JP2003208052A - 定着ロール用シリコーンゴム組成物及び定着ロール - Google Patents

定着ロール用シリコーンゴム組成物及び定着ロール

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JP2003208052A JP2002003166A JP2002003166A JP2003208052A JP 2003208052 A JP2003208052 A JP 2003208052A JP 2002003166 A JP2002003166 A JP 2002003166A JP 2002003166 A JP2002003166 A JP 2002003166A JP 2003208052 A JP2003208052 A JP 2003208052A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)一分子中に珪素原子と結合するア
ルケニル基を2個以上含有し、重量平均分子量が500
0〜50000であるオルガノポリシロキサン100重
量部 (b)一分子中に2個以上の珪素原子に結合した水素原
子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン (a)成分中の珪素原子と結合するアルケニル基に対し
て珪素原子に結合した水素原子が0.1〜3.0となる
量 (c)触媒量の白金族系触媒 (d)平均粒子径が1〜50μmの炭化珪素
100〜1000重量部を含有することを特徴とする定
着ロール用シリコーンゴム組成物。 【効果】 本発明によれば、低硬度、高い熱伝導性、耐
熱性、低圧縮永久歪性を有するシリコーンゴム組成物を
得ることができ、定着ロール用のシリコーンゴムシート
として非常に有効であり、電子写真機器等のトナー定着
ロールの被覆材として用いた場合に長期的に安定した画
像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター、FAX等に使用する定着ロールにお
けるシリコーンゴム層、特に上層にフッ素樹脂及び/又
はフッ素ラテックスからなる層が形成される定着ロール
の中間シリコーンゴム層を形成するために用いられる定
着ロール用シリコーンゴム組成物、及びこのシリコーン
ゴム組成物を用いた定着ロールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
複写機、レーザービームプリンター、FAX等の定着部
の定着ロールや加圧ロールには、シリコーンゴムが使用
されている。これはシリコーンゴムのトナーに対する離
型性、耐熱性、圧縮永久歪等が他のゴム材料に比較して
優れているからである。
【0003】また、最近この種の機器の高速化・カラー
化に伴い、定着ロールにも低硬度化が求められ、従来の
金属又はフッ素樹脂では対応しきれなくなり、熱伝導性
シリコーンゴムの上にフッ素樹脂を被覆するタイプやフ
ッ素ラテックスコーティングをするタイプが多く採用さ
れている。
【0004】ここで用いられるシリコーンゴムは、低硬
度で高い熱伝導性が要求され、更には常時150〜20
0℃の高温に晒されるため、耐熱性や低圧縮永久歪性が
要求される。
【0005】熱伝導性シリコーンゴムは従来から熱伝導
性充填剤として、シリカ、アルミナ、アルミニウム等が
配合されているが、シリカは熱伝導性が低く、高充填し
た場合、低硬度化できないという問題がある。アルミ
ナ、アルミニウムは両性化合物であるため、内部に含ま
れる不純物の影響を受けやすく、シリコーンゴム組成物
に使用すると、耐熱性、低圧縮永久歪性に悪影響を与え
るという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、低硬度で熱伝導性に優れ、且つ耐熱性と低圧縮永久
歪性にも優れ、定着ロールの被覆材として、好適に用い
られるシリコーンゴム組成物及びこれを用いた定着ロー
ルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個
以上含有し、重量平均分子量が5000〜50000で
あるオルガノポリシロキサンと、一分子中に2個以上の
珪素原子に結合した水素原子(即ち、SiH基)を有す
るオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、特定量の
平均粒子径が1〜50μmの炭化珪素を含有する定着ロ
ール用シリコーンゴム組成物の硬化物が、低硬度、高い
熱伝導性、耐熱性、低圧縮永久歪性を有し、定着ロール
用として好適に用いられることを知見し、本発明をなす
に至った。
【0008】従って、本発明は、 (1) (a)一分子中に珪素原子と結合するアルケニ
ル基を2個以上含有し、重量平均分子量が5000〜5
0000であるオルガノポリシロキサン100重量部 (b)一分子中に2個以上の珪素原子に結合した水素原
子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン (a)成分中の珪素原子と結合するアルケニル基に対し
て珪素原子に結合した水素原子が0.1〜3.0となる
量 (c)触媒量の白金族系触媒 (d)平均粒子径が1〜50μmの炭化珪素
100〜1000重量部を含有する定着ロール用シリコ
ーンゴム組成物、及び、(2) ロール軸の外周に上記
定着ロール用シリコーンゴム組成物の硬化物からなる第
1のゴム層が形成され、この第1のゴム層を覆ってフッ
素樹脂及び/又はフッ素ラテックスからなる層が形成さ
れてなることを特徴とする定着ロールを提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の定着ロール用シリコーンゴム組成物に使用され
る(a)成分の一分子中に珪素原子と結合するアルケニ
ル基を2個以上含有するオルガノポリシロキサンは、通
常、付加硬化型シリコーンゴム組成物のベースポリマー
として使用されている公知のオルガノポリシロキサンで
あり、常温(25℃)で100〜40000cp、特に
200〜20000cp程度の粘度を有するものが好ま
しく、下記平均組成式(1)で示されるものが用いられ
る。 R1 aSiO(4-a)/2 (1) (式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1〜10、
好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であ
り、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、
より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数であ
る。)
【0010】上記R1で示される珪素原子に結合した非
置換又は置換の一価炭化水素基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール
基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル
基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル
基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シ
クロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、
これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、
塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例
えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル
基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げら
れる。
【0011】この場合、R1のうち少なくとも2個はア
ルケニル基(特に炭素数2〜8のものが好ましく、更に
好ましくは2〜6である)であることが必要である。な
お、アルケニル基の含有量は、珪素原子に結合する全有
機基中(即ち、前記平均組成式(1)におけるR1とし
ての非置換又は置換の一価炭化水素基中)0.01〜2
0モル%、特に0.1〜10モル%とすることが好まし
い。このアルケニル基は、分子鎖末端の珪素原子に結合
していても、分子鎖途中の珪素原子に結合していても、
両者に結合していてもよいが、組成物の硬化速度、硬化
物の物性等の点から、本発明で用いるオルガノポリシロ
キサンは、少なくとも分子鎖末端の珪素原子に結合した
アルケニル基を含んだものであることが好ましい。
【0012】上記オルガノポリシロキサンの構造は、通
常は、主鎖がジオルガノシロキサン単位の繰り返しから
なり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖さ
れた基本的には直鎖状構造を有するジオルガノポリシロ
キサンであるが、部分的にはR1SiO3/2単位やSiO
4/2単位を含んだ分岐状の構造、環状構造などであって
もよい。
【0013】珪素原子の置換基は、基本的には上記のい
ずれであってもよいが、アルケニル基としては好ましく
はビニル基、その他の置換基としてはメチル基、フェニ
ル基が望ましい。
【0014】このオルガノポリシロキサンは、公知の方
法によって得ることが可能である。一般的な製造方法を
挙げると、オルガノシクロポリシロキサンとヘキサオル
ガノジシロキサンとをアルカリ又は酸触媒の存在下に平
衡化反応を行うことによって得ることができる。(a)
成分の例としては、下記一般式で示される化合物が挙げ
られる。なお、下記一般式中のRは、R1と同様である
が、アルケニル基は含まない。m、nはm≧1、n≧0
の整数であり、m+nはこのオルガノポリシロキサンの
分子量を後述する値とする数である。
【0015】
【化1】
【0016】本発明の(a)成分のオルガノポリシロキ
サンは、重量平均分子量が5000〜50000であ
り、好ましくは10000〜50000が望ましい。重
量平均分子量が5000より小さい場合、シリコーンゴ
ムの硬度が高く、伸びが小さいため、シリコーンゴムロ
ールを成形した場合、ロールが破断しやすく、ロール製
造の歩留まりがよくなく、定着ロールとして使用した場
合には、ロール耐久性がよくない。また、重量平均分子
量が50000より高い場合、シリコーンゴム組成物の
粘度が高く、ロール成形加工が困難となり、ロール製造
の歩留まりがよくない。
【0017】本発明の(b)成分のオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンは、一分子中に2個以上の珪素原子
に結合した水素原子(SiH基)を有するオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンである。ここで、(b)成分
は、(a)成分と反応し、架橋剤として作用するもので
あり、その分子構造に特に制限はなく、従来製造されて
いる例えば線状、環状、分岐状構造等各種のものが使用
可能であるが、一分子中に2個以上の珪素原子に結合し
た水素原子(SiH基)を有する必要があり、好ましく
は2〜200個、より好ましくは3〜100個有するこ
とが望ましい。オルガノハイドロジェンポリシロキサン
としては、下記平均組成式(2)で示されるものが用い
られる。 R2 bcSiO(4-b-c)/2 (2)
【0018】上記式(2)中、R2は炭素数1〜10の
非置換又は置換の一価炭化水素基であり、このR2とし
ては、上記式(1)中のR1と同様の基を挙げることが
できる。また、bは0.7〜2.1、cは0.001〜
1.0で、かつb+cが0.8〜3.0を満足する正数
であり、好ましくはbは1.0〜2.0、cは0.01
〜1.0、b+cが1.5〜2.5である。
【0019】一分子中に少なくとも2個、好ましくは3
個以上含有されるSiH基は、分子鎖末端、分子鎖途中
のいずれに位置していてもよく、またこの両方に位置す
るものであってもよい。また、このオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンの分子構造は直鎖状、環状、分岐
状、三次元網状構造のいずれであってもよいが、一分子
中の珪素原子の数(又は重合度)は通常2〜300個、
好ましくは4〜150個程度の室温(25℃)で液状の
ものが望ましい。
【0020】式(2)のオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとして具体的には、例えば、1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン、メチルハイドロジェンシク
ロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・
ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両
末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロ
ジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両
末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシ
ロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン
共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封
鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサ
ン・ジフェニルシロキサン共重合体、(CH32HSi
1/2単位と(CH33SiO1/2単位とSiO4/2単位
とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とS
iO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO
1/2単位とSiO4/2単位と(C653SiO1 /2単位と
からなる共重合体などが挙げられる。
【0021】この(b)成分の添加量は、(a)成分中
の珪素原子と結合するアルケニル基1個に対して珪素原
子に結合した水素原子が、0.1〜3.0当量となる量
であり、好ましくは、0.5〜2.0当量の範囲とされ
る。0.1当量より少ない場合は、架橋密度が低くなり
すぎ硬化したシリコーンゴムの耐熱性に悪影響を与え
る。また、3.0当量より多い場合には脱水素反応によ
る発泡の問題が生じ、更に耐熱性に悪影響を与える。
【0022】(b)成分は、公知の製造方法によって得
ることが可能である。一般的な製造方法を挙げると、例
えばオクタメチルシクロテトラシロキサン及び/又はテ
トラメチルシクロテトラシロキサンと末端基となり得る
ヘキサメチルジシロキサン或いは1,1’−ジハイドロ
−2,2’,3,3’−テトラメチルジシロキサン単位
を含む化合物とを硫酸、トリフルオロメタンスルホン
酸、メタンスルホン酸等の触媒の存在下に−10〜+4
0℃程度の温度で平衡化させることによって容易に得る
ことができる。
【0023】本発明に使用される(c)成分の白金族系
触媒は、(a)成分と(b)成分との硬化付加反応(ハ
イドロサイレーション)を促進させるための触媒として
使用されるものである。白金族系触媒は、公知のものを
用いることができるが、白金もしくは白金化合物を用い
ることが好ましい。白金化合物には、白金黒、塩化第2
白金、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩
化白金酸とオレフィン、アルデヒド、ビニルシロキサン
又はアセチレンアルコール類等との錯体等が例示され
る。
【0024】なお、この白金族系触媒の配合量は、希望
する硬化速度に応じて適宜増減すればよいが、通常は
(a)成分に対して白金量で0.1〜1000ppm、
好ましくは1〜200ppmの範囲とすればよい。
【0025】本発明に使用される(d)成分の炭化珪素
は、シリコーンゴムの低硬度に寄与するものである。特
に平均粒子径は低硬度化に重要であり、1μm以上で有
効となる。1μmより小さいとゴム硬度が大幅に上昇
し、50μmを超えるとシリコーンゴムの強度が著しく
低下する。従って、炭化珪素の平均粒子径は1〜50μ
mであり、好ましくは1.5〜30μm、より好ましく
は2〜20μmである。なお、平均粒子径は、例えば、
レーザー光回折法等による粒度分布測定装置を用いて、
重量平均値(又はメジアン径)などとして求めることが
できる。
【0026】(d)成分は、平均粒子径が1〜50μm
の炭化珪素を選択的に使用するものであり、炭化珪素は
そのまま用いてもよいが、シラン、シラザン、チタネー
ト系のカップリング剤、ジメチルポリシロキサン、ステ
アリン酸等で表面処理したものを用いてもよい。
【0027】この場合、シラン系、シラザン系のカップ
リング剤としては、ヘキサメチルジシラザン、ジビニル
テトラメチルジシラザン、ジフェニルテトラメチルジシ
ラザン等のヘキサオルガノジシラザンなどのオルガノシ
ラザン類、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ジビニルジメトキシシラン、ビニルトリス
(メトキシエトキシ)シランなどのビニル基含有アルコ
キシシラン類、トリメチルクロロシランなどのオルガノ
クロロシラン類、トリメチルアミノシランなどのアミノ
シラン類、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、(エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどの
エポキシ官能性基含有アルコキシシラン類、メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロ
ピルトリエトキシシランなどの(メタ)アクリロキシ官
能性基含有アルコキシシラン類、ジメチルジメトキシシ
ラン、トリメチルエトキシシラン及びクロロプロピルト
リメトキシシランなどの非置換又はハロゲン置換アルキ
ル基含有アルコキシシラン類等が例示される。
【0028】また、チタネート系カップリング剤として
は、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチ
ルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テトラステ
アリルチタネート、トリエタノールアミンチタネート、
チタニウムアセチルアセテート、チタニウムエチルアセ
トアセテート、チタニウムラクテート、オクチレングリ
コールチタネート、イソプロピルトリステアロイルチタ
ネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニル
チタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルピロホス
フェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェ
ート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチル
ピロホスフェート)エチレンチタネート等が例示され
る。
【0029】表面処理したものを用いるほうが、低圧縮
永久歪性の点で好ましい。表面処理の方法としては、予
め表面処理した炭化珪素を用いてもよいし、本発明の組
成物を調整する際に一緒に表面処理剤を混合させる方法
でもよい。
【0030】炭化珪素の配合量は、使用される(a)成
分のアルケニル基含有オルガノポリシロキサン100重
量部に対し、100〜1000重量部、特に、150〜
700重量部が好ましい。配合量が少ないと目的とする
熱伝導性が得られず、配合量が多すぎると、強度や加工
性が著しく低下する。
【0031】本発明の定着ロール用シリコーンゴム組成
物には、必要に応じて上記以外の成分を配合することが
できる。他の任意成分としては、充填剤、耐熱性向上
剤、白金制御剤等が挙げられる。
【0032】ここで、充填剤はシリコーンゴム組成物に
所定の硬度及び引張り強さ等の物理的強度を付与するも
のである。充填剤としては、シリコーンゴム組成物に通
常使用されるものでよい。具体的には、たとえばヒュー
ムドシリカ、結晶性シリカ、沈降性シリカ、疎水化処理
したシリカ等が挙げられ、これらは1種単独でも2種以
上の組み合わせでもよい。このような材料の例として、
親水性のシリカとしては、Aerosil130,20
0,300(日本アエロジル社、Degussa社
製)、CabosilMS−5,MS−7(Cabot
社製)、RheorosilQS−102,103(徳
山曹達社製)、NipsilLP(日本シリカ製)等が
挙げられる。また、疎水性シリカとしては、Aeros
ilR−812,R−812S,R−972、R−97
4(Degussa社製)、RheorosilMT−
10(徳山曹達社製)、NipsilSSシリーズ(日
本シリカ製)、結晶性シリカとしてはクリスタライト、
Minusil、Imisil等が挙げられる。充填剤
の配合量は、(a)成分100重量部に対して5〜30
0重量部が好ましく、より好ましくは20〜200重量
部である。
【0033】耐熱性向上剤としては、カーボンブラッ
ク、酸化セリウム、水酸化セリウム、酸化鉄(ベンガ
ラ)等を使用することができる。これらの成分は単独及
び併用にて各成分を使用してもよい。
【0034】カーボンブラックとしては、通常その製造
方法によって、フェ−ネスブラック、チャネルブラッ
ク、アセチレンブラック、サーマルブラック等に類別し
得るが、硫黄、アミン含有量が多いと組成物の付加硬化
型反応に硬化阻害が生じるため、特に、アセチレンブラ
ックが好適に使用される。カーボンブラックの使用量は
(a)成分100重量部に対して、0.2〜15重量部
が好ましく、より好ましくは2〜10重量部であり、
0.2重量部に満たないと硬度変化に効果がない場合が
あり、15重量部を超えると材料の流動性が損なわれる
場合がある。
【0035】酸化セリウム又は水酸化セリウムは、上記
カーボンと酸化鉄と共に添加することで相乗的に作用
し、硬度変化を抑えることができる。酸化セリウム又は
水酸化セリウムの使用量は、(a)成分100重量部に
対して、0.1〜5重量部が好ましく、より好ましくは
0.2〜2重量部であり、0.2重量部に満たないと硬
度変化に効果がない場合があり、5重量部を超えると組
成物の硬化反応に異常をきたし、硬化が阻害される場合
がある。
【0036】ベンガラとしては、黒色ベンガラ(Fe3
4)、赤色ベンガラ(Fe23)が好適に使用され
る。ベンガラの使用量は、(a)成分100重量部に対
して、0.2〜30重量部が好ましく、より好ましくは
2〜20重量部であり、0.2重量部に満たないと硬度
変化に効果がない場合があり、30重量部を超えると材
料の流動性が損なわれる場合がある。
【0037】更に、これらの材料を実用に供するため、
硬化時間の調整を行う必要がある場合には、反応制御剤
として、ビニルシクロテトラシロキサンのようなビニル
基含有オルガノポリシロキサン、トリアリルイソシアヌ
レート、アルキルマレエート、アセチレンアルコール類
及びそのシラン、シロキサン変性物、ハイドロパーオキ
サイド、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリア
ゾール及びそれらの混合物から選んだ化合物等を使用し
ても差し支えない。
【0038】本発明の定着ロール用シリコーンゴム組成
物の製造方法は、特に制限されず、公知の方法により製
造することができる。本発明組成物を実際に使用する際
には、2成分系を使用前に混合撹拌することが通常であ
る。
【0039】本発明のシリコーンゴム組成物は、定着ロ
ール用として用いられ、特にロール軸の外周にシリコー
ンゴム層を介して、更にフッ素樹脂及び/又はフッ素ラ
テックスからなる層を設けてなる定着ロールにおいて、
このロール軸の外周にシリコーンゴム層を形成するのに
有効である。
【0040】この場合、かかるフッ素樹脂及び/又はフ
ッ素ラテックスからなる層を形成するために、シリコー
ンゴム組成物を硬化する必要があるが、その硬化条件は
特に制限されない。一般的には、100〜200℃で1
0分〜1時間加熱硬化させ、更に180〜220℃で2
〜12時間ポストキュアーすることが好ましい。
【0041】なお、本発明の定着ロールにおいて、ロー
ル軸の外周に形成されるシリコーンゴム層の厚さは特に
制限されないが、0.1〜10mm、特に0.1〜5m
mとすることが好ましい。また、その硬度は、JIS
K6249に基づくデュロメーター TypeA硬度で
10〜50、特に20〜40であることが好ましい。
【0042】本発明に用いられるロールの金属芯金は、
鉄、アルミニウム、ステンレス等のいずれの材質のもの
でもよい。また、シリコーンゴム層との接着耐久性を向
上させるためにプライマー処理をした金属芯金を使用し
てもよい。
【0043】本発明の定着ロールの表面層に用いられる
フッ素樹脂及び/又はフッ素ラテックスは、市販品を使
用することができる。
【0044】フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(以下、P
FA)が好ましく、シリコーンゴム層との接触面はコロ
ナ放電処理、ナトリウムナフタレン法、スパッタエッチ
ング法、液体アンモニア法等により、シリコーンゴム層
と接着に有利にすることが好ましい。更に接着耐久性を
向上させるためにプライマー処理を使用してもよい。フ
ッ素ラテックスとしては、ダイキン工業製フッ素ラテッ
クスコーティング(ダイエルラテックス)が挙げられ
る。使用方法の例としては、シリコーンゴム層表面にプ
ライマー処理をし、更にプライマー処理面にダイエルラ
テックスを均一に塗布し、280〜320℃/15分〜
1時間で高温焼成させ、硬い皮膜を形成させる方法があ
る。
【0045】フッ素樹脂及び/又はフッ素ラテックス
は、上記ロール軸の外周に形成されたシリコーンゴム層
を被覆し、ロール表面層を形成する。このロール表面層
の厚さも適宜選定されるが、1〜500μm、特に1〜
100μmとすることが好ましい。
【0046】なお、シリコーンゴム層とフッ素樹脂及び
/又はフッ素ラテックスからなる層との接着を有利にす
るために、シリコーンゴム層上にプライマー処理を施し
てもよい。
【0047】また、シリコーンゴム層の上に更にフッ素
系コーティング層を形成し、その上にフッ素樹脂及び/
又はフッ素ラテックスからなる層を形成することも可能
である。この際、フッ素系コーティング材料とシリコー
ンゴム層との接着を有利にするために、フッ素系コーテ
ィング層上にプライマー処理を施してもよい。
【0048】本発明の定着ロールは以下の工程により製
造される。まず、液状付加硬化型シリコーンゴム組成物
の2成分をスタテックミキサーで分割混合又はダイナミ
ックミキサーでスクリュー回転によって混合し、その混
合物をプライマー処理を施した金属芯金が静置されたロ
ール成形金型に注入し、加熱硬化させ、金属芯金外周に
液状シリコーンゴムの被覆層を形成し、ロールを脱型す
る。更に、脱型したロールの表層にフッ素ラテックスコ
ーティング剤をスプレー塗布し、高温にてコーティング
剤層を焼結させ、層を形成する方法がある。
【0049】また、他の製造方法として、プライマー処
理をした金属芯金が静置されたロール成形金型に、混合
された液状付加硬化型シリコーンゴム組成物を注入し、
圧縮プレス装置にロール成形金型をセットし、加熱硬化
させ、金属芯金外周に液状シリコーンゴムの被覆層を形
成し、ロールを脱型する。更に、脱型したロールの表層
にフッ素ラテックスコーティング剤をスプレー塗布し、
高温にてコーティング剤層を焼結させ、層を形成する方
法がある。
【0050】別の製造方法として、予めテトラフルオロ
エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(PF
A)チューブ内面にプライマー処理を行い、次にプライ
マー処理をした金属芯金とテトラフルオロエチレン−パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)チューブ
の間に、未硬化液状シリコーンゴム組成物を注入と同時
に加熱硬化させてロールを成形させる方法がある。
【0051】更に、別の製造方法として、シリコーンゴ
ム組成物をロールコーティング方法により、プライマー
処理をした金属芯金に塗布し、加熱硬化させ、硬化した
ロール表面をゴム研磨機により研磨し、フッ素ラテック
スコーティング又はチューブ内面を表面処理したPFA
チューブを被覆する方法がある。
【0052】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0053】[実施例1]重量平均分子量が16000
である両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖直鎖状ジメ
チルポリシロキサン100重量部に、下記式(i)で示
される常温での粘度が約20センチポイズであるハイド
ロジェンメチルポリシロキサン3.9重量部(ビニル基
含有ジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するハイ
ドロジェンメチルポリシロキサン中のSiH基のモル
比:1.0モル/モル)、白金ビニルシロキサン錯体を
白金原子として50ppm、炭化珪素(平均粒径20μ
m)300重量部、反応制御剤として1−エチニル−1
−シクロヘキサノール0.1重量部を均一になるまでよ
く混合し、これを液状組成物1とした。
【0054】
【化2】
【0055】この液状組成物1を120℃/10分プレ
ス加硫し、200℃/4時間ポストキュアーし、硬化し
たシリコーンゴムシートを得た。このシリコーンゴムシ
ートについて、JIS K6249に基づいて、物理特
性(硬さ、耐熱性、圧縮永久歪性)を評価した。また熱
伝導率を(Kemtherm QTM−03:迅速熱伝
導率計)で測定した。結果を表1に示す。
【0056】[実施例2]平均分子量が50000であ
る分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖され、メ
チルビニルシロキサン単位として側鎖ビニル基を平均約
5個含有する直鎖状ジメチルポリシロキサン100重量
部、下記式(ii)で示される常温での粘度が約10セ
ンチポイズであるハイドロジェンメチルポリシロキサン
1.5重量部(ビニル基含有ジメチルポリシロキサン中
のビニル基に対するハイドロジェンメチルポリシロキサ
ン中のSiH基のモル比:0.8モル/モル)、白金ビ
ニルシロキサン錯体を白金原子として50ppm、炭化
珪素(平均粒径10μm)200重量部、反応制御剤と
して1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.1重量
部を均一になるまでよく混合し、これを液状組成物2と
した。
【0057】
【化3】
【0058】この液状組成物を120℃/10分プレス
加硫し、200℃/4時間ポストキュアーし、硬化した
シリコーンゴムシートを得た。このシリコーンゴムシー
トについて、実施例1と同様の評価を行った。結果を表
1に示す。
【0059】[比較例1]実施例1のシリコーンゴム組
成物において、炭化珪素の代わりに平均粒径5μmの石
英粉を300重量部使用した以外は実施例1と同様にシ
リコーンゴムシートを調製し、実施例1と同様の評価を
行った。結果を表1に示す。
【0060】[比較例2]実施例1のシリコーンゴム組
成物において、炭化珪素の代わりに平均粒径16μmの
アルミナを300重量部使用した以外は実施例1と同様
にシリコーンゴムシートを調製し、実施例1と同様の評
価を行った。結果を表1に示す。
【0061】[比較例3]実施例1のシリコーンゴム組
成物において、炭化珪素の代わりに平均粒径25μmの
アルミニウムを300重量部使用した以外は実施例1と
同様にシリコーンゴムシートを調製し、実施例1と同様
の評価を行った。結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】[実施例3]直径20mm×長さ300m
mのアルミニウムシャフト上に付加反応型液状シリコー
ンゴム用プライマーNo.101A/B(信越化学工業
製)を塗布した。このアルミニウムシャフト上に液状組
成物1を充填し、150℃で30分加熱硬化し、更に2
00℃で4時間ポストキュアーした。この硬化物表面に
25μmのPFA樹脂を被覆し、外径22mm×長さ2
50mmのPFA樹脂被覆低硬度シリコーンゴムロール
を作製した。
【0064】作製したシリコーンゴムロールを、プリン
ターの定着ロールとして組み込み、複写評価を行ったと
ころ、良好な定着した画像が得られた。
【0065】[比較例4,5]液状組成物1の両末端ジ
メチルビニルシロキシ基封鎖直鎖状ジメチルポリシロキ
サンを、重量平均分子量が3000(比較例4),80
000(比較例5)のものに変更し、他の条件を実施例
3と同様にしてシリコーンゴムロールを作製し、複写評
価を行った。重量平均分子量3000のジメチルポリシ
ロキサンにて、作製したPFA樹脂被覆シリコーンゴム
ロールを、プリンターの定着ロールに用いた場合は、ゴ
ムロールに割れが発生し、定着ロールとして使用できな
かった(比較例4)。また重量平均分子量80000の
ジメチルポリシロキサンにてPFA樹脂被覆シリコーン
ゴムロールを作製しようとしたが、シリコーンゴム組成
物がパテ状(非流動性)であり、ロール作製が困難であ
った(比較例5)。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、低硬度、高い熱伝導
性、耐熱性、低圧縮永久歪性を有するシリコーンゴム組
成物を得ることができ、定着ロール用のシリコーンゴム
シートとして非常に有効であり、電子写真機器等のトナ
ー定着ロールの被覆材として用いた場合に長期的に安定
した画像を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一分子中に珪素原子と結合するアルケニル基を2個以 上含有し、重量平均分子量が5000〜50000であるオルガノポリシロキサ ン 100重量部 (b)一分子中に2個以上の珪素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイ ドロジェンポリシロキサン (a)成分中の珪素原子と結合するアルケニル基に対して珪素原子に結合 した水素原子が0.1〜3.0となる量 (c)触媒量の白金族系触媒 (d)平均粒子径が1〜50μmの炭化珪素 100〜1000重量部 を含有することを特徴とする定着ロール用シリコーンゴ
    ム組成物。
  2. 【請求項2】 ロール軸の外周に請求項1記載の定着ロ
    ール用シリコーンゴム組成物の硬化物からなる第1のゴ
    ム層が形成され、この第1のゴム層を覆ってフッ素樹脂
    及び/又はフッ素ラテックスからなる層が形成されてな
    ることを特徴とする定着ロール。
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