JPH106440A - シリコーンゲル成形物と剥離性フィルムからなる複合成形体およびその製造方法 - Google Patents

シリコーンゲル成形物と剥離性フィルムからなる複合成形体およびその製造方法

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JPH106440A
JPH106440A JP8178649A JP17864996A JPH106440A JP H106440 A JPH106440 A JP H106440A JP 8178649 A JP8178649 A JP 8178649A JP 17864996 A JP17864996 A JP 17864996A JP H106440 A JPH106440 A JP H106440A
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hardness
molded article
film
silicone
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Yuichi Tsuji
裕一 辻
Akito Nakamura
明人 中村
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミやホコリの付着,成形品同士の癒着,成
形品の変形といった問題点がなく、保管,運搬あるいは
他部材への装着の際に、取扱性に優れた、シリコーンゲ
ル成形物と剥離性フィルムからなる複合成形体およびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコーンゲルの表面に該シリコーンゲ
ルの硬度より高い硬度の硬化シリコーン被膜が形成され
てなるシリコーンゲル成形物と、該シリコーンゲル成形
物の表面に密着しており、該シリコーンゲル成形物から
剥離可能な剥離性フィルムから構成されていることを特
徴とする、シリコーンゲル成形物と剥離性フィルムから
なる複合成形体およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーンゲル成形
物と剥離性フィルムからなる複合成形体およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゲル成形物は、振動吸収性,
電気特性,耐熱性,耐水性などに優れていることから、
緩衝材,保護材,シール材,防音材等幅広い用途に使用
されている。しかし、この種のシリコーンゲル成形物は
表面粘着性が強いため、その表面にゴミやホコリが付着
する,成形体同士が癒着する,他部材への粘着による変
形が起こるという問題点があった。またシリコーンゲル
自体の機械的強度が低いため、変形,欠損し易いという
問題点があった。従来、これらの問題点を解消する方法
として数多くの方法が提案されている。例えば、加熱硬
化させたシリコーンゲル成形物の表面にケイ素原子結合
水素原子含有オルガノハイドロジェンポリシロキサンを
直接塗布してシリコーンゲル成形物表面に拡散させた
後、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンを加熱
硬化させることにより、シリコーンゲル成形物の表面に
硬い被膜を形成させる方法が提案されている(特公平1
−25704号公報,特公平6−45222号公報参
照)。しかし、この方法で得られたシリコーンゲル成形
物は、その表面の粘着性がある程度改善されたとは言
え、ゴミやホコリの付着、成形品同士の癒着、成形品の
変形といった上記問題点を解消するには至っていなかっ
た。また、この方法では2回の加熱工程が必要とされ生
産性に劣り、シリコーンゲル成形物を量産する方法とし
ては、十分に満足できる方法ではなかった。また、硬化
してシリコーンゲルになり得る組成物(シリコーンゲル
組成物)の表面にオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンを注加し、拡散しないうちに加熱して厚さ方向で硬化
状態の異なるシリコーン成形物を得る方法(特開昭61
−277414号公報参照)、シリコーンゲル組成物の
表面に硬化後はシリコーンエラストマーまたはシリコー
ンレジン層になる組成物を接触して加熱硬化させること
により、シリコーンエラストマーまたはシリコーンレジ
ン層からなる表面層をもつシリコーンゲル成形物を得る
方法(特開平5−69511号公報,特開平5−695
12号公報参照)、予め、内面にオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンを塗布した成形型にシリコーンゲル組
成物を注入し、加熱硬化させることにより、高硬度の表
層部をもつシリコーンゲル成形物を得る方法(特開平6
−88281号公報参照)などが知られている。しか
し、これらの方法で得られたシリコーンゲル成形物は、
表層部を形成する成分がシリコーンゲル組成物中に巻き
込まれその表面層が不均一に硬化すると言う問題点があ
った。また、これらの方法で得られたシリコーンゲル成
形物は、その表面の粘着性がある程度改善されるとは言
え、ゴミやホコリの付着、成形品同士の癒着、成形品の
変形といった上記問題点を解消するには至っていなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記従
来技術が有する問題点を解決すべく鋭意検討された結
果、本発明に至った。即ち、本発明の目的は、ゴミやホ
コリの付着,成形品同士の癒着,成形品の変形といった
問題点がなく、保管,運搬あるいは他部材への装着の際
に、取扱性に優れた、シリコーンゲル成形物と剥離性フ
ィルムからなる複合成形体およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は、シリコーンゲルの表面に
該シリコーンゲルの硬度より高い硬度の硬化シリコーン
被膜が形成されてなるシリコーンゲル成形物と、該シリ
コーンゲル成形物の表面に密着しており、該シリコーン
ゲル成形物から剥離可能な剥離性フィルムから構成され
ていることを特徴とする、シリコーンゲル成形物と剥離
性フィルムからなる複合成形体、および剥離性フィルム
の表面の一部または全体に、(A)1分子中に3個以上の
ケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンを塗布し、次いで、該フィルムのオ
ルガハイドロジェンポリシロキサン塗布表面に付加反応
硬化型シリコーンゲル組成物を接触させ、しかる後に該
組成物を硬化させることを特徴とする、シリコーンゲル
成形物と剥離性フィルムからなる複合成形体の製造方法
に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、本発明のシリコーンゲル成
形物と剥離性フィルムから構成される複合成形体につい
て説明する。本発明の複合成形体に言うシリコーンゲル
は、オルガノポリシロキサンを主成分とし、これが架橋
により部分的に3次元網目構造化し、応力の付加によっ
て変形および限定的流動性を示す状態にあるシリコーン
を言う。このものは、通常、JIS K6301に規定
するJISA硬度計にて測定した硬さ(JISA硬度)
が0〜10であり、アスカC硬度計にて測定した硬さ
(アスカC硬度)が0〜30である。尚アスカC硬度計
はJIS S6050に規定するスプリング型硬度計に
相当する硬度計である。
【0006】本発明の複合成形体を構成するシリコーン
ゲル成形物は、上記のようなシリコーンゲルの表面に、
該シリコーンゲルの硬度より高い硬度の硬化シリコーン
被膜が形成されているのであるが、この硬化シリコーン
被膜の硬度は、通常、JISA硬度で0〜10であり、
好ましくは0〜5であり、またアスカC硬度で0〜30
である。また、この被膜の硬度はシリコ−ンゲルの硬度
よりJISA硬度で1以上高いかあるいはアスカC硬度
で5以上高いことが好ましい。尚、この被膜は必ずしも
シリコーンゲル成形物の表面全域にわたって形成されて
いる必要性はなく、保護を必要とするシリコーンゲル成
形物表面の一部に形成されていてもよい。また、この被
膜は、通常、シリコーンゴムあるいはシリコーンレジン
と呼称される特性を有するものである。また、これらの
シリコーンゲル成形物の形状、大きさ等はシリコーンゲ
ル成形物の用途に応じて適宜選択され特に限定されない
が、一般に、形状としては、シート状、円筒状,柱状,
ブロック状,球状が好ましい。
【0007】本発明の複合成形体は、上記のようなシリ
コーンゲル成形物と、該シリコーンゲル成形物の表面に
密着しており、該シリコーンゲル成形物から剥離可能な
剥離性フィルムから構成されているのであるが、ここで
使用される剥離性フィルムは、本発明に言うシリコーン
ゲル成形物を剥離することが可能なフィルムであればよ
く、その種類等は特に限定さない。これらの剥離性フィ
ルムとしては、フッ素樹脂フィルム、ポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステル樹脂フィ
ルムなどの熱可塑性樹脂フィルムおよびその表面にフッ
素樹脂コーティングなどの剥離性処理を施したものが挙
げられる。これらのフィルムの厚みは、通常、0.5〜
5mmである。
【0008】次に、本発明の複合成形体の製造方法につ
いて説明する。本発明の複合成形体は、剥離性フィルム
の表面の一部または全体に、(A)1分子中に3個以上の
ケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンを塗布し、次いで、該フィルムのオ
ルガハイドロジェンポリシロキサン塗布表面に付加反応
硬化型シリコーンゲル組成物を接触させ、しかる後に該
組成物を硬化させることにより製造される。この方法に
おいて使用される剥離性フィルムは上述したものと同じ
である。これらのフィルム表面に塗布する(A)成分のオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンは、成形時にシリ
コーンゲル組成物と接触し、硬化して、シリコーンゲル
成形物の表面に硬度の高い硬化シリコーン被膜層を形成
する成分である。この(A)成分は、シリコーンゲル組成
物と接触して3次元網目構造化した硬度の高い被膜とな
るためには、1分子中に3個以上のケイ素原子結合水素
を有することが必要である。本成分の分子構造について
は特に限定はなく、直鎖状、分枝状を含む直鎖状、環状
のいずれでもよい。これらの成分の具体例としては、両
末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポ
リシロキサン,両末端トリメチルシロキシ封鎖ジメチル
シロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合
体,両末端ジメチルフェニルシロキシ基封鎖メチルフェ
ニルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体,環状メチルハイドロジェンポリシロキサン,ジメ
チルハイドロジェンシロキサン単位とSiO4/2単位か
らなる共重合体が挙げられる。尚、これらの(A)成分
は、シリコーンゲル組成物への浸透性を調節したり、剥
離性フィルムへの塗布性を向上させる目的で、(A)成分
以外のオルガノポリシロキサンを配合したり、有機溶剤
で希釈したりしてもよい。
【0009】このような(A)成分を剥離性フィルムへ塗
布する方法としては、刷毛塗り方法、スポンジ塗り方
法、スプレー塗布方法などがあり、本発明においてはい
ずれの方法によってもよい。また、シリコーンゲル成形
物表面の粘着性を減らし、機械強度を確保するのに十分
な硬化シリコーン被膜を得るためには、(A)成分を塗布
した剥離性フィルムとの接触面において測定される硬化
シリコーン被膜の硬度が、シリコーンゲルそのものの硬
度、即ちシリコーンゲル成形物内部の硬度(付加反応硬
化型シリコーンゲル組成物そのものの硬化物の硬度)よ
り高いことが必要であり、その硬度差はJISA硬度で
1以上であり、アスカC硬度で5以上であることが好ま
しい。この(A)成分の塗布量は(A)成分を塗布した剥離
性フィルムとの接触面において、(A)成分の皮膜が剥離
性フィルム表面上に連続的に形成される量であり、特に
限定されない。
【0010】本発明の複合成形体の製造方法は、上記の
ような(A)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンを塗布した剥離性フィルムの表面に付加反応硬化型シ
リコーンゲル組成物を接触させ該組成物を加熱硬化させ
るのであるが、この方法で使用される付加反応硬化型シ
リコーンゲル組成物としては次のような組成物が好まし
い。 (B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有するオルガノポリ シロキサン 100重量部、 (C)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロ ジェンポリシロキサン(本成分の配合量は本成分中のケイ素原子結合水素原子の モル数と(B)成分中のケイ素原子結合アルケニル基のモル数の比が(0.1:1) 〜(1:1)となる量である。)、 (D)白金系触媒 触媒量 からなるシリコーンゲル組成物。
【0011】この方法で使用される(B)成分のオルガノ
ポリシロキサンは、付加反応硬化型シリコーンゲル組成
物の主剤となる成分であり、1分子中に2個以上のアル
ケニル基を有することが必要である。このようなアルケ
ニル基としては、ビニル基,アリル基,プロペニル基な
どが例示される。また、本成分中のアルケニル基以外の
有機基としては、メチル基,エチル基,プロピル基で例
示されるアルキル基、フェニル基,トリル基で例示され
るアリール基、3,3,3−トリプロピル基,3ークロロ
プロピル基で例示されるハロゲン化アルキル基などの置
換もしくは非置換の1価炭化水素基が挙げられる。本成
分の分子構造は直鎖状、分枝を含む直鎖状、環状、網目
状のいずれであってもよい。本成分の分子量は特に限定
されないが、硬化物がシリコーンゲルになるためには、
本成分の25℃における粘度が100センチポイズ以上
のものが好ましい。本成分の具体例としては、例えば両
末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキ
サン,両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシ
ロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,両末端ト
リメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体,両末端ジメチルビニルシロキ
シ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサ
ン共重合体,トリメチルシロキシ基やジメチルビニルシ
ロキシ単位とSiO4/2単位からなるオルガノポリシロ
キサンレジンなどが挙げられる。
【0012】(C)成分の1分子中に2個以上のケイ素原
子結合水素を有するオルガノポリシロキサンは、(B)成
分中のアルケニル基と反応してゲル状硬化物を与えるも
のである。この(C)成分は1分子中に2個以上のケイ素
原子結合水素原子を有することが必要である。本成分の
分子構造については特に限定はなく、直鎖状、分枝状を
含む直鎖状、環状のいずれでもよい。これらの成分の具
体例としては、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ
基封鎖ジメチルポリシロキサン,両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン,両末
端トリメチルシロキシ封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ハイドロジェンシロキサン共重合体,両末端ジメチルフ
ェニルシロキシ基封鎖メチルフェニルシロキサン・メチ
ルハイドロジェンシロキサン共重合体,環状メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン,ジメチルハイドロジェンシ
ロキサン単位とSiO4/2単位からなる共重合体などが
挙げられる。本成分の添加量は、本成分中のケイ素原子
結合水素原子のモル数と(B)成分中のケイ素原子結合ア
ルケニル基のモル数の比が(0.1:1)〜(1:1)とな
る量である。これは、このモル比が(0.1:1)より小
さくなるとシリコーンゲル組成物の硬化が不十分とな
り、(1:1)より大きくなると全体が硬度の高いゴム状
の成形物となるからである。
【0013】(D)成分の白金系触媒は、付加反応硬化型
シリコーンゲル組成物を硬化させるための触媒であり、
白金微粉末,白金黒,塩化白金酸,四塩化白金,塩化白
金酸のオレフィン錯体,塩化白金酸のアルコール溶液,
塩化白金酸とアルケニルシロキサンとの錯化合物,ロジ
ウム化合物,パラジウム化合物が例示される。この白金
系触媒の添加量は触媒量であり、通常、(B)成分100
万重量部に対して白金系金属として0.1〜500重量
部の範囲内で使用される。
【0014】本発明に使用されるシリコーンゲル組成物
は、上記のような(B)成分〜(D)成分を均一に混合する
ことによって容易に製造されるが、これらの成分に加え
て、各種の添加剤を添加配合することは本発明の目的を
損なわない限り差し支えない。このような添加剤として
は、従来からシリコーンゴムの補強、粘度調整、耐熱性
向上、難燃性向上、熱伝導性向上、導電性付与などを目
的とする添加剤として使用され、公知とされているもの
が使用可能であり、その種類は特に限定されない。この
ような添加剤の具体例としては、ヒュームドシリカ,沈
降シリカ,焼成シリカ,ヒュームド酸化チタン,カーボ
ンブラックなどの補強充填剤、粉砕石英,ケイ藻土,ア
スベスト,酸化鉄,酸化アルミニウム,アルミノケイ
酸,炭酸カルシウムなどの非補強充填剤、これらの充填
剤をオルガノシラン,オルガノポリシロキサンなどの有
機ケイ素化合物で処理したものが例示される。また、本
発明に使用される付加反応硬化型シリコーンゲル組成物
には硬化反応を抑制するための添加剤として3−メチル
−1−ブチン−3−オール,3・5−ジメチル−1−ヘ
キシン−3−オール,フェニルブチノールなどのアルキ
ンアルコール、3−メチル−3−ペンテン−1−イン,
3・5−ジメチル−3−ヘキセン−1−インなどのエン
イン化合物、テトラメチルテトラヘキセニルシクロテト
ラシロキサン,ベンゾトリアゾールなどで例示される硬
化遅延剤を微量添加することは本発明の目的を損なわな
い限り差し支えない。
【0015】本発明の複合成形体は、例えば、上記のよ
うな(A)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を塗布した剥離性フィルムを成形型または容器の内壁の
必要部所に配し、次いで、シリコーンゴムの成形に用い
られる方法、例えば、圧縮成形、トランスファー成形、
射出成形、ポッティングなどによる方法で付加反応硬化
型シリコーンゲル組成物を流入し、該組成物を加熱硬化
させることにより容易に製造される。この際、成形はシ
リコーンゲル成形物を装着する部材自体を容器とする現
場成形により行ってもよい。また、ポッティング方法に
よる場合のように成形型が開口部を有する場合には、シ
リコーンゲル組成物を流入した後からその部分に剥離性
フィルムを貼付し、その後シリコーンゲル組成物を加熱
硬化させてもよい。また、連続的にシート状複合成形体
を成形する方法として、(A)成分で処理した剥離性フィ
ルムを基材とした押し出し成形、カレンダー成形などの
方法も適用できる。尚、付加反応硬化型シリコーンゲル
組成物の硬化温度は、通常、50〜170℃の範囲であ
る。これは、硬化温度が低すぎると硬化時間が長くなり
生産性が低下するためであり、高すぎると剥離性フィル
ムの軟化、液状シリコーンゲル組成物の発泡といった問
題が生じるからである。
【0016】以上のような本発明の複合成形体は、緩衝
剤、シ−ル材、衝撃吸収剤等として有効に使用される。
特に、本発明の複合成形体は、例えば、装置に組み込ま
れている緩衝材,保護材,シール材,防音材等の部材と
して好適に使用される。この場合、部材の形状に合わせ
て予めシリコーンゲル成形物と剥離性フィルムからなる
本発明の複合成形体を製造しておき、使用直前に剥離性
フィルムを剥し取り、シリコーンゲル成形物そのものと
して取り出し、このシリコーンゲル成形物そのものを各
種装置に装着することが可能である。また、装着する装
置内部で本発明の複合成形体の製造方法を実施し、シリ
コーンゲル成形物と剥離性フィルムからなる本発明の複
合成形体を製造し、その後、剥離性フィルムを剥し取
り、装置内に取り込まれた部材とすることも可能であ
る。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例によって詳しく説明す
る。実施例中、部とあるのは重量部のことであり、粘度
は25℃における測定値である。
【0018】
【実施例1】粘度2,000センチポイズの両末端ジメ
チルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ビ
ニル基含有量0.23重量%)100部、ジメチルジク
ロルシランで表面処理された比表面積200m2/gの
ヒュームドシリカ20部を均一になるまで混合した後、
真空下で加熱処理し、流動性のある液状シリコーンゲル
ベースを調製した。次いで、この液状シリコーンゲルベ
ース100部に、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体(ケイ素原子結合水素原子含有量0.3重量%)1.
4部、塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサン
との白金錯体0.2部(白金濃度0.5重量%)と硬化抑
制剤として3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オー
ル0.05部を加えて均一に混合して、液状付加反応硬
化型シリコーンゲル組成物を調製した。この液状シリコ
ーンゲル組成物の粘度は1,600センチポイズであっ
た。一方、上板、中型、下板からなるプレス成形用金型
(キャビティは寸法200×200×10mmのシート
型)およびテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合ポリマーからなる剥離性フィルム(厚さ
0.2mm)の表面に、粘度10センチストークスの両末
端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合
水素原子含有量0.7重量%)(以下、オルガノハイド
ロジェンポリシロキサン)を塗布量20g/m2で塗布
したものを2枚を準備した。この剥離性フィルムの1枚
を金型下板に配した。ここで、剥離性フィルムのオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサン塗布面がキャビティ内
部側になるように配した。その上に中型をセットし、下
面が剥離性フィルムで覆われたキャビティとした。次い
で、このキャビティ内に上記液状シリコーンゲル組成物
を流し入れた。残り1枚の剥離性フィルムのオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン塗布面が液状シリコーンゲ
ル組成物と接するように貼付し、直ちに150℃で5分
間の条件下で加熱して、液状シリコーンゲル組成物を硬
化させた。得られた硬化物のシートは、剥離性フィルム
との接触面に弾性のあるゴム状弾性体被膜を有し、内部
はゲル状硬化物であった。即ち、剥離性フィルム除去後
は、両面に硬度の高い硬化シリコーン被膜を有し、内部
はゲル状のシリコーンゲルからなるシート成形物が得ら
れた。この成形物の硬度は、表面被膜部がJISA硬度
で4であり、アスカC硬度で20であり、表面被膜部を
カッターで除去した内部のシリコーンゲルのJISA硬
度が0であり、アスカC硬度が7であった。
【0019】
【実施例2】実施例1において、2枚の剥離性フィルム
のうち一方にはオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を塗布しなかった以外は実施例1と同様にしてシリコー
ンゲル成形物を作成した。成形後に剥離性フィルムを剥
し、シリコーンゲル成形物の硬度を測定したところ、オ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンを塗布した側の表
面はJISA硬度が4であり、アスカC硬度が20であ
り、塗布しなかった側の表面および内部はJISA硬度
が0であり、アスカC硬度が7であった。
【0020】
【実施例3】粘度2,000センチポイズの両末端ジメ
チルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン10
0部(ビニル基含有量0.23重量%)に比表面積20
0m2/gのヒュームドシリカ15部、シリカの表面処
理剤としてヘキサメチルジシラザン5部と水2部を加え
て均一になるまで混合し、さらに真空下で加熱処理して
流動性のある液状シリコーンゲルベースを調製した。次
いで、この液状シリコーンゲルベース100部に、両末
端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合
水素原子含有量0.7重量%)0.6部および両末端ジメ
チルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキ
サン(ケイ素原子結合水素原子含有量0.17重量%)
(以下、オルガノハイドロジェンポリシロキサン)2部
を混合し、続いて塩化白金酸とジビニルテトラメチルジ
シロキサンとの白金錯体0.1部(白金濃度0.5重量
%)と硬化抑制剤として3,5−ジメチル−1−ヘキシ
ン−3−オール0.03部を加えて均一に混合して、液
状付加反応硬化型シリコーンゲル組成物を調製した。こ
の液状シリコーンゲル組成物の粘度は1,200センチ
ポイズであった。一方、ポリテトラフルオロエチレンか
らなる剥離性フィルム(厚さ0.2mm)の表面に、両末
端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合
水素原子含有量0.7重量%)およびVi(Me)2Si
1/2単位とSiO4/2単位からなるビニル基含有メチル
ポリシロキサンレジン(Vi基含有量5.6%)の混合
物(混合重量比20:1)を塗布量30g/m2で塗布
したものを準備した。次いで、底面直径7cm、高さ8cm
のポリエチレン製カップ内に上記液状シリコーンゲル組
成物を流し入れた。次いで、剥離性フィルムの塗布面が
液状シリコーンゲル組成物と接するように貼付し、直ち
に60℃で30分間の条件下で加熱して、液状シリコー
ンゲル組成物を硬化させた。得られた円筒状硬化物は、
剥離性フィルムとの接触面に弾性のあるゴム状弾性体被
膜を有し、内部はゲル状硬化物であった。即ち、剥離性
フィルム除去後は、上面に硬度の高い硬化シリコーン被
膜を有し、内部および他表面はゲル状のシリコーンゲル
からなる成形物が得られた。この成形物の硬度は、表面
被膜部がアスカC硬度で33であり、被膜のない成形物
底面および表面被膜部をカッターで除去した内部のアス
カC硬度が20であった。
【0021】
【実施例4】粘度40,000センチポイズの両末端ジ
メチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン
(ビニル基含有量0.09重量%)100部、ジメチル
ジクロルシランで表面処理された比表面積200m2/gの
ヒュームドシリカ40部を均一になるまで混合した後、
真空下で加熱処理し、さらに可塑剤として、両末端水酸
基封鎖ジメチルポリシロキサン(水酸基含有量4重量
%)2部を混合し、非流動性のシリコーンゲルベースを
調製した。次いで、この液状シリコーンゲルベース10
0部に、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロ
キサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケ
イ素原子結合水素原子含有量0.3重量%)0.5部、塩
化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの白金
錯体0.2部(白金濃度0.5重量%)と硬化抑制剤とし
て3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール0.05
部を加えて均一に混合して、非流動性の付加反応硬化型
シリコーンゲル組成物を調製した。一方、テトラフルオ
ロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合ポリマー
製の剥離性フィルム(厚さ0.2mm)の表面に、両末端
トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水
素原子含有量0.7重量%)を塗布量20g/m2で塗布
したものを2枚を準備した。一方のフィルムの硬化剤塗
布側表面上に上記シリコーンゲル組成物を押出し機を用
いて厚さ3mmのシート状にしたものを垂らして載せた。
次いで、もう一方のフィルムの塗布側がシリコーンゲル
組成物表面と接触するように貼付し、ギャップを3mmに
保ったロール間を通して厚さを一定にした。その後、直
ちに150℃で5分間の条件下でシリコーンゲル組成物
を加熱硬化させた。得られた硬化物のシートは、剥離性
フィルムとの接触面に弾性のあるゴム状弾性体被膜を有
し、内部はゲル状硬化物であった。即ち、剥離性フィル
ム除去後は、両面に硬度の高い硬化シリコーン被膜を有
し、内部はゲル状のシリコーンゲルからなるシート成形
物が得られた。この成形シートの硬度は、そのまま測定
するとJISA硬度が0であり、アスカC硬度が4であ
り、表面被膜部を除去した内部のJISA硬度が0であ
り、アスカC硬度が2であった。
【0022】
【発明の効果】本発明のシリコーンゲルと剥離性フィル
ムからなる複合成形体は、シリコーンゲルの表面に該シ
リコーンゲルの硬度より高い硬度の硬化シリコーン被膜
が形成されてなるシリコーンゲル成形物と、該シリコー
ンゲル成形物の表面に密着しており、該シリコーンゲル
成形物から剥離可能な剥離性フィルムから構成されてい
るので、ゴミやホコリの付着、成形品同士の癒着、成形
品の変形といった問題点がなく、保管,運搬あるいは他
部材への装着の際に、取扱性に優れているという特徴を
有する。また本発明の製造方法はこのような特徴を有す
る複合成形体を効率よ製造することができるという特徴
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られたシリコーンゲルと
剥離性フィルムの複合成形体の示す断面図である。
【図2】本発明の実施例3で得られたシリコーンゲルと
剥離性フィルムの複合成形体の示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコーンゲルと剥離性フィルムの複合成形体 2 剥離性フィルム 3 シリコーンゲル 4 硬化シリコーン被膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーンゲルの表面に該シリコーンゲ
    ルの硬度より高い硬度の硬化シリコーン被膜が形成され
    てなるシリコーンゲル成形物と、該シリコーンゲル成形
    物の表面に密着しており、該シリコーンゲル成形物から
    剥離可能な剥離性フィルムから構成されていることを特
    徴とする、シリコーンゲル成形物と剥離性フィルムから
    なる複合成形体。
  2. 【請求項2】 シリコーンゲル成形物がシート状である
    請求項1記載の複合成形体。
  3. 【請求項3】 シリコーンゲル成形物が円筒状である請
    求項1記載の複合成形体。
  4. 【請求項4】 シリコーンゲル成形物が柱状である請求
    項1記載の複合成形体。
  5. 【請求項5】 シリコーンゲルの硬度が、JISA硬度
    で0〜10であり、アスカC硬度で0〜30であること
    を特徴とする請求項1記載の複合成形体。
  6. 【請求項6】 シリコーンゲルの硬度と該シリコーンゲ
    ルの表面に形成された被膜の硬度の差が、JISA硬度
    で1以上であり、アスカC硬度で5以上あることを特徴
    とする請求項1記載のシリコーンゲルと剥離性フィルム
    からなる複合成形体。
  7. 【請求項7】 剥離性フィルムが熱可塑性樹脂フィルム
    である請求項1記載のシリコーンゲル成形物と剥離性フ
    ィルムからなる複合成形体。
  8. 【請求項8】 剥離性フィルムの表面の一部または全体
    に、(A)1分子中に3個以上のケイ素原子結合水素原子
    を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを塗
    布し、次いで、該フィルムのオルガハイドロジェンポリ
    シロキサン塗布表面に付加反応硬化型シリコーンゲル組
    成物を接触させ、しかる後に該組成物を硬化させること
    を特徴とする、シリコーンゲル成形物と剥離性フィルム
    からなる複合成形体の製造方法。
  9. 【請求項9】 付加反応硬化型シリコーンゲル組成物
    が、 (B)1分子中に2個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有するオルガノポリ シロキサン 100重量部、 (C)1分子中に2個以上のケイ素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロ ジェンポリシロキサン(本成分の配合量は本成分中のケイ素原子結合水素原子の モル数と(B)成分中のケイ素原子結合アルケニル基のモル数の比が(0.1:1) 〜(1:1)となる量である。)、 (D)白金系触媒 触媒量 からなる組成物である請求項8記載の製造方法。
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