JP2002193105A - 運搬用カート - Google Patents

運搬用カート

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JP2002193105A
JP2002193105A JP2000392089A JP2000392089A JP2002193105A JP 2002193105 A JP2002193105 A JP 2002193105A JP 2000392089 A JP2000392089 A JP 2000392089A JP 2000392089 A JP2000392089 A JP 2000392089A JP 2002193105 A JP2002193105 A JP 2002193105A
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Japan
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transport cart
drive unit
human power
distance
cart
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JP2000392089A
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English (en)
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Ritsuo Nishimura
律夫 西村
Nobutoshi Kasuga
伸敏 春日
Susumu Sato
行 佐藤
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Bridgestone Cycle Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Cycle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発進時や走行中の対人安全性に優れる運搬用
カートを提供することを目的とする。 【解決手段】 人力により運搬され、人力に応じて走行
駆動力を増減する駆動ユニット5を備えた運搬用カート
1において、該運搬用カート1に人力の操作方向に応じ
て前記駆動ユニット5の制御方向を逆にする切換スイッ
チ(逆向き下りスイッチ)6を設置したことを特徴とす
るもので、牽引を主たる走行方向として補助動力を得て
走行する運搬用カート1を、制御方向が逆となるところ
の押動しての急坂下降走行することになっても、人力に
応じた適切な補助動力走行が安全に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人力により運搬さ
れ、人力に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニットを
備えた運搬用カートに関する。
【0002】
【従来の技術】手提げ等によって運搬するには大きな負
担を伴う、比較的大きな重量物の運搬には運搬用カート
が使用される。従来から、このような人力により牽引あ
るいは押動される運搬用カートとして種々のものが提案
されて使用されている。特に、ゴルフ場のような起伏の
多い地形にて使用する場合には、牽引あるいは押動する
人力の負担を軽減するために電動モータ等の補助動力を
得て走行できる運搬用カートが提案されている。一本の
操縦杆の傾動にて前後進および方向変換ならびに走行速
度の制御を行うとともに、各種センサーを設置して無人
走行を可能にした特開平8−229173号公報に開示
された第1従来例のものや、該第1従来例のものを改良
した特開平9−28847号公報に開示された第2従来
例のものが提案された。
【0003】しかしながら、これらの電動ゴルフカート
は電動モータ等の補助動力を得て走行し、操縦者の歩行
速度に合わせてカートの速度を制御するように構成され
ているものの、飽くまで電動カートにおける動力駆動制
御に関するもので、言わば自走式の電動ゴルフカートで
ある。このため、走行する際は必ず電力を必要とし、バ
ッテリーの充電や交換が頻繁となって不経済であった。
そこで、図5に示したような、人力による走行を主とし
て電動モータ等の補助動力を得て走行できる特表平8−
503186号公報に開示された運搬用カートが提案さ
れた。これは、人間または動物の引くか押すかの力によ
って一義的に駆動走行可能な電気式補助駆動装置であ
り、図5(A)に示すような、握り部108の基部10
9に対向して配設された一対の抵抗線ひずみ計111、
112の伸びと圧縮にて握り部108の牽引か押動かを
検出する測定装置109を構成したものを、図5(B)
に示すように、電動機等の補助動力装置が収容された箱
形車軸121の両側に車輪122、122が軸支され、
ゴルフカートの荷物受け部材である2つの棒123、1
23の上端部が測定装置125により連結され、該測定
装置125から引張棒127が上方に伸びて握り部12
6を構成するゴルフカートに適用される。
【0004】このような構成によって、カートの牽引の
場合は、抵抗線ひずみ計112が伸び抵抗線ひずみ計1
11が圧縮される。牽引力の大小に応じてこれら抵抗線
ひずみ計112と111との差が増減するのを利用して
カートの走行速度が制御される。一方、カートを押動さ
せる場合は、抵抗線ひずみ計112が圧縮され抵抗線ひ
ずみ計111が伸び、押圧力の大小に応じてこれら抵抗
線ひずみ計112と111との差が増減するのを利用し
てカートの走行速度が制御され、人力による走行を主と
した電動モータ等の補助動力走行が可能となるので、電
力の消費を必要最小限に抑制して、頻繁なバッテリーの
充電や交換が不要となり、経済的な運搬用カートが実現
されることとなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この人
力による走行を主とした補助動力による駆動装置では、
握り部126の近傍に設置した一対のひずみ計の伸びと
圧縮により走行速度が自動的に制御されるものの、電動
ゴルフカートの発進時や走行中における対人安全性につ
いて格別の対策が講じられておらず、安全性について万
全とは言い難いものであった。
【0006】そこで本発明は、前記従来の人力による走
行を主とした補助動力による駆動装置の諸課題を解決し
て、発進時や走行中の対人安全性に優れる運搬用カート
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、人力
により運搬され、人力に応じて走行駆動力を増減する駆
動ユニットを備えた運搬用カートにおいて、該運搬用カ
ートに人力の操作方向に応じて前記駆動ユニットの制御
方向を逆にする切換スイッチを設置したことを特徴とす
る。また本発明は、人力により運搬され、人力に応じて
走行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カー
トにおいて、該運搬用カートに人との間の距離を検出す
る距離センサーを設置し、前記距離が所定値を維持する
ように前記駆動ユニットを制御するように構成したこと
を特徴とする。また本発明は、人力により運搬され、人
力に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた
運搬用カートにおいて、該運搬用カートに運搬用カート
の傾斜を検出する傾斜センサーを設置し、前記傾斜が所
定値以内となった場合に前記駆動ユニットの制御を停止
するように構成したことを特徴とする。また本発明は、
人力により運搬され、人力に応じて走行駆動力を増減す
る駆動ユニットを備えた運搬用カートにおいて、該運搬
用カートに人力の操作方向に応じて前記駆動ユニットの
制御方向を逆にする切換スイッチを設置するとともに、
前記運搬用カートに人との間の距離を検出する距離セン
サーを設置し、前記距離が所定値を維持するように前記
駆動ユニットを制御するように構成したことを特徴とす
る。また本発明は、人力により運搬され、人力に応じて
走行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カー
トにおいて、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて
前記駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを
設置するとともに、運搬用カートの傾斜を検出する傾斜
センサーを設置し、前記傾斜が所定値以内となった場合
に前記駆動ユニットの制御を停止するように構成したこ
とを特徴とする。また本発明は、人力により運搬され、
人力に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニットを備え
た運搬用カートにおいて、該運搬用カートに人との間の
距離を検出する距離センサーを設置し、前記距離が所定
値を維持するように前記駆動ユニットが制御されるよう
に構成するとともに、運搬用カートの傾斜を検出する傾
斜センサーを設置し、前記傾斜が所定値以内となった場
合に前記駆動ユニットの制御を停止するように構成した
ことを特徴とする。また本発明は、人力により運搬さ
れ、人力に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニットを
備えた運搬用カートにおいて、該運搬用カートに人力の
操作方向に応じて前記駆動ユニットの制御方向を逆にす
る切換スイッチを設置するとともに、人との間の距離を
検出する距離センサーを設置し、前記距離が所定値を維
持するように前記駆動ユニットを制御するように構成
し、さらに、運搬用カートの傾斜を検出する傾斜センサ
ーを設置し、前記傾斜が所定値以内となった場合に前記
駆動ユニットの制御を停止するように構成したことを特
徴とする。また本発明は、前記人力の検出が消滅し、あ
るいは傾斜が所定値以内となり、もしくは距離センサー
が所定範囲外の距離を検出した場合に前記駆動ユニット
におけるモータの駆動を停止すように構成するととも
に、該モータの駆動停止後の所定時間以上の経過を検出
して前記駆動ユニットにおける制御回路を省エネ待機状
態とすることを特徴とするもので、これらを課題解決の
ための手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下本発明の運搬用カートの実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は本発明の運搬用カー
トの1実施の形態を示し、牽引される運搬用カートの全
体側面図、図2は本発明の運搬用カートの全体正面図、
図3は本発明の運搬用カートに設置される制御装置の概
略ブロック構成図、図4は本発明の運搬用カートの制御
フロー図である。本願の第1番目の発明である運搬用カ
ートは、図1に示すように、人力により運搬され、人力
に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニット5を備えた
運搬用カート1において、該運搬用カート1に人力の操
作方向に応じて前記駆動ユニットの制御方向を逆にする
切換スイッチ6を設置したことを特徴とする。つまり、
運搬用カート1の人(歩行者)Hによる牽引を主たる走
行方向として、比較的急な坂を下りる場合等には運搬用
カート1を押動して走行することになるが、牽引方向と
は駆動ユニット5による制御方向が逆となる(牽引では
ハンドル3に設置された圧力センサー7が高圧を検出す
ると駆動ユニット5は正転するが、押動では圧力センサ
ー7が高圧を検出すると駆動ユニット5は逆転する。)
ことから、切換スイッチ6を逆向き下りスイッチとして
構成したものである。
【0009】本願の第2番目の発明は、図2に示すよう
に、人力により運搬され、人力に応じて走行駆動力を増
減する駆動ユニット5を備えた運搬用カート1におい
て、該運搬用カート1に人との間の距離を検出する距離
センサー8を設置し、前記距離が所定値を維持するよう
に前記駆動ユニット5を制御するように構成したことを
特徴とする。つまり、牽引を主たる走行方向とした場合
は距離センサー8が大きな距離を検出すると駆動ユニッ
ト5は正転して人Hに追い付こうとするが、押動では距
離センサー8が小さな距離を検出すると駆動ユニット5
は逆転し人Hに先行して進むように構成される。
【0010】本願の第3番目の発明は、人力により運搬
され、人力に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニット
5を備えた運搬用カート1において、該運搬用カート1
に運搬用カート1の傾斜を検出する傾斜センサーを設置
し、前記傾斜が所定値以内となった場合に前記駆動ユニ
ット5の制御を停止するように構成したことを特徴とす
る。つまり、図2におけるコントローラ9の基板上等に
運搬用カート1の傾斜を検出する傾斜センサーが設置さ
れたもので、傾斜センサーが運搬用カート1のほぼ直立
状態にあることを検出したときは、駆動ユニット5の制
御が停止されて運搬用カート1が走行駆動されることは
ない。傾斜センサーが運搬用カート1の所定値以上の傾
斜を検出した場合にのみ、駆動ユニット5の制御が可能
となる。
【0011】図1および図2に示すように、運搬用カー
ト1は、荷物Wを載置する本体荷台部2とその両側から
上方へ伸びるハンドル3と、本体荷台部2の両側に車軸
13により軸支された左右の車輪4、4とから構成され
る。運搬用カート1には、車輪4、4の上部で本体荷台
部2の前方に設置された駆動ユニット5と、ハンドル3
の上端握り部に設置された荷重センサーであり人力セン
サーである圧力センサー7と、該圧力サンサー7の近傍
に設置された切換スイッチである逆向き下りスイッチ6
とが配設される。駆動ユニット5には、バッテリー10
と、バッテリー10により電力を得て回転駆動するモー
タ11と、該モータ11の回転を減速して車軸13を回
転するための減速機12と、モータ11の回転制御をす
るコントローラ9と距離センサー8および傾斜センサー
14(図示省略、図3参照)が配設される。
【0012】図3は本発明の運搬用カートに設置される
制御装置の概略ブロック構成図である。制御装置は、制
御回路すなわちコントローラ9と、各種センサー類と、
充電可能なバッテリー等の電池10と、補助動力を提供
する駆動源としてのモータ11と、表示部16とから構
成される。運搬用カートを牽引するか押動するかでモー
タ11の駆動制御方向が正転か逆転かを切り換える坂道
逆向き下りスイッチ6と、運搬用カートの駆動の開始か
停止かを判断する傾斜センサー14と、運搬用カートの
速度を適切に保持するための速度センサー15と、搭載
した荷物の重量を検出したり人力による牽引あるいは押
動の大きさを検出して運搬用カートの補助駆動力を決定
する荷重センサー7と、歩行者である人と運搬用カート
との走行中の距離を適度に保持するための超音波発信機
8Aと超音波受信機8Bとからなる距離センサー8から
の各検出信号を得て、電池10からの電力により制御回
路9では検出信号を演算処理して駆動用の制御信号をモ
ータ11に送出する。制御回路9におけるセンサー回路
9Aにて前記各スイッチおよびセンサーからの検出信号
を受け、求められる制御形態に適した制御信号がCPU
9Bにて演算され、その演算結果が表示回路9Dにて表
示用に加工されて表示部16にて表示されるとともに、
演算された制御信号がドライバ9Cによって駆動信号に
変換されてモータ11を適切に駆動する。
【0013】図4は本発明の運搬用カートの制御フロー
図である。ステップS1にて運搬用カートにおける制御
回路の電源が投入されてスタートされると、ステップS
2にて、バッテリー電圧、モータオフ時間、フラッグ、
各スイッチ状態、荷重センサー、距離センサー等のデー
タ読込みがなされる。ステップS3にて逆向き下りスイ
ッチ6がオフかオンかすなわち運搬用カート1の人力に
よる走行が、牽引モードか押動モードかが判断され、押
動モードならステップS4に進んで逆転フラッグが立つ
(1)。牽引モードならステップS5に進んで逆転フラ
ッグが立たない(0)。押動の逆転の場合でも、牽引の
正転の場合でも、ステップS6に移行し、運搬用カート
1がほぼ直立状態の非走行時には傾斜スイッチ14がオ
フとなってステップS13の停止モードに進む。運搬用
カート1を人力によって走行開始状態に所定以上の角度
で傾斜させると、傾斜スイッチ14がオンとなって駆動
ユニットの制御が開始されてモータ11が駆動待機状態
となりステップS7に移行する。
【0014】人力による牽引あるいは押動力に応じて、
あるいは搭載された荷物Wの重さに応じて握り部に配設
された圧力センサーを構成する荷重センサー7が所定値
(閾値)以上となった場合で、ステップS8において運
搬用カート1が押動による逆転駆動(フラッグ1)か牽
引による正転駆動(フラッグ0)かが判断されて、押動
による逆転駆動ならステップS9に移行し、人Hと運搬
用カート1との距離が所定範囲内に近づいたらステップ
S10にてモータ11を逆転駆動して運搬用カート1を
先行させ、ステップS2に戻り人力主導の押動による補
助動力逆転駆動制御がなされる。ステップS9で人Hと
運搬用カート1との距離が所定範囲外に大きく離れたこ
とが検出されるとステップS13の停止モードに移行す
る。
【0015】ステップS8において牽引による正転駆動
が判断され、ステップS11に移行し、人Hと運搬用カ
ート1との距離が所定値以上離れて人Hが先行してしま
ったらステップS12にてモータ11を正転駆動して運
搬用カート1を追随させ、ステップS2に戻り人力主導
の牽引による補助動力駆動制御がなされる。人Hと運搬
用カート1との距離が所定値以内ならステップS13の
停止モードに移行する。図4の右方におけるステップS
13にて停止モードに移行すると、ステップS14にて
モータ11の駆動は停止し、ステップS15にて運搬用
カート1が停止してからの時間の経過が計測され、所定
値以内ならステップS2に戻って制御が続行され、所定
値以上の時間が経過したことを検出して省エネ待機状態
となる(S16)。
【0016】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ハンドルの形状、
荷台部の形状および車輪の数等を含む運搬用カートの形
状、形式、駆動ユニットの搭載位置およびその搭載形
態、モータの形式、逆向き下りスイッチの形状、形式
(例えばハンドルの前後に設けた圧力センサーにより牽
引か押動かを自動的に検出して逆向き下りスイッチへの
切換え動作を行わせることもできる。)、圧力センサー
の形状、形式、距離センサーの形状、形式(超音波送受
信機の他、光学的距離センサー等)およびその配設位
置、傾斜センサーの形状、形式およびその配設位置、バ
ッテリーの形状、形式、表示部の形状、表示内容および
その配設位置等については適宜選定できる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
によれば、人力により運搬され、人力に応じて走行駆動
力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートにおい
て、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて前記駆動
ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを設置した
ことにより、牽引を主たる走行方向として補助動力を得
て走行する運搬用カートを、制御方向が逆となるところ
の押動しての急坂下降走行することになっても、人力に
応じた適切な補助動力走行が安全に行える。また、人力
により運搬され、人力に応じて走行駆動力を増減する駆
動ユニットを備えた運搬用カートにおいて、該運搬用カ
ートに人との間の距離を検出する距離センサーを設置
し、前記距離が所定値を維持するように前記駆動ユニッ
トを制御するように構成したことにより、牽引を主たる
走行方向とした場合でも、押動を主たる走行方向とした
場合でも、運搬用カートと人との間の距離が適正に維持
されるように補助動力が駆動されて安全である。
【0018】さらに、人力により運搬され、人力に応じ
て走行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カ
ートにおいて、該運搬用カートに運搬用カートの傾斜を
検出する傾斜センサーを設置し、前記傾斜が所定値以内
となった場合に前記駆動ユニットの制御を停止するよう
に構成したことにより、運搬用カートを持ち上げたりほ
ぼ直立状態にある間は駆動ユニットの制御が停止されて
おり、妄りに駆動走行されることはなく、走行を開始す
べく人力が加えられて運搬用カートが傾斜した場合にの
み、駆動ユニットの制御が可能となるので、安全であ
る。さらにまた、人力により運搬され、人力に応じて走
行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カート
において、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて前
記駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを設
置するとともに、前記運搬用カートに人との間の距離を
検出する距離センサーを設置し、前記距離が所定値を維
持するように前記駆動ユニットを制御するように構成し
た場合は、運搬用カートの牽引か押動かに応じて、距離
センサーにより検出された距離に基づいて駆動ユニット
の駆動方向を適切に制御することができる。
【0019】また、人力により運搬され、人力に応じて
走行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カー
トにおいて、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて
前記駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを
設置するとともに、運搬用カートの傾斜を検出する傾斜
センサーを設置し、前記傾斜が所定値以内となった場合
に前記駆動ユニットの制御を停止するように構成した場
合は、運搬用カートを傾斜させて初めて駆動が開始で
き、その上で、牽引を主たる走行方向とした場合でも、
制御方向が逆となる押動しての走行の場合でも、安全に
補助動力走行が行えることとなる。さらに、人力により
運搬され、人力に応じて走行駆動力を増減する駆動ユニ
ットを備えた運搬用カートにおいて、該運搬用カートに
人との間の距離を検出する距離センサーを設置し、前記
距離が所定値を維持するように前記駆動ユニットが制御
されるように構成するとともに、運搬用カートの傾斜を
検出する傾斜センサーを設置し、前記傾斜が所定値以内
となった場合に前記駆動ユニットの制御を停止するよう
に構成した場合は、運搬用カートを傾斜させて初めて駆
動が開始でき、その上で、運搬用カートと人との間の距
離を適正に維持して衝突することがなく安全である。
【0020】さらにまた、人力により運搬され、人力に
応じて走行駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬
用カートにおいて、該運搬用カートに人力の操作方向に
応じて前記駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイ
ッチを設置するとともに、人との間の距離を検出する距
離センサーを設置し、前記距離が所定値を維持するよう
に前記駆動ユニットを制御するように構成し、さらに、
運搬用カートの傾斜を検出する傾斜センサーを設置し、
前記傾斜が所定値以内となった場合に前記駆動ユニット
の制御を停止するように構成した場合は、運搬用カート
を傾斜させて初めて駆動が開始でき、その上で、切換ス
イッチの切換えにより、運搬用カートの牽引か押動かに
応じて、距離センサーにより検出された距離に基づいて
駆動ユニットの駆動方向を安全かつ適切に制御すること
ができる。
【0021】また、前記人力の検出が消滅し、あるいは
傾斜が所定値以内となり、もしくは距離センサーが所定
範囲外の距離を検出した場合に前記駆動ユニットにおけ
るモータの駆動を停止すように構成するとともに、該モ
ータの駆動停止後の所定時間以上の経過を検出して前記
駆動ユニットにおける制御回路を省エネ待機状態とする
ように構成した場合は、運搬用カートが非走行状態にな
り次第モータの駆動が停止されて安全であり、モータの
駆動停止後時間が経つと、省エネ待機状態となり電池の
寿命が伸びて経済的である。かくして、本発明によれ
ば、発進時や走行中の対人安全性に優れる運搬用カート
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運搬用カートの1実施の形態を示し、
牽引される運搬用カートの全体側面図である。
【図2】同、本発明の運搬用カートの全体正面図であ
る。
【図3】同、本発明の運搬用カートの制御装置の概略ブ
ロック構成図である。
【図4】同、本発明の運搬用カートの制御フロー図であ
る。
【図5】従来の補助動力型のゴルフカートの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 運搬用カート 2 本体荷台部 3 ハンドル 4 車輪 5 駆動ユニット 6 切換えスイッチ(逆向き下りスイッチ) 7 圧力センサー(荷重センサー:人力センサー) 8 距離センサー 8A 超音波受信機 8B 超音波発信機 9 コントローラー 9A センサー回路 9B CPU 9C モータドライバ 9D 表示回路 10 バッテリー(電池) 11 モータ 12 減速機 13 車軸 14 傾斜センサー(傾斜スイッチ) 15 速度センサー 16 表示部 H 人(歩行者) W 荷物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 行 埼玉県上尾市中妻 3−1−1 ブリヂス トンサイクル株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA16 BB01 DD01 EE06 EE13 GG06 KK14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて前記
    駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを設置
    したことを特徴とする運搬用カート。
  2. 【請求項2】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに人との間の距離を検出する距
    離センサーを設置し、前記距離が所定値を維持するよう
    に前記駆動ユニットを制御するように構成したことを特
    徴とする運搬用カート。
  3. 【請求項3】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに運搬用カートの傾斜を検出す
    る傾斜センサーを設置し、前記傾斜が所定値以内となっ
    た場合に前記駆動ユニットの制御を停止するように構成
    したことを特徴とする運搬用カート。
  4. 【請求項4】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて前記
    駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを設置
    するとともに、前記運搬用カートに人との間の距離を検
    出する距離センサーを設置し、前記距離が所定値を維持
    するように前記駆動ユニットを制御するように構成した
    ことを特徴とする運搬用カート。
  5. 【請求項5】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて前記
    駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを設置
    するとともに、運搬用カートの傾斜を検出する傾斜セン
    サーを設置し、前記傾斜が所定値以内となった場合に前
    記駆動ユニットの制御を停止するように構成したことを
    特徴とする運搬用カート。
  6. 【請求項6】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに人との間の距離を検出する距
    離センサーを設置し、前記距離が所定値を維持するよう
    に前記駆動ユニットが制御されるように構成するととも
    に、運搬用カートの傾斜を検出する傾斜センサーを設置
    し、前記傾斜が所定値以内となった場合に前記駆動ユニ
    ットの制御を停止するように構成したことを特徴とする
    運搬用カート。
  7. 【請求項7】 人力により運搬され、人力に応じて走行
    駆動力を増減する駆動ユニットを備えた運搬用カートに
    おいて、該運搬用カートに人力の操作方向に応じて前記
    駆動ユニットの制御方向を逆にする切換スイッチを設置
    するとともに、人との間の距離を検出する距離センサー
    を設置し、前記距離が所定値を維持するように前記駆動
    ユニットを制御するように構成し、さらに、運搬用カー
    トの傾斜を検出する傾斜センサーを設置し、前記傾斜が
    所定値以内となった場合に前記駆動ユニットの制御を停
    止するように構成したことを特徴とする運搬用カート。
  8. 【請求項8】 前記人力の検出が消滅し、あるいは傾斜
    が所定値以内となり、もしくは距離センサーが所定範囲
    外の距離を検出した場合に前記駆動ユニットにおけるモ
    ータの駆動を停止すように構成するとともに、該モータ
    の駆動停止後の所定時間以上の経過を検出して前記駆動
    ユニットにおける制御回路を省エネ待機状態とすること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の運搬
    用カート。
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