JPH1069343A - 多段式フロントエンド・プロセッサ装置 - Google Patents

多段式フロントエンド・プロセッサ装置

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JPH1069343A
JPH1069343A JP8245591A JP24559196A JPH1069343A JP H1069343 A JPH1069343 A JP H1069343A JP 8245591 A JP8245591 A JP 8245591A JP 24559196 A JP24559196 A JP 24559196A JP H1069343 A JPH1069343 A JP H1069343A
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のフロントエンド・プロセッサを一次元
に多段に組み合わせ、より複雑な前処理を実行すること
ができる多段式フロントエンド・プロセッサ装置を提供
する。 【解決手段】 単独フロントエンド・プロセッサ6-1 〜
6-n の各々は、ペン式手書き文字認識プログラム,仮名
漢字変換プログラム等で構成される。定義情報保持部7
は、2つ以上の単独フロントエンド・プロセッサを一次
元に多段に組み合わせた複合フロントエンド・プロセッ
サの定義情報を保持する。制御部9は、定義情報保持部
7を参照し、起動対象の複合フロントエンド・プロセッ
サが例えば第1段,第2段の単独フロントエンド・プロ
セッサ6-1,6-2 で構成されている場合、入力装置1から
入力されたデータを第1段目の単独フロントエンド・プ
ロセッサ6-1 に入力し、その出力を後段の単独フロント
エンド・プロセッサ6-2 に入力し、その出力をアプリケ
ーションプログラム10に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロントエンド・プ
ロセッサ装置に関し、特に各々単独で機能する複数種類
のフロントエンド・プロセッサを一次元に多段に組み合
わせることができる多段式フロントエンド・プロセッサ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のコンピュータのオペレーティング
システムには、キーボード等の入力装置から入力された
データに対して前処理を施してアプリケーションプログ
ラムに伝達するフロントエンド・プロセッサ装置が組み
込まれている。
【0003】フロントエンド・プロセッサ装置としてど
のような前処理を行うプログラムを割り当てるかはユー
ザ自身によって任意に設定できる。しかし、従来は、1
つのアプリケーションプログラムに対してフロントエン
ド・プロセッサ装置として使用できるプログラムは1つ
だけしか設定できないため、一般的には良く使用するプ
ログラム、例えば仮名漢字変換プログラムがフロントエ
ンド・プロセッサ装置として割り当てられている。仮名
漢字変換プログラムは公知のように、キーボードから入
力されたローマ字文字列あるいは仮名文字列を日本語の
漢字仮名混じりの表記に変換するためのプログラムであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年キーボードから入
力する文字コード以外の多種類のデータがコンピュータ
に直接入力可能となってきている。例えば、手書き文字
認識の精度が高まったので、手書き文字入力用ペンによ
って文字を直接入力することが可能となった。その場合
には入力された手書き文字を認識するペン式手書き文字
認識プログラムをフロントエンド・プロセッサ装置に割
り当てる必要がある。また、音声認識の精度も高まって
きたので、人間の声を直接入力することが可能となって
きた。この場合には人間の音声データを認識して文字コ
ード記号に変換する音声認識プログラムをフロントエン
ド・プロセッサ装置に割り当てる必要がある。
【0005】他方、特願平5−22396号において示
されるように、仮名漢字変換プログラムの処理の後に続
けて日英機械翻訳プログラムを接続し、翻訳機能をもっ
たワードプロセッサを実現する試みがある。このような
機能をフロントエンド・プロセッサ装置として実現する
為には、仮名漢字変換プログラム,日英機械翻訳プログ
ラムといった単一機能のプログラムではなく、仮名漢字
変換処理の後に続けて英語に翻訳する機能を持ったプロ
グラムをフロントエンド・プロセッサ装置に割り当てる
必要がある。
【0006】このようにコンピュータの高度化や多用化
につれてフロントエンド・プロセッサ装置に要求される
前処理も多用化,複雑化している。しかし、前述したよ
うに従来のフロントエンド・プロセッサ装置には1つの
プログラムしか割り当てることができないため、行える
前処理も1種類に限定される。このため、多種多用な前
処理を実現することのできるフロントエンド・プロセッ
サ装置が強く要望されている。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、仮名漢字変換,ペン式手書
き文字認識といった従来と同様の前処理をそれ単独で実
行し得ると共に、それらの処理を一次元的に多段に組み
合わせてより複雑な前処理を実行することができる多段
式フロントエンド・プロセッサ装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、コンピュータのオペレーティングシステ
ムに組み込まれて使用され、ユーザによって入力装置か
ら入力されたデータに対してユーザの指示に従って前処
理を施してアプリケーションプログラムに伝達するフロ
ントエンド・プロセッサ装置において、複数個の単独フ
ロントエンド・プロセッサと、単独フロントエンド・プ
ロセッサの定義情報および2つ以上の単独フロントエン
ド・プロセッサを一次元に多段に組み合わせた複合フロ
ントエンド・プロセッサの定義情報を保持する定義情報
保持部と、ユーザから起動対象となる単独フロントエン
ド・プロセッサまたは複合フロントエンド・プロセッサ
の指定を入力し、前記定義情報保持部に起動対象を示す
起動対象指定情報を設定する起動対象設定部と、前記定
義情報保持部を参照し、起動対象が何れかの単独フロン
トエンド・プロセッサを示す場合には、入力装置から入
力されたデータをその単独フロントエンド・プロセッサ
に入力してその出力をアプリケーションソフトウェアに
伝達する制御を行い、起動対象が何れかの複合フロント
エンド・プロセッサを示す場合には、入力装置から入力
されたデータをその複合フロントエンド・プロセッサの
第1段目の単独フロントエンド・プロセッサに入力し、
この第1段目の単独フロントエンド・プロセッサの出力
を第2段目の単独フロントエンド・プロセッサに入力す
るというように、前段の単独フロントエンド・プロセッ
サの出力を後段の単独フロントエンド・プロセッサに順
次に入力し、且つ、最終段目の単独フロントエンド・プ
ロセッサの出力をアプリケーションプログラムに伝達す
る制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】また本発明は、ユーザからの指示に従って
前記定義情報保持部の定義情報を変更する定義情報変更
部を備えることを特徴とする。
【0010】さらに本発明は、ユーザからの指定に従っ
て、出力を表示する単独フロントエンド・プロセッサを
示す出力指定情報を前記定義情報保持部に設定する出力
指定部を備え、前記制御手段は、前記定義情報保持部に
設定された出力指定情報が示す単独フロントエンド・プ
ロセッサの出力を表示装置に出力する構成を有すること
を特徴とする。
【0011】各々単独で機能し得る複数種類の単独フロ
ントエンド・プロセッサとしては、例えば、仮名漢字変
換プログラムやペン式手書き文字認識プログラムや日英
機械翻訳プログラム等が使用される。定義情報保持部に
保持されている定義情報のうち、単独フロントエンド・
プロセッサの定義情報は、その単独フロントエンド・プ
ロセッサがどのようなプログラムで構成されているかを
示している。
【0012】他方、複合フロントエンド・プロセッサの
定義情報は、その複合フロントエンド・プロセッサを構
成する2つ以上の単独フロントエンド・プロセッサの各
々がどのようなプログラムで構成されているか、およ
び、その一次元的な接続順序を示している。複合フロン
トエンド・プロセッサを構成する第1段目の単独フロン
トエンド・プロセッサは入力装置からの入力信号を受け
付けて処理しその結果を出力するプログラムであれば任
意のプログラムを割り当てることができる。第2段目以
降の各単独フロントエンド・プロセッサは、前段の出力
を受け付けて処理しその結果を出力するプログラムであ
れば任意のプログラムを割り当てることができる。例え
ば、人間の発声音という音声データを認識して文字コー
ド記号に変換する音声認識プログラムを第1段目の単独
フロントエンド・プロセッサとし、その出力である文字
コード記号を入力とし仮名から漢字への変換を行う仮名
漢字変換プログラムを第2段目の単独フロントエンド・
プロセッサとし、さらにその出力である日本語文字列を
入力として英語に翻訳する日英機械翻訳プログラムを第
3段目の単独フロントエンド・プロセッサとする、とい
った構成の複合フロントエンド・プロセッサを定義すれ
ば、音声認識,仮名漢字変換,日英機械翻訳という一連
の処理を実行する新しい機能を持つフロントエンド・プ
ロセッサ装置が得られる。
【0013】ユーザは、起動対象設定部に対して指示を
出すことにより、起動対象としたい単独フロントエンド
・プロセッサまたは複合フロントエンド・プロセッサを
指定する起動対象指定情報を定義情報格納部に設定する
ことができ、以後、本発明の多段式フロントエンド・プ
ロセッサ装置は、この設定された起動対象の単独フロン
トエンド・プロセッサあるいは複合フロントエンド・プ
ロセッサとして機能する。起動対象を変更すれば、勿
論、別の単独フロントエンド・プロセッサあるいは複合
フロントエンド・プロセッサとして機能する。
【0014】制御手段は、起動対象が何れかの単独フロ
ントエンド・プロセッサを示す場合には、入力装置から
入力されたデータをその単独フロントエンド・プロセッ
サに入力してその出力をアプリケーションプログラムに
伝達する。他方、起動対象が何れかの複合フロントエン
ド・プロセッサを示す場合、制御手段は、入力装置から
入力されたデータをその複合フロントエンド・プロセッ
サを構成する第1段目の単独フロントエンド・プロセッ
サに入力し、この第1段目の単独フロントエンド・プロ
セッサからの出力を第2番目の単独フロントエンド・プ
ロセッサに入力するというように、前段の単独フロント
エンド・プロセッサの出力を後段の単独フロントエンド
・プロセッサに順次に入力していき、最終段目の単独フ
ロントエンド・プロセッサの出力はアプリケーションプ
ログラムに伝達する。
【0015】ユーザは、定義情報変更部に対して指示を
出すことにより、定義情報保持部中の複合フロントエン
ド・プロセッサ等の定義情報を変更することができる。
これにより、新たな複合フロントエンド・プロセッサの
追加や、既に定義された複合フロントエンド・プロセッ
サの定義情報の変更(構成する単独フロントエンド・プ
ロセッサの追加,削除,変更や接続順序の変更等)等が
行える。
【0016】更にユーザは、出力指定部に対して指示を
出すことにより、出力を表示するフロントエンド・プロ
セッサを示す出力指定情報を示す出力定義情報保持部に
設定することができる。制御手段は、起動対象が例えば
複合フロントエンド・プロセッサを示す場合に、それを
構成する複数の単独フロントエンド・プロセッサのう
ち、定義情報保持部に設定された出力指定情報が示す単
独フロントエンド・プロセッサの出力のみを表示手段に
出力する。これによって、複合フロントエンド・プロセ
ッサの任意の段における単独フロントエンド・プロセッ
サの出力を表示手段に表示させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1を参照すると、本発明の一実施例の多
段式フロントエンド・プロセッサ装置5は、各々単独で
機能し得る複数種類の単独フロントエンド・プロセッサ
(FEP1〜FEPn)6−1〜6−nと、定義情報保
持部7と、起動対象設定部81および定義情報変更部8
2を有するユーザ指定部8と、多段式フロントエンド・
プロセッサ装置5の主たる制御を司る制御部9とから構
成され、コンピュータシステム2のオペレーティングシ
ステム3に組み込まれている。なお、図1において、1
はキーボード,音声入力用マイク,手書き文字入力用ペ
ンなどで構成された入力装置、4はオペレーティングシ
ステム3内に存在し、入力装置1から入力されたデータ
を多段式フロントエンド・プロセッサ装置5に伝達する
ユーザ入力処理部、10はコンピュータシステム2内の
任意のアプリケーションプログラムである。
【0019】各々の単独フロントエンド・プロセッサ6
−1〜6−nは、各々単独で機能し得るフロントエンド
・プロセッサであり、制御部9から渡される入力データ
に対して前処理を施し、制御部9に返却する。これらの
単独フロントエンド・プロセッサ6−1〜6−nは、そ
れぞれ、或る仮名漢字変換プログラムや、或るペン式手
書き文字認識プログラムや、或る日英機械翻訳プログラ
ム等といったプログラムで構成されている。
【0020】定義情報保持部7は、単独フロントエンド
・プロセッサ6−1〜6−nの定義情報および2つ以上
の単独フロントエンド・プロセッサから構成される複合
フロントエンド・プロセッサの定義情報を保持する部分
である。図2に定義情報保持部7に保持されている情報
の例を示す。
【0021】図2において、71〜73は単独フロント
エンド・プロセッサの定義情報の例を示す。定義情報7
1は、単独フロントエンド・プロセッサFEP1が或る
ペン式手書き文字認識プログラム「PEN.sys」で
構成されていることを、定義情報72は、単独フロント
エンド・プロセッサFEP2が或る仮名漢字変換プログ
ラム「KANAKANJI.sys」で構成されている
ことを、定義情報73は、単独フロントエンド・プロセ
ッサFEP3が或る日英機械翻訳プログラム「JETR
ANS.exe」で構成されていることを、それぞれ示
している。このような単独フロントエンド・プロセッサ
の定義情報は、単独フロントエンド・プロセッサ(FE
P1〜FEPn)6−1〜6−nにそれらのプログラム
を設定した段階で設定される。
【0022】他方、定義情報74,75は複合フロント
エンド・プロセッサの定義情報の例を示す。定義情報7
4は、第1の複合フロントエンド・プロセッサFEPs
eq1が、2つの単独フロントエンド・プロセッサ、つ
まり、仮名漢字変換プログラム「KANAKANJI.
sys」と日英機械翻訳プログラム「JETRANS.
exe」とをその順に接続したものであることを示す。
また、定義情報75は、第2の複合フロントエンド・プ
ロセッサFEPseq2が、3つの単独フロントエンド
・プロセッサ、つまり、ペン式手書き文字認識プログラ
ム「PEN.sys」,仮名漢字変換プログラム「KA
NAKANJI.sys」および日英機械翻訳プログラ
ム「JETRANS.exe」をその順に接続したもの
であることを示す。
【0023】また、起動対象指定情報76は、現在起動
対象となっている単独フロントエンド・プロセッサまた
は複合フロントエンド・プロセッサを示す。図2では、
CURRENT=FEPseq2となっており、現在ユ
ーザの指示で複合フロントエンド・プロセッサFEPs
eq2が起動対象となっていることを示している。
【0024】次に本実施例の多段式フロントエンド・プ
ロセッサ装置5の動作を説明する。
【0025】(1)起動対象の設定 ユーザは、定義情報保持部7に設定されている起動対象
指定情報76が、これから起動しようとするアプリケー
ションプログラム10に適する単独フロントエンド・プ
ロセッサ或いは複合フロントエンド・プロセッサに一致
していない場合、入力装置1に設けられたフロントエン
ド・プロセッサ起動用の特殊キーあるいは起動を指示す
る複数キーの組み合わせで、起動対象とする単独フロン
トエンド・プロセッサあるいは複合フロントエンド・プ
ロセッサを設定することができる。具体的には、或る複
合フロントエンド・プロセッサを起動対象とする場合に
は、所定の特殊キーに続いて、複数の複合フロントエン
ド・プロセッサのうちの1つを選択するための文字列を
押下し、再度特殊キーを押す。即ち、「特殊キー,文字
列,特殊キー」という操作を行う。例えば、複合フロン
トエンド・プロセッサFEPseq2を起動対象とする
場合には「特殊キー,文字列S2,特殊キー」と押下す
る。他方、或る単独フロントエンド・プロセッサを起動
対象とする場合には、特殊キー,複数の単独フロントエ
ンド・プロセッサのうちの1つを選択するための数値,
特殊キーの順で押下する。即ち、「特殊キー,数値,特
殊キー」という操作を行う。例えば単独フロントエンド
・プロセッサFEP1を起動対象とする場合には「特殊
キー,数字の1,特殊キー」と押下する。
【0026】このような多段式フロントエンド・プロセ
ッサ装置5に対する起動対象の設定手順は、これから起
動しようとするアプリケーションプログラム10の種類
にかかわらず共通である。これによって個々のアプリケ
ーションプログラムの操作方法が統一され操作性が向上
する。
【0027】以上のようなフロントエンド・プロセッサ
起動用の特殊キーを含む一連のキー操作が入力装置1で
行われた場合、キー情報がオペレーティングシステム3
のユーザ入力処理部4を通じて多段式フロントエンド・
プロセッサ装置5のユーザ指定部8における起動対象設
定部81に伝達される。起動対象設定部81は、キー情
報を解析し、図2の定義情報保持部7の起動対象指定情
報76を、ユーザの指定に応じて変更する。例えば、
「特殊キー,1,特殊キー」と入力された場合には、起
動対象指定情報76を「CURRENT=FEP1」に
設定する。また、「特殊キー,S1,特殊キー」と入力
された場合には、起動対象指定情報76を「CURRE
NT=FEPseq1」に設定する。
【0028】(2)多段式フロントエンド・プロセッサ
装置5の起動 アプリケーションプログラム10は起動されると、オペ
レーティングシステム3の多段式フロントエンド・プロ
セッサ装置5に対して起動信号11を送出する。これに
より、多段式フロントエンド・プロセッサ装置5の制御
部9が動作を開始し、入力装置1からユーザ入力処理部
4を通じて入力されたデータに対して前処理を施してア
プリケーションプログラム10に伝達する動作の制御を
開始する。
【0029】図3は制御部9の処理の一例を示すフロー
チャートである。制御部9は、ユーザ入力処理部4を通
じて入力装置1からのデータを入力するか、何れかの単
独フロントエンド・プロセッサ6−1〜6−nからデー
タを入力する毎に、図3に示す処理を実行する。先ず、
データの入力元がユーザ入力処理部4か、単独フロント
エンド・プロセッサ6−1〜6−nのいずれかなのかを
判断する(S1)。入力元がユーザ入力処理部4であっ
た場合は、定義情報保持部7中から起動対象になってい
る単独フロントエンド・プロセッサまたは複合フロント
エンド・プロセッサの定義情報を参照して、第1段目の
単独フロントエンド・プロセッサに、ユーザ入力処理部
4から入力したデータを入力する(S2)。
【0030】他方、単独フロントエンド・プロセッサか
らの入力であった場合は、自らがその単独フロントエン
ド・プロセッサに入力したデータをその単独フロントエ
ンド・プロセッサが前処理した結果を返却してきたデー
タであるので、定義情報保持部7中から起動対象になっ
ている単独フロントエンド・プロセッサまたは複合フロ
ントエンド・プロセッサの定義情報を参照して、今回入
力のあった単独フロントエンド・プロセッサの次段の単
独フロントエンド・プロセッサを求め(S3)、そのよ
うな次段の単独フロントエンド・プロセッサが起動対象
の定義情報中に存在した場合には(S4でYES)、そ
の存在した次段の単独フロントエンド・プロセッサに、
今回返却されたデータを入力する(S5)。しかし、そ
のような次段の単独フロントエンド・プロセッサが起動
対象の定義情報中に存在しない場合には(S4でN
O)、今回入力のあった単独フロントエンド・プロセッ
サが最終段であるので、今回返却されたデータをデータ
12としてアプリケーションプログラム10に送出する
(S6)。
【0031】従って、図2の起動対象指定情報76に示
すように起動対象が複合フロントエンド・プロセッサF
EPseq2になっている場合、制御部9は、入力装置
1中の手書き文字入力用ペンによる入力データを、定義
情報75を参照して第1段目の単独フロントエンド・プ
ロセッサFEP1であるペン式手書き文字認識プログラ
ム「PEN.sys」に入力する(S1,S2)。そし
て、この第1段目の単独フロントエンド・プロセッサF
EP1が入力データを処理して手書き文字の認識結果で
あるローマ字あるいは平仮名等を出力すると、制御部9
は、定義情報75を参照してそれを第2段目の単独フロ
ントエンド・プロセッサFEP2である仮名漢字変換プ
ログラム「KANAKANJI.sys」に入力する
(S1,S3〜S5)。次に、この第2段目の単独フロ
ントエンド・プロセッサFEP2が入力データを処理し
て仮名漢字混じりの表記を返却すると、制御部9は、定
義情報75を参照してそれを第3段目の単独フロントエ
ンド・プロセッサFEP3である日英機械翻訳プログラ
ム「JETRANS.exe」に出力する(S1,S3
〜S5)。そして、この第3段目の単独フロントエンド
・プロセッサFEP3が入力データを処理して英文を出
力すると、制御部9は、定義情報75を参照して次段の
単独フロントエンド・プロセッサが存在しないことを認
識し、第3段目の単独フロントエンド・プロセッサFE
P3の出力をアプリケーションプログラム10に出力す
る(S1,S3,S4,S6)。
【0032】(3)定義情報保持部7の定義情報の変更 複合フロントエンド・プロセッサを構成する複数の単独
フロントエンド・プロセッサの組み合わせ及びその順番
は、ユーザが自由に指定できることが望まれる。例え
ば、或るユーザは、第1段目の単独フロントエンド・プ
ロセッサが仮名漢字変換プログラム、第2段目の単独フ
ロントエンド・プロセッサが日英機械翻訳プログラムで
ある複合フロントエンド・プロセッサを必要とするかも
知れない。また別のユーザは、第1段目の単独フロント
エンド・プロセッサが人の発声音を認識してそれに対応
する音素記号を出力する音声認識プログラム、第2段目
の単独フロントエンド・プロセッサが音素記号を文字列
に変換するプログラム、第3段目の単独フロントエンド
・プロセッサが仮名漢字変換プログラムである複合フロ
ントエンド・プロセッサを必要とするかも知れない。
【0033】本実施例の多段式フロントエンド・プロセ
ッサ装置5は、このような要望に応えるために、ユーザ
からの指示に従って定義情報保持部7の定義情報を変更
する定義情報変更部82を備えている。この定義情報変
更部82は、ユーザ入力処理部4を通じて入力装置1か
らユーザの指示を受け付け、新たな単独フロントエンド
・プロセッサの追加や、複合フロントエンド・プロセッ
サの定義情報の追加,変更等を行う。これによってユー
ザは希望する複合フロントエンド・プロセッサを簡単に
構築することができる。
【0034】図4は定義情報変更部82を介してユーザ
が新たな単独フロントエンド・プロセッサを追加設定
し、さらに新たな複合フロントエンド・プロセッサを設
定した場合の定義情報保持部7の内容例を示す。同図に
おいて、71〜76は図2と同じであり、77と78と
が新たに設定された定義情報である。定義情報77は、
ユーザが単独フロントエンド・プロセッサFEP4に、
人の発声音を認識してそれに対応する音素記号を出力す
る音声認識プログラム「ONSEININSHIKI.
exe」を設定したことにより追加された情報である。
また、定義情報78は、ユーザが定義情報変更部82を
通じて、第1段目の単独フロントエンド・プロセッサが
音声認識プログラム「ONSEININSHIKI.e
xe」、第2段目の単独フロントエンド・プロセッサが
仮名漢字変換プログラム「KANAKANJI.sy
s」、第3段目の単独フロントエンド・プロセッサが日
英機械翻訳プログラム「JETRANS.exe」であ
る新たな複合フロントエンド・プロセッサFEPseq
3を設定したことにより追加された情報である。
【0035】図5は本発明の別の実施例の多段式フロン
トエンド・プロセッサ装置5’を含むコンピュータのブ
ロック図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、1
3は例えばCRTディスプレイ等の表示装置、83は出
力指定部、7’は定義情報保持部、9’は制御部であ
る。
【0036】単独フロントエンド・プロセッサを多段に
組み合わせた複合フロントエンド・プロセッサの場合、
個々の単独フロントエンド・プロセッサの処理結果を全
て画面表示したり、反対に、所定の単独フロントエンド
・プロセッサの処理結果だけを画面表示したりすること
を、ユーザ自身が任意に設定できると便利である。例え
ば、第1段目の単独フロントエンド・プロセッサに仮名
漢字変換プログラムを設定し、第2段目の単独フロント
エンド・プロセッサに日本語を英語に翻訳する日英機械
翻訳プログラムを設定した複合フロントエンド・プロセ
ッサの場合、第1段目および第2段目の処理結果をそれ
ぞれ画面表示して使用する方法と、第1段目の仮名漢字
変換プログラムの結果は画面表示せずに第2段目の日英
機械翻訳プログラムの結果だけを画面表示して、第1段
目の入力である仮名文字列から直接第2段目の出力であ
る英文が出力表示されるような方法とを、ユーザが選択
できるのが望ましい。
【0037】図5の実施例における出力指定部83は、
どの単独フロントエンド・プロセッサの出力を画面表示
するかに関するユーザからの指定をユーザ入力処理部4
を通じて入力装置1から受け付け、定義情報保持部7’
にそれを示す出力指定情報を設定する機能を持ってい
る。制御部9’はこの出力指定情報を参照して、どの単
独フロントエンド・プロセッサの出力を表示装置13に
画面表示するかを制御する。
【0038】図6は出力指定部83を介してユーザが出
力を表示する単独フロントエンド・プロセッサを指定し
た場合の定義情報保持部7’の内容例を示す。同図にお
いて、71〜78は図4と同じであり、79が出力指定
部83を通じてユーザが指定した出力指定情報である。
この例では、ユーザは、起動対象指定情報76によって
起動対象を複合フロントエンド・プロセッサFEPse
q1に設定した上で、それを構成する第1段目の単独フ
ロントエンド・プロセッサである仮名漢字変換プログラ
ム「KANAKANJI.sys」,第2段目の単独フ
ロントエンド・プロセッサである日英機械翻訳プログラ
ム「JETRANS.exe」のうち、最終段の日英機
械翻訳プログラム「JETRANS.exe」の結果の
みを出力表示するよう、「DISPLAY=JETRA
NS.exe」なる出力指定情報を設定している。
【0039】次に、本実施例の多段式フロントエンド・
プロセッサ装置5’の動作を説明する。
【0040】(1)起動対象の設定 ユーザは、定義情報保持部7’に設定されている起動対
象指定情報76が、これから起動しようとするアプリケ
ーションプログラム10に適する単独フロントエンド・
プロセッサ或いは複合フロントエンド・プロセッサに一
致していない場合、図1の実施例において説明したと同
様の方法で起動対象指定情報76を変更し、起動対象と
する単独フロントエンド・プロセッサあるいは複合フロ
ントエンド・プロセッサを設定する。
【0041】(2)出力を表示する単独フロントエンド
・プロセッサの指定 ユーザは、定義情報保持部7’に設定されている出力指
定情報79が希望する単独フロントエンド・プロセッサ
に適合していない場合には、入力装置1から出力指定情
報79を変更する旨と変更後の値とを入力する。これら
の情報はユーザ入力処理部4を通じてユーザ指定部8の
出力指定部83に伝達され、出力指定部83はユーザか
ら指定された通りに出力指定情報79を変更する。
【0042】(3)多段式フロントエンド・プロセッサ
装置5’の起動 アプリケーションプログラム10は起動されると、オペ
レーティングシステム3の多段式フロントエンド・プロ
セッサ装置5’に対して起動信号11を送出する。これ
により、多段式フロントエンド・プロセッサ装置5’の
制御部9’が動作を開始し、入力装置1からユーザ入力
処理部4を通じて入力されたデータに対して前処理を施
してアプリケーションソフトウェア10に伝達する動作
の制御を開始する。
【0043】図7は制御部9’の処理の一例を示すフロ
ーチャートであり、図3のフローチャートに対してステ
ップS11〜S13が追加されている。制御部9’は、
ユーザ入力処理部4を通じて入力装置1からのデータを
入力するか、何れかの単独フロントエンド・プロセッサ
6−1〜6−nからデータを入力する毎に、図7に示す
処理を実行する。先ず、データの入力元がユーザ入力処
理部4か、単独フロントエンド・プロセッサ6−1〜6
−nのいずれかなのかを判断する(S1)。入力元がユ
ーザ入力処理部4であった場合は、定義情報保持部7’
中から起動対象になっている単独フロントエンド・プロ
セッサまたは複合フロントエンド・プロセッサの定義情
報を参照して、第1段目の単独フロントエンド・プロセ
ッサに、ユーザ入力処理部4から入力したデータを入力
する(S2)。
【0044】他方、単独フロントエンド・プロセッサか
らの入力であった場合は、定義情報保持部7’中の出力
指定情報79を参照し、入力元の単独フロントエンド・
プロセッサの出力を画面表示する指定があるか否か調べ
(S11)、画面表示する指定があれば(S12でYE
S)、入力したデータに入力元の単独フロントエンド・
プロセッサの識別子を付加して表示装置13に出力する
(S13)。表示装置13では、単独フロントエンド・
プロセッサの識別子ごとのデータを画面上のそれぞれ異
なる領域に表示するように構成されており、制御部9’
から入力したデータをその単独フロントエンド・プロセ
ッサの識別子に対応する領域に表示する。また、制御部
9’は入力元の単独フロントエンド・プロセッサの出力
を画面表示する指定がなかった場合は(S12でN
O)、ステップS13をスキップし、画面表示を行わな
い。
【0045】次いで制御部9’は、定義情報保持部7’
中から起動対象になっている単独フロントエンド・プロ
セッサまたは複合フロントエンド・プロセッサの定義情
報を参照して、今回入力のあった単独フロントエンド・
プロセッサの次段の単独フロントエンド・プロセッサを
求め(S3)、そのような次段の単独フロントエンド・
プロセッサが起動対象の定義情報中に存在した場合には
(S4でYES)、その存在した次段の単独フロントエ
ンド・プロセッサに、今回返却されたデータを入力する
(S5)。しかし、そのような次段の単独フロントエン
ド・プロセッサが起動対象の定義情報中に存在しない場
合には(S4でNO)、今回入力のあった単独フロント
エンド・プロセッサが最終段であるので、今回返却され
たデータをデータ12としてアプリケーションプログラ
ム10に送出する(S6)。
【0046】次に具体的な例を挙げて本実施例の動作を
更に詳しく説明する。
【0047】例としては、手書き文字の画像イメージデ
ータを認識して文字コード記号に変換する文字認識プロ
グラム「PEN.sys」を第1段目の単独フロントエ
ンド・プロセッサとし、その出力である文字コード記号
を入力として仮名から漢字への変換を行う仮名漢字変換
プログラム「KANAKANJI.sys」を第2段目
の単独フロントエンド・プロセッサとし、更にその出力
である日本語文字列を英語に翻訳する日英機械翻訳プロ
グラム「JETRANS.exe」を第3段目の単独フ
ロントエンド・プロセッサとする複合フロントエンド・
プロセッサFEPseq2を用いる。即ち、全体とし
て、日本語の手書き文字を認識し、それを仮名漢字変換
した後に英文に変換して出力する機能を持つ複合フロン
トエンド・プロセッサである。また、アプリケーション
プログラム11としてはワードプロセッサのエディタ部
を想定する。さらに、出力指定情報79では、上記3つ
の単独フロントエンド・プロセッサの全てが指定されて
いるものとする。
【0048】この場合、多段式フロントエンド・プロセ
ッサ装置5’の制御部9’は、入力装置1中の手書き文
字入力用ペンによる入力データをユーザ入力処理部4か
ら受け付けると、起動対象指定情報76を介して定義情
報75を参照し、その入力データを第1段目の単独フロ
ントエンド・プロセッサFEP1であるペン式手書き文
字認識プログラム「PEN.sys」に入力する(S
1,S2)。そして、この第1段目の単独フロントエン
ド・プロセッサFEP1が入力データを処理して手書き
文字の認識結果である平仮名等の認識結果を出力する
と、制御部9’は、出力指定情報79を参照して画面表
示すべきと判断し、その認識結果を表示装置13に送っ
て画面表示させると共に、定義情報75を参照してその
認識結果を第2段目の単独フロントエンド・プロセッサ
FEP2である仮名漢字変換プログラム「KANAKA
NJI.sys」に入力する(S1,S11〜S13,
S3〜S5)。次に、この第2段目の単独フロントエン
ド・プロセッサFEP2が入力データを処理して仮名漢
字混じりの表記を返却すると、制御部9は、出力指定情
報79を参照してそれを表示装置13に送って画面表示
させると共に、定義情報75を参照してそれを第3段目
の単独フロントエンド・プロセッサFEP3である日英
機械翻訳プログラム「JETRANS.exe」に出力
する(S1,S11〜S13,S3〜S5)。そして、
この第3段目の単独フロントエンド・プロセッサFEP
3が受け取った日本語文字列を英語に翻訳し、翻訳結果
を出力すると、制御部9’は、出力指定情報79を参照
してそれを表示装置13に送って画面表示させると共
に、定義情報75を参照すると次段の単独フロントエン
ド・プロセッサが存在しないので、翻訳結果をアプリケ
ーションプログラム10に出力する(S1,S11〜S
13,S3,S4,S6)。
【0049】図8は上記の例における各段階の単独フロ
ントエンド・プロセッサの出力例を示した図である。同
図(a)は第1段目の手書き文字認識プログラムの出力
結果の文字列の例である。ここでは、全て平仮名文字列
が手書き入力された例を示している。同図(b)は第2
段目の仮名漢字変換プログラムの出力結果の文字列であ
る。ここでは入力された平仮名文字列が仮名漢字混じり
の日本語に変換されている。そして、同図(c)は第3
段目の日英機械翻訳プログラムの出力結果の例である。
【0050】なお、以上の例では複合フロントエンド・
プロセッサFEPseq2を構成する全ての単独フロン
トエンド・プロセッサの結果を画面出力するようにした
が、前述したように出力指定情報79を変更することに
より、特定の単独フロントエンド・プロセッサの結果の
みを画面出力することができる。例えば、日英機械翻訳
プログラムの出力だけを画面表示するように設定してお
けば、図8(a)〜(c)のうち(c)のみが画面表示
される。
【0051】なお、以上の例では複合フロントエンド・
プロセッサFEPseq2を構成する全ての単独フロン
トエンド・プロセッサの結果を連続的に画面出力するよ
うにしたが、例えば、第1段目の手書き文字認識プログ
ラムの出力結果である図8(a)および第2段目の仮名
漢字変換プログラムの出力結果である図8(b)を表示
した段階でユーザに確認を仰ぎ、確認された段階で次の
日英機械翻訳プログラムの処理を起動するようにすると
いった変更を加えることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果を得ることができる。
【0053】1つの装置を、仮名漢字変換,ペン式手書
き文字認識といった任意の単一の前処理を行う単独フロ
ントエンド・プロセッサとして使用できる他、それらの
単独フロントエンド・プロセッサを一次元的に多段に組
み合わせた複合フロントエンド・プロセッサとしても使
用することができる。
【0054】ユーザからの指示に従って定義情報保持部
の定義情報を変更する定義情報変更部を備える構成にあ
っては、希望する幾つかの単独フロントエンド・プロセ
ッサを希望通りの順序に組み合わせた新たな複合フロン
トエンド・プロセッサを簡単に構築することができる。
【0055】ユーザからの指定に従って出力を表示する
単独フロントエンド・プロセッサの出力指定情報を定義
情報保持部に設定する出力指定部を備える構成にあって
は、ユーザは複合フロントエンド・プロセッサを構成す
る任意の単独フロントエンド・プロセッサの出力を表示
手段に表示させて確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】定義情報保持部に保持されている内容の一例を
示す図である。
【図3】制御部の処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】定義情報保持部に新たな単独フロントエンド・
プロセッサおよび複合フロントエンド・プロセッサの定
義情報を追加した例を示す図である。
【図5】本発明の別の実施例のブロック図である。
【図6】定義情報保持部に保持されている内容の別の例
を示す図である。
【図7】制御部の処理の別の例を示すフローチャートで
ある。
【図8】複合フロントエンド・プロセッサの各段の単独
フロントエンド・プロセッサの出力結果の表示例を示す
図である。
【符号の説明】
1…キーボード,音声入力用マイク,手書き文字入力用
ペンなど、コンピュータシステムに対する入力装置 2…コンピュータシステム 3…オペレーティングシステム 4…入力装置1から入ってきた入力信号を処理する、オ
ペレーティングシステム内のユーザ入力処理部 5,5’…オペレーティングシステムに組み込まれた多
段式フロントエンド・プロセッサ装置 6−1〜6−n…単独フロントエンド・プロセッサ 7,7’…定義情報保持部 8…ユーザ指定部 9,9’…制御部 10…多段式フロントエンド・プロセッサ装置からの出
力を受け付ける、コンピュータシステム内の任意のアプ
リケーションプログラム 11…起動信号 12…データ 13…表示装置 81…起動対象設定部 82…定義情報変更部 83…出力指定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのオペレーティングシステ
    ムに組み込まれて使用され、ユーザによって入力装置か
    ら入力されたデータに対してユーザの指示に従って前処
    理を施してアプリケーションプログラムに伝達するフロ
    ントエンド・プロセッサ装置において、 複数個の単独フロントエンド・プロセッサと、 単独フロントエンド・プロセッサの定義情報および2つ
    以上の単独フロントエンド・プロセッサを一次元に多段
    に組み合わせた複合フロントエンド・プロセッサの定義
    情報を保持する定義情報保持部と、 ユーザから起動対象となる単独フロントエンド・プロセ
    ッサまたは複合フロントエンド・プロセッサの指定を入
    力し、前記定義情報保持部に起動対象を示す起動対象指
    定情報を設定する起動対象設定部と、 前記定義情報保持部を参照し、起動対象が何れかの単独
    フロントエンド・プロセッサを示す場合には、入力装置
    から入力されたデータをその単独フロントエンド・プロ
    セッサに入力してその出力をアプリケーションソフトウ
    ェアに伝達する制御を行い、起動対象が何れかの複合フ
    ロントエンド・プロセッサを示す場合には、入力装置か
    ら入力されたデータをその複合フロントエンド・プロセ
    ッサの第1段目の単独フロントエンド・プロセッサに入
    力し、この第1段目の単独フロントエンド・プロセッサ
    の出力を第2段目の単独フロントエンド・プロセッサに
    入力するというように、前段の単独フロントエンド・プ
    ロセッサの出力を後段の単独フロントエンド・プロセッ
    サに順次に入力し、且つ、最終段目の単独フロントエン
    ド・プロセッサの出力をアプリケーションプログラムに
    伝達する制御を行う制御手段とを備えることを特徴とす
    る多段式フロントエンド・プロセッサ装置。
  2. 【請求項2】 ユーザからの指示に従って前記定義情報
    保持部の定義情報を変更する定義情報変更部を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の多段式フロントエンド・
    プロセッサ装置。
  3. 【請求項3】 ユーザからの指定に従って、出力を表示
    するフロントエンド・プロセッサを示す出力指定情報を
    前記定義情報保持部に設定する出力指定部を備え、 前記制御手段は、前記定義情報保持部に設定された出力
    指定情報が示す単独フロントエンド・プロセッサの出力
    を表示装置に出力する構成を有することを特徴とする請
    求項1または2記載の多段式フロントエンド・プロセッ
    サ装置。
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