JPH1067373A - スクータ型車両 - Google Patents
スクータ型車両Info
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- JPH1067373A JPH1067373A JP9206466A JP20646697A JPH1067373A JP H1067373 A JPH1067373 A JP H1067373A JP 9206466 A JP9206466 A JP 9206466A JP 20646697 A JP20646697 A JP 20646697A JP H1067373 A JPH1067373 A JP H1067373A
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- Japan
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- carburetor
- storage box
- air cleaner
- vehicle
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 13
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 3
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スクータ型車両の収納ボックス容量を広く確保
しつつ、リアクッションユニットの伸縮ストロークを増
して乗り心地の改善を図る、あるいはシート高を低くし
て足付き性を良くし、併せてエンジン性能の向上を図
る。 【解決手段】収納ボックス8の底面8aを略水平に、か
つその少なくとも後部に上方へせり上がる部分を有する
ように形成し、ユニットスイング型エンジン4のピボッ
ト16をクランクケース13の前部に配置する一方、キ
ャブレタ22に繋がる吸気通路21のクランクケース1
3への導入部Bをユニットスイング型エンジン4の幅方
向中心付近に設け、この導入部Bからキャブレタ22と
エアクリーナケース23とが後方に向かって順次車幅方
向外側に寄るように、かつ収納ボックス底面8a後部の
上方へせり上がる部分の下部近傍にキャブレタ22が位
置するように配設した。
しつつ、リアクッションユニットの伸縮ストロークを増
して乗り心地の改善を図る、あるいはシート高を低くし
て足付き性を良くし、併せてエンジン性能の向上を図
る。 【解決手段】収納ボックス8の底面8aを略水平に、か
つその少なくとも後部に上方へせり上がる部分を有する
ように形成し、ユニットスイング型エンジン4のピボッ
ト16をクランクケース13の前部に配置する一方、キ
ャブレタ22に繋がる吸気通路21のクランクケース1
3への導入部Bをユニットスイング型エンジン4の幅方
向中心付近に設け、この導入部Bからキャブレタ22と
エアクリーナケース23とが後方に向かって順次車幅方
向外側に寄るように、かつ収納ボックス底面8a後部の
上方へせり上がる部分の下部近傍にキャブレタ22が位
置するように配設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート下に収納ボ
ックスが設置され、その下にユニットスイング型エンジ
ンが配置されたスクータ型車両に関する。
ックスが設置され、その下にユニットスイング型エンジ
ンが配置されたスクータ型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なスクータ型車両は、シートの載
るリアボディの内部容積が比較的大きく設定されてお
り、このリアボディの内部に収納ボックスが備えられ、
シート自体が収納ボックスの蓋となっている。収納ボッ
クスには、フルフェース型のヘルメットを収納可能な形
状と容量が付与されている。そして、リアボディの下方
にユニットスイング型エンジンが配置される。
るリアボディの内部容積が比較的大きく設定されてお
り、このリアボディの内部に収納ボックスが備えられ、
シート自体が収納ボックスの蓋となっている。収納ボッ
クスには、フルフェース型のヘルメットを収納可能な形
状と容量が付与されている。そして、リアボディの下方
にユニットスイング型エンジンが配置される。
【0003】図6は、従来のスクータ型車両の一例を示
す。
す。
【0004】このスクータ型車両は、ハンドルcで操舵
される前輪aとユニットスイング型エンジンdに駆動さ
れる後輪bとが前後に配置され、ハンドルcとシートe
の間が下方に低く湾入してステップボードfが設けら
れ、シートeは収納ボックスgが内蔵されたリアボディ
h上に載置され、リアボディhの下にユニットスイング
型エンジンdが配置される。収納ボックスgは、フルフ
ェース型のヘルメットiを縦向きに収納することのでき
る形状と容積を備えている。
される前輪aとユニットスイング型エンジンdに駆動さ
れる後輪bとが前後に配置され、ハンドルcとシートe
の間が下方に低く湾入してステップボードfが設けら
れ、シートeは収納ボックスgが内蔵されたリアボディ
h上に載置され、リアボディhの下にユニットスイング
型エンジンdが配置される。収納ボックスgは、フルフ
ェース型のヘルメットiを縦向きに収納することのでき
る形状と容積を備えている。
【0005】ユニットスイング型エンジンdは、ほぼ水
平に前傾するシリンダjの後方にクランクケースkが連
なり、そのクランクケースkの一側から後方へスイング
ケースlが連設されて、その後部に、クランクケースk
の直ぐ後方に位置する後輪bが軸支されると共に、前下
方へ延びる支持アームmの先端がピボットnによりフレ
ームoに上下揺動自在に軸支され、かつ後上部がリアク
ッションユニットpで支持されて緩衝懸架されている。
平に前傾するシリンダjの後方にクランクケースkが連
なり、そのクランクケースkの一側から後方へスイング
ケースlが連設されて、その後部に、クランクケースk
の直ぐ後方に位置する後輪bが軸支されると共に、前下
方へ延びる支持アームmの先端がピボットnによりフレ
ームoに上下揺動自在に軸支され、かつ後上部がリアク
ッションユニットpで支持されて緩衝懸架されている。
【0006】また、排気管qはシリンダjから下方へ導
出され、スイングケースlの反対側に回って後上方へ延
びるマフラrに接続される。一方、吸気管sはクランク
ケースkの前上部に導入され、この吸気管sの後部に接
続されたキャブレタtはクランクケースkの後上方に位
置し、さらにその後部にエアクリーナケースuが接続さ
れる。上記排気管q、マフラr、吸気管s、キャブレタ
t、エアクリーナケースuなどの部品類は、全てユニッ
トスイング型エンジンdと一体になってピボットn回り
に上下揺動する。
出され、スイングケースlの反対側に回って後上方へ延
びるマフラrに接続される。一方、吸気管sはクランク
ケースkの前上部に導入され、この吸気管sの後部に接
続されたキャブレタtはクランクケースkの後上方に位
置し、さらにその後部にエアクリーナケースuが接続さ
れる。上記排気管q、マフラr、吸気管s、キャブレタ
t、エアクリーナケースuなどの部品類は、全てユニッ
トスイング型エンジンdと一体になってピボットn回り
に上下揺動する。
【0007】このようなスクータ型車両では、そのユニ
ットスイング型エンジンdの上部のライン(側面視にお
ける上部プロフィール)と収納ボックスgの底面vとの
位置、隙間関係により、リアクッションユニットpの伸
縮ストロークが決まっていた。同様に、この位置関係に
よりシートeの高さや収納ボックスgの底面vの形状が
定められていた。
ットスイング型エンジンdの上部のライン(側面視にお
ける上部プロフィール)と収納ボックスgの底面vとの
位置、隙間関係により、リアクッションユニットpの伸
縮ストロークが決まっていた。同様に、この位置関係に
よりシートeの高さや収納ボックスgの底面vの形状が
定められていた。
【0008】特に、フルフェース型のヘルメットiを収
納できるように収納ボックスgが大きく設定されている
ため制約も大きく、乗り心地を重視してリアクッション
ユニットpの伸縮ストロークを大きくするとか、シート
eの高さを低くして足付き性を良くするとかの要望を満
足させることができない場合が多かった。
納できるように収納ボックスgが大きく設定されている
ため制約も大きく、乗り心地を重視してリアクッション
ユニットpの伸縮ストロークを大きくするとか、シート
eの高さを低くして足付き性を良くするとかの要望を満
足させることができない場合が多かった。
【0009】こうした制約を少しでも緩和するために、
図例の収納ボックスgでは、ヘルメットiが開口底面を
下にして収納され、その開口内に湾入する凹みwが収納
ボックスgの底面vに形成されている。ユニットスイン
グ型エンジンdの上方揺動時には、キャブレタtがこの
凹みw内に入ることで、リアクッションユニットpの伸
縮ストロークを大きく取ることができる。
図例の収納ボックスgでは、ヘルメットiが開口底面を
下にして収納され、その開口内に湾入する凹みwが収納
ボックスgの底面vに形成されている。ユニットスイン
グ型エンジンdの上方揺動時には、キャブレタtがこの
凹みw内に入ることで、リアクッションユニットpの伸
縮ストロークを大きく取ることができる。
【0010】また、図7に示したスクータ型車両は、ク
ランクケースkの上面から上方に延びる支持アームm1
の上端が収納ボックスg2 の下部に位置するピボットn
1 を介してフレームo1 に軸支されている。これによ
り、ピボットn1 を中心にユニットスイング型エンジン
dが上下揺動する際における収納ボックス底面v2 に対
するユニットスイング型エンジンdおよびキャブレタt
2 、エアクリーナケースu2 の変位量を小さくし、相対
的にリヤクッションユニットpの伸縮ストロークを増大
させることができる。
ランクケースkの上面から上方に延びる支持アームm1
の上端が収納ボックスg2 の下部に位置するピボットn
1 を介してフレームo1 に軸支されている。これによ
り、ピボットn1 を中心にユニットスイング型エンジン
dが上下揺動する際における収納ボックス底面v2 に対
するユニットスイング型エンジンdおよびキャブレタt
2 、エアクリーナケースu2 の変位量を小さくし、相対
的にリヤクッションユニットpの伸縮ストロークを増大
させることができる。
【0011】すなわち、キャブレタt2 およびエアクリ
ーナケースu2 は、ピボットn1 よりも前方に配置され
ており、ユニットスイング型エンジンdの上方揺動時に
は収納ボックス底面v2 から離れる動作をする。このた
め、メーンスタンドzを掛けてリヤクッションユニット
pが全伸長したときに、キャブレタt2 の上端が収納ボ
ックス底面v2 に最接近するように設定すればよく、リ
ヤクッションユニットpの伸縮ストローク増大ならびに
シート高の引き下げが可能になる。
ーナケースu2 は、ピボットn1 よりも前方に配置され
ており、ユニットスイング型エンジンdの上方揺動時に
は収納ボックス底面v2 から離れる動作をする。このた
め、メーンスタンドzを掛けてリヤクッションユニット
pが全伸長したときに、キャブレタt2 の上端が収納ボ
ックス底面v2 に最接近するように設定すればよく、リ
ヤクッションユニットpの伸縮ストローク増大ならびに
シート高の引き下げが可能になる。
【0012】さらに、図8に示したスクータ型車両は、
フルフェース型のヘルメットi1 を上下逆さまの姿勢で
収納できるように収納ボックスg3 を形成したもので、
その底面v3 はヘルメットi1 の頂面に合わせて湾曲面
または球面状に形成されており、その上方へ湾曲した部
分に対向してキャブレタt3 が配置され、両者間の隙間
が大きくされてリヤクッションユニットp1 の伸縮スト
ローク増大が図られている。
フルフェース型のヘルメットi1 を上下逆さまの姿勢で
収納できるように収納ボックスg3 を形成したもので、
その底面v3 はヘルメットi1 の頂面に合わせて湾曲面
または球面状に形成されており、その上方へ湾曲した部
分に対向してキャブレタt3 が配置され、両者間の隙間
が大きくされてリヤクッションユニットp1 の伸縮スト
ローク増大が図られている。
【0013】ここでも、ユニットスイング型エンジンd
のピボットn1 は収納ボックスg3の下部に配置されて
いるため、ユニットスイング型エンジンdやキャブレタ
t3およびエアクリーナケースu3 の変位量が少なく、
これがリヤクッションユニットp1 の伸縮ストローク増
大に貢献している。なお、リヤクッションユニットp1
はシリンダj前方のリアボディh前下部内に配置されて
支持アームmとリンク機構により結合され、上記フレー
ムo1 とリヤクッションユニットp1 との干渉による制
約が完全に排除されるものとなっている。
のピボットn1 は収納ボックスg3の下部に配置されて
いるため、ユニットスイング型エンジンdやキャブレタ
t3およびエアクリーナケースu3 の変位量が少なく、
これがリヤクッションユニットp1 の伸縮ストローク増
大に貢献している。なお、リヤクッションユニットp1
はシリンダj前方のリアボディh前下部内に配置されて
支持アームmとリンク機構により結合され、上記フレー
ムo1 とリヤクッションユニットp1 との干渉による制
約が完全に排除されるものとなっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスクータ型車両では、ユニットスイング型エ
ンジンと収納ボックスとの間の隙間を大きくすることに
重点が置かれ、ヘルメットの上下巾によりほぼ一定寸法
に決められている収納ボックスに対しては窮屈な構造に
なりやすく、伸縮ストロークを大きくして乗り心地を良
くするとか、シート高を低くして足付き性を良くすると
かの要求に対する根本的な解決にはなりにくいという問
題があった。
うな従来のスクータ型車両では、ユニットスイング型エ
ンジンと収納ボックスとの間の隙間を大きくすることに
重点が置かれ、ヘルメットの上下巾によりほぼ一定寸法
に決められている収納ボックスに対しては窮屈な構造に
なりやすく、伸縮ストロークを大きくして乗り心地を良
くするとか、シート高を低くして足付き性を良くすると
かの要求に対する根本的な解決にはなりにくいという問
題があった。
【0015】本発明は、上記のような事情を考慮してな
されたもので、収納ボックスの容量を広く確保しつつ、
リアクッションユニットの伸縮ストロークを増して乗り
心地の改善を図る、あるいはシート高を低くして足付き
性を良くすることができ、併せてエンジン性能の向上を
図ることのできるスクータ型車両を提供することを目的
とする。
されたもので、収納ボックスの容量を広く確保しつつ、
リアクッションユニットの伸縮ストロークを増して乗り
心地の改善を図る、あるいはシート高を低くして足付き
性を良くすることができ、併せてエンジン性能の向上を
図ることのできるスクータ型車両を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータ型車両は、請求項1に記載し
たように、ハンドルとシートの間が下方に深く湾入して
ステップボードが設けられ、シート下方のリアボディ内
に収納ボックスが設置され、リアボディの下方にユニッ
トスイング型エンジンがピボットを介して上下揺動可能
に設けられ、このユニットスイング型エンジンのクラン
クケース上部に吸気通路を介してキャブレタが連結さ
れ、キャブレタの後部にエアクリーナケースが連結され
たスクータ型車両において、上記収納ボックスの底面を
略水平に、かつその少なくとも後部に上方へせり上がる
部分を有するように形成し、上記ピボットを上記クラン
クケースの前部に配置する一方、上記吸気通路のクラン
クケースへの導入部をユニットスイング型エンジンの幅
方向中心付近に設け、この導入部からキャブレタとエア
クリーナケースとが後方に向かって順次車幅方向外側に
寄るように、かつ収納ボックス底面後部の上方へせり上
がる部分の下部近傍にキャブレタが位置するように配設
した。
め、本発明に係るスクータ型車両は、請求項1に記載し
たように、ハンドルとシートの間が下方に深く湾入して
ステップボードが設けられ、シート下方のリアボディ内
に収納ボックスが設置され、リアボディの下方にユニッ
トスイング型エンジンがピボットを介して上下揺動可能
に設けられ、このユニットスイング型エンジンのクラン
クケース上部に吸気通路を介してキャブレタが連結さ
れ、キャブレタの後部にエアクリーナケースが連結され
たスクータ型車両において、上記収納ボックスの底面を
略水平に、かつその少なくとも後部に上方へせり上がる
部分を有するように形成し、上記ピボットを上記クラン
クケースの前部に配置する一方、上記吸気通路のクラン
クケースへの導入部をユニットスイング型エンジンの幅
方向中心付近に設け、この導入部からキャブレタとエア
クリーナケースとが後方に向かって順次車幅方向外側に
寄るように、かつ収納ボックス底面後部の上方へせり上
がる部分の下部近傍にキャブレタが位置するように配設
した。
【0017】また、本発明に係るスクータ型車両は、請
求項2に記載したように、前記吸気通路の導入部とキャ
ブレタの中心部とを結ぶ線が車体中心線に対しθ1の角
度で鋭角に交差し、かつキャブレタの中心部とエアクリ
ーナケースの中心部とを結ぶ線が上記車体中心線に対し
θ2の角度で鋭角に交差し、なおかつθ1>θ2となる
ようにキャブレタとエアクリーナケースを配置した。
求項2に記載したように、前記吸気通路の導入部とキャ
ブレタの中心部とを結ぶ線が車体中心線に対しθ1の角
度で鋭角に交差し、かつキャブレタの中心部とエアクリ
ーナケースの中心部とを結ぶ線が上記車体中心線に対し
θ2の角度で鋭角に交差し、なおかつθ1>θ2となる
ようにキャブレタとエアクリーナケースを配置した。
【0018】さらに、本発明に係るスクータ型車両は、
請求項3に記載したように、収納ボックス底面の車幅方
向の一側にも上方へせり上がる部分を形成し、吸気通路
の導入部を車体中心線に対して上記収納ボックス底面一
側の上方へせり上がる部分の側にオフセットして設け
た。
請求項3に記載したように、収納ボックス底面の車幅方
向の一側にも上方へせり上がる部分を形成し、吸気通路
の導入部を車体中心線に対して上記収納ボックス底面一
側の上方へせり上がる部分の側にオフセットして設け
た。
【0019】請求項1のように構成した場合、まず収納
ボックスの底面が略水平に形成されていることから、収
納ボックスの容量が広くなる。そして、収納ボックス底
面の後部に上方へせり上がる部分が形成され、その下方
にキャブレタが位置するため、収納ボックス底面の上方
へせり上がる部分の下方に形成される余剰スペースがキ
ャブレタの上方揺動時におけるクリアランススペースと
なる。このため、収納ボックスの容量を広く確保しつ
つ、ユニットスイング型エンジンの上方への揺動量、す
なわちリアクッションユニットの伸縮ストロークを増し
て乗り心地の改善を図る、あるいはシート高を低くして
足付き性を良くすることができる。
ボックスの底面が略水平に形成されていることから、収
納ボックスの容量が広くなる。そして、収納ボックス底
面の後部に上方へせり上がる部分が形成され、その下方
にキャブレタが位置するため、収納ボックス底面の上方
へせり上がる部分の下方に形成される余剰スペースがキ
ャブレタの上方揺動時におけるクリアランススペースと
なる。このため、収納ボックスの容量を広く確保しつ
つ、ユニットスイング型エンジンの上方への揺動量、す
なわちリアクッションユニットの伸縮ストロークを増し
て乗り心地の改善を図る、あるいはシート高を低くして
足付き性を良くすることができる。
【0020】しかも、キャブレタの後方に位置するエア
クリーナケースはキャブレタよりも大型な部品であるた
め、キャブレタとエアクリーナケースを後方に向かって
順次車幅方向外側に寄せるように配置することにより、
エアクリーナケースを収納ボックスの底面に干渉させる
ことなく、すなわちリアクッションユニットの伸縮スト
ロークを犠牲にすることなくエアクリーナケースを大容
量化してエンジン性能を向上させることができる。
クリーナケースはキャブレタよりも大型な部品であるた
め、キャブレタとエアクリーナケースを後方に向かって
順次車幅方向外側に寄せるように配置することにより、
エアクリーナケースを収納ボックスの底面に干渉させる
ことなく、すなわちリアクッションユニットの伸縮スト
ロークを犠牲にすることなくエアクリーナケースを大容
量化してエンジン性能を向上させることができる。
【0021】なお、吸気通路のクランクケースへの導入
部をユニットスイング型エンジンの幅方向中心付近に設
けたため、キャブレタからの混合気をダイレクトにクラ
ンクケース内のリードバルブ付近に供給して吸気効率を
向上させることができ、この点でもエンジン性能の向上
に寄与することができる。
部をユニットスイング型エンジンの幅方向中心付近に設
けたため、キャブレタからの混合気をダイレクトにクラ
ンクケース内のリードバルブ付近に供給して吸気効率を
向上させることができ、この点でもエンジン性能の向上
に寄与することができる。
【0022】また、請求項2のように構成することによ
り、キャブレタとエアクリーナケースが平面視で後輪の
一側に沿って略『へ』の字状に配置される。このため、
キャブレタの下部を後輪とクランクケースとの間に形成
される平面視略『U』字形の溝の中に収めてキャブレタ
の全高を下げることができ、キャブレタと収納ボックス
底面との間隔を広く取ってリアクッションユニットの伸
縮ストロークを増大させ、乗り心地を改善したり、シー
ト高を低くして足付き性を良くすることができる。
り、キャブレタとエアクリーナケースが平面視で後輪の
一側に沿って略『へ』の字状に配置される。このため、
キャブレタの下部を後輪とクランクケースとの間に形成
される平面視略『U』字形の溝の中に収めてキャブレタ
の全高を下げることができ、キャブレタと収納ボックス
底面との間隔を広く取ってリアクッションユニットの伸
縮ストロークを増大させ、乗り心地を改善したり、シー
ト高を低くして足付き性を良くすることができる。
【0023】さらに、請求項3のように構成すれば、キ
ャブレタとエアクリーナケースを収納ボックス底面一側
の上方へせり上がる部分の下方に寄せながらも、吸気通
路の導入部をユニットスイング型エンジンの幅方向中心
付近に保ち、同時に吸気通路を短くすることができる。
このため、吸気効率の向上によるエンジン性能の向上と
リアクッションユニットの伸縮ストローク増大を両立さ
せることができる。
ャブレタとエアクリーナケースを収納ボックス底面一側
の上方へせり上がる部分の下方に寄せながらも、吸気通
路の導入部をユニットスイング型エンジンの幅方向中心
付近に保ち、同時に吸気通路を短くすることができる。
このため、吸気効率の向上によるエンジン性能の向上と
リアクッションユニットの伸縮ストローク増大を両立さ
せることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を示す図
に就いて説明する。図1は、本発明に係るスクータ型車
両の一例を示す左側面図であり、図2はスクータ型車両
の平面図である。また、図3は後述する収納ボックス8
の平面図であり、図4と図5は、それぞれ図1のA−A
線に沿うスクータ型車両の縦断面図である。
に就いて説明する。図1は、本発明に係るスクータ型車
両の一例を示す左側面図であり、図2はスクータ型車両
の平面図である。また、図3は後述する収納ボックス8
の平面図であり、図4と図5は、それぞれ図1のA−A
線に沿うスクータ型車両の縦断面図である。
【0025】このスクータ型車両は、ハンドル3で操舵
される前輪1とユニットスイング型エンジン4に駆動さ
れる後輪2とが前後に配置され、ハンドル3とシート5
の間が下方に低く湾入してステップボード6が設けら
れ、このためシート5を載せるリアボディ7が比較的大
きいボリュームに設定され、その下に上記後輪2と一体
のユニットスイング型エンジン4が配置される。
される前輪1とユニットスイング型エンジン4に駆動さ
れる後輪2とが前後に配置され、ハンドル3とシート5
の間が下方に低く湾入してステップボード6が設けら
れ、このためシート5を載せるリアボディ7が比較的大
きいボリュームに設定され、その下に上記後輪2と一体
のユニットスイング型エンジン4が配置される。
【0026】リアボディ7内には、前部に収納ボックス
8が設置され、後部に燃料タンク9が配置される。収納
ボックス8は、図2〜図5に示すように、例えばフルフ
ェース型のヘルメット10を、その前面を前方に向けて
右方に横倒しにした姿勢で収納するのに適応した形状、
容積を持つように形成されている。なお、図1中に示す
符号11は底面8aに形成された凸部で、ヘルメット1
0を安定して保持するために設けられている。
8が設置され、後部に燃料タンク9が配置される。収納
ボックス8は、図2〜図5に示すように、例えばフルフ
ェース型のヘルメット10を、その前面を前方に向けて
右方に横倒しにした姿勢で収納するのに適応した形状、
容積を持つように形成されている。なお、図1中に示す
符号11は底面8aに形成された凸部で、ヘルメット1
0を安定して保持するために設けられている。
【0027】前記ユニットスイング型エンジン4は、ほ
ぼ水平に前傾するシリンダ12の後方にクランクケース
13が連なり、このクランクケース13の一側(例えば
左側)から後方へスイングケース14が連設され、その
後部にはクランクケース13の直ぐ後方に位置する後輪
2が軸支される。そして、クランクケース13の前下部
に形成された支持アーム15がピボット16によりフレ
ーム17に上下揺動自在に軸支され、かつスイングケー
ス14の後上部がリアクッションユニット18で支持さ
れて緩衝懸架される。
ぼ水平に前傾するシリンダ12の後方にクランクケース
13が連なり、このクランクケース13の一側(例えば
左側)から後方へスイングケース14が連設され、その
後部にはクランクケース13の直ぐ後方に位置する後輪
2が軸支される。そして、クランクケース13の前下部
に形成された支持アーム15がピボット16によりフレ
ーム17に上下揺動自在に軸支され、かつスイングケー
ス14の後上部がリアクッションユニット18で支持さ
れて緩衝懸架される。
【0028】排気通路を構成する排気管19はシリンダ
12の下面から導出され、スイングケース14の反対側
を通って後輪2の側方(例えば右側)に配置された後上
方へ延びるマフラ20に連続する。一方、吸気通路21
は、クランクケース13の後上方に設けられたキャブレ
タ22からクランクケース13の前上部に導入され、さ
らにキャブレタ22の後方にエアクリーナケース23が
接続されている。このエアクリーナケース23は例えば
後輪2の右側に配置される。
12の下面から導出され、スイングケース14の反対側
を通って後輪2の側方(例えば右側)に配置された後上
方へ延びるマフラ20に連続する。一方、吸気通路21
は、クランクケース13の後上方に設けられたキャブレ
タ22からクランクケース13の前上部に導入され、さ
らにキャブレタ22の後方にエアクリーナケース23が
接続されている。このエアクリーナケース23は例えば
後輪2の右側に配置される。
【0029】キャブレタ22は、スロットルレバーを囲
ったスロットルレバーボックス24が側面に位置し、こ
のスロットルレバーボックス24からスロットルケーブ
ル25が前方へ導出される形式のものである。
ったスロットルレバーボックス24が側面に位置し、こ
のスロットルレバーボックス24からスロットルケーブ
ル25が前方へ導出される形式のものである。
【0030】その他、クランクケース13の一側前面部
に点火用イグニッションコイル26が取り着けられ、ま
た、クランクケース13の前上部には吸気通路21のク
ランクケース13への導入部Bの側方に隣接して、エン
ジン各部潤滑用のオイルポンプ27が配置される。
に点火用イグニッションコイル26が取り着けられ、ま
た、クランクケース13の前上部には吸気通路21のク
ランクケース13への導入部Bの側方に隣接して、エン
ジン各部潤滑用のオイルポンプ27が配置される。
【0031】前述のように、フルフェース型のヘルメッ
ト10を例えば右方に横倒しにした姿勢で収納可能に形
成された収納ボックス8は、その底面8aが略水平に形
成され、かつその少なくとも後部に上方へせり上がる部
分を有するように形成されている。この実施形態では、
底面8aの後部のほか、車幅方向の一側(例えば右側)
にも上方へせり上がる部分が形成されている。このよう
に底面8aに設けられた上方へせり上がる部分は、例え
ば収納ボックス8内に収納されるヘルメット10の頂面
10aや後面10cの曲面に沿うような湾曲断面(図
1、図4参照)や、多角形断面(図5参照)などに形成
される。
ト10を例えば右方に横倒しにした姿勢で収納可能に形
成された収納ボックス8は、その底面8aが略水平に形
成され、かつその少なくとも後部に上方へせり上がる部
分を有するように形成されている。この実施形態では、
底面8aの後部のほか、車幅方向の一側(例えば右側)
にも上方へせり上がる部分が形成されている。このよう
に底面8aに設けられた上方へせり上がる部分は、例え
ば収納ボックス8内に収納されるヘルメット10の頂面
10aや後面10cの曲面に沿うような湾曲断面(図
1、図4参照)や、多角形断面(図5参照)などに形成
される。
【0032】なお、図4中に示す符号29はヘルメット
10の転動を防止するために底面8aに形成された凸部
である。また、収納ボックス8の形状が、例えばヘルメ
ット10を右方ではなく左方に横倒しにして収納した
り、あるいは逆さまにして収納するように形成されてい
る場合も、その底面8aの少なくとも後部には上方へせ
り上がる部分を設ける必要がある。
10の転動を防止するために底面8aに形成された凸部
である。また、収納ボックス8の形状が、例えばヘルメ
ット10を右方ではなく左方に横倒しにして収納した
り、あるいは逆さまにして収納するように形成されてい
る場合も、その底面8aの少なくとも後部には上方へせ
り上がる部分を設ける必要がある。
【0033】ところで、平面視(図3参照)における収
納ボックス8の輪郭形状は、ヘルメット10が収納され
た際に、ヘルメット10の開口底面10bが後方へ向か
って外側方へ傾斜する姿勢に保持され、収納ボックス8
の後面8cが、ヘルメット10の後面10cにほぼ一致
する湾曲形状に形成されている。
納ボックス8の輪郭形状は、ヘルメット10が収納され
た際に、ヘルメット10の開口底面10bが後方へ向か
って外側方へ傾斜する姿勢に保持され、収納ボックス8
の後面8cが、ヘルメット10の後面10cにほぼ一致
する湾曲形状に形成されている。
【0034】したがって、収納ボックス8の平面輪郭形
状は左右対称な略卵形になっており、この左右対称な形
状により、合成樹脂成型される収納ボックス8の成型が
容易になると共に、蓋代わりになるシート5の底板との
間のシール部材の形状が単純化され、製造が容易になっ
ている。
状は左右対称な略卵形になっており、この左右対称な形
状により、合成樹脂成型される収納ボックス8の成型が
容易になると共に、蓋代わりになるシート5の底板との
間のシール部材の形状が単純化され、製造が容易になっ
ている。
【0035】また、ヘルメット10が収納ボックス8に
収納された際には、ヘルメット10の開口底面10bと
収納ボックス8の側面8bとの間に弓形の隙間28(図
3中に示す斜線部)が形成されるようになっている。こ
の隙間28は、手を差し込んでヘルメット10(開口底
面10b)の縁を掴むのに都合が良く、ヘルメット10
の収納ボックス8からの出し入れが容易になっている。
収納された際には、ヘルメット10の開口底面10bと
収納ボックス8の側面8bとの間に弓形の隙間28(図
3中に示す斜線部)が形成されるようになっている。こ
の隙間28は、手を差し込んでヘルメット10(開口底
面10b)の縁を掴むのに都合が良く、ヘルメット10
の収納ボックス8からの出し入れが容易になっている。
【0036】一方、図2および図4、図5に示すよう
に、キャブレタ22の吸気通路21は、そのクランクケ
ース13への導入部Bがユニットスイング型エンジン4
の幅方向中心付近に設けられている。そして、キャブレ
タ22とエアクリーナケース23は、平面視(図2参
照)で吸気通路21の導入部Bから後方に向かって順次
車幅方向外側に寄るように、かつ側面視(図1参照)で
収納ボックス底面8a後部の上方へせり上がる部分の下
方にキャブレタ22が位置するように、なおかつ後面視
(図4、図5参照)で収納ボックス底面8a右側の上方
へせり上がる部分の下方にキャブレタ22とエアクリー
ナケース23が位置するように配設されている。
に、キャブレタ22の吸気通路21は、そのクランクケ
ース13への導入部Bがユニットスイング型エンジン4
の幅方向中心付近に設けられている。そして、キャブレ
タ22とエアクリーナケース23は、平面視(図2参
照)で吸気通路21の導入部Bから後方に向かって順次
車幅方向外側に寄るように、かつ側面視(図1参照)で
収納ボックス底面8a後部の上方へせり上がる部分の下
方にキャブレタ22が位置するように、なおかつ後面視
(図4、図5参照)で収納ボックス底面8a右側の上方
へせり上がる部分の下方にキャブレタ22とエアクリー
ナケース23が位置するように配設されている。
【0037】詳しくは、図2中に示すように、吸気通路
21の導入部Bとキャブレタ22の中心部とを結ぶ線Y
1−Y1が車体中心線X−Xに対してθ1の角度で鋭角
に交差し、かつキャブレタ22の中心部とエアクリーナ
ケース23の中心部とを結ぶ線Y2−Y2が車体中心線
X1−X1に対しθ2の角度で鋭角に交差し、なおかつ
θ1>θ2となるようにキャブレタ22とエアクリーナ
ケース23が配置されている。なお、側面視ではエアク
リーナケース23の頂部の高さがキャブレタ22の頂部
の高さよりも高くなるようにされている。
21の導入部Bとキャブレタ22の中心部とを結ぶ線Y
1−Y1が車体中心線X−Xに対してθ1の角度で鋭角
に交差し、かつキャブレタ22の中心部とエアクリーナ
ケース23の中心部とを結ぶ線Y2−Y2が車体中心線
X1−X1に対しθ2の角度で鋭角に交差し、なおかつ
θ1>θ2となるようにキャブレタ22とエアクリーナ
ケース23が配置されている。なお、側面視ではエアク
リーナケース23の頂部の高さがキャブレタ22の頂部
の高さよりも高くなるようにされている。
【0038】また、吸気通路21の導入部Bは、車体中
心線X−Xに対して収納ボックス底面8aの上方へせり
上がる部分の側、つまりこの実施形態では右側に寸法L
だけオフセットして設けられている。
心線X−Xに対して収納ボックス底面8aの上方へせり
上がる部分の側、つまりこの実施形態では右側に寸法L
だけオフセットして設けられている。
【0039】ところで、収納ボックス底面8aの前部下
方にはオイルタンク30が配置されている。後述するよ
うに収納ボックス8は浅く形成されるので、その底面8
aとシリンダ12との間には充分なスペースがあり、ま
た、シリンダ12はユニットスイング型エンジン4の揺
動時に主に前後方向に変位するので、この部分にオイル
タンク30を設置することが無理なく可能である。これ
により、従来のオイルタンクの設置場所、例えば、リア
ボディ7内のスペースが拡大して、燃料タンク9の容量
増加や他部品の配置に利用できる。また、オイルポンプ
27との距離が近くなり、配管が容易になる。
方にはオイルタンク30が配置されている。後述するよ
うに収納ボックス8は浅く形成されるので、その底面8
aとシリンダ12との間には充分なスペースがあり、ま
た、シリンダ12はユニットスイング型エンジン4の揺
動時に主に前後方向に変位するので、この部分にオイル
タンク30を設置することが無理なく可能である。これ
により、従来のオイルタンクの設置場所、例えば、リア
ボディ7内のスペースが拡大して、燃料タンク9の容量
増加や他部品の配置に利用できる。また、オイルポンプ
27との距離が近くなり、配管が容易になる。
【0040】本発明に係るスクータ型車両は以上のよう
に構成されている。このスクータ型車両のように、収納
ボックス8を横倒し姿勢のヘルメット10を収納するよ
うに形成した場合、従来のように縦向きの姿勢のヘルメ
ット10を収納するように形成した場合に比べて収納ボ
ックス8の深さを浅く設定することができる。すなわ
ち、フルフェース型のヘルメット10の上下巾Hと左右
巾Wとを比べると、H>Wとなるのが一般的なので、ヘ
ルメット10を縦向きに収納するよりも横倒しに収納す
ることによってH−Wの寸法差の分だけ収納ボックス底
面8aの位置を上昇させることができる。
に構成されている。このスクータ型車両のように、収納
ボックス8を横倒し姿勢のヘルメット10を収納するよ
うに形成した場合、従来のように縦向きの姿勢のヘルメ
ット10を収納するように形成した場合に比べて収納ボ
ックス8の深さを浅く設定することができる。すなわ
ち、フルフェース型のヘルメット10の上下巾Hと左右
巾Wとを比べると、H>Wとなるのが一般的なので、ヘ
ルメット10を縦向きに収納するよりも横倒しに収納す
ることによってH−Wの寸法差の分だけ収納ボックス底
面8aの位置を上昇させることができる。
【0041】また、収納ボックス底面8aが略水平に形
成されているため、収納ボックス8の容量が広く確保さ
れており、しかも収納ボックス底面8aの後部と右側に
はヘルメット10の頂面10aや後面10cの曲面に沿
って上方へせり上がる部分が形成され、その下方にキャ
ブレタ22とエアクリーナケース23が配設されている
ため、収納ボックス底面8aの上方へせり上がる部分の
下方に形成される余剰スペースがキャブレタ22とエア
クリーナケース23の上方揺動時におけるクリアランス
スペースとなっている。
成されているため、収納ボックス8の容量が広く確保さ
れており、しかも収納ボックス底面8aの後部と右側に
はヘルメット10の頂面10aや後面10cの曲面に沿
って上方へせり上がる部分が形成され、その下方にキャ
ブレタ22とエアクリーナケース23が配設されている
ため、収納ボックス底面8aの上方へせり上がる部分の
下方に形成される余剰スペースがキャブレタ22とエア
クリーナケース23の上方揺動時におけるクリアランス
スペースとなっている。
【0042】したがって、収納ボックス8の容量を広く
確保しつつ、ユニットスイング型エンジン4の上方への
揺動量、すなわちリアクッションユニット18の伸縮ス
トロークを増して乗り心地の改善を図ったり、あるいは
シート5の高さを低くして足付き性を良くすることがで
きる。
確保しつつ、ユニットスイング型エンジン4の上方への
揺動量、すなわちリアクッションユニット18の伸縮ス
トロークを増して乗り心地の改善を図ったり、あるいは
シート5の高さを低くして足付き性を良くすることがで
きる。
【0043】さらに、キャブレタ22の後方に位置する
エアクリーナケース23はキャブレタ22よりも大型な
部品であるため、キャブレタ22とエアクリーナケース
23を後方に向かって順次車幅方向外側(右側)に寄せ
るように配置したことにより、エアクリーナケース23
を収納ボックス底面8aに干渉させることなく、すなわ
ちリアクッションユニット18の伸縮ストロークを犠牲
にすることなくエアクリーナケース23を大容量化し、
吸気抵抗を低減させてエンジン性能を向上させることが
できる。
エアクリーナケース23はキャブレタ22よりも大型な
部品であるため、キャブレタ22とエアクリーナケース
23を後方に向かって順次車幅方向外側(右側)に寄せ
るように配置したことにより、エアクリーナケース23
を収納ボックス底面8aに干渉させることなく、すなわ
ちリアクッションユニット18の伸縮ストロークを犠牲
にすることなくエアクリーナケース23を大容量化し、
吸気抵抗を低減させてエンジン性能を向上させることが
できる。
【0044】これに加え、吸気通路21のクランクケー
ス13への導入部Bをユニットスイング型エンジン4の
幅方向中心付近に設けたため、キャブレタ22からの混
合気をダイレクトにクランクケース13内の図示しない
リードバルブ付近に供給して吸気効率を向上させること
ができ、この点でもエンジン性能の向上に寄与すること
ができる。
ス13への導入部Bをユニットスイング型エンジン4の
幅方向中心付近に設けたため、キャブレタ22からの混
合気をダイレクトにクランクケース13内の図示しない
リードバルブ付近に供給して吸気効率を向上させること
ができ、この点でもエンジン性能の向上に寄与すること
ができる。
【0045】また、吸気通路21のクランクケース13
への導入部とキャブレタ22の中心部とを結ぶ線Y1−
Y1が車体中心線X−Xに対しθ1の角度で鋭角に交差
し、かつキャブレタ22の中心部とエアクリーナケース
23の中心部とを結ぶ線Y2−Y2が車体中心線X1−
X1に対しθ2の角度で鋭角に交差し、なおかつθ1>
θ2となるようにキャブレタ22とエアクリーナケース
23を配置したので、キャブレタ22とエアクリーナケ
ース23が平面視で後輪2の一側(右側)に沿って略
『へ』の字状に配置されている。
への導入部とキャブレタ22の中心部とを結ぶ線Y1−
Y1が車体中心線X−Xに対しθ1の角度で鋭角に交差
し、かつキャブレタ22の中心部とエアクリーナケース
23の中心部とを結ぶ線Y2−Y2が車体中心線X1−
X1に対しθ2の角度で鋭角に交差し、なおかつθ1>
θ2となるようにキャブレタ22とエアクリーナケース
23を配置したので、キャブレタ22とエアクリーナケ
ース23が平面視で後輪2の一側(右側)に沿って略
『へ』の字状に配置されている。
【0046】このため、キャブレタ22の下部(フロー
ト室)を後輪2とクランクケース13との間に形成され
る平面視略『U』字形の溝の中に収めてキャブレタ22
の全高を下げることができ、キャブレタ22と収納ボッ
クス底面8aとの間隔を広く取ってリアクッションユニ
ット18の伸縮ストロークを増大させ、乗り心地を改善
したり、シート5の高さを低くして足付き性を良くする
ことができる。
ト室)を後輪2とクランクケース13との間に形成され
る平面視略『U』字形の溝の中に収めてキャブレタ22
の全高を下げることができ、キャブレタ22と収納ボッ
クス底面8aとの間隔を広く取ってリアクッションユニ
ット18の伸縮ストロークを増大させ、乗り心地を改善
したり、シート5の高さを低くして足付き性を良くする
ことができる。
【0047】さらに、吸気通路21の導入部Bを車体中
心線X−Xに対して収納ボックス底面8aの上方へせり
上がる部分の側(右側)にオフセットして設けたので、
キャブレタ22とエアクリーナケース23を収納ボック
ス底面8a右側の上方へせり上がる部分の下方に配置し
ながらも、吸気通路21の導入部Bをユニットスイング
型エンジン4の幅方向中心付近に保ち、同時に吸気通路
21を短くすることができる。このため、吸気効率の向
上によるエンジン性能の向上とリアクッションユニット
18の伸縮ストローク増大を両立させることができる。
心線X−Xに対して収納ボックス底面8aの上方へせり
上がる部分の側(右側)にオフセットして設けたので、
キャブレタ22とエアクリーナケース23を収納ボック
ス底面8a右側の上方へせり上がる部分の下方に配置し
ながらも、吸気通路21の導入部Bをユニットスイング
型エンジン4の幅方向中心付近に保ち、同時に吸気通路
21を短くすることができる。このため、吸気効率の向
上によるエンジン性能の向上とリアクッションユニット
18の伸縮ストローク増大を両立させることができる。
【0048】なお、図5に示すように、ヘルメット10
が横倒しの姿勢で収納された際に、その直立状態になっ
た開口底面10bが上方へ向かって外方(この実施形態
では左方)へ浅い角度で傾斜するような収納姿勢にして
もよい。このようにヘルメット10の開口底面10bを
外方へ浅く傾斜させることにより、ヘルメット10の側
面10dから頂面10aに連なる湾曲面の位置が高くな
り、この湾曲面に対面する収納ボックス底面8aをその
分高く位置させることができ、キャブレタ22およびエ
アクリーナ23と底面8aとの間の間隔をより大きく確
保することができる。
が横倒しの姿勢で収納された際に、その直立状態になっ
た開口底面10bが上方へ向かって外方(この実施形態
では左方)へ浅い角度で傾斜するような収納姿勢にして
もよい。このようにヘルメット10の開口底面10bを
外方へ浅く傾斜させることにより、ヘルメット10の側
面10dから頂面10aに連なる湾曲面の位置が高くな
り、この湾曲面に対面する収納ボックス底面8aをその
分高く位置させることができ、キャブレタ22およびエ
アクリーナ23と底面8aとの間の間隔をより大きく確
保することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型車両は、シート下方のリアボディ内に設置される
収納ボックスの底面を略水平に、かつその少なくとも後
部に上方へせり上がる部分を有するように形成し、ユニ
ットスイング型エンジンのピボットをクランクケースの
前部に配置する一方、キャブレタに繋がる吸気通路のク
ランクケースへの導入部をユニットスイング型エンジン
の幅方向中心付近に設け、この導入部からキャブレタと
エアクリーナケースとが後方に向かって順次車幅方向外
側に寄るように、かつ収納ボックス底面後部の上方へせ
り上がる部分の下部近傍にキャブレタが位置するように
配設したため、収納ボックスの容量を広く確保しつつ、
リアクッションユニットの伸縮ストロークを増し、ある
いはシート高を低くして足付き性を良くすることがで
き、しかもリアクッションユニットの伸縮ストロークを
犠牲にすることなく大容量のエアクリーナケースを設置
し、かつキャブレタからの混合気をダイレクトにクラン
クケース内のリードバルブ付近に供給して吸気効率を向
上させ、エンジン性能の向上を図ることができる。
ータ型車両は、シート下方のリアボディ内に設置される
収納ボックスの底面を略水平に、かつその少なくとも後
部に上方へせり上がる部分を有するように形成し、ユニ
ットスイング型エンジンのピボットをクランクケースの
前部に配置する一方、キャブレタに繋がる吸気通路のク
ランクケースへの導入部をユニットスイング型エンジン
の幅方向中心付近に設け、この導入部からキャブレタと
エアクリーナケースとが後方に向かって順次車幅方向外
側に寄るように、かつ収納ボックス底面後部の上方へせ
り上がる部分の下部近傍にキャブレタが位置するように
配設したため、収納ボックスの容量を広く確保しつつ、
リアクッションユニットの伸縮ストロークを増し、ある
いはシート高を低くして足付き性を良くすることがで
き、しかもリアクッションユニットの伸縮ストロークを
犠牲にすることなく大容量のエアクリーナケースを設置
し、かつキャブレタからの混合気をダイレクトにクラン
クケース内のリードバルブ付近に供給して吸気効率を向
上させ、エンジン性能の向上を図ることができる。
【0050】また、本発明に係るスクータ型車両は、前
記吸気通路の導入部とキャブレタの中心部とを結ぶ線が
車体中心線に対しθ1の角度で鋭角に交差し、かつキャ
ブレタの中心部とエアクリーナケースの中心部とを結ぶ
線が上記車体中心線に対しθ2の角度で鋭角に交差し、
なおかつθ1>θ2となるようにキャブレタとエアクリ
ーナケースを配置したので、キャブレタと収納ボックス
底面との間隔を広く取ることができ、リアクッションユ
ニットの伸縮ストロークを増して乗り心地を改善した
り、シート高を低くして足付き性を良くすることができ
る。
記吸気通路の導入部とキャブレタの中心部とを結ぶ線が
車体中心線に対しθ1の角度で鋭角に交差し、かつキャ
ブレタの中心部とエアクリーナケースの中心部とを結ぶ
線が上記車体中心線に対しθ2の角度で鋭角に交差し、
なおかつθ1>θ2となるようにキャブレタとエアクリ
ーナケースを配置したので、キャブレタと収納ボックス
底面との間隔を広く取ることができ、リアクッションユ
ニットの伸縮ストロークを増して乗り心地を改善した
り、シート高を低くして足付き性を良くすることができ
る。
【0051】さらに、本発明に係るスクータ型車両は、
収納ボックス底面の車幅方向の一側にも上方へせり上が
る部分を形成し、吸気通路の導入部を車体中心線X−X
に対して上記収納ボックス底面一側の上方へせり上がる
部分の側にオフセットして設けたため、吸気効率の向上
によるエンジン性能の向上とリアクッションユニットの
伸縮ストローク増大を両立させることができる。
収納ボックス底面の車幅方向の一側にも上方へせり上が
る部分を形成し、吸気通路の導入部を車体中心線X−X
に対して上記収納ボックス底面一側の上方へせり上がる
部分の側にオフセットして設けたため、吸気効率の向上
によるエンジン性能の向上とリアクッションユニットの
伸縮ストローク増大を両立させることができる。
【図1】本発明に係るスクータ型車両の一例を示す左側
面図。
面図。
【図2】スクータ型車両の平面図で、本発明の一実施形
態を示す図。
態を示す図。
【図3】ヘルメットが収納された状態にある収納ボック
スの平面図。
スの平面図。
【図4】図1のA−A線に沿う縦断面図。
【図5】図1のA−A線に沿う縦断面図。
【図6】従来のスクータ型車両の左側面図。
【図7】従来のスクータ型車両の左側面図。
【図8】従来のスクータ型車両の左側面図。
1 前輪 2 後輪 3 ハンドル 4 ユニットスイング型エンジン 5 シート 6 ステップボード部 7 リアボディ 8 収納ボックス 8a 収納ボックスの底面 10 ヘルメット 12 シリンダ 13 クランクケース 14 スイングケース 15 支持アーム 16 ピボット 17 フレーム 18 リアクッションユニット 19 排気管 20 マフラ 21 吸気通路 22 キャブレタ 23 エアクリーナケース B 吸気通路のクランクケースへの導入部 X−X 車体中心線 Y1−Y1 吸気通路の導入部とキャブレタの中心部と
を結ぶ線 Y2−Y2 キャブレタの中心部とエアクリーナケース
の中心部とを結ぶ線
を結ぶ線 Y2−Y2 キャブレタの中心部とエアクリーナケース
の中心部とを結ぶ線
Claims (3)
- 【請求項1】 ハンドルとシートの間が下方に深く湾入
してステップボードが設けられ、シート下方のリアボデ
ィ内に収納ボックスが設置され、リアボディの下方にユ
ニットスイング型エンジンがピボットを介して上下揺動
可能に設けられ、このユニットスイング型エンジンのク
ランクケース上部に吸気通路を介してキャブレタが連結
され、キャブレタの後部にエアクリーナケースが連結さ
れたスクータ型車両において、上記収納ボックス8の底
面8aを略水平に、かつその少なくとも後部に上方へせ
り上がる部分を有するように形成し、上記ピボット16
を上記クランクケース13の前部に配置する一方、上記
吸気通路21のクランクケース13への導入部Bをユニ
ットスイング型エンジン4の幅方向中心付近に設け、こ
の導入部Bからキャブレタ22とエアクリーナケース2
3とが後方に向かって順次車幅方向外側に寄るように、
かつ収納ボックス底面8a後部の上方へせり上がる部分
の下部近傍にキャブレタ22が位置するように配設した
ことを特徴とするスータ型車両。 - 【請求項2】 前記吸気通路21の導入部Bとキャブレ
タ22の中心部とを結ぶ線Y1−Y1が車体中心線X−
Xに対しθ1の角度で鋭角に交差し、かつキャブレタ2
2の中心部とエアクリーナケース23の中心部とを結ぶ
線Y2−Y2が上記車体中心線X1−X1に対しθ2の
角度で鋭角に交差し、なおかつθ1>θ2となるように
キャブレタ22とエアクリーナケース23を配置した請
求項1に記載のスクータ型車両。 - 【請求項3】 収納ボックス底面8aの車幅方向の一側
にも上方へせり上がる部分を形成し、吸気通路21の導
入部Bを車体中心線X−Xに対して上記収納ボックス底
面8a一側の上方へせり上がる部分の側にオフセットし
て設けた請求項1に記載のスクータ型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9206466A JP2970612B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スクータ型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9206466A JP2970612B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スクータ型車両 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2201548A Division JP3067174B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 収納ボックス付きスクータ型自動2輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067373A true JPH1067373A (ja) | 1998-03-10 |
JP2970612B2 JP2970612B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=16523850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9206466A Expired - Fee Related JP2970612B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | スクータ型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970612B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1318255C (zh) * | 2002-12-10 | 2007-05-30 | 本田技研工业株式会社 | 踏板型摩托车的空气滤清器的配置结构 |
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1997
- 1997-07-31 JP JP9206466A patent/JP2970612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1318255C (zh) * | 2002-12-10 | 2007-05-30 | 本田技研工业株式会社 | 踏板型摩托车的空气滤清器的配置结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2970612B2 (ja) | 1999-11-02 |
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