JPH1062859A - カメラの磁気記録装置 - Google Patents

カメラの磁気記録装置

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JPH1062859A
JPH1062859A JP8214536A JP21453696A JPH1062859A JP H1062859 A JPH1062859 A JP H1062859A JP 8214536 A JP8214536 A JP 8214536A JP 21453696 A JP21453696 A JP 21453696A JP H1062859 A JPH1062859 A JP H1062859A
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JP
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film
magnetic recording
mcu
camera
feeding
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JP8214536A
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Riichi Higaki
利一 檜垣
Takashi Saegusa
隆 三枝
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの給送中に正確に磁気記録を行うこ
とができるカメラの磁気記録装置を提供する。 【解決手段】 MCU1はフィルム給送回路3を制御し
ながらモータ9を回転させてフィルム10の給送を制御
する。MCU2は磁気記録回路4を制御し磁気ヘッド6
を介して撮影に関する情報をフィルム10上の磁気記録
部に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録部を有し
たフィルムを使用するカメラの磁気記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録部を有したフィルムを使
用するカメラには、この磁気記録部に撮影時における日
付、時刻、絞り、シャッター速度などのデータを記録す
るものが提供されている。例えば、特開平6−3320
65号公報に係るカメラが知られており、これは以下の
ようにして磁気記録を行っている。
【0003】まず、1フレーム毎に2個のパーフォレー
ションを有するフィルムを給送しつつ、フォトセンサを
介してパーフォレーションを検出する。そして、マイク
ロコンピュータがパーフォレーションの検出タイミング
に基づいてフィルムの移動速度を計算し、この移動速度
に応じた磁気記録周波数を算出し、この磁気記録周波数
で撮影情報を磁気トラックに記録する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のカ
メラは、磁気記録周波数の算出をフィルム巻き上げ開始
時にのみ実施していた。そのため、フィルム給送速度が
不安定となってフィルムを一コマ給送する間に磁気記録
を完了することができない場合、フィルムを給送した後
に巻き戻して磁気記録をやり直していた。その結果、フ
ィルム給送に時間がかかり、電池の消耗が早くなるとい
う問題点があった。本発明はこのような課題を解決する
ためのものであり、磁気記録のやり直しを行うことな
く、フィルム給送中に正確に磁気記録を行うことができ
るカメラの磁気記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るカメラの磁気記録装置は、撮影
に関する情報を磁気記録する磁気記録手段と、フィルム
の給送を制御する第1のコンピュータと、磁気記録手段
による磁気記録を制御する第2のコンピュータとを備え
ている。このように構成することにより、本発明は、フ
ィルム給送中にフィルムへの磁気記録とフィルムの給送
とを同時に実施することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施の形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明の一つ
の実施の形態を示したブロック図である。同図におい
て、MCU1はカメラ全体における各動作(例えば、測
光、測距、シャッタ制御、絞り制御、表示、記憶等)を
制御する第1のコンピュータである。また、MCU2は
磁気記録回路4の動作を制御することにより、フィルム
10の磁気記録部への磁気記録を制御する第2のコンピ
ュータである。この磁気記録回路4はフィルム10に接
した磁気ヘッド6に供給する電流を制御し、フィルム1
0の磁気記録部に撮影時等における情報を記録するもの
である。
【0007】さて、MCU1はMCU2と通信回線を介
して接続されている。さらに、MCU1には図示してい
ない測光回路、測距回路、シャッタ制御回路、絞り制御
回路、表示回路、記憶回路等のカメラの既知の機能を実
現するための回路が接続されている。
【0008】フィルム給送回路3は、MCU1によって
動作が制御され、モータ9の回転方向,回転速度,回転
角度などを制御する。モータ9は、図示しない巻き取り
スプールを回転させることによってフィルム10を巻き
上げ、また図示しないギヤを介してフィルムカートリッ
ジ12内に収容されたカートリッジスプールと接続され
ている。そのため、モータ9の回転駆動力はこのギヤを
介してカートリッジスプールに伝達され、フィルム10
をフィルムカートリッジ12から送り出すこともでき
る。
【0009】さて、フォトセンサ(以下、PRという)
7,8はフィルム10上の指定範囲内に光を照射し、そ
の反射光を検出することによってフィルム10に形成さ
れているパーフォレーションとフィルム部とを識別する
ための信号を出力する。そして、フィルム検出回路5は
PR7,8から出力される信号を受信し、これらの信号
の処理を行う。なお、フィルム10を挟んでPR7,8
の反対側には、フィルムレール11が設けられている。
このフィルムレール11はフィルム10の撮影光軸方向
位置を決定するとともにPR7,8からの光を反射す
る。
【0010】図2は図1に係るフィルム10と磁気ヘッ
ド6とPR7,8との位置関係を示す説明図である。フ
ィルム10には長手方向に沿って複数個の画像記録部1
0dが設けられている。そして、各画像記録部10dに
は、フィルム10の縁に2つずつのパーフォレーション
10a,10bと、これらパーフォレーションとは反対
側の縁に磁気記録部10eと、が設けられている。な
お、パーフォレーション10aは画像記録部10d(フ
ィルム露光範囲)の開始位置を、パーフォレーション1
0bは画像記録部10dの終了位置を示す。
【0011】また、磁気ヘッド6はフィルム10の磁気
記録部10e側の縁にフィルム10と接するように配置
されている。そのため、フィルム10を同図の巻き上げ
方向に給送すると、磁気ヘッド6は磁気記録部10eと
接し、磁気記録を実施することができる。同様に、PR
7,8はフィルム10のパーフォレーション側の縁にフ
ィルム10と接しない様に配置されている。そのため、
フィルム10を同図の巻き上げ方向に給送すると、PR
7,8はフィルム10に光を照射しその反射光からパー
フォレーションの有無を検出することができる。なお、
同図の状態ではPR7はパーフォレーション10aを検
出し、PR8はフィルム部を検出している。
【0012】以上の構成による図1に係るカメラの磁気
記録装置において、各MCUの動作ついて詳細に説明す
る。図3は撮影準備動作からフィルム給送までのMCU
1の動作を示すフローチャートである。ステップ101
において、MCU1は撮影準備動作が実行されているか
否かを判定する。すなわち、MCU1は、撮影者によっ
てカメラのレリーズボタンが押されて半押しスイッチが
オン状態であるか否かを判定する。そして、MCU1は
半押しスイッチがオン状態でないと判定すると半押しス
イッチがオン状態になるまで待機し、半押しスイッチが
オン状態であると判定するとステップ102へ移行す
る。
【0013】ステップ102において、MCU1は図示
しない測光回路を制御して被写体の輝度を測定し、フィ
ルム露光量を決定する。ステップ103において、MC
U1は図示しない測距回路を制御してカメラから被写体
までの距離を測定する。さらに、MCU1は図示しない
合焦回路を制御して被写体像をフィルム上に合焦させ
る。ステップ104において、MCU1はレリーズボタ
ンがさらに押し込まれてレリーズスイッチがオン状態に
なっているか否かを判定する。そして、MCU1はレリ
ーズスイッチがオン状態になっていないと判定するとス
テップ101へ移行して測光等を再度実施し、レリーズ
スイッチがオン状態になっていると判定するとステップ
105へ移行する。
【0014】ステップ105において、MCU1はステ
ップ102で決定された露光量に従って絞りおよびシャ
ッターを制御してフィルムに被写体像を露光する。ステ
ップ106において、MCU1はフィルム給送回路3を
制御してモータ9を回転駆動させてフィルム10を給送
するとともに、MCU2に対してフィルム10に磁気記
録するデータを送信する。MCU2はMCU1からデー
タを受信すると磁気記録回路4を制御してフィルム10
にこのデータを磁気記録させる。以上の結果、一回目の
撮影は完了する。さらにステップ101〜106を繰り
返すことによって複数回数の撮影を実施することができ
る。なお、ステップ106の詳細な動作については図
4,5を用いて再度説明する。
【0015】図4は図2に係るPR7,8の出力信号
と、MCU1によるフィルム給送のタイミングと、MC
U2による磁気記録のタイミングとの関係を示すタイム
チャートである。同図において、PR7,8はいずれも
フィルム10のフィルム部を検出すると「H」レベルの
信号を出力し、パーフォレーションを検出すると「L」
レベルの信号を出力するように構成されている。
【0016】図5は図3のステップ106の詳細を示す
フローチャートであり、各動作のタイミングは図4のタ
イミングチャートに従って実施される。図3のステップ
106において、フィルム給送が開始されると図5のス
テップ201へ移行する。ステップ202において、M
CU1はフィルム10へ磁気記録するデータをMCU2
へ送信する。MCU2は受信したデータを図示しない記
憶回路へ記憶させる。ステップ203において、MCU
1はフィルム給送回路3を制御してモータ9を回転駆動
させ、フィルム10を巻き上げ方向へ給送する。
【0017】ステップ204において、MCU1はフィ
ルム検出回路5を介して受信したフォトセンサ7の出力
信号に基づいてパーフォレーション10bの始まりのエ
ッジからパーフォレーション10cの始まりのエッジま
での時間(以下、T1という)を測定し、この時間T1
からフィルム給送速度を計算する。さらに、MCU1は
図示しない記憶回路にパーフォレーション10bの終わ
りのエッジのタイミングを記憶しておく。
【0018】ステップ205において、MCU1はステ
ップ204において計算されたフィルム給送速度に基づ
いて適正な磁気記録周波数を計算する。ステップ206
において、MCU1はステップ205において計算され
た磁気記録周波数についてのデータをMCU2へ送信す
る。ステップ207において、MCU1は磁気記録開始
指示をMCU2へ送信する。この指示を受けたMCU2
はステップ202において受信したデータを、ステップ
206において受信した磁気記録周波数でフィルム10
の磁気記録部へ書き込む。
【0019】ステップ208において、MCU1はステ
ップ204において記憶したパーフォレーション10b
の終わりのエッジのタイミングとパーフォレーション1
0cの終わりのエッジのタイミングまでの時間(以下、
T2という)を測定し、再度フィルム給送速度を計算す
る。ステップ209において、MCU1はステップ20
4において計算したフィルム給送速度とステップ208
で計算したフィルム給送速度との速度変化に基づき、画
像記録部10dを1コマ給送する間に磁気記録部10e
への磁気書込が完了するような磁気記録周波数を算出す
る。
【0020】ステップ210において、MCU1はステ
ップ209で算出された磁気記録周波数についてのデー
タをMCU2へ送信する。この磁気記録周波数を受信し
たMCU2は、現在使用している磁気記録周波数を受信
した磁気記録周波数へ直ちに変更して磁気書込を継続す
る。なお、MCU2は所望の全データをフィルム10へ
書き込むと、磁気記録を終了する。
【0021】ステップ211において、MCU1はPR
7を介してパーフォレーション10bの始まりのエッジ
を検出するまで待機し、パーフォレーション10bを検
出するとステップ212へ移行する。なお、この間フィ
ルム10は巻き上げ方向へ給送されている。ステップ2
12において、MCU1はPR7を介して検出されたパ
ーフォレーション10bの始まりのエッジをタイミング
とし、フィルム給送回路3を制御してモータ9の回転駆
動を減速させる。
【0022】ステップ213において、MCU1はPR
7を介してパーフォレーション10cの終わりのエッジ
を検出するまで待機し、このエッジを検出するとステッ
プ214へ移行する。ステップ214において、MCU
1はフィルム給送回路5を制御してモータ9の駆動を停
止させ、フィルム給送を終了する。
【0023】さて、図6は図5のステップ202,20
6,207におけるMCU2の動作を示すフローチャー
トである。各ステップ毎にMCU2の動作を詳細に述べ
る。 (1)図5のステップ202の場合 ステップ301において、MCU2はステップ202に
おいてMCU1から送信されたデータの受信処理を開始
する。ステップ302において、MCU2は受信したデ
ータがフィルム10への磁気記録データであるか否かを
判定し、この場合においては磁気記録データであるため
ステップ306へ移行する。ステップ306において、
MCU2は磁気記録データを図示しないメモリ回路に格
納した後、受信処理を終了する。
【0024】(2)図5のステップ206の場合 ステップ301において、MCU2はステップ206に
おいてMCU1から送信されたデータの受信処理を開始
する。ステップ302において、MCU2は受信したデ
ータが磁気記録データであるか否かを判定し、この場合
においては磁気記録データではないためステップ303
へ移行する。ステップ303において、MCU2は受信
したデータが磁気記録周波数であるか否かを判定し、こ
の場合においては磁気記録周波数であるためステップ3
04へ移行するステップ304において、MCU2は磁
気記録周波数を前記図示しないメモリ回路に格納した
後、受信処理を終了する。
【0025】(3)図5のステップ207の場合 ステップ301において、MCU2はステップ207に
おいてMCU1から送信されたデータの受信処理を開始
する。ステップ302において、MCU2は受信したデ
ータが磁気記録データであるか否かを判定し、この場合
においては磁気記録データではないためステップ303
へ移行する。ステップ303において、MCU2は受信
したデータが磁気記録周波数であるか否かを判定し、こ
の場合においては磁気記録周波数ではないためステップ
305へ移行するステップ305において、MCU2は
磁気記録処理を実施するが、詳細は以下の図7に示す。
【0026】図7は図6のステップ305の動作の詳細
を示すフローチャートである。図6のステップ305に
おいて、MCU2はステップ401へ移行して磁気記録
処理を実施する。ステップ402において、MCU2は
前記メモリ回路に格納されている磁気記録周波数を参照
して磁気書込の準備を実施する。ステップ403におい
て、MCU2はこの磁気記録周波数に従い、前記メモリ
回路に記憶されている磁気記録データをフィルム10の
磁気記録部へ書き込む。ステップ404において、MC
U2は記録に必要な全データをフィルム10に書き込む
までステップ402へ移行して繰り返し磁気記録を実施
した後、磁気記録処理を終了する。
【0027】次に、本発明のその他の実施の形態につい
て図を用いて詳細に説明する。図8は本発明のその他の
実施の形態を示すブロック図である。図1に係る符号と
同一のものは、同一または同等の部品を示す。また、こ
の実施の形態は図1に係るPR8の代わりにフォトセン
サ(以下、PIという)15とスリット円盤14とロー
ラ13とを設けたものである。
【0028】円形のローラ13はゴムなどの材質で作ら
れ、フィルム10と接するように配置されている。ただ
し、このローラ13は画像記録部10dに傷を付けない
ように画像記録部10dおよびパーフォレーション以外
のフィルム10の縁に接するように配置され、フィルム
10の給送とともに摩擦によって回転する。
【0029】また、スリット円盤14はローラ13の回
転にともなって回転するように構成されており、このス
リット円盤14には一定間隔毎に複数のスリット孔が開
けられている。そのため、PI15はこのスリット孔に
光を照射し、その透過光を検出することによりスリット
円盤14の回転数および回転角度を検出することができ
る。すなわち、フィルム10の給送量はスリット円盤1
4の回転数および回転角度から導くことができる。
【0030】図9は図8に係るフィルム10と磁気ヘッ
ド6とPR7とローラ13との位置関係を示す説明図で
ある。同図において、ローラ13以外は図2と同様に配
置されている。さて、図8に係るカメラの磁気記録装置
におけるMCU1,2の動作は図1の場合とほぼ同様で
ある。すなわち、MCU1の動作は図3に係るフローチ
ャートに従い、ステップ106におけるフィルム給送の
詳細な動作は図5と異なる。そこで、フィルム給送の詳
細な動作について図10,11を用いて説明する。
【0031】図10は図9に係るPR7,PI15の出
力信号と、MCU1によるフィルム給送のタイミング
と、MCU2による磁気記録のタイミングとの関係を示
すタイムチャートである。同図において、PR7,PI
15はいずれもフィルム10のフィルム部を検出すると
「H」レベルの信号を出力し、パーフォレーションを検
出すると「L」レベルの信号を出力するように構成され
ている。なお、PI15から出力されるパルス信号は速
度検出に使用される。
【0032】図11は図8に係るカメラの磁気記録装置
を用いたときのMCU1によるフィルム給送の動作を示
すフローチャートである。図3のステップ106におい
て、フィルム給送が開始されると図11のステップ50
1へ移行する。ステップ502において、MCU1はフ
ィルム10へ磁気記録するデータをMCU2へ送信す
る。ステップ503において、MCU1はフィルム給送
回路3を制御してモータ9を回転駆動させ、フィルム1
0を巻き上げ方向へ給送する。
【0033】ステップ504において、MCU1はフィ
ルム検出回路5を制御し、PI15から出力されるパル
ス信号の立ち上がりエッジから次のパルス信号の立ち上
がりエッジまでの時間を測定し、それに基づいてフィル
ム10の給送速度を計算する。ステップ505におい
て、MCU1はステップ504において計算されたフィ
ルム給送速度に基づいて適正な磁気記録周波数を計算す
る。ステップ506において、MCU1はステップ50
5において計算された磁気記録周波数についてのデータ
をMCU2へ送信する。
【0034】ステップ507において、MCU1はPI
15から出力されたパルス信号の個数が予め設定してお
いた所定値nに達しているか否かを判定し、所定値nに
達していなければステップ504へ移行し、所定値nに
達するとステップ508へ移行する。ステップ508に
おいて、MCU1はMCU2へ磁気記録開始指示を送信
する。この指示を受けたMCU2はステップ502にお
いて受信したデータを、ステップ506において受信し
た磁気記録周波数でフィルム10の磁気記録部へ書き込
む。
【0035】ステップ509において、ステップ504
と同様にMCU1はフィルム検出回路5を制御し、PI
15から出力されるパルス信号の立ち上がりエッジから
次のパルス信号の立ち上がりエッジまでの時間を測定
し、それに基づいてフィルム10の給送速度を計算す
る。ステップ510において、ステップ507までに計
算されたフィルム給送速度からステップ509で計算さ
れたフィルム給送速度への変化に基づいて、MCU1は
フィルム10を1コマ給送する間に磁気記録部10eに
磁気記録が完了するように磁気記録周波数を算出する。
【0036】ステップ511において、MCU1はステ
ップ510で計算した磁気記録周波数についてのデータ
をMCU2へ送信する。MCU2は現在使用している磁
気記録周波数を受信した磁気記録周波数に変更して磁気
記録を継続する。ステップ512において、MCU1は
PR7を介してパーフォレーション10bの始まりのエ
ッジを検出しないとステップ509へ移行し、検出する
とステップ513へ移行する。この間フィルム10は巻
き上げ方向へ給送されている。ステップ513におい
て、フィルム10の次のコマを所定位置に停止させるた
め、MCU1はPR7を介して検出されたパーフォレー
ション10bの始まりのエッジをタイミングとし、フィ
ルム給送回路3を制御してモータ9の回転駆動を減速さ
せる。
【0037】ステップ514において、MCU1はPR
7を介してパーフォレーション10cの終わりのエッジ
を検出するまで待機し、このエッジを検出するとステッ
プ515へ移行する。ステップ515において、MCU
1はフィルム給送回路5を制御してモータ9の駆動を停
止させ、フィルム給送を終了する。なお、ステップ50
2,506,508における詳細な動作は、図6,7に
係るフローチャートに従う。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は磁気記録
制御を第2のコンピュータによって行うため、測光等の
カメラ全体の制御を行う第1のコンピュータの負担が小
さくなり、フィルムに磁気書き込みを実施しながらフィ
ルム給送速度を正確に測定することができる。そのた
め、フィルム給送中に電池の消耗などによって給送速度
が変化しても、磁気記録部の所定範囲内に確実に磁気記
録を実施することができ、フィルムを巻き戻して再書き
込みをする必要がない。そのため、磁気書き込み後、直
ちに次のコマの撮影準備が行えるため連写時における速
写性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】 図1に係るフィルム10とPR7,8と磁気
ヘッド6との位置関係を示す説明図である。
【図3】 図1に係るMCU1の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 図1に係るPR7,8の検出した信号につい
てのタイムチャートである。
【図5】 図3のステップ106の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図5のステップ202,206,207にお
いてMCU1から送信されたデータを受信したMCU2
の動作を示すフローチャートである。
【図7】 図6のステップ305の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図8】 本発明のその他の実施の形態を示すブロック
図である。
【図9】 図8に係るフィルム10と磁気ヘッド6とP
R7とローラ13との位置関係を示す説明図である。
【図10】 図9に係るPR7,PI15の検出した信
号についてのタイムチャートである。
【図11】 図3のステップ106の詳細を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1,2…MCU、3…フィルム給送回路、4…磁気記録
回路、5…フィルム検出回路、6…磁気ヘッド、7,8
…フォトセンサ(PR)、9…モータ、10…フィル
ム、11…フィルムレール、12…フィルムカートリッ
ジ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部とパーフォレーションとを有
    したフィルムを使用するカメラの磁気記録装置におい
    て、 撮影に関する情報を磁気記録する磁気記録手段と、 フィルムの給送を制御する第1のコンピュータと、 磁気記録手段による磁気記録を制御する第2のコンピュ
    ータとを備え、第2のコンピュータは第1のコンピュー
    タから送信される信号に応じて磁気記録を実施すること
    を特徴とするカメラの磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第2のコンピュータは、第1のコンピュータからフィル
    ムの給送速度に関するデータを受信するとともに、この
    データに基づいて磁気記録周期を変更することを特徴と
    するカメラの磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 フィルムのパーフォレーションの有無を検出する2つの
    フォトセンサと、 これら2つのフォトセンサが出力する信号を処理するフ
    ィルム検出回路とを備えたことを特徴とするカメラの磁
    気記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 フィルムに接するように配置され、フィルムの給送量を
    回転数および回転角度に変換するローラと、 複数のスリット孔が形成され、ローラの回転とともに回
    転するスリット円盤と、 スリット孔に光を照射しその反射光を検出するフォトセ
    ンサとを備えたことを特徴とするカメラの磁気記録装
    置。
JP8214536A 1996-08-14 1996-08-14 カメラの磁気記録装置 Pending JPH1062859A (ja)

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