JPH1064302A - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JPH1064302A
JPH1064302A JP8239833A JP23983396A JPH1064302A JP H1064302 A JPH1064302 A JP H1064302A JP 8239833 A JP8239833 A JP 8239833A JP 23983396 A JP23983396 A JP 23983396A JP H1064302 A JPH1064302 A JP H1064302A
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discharge bulb
bulb
reflector
shade
discharge
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JP8239833A
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Tomoyuki Funayama
友幸 舟山
Masao Matsubara
雅夫 松原
Takashi Hori
宇司 堀
Masatoshi Yoneyama
正敏 米山
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電バルブおよびポジションバルブを備えた
前照灯において、放電バルブから放射される不要電磁波
による電磁波障害の発生を効果的に抑制する。 【解決手段】 車体にアースされた金属製のシェード2
4に、放電バルブ22からリフレクタ16の有効反射面
16aの右上コーナ部に形成されたポジションバルブ取
付用開口部16bへ向かう光を遮蔽する遮蔽片44を延
長形成する。これにより、放電バルブ22からポジショ
ンバルブ取付用開口部16bへ向かう不要電磁波につい
ても上記遮蔽片44で遮蔽し、不要電磁波がリフレクタ
16の裏側へ放射されて電磁波障害を引き起こすのを阻
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、放電バルブおよ
びポジションバルブを備えた車輌用前照灯に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】放電バルブは高輝度照射が可能なことか
ら、近年、車輌用前照灯の光源としても採用されるよう
になってきている。
【0003】このような放電バルブを備えた前照灯にお
いては、放電バルブから放射される不要電磁波が電磁ノ
イズとなって、自車や前走車等の受信機、電子機器等に
機能障害(電磁波障害)を与えてしまうため、放電バル
ブからの不要電磁波の放射を低減させる工夫が従来より
なされている。
【0004】例えば、一般に車輌用前照灯においては、
放電バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するための金
属製のシェードが設けられるが、このシェードを車体に
アースすることにより、該シェードに電磁シールド機能
を持たせ、前走車に対する不要電磁波の放射を低減させ
る工夫がなされている。一方、放電バルブからリフレク
タへ向かう不要電磁波については、その反射面がアルミ
蒸着されていることからリフレクタでこれを反射させる
ことができ、これによりリフレクタの裏側への不要電磁
波の放射を阻止することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前照灯
の構造によっては、上記従来の電磁シールド構造では不
十分な場合がある。
【0006】すなわち、ポジションバルブを備えた前照
灯においては、リフレクタの有効反射面の上方周縁部に
ポジションバルブ取付用開口部が形成される場合が多い
が、このような場合には、放電バルブからリフレクタの
有効反射面へ向かう不要電磁波のうち、ポジションバル
ブ取付用開口部へ向かう不要電磁波は、リフレクタで反
射されることなくそのままリフレクタの裏側へ放射され
てしまい、これが電磁波障害を引き起こす原因となる。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、ポジションバルブを備えた前照灯に
おいても、放電バルブから放射される不要電磁波による
電磁波障害の発生を効果的に抑制することができる車輌
用前照灯を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記シェー
ドの形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図る
ようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、放電バルブと、この放電バルブからの光を前
方へ反射させる有効反射面を有するとともに該有効反射
面の上方周縁部にポジションバルブ取付用開口部が形成
されたリフレクタと、上記放電バルブから前方へ向かう
直射光を遮蔽する金属製のシェードと、を備えた車輌用
前照灯において、上記シェードが車体にアースされてい
るとともに、該シェードに上記放電バルブから上記ポジ
ションバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽する遮蔽片
が延長形成されている、ことを特徴とするものである。
【0010】上記「遮蔽片」は、放電バルブからポジシ
ョンバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽することがで
きるものであれば、その具体的形状は特に限定されるも
のではない。
【0011】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、車体にアースされた金属製のシェードに、放
電バルブからリフレクタ有効反射面の上方周縁部のポジ
ションバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽する遮蔽片
が延長形成されているので、放電バルブからポジション
バルブ取付用開口部へ向かう不要電磁波についても上記
遮蔽片により遮蔽することができ、これにより不要電磁
波がリフレクタの裏側へ放射されて電磁波障害を引き起
こすのを阻止することができる。
【0012】したがって、本願発明によれば、ポジショ
ンバルブを備えた前照灯においても、放電バルブから放
射される不要電磁波による電磁波障害の発生を効果的に
抑制することができる。
【0013】上記「シェード」の構成については特に限
定されるものではないが、請求項2に記載したように、
上記シェードを、放電バルブの前方を覆う主部と、この
主部の後方において放電バルブの周囲を覆うとともに後
端縁が凹凸形状に形成された筒部と、この筒部から後方
へ延長形成されてリフレクタに固定されるとともに車体
にアースされた1対の脚部とからなる構成とし、上記筒
部の後端縁から後方へ向けて上記遮蔽片を延長形成する
ようにすれば、上記遮蔽片を位置精度よく形成すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0015】図1は、本願発明の一実施形態に係る車輌
用前照灯を示す側断面図である。
【0016】図示のように、本実施形態に係る前照灯1
0は、ボディ12とレンズ14とで形成される空間内に
リフレクタ16が上下方向および左右方向に傾動可能に
設けられてなっている。
【0017】上記ボディ12は、樹脂製の射出成形品で
あって、その底面部12aには、4カ所に貫通孔12b
が形成されており、また、底面部12aの内面には金属
プレート18が設けられている。この金属プレート18
には、上記各貫通孔12bに対応する4カ所にウェルド
ボルト20が溶着されており、これら各ウェルドボルト
20は各貫通孔12bを貫通して下方へ突出している。
【0018】上記リフレクタ16は、その光軸上にC−
8タイプの放電バルブ(メタルハライド放電バルブ)2
2が取り付けられており、その有効反射面16aにより
該放電バルブ22からの光を前方へ反射させるようにな
っている。また、このリフレクタ16には、該リフレク
タ16の前方へ向かう直射光および該リフレクタ16の
上下壁内面を構成する無効反射面16cへ向かう光を遮
蔽するシェード24が設けられている。さらに、このリ
フレクタ16の前方には、エクステンション26が設け
られている。
【0019】上記リフレクタ16の有効反射面16aの
右上コーナ部には、ポジションバルブ取付用開口部16
bが形成されている。そして、このポジションバルブ取
付用開口部16bには、ソケット38を介してボディ1
2に固定されたポジションバルブ40が、前方へ突出す
るようにして配置されている。上記ポジションバルブ取
付用開口部16bは、リフレクタ16をエイミング調整
したときに該リフレクタ16がソケット38およびポジ
ションバルブ40と干渉しないようにするため、ソケッ
ト38の外径に対して十分大きい内径寸法に設定されて
いる。
【0020】上記放電バルブ22は、その点灯のために
高電圧を必要とするため、プラグ28およびコード30
を介して点灯回路ケース32内に収容された点灯回路3
4に一旦接続された後、電源に接続されるようになって
いる。
【0021】上記点灯回路ケース32は、アルミダイカ
スト製であって、略直方体の外形形状を有しており、そ
の上端部の前後各2カ所にはフランジ部32aが形成さ
れ、さらにこれら各フランジ部32aには貫通孔32b
が各々形成されている。そして、この点灯回路ケース3
2は、上記各貫通孔32bに上記各ウェルドボルト20
を貫通させるようにしてボディ12の底面部12aに押
し当てられた状態で、上記各ウェルドボルト20にナッ
ト36が締め付け固定されることにより、ボディ12に
取り付けられるようになっている。
【0022】上記コード30は、金属プレート18、ボ
ディ12の底面部12aおよび点灯回路ケース32に形
成された挿通孔18a、12cおよび32cを挿通する
ように設けられている。
【0023】上記シェード24は、図2に単品で示すよ
うに、主部24a、筒部24bおよび1対の脚部24c
からなる金属製部材であって、上記主部24aと、上記
筒部24bおよび1対の脚部24cとは、別体で構成さ
れており互いに接合されている。
【0024】上記主部24aは、放電バルブ22の前方
を覆うカップ状の部材であって、放電バルブ22の発光
部22aからの光がリフレクタ16の前端開口部から前
方へ直射光として照射されるのを阻止するようになって
いる。上記筒部24bは、放電バルブ22の周囲を覆う
略円筒状の部材であって、その前端部において上記主部
24aに接合されている。この筒部24bの後端縁は、
凹凸形状に形成されており、放電バルブ22の発光部2
2aからの光がリフレクタ16の無効反射面16cへ入
射するのを阻止するようになっている。上記1対の脚部
24cは、この筒部24bから後方へ延長形成されてお
り、その後端部においてリフレクタ16に固定されるよ
うになっている。
【0025】上記シェード24は、リフレクタ16に固
定された状態において、該リフレクタ16に放電バルブ
22を支持せしめる金属製のソケットフィクチャ42を
介して車体にアースされるようになっている。
【0026】上記シェード24には、その筒部24bの
後端縁から後方へ向けて延びる遮蔽片44が延長形成さ
れている。この遮蔽片44は、放電バルブ22の発光部
22aからポジションバルブ取付用開口部16bへ向か
う光を遮蔽するよう、筒部24bの後端縁の右上部位に
おいて略U字状に後方へ突出している。
【0027】図3は、上記シェード24による放電バル
ブ22の発光部22aからの光の遮蔽の様子を示す斜視
図である。図中網線で示す領域が、リフレクタ16の有
効反射面16aにおいて、放電バルブ22の発光部22
aからの光が入射しない領域である。図示のように、ポ
ジションバルブ取付用開口部16bを含む、有効反射面
16aの右上コーナ部には、放電バルブ22の発光部2
2aからの光が入射しない。
【0028】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0029】本実施形態においては、車体にアースされ
た金属製のシェード24に、放電バルブ22からリフレ
クタ16の有効反射面16aの右上コーナ部に形成され
たポジションバルブ取付用開口部16bへ向かう光を遮
蔽する遮蔽片44が延長形成されているので、放電バル
ブ22からポジションバルブ取付用開口部16bへ向か
う不要電磁波についても遮蔽片44により遮蔽すること
ができ、これにより不要電磁波がリフレクタ16の裏側
へ放射されて電磁波障害を引き起こすのを阻止すること
ができる。
【0030】したがって、本実施形態によれば、ポジシ
ョンバルブを備えた前照灯においても、放電バルブから
放射される不要電磁波による電磁波障害の発生を効果的
に抑制することができる。
【0031】しかも、本実施形態においては、上記シェ
ード24が、放電バルブ22の前方を覆う主部24a
と、この主部24aの後方において放電バルブ22の周
囲を覆うとともに後端縁が凹凸形状に形成された筒部2
4bと、この筒部24bから後方へ延長形成されてリフ
レクタ16に固定されるとともに車体にアースされた1
対の脚部24cとからなっており、上記遮蔽片44は、
上記筒部24bの後端縁から後方へ向けて延長形成され
ているので、遮蔽片44を位置精度よく形成することが
できる。
【0032】さらに、上記主部24aと、上記筒部24
bおよび1対の脚部24cとは、別体で構成されてお
り、互いに接合されているので、シェード24を容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用前照灯を示
す側断面図
【図2】上記前照灯のシェードを単品で示す斜視図
【図3】上記前照灯の作用を示す要部斜視図
【符号の説明】
10 前照灯 12 ボディ 14 レンズ 16 リフレクタ 16a 有効反射面 16b ポジションバルブ取付用開口部 16c 無効反射面 22 放電バルブ 22a 発光部 24 シェード 24a 主部 24b 筒部 24c 脚部 28 プラグ 30 コード 32 点灯回路ケース 34 点灯回路 38 ソケット 40 ポジションバルブ 42 ソケットフィクチャ 44 遮蔽片
フロントページの続き (72)発明者 米山 正敏 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電バルブと、この放電バルブからの光
    を前方へ反射させる有効反射面を有するとともに該有効
    反射面の上方周縁部にポジションバルブ取付用開口部が
    形成されたリフレクタと、上記放電バルブから前方へ向
    かう直射光を遮蔽する金属製のシェードと、を備えた車
    輌用前照灯において、 上記シェードが車体にアースされているとともに、該シ
    ェードに上記放電バルブから上記ポジションバルブ取付
    用開口部へ向かう光を遮蔽する遮蔽片が延長形成されて
    いる、ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記シェードが、上記放電バルブの前方
    を覆う主部と、この主部の後方において上記放電バルブ
    の周囲を覆うとともに後端縁が凹凸形状に形成された筒
    部と、この筒部から後方へ延長形成されて上記リフレク
    タに固定されるとともに車体にアースされた1対の脚部
    とからなり、 上記遮蔽片が、上記筒部の後端縁から後方へ向けて延長
    形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車輌
    用前照灯。
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