JP2000187672A - 文字列変換システム及び記録媒体 - Google Patents

文字列変換システム及び記録媒体

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JP2000187672A
JP2000187672A JP11288304A JP28830499A JP2000187672A JP 2000187672 A JP2000187672 A JP 2000187672A JP 11288304 A JP11288304 A JP 11288304A JP 28830499 A JP28830499 A JP 28830499A JP 2000187672 A JP2000187672 A JP 2000187672A
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Japan
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character string
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application
unit
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JP11288304A
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English (en)
Inventor
Takaharu Saito
孝春 齋藤
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Techno Craft Co Ltd
Original Assignee
Techno Craft Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給された文字列を簡便に変換したり、その
文字列に基づき正しい綴りの単語の情報を得たりして、
任意のアプリケーションに容易に供給できる文字列変換
システム等を提供することである。 【解決手段】 キーボード54から供給された文字情報
は、ウィンドウシステム1を介して、文字列抽出部3に
供給される。文字列抽出部3は、供給された文字情報が
区切りを表すか否かを判別して、区切りを表すものでな
ければその文字情報を記憶し、区切りを表せば、記憶し
ている文字情報が表す文字列を辞書検索部4に供給す
る。辞書検索部4は、自己に供給された文字列を検索語
として辞書ファイル5を検索し、検索結果を文字情報と
して擬似的にキーボードイベントを発生させ、アプリケ
ーション2に検索結果を供給する。文字列抽出部3は、
アプリケーション2が表示させたウィンドウ上のキャレ
ット位置近傍に画像を描画し、再描画された文字を抽出
するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力された文字
列を変換して他のアプリケーションに与えるための文字
列変換システムおよび該システムを構成するためのプロ
グラムを記憶した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】辞書を検索することにより、用語の意
味、類義語、反対語、日本語の用字、英語のスペル等を
検索し参照することができる辞書検索アプリケーション
が近年普及している。
【0003】辞書検索アプリケーションのうちには、マ
ルチタスク環境で使用した場合、辞書検索機能が組み込
まれていない他のアプリケーションの実行中に、辞書検
索の結果を参照することができるものがある。このよう
な辞書検索アプリケーションの機能は、マイクロソフト
社のウィンドウズ(Windows〜商標)等、マルチタスク
または疑似マルチタスクを実現するオペレーティングシ
ステム(OS)であるウィンドウシステムの機能を有効
に活用することにより実現されている。
【0004】また、入力された単語を表示すると共に、
その単語の綴りが正しいか否かを表す情報(例えば、綴
りが正しくないと判断された単語に付される下線)を表
示する、いわゆるスペルチェック機能を有するワードプ
ロセッサ等も、近年普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の辞書検
索アプリケーションで辞書を検索するには、検索したい
用語をクリップボードを介して、他のアプリケーション
から辞書検索アプリケーションに転送したり、入力用の
ウィンドウ内で検索したい用語を入力する必要があり、
検索対象の文字列(単語)を指示する操作が煩雑となっ
ていた。
【0006】また、辞書検索機能を備えるワードプロセ
ッサアプリケーションも存在する。この場合、辞書を検
索するためには、編集中の文書内の検索したい語句を範
囲指定してから辞書検索機能を起動するか、辞書検索機
能を起動してから検索すべき語句を入力する必要があっ
た。この結果、このようなワードプロセッサアプリケー
ションにおいても、検索対象の文字列を指示する操作が
煩雑となっていた。
【0007】上述した操作の煩雑さを回避する手法とし
ては、例えば、特開平9−305351号公報に開示さ
れている技術がある。この技術は、文字列抽出システム
が、ディスプレイ画面上、マウスカーソルの位置近傍に
画像を書き込むことにより、ウィンドウシステム上で動
作するアプリケーションにその画像がある位置のテキス
トデータの再出力を行わせ、再出力されたテキストデー
タを取得して、検索対象の文字列として扱うものであ
る。
【0008】この技術によれば、ユーザは検索対象の文
字列が表示されている箇所にマウスカーソルを移動させ
るだけで検索対象の文字列を指示できるため、操作が極
めて容易になる。従って、この技術は、テキストデータ
を閲覧する場合などに適用する技術としては、極めて有
用なものである。
【0009】しかし、特開平9−305351号公報の
手法によっても、ユーザ自身が入力した文字列を検索対
象とする場合で、ユーザによる文字入力の操作が多数回
にわたる場合は、検索を行うたびに入力の操作を中断し
て、自己が入力した文字列が表示されている位置にマウ
スカーソルを移動させるため、操作が煩雑となってい
た。
【0010】また、上述した各手法を利用して、検索対
象のデータを検索結果に置換する場合、検索結果を別途
クリップボードを介して検索対象のデータに上書きする
操作が必要になるため、この場合も操作が煩雑になって
いた。
【0011】一方、スペルチェック機能を有するワード
プロセッサ等は、入力された単語の綴りが正しいか否か
を示すに過ぎず、その単語の綴りを正しいものへと変換
するための情報を示唆したりするものではなかった。
【0012】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、供給された文字列(単語等)を簡便に変換し
て任意のアプリケーションに容易に供給できる文字列変
換システム、及び該文字列変換システムを構築するため
のプログラムを記憶した媒体を提供することを目的とす
る。また、この発明は、供給された文字列(単語の一部
等)に基づいて正しい綴りの単語の情報を得ることがで
きる文字列変換システム、及び該文字列変換システムを
構築するためのプログラムを記憶した媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる文字列変換システム
は、テキスト入力部を含むアプリケーションインタフェ
ースを備え、操作者の操作に従って文字列を取得し、取
得した文字列を所定のプログラム及び前記テキスト入力
部に供給するオペレーティングシステムを実行する手段
と、前記オペレーティングシステム上で動作し、且つ、
前記テキスト入力部に供給されたデータを当該テキスト
入力部より取得するアプリケーションを実行する手段
と、文字列、及びその文字列に対応付けられたデータを
記憶するデータベース手段と、前記データベース手段を
検索し、自己に供給された文字列に対応付けられた前記
データを索出して、索出した前記データを前記テキスト
入力部に供給する検索手段と、前記所定のプログラムを
実行することにより、操作者の操作に従って前記オペレ
ーティングシステムが取得した文字列を前記オペレーテ
ィングシステムから取得して前記検索手段に供給する文
字列取得手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】このような文字列変換システムによれば、
文字列取得手段に供給された文字列が検索手段により変
換され、任意のアプリケーションに供給される。このた
め、文字列の変換や変換結果のアプリケーションへの供
給が容易になる。
【0015】前記文字列取得手段は、例えば、操作者の
操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得する文字
情報取得手段と、取得した前記文字情報が、所定の区切
り用文字を表すか否かを判別する手段と、区切り用文字
を表さないと判別したとき、取得した文字情報を、取得
した順に並ぶ配列をなすように記憶する手段と、区切り
用文字を表すと判別したとき、自己が現に記憶する前記
配列が表す文字列を前記検索手段に供給し、自己が現に
記憶する当該配列を消去する手段と、を備えることによ
り、変換する対象の文字列を取得する。
【0016】前記文字情報取得手段は、前記アプリケー
ションが前記テキスト入力部より取得した文字情報を順
次取得する手段を備えるものであってもよい。この場
合、例えば操作者が入力した通りの文字を表す文字情報
がアプリケーションに供給されない場合や、操作者が入
力した文字を表す文字情報が入力順にアプリケーション
に供給されない場合に、表示画面上に表示されるべき文
字を表す文字情報が、表示される順に抽出される。
【0017】前記オペレーティングシステムは、テキス
ト出力部を含むアプリケーションインタフェースを備え
るものであってもよく、前記アプリケーションは、前記
テキスト入力部より取得したデータを表す文字情報を前
記テキスト出力部を介して前記オペレーティングシステ
ムに供給することにより、該文字情報が表す文字を表示
画面上のカーソル位置近傍に表示するものであってもよ
い。この場合、前記文字列取得手段は、操作者の操作に
従って、文字を表す文字情報を順次取得する文字情報取
得手段と、取得した前記文字情報が、所定の区切り用文
字を表すか否かを判別する区切り判別手段と、前記区切
り判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判
別したとき、前記表示画面上のカーソル位置近傍の画像
を無効化することにより、前記アプリケーションに再表
示用の文字情報を出力させる画像無効化手段と、前記ア
プリケーションが出力した再表示用の文字情報を取得す
ることにより、前記カーソル位置近傍の文字列を表す文
字情報を取得して前記検索手段に供給する抽出手段と、
を備えるものであってもよい。この場合も、例えば操作
者が入力した通りの文字を表す文字情報がアプリケーシ
ョンに供給されない場合や、操作者が入力した文字を表
す文字情報が入力順にアプリケーションに供給されない
場合であっても、表示画面上に表示されるべき文字を表
す文字情報が、表示される順に抽出される。
【0018】前記画像無効化手段は、例えば、前記文字
情報が区切り用文字を表すと前記区切り判別手段が判別
したとき、前記表示画面上のカーソル位置近傍に画像を
書き込むことにより、前記アプリケーションに再表示用
の文字情報を出力させる描画手段を備えることにより、
カーソル位置近傍の画像を無効化すればよい。
【0019】前記オペレーティングシステムは、前記表
示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨の通
知を受けたとき、前記アプリケーションに再表示用の文
字情報を出力することを指示するものであってもよく、
前記アプリケーションは、前記オペレーティングシステ
ムより再表示用の文字情報を出力することを指示された
とき、前記再表示用の文字情報を出力するものであって
もよい。この場合、前記画像無効化手段は、前記区切り
判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別
したとき、前記オペレーティングシステムに、前記表示
画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨を通知
する手段を備えることにより、カーソル位置近傍の画像
を無効化すればよい。
【0020】前記検索手段は、自己が索出したデータの
出力先を指定する指定データを取得し、取得した前記指
定データが示す前記出力先が前記テキスト入力部である
か否かを判別する判別手段と、前記判別手段が、前記指
定データが示す出力先が前記テキスト入力部であると判
別したとき、自己が索出したデータを前記テキスト入力
部に供給する手段と、前記判別手段が、前記指定データ
が示す出力先が前記テキスト入力部でないと判別したと
き、自己が索出したデータを表示する手段と、を備える
ものとすれば、操作者が文字列の置換を行う旨を指定し
た場合に、文字列の置換が行われる。
【0021】また、この発明の第2の観点にかかる文字
列変換システムは、テキスト入力部を含むアプリケーシ
ョンインタフェースを備え、操作者の操作に従って文字
列を取得し、取得した文字列を所定のプログラムに供給
するオペレーティングシステムを実行する手段と、前記
オペレーティングシステム上で動作し、且つ、前記テキ
スト入力部に供給されたデータを当該テキスト入力部よ
り取得するアプリケーションを実行する手段と、データ
を記憶するデータベース手段と、前記データベース手段
を検索し、自己に供給された文字列を含む前記データを
索出して、索出した前記データを前記テキスト入力部に
供給する検索手段と、前記所定のプログラムを実行する
ことにより、操作者の操作に従って前記オペレーティン
グシステムが取得した文字列を前記オペレーティングシ
ステムから取得して前記検索手段に供給する文字列取得
手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】このような文字列変換システムによれば、
文字列取得手段に供給された文字列に基づき、その文字
列を含んだデータが得られ、任意のアプリケーションに
供給される。このため、例えば、当該文字列が正しい綴
りの単語の一部であれば、その単語の全体を表す文字列
などが得られる。
【0023】前記オペレーティングシステムは、操作者
の操作に従って取得した文字列を前記テキスト入力部に
供給するものであってもよい。この場合、前記検索手段
は、自己が索出した前記データのうち自己に供給された
前記文字列を除いた残余の部分を、前記オペレーティン
グシステムが前記文字列を前記テキスト入力部に供給し
た後に前記テキスト入力部に供給する手段を備えていて
もよい。この場合は、文字列取得手段に供給された文字
列に基づき、その文字列を補うべきデータが得られ、任
意のアプリケーションに供給される。このため、例え
ば、当該文字列が正しい綴りの単語の一部であれば、そ
の単語のうち当該文字列に続く部分をなす文字列などが
得られる。
【0024】前記検索手段は、自己が索出したデータを
前記テキスト入力部に供給することを指示する指示デー
タを操作者の操作に応答して取得し、該指示データを取
得した時点において自己が最も新しく索出したデータ
を、前記テキスト入力部に供給する手段を備えるものと
すれば、検索手段が索出したデータのアプリケーション
への供給は、操作者が指定した場合に行われる。指定の
ない場合であって、操作者が供給した文字列がテキスト
入力部に供給される場合は、操作者が供給した文字列が
単にアプリケーションに供給される。
【0025】前記文字列取得手段は、例えば、操作者の
操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得する文字
情報取得手段と、取得した文字情報を、取得した順に並
ぶ配列をなすように記憶する手段と、自己が現に記憶す
る前記配列が表す文字列を前記検索手段に供給する手段
と、前記検索手段が、前記検索手段自身が索出したデー
タを前記テキスト入力部に供給する毎に、自己が現に記
憶する当該配列を消去する手段と、を備えることによ
り、検索手段に供給する対象の文字列を取得する。
【0026】前記文字情報取得手段は、前記アプリケー
ションが前記テキスト入力部より取得した文字情報を順
次取得する手段を備えるものであってもよい。この場
合、例えば操作者が入力した通りの文字を表す文字情報
がアプリケーションに供給されない場合や、操作者が入
力した文字を表す文字情報が入力順にアプリケーション
に供給されない場合に、表示画面上に表示されるべき文
字を表す文字情報が、表示される順に抽出される。
【0027】前記オペレーティングシステムは、テキス
ト出力部を含むアプリケーションインタフェースを備え
るものであり、前記アプリケーションは、前記テキスト
入力部より取得したデータを表す文字情報を前記テキス
ト出力部を介して前記オペレーティングシステムに供給
することにより、該文字情報が表す文字を表示画面上の
カーソル位置近傍に表示するものであってもよい。この
場合、前記文字列取得手段は、操作者の操作に従って、
文字を表す文字情報を順次取得する文字情報取得手段
と、取得した前記文字情報が、所定の区切り用文字を表
すか否かを判別する区切り判別手段と、前記区切り判別
手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別した
とき、前記表示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効
化することにより、前記アプリケーションに再表示用の
文字情報を出力させる画像無効化手段と、前記アプリケ
ーションが出力した再表示用の文字情報を取得すること
により、前記カーソル位置近傍の文字列を表す文字情報
を取得して前記検索手段に供給する抽出手段と、を備え
るものであってもよい。この場合も、例えば操作者が入
力した通りの文字を表す文字情報がアプリケーションに
供給されない場合や、操作者が入力した文字を表す文字
情報が、入力順にアプリケーションに供給されない場合
であっても、表示画面上に表示されるべき文字を表す文
字情報が、表示される順に抽出される。
【0028】前記画像無効化手段は、例えば、前記文字
情報が区切り用文字を表すと前記区切り判別手段が判別
したとき、前記表示画面上のカーソル位置近傍に画像を
書き込むことにより、前記アプリケーションに再表示用
の文字情報を出力させる描画手段を備えることにより、
カーソル位置近傍の画像を無効化すればよい。
【0029】前記オペレーティングシステムは、前記表
示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨の通
知を受けたとき、前記アプリケーションに再表示用の文
字情報を出力することを指示するものであってもよく、
前記アプリケーションは、前記オペレーティングシステ
ムより再表示用の文字情報を出力することを指示された
とき、前記再表示用の文字情報を出力するものであって
もよい。この場合、前記画像無効化手段は、前記区切り
判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別
したとき、前記オペレーティングシステムに、前記表示
画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨を通知
する手段を備えることにより、カーソル位置近傍の画像
を無効化すればよい。
【0030】前記検索手段は、操作者の操作に従い、自
己が索出したデータであって操作者が指定したものを前
記テキスト入力部に供給する手段を備えるものとすれ
ば、正しい綴りの単語を表す複数のデータのうち、例え
ば操作者がより正しいと判断するものが選択された上、
選択されたデータがアプリケーションに供給される。
【0031】また、この発明の第3の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、テキスト入力部を
含むアプリケーションインタフェースを備え、操作者の
操作に従って文字列を取得し、取得した文字列を所定の
プログラム及び前記テキスト入力部に供給するオペレー
ティングシステムを実行する手段として機能し、前記オ
ペレーティングシステム上で動作し、且つ、前記テキス
ト入力部に供給されたデータを当該テキスト入力部より
取得するアプリケーションを実行する手段として機能す
るコンピュータを、文字列、及びその文字列に対応付け
られたデータを記憶するデータベース手段と、前記デー
タベース手段を検索し、自己に供給された文字列に対応
付けられた前記データを索出して、索出した前記データ
を前記テキスト入力部に供給する検索手段と、前記所定
のプログラムを実行することにより、操作者の操作に従
って前記オペレーティングシステムが取得した文字列を
前記オペレーティングシステムから取得して前記検索手
段に供給する文字列取得手段と、して機能させるための
プログラムを記録したことを特徴とする。
【0032】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを実行するコンピュータは、自己に供給された文字列
を変換して任意のアプリケーションに供給する。このた
め、文字列の変換や変換結果のアプリケーションへの供
給が容易になる。
【0033】また、この発明の第4の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、テキスト入力部を
含むアプリケーションインタフェースを備え、操作者の
操作に従って文字列を取得し、取得した文字列を所定の
プログラム及び前記テキスト入力部に供給するオペレー
ティングシステムを実行する手段として機能し、前記オ
ペレーティングシステム上で動作し、且つ、前記テキス
ト入力部に供給されたデータを当該テキスト入力部より
取得するアプリケーションを実行する手段として機能す
るコンピュータを、データを記憶するデータベース手段
と、前記データベース手段を検索し、自己に供給された
文字列を含む前記データを索出して、索出した前記デー
タを前記テキスト入力部に供給する検索手段と、前記所
定のプログラムを実行することにより、操作者の操作に
従って前記オペレーティングシステムが取得した文字列
を前記オペレーティングシステムから取得して前記検索
手段に供給する文字列取得手段と、して機能させるため
のプログラムを記録したことを特徴とする。
【0034】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを実行するコンピュータは、文字列取得手段に供給さ
れた文字列に基づき、その文字列を含んだデータを抽出
し、任意のアプリケーションに供給する。このため、例
えば、当該文字列が正しい綴りの単語の一部であれば、
その単語の全体を表す文字列などが得られる。
【0035】前記プログラムは、前記オペレーティング
システムが、テキスト出力部を含むアプリケーションイ
ンタフェースを備えるものであり、前記アプリケーショ
ンが、前記テキスト入力部より取得したデータを表す文
字情報を前記テキスト出力部を介して前記オペレーティ
ングシステムに供給することにより、該文字情報が表す
文字を表示画面上のカーソル位置近傍に表示するもので
あるとき、前記文字列取得手段を、操作者の操作に従っ
て、文字を表す文字情報を順次取得する文字情報取得手
段と、取得した前記文字情報が、所定の区切り用文字を
表すか否かを判別する区切り判別手段と、前記区切り判
別手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別し
たとき、前記表示画面上のカーソル位置近傍の画像を無
効化することにより、前記アプリケーションに再表示用
の文字情報を出力させる画像無効化手段と、前記アプリ
ケーションが出力した再表示用の文字情報を取得するこ
とにより、前記カーソル位置近傍の文字列を表す文字情
報を取得して前記検索手段に供給する抽出手段と、して
機能させるためのプログラムを含んでいてもよい。これ
により、例えば操作者が入力した通りの文字を表す文字
情報がアプリケーションに供給されない場合や、操作者
が入力した文字を表す文字情報が入力順にアプリケーシ
ョンに供給されない場合であっても、表示画面上に表示
されるべき文字を表す文字情報が、表示される順に抽出
される。
【0036】コンピュータがカーソル位置近傍の画像を
無効化するようにするためには、例えば、前記プログラ
ムが、前記画像無効化手段を、前記区切り判別手段が、
前記文字情報が区切り用文字を表すと判別したとき、前
記表示画面上のカーソル位置近傍に画像を書き込むこと
により、前記アプリケーションに再表示用の文字情報を
出力させる描画手段として機能させるためのプログラム
を含んでいればよい。
【0037】前記オペレーティングシステムが、前記表
示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨の通
知を受けたとき前記アプリケーションに再表示用の文字
情報を出力することを指示するものであり、前記アプリ
ケーションが、前記アプリケーションより再表示用の文
字情報を出力することを指示されたとき前記再表示用の
文字情報を出力するものであるとき、コンピュータがカ
ーソル位置近傍の画像を無効化するようにするために
は、前記プログラムが、前記画像無効化手段を、前記区
切り判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと
判別したとき、前記オペレーティングシステムに、前記
表示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨を
通知する手段として機能させるためのプログラムを含ん
でいればよい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる文字列変換システムを、テキスト変換システムを例
として説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図1は、この発明の
第1の実施の形態にかかるテキスト変換システムの物理
的構成を示している。図示するように、このテキスト変
換システムは、CPU(中央処理装置)51、メモリ5
2、ディスプレイ53、キーボード54、マウス55、
ハードディスク56およびインタフェース(I/F)5
7、58、59を備えている。
【0040】CPU51およびメモリ52は、システム
バスBに結合される。ディスプレイ53はインタフェー
ス57を介してシステムバスBに結合される。ハードデ
ィスク56はインタフェース58を介してシステムバス
Bに結合される。キーボード54およびマウス55はイ
ンタフェース59を介してシステムバスBに結合されて
いる。
【0041】CPU51は、後述するウィンドウシステ
ム1、アプリケーション2、文字列抽出部3及び辞書検
索部4の各プログラムをハードディスク56から読み出
し、これら各プログラムが表す処理を後述するようにし
て実行する。メモリ52は、RAM(ランダムアクセス
メモリ)等からなり、CPU51の作業領域として用い
られる。
【0042】ディスプレイ53は、CRT(陰極線管)
等からなり、CPU51の指示に従った画像を表示す
る。キーボード54は、ユーザの操作に従って、文字を
表す文字情報をCPU51に供給する。マウス55は、
ユーザの操作に従って、ディスプレイ53の表示画面上
のユーザが指定する位置ないし範囲を表す情報をCPU
51に供給する。
【0043】ハードディスク56には、後述するウィン
ドウシステム1、アプリケーション2、文字列抽出部3
及び辞書検索部4を表すプログラムコードが格納され、
更に、辞書ファイル5が格納されている。そして、CP
U51の指示に従って、自己が記憶する内容をCPU5
1に供給し、また、データを記憶する。
【0044】このテキスト変換システムは、論理的に
は、図2に示すように、ウィンドウシステム1と、アプ
リケーション2と、文字列抽出部3と、辞書検索部4
と、辞書ファイル5とを備えている。
【0045】ウィンドウシステム1は、マルチウィンド
ウおよびマルチタスクによるアプリケーションの実行を
サポートしたオペレーティングシステム(OS)であ
る。ウィンドウシステム1は、システム機能を呼び出す
ためのシステム関数群からなるアプリケーションインタ
フェース(以下「API」と称する)11を備える。
【0046】API11は、例えば、テキスト入力部1
1Aや、テキスト出力部11Bを含む。テキスト入力部
11Aは、ユーザがキーボード54を操作することによ
り、CPU51が実行するウィンドウシステム1に文字
情報を供給したときに(すなわち、キーボードイベント
を発生させたときに)当該文字情報を取得し、ウィンド
ウシステム1が指定するアプリケーションに供給する関
数からなる。テキスト出力部11Bは、自己を呼び出し
たアプリケーションから供給された文字列を、ディスプ
レイ53の表示画面上のウィンドウに表示させる関数か
らなる。
【0047】また、ウィンドウシステム1は、ユーザが
キーボード54を操作して供給した文字情報を、テキス
ト入力部11Aに与えずに、ユーザ等によってウィンド
ウシステム1に予め登録された1個以上のアプリケーシ
ョンに、登録順に供給する。そして、自己に登録された
アプリケーションへ文字情報を供給する処理が終わる
と、当該文字情報と実質的に同一の文字情報をテキスト
入力部11Aに与える。
【0048】アプリケーション2は、ウィンドウシステ
ム1上で実行される任意のプログラムであり、例えば、
ワードプロセッサ等であればよい。アプリケーション2
は、API11のテキスト入力部11Aを介し、ユーザ
がキーボード54を操作して供給した文字情報を取得
し、また、表示画面上への文字表示をAPI11のテキ
スト出力部11Bを介して行う。
【0049】文字列抽出部3は、ウィンドウシステム1
上で実行されるプログラムであり、アプリケーション2
に取得させるためにユーザがキーボード54を操作して
供給した文字情報を、その文字情報がテキスト入力部1
1Aに与えられる前に取得する。ユーザがキーボード5
4を操作して供給した文字情報を、テキスト入力部11
Aに与えられる前にウィンドウシステム1から取得する
ため、文字列抽出部3は、文字情報の供給を受けるアプ
リケーションとして、自己をウィンドウシステム1に登
録する。
【0050】そして、文字列抽出部3は、自己が取得し
た文字情報を、入力された順序に並ぶ配列を形成するよ
うにして記憶する。文字列抽出部3が記憶した文字情報
が形成する配列は、文字列を表す。一方、文字列抽出部
3は、英数字及び制御文字のいずれでもない文字を表す
文字情報を取得したとき、その文字情報を取得した時点
で自己が記憶している文字情報の配列を、辞書検索部4
に引き渡す。
【0051】辞書検索部4は、ウィンドウシステム1上
で実行されるプログラムである。辞書検索部4は、文字
列抽出部3から引き渡された配列が表す文字列を検索語
として辞書ファイル5を検索し、検索結果をテキスト入
力部11Aに供給する。また、後述するように、検索語
を検索結果によって置換する場合、辞書検索部4は、擬
似的にキーボードイベントを発生させ(すなわち、検索
結果を表す文字情報を、キーボード54から供給される
文字情報と実質的に同一の態様でテキスト入力部11A
に供給し)、これにより検索結果をアプリケーション2
に供給する。
【0052】辞書ファイル5は、文字列と、その文字列
に対応付けられた所定のデータとを含むファイルであ
る。文字列に対応付けられる対象のデータは任意であ
り、例えば、当該文字列を和訳したものを表すデータで
あればよい。
【0053】(第1の実施の形態の動作)次に、このテ
キスト変換システムの動作を説明する。図3は、文字列
抽出部の登録及び文字列の抽出の処理を示すフローチャ
ートである。
【0054】(第1の実施の形態:ウィンドウシステム
の処理)このテキスト変換システムが起動されると、C
PU51は、ウィンドウシステム1のプログラムを、イ
ンタフェース58を介してハードディスク56から読み
込んで起動する。ウィンドウシステム1の処理を実行す
るCPU51は、インタフェース57を介してディスプ
レイ53に表示を行うとともに、メモリ52の設定を行
う。そして、ウィンドウシステム1は、CPU51、デ
ィスプレイ53、メモリ52、ハードディスク56、キ
ーボード54、マウス55およびインタフェース(I/
F)57、58、59等のハードウェアを制御する。
【0055】また、CPU51は、ウィンドウシステム
1の制御に従って、インタフェース59を介してキーボ
ード54およびマウス55の操作入力に応答し、ハード
ディスク56からアプリケーション2、文字列抽出部3
及び辞書検索部4を含む各種プログラムのプログラムコ
ードを読み込み、これらを起動する。アプリケーション
2、文字列抽出部3及び辞書検索部4等のプログラム
は、API11を経由してウィンドウシステム1上で動
作する。
【0056】ウィンドウシステム1は、例えばユーザが
マウス55を操作してディスプレイ53の表示画面上の
位置をクリックする等して当該位置を指定すると、表示
画面上の当該位置を含む領域にあるウィンドウを表示さ
せているプログラムを特定する。そして、キーボードイ
ベントの発生によりウィンドウシステム1に供給される
文字情報がテキスト入力部11Aを介して当該プログラ
ムに供給されるよう、テキスト入力部11Aの機能を制
御する。
【0057】従って、例えば、アプリケーション2が表
示させるウィンドウをユーザがマウス55を用いてクリ
ックすると、ウィンドウシステム1は、キーボードイベ
ントの発生によりウィンドウシステム1に供給される文
字情報がテキスト入力部11Aを介してアプリケーショ
ン2に供給されるよう、テキスト入力部11Aの機能を
制御する。
【0058】(第1の実施の形態:文字列抽出部の登録
及び文字列の抽出の処理)文字列抽出部3は、起動され
ると、キーボードイベントが発生したときにテキスト入
力部11Aに供給されるべき文字情報が、テキスト入力
部11Aに供給されるのに先立って自己に供給されるよ
う、ウィンドウシステム1に自己を登録する(図3、ス
テップS11)。
【0059】ウィンドウシステム1は、文字列抽出部3
がステップS11で登録されて以降、キーボードイベン
トの発生によりウィンドウシステム1に供給される文字
情報がテキスト入力部11Aに直接に供給されることを
禁止する。そして、ウィンドウシステム1は、キーボー
ドイベントの発生により自己に供給される文字情報をま
ず文字列抽出部3に供給し、次いで、その文字情報と実
質的に同一の文字情報をテキスト入力部11Aに供給す
る。
【0060】次に、文字列抽出部3は、ユーザがキーボ
ード54を操作してキーボードイベントを発生させるこ
とによりウィンドウシステム1に供給された文字情報が
ウィンドウシステム1から自己に供給されるのを待機す
る(ステップS12)。そして、文字情報が供給される
と、その文字情報が、文字列の区切りを表すものである
か否かを判別する(ステップS13)。
【0061】なお、ステップS13において、文字列の
区切りを表すものと判別されるべき文字は任意に定めら
れてよく、例えば、文字列抽出部3は、ステップS13
において、英数字及び制御文字のいずれでもない文字を
すべて文字列の区切りを表すものであると判別するよう
にすればよい。
【0062】ステップS13における判別の結果、文字
列の区切りを表さないと判別すると、判別された文字情
報を、自己が記憶する文字情報の配列の末尾に加えるよ
うにして記憶し(ステップS14)、ステップS12に
処理を戻す。ステップS14の処理の結果、文字列抽出
部3が記憶する文字情報の配列が表す文字列の長さは、
文字1個分長くなる。一方、表すと判別すると、文字列
抽出部3は、文字列の区切りを表す文字が供給されたも
のとして、辞書検索部4を起動し、自己が現に記憶して
いる文字情報の配列を辞書検索部4に引き渡して(ステ
ップS15)、自己が記憶する当該配列をクリアし(ス
テップS16)、ステップS12に処理を戻す。
【0063】また、文字列抽出部3は、上述のステップ
S12〜S16の処理と並行して、以下(A)及び
(B)として示す処理を行う。すなわち、 (A)文字列抽出部3は、ウィンドウシステム1がIM
E(Input Method Editor)を起動したか否かを検知
し、起動したことを検知すると、自己が記憶する文字情
報の配列をクリアする。 (B)また、文字列抽出部3は、テキスト入力部11A
が文字情報を供給する相手方であるアプリケーションを
ウィンドウシステム1が変更したか否かを判別し、変更
したと判別すると、自己が記憶する文字情報の配列をク
リアする。
【0064】なお、上述の(A)及び(B)の処理で自
己が記憶する文字情報の配列をクリアする場合におい
て、文字列抽出部3は、辞書検索部4の起動及び辞書検
索部4への当該配列の引き渡しを行わない。
【0065】(第1の実施の形態:データの検索)辞書
検索部4は、起動される度に、例えば図示しない設定プ
ログラムの処理などに従ってメモリ52又はハードディ
スク56に格納された、文字列の置換を行うか否かを指
定する指定情報を読み込む。また、辞書検索部4は、文
字列抽出部3により起動され、文字列抽出部3より文字
情報の配列を引き渡されると、その配列が表す文字列を
検索語として辞書ファイル5を検索し、その文字列に対
応付けられたデータを索出する。そして、データが索出
されると、辞書検索部4は、自己が読み込んだ指定情報
が、文字列の置換を行うことを表しているか、行わない
ことを表しているかを判別する。
【0066】文字列の置換を行わないことを表している
と判別すると、辞書検索部4は、ディスプレイ53の表
示画面上にウィンドウを表示させ、索出したデータをこ
のウィンドウ上に表示させて、処理を終了する。一方
で、文字列抽出部3より引き渡された配列の要素である
各文字情報は、ウィンドウシステム1から文字列抽出部
3に供給された後、ウィンドウシステム1からテキスト
入力部11Aにも供給される。
【0067】この結果、アプリケーション2が表示させ
るウィンドウ上には、ユーザがキーボード54を操作し
てウィンドウシステム1に供給した文字情報の配列が表
す文字列が表示され、辞書検索部4が表示させるウィン
ドウ上には、その文字列に対応付けられたデータが表示
される。従って、例えば、辞書ファイル5が、文字列
と、その文字列を和訳したものとを記憶するものである
場合、辞書検索部4が表示させるウィンドウ上には、ア
プリケーション2が表示させるウィンドウ上に表示され
た文字列の和訳が表示される。
【0068】一方、自己が読み込んだ指定情報が、文字
列の置換を行うことを表していると判別すると、辞書検
索部4は、索出したデータを文字情報として、擬似的に
キーボードイベントを発生させ、処理を終了する。すな
わち、辞書検索部4は、索出したデータを表す文字情報
を、キーボード54から供給される文字情報と実質的に
同一の態様でテキスト入力部11Aに供給して、処理を
終了する。これにより、辞書検索部4が索出したデータ
は、テキスト入力部11Aを介してアプリケーション2
に供給される。
【0069】この結果、アプリケーション2が表示させ
るウィンドウ上には、ユーザがキーボード54を操作し
てウィンドウシステム1に供給した文字情報がなす配列
が表す文字列に対応付けられているデータが書き込まれ
る。従って、例えば、辞書ファイル5が、文字列と、そ
の文字列を和訳したものとを記憶するものである場合、
アプリケーション2が表示させるウィンドウ上には、ユ
ーザがキーボード54を操作してウィンドウシステム1
に供給した文字列は表示されず、その文字列に代えて、
その文字列の和訳が表示される。
【0070】なお、このテキスト変換システムの構成
は、上述のものに限られない。例えば、辞書ファイル5
は、文字列に複数のデータを対応付けて記憶してもよ
い。この場合において、複数のデータを対応付けられて
いる文字列を供給された辞書検索部4は、自己が表示さ
せているウィンドウ上に、その文字列に対応付けられて
いるデータの一覧を表示させてもよい。そして、例えば
ユーザがマウス55を操作して、辞書検索部4により表
示されたデータの一覧のうち、アプリケーション2に書
き込むべき対象の文字列が表示されている部分をクリッ
クする等して文字列を選択すると、辞書検索部4が、選
択された文字列を文字情報として、キーボードイベント
を擬似的に発生させるようにしてもよい。
【0071】また上述の通りアプリケーション2は任意
のものであってよい。従って、アプリケーション2は、
例えばエディタや、スプレッドシートや、データベース
などのアプリケーションであってもよい。
【0072】また、辞書検索部4は、辞書ファイル5を
検索するアプリケーションに限られず、外部のデータベ
ースを検索するアプリケーション等、自己に供給された
文字情報の配列をキーとしてデータを索出する任意のア
プリケーションを辞書検索部4として利用してもよい。
【0073】(第2の実施の形態)上述した、この発明
の第1の実施の形態のテキスト変換システムは、キーボ
ードを用いて供給され、文字列の区切りを表す文字(例
えば、英数字でもなく制御文字でもない文字)で区切ら
れた文字列について、その文字列に対応付けられたデー
タ(例えば、当該文字列の和訳)を索出した。
【0074】しかし、特定の文字を区切りを表すものと
して扱っても単語の区切りを必ずしも適切に把握できな
い場合、文字列が所定の文字で区切られるのを待ってデ
ータの索出の処理を行うことは必ずしも適切でない。ま
た、文字列が所定の文字で区切られるのを待ってデータ
の索出の処理を行うことが適切な場合であっても、文字
列が所定の文字で区切られるのを待たずにデータの索出
の処理を行うことにより、更に文字列の変換の効率が向
上する場合がある。
【0075】以下では、文字列が所定の文字で区切られ
るのを待たず、キーボードを用いて文字が供給される度
にデータの検索を行うことによって、キーボードを用い
て供給される未完成の単語の欠落部分を補うための文字
列を索出する(すなわち、インクリメンタルサーチを行
う)、この発明の第2の実施の形態を説明する。
【0076】この発明の第2の実施の形態にかかるテキ
スト変換システムの物理的構成及び論理的構成は、第1
の実施の形態におけるものと実質的に同一である。ただ
し、文字列抽出部3が行う処理と、辞書検索部4が行う
処理は、以下述べるように、第1の実施の形態における
処理とは異なっている。また、ウィンドウシステム1
は、キーボードイベントが発生すると、キーボードイベ
ントが発生したことを通知するメッセージを発する。
【0077】なお、図4は、このテキスト変換システム
による文字列抽出部の登録及び文字列の抽出の処理を説
明するためのフローチャートである。また、図5は、こ
のテキスト変換システムによる辞書ファイルの検索の処
理を説明するためのフローチャートである。
【0078】(第2の実施の形態:文字列抽出部の登録
及び文字列の抽出の処理)第2の実施の形態のテキスト
変換システムにおいて、文字列抽出部3は、起動される
と、上述のステップS11の処理と実質的に同一の処理
を行って、キーボードイベントの発生によりウィンドウ
システム1に供給された文字情報を取得するために自己
をウィンドウシステム1に登録する(図4、ステップS
21)。
【0079】ただし、ステップS21における登録があ
って以降、ウィンドウシステム1は、キーボードイベン
トの発生により自己に供給される文字情報と実質的に同
一の文字情報をテキスト入力部11Aに供給する動作を
行わないものとする。
【0080】そして、文字列抽出部3は、ウィンドウシ
ステム1から自己に文字情報が供給されるのを待機し
(ステップS22)、文字情報が供給されると、まずそ
の文字情報を、自己が記憶する文字情報の配列の末尾に
加えるようにして記憶し(ステップS23)、次いで辞
書検索部4を起動して、自己が現に記憶している文字情
報の配列を辞書検索部4に引き渡し(ステップS2
4)、ステップS22に処理を戻す。
【0081】なお、文字列抽出部3は、第1の実施の形
態におけるものと同様、ウィンドウシステム1がIME
を起動したとき、及び、テキスト入力部11Aが文字情
報を供給する相手方であるアプリケーションをウィンド
ウシステム1が変更したときは、自己が記憶する文字情
報の配列をクリアする。これらの場合、文字列抽出部3
は、辞書検索部4への当該配列の引き渡しを行わない。
【0082】(第2の実施の形態:データの検索)一
方、辞書検索部4は、起動され、文字列抽出部3より文
字情報の配列を引き渡されると(図5、ステップS3
1)、その配列が表す文字列を検索語として辞書ファイ
ル5を検索して、検索語を先頭に含む文字列をすべて索
出する(ステップS32)。そして、データが索出され
ると、辞書検索部4は、索出された文字列の数が所定数
以下であるか否かを判別する(ステップS33)。
【0083】所定数以下でないと判別すると、辞書検索
部4は、ディスプレイ53の表示画面上にウィンドウを
表示させ、そのウィンドウ上に、候補が未だ絞り込めな
い旨のメッセージを表示させて(ステップS34)、処
理を終了する。一方、所定数以下であると判別すると、
辞書検索部4は、ディスプレイ53の表示画面上にウィ
ンドウを表示させ、そのウィンドウ上に、変換候補の一
覧として、自己が索出した文字列の一覧を表示させる
(ステップS35)。
【0084】そして、辞書検索部4は、例えばユーザが
マウス55を操作して、辞書検索部4により表示された
変換候補の一覧のうち、アプリケーション2に供給すべ
き対象の文字列が表示されている部分をクリックする等
して文字列を選択したか否かを判別する(ステップS3
6)。
【0085】そして、選択されたと判別すると、辞書検
索部4は、選択された文字列を文字情報として擬似的に
キーボードイベントを発生させ(ステップS38)、処
理を終了する。
【0086】この結果、アプリケーション2には、ユー
ザが変換候補の一覧のうちから選択した文字列が辞書検
索部4から供給される。従って、アプリケーション2が
表示させるウィンドウ上には、辞書検索部4が索出した
変換候補である文字列のうちユーザが選択したものが表
示される。
【0087】具体的には、例えば、ユーザがキーボード
54を操作して、'i'、'n'、't'、'e'、'l'、'l'及び'
e'の各文字を表す文字情報をウィンドウシステム1に順
次供給したとする。この場合、文字列抽出部3は、各々
の文字情報をウィンドウシステム1から取得する度に辞
書検索部4を起動し、起動する度に1つずつ、順に、"
i"、"in"、"int"、"inte"、"intel"、"intell"及び"int
elle"の各文字列を、辞書検索部4に供給する。
【0088】そして、文字列抽出部3が辞書検索部4に
文字列"intelle"を供給し、ステップS35で文字列抽
出部3が、"intelle"の文字列を先頭に含む文字列を辞
書ファイル5から索出して一覧表示した後、ユーザが、
例えば、文字列"intellectual"を選択したとする。する
と、辞書検索部4は、ステップS38で擬似的にキーボ
ードイベントを発生させることにより、アプリケーショ
ン2に、文字列"intellectual"を表す文字情報を供給す
る。
【0089】一方、ステップS36において、文字列が
選択されていないと判別すると、辞書検索部4は、新た
にキーボードイベントが発生したことを通知するメッセ
ージがウィンドウシステム1により発せられたか否かを
判別する(ステップS37)。そして、発せられたと判
別すると処理を終了し、発せられていないと判別する
と、処理をステップS36に戻す。
【0090】なお、このテキスト変換システムの構成
も、上述のものに限られない。例えば、辞書検索部4
は、ステップS32において辞書ファイル5から索出し
たデータが1個である場合、そのデータがユーザにより
選択されたものとして直ちにステップS38に処理を移
すようにしてもよい。
【0091】また、辞書検索部4は、ステップS38に
おいて、選択された文字列のうち、ステップS32で検
索語として用いた文字列を除いた部分を文字情報として
擬似的にキーボードイベントを発生させるようにしても
よい。ただし、この場合、文字列抽出部3は、ステップ
S21において、第1の実施の形態におけるステップS
11と同様の態様で自己を登録する。すなわち、文字列
抽出部3は、ウィンドウシステム1が、キーボードイベ
ントの発生によりウィンドウシステム1に供給される文
字情報をまず文字列抽出部3に供給した後、その文字情
報と実質的に同一の文字情報をテキスト入力部11Aに
供給するように、ステップS21で自己を登録する。
【0092】辞書検索部4がステップS38において、
選択された文字列のうち、ステップS32で検索語とし
て用いた文字列を除いた部分を文字情報として擬似的に
キーボードイベントを発生させ、文字列抽出部3がステ
ップS21においてステップS11と同様の態様で自己
を登録したとする。この場合、ステップS32で検索語
とした文字列は、ウィンドウシステム1から辞書検索部
4に供給された後、ステップS38で辞書検索部4が擬
似的に発生させるキーボードイベントの結果としてアプ
リケーション2に文字列が供給される前に、ウィンドウ
システム1からアプリケーション2に供給される。
【0093】従って、この場合、アプリケーション2に
は、ウィンドウシステム1及び辞書検索部4から連続し
て2個の文字列が供給され、これら2個の文字列は、ア
プリケーション2に供給された順に連結されることによ
り、ユーザが変換候補の一覧のうちから選択した文字列
を形成する。従って、アプリケーション2が表示させる
ウィンドウ上には、辞書検索部4が索出した変換候補で
ある文字列のうちユーザが選択したものが表示される。
【0094】具体的には、例えば、ユーザがキーボード
54を操作して、'i'、'n'、't'、'e'、'l'、'l'及び'
e'の各文字を表す文字情報をウィンドウシステム1に順
次供給したとする。この場合、文字列抽出部3は、各々
の文字情報をウィンドウシステム1から取得する度に辞
書検索部4を起動し、起動する度に1つずつ、順に、"
i"、"in"、"int"、"inte"、"intel"、"intell"及び"int
elle"の各文字列を、辞書検索部4に供給する。
【0095】そして、文字列抽出部3が辞書検索部4に
文字列"intelle"を供給し、ステップS35で文字列抽
出部3が、"intelle"の文字列を先頭に含む文字列を辞
書ファイル5から索出して一覧表示した後、ユーザが、
例えば、文字列"intellectual"を選択したとする。する
と、辞書検索部4は、ステップS38で擬似的にキーボ
ードイベントを発生させることにより、アプリケーショ
ン2に、文字列"ctual"を表す文字情報を供給する。
【0096】一方、'i'、'n'、't'、'e'、'l'、'l'及
び'e'の各文字を表す文字情報は、ウィンドウシステム
1から文字列抽出部3に供給された後、アプリケーショ
ン2に文字列"ctual"を表す文字情報が供給される前
に、ウィンドウシステム1からアプリケーション2にも
供給される。従って、アプリケーション2には、'i'、'
n'、't'、'e'、'l'、'l'、'e'及び"ctual"の各文字ない
し文字列を表す文字情報が連続して供給される。すなわ
ち、アプリケーション2には、文字列"intellectual"を
表す文字情報が供給される。
【0097】(第3の実施の形態)以上説明した第1及
び第2の実施の形態では、文字列抽出部3が、操作者が
キーボード54を操作して入力した文字を示す文字情報
を正しく抽出できない場合がある。
【0098】具体的には、まず第1に、カーソルキーが
押下された場合がある。この場合、区切りを表す文字が
文字列の最後尾に位置しないことになる。このため、テ
キスト入力部11Aからアプリケーション2に供給され
る文字情報と、文字列抽出部3から辞書検索部4に供給
される文字情報とが、同一の文字列を表さない場合が生
じる。
【0099】第2に、IMEを介して文字の入力が行わ
れる場合がある。この場合、キーボードイベント発生時
にテキスト入力部11Aに供給される文字情報はIME
により変換された上でアプリケーション2に供給され
る。従って、第1及び第2の実施の形態では、文字列抽
出部3は、IMEにより変換された後の文字情報を取得
することができない。
【0100】第3に、アプリケーション2やその他のア
プリケーションが、自らキーボードイベントを擬似的に
発生させる処理を行うものである場合がある。この場
合、これらの擬似的なキーボードイベントで生成される
文字情報と、操作者がキーボードを操作することによっ
て発生したキーボードイベントで生成される文字情報と
が、いずれも文字列抽出部3に供給されることとなる。
従って、第1及び第2の実施の形態では、文字列抽出部
3が取得する文字情報は、操作者が入力した文字以外の
文字も表すことになる。
【0101】以下では、上述の3つの場合等において
も、操作者がキーボードを操作して入力した文字の文字
情報が正しく抽出される、この発明の第3の実施の形態
を説明する。
【0102】この発明の第3の実施の形態にかかるテキ
スト変換システムの物理的構成及び論理的構成は、第1
及び第2の実施の形態におけるものと実質的に同一であ
る。ただし、文字列抽出部3が行う文字列抽出部の登録
及び文字列の抽出の処理は、以下述べるように、第1及
び第2の実施の形態における処理とは異なっている。
【0103】また、このテキスト変換システムにおい
て、ウィンドウシステム1は、図6に示す描画検出の処
理を常時行っている。すなわち、ウインドウシステム1
は、表示画面上に描画がなされたことを検出すると、描
画された位置の座標を検出する(ステップS41)。そ
して、検出された座標と、ウインドウシステム1から得
られた各種情報とに基づき、描画がなされた位置を含む
ウィンドウを判別する(ステップS42)。次に、ウィ
ンドウシステム1は、判別されたウインドウを表示させ
ているアプリケーション(たとえば、アプリケーション
2)に対し、描画された位置を含む所定領域を再度表示
することを命令する(ステップS43)。再表示命令を
受けたアプリケーションは、再表示命令の対象部分に含
まれる文字の文字情報を再出力する。
【0104】また、ウィンドウシステム1は、アプリケ
ーション等がテキスト出力部11Bに供給するために出
力した文字情報を、テキスト出力部11Bに与えずに、
ユーザ等によってウィンドウシステム1に予め登録され
たアプリケーションに供給する。そして、そのアプリケ
ーションへ文字情報を供給する処理が終わると、当該文
字情報と実質的に同一の文字情報をテキスト出力部11
Bに与える。
【0105】また、ウィンドウシステム1は、テキスト
出力部11Bに供給された文字情報が示す文字をディス
プレイ53の表示画面上に表示させる。そして、ウィン
ドウシステム1は、もっとも新しく表示された文字に後
続する箇所に、文字列の終端位置を示す記号であるキャ
レットを表示させ、キャレットの位置を示す位置情報を
生成する。
【0106】(第3の実施の形態の動作)次に、このテ
キスト変換システムの動作を説明する。このテキスト変
換システムの動作は、文字列抽出部3が実行する、文字
列抽出部の登録及び文字列の抽出の処理を除いて、第1
の実施の形態における動作と実質的に同一である。図7
は、文字列抽出部の登録及び文字列の抽出の処理を示す
フローチャートである。
【0107】(第3の実施の形態:文字列抽出部の登録
及び文字列の抽出の処理)文字列抽出部3は、起動され
ると、上述のステップS11と実質的に同一の処理を行
い、ウィンドウシステム1に自己を登録する(図7、ス
テップS50)。これにより、キーボードイベント発生
時にテキスト入力部11Aに供給されるべき文字情報
は、テキスト入力部11Aに供給されるのに先立って、
文字列抽出部3に供給されるようになる。また、文字列
抽出部3は、アプリケーション2がテキスト出力部11
Bに供給するために出力する文字情報を、テキスト出力
部11Bに供給されるのに先立って取得するため、更に
ウィンドウシステム1に自己を登録する(ステップS5
0)。
【0108】次に、文字列抽出部3は、ステップS12
と実質的に同一の処理を行い、文字情報がウィンドウシ
ステム1から自己に供給されるのを待機する(ステップ
S51)。そして、文字情報が供給されると、その文字
情報が、文字列の区切りを表す情報又は所定のキー(ホ
ットキー)が押下されたことを示す制御情報のいずれか
であるか否かを判別する(ステップS52)。
【0109】ステップS52で、文字情報が文字列の区
切りを表さず、且つ、ホットキーの押下を示す制御情報
でもないと判別すると、文字列抽出部3は、ステップS
51に処理を戻す。一方、文字列の区切りを表すか、又
は制御情報であると判別すると、文字列抽出部3はタイ
マを起動し、後述のステップS54の処理を開始するま
で一定時間待機する(ステップS53)。
【0110】ステップS53における上述の一定時間の
長さは、文字列抽出部3に文字情報が供給されてから、
その文字情報が更にテキスト入力部11A、アプリケー
ション2を経てテキスト出力部11Bに供給されるのに
要する時間以上とする。これにより、ステップS54の
処理の実行時に抽出対象の文字列がディスプレイ53の
表示画面上に表示されていないという事態が防止され
る。
【0111】一方、ステップS50で文字列抽出部3に
供給された文字情報はテキスト入力部11Aにも供給さ
れ、テキスト入力部11Aが、この文字情報をアプリケ
ーション2に供給する。そして、アプリケーション2
は、この文字情報が表す文字を、自己が表示させている
ウィンドウ上に表示させる。
【0112】文字列抽出部3は、ステップS53の処理
による待機を終えると、API11を介してウィンドウ
システム1から、ウィンドウ上に表示されているキャレ
ットの位置を示す位置情報を取り込む(ステップS5
4)。
【0113】次に、文字列抽出部3は、取り込んだ位置
情報が示すキャレットの位置が、アプリケーション2が
表示させているウインドウ内であるか否かを判別する
(ステップS55)。アプリケーション2が表示させて
いるウインドウの外である場合、処理をステップS51
に戻す。
【0114】キャレットが、アプリケーション2が表示
させているウインドウ内に位置していると判別した場
合、文字列抽出部3は、その位置近傍に矩形を書き込
み、文字列を再描画させることを示すキャプチャーフラ
グ(Capture Flag)CFをオンする(ステップS5
6)。
【0115】ステップS56で書き込まれる矩形は、視
認できない画像が望ましい。そこで、ステップS56で
は、たとえば、図8に示すように、灰色または背景色の
1×8ドットの矩形を書き込む。抽出しようとする文字
列の条件および表示されているテキストの種類等によっ
ては、キャレットが表示されている行のみでなく前後の
行を含む3行程度を再出力させて、抽出対象とすること
が望ましいこともある。そのような場合には、複数行に
またがるドット列を書き込む。また、アプリケーション
2が、文字単位で描画データを出力するタイプの場合に
は、例えば、400×8ドットの矩形を書き込むことに
より、ほぼ1行分の文字列を出力させることができる。
【0116】アプリケーション2は、ウィンドウシステ
ム1から再表示命令を受けると、図8に示すように、再
表示命令の対象部分に含まれる文字の文字情報を再出力
する(ステップS57)。ステップS57でアプリケー
ション2が再出力した文字情報は、テキスト出力部11
Bに先だって、文字列抽出部3に供給される。
【0117】文字列抽出部3は、アプリケーション2か
らの文字情報を受け取ると、キャプチャーフラグCFが
オンで、且つ、供給された文字情報がキャレット近傍の
位置の文字であるか否かを判別する(ステップS5
8)。
【0118】NO、即ち、キャプチャーフラグCFがオ
フ、及び/又は、供給された文字情報がキャレット近傍
の位置とは異なる位置の文字の場合、文字列抽出部3は
処理をステップS51に戻す。一方、YES、即ち、キ
ャプチャーフラグCFがオンで、且つ、供給された文字
情報がキャレット近傍の位置の文字の場合、文字列抽出
部3は、アプリケーション2から受け取った文字情報を
辞書検索部4に引き渡して(ステップS59)、処理を
ステップS51に戻す。
【0119】なお、この実施の形態のテキスト変換シス
テムも、上述のものに限られない。たとえば、辞書検索
部4は、第2の実施の形態における動作と実質的に同一
の動作を行ってもよい。ただし、辞書検索部4がステッ
プS38に相当する処理において、選択された文字列全
体を文字情報として擬似的にキーボードイベントを発生
させる場合、文字列抽出部3は、ステップS50におい
て、キーボードイベントの発生によりウィンドウシステ
ム1に供給される文字情報と実質的に同一の文字情報を
ウィンドウシステム1がテキスト入力部11Aに供給し
ないよう登録するものとする。これにより、このテキス
ト変換システムは、キーボードを用いた区切り文字の供
給又はホットキーの押下がある度にデータの検索を行う
ことによって、インクリメンタルサーチを行う。
【0120】また、文字列抽出部3は、ステップS50
〜S53の処理の実行に代えて、ステップS54以降の
処理をタイマイベントとしてウィンドウシステム1に登
録する処理を実行するようにしてもよい。この場合、ウ
ィンドウシステム1が、図9に示すキーボードイベント
監視の処理(すなわち、以下述べるステップS61〜S
63の処理)を実行するものとすればよい。
【0121】すなわち、図9に示すように、ウィンドウ
システム1は、キーボードイベントが発生したことを判
別すると、まず、タイマがセットされているか否かを判
別し(ステップS61)、セットされていれば、タイマ
を解除(リセット)する(ステップS62)。一方、タ
イマがセットされていない場合、又はタイマを解除した
後、ウィンドウシステム1はタイマを起動する(ステッ
プS63)。
【0122】このような処理を行うことにより、例え
ば、キーボードイベントが一定の期間(例えば、1秒以
上)発生しなかった場合、タイマがカウントを完了し、
ウィンドウシステム1はタイマイベントを発生させる。
すると、文字列抽出部3はタイマを解除し、次いで上述
のステップS54以降の処理を行う。ただし、文字列抽
出部3は、ステップS52、S55、S58及びS59
の処理では、ステップS51に処理を戻す代わりに、処
理を終了する。
【0123】以上説明したステップS61〜S63の処
理を行う場合、キーボードが一定期間以上操作されなか
った場合にタイマイベントが発生し、タイマイベントの
発生を受けて、文字情報の取得と辞書検索部4への文字
情報の供給が行われる。
【0124】なお、上記説明においては、アプリケーシ
ョン2に文字情報を再出力させるために、キャレット近
傍の位置に画像を書き込んだが、アプリケーション2に
文字情報を再出力させることができるならば、他の手法
を採用してもよい。例えば、キャレット近傍の位置に画
像を書き込む代わりに、キャレット近傍の画像を無効化
する(すなわち、キャレットの位置の画像の再表示が必
要であるとウィンドウシステム1が認識した状態にす
る)ことにより、アプリケーション2に文字情報を再出
力させてもよい。キャレット近傍の画像を無効化するた
めには、例えば、文字列抽出部3がウィンドウシステム
1にキャレット近傍の画像を無効化する旨を通知し、ウ
ィンドウシステム1は、この通知を受けたとき、キャレ
ット近傍の画像の再表示が必要であると認識するものと
すればよい。
【0125】また、アプリケーション2は、テキスト入
力部11Aから自己に供給された文字情報を文字列抽出
部3に供給する機能を有していてもよい。この機能は、
アドインソフトウェアをハードディスク56にインスト
ールすることによって追加するようにしてもよい。アプ
リケーション2が、テキスト入力部11Aから自己に供
給された文字情報を文字列抽出部3に供給する機能を有
している場合、文字列抽出部3は、上述のステップS5
4〜S58の処理に代えて、アプリケーション2から文
字情報を取得する処理を行うようにすればよい。
【0126】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明の文字列変換システムは、専用のシステム
によらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可
能である。例えば、パーソナルコンピュータに上述の動
作を実行するためのプログラムを格納した媒体(フロッ
ピーディスク、CD−ROM等)から該プログラムをイ
ンストールすることにより、上述の処理を実行する文字
列変換システムを構成することができる。
【0127】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的且つ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケー
ションプログラムと同様に実行することにより、上述の
処理を実行することができる。
【0128】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分をのぞ
いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発
明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各
機能又はステップを実行するためのプログラムが格納さ
れているものとする。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、供給された文字列(単語等)を簡便に変換して任意
のアプリケーションに容易に供給できる文字列変換シス
テムが実現される。また、この発明によれば、供給され
た文字列(単語の一部等)に基づいて正しい綴りの単語
の情報を得ることができる文字列変換システムが実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかるテキスト変換シ
ステムの物理的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるテキスト変換シ
ステムの論理的構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態にかかるテキスト
変換システムによる文字列抽出部の登録及び文字列の抽
出の処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】この発明の第2の実施の形態にかかるテキスト
変換システムによる文字列抽出部の登録及び文字列の抽
出の処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態にかかるテキスト
変換システムによる辞書ファイルの検索の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】この発明の第3の実施の形態にかかるテキスト
変換システムによる描画検出の処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】この発明の第3の実施の形態にかかるテキスト
変換システムによる文字列抽出部の登録及び文字列の抽
出の処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の第3の実施の形態にかかるテキスト
変換システムが描画する画像を模式的に示す図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態にかかるテキスト
変換システムのウィンドウシステムによるキーボードイ
ベント監視の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ウィンドウシステム 2 アプリケーション 3 文字列抽出部 4 辞書検索部 5 辞書ファイル 51 CPU 52 メモリ 53 ディスプレイ 54 キーボード 55 マウス 56 ハードディスク 57〜59 インタフェース(I/F)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テキスト入力部を含むアプリケーションイ
    ンタフェースを備え、操作者の操作に従って文字列を取
    得し、取得した文字列を所定のプログラム及び前記テキ
    スト入力部に供給するオペレーティングシステムを実行
    する手段と、 前記オペレーティングシステム上で動作し、且つ、前記
    テキスト入力部に供給されたデータを当該テキスト入力
    部より取得するアプリケーションを実行する手段と、 文字列、及びその文字列に対応付けられたデータを記憶
    するデータベース手段と、 前記データベース手段を検索し、自己に供給された文字
    列に対応付けられた前記データを索出して、索出した前
    記データを前記テキスト入力部に供給する検索手段と、 前記所定のプログラムを実行することにより、操作者の
    操作に従って前記オペレーティングシステムが取得した
    文字列を前記オペレーティングシステムから取得して前
    記検索手段に供給する文字列取得手段と、 を備えることを特徴とする文字列変換システム。
  2. 【請求項2】前記オペレーティングシステムは、テキス
    ト出力部を含むアプリケーションインタフェースを備え
    るものであり、 前記アプリケーションは、前記テキスト入力部より取得
    したデータを表す文字情報を前記テキスト出力部を介し
    て前記オペレーティングシステムに供給することによ
    り、該文字情報が表す文字を表示画面上のカーソル位置
    近傍に表示するものであり、 前記文字列取得手段は、 操作者の操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得
    する文字情報取得手段と、 取得した前記文字情報が、所定の区切り用文字を表すか
    否かを判別する区切り判別手段と、 前記区切り判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を
    表すと判別したとき、前記表示画面上のカーソル位置近
    傍の画像を無効化することにより、前記アプリケーショ
    ンに再表示用の文字情報を出力させる画像無効化手段
    と、 前記アプリケーションが出力した再表示用の文字情報を
    取得することにより、前記カーソル位置近傍の文字列を
    表す文字情報を取得して前記検索手段に供給する抽出手
    段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の文字列変換システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記画像無効化手段は、前記区切り判別手
    段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別したと
    き、前記表示画面上のカーソル位置近傍に画像を書き込
    むことにより、前記アプリケーションに再表示用の文字
    情報を出力させる描画手段を備える、 ことを特徴とする請求項2に記載の文字列変換システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記オペレーティングシステムは、前記表
    示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨の通
    知を受けたとき、前記アプリケーションに再表示用の文
    字情報を出力することを指示するものであり、 前記アプリケーションは、前記オペレーティングシステ
    ムより再表示用の文字情報を出力することを指示された
    とき、前記再表示用の文字情報を出力するものであり、 前記画像無効化手段は、前記区切り判別手段が、前記文
    字情報が区切り用文字を表すと判別したとき、前記オペ
    レーティングシステムに、前記表示画面上のカーソル位
    置近傍の画像を無効化する旨を通知する手段を備える、 ことを特徴とする請求項2に記載の文字列変換システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記文字列取得手段は、 操作者の操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得
    する文字情報取得手段と、 取得した前記文字情報が、所定の区切り用文字を表すか
    否かを判別する手段と、 区切り用文字を表さないと判別したとき、取得した文字
    情報を、取得した順に並ぶ配列をなすように記憶する手
    段と、 区切り用文字を表すと判別したとき、自己が現に記憶す
    る前記配列が表す文字列を前記検索手段に供給し、自己
    が現に記憶する当該配列を消去する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の文字列変換システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記文字情報取得手段は、前記アプリケー
    ションが前記テキスト入力部より取得した文字情報を順
    次取得する手段を備える、 ことを特徴とする請求項5に記載の文字列変換システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記検索手段は、 自己が索出したデータの出力先を指定する指定データを
    取得し、取得した前記指定データが示す前記出力先が前
    記テキスト入力部であるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段が、前記指定データが示す出力先が前記テ
    キスト入力部であると判別したとき、自己が索出したデ
    ータを前記テキスト入力部に供給する手段と、 前記判別手段が、前記指定データが示す出力先が前記テ
    キスト入力部でないと判別したとき、自己が索出したデ
    ータを表示する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    の文字列変換システム。
  8. 【請求項8】テキスト入力部を含むアプリケーションイ
    ンタフェースを備え、操作者の操作に従って文字列を取
    得し、取得した文字列を所定のプログラムに供給するオ
    ペレーティングシステムを実行する手段と、 前記オペレーティングシステム上で動作し、且つ、前記
    テキスト入力部に供給されたデータを当該テキスト入力
    部より取得するアプリケーションを実行する手段と、 データを記憶するデータベース手段と、 前記データベース手段を検索し、自己に供給された文字
    列を含む前記データを索出して、索出した前記データを
    前記テキスト入力部に供給する検索手段と、 前記所定のプログラムを実行することにより、操作者の
    操作に従って前記オペレーティングシステムが取得した
    文字列を前記オペレーティングシステムから取得して前
    記検索手段に供給する文字列取得手段と、 を備えることを特徴とする文字列変換システム。
  9. 【請求項9】前記オペレーティングシステムは、操作者
    の操作に従って取得した文字列を前記テキスト入力部に
    供給するものであり、 前記検索手段は、自己が索出した前記データのうち自己
    に供給された前記文字列を除いた残余の部分を、前記オ
    ペレーティングシステムが前記文字列を前記テキスト入
    力部に供給した後に前記テキスト入力部に供給する手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項8に記載の文字列変換システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記検索手段は、自己が索出したデータ
    を前記テキスト入力部に供給することを指示する指示デ
    ータを操作者の操作に応答して取得し、該指示データを
    取得した時点において自己が最も新しく索出したデータ
    を、前記テキスト入力部に供給する手段を備える、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の文字列変換シ
    ステム。
  11. 【請求項11】前記オペレーティングシステムは、テキ
    スト出力部を含むアプリケーションインタフェースを備
    えるものであり、 前記アプリケーションは、前記テキスト入力部より取得
    したデータを表す文字情報を前記テキスト出力部を介し
    て前記オペレーティングシステムに供給することによ
    り、該文字情報が表す文字を表示画面上のカーソル位置
    近傍に表示するものであり、 前記文字列取得手段は、 操作者の操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得
    する文字情報取得手段と、 取得した前記文字情報が、所定の区切り用文字を表すか
    否かを判別する区切り判別手段と、 前記区切り判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を
    表すと判別したとき、前記表示画面上のカーソル位置近
    傍の画像を無効化することにより、前記アプリケーショ
    ンに再表示用の文字情報を出力させる画像無効化手段
    と、 前記アプリケーションが出力した再表示用の文字情報を
    取得することにより、前記カーソル位置近傍の文字列を
    表す文字情報を取得して前記検索手段に供給する抽出手
    段と、を備える、 ことを特徴とする請求項8、9又は10に記載の文字列
    変換システム。
  12. 【請求項12】前記画像無効化手段は、前記区切り判別
    手段が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別した
    とき、前記表示画面上のカーソル位置近傍に画像を書き
    込むことにより、前記アプリケーションに再表示用の文
    字情報を出力させる描画手段を備える、 ことを特徴とする請求項11に記載の文字列変換システ
    ム。
  13. 【請求項13】前記オペレーティングシステムは、前記
    表示画面上のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨の
    通知を受けたとき、前記アプリケーションに再表示用の
    文字情報を出力することを指示するものであり、 前記アプリケーションは、前記オペレーティングシステ
    ムより再表示用の文字情報を出力することを指示された
    とき、前記再表示用の文字情報を出力するものであり、 前記画像無効化手段は、前記区切り判別手段が、前記文
    字情報が区切り用文字を表すと判別したとき、前記オペ
    レーティングシステムに、前記表示画面上のカーソル位
    置近傍の画像を無効化する旨を通知する手段を備える、 ことを特徴とする請求項11に記載の文字列変換システ
    ム。
  14. 【請求項14】前記文字列取得手段は、 操作者の操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得
    する文字情報取得手段と、 取得した文字情報を、取得した順に並ぶ配列をなすよう
    に記憶する手段と、 自己が現に記憶する前記配列が表す文字列を前記検索手
    段に供給する手段と、 前記検索手段が、前記検索手段自身が索出したデータを
    前記テキスト入力部に供給する毎に、自己が現に記憶す
    る当該配列を消去する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項8、9又は10に記載の文字列
    変換システム。
  15. 【請求項15】前記文字情報取得手段は、前記アプリケ
    ーションが前記テキスト入力部より取得した文字情報を
    順次取得する手段を備える、 ことを特徴とする請求項14に記載の文字列変換システ
    ム。
  16. 【請求項16】前記検索手段は、操作者の操作に従い、
    自己が索出したデータであって操作者が指定したものを
    前記テキスト入力部に供給する手段を備える、 ことを特徴とする請求項8乃至15のいずれか1項に記
    載の文字列変換システム。
  17. 【請求項17】テキスト入力部を含むアプリケーション
    インタフェースを備え、操作者の操作に従って文字列を
    取得し、取得した文字列を所定のプログラム及び前記テ
    キスト入力部に供給するオペレーティングシステムを実
    行する手段として機能し、前記オペレーティングシステ
    ム上で動作し、且つ、前記テキスト入力部に供給された
    データを当該テキスト入力部より取得するアプリケーシ
    ョンを実行する手段として機能するコンピュータを、 文字列、及びその文字列に対応付けられたデータを記憶
    するデータベース手段と、 前記データベース手段を検索し、自己に供給された文字
    列に対応付けられた前記データを索出して、索出した前
    記データを前記テキスト入力部に供給する検索手段と、 前記所定のプログラムを実行することにより、操作者の
    操作に従って前記オペレーティングシステムが取得した
    文字列を前記オペレーティングシステムから取得して前
    記検索手段に供給する文字列取得手段と、 して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】テキスト入力部を含むアプリケーション
    インタフェースを備え、操作者の操作に従って文字列を
    取得し、取得した文字列を所定のプログラムに供給する
    オペレーティングシステムを実行する手段として機能
    し、前記オペレーティングシステム上で動作し、且つ、
    前記テキスト入力部に供給されたデータを当該テキスト
    入力部より取得するアプリケーションを実行する手段と
    して機能するコンピュータを、 データを記憶するデータベース手段と、 前記データベース手段を検索し、自己に供給された文字
    列を含む前記データを索出して、索出した前記データを
    前記テキスト入力部に供給する検索手段と、 前記所定のプログラムを実行することにより、操作者の
    操作に従って前記オペレーティングシステムが取得した
    文字列を前記オペレーティングシステムから取得して前
    記検索手段に供給する文字列取得手段と、 して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】前記プログラムは、前記オペレーティン
    グシステムが、テキスト出力部を含むアプリケーション
    インタフェースを備えるものであり、前記アプリケーシ
    ョンが、前記テキスト入力部より取得したデータを表す
    文字情報を前記テキスト出力部を介して前記オペレーテ
    ィングシステムに供給することにより、該文字情報が表
    す文字を表示画面上のカーソル位置近傍に表示するもの
    であるとき、前記文字列取得手段を、 操作者の操作に従って、文字を表す文字情報を順次取得
    する文字情報取得手段と、 取得した前記文字情報が、所定の区切り用文字を表すか
    否かを判別する区切り判別手段と、 前記区切り判別手段が、前記文字情報が区切り用文字を
    表すと判別したとき、前記表示画面上のカーソル位置近
    傍の画像を無効化することにより、前記アプリケーショ
    ンに再表示用の文字情報を出力させる画像無効化手段
    と、 前記アプリケーションが出力した再表示用の文字情報を
    取得することにより、前記カーソル位置近傍の文字列を
    表す文字情報を取得して前記検索手段に供給する抽出手
    段と、 して機能させるためのプログラムを含むことを特徴とす
    る請求項17又は18に記載の記録媒体。
  20. 【請求項20】前記プログラムは、前記画像無効化手段
    を、前記区切り判別手段が、前記文字情報が区切り用文
    字を表すと判別したとき、前記表示画面上のカーソル位
    置近傍に画像を書き込むことにより、前記アプリケーシ
    ョンに再表示用の文字情報を出力させる描画手段として
    機能させるためのプログラムを含む、 ことを特徴とする請求項19に記載の記録媒体。
  21. 【請求項21】前記プログラムは、前記オペレーティン
    グシステムが、前記表示画面上のカーソル位置近傍の画
    像を無効化する旨の通知を受けたとき、前記アプリケー
    ションに再表示用の文字情報を出力することを指示する
    ものであり、前記アプリケーションが、前記アプリケー
    ションより再表示用の文字情報を出力することを指示さ
    れたとき、前記再表示用の文字情報を出力するものであ
    るとき、前記画像無効化手段を、前記区切り判別手段
    が、前記文字情報が区切り用文字を表すと判別したと
    き、前記オペレーティングシステムに、前記表示画面上
    のカーソル位置近傍の画像を無効化する旨を通知する手
    段として機能させるためのプログラムを含む、 ことを特徴とする請求項19に記載の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266858A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置における取引先指定方法及び装置

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JP2005266858A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置における取引先指定方法及び装置

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