JPH106996A - パワーアシスト装置 - Google Patents

パワーアシスト装置

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JPH106996A
JPH106996A JP7414097A JP7414097A JPH106996A JP H106996 A JPH106996 A JP H106996A JP 7414097 A JP7414097 A JP 7414097A JP 7414097 A JP7414097 A JP 7414097A JP H106996 A JPH106996 A JP H106996A
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茂喜 藤原
Hideki Yamashita
秀樹 山下
Shigeru Makino
滋 牧野
Akihiro Ota
明博 太田
Hisashi Tsutsui
久之 筒井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従前の手動の運搬車をパワーアシスト付き運
搬車として使用する。 【解決手段】 走行用動力を発生する駆動部2と、操作
を加える操作部4と、上記操作部4に加えられた外力を
検出する外力検出手段6と、外力検出手段6で検出され
た力に基づいて上記駆動部2を作動させる制御手段6と
を備える。また運搬車9との着脱自在な接続連結部7を
備えている。運搬車9に接続することによって運搬車9
をパワーアシスト付き運搬車9として扱うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷車のような運搬車
用のパワーアシスト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運搬車として人力で駆動するものが広く
用いられているが、積載重量が大きくなるほど動作が重
い、俊敏な動きが困難、坂道で危険といった問題を有し
ている。電動駆動源のような駆動源によって動かされる
とともに駆動源の制御をスイッチ操作で行う動力式運搬
車もあるが、これは微妙な動作を行わせることが困難で
あって運転操作に熟練が必要となる。
【0003】このために人力を動力によって補助するパ
ワーアシスト付の運搬車が提案されている。特開昭63
−215459号公報に示されているこの荷車は、ハン
ドルに加えられた外力を検出する外力検出手段と駆動源
によって駆動される駆動車輪とを備えており、外力検出
手段で検出された外力に基づいて駆動車輪の駆動を行
う。このようなパワーアシスト付運搬車では、運搬車が
重くとも軽い時とほぼ同等の感触で動かすことができる
ために、操作に熟練を必要とせず、思い通りに重い運搬
車を動かすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような恩
恵を受けるには、現行の運搬車を廃棄して新たなパワー
アシスト付き運搬車を導入しなくてはならず、コスト的
に問題が多い。また、工場などにおいて多くの運搬車が
使用されているとともに部品の保管を運搬車に載せたま
まで行われていることがあるが、全運搬車をパワーアシ
スト付きのものに入れ換えるには無駄が多く、また少数
の運搬車だけをパワーアシスト付きのものに変更してコ
ストを抑えたとしても、運搬車間で載せかえる手間が多
くなってしまう。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは従前の手動の運搬車を
パワーアシスト付き運搬車として使用することができる
パワーアシスト装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、走行
用動力を発生する駆動部と、操作を加える操作部と、上
記操作部に加えられた外力を検出する外力検出手段と、
外力検出手段で検出された力に基づいて上記駆動部を作
動させる制御手段とを備えるとともに、運搬車との着脱
自在な接続連結部を備えていることに特徴を有してい
る。運搬車に接続することによって運搬車をパワーアシ
スト付き運搬車として扱うことができるようにしたもの
である。
【0007】上記駆動部は少なくとも1つの駆動輪を備
えたものとしておくことが好ましい。また、外力検出手
段は操作部に加えられた推進方向外力と操舵方向外力と
を検出するものであり、制御手段はこれら各外力に基づ
いて駆動部の推進用出力及び操舵用出力を制御するもの
であることが好ましい。上記接続連結部は電気的接続部
も備えたものであってもよく、また接続連結部は運搬車
に対して走行方向及び操舵方向において機械的連結を行
うものや、上下方向についても機械的連結を行うものが
好ましい。接続連結部は運搬車の一部が載せられる荷重
受け部を備えたものであってもよい。
【0008】電源である電池を着脱自在としている電池
収納部を備えたものとしてもよい。操作部が着脱自在で
あるとともに運搬車側に取付自在となっていることも好
ましい。推進についてのパワーアシストのみであれば、
駆動部は単一の駆動源で駆動される駆動輪であればよ
く、操舵についてのパワーアシストも行うのであれば、
駆動部が操舵用駆動源にて向きが変えられる操舵用駆動
輪を備えたもの、個々の駆動源によって夫々個別駆動さ
れる少なくとも2つの駆動輪を備えたもの、個々の駆動
源によって夫々個別駆動される少なくとも2つの駆動輪
と、これら駆動輪の向きを変更する操舵用駆動源とを備
えたもの等を駆動部として好適に用いることができる。
【0009】駆動部が個々の駆動源によって夫々個別駆
動される少なくとも2つの駆動輪を備えたものである時
には、制御手段は走行速度検出用の速度検出器を備える
とともに検出された速度に応じて操舵用のパワーアシス
トのアシストゲインを変更するものであることが好まし
く、更には速度検出器を各駆動源毎に設け、操舵方向外
力と上記複数の速度検出器の出力から得られる旋回方向
との比較結果に応じてアシストゲインの変更を行うもの
であることが好ましい。また、走行速度検出用の速度検
出器を左右輪毎に設けて、両速度の差に応じて出力修正
を行うようにしてもよく、この場合の出力修正は左右輪
の速度差に比例したものや、速度差の積分値を加味した
ものとするのが好ましい。そして、検出された操舵方向
外力が設定値を越えた時に通常の操舵用出力の出力状態
に復帰するものとしておくのが好ましい。
【0010】制御手段は操舵用出力を抑制する操舵抑制
部を備えたものとなっていてもよい。また、制御手段は
運搬車が接続されているか否かによってパワーアシスト
のアシストゲインを変更するものであってもよく、更に
は走行時の加速度検出部材を備えるとともに加えた駆動
力に対する検出加速度の比較結果からパワーアシストの
アシストゲインを変更するものであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の実施の形態の
一例におけるパワーアシスト装置を、図1(b)はこのパ
ワーアシスト装置を荷車9に連結した状態を示してお
り、ここで示したパワーアシスト装置は、推進方向につ
いてのパワーアシストを行うものの操舵方向についての
パワーアシストは行わないもので、操作ハンドル4が一
面に設けられたハウジング1内には、電動モータである
駆動源2と電源である電池3並びに制御装置5が納めら
れ、ハウジング1の下端部両側面には動力伝達用ローラ
25,25が配されている。そして上記駆動源2はデフ
ァレンシャルギア26を介してローラ25,25に連結
されている。またハウジング1には荷車9への取り付け
のための連結アーム7が左右2個ずつ設けられている。
【0012】上記連結アーム7は、図2(a)の側面図及
び図2(b)の平面図に示すように、ハウジング1側面に
蝶番70によって取着された平面形状がL字形のもの
で、図2(c)に示すように荷車9側の支柱部90に引っ
かけることでハウジング1を荷車9に装着するととも
に、スライド自在となっているストッパーピン72を動
かして連結アーム7の回動を阻止することによって、荷
車9に対してパワーアシスト装置を前後左右に拘束する
上記装着状態を保持する。
【0013】ここにおいて、連結アーム7を用いて荷車
9に装着した時、図1(b)に示すように、前記動力伝達
用ローラ25,25は、荷車9が備えている自在車輪9
1と非自在車輪92のうちの非自在車輪92の外周面に
接して、駆動源2の回転を非自在車輪92に伝達する。
荷車9の非自在車輪92をパワーアシストのための推進
用駆動輪として用いるようになっているわけである。
【0014】前記操作ハンドル4のハウジング1への装
着部分には、操作ハンドル4に加えられた推進方向外力
を検出するためのセンサー6が設けられている。すなわ
ち図3に示すように操作ハンドル4の左右方向中央部か
らハウジング1側へと突設された連結部40は、板ばね
からなるばね部材41を介してハウジング1に連結され
て、操作ハンドル4はその押したり引いたりする方向に
おいてばね部材41に抗して可動とされており、ハウジ
ング1側に設けられたセンサー6は連結部40の先端と
の間の間隔d(連結部40の変位)を非接触式で計測す
るものとなっている。
【0015】操作ハンドル4を引いたり押したりするこ
とで加えられる推進方向の力Fは、ばね部材41のばね
定数をk,操作ハンドル4に外力が加えられていない時
の上記間隔をd0とすると、 F=k×(d−d0) の式によって求めることができる。
【0016】そして前記制御装置5は、センサー6によ
って検出された値dを基に演算で求めた力検出値の正負
(押しているのか引いているのか)によって駆動源2の
作動方向を決定するとともに、図5および図6に示すよ
うに力検出値の値とアシストゲインとに応じて、駆動源
2の速度または加速度または出力トルクを制御する。力
検出値Fが大きいほど、より速い速度またはより大きい
加速度あるいはより大きい出力トルクとなるように駆動
源2を制御するのである。図4にブロック回路図を示
す。図中の力検出器はセンサー6と上記演算を行う演算
部で構成されるものであり、この演算部は制御装置5の
一部であってもよい。
【0017】今、制御装置5による駆動源2の制御にあ
たり、操作ハンドル4に加えられた外力に所要のアシス
トゲインを乗じたトルクを駆動源2で発生するようにし
た場合、上記荷車9を動かすのに必要な力が100Nで
あるとすると、アシストゲインが0の時には100Nの
力を加えなくてはならないが、アシストゲインを3に設
定しておくならば、操作ハンドル4に加える外力が25
Nの時、75Nのパワーアシストが働いて合計100N
の力が荷車9に加えられるために荷車9を動かすことが
できることになる。そしてこのようなトルク出力制御と
する時、操作者にしてみれば動かすのに必要な力が25
Nである荷車9を動かす場合と同等の感触となることか
ら、パワーアシストされていることを意識せずに荷車9
の操作を行うことができる。
【0018】また荷車9の動きをスムーズにするととも
に微妙なコントロールを可能とするためには、操作ハン
ドル4に加えられる力をセンサー6で精度良く検出する
ことができるようにしておかなくてはならないが、この
場合、操作ハンドル4を握ってはいるものの、荷車9を
動かそうという意志がないにもかかわらず、外力が検出
されたとして駆動源2を駆動してしまう事態が生じるこ
とがある。このために図7に示すように外力の値が微小
であるところ(F1〜−F1)に不感帯を設定し、検出
された外力が微小である時には、駆動源2に推進力を発
生させないようにしておくと、無用な動きを避けること
ができる。
【0019】センサー6としては距離を検出するもので
はなく、加速度を検出するタイプのものであってもよ
い。加速度に重量を乗算した値が加えられた外力となる
ことから、上記の場合と同等の制御を行うことができ
る。荷車9が非自在車輪92を有しておらない場合や、
パワーアシスト装置単体を移動させる場合のことを考え
れば、パワーアシスト装置そのものに少なくとも1つの
駆動輪8を設けておくとよい。図8および図9はこの場
合の一例を示しており、図9(a)の底面図から明らかな
ようにハウジング1の下面に左右一対の駆動輪8,8を
設けて、これら駆動輪8,8をデファレンシャルギア2
6を介して駆動源2に接続している。またパワーアシス
ト装置単体での移動をより安定した状態で行えるように
するために、自在車輪89も設けてある。
【0020】2つの駆動輪8,8と自在車輪89とを有
して自走も可能となっている上記パワーアシスト装置の
場合、荷車9への取り付けは、図10に示すように、鉛
直軸回りの相互回転が自在な連結器73によって行って
もよい。ただし、この場合は操作ハンドル4に引っ張り
力を加えてパワーアシスト装置で荷車9を牽引するとい
う状態で使用することになる。
【0021】推進だけでなく、操舵についてのパワーア
シストも行うことができるようにしてもよいのはもちろ
んである。図11はハウジング1の下面左右に配した2
つの駆動輪8,8を個別の駆動源2,2で駆動するもの
とし、駆動輪8,8の加速度・速度・トルク等の出力に
差を持たせることで操舵もできるようにしたものを示し
ており、図12はそのブロック回路図である。
【0022】この場合、操作ハンドル4に加えられる外
力も推進方向外力と操舵方向外力とを区別して検出する
ことができるようにしておかなくてはならないが、この
ための構成の一例を図13に示す。操作ハンドル4の左
右両端部を夫々板ばねであるばね部材41,41を介し
てハウジング1に連結し、さらに操作ハンドル4の左右
両端部の変位を夫々計測する2つの非接触式のセンサー
6,6をハウジング1に設けている。ハンドル4に加え
られた力が推進方向のものである時には図13(a)に示
すように2つのばね部材41,41が同方向に同量だけ
撓むのに対して、操舵方向の力がハンドル4に加えられ
た時には図13(b)に示すように両ばね部材41,41
の撓み方向が逆となったり撓み量に差が生じることにな
る。従って2つのばね部材41,41のばね定数が共に
ka、一方のセンサー6と操作ハンドル4右端との間隔
をdr、その初期値をdr0、他方のセンサー6と操作
ハンドル4左端との間隔をdl、その初期値をdl0と
すると、ハンドル4に加えられた推進方向外力Faは、 Fa=ka×((dr−dr0)+(dl−dl0)) で求めることができる。操舵方向外力Fsが加えられた
時には左右のばね部材41,41に対してFs×Lh/
2の大きさのモーメントして働いてばね部材41,41
を互いに逆方向に撓ませる。この時の力とばね部材41
の変位量とから求められる弾性係数をksとすると、操
舵方向外力Fsは Fs=ks×((dr−dr0)−(dl−dl0)) で求めることができる。(実際には図15に示すように
車軸から操作ハンドル4までの距離Lと駆動輪8,8の
トレッド2dに応じたモーメントとしてパワーアシスト
装置に発生するためにL/dの値を乗じたものとす
る。) 従って上述のようにして得た推進方向外力(推進力検出
値)Fa及び操舵方向外力(旋回力検出値)Fsに図1
4に示すように夫々所要のアシストゲインを乗ずること
で推進力(推進出力値)と操舵力(旋回出力値)とを演
算し、次いで得られた推進力と操舵力との和の1/2の
値を一方の駆動源2のトルク出力、推進力と操舵力との
差の1/2の値を他方の駆動源2のトルク出力とし、こ
れらトルクの指令値を左右の駆動源2,2に送って駆動
源2,2を動作させるということを制御周期毎に繰り返
すことにより、推進及び操舵の両者についてパワーアシ
ストを行うことができる。なお、単一の駆動源2と両駆
動輪8,8との間にトルクスプリッタを配してトルクス
プリッタによる左右の両駆動輪8,8へのトルク分配比
を操舵方向外力に応じて制御しても同様に推進および操
舵の両者についてパワーアシストを行うことができる。
【0023】操舵についてのパワーアシストは向きが可
変となった操舵輪80を設けることで行ってもよい。図
16〜図18は推進用の駆動輪8に操舵輪80を兼用さ
せた場合を示しており、駆動源2とこの駆動源2によっ
て回転駆動される駆動輪8とを操舵用の駆動源20によ
ってベベルギアを介して図17に示すように鉛直軸回り
に回転させて向きを変えることができるようにしてい
る。図17(a)は直進時を、図17(b)は操舵時を示す。
この場合の操舵用の駆動源20は駆動輪8がハウジング
1の下面中央に位置していることから、上記推進方向外
力(推進力検出値)Fa及び操舵方向外力(旋回力検出
値)Fsとの図19に示す合力Fpとその方向θ(−9
0°<θ<90°)とを Fp=(Fa2 +Fs2 1/2 θ=tan-1(Fs/Fa) で求めて、駆動輪8の操舵角αが上記θと等しくなるよ
うに制御し、駆動源2は上記合力Fpにアシストゲイン
を乗じたものとなるように制御する。
【0024】図20及び図21に示すように、個別の駆
動源2,2によって回転駆動される左右の駆動輪8,8
を共に操舵用駆動源20で向きを変えることができるよ
うにしてもよい。図中26は操舵用駆動源20の出力で
両駆動輪8,8の向きを同時に同方向に変えるためのギ
ア群である。図22に示すように各駆動輪8および駆動
源2について夫々操舵用駆動源20を設けて、両操舵用
駆動源20,20を同時に制御するようにしてもよい。
このように個別の駆動源2,2によって回転駆動される
左右の駆動輪8,8の向きを変えることができるように
した場合、図23(a)に示す旋回動作をよりスムーズに
行わせることができるほか、図23(b)に示す平行移動
を行わせることもできる。
【0025】もっとも前述のセンサー6,6を用いた操
作力検出では、上記2つの移動態様を区別することがで
きないために、この場合は図24に示す形態の操作ハン
ドル4と合計3個のセンサー6x,6y,6βとを用い
る。すなわちハウジング1の上面に操作ハンドル4を配
置するとともに、操作ハンドル4の中央から下方に突出
する連結部40を水平面内で可動となった受け筒44に
おいて軸回りに回転自在に支持するとともに、受け筒4
4に配した角度センサー6βによって操作ハンドル4の
軸回りの回転角βを検出することができるようにしてあ
る。また受け筒44内面と連結部40とはばね定数がk
βのうずまきばね42によって連結することで、操作ハ
ンドル4の上記回転についてばね負荷を加えている。
【0026】そして受け筒44の上記水平面内での移動
については、推進方向に該当する前後方向についてのば
ね負荷を加えるばね定数kxのばね部材41aと、左右
方向についてのばね負荷を加えるばね定数kyのばね部
材41bとを介して支持されている受け筒44の前後方
向の移動量をセンサー6xで、左右方向の移動量をセン
サー6yで検出する。図中69は移動量検出用ターゲッ
トで受け筒44に固定されている。
【0027】このような操作ハンドル4に力が加えられ
て各センサー6x,6y,6βが無負荷時よりDx,D
y,Dβの変位を検出したならば、推進方向外力Fa=
Kx・Dx、操舵方向外力Fs=Ky・Dy、回転モー
メントM=Kβ・Dβで得ることができる。さらに推進
方向外力Faと操舵方向外力Fsとから前述のように両
者の合力Fpとその方向θを求める。
【0028】そしてθの値がほぼ零であるか否かに応じ
て次のように制御を行う。すなわちθがほぼ零(直進)
である時には、推進力(前後力)Taとして合力Fp×
力増幅率Gaを、旋回力TsとしてモーメントM×力増
幅率Gs×L/dを求めて、(推進力Ta+旋回力T
s)/2の値を右駆動源2への出力値、(推進力Ta−
旋回力Ts)/2の値を左駆動源2への出力値として両
駆動源2,2を駆動する。
【0029】θがほぼ零でない時には、両駆動源2,2
に対して合力Fpの1/2の値を各々出力するととも
に、操舵用駆動源20に対して操舵角αが上記θと等し
くなるように制御する。図25にこの動作のフローチャ
ートを示す。ちなみに推進方向外力Faがほぼ零でθが
約±90°、モーメントMがほぼ零の時、横方向移動
(かに歩き)をさせることができる。
【0030】ところで図11に示すような左右個別に駆
動される駆動輪8,8を備えたパワーアシスト装置で自
在車輪91のみを有している荷車9を引っ張って移動さ
せる時、上記のような操舵についてのパワーアシストも
行っていると、走行速度が速くなると自在車輪91,9
1がふらつき、図26に示すように、蛇行走行となって
しまう現象が生じて直進安定性が非常に悪くなる。これ
は走行方向を修正しようとする力がパワーアシストで拡
大されるために生ずるもので、走行させつつ蛇行を止め
ることはかなり難しい。
【0031】このために、図27に示すように走行速度
を検出するための速度検出器50を設けるとともに、図
28に示すように速度検出器50で検出される速度が早
くなるほど操舵についてのパワーアシストのアシストゲ
インを小さくし、走行速度Vが所定速度Vmaxを越え
れば操舵についてのアシストゲインを0とするとよい。
操舵についてのパワーアシストを車速感応型とするので
ある。なお、走行速度の増大に応じてアシストゲインを
小さくするにあたり、図29に示すフローチャートで
は、所定速度Vmaxから現在の走行速度Vを減算した
値を予め設定してあるアシストゲインに乗ずることで行
っている。なお、図27に示すものでは速度検出器50
として自在車輪89の回転数を検出するものを用いてい
る。図30は本例のブロック回路図である。
【0032】図31及び図32に示すように個別の駆動
源2,2によって駆動輪8,8を駆動するとともに両駆
動輪8,8の回転数差によって操舵も行うものにおいて
は、両駆動源2,2について夫々速度検出器50,50
を設けて、次のような制御を行うことが好ましい。すな
わち上記車速感応型の操舵制御の場合、坂道を斜めに走
行する時、荷車9が自在車輪91のみを有するものであ
ると、荷車9側が重力の影響で横滑り的な動きを示すこ
とになるが、この点に対処することができない。また平
地走行時であっても走行速度が高速であると徐々に旋回
しだすことがあるが、この動きを抑えることができな
い。
【0033】しかし、図33に示すように、左右の両駆
動輪8,8の速度差Vdから判断される旋回方向と、操
作ハンドル4に加えられた操舵方向外力の向きとが一致
しない時には、車速感応型とせずに、走行速度にかかわ
らず初期設定のアシストゲインを用いて操舵方向のパワ
ーアシストを行うと、上記問題を避けることができる。
【0034】前記蛇行対策としては、蛇行であることが
明らかである時、制御装置5が該蛇行状態の修正を自動
的に行うようにしてもよい。つまり、左右の両駆動輪
8,8の速度差Vdに応じて制御装置5が両駆動源2,
2への出力の修正を行うようにしておくのである。図3
4は左右輪の速度差に比例した出力修正を行う場合を示
しており、検出された操舵力(旋回方向の力)が直進意
思判定値(たとえば20N)より小さいにもかかわらず
速度差Vdがある時には、該速度差Vdと定数Kとの乗
算値を修正力として、左の駆動輪8の速度が右の駆動輪
8より大である時には左の駆動源2のアシスト力計算値
から上記修正力を引くとともに右の駆動源2のアシスト
力計算値に上記修正力を足すのである。右の駆動輪8の
速度が左の駆動輪8より大である時にはこの逆を行う。
なお、図示例においては修正力を速度差Vdと定数Kと
の乗算値のみで決定するのではなく、速度差Vdの微分
値に定数Tdを乗算した値も加えて決定しているのは、
フィードバック系を安定させるためである。また、検出
された操舵力が上記直進意思判定値を越えたならば、上
記修正が働かない通常のアシスト状態に戻るために、操
舵旋回が困難となることはない。
【0035】図35に示すように、上記速度差Vdとそ
の微分値に加えて速度差Vdの積分値も加えて修正力を
計算してもよく、このように積分値(に定数Tiを乗算
したもの)も加えた場合、比例要素だけではなくならな
い偏差を解消することができるものとなり、より安定し
た直進移動を行うことができる。一方、操舵旋回時につ
いては、個別の駆動源2,2によって駆動輪8,8を駆
動するとともに両駆動輪8,8の回転数差によって操舵
も行うものにおいては、その場旋回も可能であるが、こ
の時の回転中心Soは図36に示すように両駆動輪8,
8の軸のほぼ中間点となり、回転中心Soは荷車9から
離れたところとなるために、一端側でパワーアシスト装
置が連結された荷車9の他端側は、旋回速度Vxが操作
ハンドル4部分の旋回速度Vx2 よりかなり大きくなっ
てしまって危険である。
【0036】このために図37に示すように速度差Vd
(から求められる角速度)が角速度制限値hを越えた場
合、越えた分の角速度に比例する粘性抵抗力を加えて操
舵用出力を抑制する(左右の駆動源2,2の出力差が大
きくなりすぎないようにする)とよい。旋回速度Vxが
大きくするにはかなりの操舵力を加えなくてはならない
ことになって安全である。図38はこの場合の旋回角速
度(速度差)と粘性抵抗力との関係を示す。
【0037】ところで荷物99を満載した荷車9に取り
付けての走行時にあわせてアシストゲインを設定してあ
るパワーアシスト装置を、荷車9に接続することなく単
体で移動させる場合、上記アシストゲインのままでは却
って操作しずらくなる。このために図39に示すように
荷車9に装着しているか否かを検出する接続状態検出ス
イッチ55を設けて、このスイッチの出力に応じて図4
0に示すように、アシストゲインを切り換えるとよい。
この接続状態検出スイッチ55は、パワーアシスト装置
を荷車9に取り付ければ自動的に作動するものが好まし
いが、手動で切り換えるものであってもよい。いずれに
しろ、荷車9を接続していない時にはアシストゲインを
低く、接続している時にはアシストゲインを高くすると
いうアシストゲインの切り換えを行うことで、荷車9に
取り付けた時と取り付けていない時との操作感の違いを
少なくすることができる。
【0038】もちろん、荷車9上の荷物の重さによって
もアシストゲインを切り換えることができるようにして
おくと、荷物の重さに拘わらず操作感をほぼ等しくする
ことができる。この場合、パワーアシスト装置側で荷車
9の積載重量を直接検出することはできないことから、
荷車9に加えた力の合計値に対する走行加速度から荷車
9側の重量(質量)を下記運動方程式 推進方向外力Fa+推進方向アシスト力Fam=(パワ
ーアシスト装置質量m+荷車質量M)×加速度α−摩擦
係数μ×荷車質量M×重力加速度g から推定し、この推定質量Mに応じて図41および図4
2に示すようにアシストゲインを変更するとよい。加速
度αは前記速度検出器50の出力から導くことができ、
摩擦係数μは自在車輪91の転がり抵抗として0.02
の値を用いることができる。図43に本例のブロック回
路図を示す。
【0039】図44及び図45は操作ハンドル4(セン
サー6部分を含む)をハウジング1から着脱自在とし、
図44(b)に示すように荷車9におけるパワーアシスト
装置を取り付けた側とは反対側に操作ハンドル4を取り
付けることができるようにしたものを示している。荷車
9側の自在車輪91の配置や、荷車9上の荷物の高さな
どによって、パワーアシスト装置を取り付けた側とは反
対側から操作した方が操作性や安全性が高くなる場合が
あるが、これに応ずることができるようにしているわけ
である。図46はこの場合の荷車9やハウジング1にお
ける操作ハンドル4の着脱部の構造の一例を示してお
り、引っかけフック45とばね47によって突出方向に
付勢された抜け止めピン46とを設けて、抜け止めピン
46を押し込みながら操作ハンドル4を引っかけフック
45に係止させ、図46(c)に示すように抜け止めピン
46で引っかけフック45からの操作ハンドル45の抜
け止めを行う。抜け止めピン46を押し込みながら操作
ハンドル4を引っかけフック45から引き出せば、操作
ハンドル4を取り外すことができる。
【0040】パワーアシスト装置の荷車9への取り付け
は、図10に示したような連結器73よりも、図2に示
した連結アーム7のような荷車9にパワーアシスト装置
を一体化させてしまうもので行うことが好ましく、特に
操舵についてのパワーアシストも行うものでは、荷車9
に対するパワーアシスト装置の操舵方向の動きを規制す
る構造としておくことで安定した操舵を行うことができ
るものとなるが、荷車9とパワーアシスト装置との一体
化が可能な取付構造としては、図47〜図49に示すよ
うに、パワーアシスト装置側に複数の電磁石77を設け
て、これら電磁石77の荷車9の磁性材部に対する磁気
吸着力によって取り付けを行うものも用いることができ
る。この場合、荷車9に対してパワーアシストを前後左
右に拘束できるだけでなく、上下方向についても拘束す
ることができ、パワーアシスト装置による荷車9の走行
移動をよりスムーズに行うことができる。図中78は電
磁石77のオンオフ用のスイッチである。電磁石77に
代えて永久磁石を用いてもよい。
【0041】このほか、図50及び図51に示すよう
に、パワーアシスト装置側にステップ15を設けて荷車
9の一端をこのステップ15上に載せ、両者を左右2カ
所あるいは中央1カ所で連結ピン16で繋ぐようにして
もよい。荷車9の荷重の一部をパワーアシスト装置側に
かけることによって、パワーアシスト装置の質量が小さ
くとも駆動輪8によるグリップ力を得られるために走行
を確実に行わせることができる。駆動力を得ることがで
きるようにするためにパワーアシスト装置の質量を大き
くしなくともよいものであり、パワーアシスト装置の質
量を最小限に抑えることができる。図50中の17は連
結ピン挿通孔である。なお、連結アーム7を併用するの
が好ましいのはもちろんである。
【0042】図52〜図54は電源である電池3を収納
している収納部10の構造を示している。前面開口が扉
11によって開閉自在とされているとともに奥面にばね
12によって付勢された2つの接触端子13,13が配
されている収納部10に電池3を納めて扉11を閉めれ
ば、接触端子13に電池3の電極が接触して電気的接続
がなされるとともに、ばね12による付勢で電池3の走
行時の動きで上記電極と接触端子13との接触が外れる
ことが防止されている。また扉11を開いて電池3を抜
き出し、新たな電池3を装填するだけで電池3の交換を
行うことができる。図中14は扉11を取り付けている
蝶番である。扉11はその自由端に設けた筒18と収納
部10側に設けられた筒19とに抜け止めピン(図示せ
ず)が差し込まれることで閉じた状態にロックされる。
【0043】電池3は図55及び図56あるいは図57
に示すように荷車9側に搭載するようにしてもよく、こ
の場合の荷車9側の電池3とパワーアシスト装置との電
気的接続については、パワーアシスト装置と荷車9との
機械的接続部などに電気的接続用コネクタ33を併設し
て、機械的接続を行えば電気的接続も同時に行われるよ
うにしておくとよい。このように重量物である電池3を
荷車9側に載せる場合、パワーアシスト装置を軽量に仕
上げることができるために、図1に示した荷車9側の非
自在車輪92に動力を伝えて駆動するタイプであって、
パワーアシスト装置が車輪を持たない場合でも、パワー
アシスト装置単体の持ち運びが楽となる。
【0044】なお、本発明においては荷車9にも駆動輪
8や駆動源2を設けておくことを妨げない。装着したパ
ワーアシスト装置によって荷車9側の駆動源2の制御も
できるようにしておくことで、より大なる駆動力を得る
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明においては、走行用
動力を発生する駆動部と、操作を加える操作部と、上記
操作部に加えられた外力を検出する外力検出手段と、外
力検出手段で検出された力に基づいて上記駆動部を作動
させる制御手段とを備えるとともに、運搬車との着脱自
在な接続連結部を備えているために、運搬車に接続する
ことによって人力型の運搬車をパワーアシスト付き運搬
車として扱うことができるものであり、新たなパワーア
シスト付き運搬車を導入する場合に比して低コストです
むものである。
【0046】上記駆動部は少なくとも1つの駆動輪を備
えたものとしておくと、パワーアシスト装置単体での移
動も駆動輪を利用して行うことができて便利である。ま
た、外力検出手段は操作部に加えられた推進方向外力と
操舵方向外力とを検出するものであり、制御手段はこれ
ら各外力に基づいて駆動部の推進用出力及び操舵用出力
を制御するものであると、つまり操舵についてもパワー
アシストが働くようにしておくと、操舵も容易となって
さらに運搬車の走行操作を簡単に行うことができる。
【0047】上記接続連結部は電気的接続部も備えたも
のであってもよい。電池を運搬車側に搭載して大容量の
電池の使用を可能とする時など、電池との電気的接続が
簡単ですむ。また接続連結部は運搬車に対して走行方向
及び操舵方向において機械的連結を行うものが、更には
上下方向についても機械的連結を行うものが、運搬車を
求める方向に動かすという点において好ましい結果を得
ることができる。接続連結部は運搬車の一部が載せられ
る荷重受け部を備えたものであってもよい。パワーアシ
スト装置自体が軽量であっても走行に必要なグリップ力
を駆動輪において得ることができる。
【0048】電源である電池を着脱自在としている電池
収納部を備えたものとしておくと、電池交換が容易とな
る。操作部が着脱自在であるとともに運搬車側に取付自
在となっていると、状況にかかわらず操作性や安全性を
高く保つことができる。推進についてのパワーアシスト
のみであれば、駆動部は単一の駆動源で駆動される駆動
輪を備えたものとしておくと、構造が簡単ですみ、安価
に提供することができる。
【0049】操舵についてのパワーアシストも行うので
あれば、駆動部が操舵用駆動源にて向きが変えられる操
舵用駆動輪を備えたものとすると、スムーズな旋回や斜
め前進などが可能となる。個々の駆動源によって夫々個
別駆動される少なくとも2つの駆動輪を備えたものとし
ても、旋回が可能となるとともに駆動輪の相互逆方向回
転によってその場回転が可能となる。個々の駆動源によ
って夫々個別駆動される少なくとも2つの駆動輪と、こ
れら駆動輪の向きを変更する操舵用駆動源とを備えたも
のとすると、旋回のほか、いわゆるカニ歩きである平行
移動も可能となる。
【0050】そして駆動部が個々の駆動源によって夫々
個別駆動される少なくとも2つの駆動輪を備えたもので
ある時には、制御手段は走行速度検出用の速度検出器を
備えるとともに検出された速度に応じて操舵用のパワー
アシストのアシストゲインを変更するものであると、い
わゆる尻振りが小さくなって直進安定性が増大する。更
には速度検出器を各駆動源毎に設け、操舵方向外力と上
記複数の速度検出器の出力から得られる旋回方向との比
較結果に応じてアシストゲインの変更を行うものである
と、上記に加えて坂道の斜め走行の時にも安定した走行
を行うことができるとともに高速走行時に旋回しはじめ
た時、方向修正を容易に行うことができる。
【0051】上記尻振りや蛇行については、走行速度検
出用の速度検出器を左右輪毎に設けて、両速度の差に応
じて出力修正を行うことで自動修正されるようにしても
よい。この場合の出力修正は左右輪の速度差に比例した
ものとするのが直進状態への復帰を早くする点と直進性
の向上とに有効であり、特に速度差の積分値を加味した
ものとすると、比例制御では抑えることができない偏差
を解消することができる。そして、検出された操舵方向
外力が設定値を越えた時に通常の操舵用出力の出力状態
に復帰するものとしておくことで、操舵旋回させたい場
合には上記修正が働かなくなることから、問題なく操舵
旋回を行わせることができる。
【0052】さらに制御手段に操舵用出力を抑制する操
舵抑制部を設けておくと、旋回速度が大きくなりすぎる
ことがなくて安全性を高くすることができる。また制御
手段が運搬車が接続されているか否かによってパワーア
シストのアシストゲインを変更するものであると、運搬
車が接続されている時と接続されていない時との操作感
の差を小さくすることができる。更には走行時の加速度
検出部材を備えるとともに加えた駆動力に対する検出加
速度の比較結果からパワーアシストのアシストゲインを
変更するものであると、荷物の重さがどのような時にも
ほぼ同じ操作感で操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
は斜視図、(b)は荷車(運搬車)への取付時の斜視図で
ある。
【図2】同上の連結アームを示すもので、(a)は側面
図、(b)(c)は破断平面図である。
【図3】同上の操作ハンドル及び外力検出部の平面図で
ある。
【図4】同上のブロック回路図である。
【図5】(a)は同上のブロック図、(b)は同上の動作のフ
ローチャートである。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の他例の動作説明図である。
【図8】他例の斜視図である。
【図9】(a)は同上の底面図、(b)は同上の縦断面図であ
る。
【図10】更に他例の斜視図である。
【図11】別の例の斜視図である。
【図12】同上のブロック回路図である。
【図13】同上の操作ハンドルを示すもので、(a)は推
進力が加えられた場合を示す平面図、(b)は同上の操舵
力が加えられた場合を示す平面図である。
【図14】(a)は同上のブロック図、(b)は同上のフロー
チャートである。
【図15】同上の平面図である。
【図16】異なる例の正面図である。
【図17】(a)(b)は同上の底面図である。
【図18】同上のブロック回路図である。
【図19】同上の操作ハンドルに加えられる力の説明図
である。
【図20】他例を示すもので、(a)は正面図、(b)は底面
図である。
【図21】同上のブロック回路図である。
【図22】同上の別の例の底面図である。
【図23】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図24】同上の操作ハンドルと外力検出部とを示すも
ので、(a)は横断面図、(b)は水平断面図である。
【図25】同上のフローチャートである。
【図26】蛇行(尻振り)状態の説明図である。
【図27】蛇行対策の例を示しており、(a)はブロック
図、(b)は正面図である。
【図28】同上のアシストゲインと速度との関係を示す
説明図である。
【図29】同上のフローチャートである。
【図30】同上のブロック回路図である。
【図31】異なる例を示しており、(a)はブロック図、
(b)は正面図である。
【図32】同上のブロック回路図である。
【図33】同上のフローチャートである。
【図34】別の例における動作を示すフローチャートで
ある。
【図35】更に他の例における動作を示すフローチャー
トである。
【図36】その場旋回の状態の説明図である。
【図37】旋回速度抑制動作を示すフローチャートであ
る。
【図38】同上の旋回速度抑制のための粘性抵抗力と旋
回角速度との関係の説明図である。
【図39】他例のブロック回路図である。
【図40】同上のフローチャートである。
【図41】さらに他例におけるアシストゲインの説明図
である。
【図42】同上のフローチャートである。
【図43】同上のブロック回路図である。
【図44】(a)(b)は別の例の斜視図である。
【図45】同上のブロック回路図である。
【図46】(a)(b)(c)は同上の操作ハンドル装着部の断
面図である。
【図47】さらに別の例の斜視図である。
【図48】同上の概略断面図である。
【図49】同上のブロック回路図である。
【図50】異なる例を示しており、(a)は側面図、(b)は
平面図である。
【図51】(a)は同上の荷車接続時の状態を示す側面
図、(b)は一部拡大側面図である。
【図52】さらに異なる例の斜視図である。
【図53】同上のブロック回路図である。
【図54】同上の電池収納部の水平断面図である。
【図55】別の例を示しており、(a)は斜視図、(b)は荷
車(運搬車)への取付時の斜視図である。
【図56】同上のブロック回路図である。
【図57】同上の他例を示しており、(a)は斜視図、(b)
は荷車(運搬車)への取付時の斜視図である。
【符号の説明】
2 駆動源 4 操作ハンドル 5 制御回路 6 センサー 7 連結アーム 9 荷車
フロントページの続き (72)発明者 太田 明博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 筒井 久之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用動力を発生する駆動部と、操作を
    加える操作部と、上記操作部に加えられた外力を検出す
    る外力検出手段と、外力検出手段で検出された力に基づ
    いて上記駆動部を作動させる制御手段とを備えるととも
    に、運搬車との着脱自在な接続連結部を備えていること
    を特徴とするパワーアシスト装置。
  2. 【請求項2】 駆動部は少なくとも1つの駆動輪を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のパワーアシスト
    装置。
  3. 【請求項3】 外力検出手段は操作部に加えられた推進
    方向外力と操舵方向外力とを検出するものであり、制御
    手段はこれら各外力に基づいて駆動部の推進用出力及び
    操舵用出力を制御するものであることを特徴とする請求
    項1または2記載のパワーアシスト装置。
  4. 【請求項4】 接続連結部は電気的接続部も備えている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパワ
    ーアシスト装置。
  5. 【請求項5】 接続連結部は運搬車に対して走行方向及
    び操舵方向において機械的連結を行うものであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパワーアシ
    スト装置。
  6. 【請求項6】 接続連結部は上下方向についても機械的
    連結を行うものであることを特徴とする請求項5記載の
    パワーアシスト装置。
  7. 【請求項7】 接続連結部は運搬車の一部が載せられる
    荷重受け部を備えていることを特徴とする請求項5記載
    のパワーアシスト装置。
  8. 【請求項8】 電源である電池を着脱自在としている電
    池収納部を備えていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか記載のパワーアシスト装置。
  9. 【請求項9】 操作部が着脱自在であるとともに運搬車
    側に取付自在となっていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のパワーアシスト装置。
  10. 【請求項10】 駆動部は単一の駆動源で駆動される駆
    動輪であることを特徴とする請求項1または2記載のパ
    ワーアシスト装置。
  11. 【請求項11】 駆動部は操舵用駆動源にて向きが変え
    られる操舵用駆動輪を備えたものであることを特徴とす
    る請求項3記載のパワーアシスト装置。
  12. 【請求項12】 駆動部は個々の駆動源によって夫々個
    別駆動される少なくとも2つの駆動輪を備えたものであ
    ることを特徴とする請求項3記載のパワーアシスト装
    置。
  13. 【請求項13】 駆動部は個々の駆動源によって夫々個
    別駆動される少なくとも2つの駆動輪と、これら駆動輪
    の向きを変更する操舵用駆動源とを備えたものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載のパワーアシスト装置。
  14. 【請求項14】 制御手段は走行速度検出用の速度検出
    器を備えるとともに検出された速度に応じて操舵用のパ
    ワーアシストのアシストゲインを変更するものであるこ
    とを特徴とする請求項12記載のパワーアシスト装置。
  15. 【請求項15】 速度検出器は各駆動源毎に設けられて
    おり、制御手段は操舵方向外力と上記複数の速度検出器
    の出力から得られる旋回方向との比較結果に応じてアシ
    ストゲインの変更を行うものであることを特徴とする請
    求項14記載のパワーアシスト装置。
  16. 【請求項16】 制御手段は走行速度検出用の速度検出
    器を左右輪毎に備えるとともに検出された両速度の差に
    応じて出力修正を行うものであることを特徴とする請求
    項12記載のパワーアシスト装置。
  17. 【請求項17】 制御手段は左右輪の速度差に比例した
    出力修正を行うものであることを特徴とする請求項16
    記載のパワーアシスト装置。
  18. 【請求項18】 制御手段は左右輪の速度差の積分値を
    加味して出力修正を行うものであることを特徴とする請
    求項17記載のパワーアシスト装置。
  19. 【請求項19】 制御手段は検出された操舵方向外力が
    設定値を越えた時に通常の操舵用出力の出力状態に復帰
    するものであることを特徴とする請求項16記載のパワ
    ーアシスト装置。
  20. 【請求項20】 制御手段は操舵用出力を抑制する操舵
    抑制部を備えていることを特徴とする請求項3または1
    2記載のパワーアシスト装置。
  21. 【請求項21】 制御手段は運搬車が接続されているか
    否かによってパワーアシストのアシストゲインを変更す
    るものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のパワーアシスト装置。
  22. 【請求項22】 制御手段は走行時の加速度検出部材を
    備えるとともに加えた駆動力に対する検出加速度の比較
    結果からパワーアシストのアシストゲインを変更するも
    のであることを特徴とする請求項1〜4または16のい
    ずれかに記載のパワーアシスト装置。
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