JP3267530B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JP3267530B2 JP17503497A JP17503497A JP3267530B2 JP 3267530 B2 JP3267530 B2 JP 3267530B2 JP 17503497 A JP17503497 A JP 17503497A JP 17503497 A JP17503497 A JP 17503497A JP 3267530 B2 JP3267530 B2 JP 3267530B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート下に収納ボ
ックスが設置され、その下にエンジンと動力伝達装置が
一体的に構成されたユニットスイング型エンジンが設け
られ、このユニットスイング型エンジンの前部側がピボ
ット軸を介してフレーム側に軸支されることにより後部
側が上下方向に揺動可能に配置され、この後部側に後輪
が直接軸支されたスクータ型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクータ型車両は、その
ピボット軸がユニットスイング型エンジンの前端下部に
配置されていた。即ち、ユニットスイング型エンジンで
は、その上方に位置する収納ボックスの底面を引き下げ
て内容量を出来るだけ多く確保する目的で、シリンダが
クランクケースの前面からほぼ水平に前方へ延びるよう
に設けられており、このシリンダの下方にピボット軸が
位置していた。そして、クランクケースの上部に開口す
る吸気ポートに吸気管を介してキャブレタが接続され、
キャブレタの後部にエアクリーナが連結されるレイアウ
トとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにピボット軸がユニットスイング型エンジンの前端下
部に配置されることにより、ピボット軸と後輪の接地点
との間の寸法が短く、それ故に走行路面の凹凸に追従し
てユニットスイング型エンジンの後部(後輪)が上下に
揺動する際における揺動角度も大きく、乗り心地が悪か
った。
【0004】ピボット軸をユニットスイング型エンジン
の上部に配置すれば後輪接地点までの寸法を長くして乗
り心地の改善を図れるが、ユニットスイング型エンジン
の上部にはキャブレタや吸気管、エアクリーナ、オイル
ポンプ等の部品類が密に配設されているため、ピボット
軸の上部移行によってこれらの部品類のレイアウト性や
機能性を損なう結果になりやすい。
【0005】特に、キャブレタや吸気管、エアクリーナ
等の吸気系部品については、その設置高さを極力低く抑
えて収納ボックス底面との干渉を避け、収納ボックスの
内容量を大きく確保する必要があるが、ピボット軸の上
部移行によってこれが困難になりやすく、エアクリーナ
から吸気管までの吸気経路が非直線的になって吸気効率
が劣化しやすい。
【0006】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたものであり、ユニットスイング型エンジン上部に
配設される部品類のレイアウト性や吸気効率等の機能性
を損なうことなく、しかも収納ボックスの内容量を犠牲
にすることなくユニットスイング型エンジンの揺動中心
となるピボット軸と後輪接地点との間の寸法を長くして
乗り心地の改善を図るとともに、ユニットスイング型エ
ンジンの脱着作業性を向上させることのできるスクータ
型車両を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータ型
車両は、上述した課題を解決するために、ハンドルとシ
ートの間に下方へ深く湾入する足載せ部が設けられ、上
記シート下方のリアボディ内に収納ボックスが設置さ
れ、上記リアボディの下方に、前方に延びる形状のシリ
ンダを備えたクランクケースと、このクランクケースに
連接されて後方へ延び、後部に後輪を軸支するスイング
ケースと、クランクケースおよびスイングケースの上方
に設けられた吸気管、キャブレタ、エアクリーナとをユ
ニット化したユニットスイング型エンジンが上記クラン
クケースに設けられたピボット軸を中心に上下揺動可能
に軸支されるとともに上記スイングケースの後上部をリ
アクッションユニットにより支持することにより緩衝懸
架されたスクータ型車両において、車両平面視で、最前
部の吸気管が車幅方向中央側に位置して最後部のエアク
リーナが吸気管よりも車幅方向外側に位置するように、
上記吸気管とキャブレタとエアクリーナとをユニットス
イング型エンジンの上部に、車両後方側に向けて車幅方
向外側に順次段階的に配置する一方、車両側面視で、上
記リアクッションユニットをエアクリーナと重なる配置
とし、上記収納ボックスの底面を上記シリンダの前上方
からエアクリーナの前上方までに及ぶ平坦状に形成して
フルフェースのヘルメットを収納可能にし、上記スイン
グケースが上方にスイングした時にキャブレタが収納ボ
ックスの後部底に近付き、さらに、キャブレタの側面プ
ロフィール上部とエアクリーナの側面プロフィール上部
とを結ぶ基準線が後上がり傾斜となるようにするととも
に、キャブレタとエアクリーナの上部輪郭の高さを後方
に向かって段階的に高く設定し、しかも、吸気管の側面
プロフィールを上記基準線より低くしたものである。
【0008】このように構成すれば、キャブレタや、そ
の後部に繋がるエアクリーナ等の部品類の配置を大きく
変更することなくピボット軸をユニットスイング型エン
ジンの前上部に配置できるので、ユニットスイング型エ
ンジン上部に配設される部品類のレイアウト性や機能性
を損なうことなく、特にエアクリーナから吸気管までの
吸気経路を極力直線化かつ最短化して吸気効率を向上さ
せつつ、ピボット軸と後輪接地点との間の寸法を長くし
て乗り心地を改善できる。しかも、ユニットスイング型
エンジンの上部に配設される部品類の上面プロフィール
を直線化してユニットスイング型エンジンの脱着作業性
を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を示す
図に就いて説明する。図1は本発明に係るスクータ型車
両の左側面図であり、図2は平面図、図3は右側面図で
ある。
【0010】このスクータ型車両は、ハンドル3で操舵
される前輪1とユニットスイング型エンジン4で駆動さ
れる後輪2を備え、ハンドル3とシート5の間が低く湾
入して足載せ部としてのステップボード6が設置される
一方、シート5を載せるリアボディ7が比較的大きいボ
リュームに設定され、その下に上記後輪2を軸支するユ
ニットスイング型エンジン4が配置されている。
【0011】リアボディ7内には、前部に収納ボックス
8が設置され、後部に燃料タンク9とオイルタンク10
が配置される。収納ボックス8は、フルフェースのヘル
メット11を収納できる容積を持ち、その底面8aが平
坦に形成されている。
【0012】前記ユニットスイング型エンジン4は、ほ
ぼ水平に前方へ延びる形状のシリンダ12を備えたクラ
ンクケース13と、このクランクケース13の一側(例
えば左側)に連接されて後方へ延び、後部に後輪2を軸
支するスイングケース14等によりユニット化されてい
る。後輪2はクランクケース13の直ぐ後方に位置して
いる。
【0013】クランクケース13の前上部からは、図3
に示すように前上方に向かって斜めに短く延びる左右一
対の支持アーム15が設けられており、この支持アーム
15の先端に架設されて車幅方向に延びるピボット軸1
6が収納ボックス8の下方でフレーム17に軸支されて
いる。このため、ユニットスイング型エンジン4はフレ
ーム17に対し、ピボット軸16を中心に上下揺動可能
とされ、かつスイングケース14の後上部がリアクッシ
ョンユニット18で支持されることによって緩衝懸架さ
れる。ここで、ピボット軸16から後輪2の接地点Aま
での寸法はL1である。ピボット軸16はシリンダ12
の上面より収納ボックス8側に、かつ吸気通路21より
車両前方側に配置され、シリンダ12と収納ボックス8
との間に位置される。
【0014】一方、従来のスクータ型車両における支持
アームおよびピボット軸の位置は、図1および図2、図
3、図6中に参考符号15aおよび16aで示すよう
に、クランクケース13の前端下部とされており、ピボ
ット軸16aから後輪2の接地点Aまでの寸法はL2で
あった。この寸法L2はL1よりも短かく、従って走行
路面の凹凸に追従してユニットスイング型エンジン4の
後部(後輪2)が上下に揺動する際における揺動角度も
大きく、乗り心地が悪いことを示している。
【0015】また、シリンダ12の下面からは排気管1
9が下方へ導出され、この排気管19は後方に湾曲して
スイングケース14の反対側の後輪2側方に配置された
マフラ20に連続する。排気管19およびマフラ20
は、ユニットスイング型エンジン4と一体になってピボ
ット軸16を中心に上下方向に回動する。
【0016】一方、クランクケース12およびスイング
ケース14の上部には吸気管21とキャブレター22と
エアクリーナ23とエンジン潤滑用のオイルポンプ25
が設けられている。吸気管21の前端はクランクケース
13の前上面に導入され、吸気管21の後端にキャブレ
タ22が連結され、キャブレタ22の後部にエアクリー
ナ23が連結される。
【0017】車両平面視(図2参照)において、吸気管
21とキャブレタ22とエアクリーナ23は、車両前方
側から順次直線的に配列されており、最前部の吸気管2
1は車幅方向略中央側に位置し、最後部のエアクリーナ
23は吸気管21よりも車幅方向外側に寄って後輪2の
右側側方に位置するようには配置されている。
【0018】一方、車両側面視(図1参照)において
は、キャブレタ22の側面プロフィール上部とエアクリ
ーナ23の側面プロフィール上部とを結ぶ共通接線状の
基準線X−Xを仮想した場合に、この基準線X−Xが後
上がり傾斜となるように、キャブレタ22とエアクリー
ナ23の上部輪郭の高さが後方に向かって段階的に高く
設定されている。また、吸気管21の側面プロフィール
上部が基準線X−Xの前方延長線よりも低くなるように
吸気管21の高さが設定されている。
【0019】キャブレタ22は、その下部にフロート室
27(図4参照)が設けられるとともに、側面にスロッ
トルレバーボックス28が被着され、その内部にスロッ
トルレバー29が内蔵されている。スロットルレバー2
9に接続されたスロットルケーブル30は前方へ導出さ
れるので、キャブレタ22の上面部には突出部が存在し
ない。そして、フロート室27はクランクケース13と
後輪2との間の凹みに侵入するようにして低く構えら
れ、キャブレタ22の位置が充分に低められているた
め、キャブレタ22が収納ボックス8の底面8aに干渉
しにくく、これによって収納ボックス8の内容量拡大に
貢献している。
【0020】なお、オイルポンプ25は吸気管21のク
ランクケース13への導入部の直ぐ横(例えば左側)に
並列配置されており、クランクケース13の前上部左側
にはイグニッションコイル24が設けられている。
【0021】さらに、このユニットスイング型エンジン
4は強制空冷式であり、クランクケース13の一側(例
えば右側)にはシリンダ12までを覆う形状の送風ファ
ンケーシング26が被着され、その内部にはクランクシ
ャフトに駆動される図示しない送風ファンが設けられ、
この送風ファンが起こす冷却風がシリンダ12に導かれ
てシリンダ12を冷却するようになっている。
【0022】上述の部品類21〜26はユニットスイン
グ型エンジン4と一体になってピボット軸16を中心に
上下方向に回動する。なお、車両側面視における送風フ
ァンケーシング26の側面プロフィール上部は、前記基
準線X−Xよりも上方に突出しないようにされている。
【0023】他方、収納ボックス8の底面8aは、前述
の如く平坦状に形成されているが、その前後長は、ユニ
ットスイング型エンジン4のシリンダ12の前上方から
エアクリーナ23の前上方にまで及ぶ長さに設定されて
おり、フルフェースのヘルメット11がその頂部を上側
に向けて収納可能となっている。
【0024】以上のように構成されたスクータ型車両に
よれば、キャブレタ22や、その後部に繋がるエアクリ
ーナ23等の部品類の配置を大きく変更することなく、
ピボット軸16をユニットスイング型エンジン4の前上
部に配置できるので、ユニットスイング型エンジン4の
上部に配設される部品類(21〜26)のレイアウト性
や機能性を損なうことなくピボット軸16と後輪2の接
地点Aとの間の寸法L1を長くして乗り心地を改善でき
る。
【0025】特にエンジン吸気系部品においては、図2
に示すように、吸気管21とキャブレタ22とエアクリ
ーナ23が車両前方側から車両後方側に向かって車両幅
方向外側に順次段階的に配列されているため、エアクリ
ーナ23から吸気管21までの吸気通路を極力直線化か
つ最短化して吸気抵抗を低減させ、吸気効率を向上させ
ることができる。
【0026】また、収納ボックス8の底面8aがシリン
ダ12の前上方からエアクリーナ23の上方までに及ぶ
平坦状に形成されていることから、収納ボックス8の容
量を最大限に確保し、かつ大形な収容物でもシート5の
底面を突き上げることなく安定的に収容可能にするとと
もに、ユニットスイング型エンジン4の上方揺動時にお
ける収納ボックス8の底面8aと吸気管21、キャブレ
タ22、エアクリーナ23等の部材との干渉を有効に回
避し、ユニットスイング型エンジン4の揺動ストローク
量を増大して乗り心地を改善するとともに、シート5の
高さを低くしてライダの足付き性を良くすることができ
る。
【0027】なお、シリンダ12と吸気管21の導入部
とに挟まれる位置に前記の支持アーム15とピボット軸
16が設けられている。
【0028】
【0029】ピボット軸16を中心にしてユニットスイ
ング型エンジン4が上下に揺動する時には、ユニットス
イング型エンジン4の上面部の側面プロフィールは基準
線X−Xと共に上下し、収納ボックス8の底面8aや燃
料タンク9、オイルタンク10との位置関係および揺動
軌跡が単純化され、最大揺動ストロークの場合は、X
−Xに示す形になる。
【0030】これにより、リアクッションユニット18
のストローク量を増大して乗り心地を改善し、シート5
の高さを低くして足付き性をよくし、さらに収納ボック
ス8の底面8aの形状を制約なく設定して内容量を拡大
させることが無理なく可能になる。
【0031】また、図6に示す実施形態のように、オイ
ルポンプ25の側面プロフィール上部と、後輪2の側面
プロフィール上部の2か所に接する共通接線状の直線を
基準線Y−Yとして仮想し、キャブレタ22およびエア
クリーナ23の側面プロフィール上部が、この基準線Y
−Yと一致するか、それ以下に位置するように、キャブ
レタ22およびエアクリーナ23を設置してもよい。図
6には、キャブレタ22とエアクリーナ23と後輪2の
各上面の側面プロフィールが基準線Y−Yと接する例が
示されている。このとき、吸気通路21の側面プロフィ
ールは基準線Y−Yからクランクケース13側に下方に
位置せしめられる。
【0032】この場合、ピボット軸16を中心にしてユ
ニットスイング型エンジン4が上下に揺動する時には、
その上面部の側面プロフィールは基準線Y−Yと共に上
下し、収納ボックス8の底面8aや燃料タンク9、オイ
ルタンク10との位置関係および揺動軌跡が単純化さ
れ、最大揺動ストロークの場合は、Y−Yに示す形
になり、収納ボックス8の平坦状の底面8aとほぼ平行
となる。ユニットスイング型エンジン4はピボット廻り
に上方に揺動すると、キャブレタ22、エアクリーナ2
3および後輪2は収納ボックス8の底面8aに接近せし
められる。
【0033】これにより、やはりリアクッションユニッ
ト18のストローク量を増大して乗り心地を改善し、シ
ート5の高さを低くして足付き性をよくし、さらに収納
ボックス8の底面8aの形状を制約なく設定して内容量
を拡大させることが無理なく可能になる。
【0034】なお、基準線X−X,Y−Yのどちらを設
定した場合も、ユニットスイング型エンジン4の上部に
配設される部品類(21〜26)が基準線X−Xまたは
Y−Yよりも高く突出しないので、車体との干渉を避け
やすく、ユニットスイング型エンジン4を車体に取着
け、取外す時の作業性が大巾に向上する。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係るスクータ型車
両は、車両平面視で、最前部の吸気管が車幅方向中央側
に位置して最後部のエアクリーナが吸気管よりも車幅方
向外側に位置するように、上記吸気管とキャブレタとエ
アクリーナとをユニットスイング型エンジンの上部に、
車両後方側に向けて車幅方向外側に順次段階的に配置す
る一方、車両側面視で、上記リアクッションユニットを
エアクリーナと重なる配置とし、上記収納ボックスの底
面を上記シリンダの前上方からエアクリーナの前上方ま
でに及ぶ平坦状に形成してフルフェースのヘルメットを
収納可能にし、上記スイングケースが上方にスイングし
た時にキャブレタが収納ボックスの後部底に近付き、さ
らに、キャブレタの側面プロフィール上部とエアクリー
ナの側面プロフィール上部とを結ぶ基準線が後上がり傾
斜となるようにするとともに、キャブレタとエアクリー
ナの上部輪郭の高さを後方に向かって段階的に高く設定
し、しかも、吸気管の側面プロフィールを上記基準線よ
り低くした構成を有するものであり、この構成によれ
ば、エンジン吸気系構成部品であるキャブレタやその後
部に繋がるエアクリーナ等の部品類配置を、ユニットス
イング型エンジンの上部に平面的に大きく変更すること
なくピボット軸をユニットスイング型エンジンの前上部
に配置できるので、ユニットスイング型エンジン上部に
配設されるエンジン吸気系部品による吸気通路をほぼ直
線状に配列でき、エンジン吸気系部品類のレイアウト性
や吸気性能の向上を図ってエンジン性能を向上させるこ
とができ、さらにピボット軸と後輪接地点との間の寸法
を長くして乗り心地を改善することができる。しかも、
ユニットスイング型エンジンの上部に配設されるエンジ
ン吸気系部品類の上面プロフィールを基準線より低く設
定したので、その分収納ボックスの底面を下降させてシ
ート高を低くしてライダの足付き性を良好にし、操縦安
定性を向上させ得る一方、収納ボックス底面を平坦状に
成形してボックス加工性を向上させ、収納ボックス容量
を大きく確保できる。また、ユニットスイング型エンジ
ンのピボット廻りの揺動量の調整が容易となり、ユニッ
トスイング型エンジンの着脱作業性を向上させることが
でき、さらに、ユニットスイング型エンジン上へエンジ
ン吸気系部品(吸気管、キャブレタおよびエアクリー
ナ)の部品配置を平面的に配置でき、部品配置の効率性
を向上させることができる等の優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の左側面図。
【図2】スクータ型車両の平面図。
【図3】スクータ型車両の右側面図。
【図4】キャブレタを拡大した側面図。
【図5】オイルポンプを拡大した平面図。
【図6】スクータ型車両の別な実施形態を示す左側面
図。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 ハンドル 4 ユニットスイング型エンジン 5 シート 6 足載せ部としてのステップボード 7 リアボディ 8 収納ボックス 12 シリンダ 13 クランクケース 14 スイングケース 16 ピボット軸 21 吸気管 22 キャブレタ 23 エアクリーナ 25 オイルポンプ A 後輪の接地点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 F02B 67/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルとシートの間に下方へ深く湾入
    する足載せ部が設けられ、上記シート下方のリアボディ
    内に収納ボックスが設置され、上記リアボディの下方
    に、前方に延びる形状のシリンダを備えたクランクケー
    スと、このクランクケースに連接されて後方へ延び、後
    部に後輪を軸支するスイングケースと、クランクケース
    およびスイングケースの上方に設けられた吸気管、キャ
    ブレタ、エアクリーナとをユニット化したユニットスイ
    ング型エンジンが上記クランクケースに設けられたピボ
    ット軸を中心に上下揺動可能に軸支されるとともに上記
    スイングケースの後上部をリアクッションユニットによ
    り支持することにより緩衝懸架されたスクータ型車両に
    おいて、 車両平面視で、最前部の吸気管が車幅方向中央側に位置
    して最後部のエアクリーナが吸気管よりも車幅方向外側
    に位置するように、上記吸気管とキャブレタとエアクリ
    ーナとをユニットスイング型エンジンの上部に、車両後
    方側に向けて車幅方向外側に順次段階的に配置する一
    方、 車両側面視で、上記リアクッションユニットをエアクリ
    ーナと重なる配置とし、上記収納ボックスの底面を上記
    シリンダの前上方からエアクリーナの前上方までに及ぶ
    平坦状に形成してフルフェースのヘルメットを収納可能
    にし、上記スイングケースが上方にスイングした時にキ
    ャブレタが収納ボックスの後部底に近付き、さらに、キ
    ャブレタの側面プロフィール上部とエアクリーナの側面
    プロフィール上部とを結ぶ基準線が後上がり傾斜となる
    ようにするとともに、キャブレタとエアクリーナの上部
    輪郭の高さを後方に向かって段階的に高く設定し、しか
    も、吸気管の側面プロフィールを上記基準線より低くし
    たことを特徴とするスクータ型車両。
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