール突起70は、必ずしも必要でなく、スリット76を挟んだ両側に位置する外筒金具14の周方向両端縁部を、それぞれ、金属スリーブ34における第一の軸方向連結部44に対して、シールゴム層66を挟んで、径方向に圧接させることにより、かかる外筒金具14の周方向両端縁部における流体密性を確保することも可能である。
【0044】
また、そのようなシール突起70の有無に拘わらず、図10〜12に示されているように、第一の軸方向連結部44に被着されたシールゴム層66において、外筒金具14の周方向両側縁部が圧接される外周面を、それぞれ、軸方向に延びる軸方向シールリップ140を突設することは、有効である。特に、図示されているように、軸方向シールリップ140を周方向シールリップ72に接続せしめて、外筒金具14の軸方向両側縁部および周方向両側縁部が全周に亘って圧接される部分を閉路形態をもって連続して延びるシールリップ構造を採用することにより、金属スリーブ34に対する外筒金具14の嵌着面において、より優れたシール性を確保することが可能となる。なお、図10〜12においては、その理解を容易とするために、前記実施形態に係るエンジンマウントと同様な構造とされた部材および部位について、それぞれ、図中に、前記実施形態と同一の符号を付しておく。
【0045】
さらに、マウント本体が圧入固定されるブラケットの具体的形態は、マウントが装着される部材の形状等に応じて適宜に変更されるものであって、何等、限定されるものでない。
【0046】
加えて、本発明は、例示の如き自動車用エンジンマウントの他、自動車用のボデーマウントやデフマウント,メンバマウント,サスペンションブッシュ等、或いは自動車以外の各種装置に装着される、ブラケットを備えた各種の円筒型流体封入式マウント装置に対して、何れも、同様に適用され得ることは、言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた円筒型流体封入式マウント装置においては、ブラケットに組み付けられるマウント本体の外筒金具が、スリットを有するC字形断面とされていることにより、製造工程で外筒金具が縮径された際にも、外筒金具に発生する応力が軽減されていびつな変形が防止されると共に、外筒金具が装着孔に圧入されることで、スプリングバック等が制限されて金属スリーブに対する有効な嵌着固定力が確保される。
【0048】
従って、本発明係る円筒形流体封入式マウント装置においては、外筒金具のブラットへの圧入に際して良好なる作業性が安定して確保されて製作性の向上が図られ得ると共に、金属スリーブと外筒金具の嵌着面でのシール性が有利に確保されて、封入流体の優れた流体密性が安定して発揮されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての自動車用エンジンマウントの横断面説明図であって、図2におけるI−I断面に相当する図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの縦断面説明図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントを構成する一体加硫成形品を示す横断面図である。
【図4】図1における左側面図である。
【図5】図3におけるV−V断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI断面図である。
【図7】図1に示されたエンジンマウントを構成するマウント本体を示す横断面図である。
【図8】図1に示されたエンジンマウントを構成する外筒金具を示す横断面図であって、図9におけるVIII−VIII断面に相当する図である。
【図9】図8におけるIX−IX断面図である。
【図10】図1に示されたエンジンマウントにおいて採用され得る一体加硫成形品の別の実施形態を示す横断面図である。
【図11】図10における左側面図である。
【図12】図10に示された一体加硫成形品を用いたマウント本体を示す横断面図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント
12 内筒金具
14 外筒金具
16 本体ゴム弾性体
18 マウント本体
20 装着孔
22 ブラケット
35 一体加硫成形品
42 周方向嵌着部
44 第一の軸方向連結部
66 シールゴム層
70 シール突起
76 スリット
80 第一の流体室
82 第二の流体室
84 第三の流体室
86 連通流路
88 オリフィス通路
90 貫通孔
106 加振板
110 作用流体室
112 電磁駆動ユニット

Claims (6)

  1. 軸部材と該軸部材の外方に離間配置された金属スリーブが、それらの間に介装された本体ゴム弾性体で連結されると共に、該本体ゴム弾性体に設けられたポケット部が該金属スリーブに設けられた窓部を通じて外周面に開口せしめられる一方、該金属スリーブの外周面に、シールゴム層を挟んで、外筒金具が外嵌固定されて前記金属スリーブの窓部が覆蓋されることにより、非圧縮性流体が封入された流体室が形成されてなるマウント本体を備え、ブラケットに形成された装着孔に前記外筒金具が圧入固定されることにより、かかるマウント本体が該ブラケットに組み付けられていると共に、該ブラケットにおける該装着孔の外周側に、非圧縮性流体が封入された流体封入領域が形成されており、該流体封入領域を前記マウント本体の流体室に連通せしめる貫通孔が、前記外筒金具に形成されている円筒型流体封入式マウント装置において、
    前記外筒金具を、軸方向に連続して延びるスリットを有する断面C字形状とする一方、前記金属スリーブにおける、少なくとも、前記窓部の軸方向両側を周方向に連続して延びる一対の周方向嵌着部と、該窓部を周方向に外れた部分を軸方向に連続して延びる一つの軸方向嵌着部とに対して、それぞれ、前記シールゴム層を被着せしめて、前記外筒金具を、該シールゴム層を介して、それら各周方向嵌着部および軸方向嵌着部に圧着し、且つ該外筒金具の前記スリットの対向内面を、該軸方向嵌着部上において、互いに当接しない状態で位置せしめる一方、前記金属スリーブにおける前記軸方向嵌着部に被着された前記シールゴム層の外周面に突出して、軸方向に連続して延びるシール突起を、一体形成すると共に、該シール突起の周方向両側面に、前記外筒金具における前記スリットの対向内面がそれぞれ圧接されるように構成したことを特徴とする円筒型流体封入式マウント装置。
  2. 前記外筒金具における前記貫通孔が、相互に独立した複数の分割貫通孔によって構成されている請求項1に記載の円筒型流体封入式マウント装置。
  3. 前記金属スリーブにおける前記一対の周方向嵌着部と前記軸方向嵌着部に被着された前記シールゴム層の外周面において、前記外筒金具の軸方向両側縁部および周方向両側縁部が圧着される部分を、周方向および軸方向に連続した閉路形態をもって延びるシールリップが突設されている請求項1又は2に記載の円筒型流体封入式マウント装置。
  4. 前記金属スリーブにおける前記窓部と、該窓部を通じて開口する前記ポケット部が、それぞれ、周方向に互いに離間して複数形成されることにより、前記流体室が複数形成されていると共に、該金属スリーブにおいて前記窓部間を軸方向に延びて前記一対の周方向嵌着部を相互に連結する複数本の軸方向連結部が形成されており、それら軸方向連結部の一つで前記軸方向嵌着部が構成されていると共に、他の軸方向連結部と前記外筒金具との間に、周方向で隣り合う前記流体室を相互に連通する接続流路が形成されている請求項1乃至の何れかに記載の円筒型流体封入式マウント装置。
  5. 前記ブラケットにおいて、前記装着孔の周壁部を貫通して該装着孔の内面に開口する中空孔が設けられ、該中空孔が変形乃至は変位可能な可動部材で覆蓋されることにより、壁部の一部が該可動部材で構成されて前記流体封入領域が形成されていると共に、該可動部材に加振力を及ぼす駆動手段が設けられた請求項1乃至の何れかに記載の円筒型流体封入式マウント装置。
  6. 前記ブラケットにおける前記流体封入領域の周壁部分に、前記外筒金具における前記貫通孔の周囲において、該外筒金具の外周面に圧接されるシール部材が設けられている請求項1乃至の何れかに記載の円筒型流体封入式マウント装置。
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