JP3193631B2 - 放電バルブを有する車両用灯具 - Google Patents

放電バルブを有する車両用灯具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の前照灯に用
いて好適な車両用灯具に関し、特に放電バルブを光源と
した灯具における電磁波の影響を防止する一方で、灯具
の薄型化、および放熱性を高めた車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における自動車の前照灯として、発
光効率及び演色性が良好で寿命の長い放電バルブを光源
とする灯具の適用が検討されている。しかしながら、こ
の種の灯具では、放電バルブでの放電を発生させるため
の高電圧が必要とされるため、車載バッテリ電圧を必要
とされる高電圧まで昇圧させるための点灯回路を灯具に
付属させる必要がある。この場合、点灯回路と灯具とを
離れた位置に配置すると、点灯回路の二次側において生
じる高電圧によって電磁波が発生され、これが外部に放
射されて自動車のラジオに対する雑音となり、あるいは
自動車に搭載のマイクロコンピュータの信号系にノイズ
を混入させることになり、いわゆるEMI障害を発生さ
せる。
【0003】このため、点灯回路を灯具と一体的に構成
することで点灯回路の二次側の配線長を短くし、電磁波
が放射されることを抑制するようにした灯具が考えられ
ている。例えば、点灯回路を点灯回路ケース内に一体的
に組み込み、この点灯回路ケースを灯具ボディの下面に
一体的に取着する構成が考えられる。しかしながら、こ
の種の点灯回路は、通常昇圧用トランスや大容量コンデ
ンサが必要であるために高重量となり易く、このため灯
具全体の重量バランスを考慮したときには、灯具灯具ボ
ディの底面に取着することが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合には灯具の正面方向から見たときに点灯回路ケースが
灯具ボディの下方に突出されることになり、灯具の全高
さ寸法が大きなものとなる。このため、この灯具を自動
車に装着する際には、この部分が外部に露呈されないよ
うに自動車の車体側に処理を施す必要があるが、この処
理のために自動車の車体の設計変更が要求されることに
なり、しかも車体の設計に制約を受けて自動車のデザイ
ン等の設計自由度の点で好ましいものではない。また、
灯具ボディの背面側に点灯回路ケースを取着した場合に
は、灯具の奥行き寸法が大きくなり、特に灯具の奥行き
寸法の増大が限界に達しているような灯具には適用する
ことができない。
【0005】また、灯具ボディの下面に取着したときに
は、点灯回路で発生した熱が上方に対流されて灯具に伝
達されるため、灯具が過熱されて悪い影響を与えること
がある。この熱の問題については、点灯回路を灯具の上
側に配置したときには、灯具で発生した熱が点灯回路に
伝達されて点灯回路が過熱されるた、点灯回路を構成す
る電子部品が熱によって損傷され、あるいは寿命が短く
される。
【0006】本発明の目的は、このような放電バルブの
点灯回路を有する灯具における全高さ寸法の増大や奥行
き寸法の増大を抑制し、かつ熱の問題を解消した車両用
灯具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のランプ
が1つの灯具ボディに一体的に構成され、少なくとも1
つのランプの光源として放電バルブが設けられ、かつ1
つのランプの奥行き寸法が他のランプの奥行き寸法より
も大きくされてなる車両用灯具において、放電バルブを
点灯するための点灯回路は複数の回路部に分割されてそ
れぞれ独立した回路ケースに収納され、かつ前記各回路
部は一部を除いて前記奥行き寸法の短いランプの背後に
位置されるように前記各回路ケースが前記灯具ボディに
配置されていることを特徴とする。前記点灯回路は一次
側回路部と、スタータ回路部としての二次側回路部と
分割され、各回路部を収納する複数の回路ケースは前記
奥行き寸法の短いランプの背後位置において灯具ボディ
の上下方向に対向配置されることが好ましい。また
回路ケースは、奥行き寸法が短いランプのバルブ着脱口
の背後位置を除く領域に配置されることが好ましい。例
えば、本発明の好ましい形態としては、放電バルブが設
けられランプがプロジェクションランプで構成され、
その奥行き寸法が隣接するランプよりも大きくされて灯
具が構成される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1(a),(b)は本発明の灯具を自
動車の前照灯に適用した実施形態の組立状態の正面図と
背面図、図2はそのAA線水平断面図、図3(a),
(b)はBB線およびCC線の各垂直断面図である。ま
た、図4は背面方向からの斜視図、図5はその一部を分
解した斜視図である。これらの図において、前照灯は走
行ビームランプHHLと、すれ違いビームランプLHL
を一体に構成した所謂4灯式の前照灯の左側のランプと
して構成されている。灯具ボディ1は樹脂成形により形
成されているが、その背面は前記走行ビームランプHH
Lよりもすれ違いビームランプLHL側の奥行き寸法が
大きく、この部分が後方に突出されて平面形状がL字型
に形成されている。また、この灯具ボディ1の前面開口
部にはレンズ2が取着され、これらで灯室を画成してい
る。この灯具ボディ1は背面に設けたスタッドボルト8
により図外の自動車車体に取着される。
【0009】前記灯室内の一領域内にはリフレクタ3A
が配置され、このリフレクタ3Aは前記走行ビームラン
プHHLのリフレクタとして構成される。また、隣接す
る灯室内には前記すれ違いビームランプLHLの擬似リ
フレクタ3Bが配置される。この疑似リフレクタ3Bは
金属材または樹脂成形品の表面に導電膜を形成した構成
とされ、これには開口3aが設けられ、ここにすれ違い
ビームユニット10が内装され、すれ違いビームユニッ
ト10と灯具ボディとの間の隙間を閉じるように配置さ
れる。また、走行ビームランプHHLにおいては、リフ
レクタ3Aの背面にバルブ挿通穴3bがあけられてお
り、ここに取着されるソケットコネクタ4によりバルブ
5が支持される。このソケットコネクタ4の背後位置の
前記灯具ボディ1の背面にはバルブ挿通穴1bが開設さ
れ、バックカバー6により封止される。
【0010】前記すれ違いビームユニット10は、プロ
ジェクタランプとして構成されており、アルミニウム等
の金属材で形成される回転楕円形面をしたリフレクタ
(集光鏡)11と、このリフレクタ11の前側開口フラ
ンジにネジにより取着されて同じくアルミニウム等の金
属材で形成される円筒状のレンズホルダ12と、このレ
ンズホルダ12の前端部に取着されるレンズ13とでハ
ウジングが構成され、後述する光軸調整機構により前記
灯具ボディ1に対して上下左右の各方向に光軸調整可能
に支持されている。この光軸調整機構としては、例え
ば、図1(a)のように、灯具ボディ1内の下部ほぼ中
央には光軸調整機構の支点部21が設けられ、これを左
右に挟む上部位置にはそれぞれ上下左右光軸調整部22
A,22Bが設けられる。
【0011】前記光軸調整支点部21は、図3(a)の
ようにリフレクタ11と一体に固定された調整板23に
ピボット受け24が一体的に取着され、かつこれに対向
する灯具ボディ1にはピボットスタッド25が立設さ
れ、このピボットスタッド25の先端に設けられている
ピボットが前記ピボット受け24に嵌合されてリフレク
タ12、すなわちすれ違いビームユニット10を上下、
左右に傾動させる際の支点部を構成している。また、前
記上下左右光軸調整部22A,22Bは、同図(b)に
上下左右光軸調整部22Aで代表して示すように、前記
調整板23に球受け26が取着され、かつこれに対向す
る灯具ボディ1には前後方向に向けて光軸調整スクリュ
27が螺合され、この光軸調整スクリュ27の先端部に
設けた球部が前記球受け26に嵌合される。これによ
り、光軸調整スクリュ27が軸転操作されて灯具ボディ
1に対する前後位置が変化されると、これに伴って球受
け26が前後前後方向に変化され、リフレクタ11、す
なわちすれ違いビームユニット10を前記支点部21を
支点としてそれぞれ異なる上下左右方向に傾動させ、そ
の光軸調整が実行される。
【0012】また、前記リフレクタ11の背面に開口さ
れたバルブ挿通穴部14にソケットコネクタ15が取着
され、このソケットコネクタ15により放電バルブ16
がリフレクタ11の焦点位置に支持されている。なお、
この放電バルブ16に対して所定の配光特性を満たすた
めのシェード17及び遮熱板18が前記レンズホルダ1
2に支持される。また、前記灯具ボディ1には、前記す
れ違いビームユニット10が内装された灯具ボディ1の
背面に、前記放電バルブ16をソケットコネクタ15と
共に着脱可能な開口窓1aが開設される。そして、この
開口窓1aには前記放電バルブ16を点灯させるための
点灯回路50を構成するスタータ回路部が内装されたス
タータ回路ケース30が取着される。
【0013】ここで、前記点灯回路50は、図6に示す
ように、車載バッテリBTの直流電圧を交流電圧に変換
するDC−AC変換回路部(以下、D/A変換回路部)
51と、変換された交流電圧を放電バルブ16が放電を
開始するために必要とされる電圧まで昇圧するスタータ
回路部52とで構成される。そして、ここでは点灯回路
50の各D/A変換回路部51とスタータ回路部52と
をそれぞれ独立した回路ケース、すなわちD/A変換回
路ケース40とスタータ回路ケース30に分割して収納
している。
【0014】前記スタータ回路部52を収納したスター
タ回路ケース30は、図7に図1(b)のDD線断面構
造を示すように、アルミニウム等の金属材により上ケー
ス31と下ケース32とで分割可能な構造とされてお
り、上ケース31において前記灯具ボディ1に取り付け
られている。このとき、下ケース32は前記走行ビーム
ランプHHLの背面側の位置で、かつ前記バックカバー
6の高さに等しいか、若干下側に位置されるように、灯
具ボディ1の上下方向に対して幾分傾斜された姿勢で取
り付けられている。上ケース31は筒軸が可及的に短く
された横向きの短円筒容器状に形成されており、その周
面壁の一部に設られた矩形のフランジ33がネジ34に
より下ケース32の開口部に連結されている。また、上
ケース31の底面に位置される周面壁の一部に開口35
が設けられ、下ケース32に連通されている。そして、
上ケース31はその周縁三箇所に設けられた舌片状のネ
ジ挿通部36を利用し、シールリング38を介してボル
ト37で灯具ボディ1に一体的に固定支持されるように
構成される。一方、下ケース32は矩形容器として形成
されている。
【0015】そして、前記下ケース32にはスタータ回
路部52の大部分の部品が収納され、他の小さな部品は
図示は省略するが上ケース31の内周面に沿った領域に
配置している。さらに、この下ケース32に内装された
スタータ回路部52において高電圧が印加されるコード
53は下ケース32から前記周面壁に設けた開口35を
通して上ケース31にまで延長され、この上ケース31
内においてその先端部にコネクタ54が接続され、この
コネクタ54を前記ソケットコネクタ15に嵌合させる
構成とする。このときコード54はコネクタ55を介し
て接続されている。また、スタータ回路部52の低電圧
の一次配線コード56は、下ケース32の上縁部の上ケ
ース31との接続部に設けた切欠きを通して外部に引き
出され、前記変換回路ケースに接続される。
【0016】一方、D/A変換回路ケース40は、高さ
寸法が比較的に小さな薄型の矩形容器状に形成されてお
り、前記走行ビームランプHHLの背面側の位置でかつ
前記バックカバー6の上側位置においてブラケット41
により灯具ボディ1にネジ固定されている。このD/A
変換回路ケース40は、前記スタータ回路ケース30か
らの一次配線コード56が接続され、また図外の車載電
源に接続されるための電源コード57が引き出されてい
る。この結果、このD/A変換回路ケース40は、前記
灯具ボディ1の背面形状が上面視約L字型とされている
ことによって生じる凹部内に配置されることになる。同
様に前記スタータ回路ケース30の下ケース32もこの
凹部内に配置されることになる。そして、これらD/A
変換回路ケース40と、スタータ回路ケース30の下ケ
ース32とは、互いに灯具ボディ1の上下に対向するよ
うに配置されることになる。
【0017】この構成の車両用灯具によれば、スタータ
回路部52にコード53およびコネクタ54を介して接
続されている放電バルブ16は灯具ボディ1の背面側に
おいて金属製のスタータ回路ケース30によりシールド
されることになるため、放電バルブ16やコード53お
よびコネクタ54において発生される電磁波はその周辺
部への放射が防止される。その一方で、スタータ回路ケ
ース30は、下ケース32に点灯回路を構成する部品の
大部分が収納され、かつ、上ケース31は可及的に薄く
形成されているため、この上ケース31がすれ違いビー
ムランプLHLの背面位置において灯具ボディ1に取着
されていても、灯具ボディ1の奥行き寸法をそれほど大
きくすることはない。また、この場合、通常では奥行き
寸法が大きなランプ側の重量が奥行き寸法の短いランプ
側よりも高重量に形成されることが多いが、前記したよ
うにD/A変換回路ケース40と、重量が比較的に大き
な下ケース32とを奥行き寸法の短い側に配設すること
で、灯具全体の左右方向の重量バランスを改善する上で
も有効となる。
【0018】さらに、下ケース32が灯具ボディ1のL
字型背面の凹部に配置されていることにより、スタータ
回路部52の必要とされる部品を収納するためにその奥
行き寸法が大きくされた場合でも、前記した凹部の範囲
内でその寸法を灯具ボディ1の前方向に向けて大きくす
ることができるため、灯具ボディ1の後方への突出量は
抑制され、灯具ボディ1の奥行き寸法が増大されること
はない。また、D/A変換回路ケース40は、走行ビー
ムランプHHLの背面側において、L字型背面の凹部に
配置されているため、灯具ボディ1の全体の奥行き寸法
を増大させることはほとんど生じない。さらに、このD
/A変換回路ケース40は灯具ボディ1の上側部分に取
着されているが、このD/A変換回路ケース40のほぼ
直下位置で、かつ比較的に灯具ボディの下側部分に前記
下ケース32が配置されているため、これら両ケースに
より灯具ボディ1の上下の重量バランスがとられ、重量
的にも安定したものとなる。
【0019】さらに、前記D/A変換回路ケース40と
スタータ回路ケース30は、走行ビームランプHHLの
バックカバー6の直後、すなわちバルブ5を着脱するた
めのバルブ挿通穴1bの直後には配置されていないた
め、このバルブ5の着脱操作の障害になることはない。
また、各回路ケース30,40は互いに離間配置される
ため、各回路部52,51で発生した熱の放熱性が高め
られ、それぞれの熱が各ランプに影響をおよぼすことも
ない。また、各回路ケース40,30が上下に対向配置
されるため、両回路部を接続する一次側コード56を短
くすることができ、灯具の装着時の作業の邪魔にならな
いという利点もある。
【0020】なお、この実施形態では、点灯回路ケース
30を上ケース31と下ケース32とに分割しているた
め、スタータ回路部52の点検や部品を交換するような
必要が生じた場合には、下ケース32を上ケース31か
ら取り外せば、上ケース31を灯具ボディ1に取着した
ままで下ケース32を灯具ボディ1から取り外し、その
内部に収納されているスタータ回路部52の点検や部品
交換を行うことができる。このように点灯回路ケース3
0の全体を灯具ボディ1から取り外す必要がないため、
灯具ボディの奥行き寸法がスタータ回路ケースを取着す
ることによって若干低減され、背面側の車体スペースが
狭くされた場合でも作業を容易に行うことが可能とな
る。この場合、図7に示されるように、コード53は下
ケース32の内部においてコネクタ55により接続して
いるため、この部分で分離させることも可能であり、極
めて簡単に下ケース32の着脱が可能となり、かつこれ
により点灯回路ケース30ないし灯具の組立作業を容易
に行うことも可能となる。
【0021】なお、前記実施形態は走行ビームランプと
すれ違いビームランプとを一体化した自動車の4灯式の
前照灯に本発明を適用した例を示しているが、2灯式の
前照灯にフォグランプ等の他の補助ランプを一体化した
灯具においても、放電バルブを光源とするものであれば
同様に適用できる。また、前記実施形態では、すれ違い
ビームランプとしてプロジェクタランプを用いた例を示
しているが、リフレクタと光源とで構成される一般的な
ランプで構成されるものでも本発明を同様に適用するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のラ
ンプが1つの灯具ボディに一体的に構成されかつ1つの
ランプの奥行き寸法が他のランプの奥行き寸法よりも大
きくされている放電バルブを有する車両用灯具におい
て、放電バルブを点灯するための点灯回路を複数の回路
部に分割してそれぞれ独立した回路ケースに収納し、か
つ各回路部の一部を除く大部分を奥行き寸法の短いラン
プの背後に位置するように各回路ケースを灯具ボディに
配置しているので、点灯回路によって灯具の高さ寸法や
奥行き寸法が増大されることはなく、車両への取着を好
適に行うことができるとともに、各回路ケースの配置位
置を調整することで、灯具全体の重量バランスを安定化
することができる。また、点灯回路のケースを、一次側
回路部と二次側回路部のように複数の独立した構成とし
ているので、熱源が分散されることになり、それぞれに
おける放熱性が高められ、灯具と点灯回路との間の熱の
干渉が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前照灯の一実施形態の正面図と背面図
である。
【図2】図1(a)のAA線断面図である。
【図3】図1(a)のBB線、CC線の各断面図であ
る。
【図4】前照灯の背面方向からの斜視図である。
【図5】図4の一部を分解した斜視図である。
【図6】点灯回路の回路構成図である。
【図7】図1(b)のDD線拡大断面図である。
【符号の説明】 1 灯具ボディ 2 レンズ 3A リフレクタ 3B 擬似リフレクタ 10 すれ違いビームユニット 11 リフレクタ 12 レンズホルダ 13 レンズ 15 ソケットコネクタ 16 放電バルブ 30 スタータ回路ケース 31 上ケース 32 下ケース 40 D/A変換回路ケース 50 点灯回路 51 D/A変換回路部 52 スタータ回路部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のランプが1つの灯具ボディに一体
    的に構成され、少なくとも1つのランプの光源として放
    電バルブが設けられ、かつ1つのランプの奥行き寸法が
    他のランプの奥行き寸法よりも大きくされてなる車両用
    灯具において、前記放電バルブを点灯するための点灯回
    路は複数の回路部に分割されてそれぞれ独立した回路ケ
    ースに収納され、かつ前記各回路部は一部を除いて前記
    奥行き寸法の短いランプの背後に位置されるように前記
    各回路ケースが前記灯具ボディに配置されていることを
    特徴とする放電バルブを有する車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記点灯回路は一次側回路部と、スター
    タ回路部としての二次側回路部とに分割され、各回路部
    を収納する各回路ケースは前記奥行き寸法の短いランプ
    の背後位置においては前記灯具ボディの上下方向に対向
    配置されてなる請求項1に記載の放電バルブを有する車
    両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記一次側回路部と前記スタータ回路部
    の各回路ケースは、奥行き寸法が短いランプのバルブ着
    脱口の背後位置を除く領域に配置される請求項2に記載
    の放電バルブを有する車両用灯具。
  4. 【請求項4】 前記放電バルブが設けられランプがプ
    ロジェクションランプで構成され、その奥行き寸法が隣
    接するランプよりも大きくされてなる請求項1ないし3
    のいずれかに記載の放電バルブを有する車両用灯具。
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