JPH1068407A - 固定素子の固定方法および装置 - Google Patents

固定素子の固定方法および装置

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JPH1068407A
JPH1068407A JP9134796A JP13479697A JPH1068407A JP H1068407 A JPH1068407 A JP H1068407A JP 9134796 A JP9134796 A JP 9134796A JP 13479697 A JP13479697 A JP 13479697A JP H1068407 A JPH1068407 A JP H1068407A
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hole
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/002Resiliently deformable pins
    • F16B19/004Resiliently deformable pins made in one piece

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 煉瓦等の低強度または脆性基材においても固
定素子を迅速に係止して満足すべき係止力を発現する固
定装置および固定方法を提供する。 【解決手段】 本発明による固定装置1は、手持ち式装
置における回転駆動部および軸線方向衝撃力を生じさせ
るための衝撃機構に対して装着端部5において結合可能
とされたドリル工具3と、軸線方向の貫通孔が設けら
れ、かつ基材中の受孔内に係止可能とされた管状固定素
子2とを具える。固定素子2をドリル工具における穿孔端
部4の作動直径よりも大径とし、ドリル工具3は固定素子
2の貫通孔を軸線方向に貫通可能とする。その際に穿孔
端部4を固定素子2における打込み方向(S)側の前端部
から突出させると共に装着端部5を固定素子2の後端部か
ら突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ドリル工具により受孔を形成
し、該受孔内に固定素子を係止する方法および装置に関
するものである。本発明は、特に、前端部が基材中に受
孔を形成するための穿孔端部として、また、後端部が装
着端部としてそれぞれ形成され、手持ち式装置における
回転駆動部および軸線方向の衝撃力を生じさせるための
衝撃機構に対して前記装着端部において結合可能とされ
たドリル工具と、軸線方向の貫通孔が設けられ、かつ前
記受孔内に係止可能とされた管状の固定素子とを具える
固定装置、並びに、かかる固定装置を使用する固定方法
に関するものである。
【0002】
【背景技術】各種の硬質基材に係止個所を形成するため
に種々の固定方法が知られている。最も慣用的な方法は
シーケンス固定法および直接固定法である。シーケンス
固定法はあらゆる基材に適している。この場合には、基
材の性状および達成すべき係止力に応じて各種形式の固
定素子が使用される。シーケンス固定法においては、基
材中にドリル工具によって受孔を形成する。ドリル工具
は金属、石材または木材ドリルよりなり、回転駆動モー
タと場合によっては衝撃機構とを具える手持ち式装置に
より駆動される。基材中に受孔を形成した後、固定素子
を受孔内に装着し、多くの場合には固定素子を半径方向
に拡開させて受孔内に係止する。
【0003】直接固定法は、特殊な固定素子を火薬力作
動型の打込み装置を使用して基材中に直接的に打込むも
のである。この固定方法においては、固定素子のための
受孔を事前に形成しておく。直接固定法は短時間に実行
可能であり、高い係止力を達成し得るものである。言う
までもなく、既知の直接固定法はもっぱら靭性基材、例
えば鋼材またはコンクリート等に好適とされている。
【0004】強度が低い脆性材料、例えば煉瓦等は、既
知の直接固定法においては火薬力作動型の打込み装置に
よる強力な負荷が及ぼされ、多くの場合に損傷を生じて
係止力が低下する場合がある。したがって、脆性基材中
に固定素子を係止するためには、シーケンス固定法によ
らざるを得ないと考えられていた。さらに、多くの場合
には、受孔を形成するための装置と、受孔内に固定素子
を係止するための別の装置とが使用される。すなわち、
受孔を穿設するためのドリル工具を具えるドリル装置
と、拡開アンカーを有する固定ねじを回転駆動するため
のねじ駆動装置とが必要とされるものである。
【0005】
【発明の課題】したがって、煉瓦等の低強度または脆性
基材においても固定素子を迅速に、しかも満足すべき係
止力が得られるように係止可能とする固定装置および固
定方法が待望されている。従来必要とされていた一連の
シーケンス作業、すなわち、受孔の形成、これに引き続
く固定素子の受孔内への打込みおよび受孔内での拡開等
は、本来的に不要とするのが望ましい。そして、受孔を
形成し、引き続いて受孔内で固定素子を係止するために
各種の装置を順次に使用する必要性を解消すべきであ
る。その際に、基材を保護すると共に所要の軽視力を達
成可能とすべきである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は、請求項1に記載した固定装置と、請
求項7に記載した固定方法とを提案するものである。
【0007】本発明による固定装置は、前端部が基材中
に受孔を形成するための穿孔端部として、また、後端部
が装着端部としてそれぞれ形成され、手持ち式装置にお
ける回転駆動部および軸線方向の衝撃力を生じさせるた
めの衝撃機構に対して前記装着端部において結合可能と
されたドリル工具と、軸線方向の貫通孔が設けられ、か
つ前記受孔内に係止可能とされた管状の固定素子とを具
えるものである。このような基本的構成を有する固定装
置において、本発明は、固定素子の外径を穿孔端部の直
径よりも大径とし、ドリル工具は固定素子における貫通
孔を軸線方向に貫通可能とし、その際に穿孔端部を固定
素子における打込み方向側の前端部から突出させると共
に装着端部を固定素子の後端部から突出させ、さらに、
ドリル工具および固定素子の回転結合を固定作業の間に
解除した状態で、固定素子の後端部を、衝撃機構により
発生された軸線方向の衝撃力が固定素子に伝達されるよ
う手持ち式装置と協働させ、これにより受孔の形成と同
時に固定素子を受孔内に打込んで係止可能としたことを
特徴とするものである。
【0008】本発明の固定装置によれば、煉瓦等、低強
度の脆性材料よりなる基材においても直接固定法により
固定個所を確実に形成することが可能である。その結
果、固定個所を形成するための作業全般が容易になり、
所要の作業時間も大幅に短縮することが可能となる。本
発明による固定装置を使用して固定個所を形成する場合
には、従来のように複数の装置、すなわち、受孔を形成
するための装置と、固定素子を受孔内に打込んで係止す
るための装置とを順次に使用する必要がない。固定素子
およびドリル工具を具える本発明の固定装置は単一の手
持ち式装置のみを必要とし、この手持ち式装置は打込み
作業の間に固定素子との回転結合が解除された状態でド
リル工具を回転駆動し、これと同時に固定素子を基材中
に形成された受孔内に衝撃力の作用下で打込むものであ
る。本発明による固定装置は簡単に使用することがで
き、直接固定法に基づいて固定個所を迅速に形成するこ
とができ、作業中に基材を適切に保護し得るものであ
る。すなわち、本発明によれば、煉瓦等の低強度・脆性
材料よりなる基材においても、直接固定法に基づいて固
定個所を確実に形成することが可能となるのである。
【0009】本発明による固定装置の好適な実施形態に
おいては、固定素子の前端部にカッターを設け、このカ
ッターの領域内で固定素子の前端部を後端部に対して異
形の断面形状に形成する。このカッターにより受孔に
は、固定素子の前端部における断面形状に矯正するため
の仕上げ加工が施される。固定素子における、前端部と
は異形の断面形状に形成した後端部は、固定素子を完全
に打込む際に、矯正された受孔内にクランプされる。
【0010】上述した実施形態において、固定素子の前
端部を非円形断面形状に形成すると共にその断面形状を
後端部に向けて徐々に円形断面形状に移行させることが
できる。固定素子の前端部におけるカッターは、予め形
成されている受孔の縁部に対する仕上げ加工を行うもの
である。その際に、円形断面形状を有する受孔が固定素
子の前端部における非円形断面形状に矯正される。そし
て、軸線方向の衝撃力の作用下で固定素子の打込みが行
われる間に、固定素子における後端部に向けて徐々に円
形断面形状に移行する領域が、矯正された受孔内に確実
にクランプされるものである。
【0011】上述した実施形態において、固定素子は、
カッターが設けられた前端部における断面形状を楕円形
状とするのが有利である。楕円形状は極めて容易に、例
えば円形断面形状を有する固定素子の前端部を所定量だ
け圧縮変形させることにより実現することができる。カ
ッターが設けられた前端部は非円形断面形状、例えば四
角形断面形状に形成しても良い。この場合の必要条件
は、固定素子の断面形状を後端領域に向けて変化させる
ことにより、固定素子の打込みに際して当該領域が、非
円形断面形状に矯正された受孔内にクランプされること
である。したがって、管状固定素子の後端領域は円形断
面形状に形成するのが好適である。
【0012】上述した実施形態において、管状の固定素
子に複数の開口部を、軸線方向全長に亙って、かつ、円
周方向には分散させて設け、これら開口部の直径を穿孔
端部の直径よりも小径とするのが有利である。固定素子
の外周部における開口部は、受孔の形成時に生じる切り
粉の排出に供するものであり、切り粉はドリル工具にお
ける穿孔端部からシャフトにおける搬送溝を経て後方に
搬送されるものである。
【0013】本発明による固定装置の好適な実施形態に
おいては、固定素子にその軸線方向全長に亙って延在す
るスリットを形成する。これにより、固定素子をその素
材のばね力に抗して半径方向に弾性圧縮変形可能とする
ことができる。未使用状態における固定素子の外径は、
基材中に形成される受孔の公称径または穿孔端部の回転
直径よりも大とされている。ドリル加工により受孔を形
成する間に軸線方向の衝撃力により固定素子を打込む
と、長手方向スリットが設けられた固定素子がその素材
のばね力により受孔の公称径まで圧縮変形する。したが
って、固定素子の打込み状態でこの半径方向圧縮変形
は、受孔および固定素子の間の摩擦係数および接触面積
と相俟って、より容易に所要の係止力を保証し得るもの
である。
【0014】穿孔端部はドリル工具のシャフト部分に恒
久的に結合することができる。例えば、ドリル工具は石
材加工または削岩用の慣用ドリル工具により構成するこ
とができ、この場合にはドリル工具を打込み作業の完了
後に固定素子が係止された受孔から引出すものである。
本発明の好適な実施形態においては、穿孔端部を固定素
子の前端部に対して結合分離可能とする。また、穿孔端
部をドリル工具のシャフト端に対して一体回転結合可能
とすると共に該シャフト端から軸線方向に分離可能とす
る。穿孔端部は、固定素子の打込みのためにドリル工具
と一体回転し得るよう結合可能であり、特に、ドリル工
具のシャフト端部上に装着可能とされている。シャフト
は、打込み操作の完了後に軸線方向に引出して穿孔端部
から再び分離可能とされている。このような実施形態に
おいては、固定素子は穿孔端部と共にセットされる。シ
ャフトに装着された後に穿孔端部は比較的小さな力を作
用させることにより固定素子の前端部から分離可能と
し、その際に穿孔端部をシャフトとの一体回転結合状態
に維持する。このような過程は、穿孔端部に対して余剰
部分を有する固定素子の前端部が孔の開口部に位置する
瞬時に自動的に達成されるものである。その結果、穿孔
端部と固定素子とを極めて容易に結合状態から解除する
ことが可能である。固定素子は軸線方向の衝撃力を作用
させることにより受孔内に打込まれ、その際に受孔の縁
部領域の仕上げ加工を行い、または半径方向内向に圧縮
変形するものである。
【0015】本発明は、ドリル工具により受孔を形成
し、その受孔内に固定素子を係止する方法において、ド
リル工具を固定素子における軸線方向の貫通孔内に打込
み、受孔の直径に対して余剰部分を有する固定素子を、
ドリル作業と同時に衝撃打込み作用により受孔内にクラ
ンプして係止することを特徴とする、固定素子の固定方
法を提案するものでもある。本発明による固定方法は前
述した直接固定法の類型であり、その際にドリル加工に
よる受孔の形成と、その受孔内への固定素子の打込みと
を同時に行うものである。本発明による方法は直接固定
法の利点を有しており、迅速かつ容易に実施可能であ
り、受孔の形成と固定素子の打込みとのために別々の装
置を使用する必要はない。したがって、本発明による新
規な直接固定法は、煉瓦等の低強度・脆性材料において
も適用可能である。
【0016】本発明による方法の好適な実施形態におい
ては、ほぼ円形断面形状の受孔を、衝撃力による固定素
子の打込みに際して、固定素子の前端部に配置された非
円形断面形状のカッターにより矯正し、固定素子を、そ
の前端部の形状に矯正された受孔内で、円形断面形状を
有する後端部においてクランプすることにより係止す
る。固定素子は、固定素子をさらに打込んで例えば固定
素子の後端部における円形断面部分をその前端部の断面
形状に矯正された受孔内でクランプすることにより係止
する。その際、固定素子は閉鎖断面形状に形成すること
ができ、また、長手方向スリットの設けられた構成とす
ることも可能である。長手方向スリットを設ける場合に
は、受孔内への打込みに際して固定素子がその素材のば
ね力に抗して半径方向に圧縮変形することにより、付加
的なクランプ力を生じさせることが可能である。
【0017】本発明による固定方法の別の実施形態にお
いては、余剰部分を有すると共に軸線方向全長に亘りス
リットが形成された固定素子を、衝撃力による固定素子
の打込みに際して、その素材のばね力に抗して半径方向
に弾性圧縮変形させて受孔内に係止する。この場合に
は、軸線方向全長に亘りスリットが形成された固定素子
を衝撃力により打込むことにより、受孔の公称径に対し
て余剰部分を有する固定素子を受孔内にクランプして係
止することができる。その際に、固定素子をその素材の
ばね力に抗して圧縮変形させることにより半径方向力を
生じさせ、固定素子と受孔との間の摩擦係数および接触
面積に応じた係止力が達成されるものである。
【0018】本発明による固定方向は石材加工または削
岩用のドリル工具を使用して実施可能であるが、固定素
子の前端部に対して穿孔端部を分離可能に結合し、固定
素子の軸線方向孔を貫通させて導入したドリル工具のシ
ャフト端を穿孔端部に対して一体回転可能に結合し、そ
の穿孔端部を、受孔の形成に際して固定素子との結合状
態から回転方向に解放し、かつ、シャフト端を固定素子
の軸線方向孔から引出す際に所定の力の作用下でシャフ
ト端から軸線方向に分離することにより、固定素子が係
止された受孔内に残留させるのが好適である。穿孔端部
とドリル工具のシャフトとの間の結合を解除するために
所定の力を必要とすることにより、引き出しに際して所
要の係止力が実現されたことを確認することが可能であ
る。
【0019】
【最良の実施形態】以下、本発明を図示の好適な実施形
態について一層具体的に詳述する。
【0020】図1は、全体を参照数字1で表した本発明
による固定装置の好適な実施形態を示すものである。こ
の固定装置1は管状の固定素子2とドリル工具3とを具
えるものである。ドリル工具3には、打込み方向側に位
置する固定素子2の前端部から突出する穿孔端部4が設
けられている。その打込み方向を図1では矢印Pで示
す。ドリル工具3は後端部に装着端5が設けられ、詳細
な図示を省略した手持ち式装置の工具ホルダ6に対して
装着端5において装着可能とされている。この手持ち式
装置には、ドリル工具3のための回転駆動モータと、軸
線方向の衝撃力を生じさせるための衝撃機構とが設けら
れている。図示の実施形態において、ドリル工具3は、
石材加工または削岩用の慣用ドリル工具からなるもので
あり、使用時に固定素子2における軸線方向の貫通孔に
通される。
【0021】固定素子2は前端部にカッター8を具え、
このカッターは基材中に形成する受孔の縁部領域での仕
上げ切削に供するものである。カッター8の領域におい
て、固定素子2は非円形の断面形状に形成する。この断
面形状は、図2に示すように楕円形状とするのが特に好
適である。カッター8の領域における楕円断面形状は、
固定素子2の後端部に向けて徐々に円形断面形状に移行
させる。固定素子2における軸線方向の貫通孔に通され
たドリル工具3は、その前端部および後端部において固
定素子2から突出する。その結果、固定素子2の後端部
で貫通孔から突出するドリル工具3の装着端5が、手持
ち式装置の工具ホルダ6に対して装着可能とされるので
ある。その際に固定素子2の後端部を手持ち式装置に当
接させ、これにより軸線方向の衝撃力を固定素子に対し
て伝達可能とする。他方、固定素子2の前端部から突出
する穿孔端部4は、打込みに際して穿孔端部4がカッタ
ー8よりも例えば10 mm 程度先行する配置とする。
【0022】言うまでもなく、管状の固定素子2は円形
または楕円形以外の断面形状に形成することが可能であ
る。本発明に係る固定素子2の機能は、固定素子2がカ
ッター8の設けられた前端部で円形断面形状を、後端部
では非円形断面形状を有する場合でも発揮させることが
可能である。固定素子2の前端部におけるカッター8
は、その断面形状に受孔を矯正する。すなわち、固定素
子2を受孔内に完全に打込みすると、前端部とは異なる
断面形状の後端部が矯正された受孔内にクランプにより
係止される。
【0023】受孔の形成に際して発生され、かつ、ドリ
ルの搬送溝を経て搬送される切粉の外部への排出に供す
る開口部7を管状固定素子2の外周部に設けることがで
きる。さらに、工具ホルダ6の領域に半径方向溝9を設
け、これら半径方向溝9により切粉を排出する構成とす
ることが可能である。
【0024】次に、本発明による固定装置を使用して固
定箇所を形成する方法について説明する。先ず、図示例
では石材加工または削岩用の慣用ドリル工具からなるド
リル工具を、固定素子2における軸線方向の貫通孔内に
導入する。その際に固定素子2の直径が、カッター8の
領域において、非円形断面形状にも拘わらず穿孔端部4
の回転直径よりも大となり、ドリル工具を貫通させるこ
とが容易となる。ドリル工具の装着端部5は、軸線方向
の衝撃力を生じさせるための衝撃機構を有する手持ち式
装置の工具ホルダ6内に装着される。
【0025】係止箇所を形成するため、穿孔端部4を基
材に当接させて手持ち式装置により駆動する。穿孔端部
4は固定素子2におけるカッター8よりも例えば10 mm
程度先行する配置としてあるため、内径が穿孔端部4の
回転直径に対応する円形断面形状の受孔を基材中に形成
する。固定素子2とドリル工具3とは、一体回転結合状
態から解除する。これは、引き続いて固定素子2をドリ
ル工具3のシャフト部分に対し軸線方向に変位可能とす
るためである。固定素子2は、その前端部で受孔の内径
に対する余剰部分を有しており、受孔の内面に接触した
状態で後端部が工具ホルダー6に当接するまで後方に摺
動させることが可能である。この状態で手持ち式装置か
らの軸線方向の衝撃力が固定素子2に伝達され、これに
より固定素子2が受孔内に打込みされる。その際に固定
阻止の前端部におけるカッター8が受孔の縁部領域を加
工して、この縁部領域をカッター8の領域における固定
素子の断面形状に矯正する。固定素子2をさらに打込み
すると、固定素子2における円形断面部分が、非円形断
面形状に矯正された受孔内にクランプされる。固定素子
2の係止を完了した後、その受孔からドリル工具3を引
き出して、別の係止個所での新たな固定素子の係止作業
を開始することが可能である。
【0026】図3は、上記実施形態の変形例による固定
装置10を示すものである。図1に示した固定装置1にお
けると同様、本例による固定装置10もドリル工具3を具
え、その穿孔端部4および装着端部5が固定素子12の両
端部から突出する配置とされている。装着端部5は、手
持ち式装置の工具ホルダ6内に保持された状態で示され
ている。工具ホルダ6に設けられた半径方向溝9により
切粉を排出可能とする。固定素子12の前端部には、基材
中に形成する受孔の縁部領域での仕上げ切削に供するカ
ッター18が設けられている。また、固定素子2の後端部
には環状カラー11が設けられ、この環状カラー11は基材
に対するストッパーとして機能させる。すなわち、環状
カラー11は、基材または係止すべき構造部材の表面と接
触したときに、固定素子の係止が完了したことを表示す
るものである。環状カラー11は、同時に、軸線方向の衝
撃力を伝達する際の工具ホルダー6に対する当接面とし
ても機能するものである。固定素子12には、長手方向ス
リット17がその全長に亙って形成されている。カッター
18の領域で長手方向スリット17はその幅を減少させ、例
えば溶接により閉鎖することができる。本例においても
固定素子12は、ドリル工具3により形成される受孔に対
する余剰部分をカッター18の領域に有している。長手方
向スリット17が設けられているため、この余剰部分は後
端部に向けて拡大させることが可能である。これによ
り、衝撃力による固定素子12の打込みに際して、非円形
断面形状に矯正された受孔内に固定素子12の円形断面部
分がクランプされるに止まらず、固定素子12をその素材
のばね力に抗して半径方向に圧縮変形させることも可能
となる。すなわち、付加的な半径方向力を生じさせるこ
とができ、これにより固定素子12を受孔内に係止する係
止力を増加させることが可能となるものである。
【0027】図4は、本発明による固定装置の他の実施
形態を示すものであり、この固定装置は全体が参照数字
20で表されている。固定装置20は、固定素子22における
軸線方向孔内を貫通するドリル工具23を具えている。ド
リル工具23は穿孔端部24および装着端部25において固定
素子22の軸線方向両端部から突出する配置とされてい
る。ドリル工具23の装着端部25を、図示しない手持ち式
装置の工具ホルダ6に装着する。工具ホルダ6には、切
り粉を排出するための半径方向溝9を設けておくことが
できる。固定素子22は、その前端部に面取り28が施され
ている。固定素子22の後端部には環状カラー21が設けら
れている。環状カラー21は、深度ストッパーとして機能
すると共に工具ホルダ6に対する当接面を形成するもの
である。固定素子22には、その全長に亙り長手方向スリ
ット27を形成する。穿孔端部24を円筒形状部材として形
成し、この円筒形状部材にはドリル工具23のシャフト部
分26を装着するための装着孔を設ける。シャフト部分26
は、図示例におけるように、全長に亙ってヘリカル溝が
設けられた四角形断面ロッドとして形成することができ
る。穿孔端部24をドリル工具23のシャフト部分26に対し
て一体回転可能に結合するためには、装着孔を四角形以
外の任意の多角形断面に形成することもできる。
【0028】固定素子22は、その固定作業を続行するた
めに、面取り28が施された前端部に穿孔端部24を装着し
得る状態となる。これは長手方向溝27により容易に実行
可能である。固定作業のためには、ドリル工具のシャフ
ト部分26を固定素子22における軸線方向の貫通孔内に通
し、かつ、穿孔端部24における装着孔内に装着すること
のみが必要とされる。固定素子22の外径は、穿孔端部24
の回転直径よりも大径とされている。すなわち、固定素
子22は、穿孔端部24により基材中に形成される受孔に対
して余剰部分を有するものである。固定素子22の後端部
が工具ホルダ6に当接すると、その打込みが開始され
る。固定素子22の前端部における面取り28により、小径
の受孔内への固定素子22の打込みを容易に行うことが可
能である。固定素子22を衝撃力の作用下で受孔内に打込
むことにより、固定素子22はその素材のばね力に抗して
半径方向に圧縮変形する。これにより生じる半径方向力
が、摩擦係数および接触面積と相俟って、所要の係止力
を発現させるものである。固定作業の完了後、ドリル工
具23のシャフト部分26を受孔から引き出す。その際に、
穿孔端部24は受孔内に残留する。シャフト部分26と穿孔
端部24における装着孔との間のクランプ力を適切に設定
して、シャフト部分26の引き出しには所定の最小引き出
し力を作用させる必要のある構成とするのが好適であ
る。この場合には、シャフト部分26の引き出しにより、
固定個所における最小係止力が実現されたことを同時に
確認することが可能となる。
【0029】以上詳述したところから明らかなように、
本発明による固定装置のいずれの実施形態においても、
穿孔端部がシャフト部分と一体的に形成され、または結
合分離可能な別体として形成されたドリル工具を使用す
ることが可能である。管状の固定素子はその後端部に荷
重負荷手段を有するものである。荷重負荷手段は、例え
ば、内ねじ、外ねじ、スナップ結合溝、肩部等として形
成することが可能である。管状の固定素子は、例えば断
熱板等を固定するための特別な固定手段の一部として形
成することもできる。この場合には、固定素子を円筒シ
ャフト内に埋設し、その円筒シャフトを押圧板の下側に
延在させることが可能である。さらに、管状の固定素子
を、ケーブルまたは配管用の保持具の一部として形成す
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、固定素子およびドリル工具を具える本
発明による固定装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1における固定素子の、カッターが
設けられた前端部を示す横断面図である。
【図3】図3は、図1の固定装置の変形実施形態を示す
斜視図である。
【図4】図4は、本発明による固定装置の他の実施形態
を示す斜視図である。
【符号の説明】 1, 10, 20 固定装置 2, 12, 22 固定素子 3, 23 ドリル工具 4, 24 穿孔端部 5, 25 装着端部 7 開口部 8, 18 カッター 17, 27 スリット 26 シャフト端

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部が基材中に受孔を形成するための
    穿孔端部(4, 24)として、また、後端部が装着端部(5,
    25)としてそれぞれ形成され、手持ち式装置における回
    転駆動部および軸線方向の衝撃力を生じさせるための衝
    撃機構に対して前記装着端部(5, 25)において結合可能
    とされたドリル工具(3, 23)と、軸線方向の貫通孔が設
    けられ、かつ前記受孔内に係止可能とされた管状の固定
    素子(2, 12, 22) とを具える固定装置(1, 10, 20)にお
    いて、固定素子(2, 12, 22)の外径を穿孔端部(4, 24)
    の直径よりも大径とし、ドリル工具(3, 23)は固定素子
    (2, 12, 22)における貫通孔を軸線方向に貫通可能と
    し、その際に穿孔端部(4,24) を固定素子(2, 12, 22)
    における打込み方向(S)側の前端部から突出させると
    共に装着端部(5, 25)を固定素子(2, 12, 22)の後端部
    から突出させ、さらに、ドリル工具(3, 23)および固定
    素子(2, 12, 22)は固定作業の間に回転結合を解除した
    状態で固定素子(2, 12, 22)の後端部を衝撃機構により
    発生された軸線方向の衝撃力が固定素子(2, 12, 22)に
    伝達されるよう手持ち式装置と協働させることにより、
    受孔の形成と同時に固定素子(2, 12, 22)を受孔内に打
    込んで係止可能としたすることを特徴とする、固定素子
    の固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の固定装置において、固定
    素子(2, 12)の前端部にカッター(8,18)を設け、該カッ
    ター(8,18)の領域内で、固定素子(2,12)の前端部を後端
    部に対して異形の断面形状に形成したことを特徴とする
    固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の固定装置において、固定
    素子(2,12)の前端部を非円形断面形状に形成すると共に
    その断面形状を後端部に向けて円形断面形状に移行させ
    ることを特徴とする固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の固定装置
    において、固定素子(2)に複数の開口部(7)を、軸
    線方向全長に亙って、かつ、円周方向には分散させて設
    け、これら開口部(7)の直径を穿孔端部(4,24)の直径
    よりも小径としたことを特徴とする固定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の固定装置において、固定素子(12,22)にその軸線方
    向全長に亙って延在するスリット(17,27)を形成すると
    共に、該固定素子(12,22)をその素材のばね力に抗して
    半径方向に弾性圧縮変形可能としたことを特徴とする固
    定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
    載の固定装置において、穿孔端部(24)を固定素子(22)の
    前端部に対して結合分離可能とし、かつ、ドリル工具(2
    3)のシャフト端(26)に対して一体回転結合可能とすると
    共に該シャフト端(26)から軸線方向に分離可能としたこ
    とを特徴とする固定装置。
  7. 【請求項7】 ドリル工具(3,23)により受孔を形成し、
    該受孔内に固定素子(2,12,22) を係止する方法におい
    て、ドリル工具(3,23)を固定素子(2,12,22) における軸
    線方向の貫通孔内に打込み、受孔の直径に対して余剰部
    分を有する固定素子(2,12,22) を、ドリル作業と同時に
    衝撃打込み作用により受孔内にクランプして係止するこ
    とを特徴とする、固定素子の固定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の固定方法において、ほぼ
    円形断面形状の受孔を、衝撃力による固定素子(2,12)の
    打込みに際して、固定素子(2,12)の前端部に配置された
    非円形断面形状のカッター(8,18)により矯正し、固定素
    子(2,12)を、その前端部の形状に矯正された受孔内で、
    円形断面形状を有する後端部においてクランプすること
    により係止することを特徴とする固定方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の固定方法
    において、余剰部分を有すると共に軸線方向全長に亘り
    スリット(17,27)が形成された固定素子(2,12) を、衝
    撃力による固定素子(2,12)の打込みに際して、その素材
    のばね力に抗して半径方向に弾性圧縮変形させて受孔内
    に係止することを特徴とする固定方法。
  10. 【請求項10】 請求項7〜請求項9のいずれか一項に
    記載の固定方法において、固定素子(22)の前端部に対し
    て穿孔端部(24)を分離可能に結合し、固定素子(22)の軸
    線方向孔を貫通させて導入したドリル工具(23)のシャフ
    ト端(26)を穿孔端部(24)に対して一体回転可能に結合
    し、該穿孔端部(24)を、受孔の形成に際して固定素子(2
    2)との結合状態から回転方向に解放し、かつ、シャフト
    端(26)を固定素子(22)の軸線方向孔から引出す際に所定
    の力の作用下でシャフト端(26)から軸線方向に分離する
    ことにより、固定素子(22)が係止された受孔内に残留さ
    せることを特徴とする固定方法。
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