JP3489579B2 - 収納ボックス付スクータ型車両 - Google Patents

収納ボックス付スクータ型車両

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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シート下に収納ボ
ックスが設置され、その下にユニットスイング型4サイ
クルエンジンが配置された収納ボックス付スクータ型車
両に関する。 【0002】 【従来の技術】スクータ型自動2輪車で代表されるスク
ータ型車両の基本的なレイアウトは、ハンドルで操舵さ
れる前輪とエンジンで駆動される後輪とで支持され、比
較的にボリュームのあるリアボディ上に載置されたシー
トの前方は低く湾入してステップボードが敷かれ、リア
ボディの下にユニットスイング型エンジンが配置され
る。シート下のリアボディには、そのシートを蓋代わり
にした収納ボックスが設置される。 【0003】ユニットスイング型エンジンは、ほぼ水平
に前傾するシリンダの後方にクランクケースが連なり、
そのクランクケースの一側から後方へスイングケースが
連設されて、その後部に、クランクケースの直ぐ後方に
位置する後輪が軸支されると共に、クランクケースの前
下部または前上部のピボットにより上下揺動自在にフレ
ームに軸支され、かつ後上部がリアクッションユニット
で支持されて、緩衝懸架される。 【0004】その緩衝ストロークは、ユニットスイング
型エンジンと収納ボックス底面との隙間関係により決定
される。同様に両者の位置関係によりシート高や収納ボ
ックス底面の形状が決められる。しかし、乗り心地を重
視してリアクッションユニットのストローク量を大きく
するとか、シート高を低くして足着き性をよくすると
か、収納ボックス底面の形状を改善してボックス容量の
増大を図るとかの要望があり、様々な制約を越えて個々
または全部の要求を満足させることが重要な問題となっ
ている。 【0005】ユニットスイング型エンジンは2サイクル
で構成されるものが一般的であるが、4サイクルによる
構成もある。いずれにしても、シリンダはほぼ水平に前
傾して低く構える形をとるが、4サイクルエンジンで
は、2サイクルエンジンに比べて燃料ガスの吸入経路が
根本的に異なり、キャブレタおよびエアクリーナケース
のエンジン吸気系がシリンダの前部のシリンダヘッドに
接続されるので、収納ボックスをシート下に設けること
が困難であり、そのエアクリーナケースの位置,形状が
レイアウト上の大きな問題となる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に鑑みてなされたもので、ユニットスイング型エ
ンジンを環境に優しい4サイクルエンジンで構成しても
収納ボックスをシート下方に設置でき、エンジン吸気系
を有効に配置することでエンジン全体をコンパクト化
し、リアクッションユニットのストローク量,シート
高,収納ボックス容量の改善を図るようにした収納ボッ
クス付スクータ型車両を提供することを目的とする。 【0007】本発明の他の目的は、ヘルメットを横置き
状態に収納させてシート高さを低くし、足着き性を改善
する一方、車両幅方向スペースを有効利用して収納ボッ
クスのボックス容量を充分に確保することができる収納
ボックス付スクータ型車両を提供することにある。 【0008】本発明の別の目的は、エンジン吸気系部品
を効率よく配置し、ユニットスイング型4サイクルエン
ジンを採用してもリアボディをコンパクト化して足着き
性を改善した収納ボックス付スクータ型車両を提供する
ことにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明に係る収納ボック
ス付スクータ型車両は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、シート下方のリアボデ
ィ内に収納ボックスが設置され、上記リアボディの下部
にユニットスイング型4サイクルエンジンがピボット廻
りに上下揺動可能に軸支され、リアクッションユニット
により緩衝懸架され、上記ユニットスイング型4サイク
ルエンジンはほぼ水平に前傾するシリンダとこのシリン
ダ後方のクランクケースとこのクランクケースの一側か
ら後方に延び、後部に後輪を軸支したスイングケースと
を備え、前記ユニットスイング型4サイクルエンジンの
排気通路に接続されるマフラを前記スイングケースと反
対側の後輪側方に配置した収納ボックス付スクータ型車
両において、前記収納ボックスの最深部が前記キャブレ
タとリアクッションユニットとの間に設けられ、前記ユ
ニットスイング型4サイクルエンジンは、エアクリーナ
ケースをスイングケース上方にかつ後輪側方に車両前後
方向縦長に配設し、前記キャブレタをシリンダヘッド
方にかつ上記スイングケース上方のエアクリーナケース
とほぼ同じ高さ位置でシリンダヘッドの上面に吸気通路
を介して接続し、車両平面視で前記キャブレタのベンチ
ュリ軸心が前記収納ボックスの底部最深部より車両前方
側かつ車幅方向に向いているものである。 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】本発明に係る収納ボックス付スク
ータ型車両の実施の形態について添付図面を参照して説
明する。 【0012】図1ないし図3は本発明に係る収納ボック
ス付スクータ型車両の一実施形態を示すもので、図1は
スクータ型自動2輪車の右側面図、図2は平面図、図3
は左側面図である。 【0013】スクータ型車両は、ハンドル3で操舵され
る前輪1とエンジンで駆動される後輪2とにより支持さ
れ、ハンドル3とシート5の間は低く地上面側に湾入し
てステップボード6が敷かれ、シート5を載せるリアボ
ディ7が比較的大きいボリュームに設定され、その下に
後輪2と一体のユニットスイング型エンジン4が配置さ
れる。ユニットスイング型エンジン4には環境に優しい
4サイクルエンジンが用いられる。 【0014】上記リアボディ7内には、シート5の下方
前部に収納ボックス8が設置され、シート下方後部に燃
料タンク9などが配置される。収納ボックス8は、フル
フェースのヘルメット10をその頂部を車両幅方向に向
けて横倒しにして収納する形状,容積に設定されてい
る。シート5は収納ボックス8および燃料タンク9を格
納する蓋になっている。収納ボックス8はユニットスイ
ング型エンジン4の上方に位置される。 【0015】収納ボックス8は、図1および図3に示す
ように、ボックス深さが車両前方側が浅く、車両後方側
が深くなるように段差部がボックス底部の途中に形成さ
れる。収納ボックス8はボックス底部に形成される段差
部にて横置き状態に収納されるヘルメット10の車両前
後方向の位置決めが行なわれる。収納ボックス8の最深
部はキャブレタ26と後輪2との間に形成される。 【0016】収納ボックス8に収納されたヘルメット1
0の外周プロフィールとシート5の外周プロフィールと
は図1および図3に示す車両側面視においてオーバラッ
プせしめられる一方、図2に示された車両平面視におい
て、ヘルメット10の外周プロフィールはマフラ25、
エアクリーナケース28,29および後輪2の少なくと
も1つの外周プロフィールとオーバラップせしめられ
る。 【0017】前記ユニットスイング型エンジン4は、2
サイクルではなく4サイクルエンジンで構成され、シリ
ンダ11,シリンダヘッド12はほぼ水平に前傾し、シ
リンダ11の後方にクランクケース13が連なり、クラ
ンクケース13の一側から後方へスイングケース14が
連設されて、スイングケース14の後部の内側に後輪2
が軸支される。そして、ユニットスイング型エンジン4
の前下部に設けられた支持アーム15がピボット16に
よりフレーム17に上下揺動自在に軸支され、かつ後上
部がリアクッションユニット18で支持されて、緩衝懸
架される。 【0018】リアクッションユニット18は、図1およ
び図3に示すようにエアクリーナケース28の延長部2
9の後方に隣接して配置される一方、収納ボックス8よ
り車両後方側に配設される。 【0019】スイングケース14と反対側のクランクシ
ャフト端には、図示しない送風ファンが軸装され、この
送風ファンをファンケーシング19が覆っている。ファ
ンケーシング19はクランクケース13側面に組み付け
られている。ファンケーシング19のエア取り入れ口2
0から吸入された冷却風は、シリンダ11,シリンダヘ
ッド12周りを覆うカウリング21内に送られて、シリ
ンダ11およびシリンダヘッド12を冷却している。ユ
ニットスイング型4サイクルエンジン4は強制空冷式に
なっている。22は点火プラグ、23は始動用キックレ
バーである。 【0020】点火プラグ22は、図3に示すように、エ
アクリーナケース28の反対側でシリンダヘッド12に
配置される一方、点火プラグ22は収納ボックス8の下
方で、ボックス底部に形成される段差部より車両前方側
に位置される。 【0021】ユニットスイング型4サイクルエンジン4
の排気通路24はシリンダヘッド12の下面から導出さ
れ、4サイクルエンジン4の前部下方を車両幅方向に案
内されてスイングケース14の反対側に導かれて向きを
変え、その後ファンケーシング19の下を後方へ延び
て、後輪2の側方に配置されたマフラ25に接続され
る。 【0022】一方、エンジン吸気系は、ベンチュリ軸心
が図2に示すように車幅方向であって左右方向に向くキ
ャブレタ26をシート5の下方でシリンダヘッド12の
前方に配置し、図1および図3に示すようにシリンダヘ
ッド12の上面側で前方配置のキャブレタ26を中心に
レイアウトされる。キャブレタ26は点火プラグ22よ
り高い位置に設けられる。キャブレタ26下流側の吸気
通路27aは、スイングケース14の反対側の車幅方向
(左右方向)に延びてからUターンしてシリンダヘッド
12の上面に接続される。キャブレタ26は、上流側の
吸気通路27bを介してスイングケース14側に位置す
るエアクリーナケース28に接続される。 【0023】また、後輪2はスクータ型車両の車両幅方
向ほぼ中心線上に一般的に設けられる。図2に示すよう
に、車両平面視で、キャブレタ26のベンチュリが後輪
2の幅を前輪1側に向けて直線的に延長させた車輪幅W
上に位置せしめられる。キャブレタ26のベンチュリ軸
心はエアクリーナケース28およびその延長部29の最
大高さより低い位置で図1および図3に示すように地上
面とほぼ平行に配設されるとともに、車両側面視で収納
ボックス8の底部は段差部を有するものの全体的に地上
面とほぼ平行になるように形成される。 【0024】このエアクリーナケース28は、スイング
ケース14の前方で、シリンダヘッド12,シリンダ1
1の側方のスペースに設置される。また、クリーナ容量
が不足する場合は、エアクリーナケース28は後方へ延
びる延長部29を備え、スイングケース14の上面に沿
ってユニットスイング型エンジン4の前後方向に縦長に
連設される。エアクリーナケース28および延長部29
の上面28a,29aはキャブレタ26の上端部とほぼ
同じ高さの単純な面に形成されている。 【0025】一方、エアクリーナケース28はスイング
ケース14の前方,シリンダ11,シリンダヘッド12
の側方にあるデッドスペースを利用して配置されたの
で、大柄になりやすい4サイクルエンジンを組み込んだ
ユニットスイング型エンジン4全体をコンパクトにし、
特にエアクリーナケース28の高さを低く抑えることが
できる。 【0026】また、エアクリーナケース28の延長部2
9の上面29aは図1および図3に示すように後方に向
って上り傾斜しており、エアクリーナケース28の延長
部29の後端部は収納ボックス8のボックス底部とほぼ
同じ高さに設定される。エアクリーナケース28は図1
および図3に示すように収納ボックス8の下方で、かつ
収納ボックス8と平面視で干渉しない図2に示す延長部
29の後部部分が後輪2の側方に位置して収納ボックス
8の底部とほぼ同じ高さに形成されてボックス容量の増
大を図っている。エアクリーナケース28のケース容量
の増大により吸気騒音を軽減でき、エンジン出力の向上
を図ることができる。 【0027】このスクータ型車両は、収納ボックス8の
下方で、スイングケース14前方のシリンダ11および
シリンダヘッド12の側方に存在するデッドスペースに
エアクリーナケース28を設置することで、大柄になり
やすい例えば4サイクルエンジンを使用したユニットス
イング型エンジン4全体がコンパクトになり、収納ボッ
クス8の底面8aとの間に余裕ができて、リアクッショ
ンユニット18のストローク量を増大させることが容易
になり、乗り心地の改善に役立つ。 【0028】また、シート5の高さを低くして足着き性
をよくすることができ、さらにヘルメット10を収納す
るのに充分な容量の収納ボックス8を設置できる。 【0029】ユニットスイング型4サイクルエンジン4
は環境に優しい4サイクルエンジンを用いても全体がコ
ンパクトにまとまるので、車体への取付け,運搬が容易
で、作業性やサービス性が向上する。 【0030】なお、ユニットスイング型4サイクルエン
ジンの懸架方法は、図3に2点鎖線で示すように、クラ
ンクケース13の上面に指示アーム15aを突設し、こ
の支持アーム15aに形成したピボット16aによりフ
レームに軸支したものでもよい。この場合、ユニットス
イング型4サイクルエンジン4は、リアボディ7の下部
にてピボット16aにより上下揺動可能に軸支される。
ピボット16aは図3に示すように、収納ボックス8の
段差部付近の下方に配設される。 【0031】このスクータ型車両では、ユニットスイン
グ型エンジン4は4サイクルエンジンでシリンダヘッド
12の前上方にキャブレタ26を接続する一方、ユニッ
トスイング型エンジン4の前後方向であってスイングケ
ース14上方にエアクリーナケース28の延長部29を
縦長に配置したものである。エアクリーナケース28の
延長部29後端部は収納ボックス8の底部と最大高さを
ほぼ同じ高さとしてキャブレタ26に吸気通路27bを
介して接続される。また、シリンダヘッド12の下面か
ら導出された排気通路24を、スイングケース14と反
対側で後輪2の側方配置のマフラ25に接続したので、
エアクリーナケース28,29を収納ボックス8下方で
後輪2側方に存在するスペースに車両前後方向に縦長に
配置してエアクリーナケース28,29の高さを低く抑
えることができる。エアクリーナケース28,29の高
さを低く抑えても縦長構造のため収納ボックス8のボッ
クス容量を充分に確保して吸気騒音の軽減やエンジン出
力の向上を図ることができ、大柄になり易い4サイクル
エンジンのユニットスイング型エンジン4全体のコンパ
クト化が図れ、環境に優しい4サイクルエンジンを用い
てもシート5の下方に収納ボックス8を備え付けること
ができる。 【0032】また、大柄になり易い4サイクルのユニッ
トスイング型エンジン4をコンパクト化できるので、収
納ボックス8との間に余裕ができて、リアクッションユ
ニット18のストローク量を増大させることが容易にな
り、乗り心地の改善に役立つ一方、シート5の高さを低
くして足着き性をよくすることができ、ボックス容量を
拡大することができると共に、ユニットスイング型エン
ジン4の着脱作業性を向上させることができ、ユニット
スイング型エンジンの車体への取付け,運搬が容易で、
作業性やサービス性が向上する。 【0033】さらに、スクータ型車両は、ユニットスイ
ング型エンジン4は4サイクルエンジンでシリンダヘッ
ド12の上面にキャブレタ26を接続する一方、スイン
グケース14の上方であって後輪2の側方にエアクリー
ナケース28の延長部29が配置される。このエアクリ
ーナケース28,29はキャブレタ26の上端部とほぼ
同じ高さの上面を備えてキャブレタ26に吸気通路27
bを介して接続されたシリンダヘッド12の下面から導
出された排気通路24をスイングケース14と反対側の
後輪側方配置のマフラ25に接続したので、エアクリー
ナケース28,29はマフラ25からの排熱の影響を受
けることが少なく、その分、エアクリーナのクリーナ容
量を確保でき、吸気騒音の低減が図れる一方、充分な吸
気量を確保してエンジン出力の向上が図れる。 【0034】一方、スクータ型車両においては、ユニッ
トスイング型エンジン4は4サイクルエンジンでシリン
ダヘッド12の上面にキャブレタ26を接続する一方、
スイングケース14の前方であってシリンダ11および
シリンダヘッド12の側方にエアクリーナケース28を
配置したものである。このエアクリーナケース28はキ
ャブレタ26の上端部とほぼ同じ高さの上面を備えてキ
ャブレタ26に吸気通路27bを介して接続される。一
方、シリンダヘッド12の下面から導出された排気通路
24をスイングケース14と反対側の後輪2の側方配置
のマフラ25に接続したので、エアクリーナケース28
をスイングケース14前方でシリンダ11およびシリン
ダヘッド12の側方のデッドスペースに設置でき、大柄
になり易い4サイクルエンジンを用いたユニットスイン
グ型エンジン4全体のコンパクト化が図れ、環境に優し
い4サイクルエンジンを用いてもシート5の下方に収納
ボックス8を配置することができる。 【0035】他方、スクータ型車両は、キャブレタ26
のベンチュリ軸心を車幅方向(左右方向)に向く配置と
することでスイングケース14前方であってシリンダ1
1およびシリンダヘッド12の側方に配置されたエアク
リーナケース28のケース容量を大きく確保でき、車幅
方向に生じ易いデッドスペース内にキャブレタ26をそ
のベンチュリ軸心が車幅方向に向けて配置でき、キャブ
レタ26の配置やエアクリーナケース28との接続が容
易となる。 【0036】 【発明の効果】本発明に係る収納ボックス付スクータ型
車両は、収納ボックスにヘルメットを横置き状態で収納
させることにより、正立状態や倒立状態で収納させる場
合に較べ、車両の幅方向スペースを有効に活用してシー
トの高さを低くでき、大柄になり易いユニットスイング
型4サイクルエンジンを搭載してもシート下方に収納ボ
ックスを形成でき、収納ボックスを形成してもシート高
さを低くして乗り降り性や足着き性を改善でき、操縦安
定性を向上させることができる。 【0037】本発明に係る収納ボックス付スクータ型車
両は、収納ボックスの最深部がキャブレタとリアクッシ
ョンユニットとの間に設けられ、キャブレタのベンチュ
リ軸心は、収納ボックスの底部最深部より車両前方側で
かつ車幅方向に向けたので、キャブレタをシリンダヘッ
ドの上方に位置させても、収納ボックスの最深部を深く
してボックス容量を確保でき、リアクッションユニット
のストローク量を大きくしたり、車両のバンクによるキ
ャブレタのフロート室内の液面変動を受けにくく、ベン
チュリにて霧化される燃料を安定的に供給できる。 【0038】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る収納ボックス付スクータ型車両の
一実施形態を示す右側面図。 【図2】本発明に係る収納ボックス付スクータ型車両の
平面図。 【図3】本発明に係る収納ボックス付スクータ型車両の
左側面図。 【符号の説明】 1 前輪 2 後輪 3 ハンドル 4 ユニットスイング型エンジン 5 シート 6 ステップボード 7 リアボディ 8 収納ボックス 10 ヘルメット 11 シリンダ 12 シリンダヘッド 13 クランクケース 14 スイングケース 16 ピボット 18 リアクッションユニット 19 ファンケーシング 21 カウリング 24 排気通路 25 マフラ 26 キャブレタ 27a,27b 吸気通路 28 エアクリーナケース 29 延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62J 9/00 B62J 37/00 B62K 25/20 B62M 7/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シート下方のリアボディ内に収納ボック
    スが設置され、上記リアボディの下部にユニットスイン
    グ型4サイクルエンジンがピボット廻りに上下揺動可能
    に軸支され、リアクッションユニットにより緩衝懸架さ
    れ、上記ユニットスイング型4サイクルエンジンはほぼ
    水平に前傾するシリンダとこのシリンダ後方のクランク
    ケースとこのクランクケースの一側から後方に延び、後
    部に後輪を軸支したスイングケースとを備え、前記ユニ
    ットスイング型4サイクルエンジンの排気通路に接続さ
    れるマフラを前記スイングケースと反対側の後輪側方に
    配置した収納ボックス付スクータ型車両において、 前記収納ボックスの最深部が前記キャブレタとリアクッ
    ションユニットとの間に設けられ、前記ユニットスイン
    グ型4サイクルエンジンは、エアクリーナケースをスイ
    ングケース上方にかつ後輪側方に車両前後方向縦長に配
    設し、前記キャブレタをシリンダヘッド上方にかつ上記
    スイングケース上方のエアクリーナケースとほぼ同じ高
    さ位置でシリンダヘッドの上面に吸気通路を介して接続
    し、車両平面視で前記キャブレタのベンチュリ軸心が前
    記収納ボックスの底部最深部より車両前方側かつ車幅方
    向に向いていることを特徴とする収納ボックス付スクー
    タ型車両。
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