JP3875317B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

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友幸 舟山
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、放電バルブおよびポジションバルブを備えた車輌用前照灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放電バルブは高輝度照射が可能なことから、近年、車輌用前照灯の光源としても採用されるようになってきている。
【0003】
このような放電バルブを備えた前照灯においては、放電バルブから放射される不要電磁波が電磁ノイズとなって、自車や前走車等の受信機、電子機器等に機能障害(電磁波障害)を与えてしまうため、放電バルブからの不要電磁波の放射を低減させる工夫が従来よりなされている。
【0004】
例えば、一般に車輌用前照灯においては、放電バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽するための金属製のシェードが設けられるが、このシェードを車体にアースすることにより、該シェードに電磁シールド機能を持たせ、前走車に対する不要電磁波の放射を低減させる工夫がなされている。一方、放電バルブからリフレクタへ向かう不要電磁波については、その反射面がアルミ蒸着されていることからリフレクタでこれを反射させることができ、これによりリフレクタの裏側への不要電磁波の放射を阻止することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前照灯の構造によっては、上記従来の電磁シールド構造では不十分な場合がある。
【0006】
すなわち、ポジションバルブを備えた前照灯においては、リフレクタの有効反射面の上方周縁部にポジションバルブ取付用開口部が形成される場合が多いが、このような場合には、放電バルブからリフレクタの有効反射面へ向かう不要電磁波のうち、ポジションバルブ取付用開口部へ向かう不要電磁波は、リフレクタで反射されることなくそのままリフレクタの裏側へ放射されてしまい、これが電磁波障害を引き起こす原因となる。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ポジションバルブを備えた前照灯においても、放電バルブから放射される不要電磁波による電磁波障害の発生を効果的に抑制することができる車輌用前照灯を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記シェードの形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明は、請求項1に記載したように、
放電バルブと、この放電バルブからの光を前方へ反射させる有効反射面を有するとともに該有効反射面の上方周縁部にポジションバルブ取付用開口部が形成されたリフレクタと、上記放電バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽する金属製のシェードと、を備えた車輌用前照灯において、
上記シェードが車体にアースされているとともに、該シェードに上記放電バルブから上記ポジションバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽する遮蔽片が延長形成されている、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記「遮蔽片」は、放電バルブからポジションバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽することができるものであれば、その具体的形状は特に限定されるものではない。
【0011】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明においては、車体にアースされた金属製のシェードに、放電バルブからリフレクタ有効反射面の上方周縁部のポジションバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽する遮蔽片が延長形成されているので、放電バルブからポジションバルブ取付用開口部へ向かう不要電磁波についても上記遮蔽片により遮蔽することができ、これにより不要電磁波がリフレクタの裏側へ放射されて電磁波障害を引き起こすのを阻止することができる。
【0012】
したがって、本願発明によれば、ポジションバルブを備えた前照灯においても、放電バルブから放射される不要電磁波による電磁波障害の発生を効果的に抑制することができる。
【0013】
上記「シェード」の構成については特に限定されるものではないが、請求項2に記載したように、上記シェードを、放電バルブの前方を覆う主部と、この主部の後方において放電バルブの周囲を覆うとともに後端縁が凹凸形状に形成された筒部と、この筒部から後方へ延長形成されてリフレクタに固定されるとともに車体にアースされた1対の脚部とからなる構成とし、上記筒部の後端縁から後方へ向けて上記遮蔽片を延長形成するようにすれば、上記遮蔽片を位置精度よく形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1は、本願発明の一実施形態に係る車輌用前照灯を示す側断面図である。
【0016】
図示のように、本実施形態に係る前照灯10は、ボディ12とレンズ14とで形成される空間内にリフレクタ16が上下方向および左右方向に傾動可能に設けられてなっている。
【0017】
上記ボディ12は、樹脂製の射出成形品であって、その底面部12aには、4カ所に貫通孔12bが形成されており、また、底面部12aの内面には金属プレート18が設けられている。この金属プレート18には、上記各貫通孔12bに対応する4カ所にウェルドボルト20が溶着されており、これら各ウェルドボルト20は各貫通孔12bを貫通して下方へ突出している。
【0018】
上記リフレクタ16は、その光軸上にC−8タイプの放電バルブ(メタルハライド放電バルブ)22が取り付けられており、その有効反射面16aにより該放電バルブ22からの光を前方へ反射させるようになっている。また、このリフレクタ16には、該リフレクタ16の前方へ向かう直射光および該リフレクタ16の上下壁内面を構成する無効反射面16cへ向かう光を遮蔽するシェード24が設けられている。さらに、このリフレクタ16の前方には、エクステンション26が設けられている。
【0019】
上記リフレクタ16の有効反射面16aの右上コーナ部には、ポジションバルブ取付用開口部16bが形成されている。そして、このポジションバルブ取付用開口部16bには、ソケット38を介してボディ12に固定されたポジションバルブ40が、前方へ突出するようにして配置されている。上記ポジションバルブ取付用開口部16bは、リフレクタ16をエイミング調整したときに該リフレクタ16がソケット38およびポジションバルブ40と干渉しないようにするため、ソケット38の外径に対して十分大きい内径寸法に設定されている。
【0020】
上記放電バルブ22は、その点灯のために高電圧を必要とするため、プラグ28およびコード30を介して点灯回路ケース32内に収容された点灯回路34に一旦接続された後、電源に接続されるようになっている。
【0021】
上記点灯回路ケース32は、アルミダイカスト製であって、略直方体の外形形状を有しており、その上端部の前後各2カ所にはフランジ部32aが形成され、さらにこれら各フランジ部32aには貫通孔32bが各々形成されている。そして、この点灯回路ケース32は、上記各貫通孔32bに上記各ウェルドボルト20を貫通させるようにしてボディ12の底面部12aに押し当てられた状態で、上記各ウェルドボルト20にナット36が締め付け固定されることにより、ボディ12に取り付けられるようになっている。
【0022】
上記コード30は、金属プレート18、ボディ12の底面部12aおよび点灯回路ケース32に形成された挿通孔18a、12cおよび32cを挿通するように設けられている。
【0023】
上記シェード24は、図2に単品で示すように、主部24a、筒部24bおよび1対の脚部24cからなる金属製部材であって、上記主部24aと、上記筒部24bおよび1対の脚部24cとは、別体で構成されており互いに接合されている。
【0024】
上記主部24aは、放電バルブ22の前方を覆うカップ状の部材であって、放電バルブ22の発光部22aからの光がリフレクタ16の前端開口部から前方へ直射光として照射されるのを阻止するようになっている。上記筒部24bは、放電バルブ22の周囲を覆う略円筒状の部材であって、その前端部において上記主部24aに接合されている。この筒部24bの後端縁は、凹凸形状に形成されており、放電バルブ22の発光部22aからの光がリフレクタ16の無効反射面16cへ入射するのを阻止するようになっている。上記1対の脚部24cは、この筒部24bから後方へ延長形成されており、その後端部においてリフレクタ16に固定されるようになっている。
【0025】
上記シェード24は、リフレクタ16に固定された状態において、該リフレクタ16に放電バルブ22を支持せしめる金属製のソケットフィクチャ42を介して車体にアースされるようになっている。
【0026】
上記シェード24には、その筒部24bの後端縁から後方へ向けて延びる遮蔽片44が延長形成されている。この遮蔽片44は、放電バルブ22の発光部22aからポジションバルブ取付用開口部16bへ向かう光を遮蔽するよう、筒部24bの後端縁の右上部位において略U字状に後方へ突出している。
【0027】
図3は、上記シェード24による放電バルブ22の発光部22aからの光の遮蔽の様子を示す斜視図である。図中網線で示す領域が、リフレクタ16の有効反射面16aにおいて、放電バルブ22の発光部22aからの光が入射しない領域である。図示のように、ポジションバルブ取付用開口部16bを含む、有効反射面16aの右上コーナ部には、放電バルブ22の発光部22aからの光が入射しない。
【0028】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0029】
本実施形態においては、車体にアースされた金属製のシェード24に、放電バルブ22からリフレクタ16の有効反射面16aの右上コーナ部に形成されたポジションバルブ取付用開口部16bへ向かう光を遮蔽する遮蔽片44が延長形成されているので、放電バルブ22からポジションバルブ取付用開口部16bへ向かう不要電磁波についても遮蔽片44により遮蔽することができ、これにより不要電磁波がリフレクタ16の裏側へ放射されて電磁波障害を引き起こすのを阻止することができる。
【0030】
したがって、本実施形態によれば、ポジションバルブを備えた前照灯においても、放電バルブから放射される不要電磁波による電磁波障害の発生を効果的に抑制することができる。
【0031】
しかも、本実施形態においては、上記シェード24が、放電バルブ22の前方を覆う主部24aと、この主部24aの後方において放電バルブ22の周囲を覆うとともに後端縁が凹凸形状に形成された筒部24bと、この筒部24bから後方へ延長形成されてリフレクタ16に固定されるとともに車体にアースされた1対の脚部24cとからなっており、上記遮蔽片44は、上記筒部24bの後端縁から後方へ向けて延長形成されているので、遮蔽片44を位置精度よく形成することができる。
【0032】
さらに、上記主部24aと、上記筒部24bおよび1対の脚部24cとは、別体で構成されており、互いに接合されているので、シェード24を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用前照灯を示す側断面図
【図2】上記前照灯のシェードを単品で示す斜視図
【図3】上記前照灯の作用を示す要部斜視図
【符号の説明】
10 前照灯
12 ボディ
14 レンズ
16 リフレクタ
16a 有効反射面
16b ポジションバルブ取付用開口部
16c 無効反射面
22 放電バルブ
22a 発光部
24 シェード
24a 主部
24b 筒部
24c 脚部
28 プラグ
30 コード
32 点灯回路ケース
34 点灯回路
38 ソケット
40 ポジションバルブ
42 ソケットフィクチャ
44 遮蔽片

Claims (2)

  1. 放電バルブと、この放電バルブからの光を前方へ反射させる有効反射面を有するとともに該有効反射面の上方周縁部にポジションバルブ取付用開口部が形成されたリフレクタと、上記放電バルブから前方へ向かう直射光を遮蔽する金属製のシェードと、を備えた車輌用前照灯において、
    上記シェードが車体にアースされているとともに、該シェードに上記放電バルブから上記ポジションバルブ取付用開口部へ向かう光を遮蔽する遮蔽片が延長形成されている、ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. 上記シェードが、上記放電バルブの前方を覆う主部と、この主部の後方において上記放電バルブの周囲を覆うとともに後端縁が凹凸形状に形成された筒部と、この筒部から後方へ延長形成されて上記リフレクタに固定されるとともに車体にアースされた1対の脚部とからなり、
    上記遮蔽片が、上記筒部の後端縁から後方へ向けて延長形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車輌用前照灯。
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