JPH1068130A - 緑化用網状体 - Google Patents
緑化用網状体Info
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- JPH1068130A JPH1068130A JP22529996A JP22529996A JPH1068130A JP H1068130 A JPH1068130 A JP H1068130A JP 22529996 A JP22529996 A JP 22529996A JP 22529996 A JP22529996 A JP 22529996A JP H1068130 A JPH1068130 A JP H1068130A
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- greening
- vegetation
- netted material
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- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
だけ安価で、かつ従来の製造工程を改良することなく製
造可能な緑化用網状体を提供する。 【解決手段】 緑化用網状体10は、経糸12と緯糸1
4のいずれか一方を完全生分解プラスチックで、他方を
天然繊維材料で構成した。天然繊維材料としては綿糸又
はその紐状体が好適に用いられる。また、綿糸は脱脂処
理を施されていないものが好ましい。
Description
法面の緑化に用いられる緑化用網状体、特に、法面に吹
き付けた種子や肥料などの植生材料を安定的に保持した
り、この植生材料とシートとを一体化した植生シートを
保持するのに好適な緑化用網状体に関する。
設した法面に植生用種子や肥料などを吹き付ける吹付工
法、(b)不織布、紙、薄綿等のシートに植生種子や肥
料等を挟持し又は接着した植生シートとこの植生シート
を被覆一体化した網状体とからなる緑化体を法面に敷設
する緑化体工法が知られている。
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂か
らなるモノフィラメントやフラットヤーンを経糸及び緯
糸として絡み織等により織物又はラッセル編等により編
物にして、法面に合った網状体にしたものが使用されて
いる。これらの網状体は強度が大でありかつ安価なう
え、法面に植物がある程度成長するまで法面を保護する
に足る強度を維持できるという利点がある。
チレンやポリプロピレンなどの合成樹脂は一般に半永久
的に変質しない特性があり、しかも風化等により元の形
状を保持しなくなっても土壌と同質化しないために、プ
ラスチック公害、ひいては環境破壊の一因となってい
る。
する糸にジュート等の靭皮繊維を用いたもの(実公昭6
3−828号公報)、ビスコースレーヨン等の再生セル
ロース繊維を用いたもの(特公平7−116713号公
報)、あるいは光等により崩壊する素材を用いたものが
提案されている。また、これらを更に改良したものとし
て、ビスコース繊維と合成樹脂の混紡繊維を用いたもの
(特公平7−109099号公報)、防腐処理を施した
もの(特公平7−91834号公報)が提案されてい
る。
スと水になる完全生分解性プラスチックが開発されてい
る。これらは汎用ポリエチレン等と同等ないしはそれを
上回る強度があるが、樹脂価格が汎用ポリエチレン等の
約6〜10倍もする。また、樹脂の製法にもよるが、一
般的に伸率が大きいので、均一な目合いの網状物等が得
難い等の問題があり、普及するまでには至っていないの
が実情である。
に鑑み、プラスチック公害を生ずることなく、出来るだ
け安価で、かつ従来の製造工程を改良することなく製造
可能な緑化用網状体を提供することを目的としており、
経糸と緯糸とで構成した緑化用網状体において、上記経
糸、緯糸のいずれか一方を完全生分解プラスチックで、
他方を天然繊維材料で構成したものである。なお、経糸
と緯糸のいずれを完全生分解プラスチック又は天然繊維
で構成するかは網状体の施工状況や緑化体に要求される
機能等をもとに適宜決定すればよい。また、天然繊維材
料には各種の公知の材料が使用可能であるが、特に綿花
よりなる糸又は紐状体が好適に用いられる。さらに、綿
花は、脱脂処理が施されていないものが使用できるので
好ましい。
の好適な実施の形態について説明する。図1は本発明に
係る緑化用網状体10を示す。この網状体10は、所定
の間隔(例えば数ミリないし数センチメートル)を置い
て配置された経糸12と緯糸14により構成されてい
る。網状体10は、平織、絡み織のように所定の間隔を
置いて配置された経糸の間に緯糸を通して製造する織物
であってもよいし、ラッセル編のように経糸で鎖編を形
成しながら挿入糸で隣り合う鎖編を繋いで製造する編物
であってもよい。
に完全生分解プラスチック、他方に天然繊維が素材とし
て使用される。これらの糸12、14は、単なる糸であ
る必要はなく、例えば複数本の糸を束ねた紐、またはそ
れらの撚り紐であってもよい。また、完全生分解プラス
チックの場合、これを素材として製造したフラットヤー
ン、又はモノフィラメントを撚った紐、若しくは複数本
のモノフィラメントを撚り成した撚り紐などを使用して
もよい。
分解プラスチック又は天然繊維材料で構成するかは緑化
体の製造方法、使用方法等に応じて決定すればよい。具
体的に、網状体10を織成し又は編成する際に、または
この網状体を植生シート16(植生種子、肥料、土壌改
良材等を紙、不織布等のシートに保持したもの。)に一
体化するに際し、経糸12又は緯糸14のうち実際に施
工した場合により引張力が加わる方向の糸に伸びの小さ
い天然繊維材料を配置し、他方に天然繊維材料よりも強
度の高い完全生分解プラスチックを配置するのが好まし
い。
ン等と同等の強度がありかつ成形も容易であるから、ラ
ッセル編等により網状体10を構成する場合には、フラ
ットヤーンの状態で緯糸14に用いることで、法面にな
じみ易い網状体が得られる。
が小さいので、網状体10をラッセル編により編成する
場合には、緯糸14よりも引張抵抗が要求される経糸1
2に天然繊維を使用するのが好ましい。ただし、網状体
10を植生シート16に取り付けて緑化体とする場合に
は、幅方向に張力のかかった状態で寸法安定性が求めら
れるので、緯糸14に伸縮度の小さい天然繊維材料を用
いるのが好ましい。
維を用いてもよいが、より好適には綿糸が用いられる。
その理由は、綿糸は靭皮繊維よりも細く短繊維でかつヤ
ング率が低いために撚り易く、各番手の糸が容易に入手
でき、しかも撚ることによって強度の大なるものが得易
いからである。
スで覆われている。そして、このワックスは一般の綿製
品では製造過程で脱脂処理を行って取り除かれる。しか
し、本発明で使用する綿糸は、脱脂処理をすることなく
使用出来る。その結果、ワックスの作用によりジュート
に比べて吸水が小さく、腐食され難く、長期間に亘って
強度を維持できる。ただし、脱脂処理を施さない綿糸
も、自然界に長期間放置されると、最終的には完全に腐
食して土壌と同質化する。
の緑化用網状体は、経糸、緯糸のいずれか一方を完全生
分解プラスチック、他方を天然繊維材料で構成されてい
るので、全体を完全生分解プラスチックで構成したもの
に比べて、編みムラのないかつ強度のある緑化用網状体
が得られ、しかも安価である。又、完全生分解プラスチ
ックの多くは熱溶融型のために植生シートとの一体化が
ヒートシール方式で容易に出来る。また、これらの生分
解性プラスチックと天然繊維材料はいずれも時間の経過
と共に微生物により分解されて最終的に土壌と同質化す
るので、プラスチック公害を招来することもない。特
に、天然繊維材料として綿糸又はその紐状体を用いる場
合には、脱脂処理をすることなく使用出来るために、特
別の処理を施さなくても、植生材料の成長まで強度を保
持し、地盤を浸食から防ぐことができる。
ート。
Claims (5)
- 【請求項1】 経糸と緯糸とで構成した緑化用網状体に
おいて、上記経糸、緯糸のいずれか一方を完全生分解プ
ラスチックで、他方を天然繊維材料で構成したことを特
徴とする緑化用網状体。 - 【請求項2】 経糸を天然繊維材料で、緯糸を完全生分
解プラスチックで構成したことを特徴とする請求項1の
緑化用網状体。 - 【請求項3】 経糸を完全生分解プラスチックで、緯糸
を天然繊維材料で構成したことを特徴とする請求項1の
緑化用網状体。 - 【請求項4】 天然繊維材料が綿花よりなる糸又は紐状
体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかの
緑化用網状体。 - 【請求項5】 上記綿花よりなる糸又は紐状体は脱脂処
理が施されていないことを特徴とする請求項4の緑化用
網状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22529996A JP3352886B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 緑化用植生体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22529996A JP3352886B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 緑化用植生体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1068130A true JPH1068130A (ja) | 1998-03-10 |
JP3352886B2 JP3352886B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=16827169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22529996A Expired - Lifetime JP3352886B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 緑化用植生体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3352886B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1074237C (zh) * | 1998-12-31 | 2001-11-07 | 顾卫 | 土壤保护纤维棉网防止土壤侵蚀的生物工程方法 |
JP7016443B1 (ja) * | 2021-11-09 | 2022-02-04 | 前田工繊株式会社 | 植生シートおよび緑化用補強土壁 |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22529996A patent/JP3352886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1074237C (zh) * | 1998-12-31 | 2001-11-07 | 顾卫 | 土壤保护纤维棉网防止土壤侵蚀的生物工程方法 |
JP7016443B1 (ja) * | 2021-11-09 | 2022-02-04 | 前田工繊株式会社 | 植生シートおよび緑化用補強土壁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3352886B2 (ja) | 2002-12-03 |
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