JPH11133499A - フィルム途中装填機能付きカメラ - Google Patents

フィルム途中装填機能付きカメラ

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JPH11133499A
JPH11133499A JP9309564A JP30956497A JPH11133499A JP H11133499 A JPH11133499 A JP H11133499A JP 9309564 A JP9309564 A JP 9309564A JP 30956497 A JP30956497 A JP 30956497A JP H11133499 A JPH11133499 A JP H11133499A
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film
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camera
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JP9309564A
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Toshiharu Ueda
敏治 上田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用途中フィルムが装填された際に、前回の
撮影が何時行われたかをフィルム給送直後に知らせるこ
とを可能にする。 【解決手段】 フィルムに各種情報を記録する記録手段
と、計時手段と、未使用フィルムが装填された場合、前
記計時手段より該装填時の日付情報を読み取り、フィル
ムリーダー部へ前記記録手段に記録させる制御手段(#
3→#8→#9)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用途中(未露光
駒が残っている)フィルムを再装填すると残りの未露光
の先頭駒を自動的に設定して、再度撮影可能状態にする
ことが可能な、いわゆるフィルム途中装填機能付きカメ
ラの改良にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、APS(ADVANCED PHOTO SYSTEM)
カメラでは、磁気等によるフィルムへの(撮影条件や日
付等の)情報記録が可能であり、撮影時の情報を撮影駒
の対応した記録部に記録しておくことが周知となってい
る。
【0003】更に、該APSカメラの中には、使用途中
(未露光駒が残っている)フィルムを再装填すると、残
りの未露光の先頭駒を自動的に設定して、再度撮影可能
状態にすることが可能な、いわゆるフィルム途中装填機
能(以下、MRC機能とも記す)を備えたものも多く存
在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような使用途中フィルムは、一旦、フィルムをカメラか
ら取り出しておく為、長期間再装填されず、使用期限を
過ぎてしまうという可能性が高く、使用期限切れの使用
途中フィルムをMRC機能を備えたカメラに再装填し、
使用した場合、画質の劣化した写真となってしまうこと
があった。
【0005】(発明の目的)本発明の第1の目的は、使
用途中フィルムが装填された際に、前回の撮影が何時行
われたかをフィルム給送直後に知らしめることのできる
フィルム途中装填機能付きカメラを提供しようとするも
のである。
【0006】本発明の第2の目的は、使用期限切れの使
用途中フィルムが装填されたか否かをフィルム給送直後
に判別し、使用期限切れの使用途中フィルムが装填され
た場合にはその旨の報知を行うことのできるフィルム途
中装填機能付きカメラを提供しようとするものである。
【0007】本発明の第3の目的は、上記第2の目的を
達成すると共に、使用期限切れの使用途中フィルムが装
填された場合に、撮影を継続するか中止するかを使用者
に選択させることのできるフィルム途中装填機能付きカ
メラを提供しようとするものである。
【0008】本発明の第4の目的は、使用期限切れの使
用途中フィルムが装填された場合にはその旨の報知を行
うと共に、その事を比較的簡単な構成により実現するこ
とのできるフィルム途中装填機能付きカメラを提供しよ
うとするものである。
【0009】本発明の第5の目的は、上記第4の目的を
達成すると共に、使用期限切れの使用途中フィルムが装
填された場合に、撮影を継続するか中止するかを使用者
に選択させることのできるフィルム途中装填機能付きカ
メラを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、フィルムに各種情
報を記録する記録手段と、計時手段とを有するフィルム
途中装填機能付きカメラにおいて、未使用フィルムが装
填された場合、前記計時手段より該装填時の日付情報を
読み取り、フィルムリーダー部へ前記記録手段に記録さ
せる制御手段を有したフィルム途中装填機能付きカメラ
とするものである。
【0011】つまり、未使用フィルムが装填された場
合、装填日をフィルムのリーダー部に記録しておき、当
該フィルムが再装填された場合に、この日付情報を、使
用期限内か否かの判別に用いる事が可能な構成にしてい
る。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、フィルムに各種情報を記録す
る記録手段と、計時手段と、フィルムに記録された情報
を読み取る再生手段と、警告手段とを有したフィルム途
中装填機能付きカメラにおいて、未使用フィルムが装填
された場合、前記計時手段より該装填時の日付情報を読
み取り、フィルムリーダー部へ前記記録手段に記録さ
せ、露光途中フィルムが装填された場合は、フィルムリ
ーダー部の記録情報を前記再生手段によって、フィルム
の撮影第1駒目を所定位置にセットするまでの巻き上げ
動作中に再生し、この再生情報のうちの日付情報と現在
の日付情報とを比較し、前記再生情報からの経過日数が
所定期間を超えている場合、前記警告手段により警告を
促す制御手段を有したフィルム途中装填機能付きカメラ
とするものである。
【0013】つまり、未使用フィルムが装填された場
合、装填日をフィルムのリーダー部に記録しておき、当
該フィルムが再装填された場合には、記録されている日
付情報と再装填された日付情報とから使用期限内か否か
を判別し、使用期限切れの場合は画像劣化の写真が得ら
れる為に、警告を行うようにしている。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、警告手段の警告動作を解除す
る警告解除手段を有し、該警告解除手段により前記警告
動作が解除された場合は、未露光の先頭駒を所定位置に
セットするフィルム給送動作を行わせるフィルム途中装
填機能付きカメラとするものである。
【0015】つまり、使用期限切れの警告が行われた場
合でも、撮影を続行するか否かの判断を使用者に任せる
ことができる構成にしている。
【0016】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、計時手段と、フィルムに記録
された情報を読み取る再生手段と、警告手段とを有した
フィルム途中装填機能付きカメラにおいて、露光途中フ
ィルムが装填された場合、フィルムの撮影第1駒目に記
録されている情報を再生できる位置までフィルム給送を
行い、この位置で読み取った再生情報のうちの日付情報
と現在の日付情報とを比較し、前記再生情報からの経過
日数が所定期間を超えている場合、前記警告手段により
警告を促す制御手段を有したフィルム途中装填機能付き
カメラとするものである。
【0017】つまり、使用途中フィルムが再装填された
場合には、撮影第1駒目に記録されている日付情報と再
装填された日付情報とから使用期限内か否かを判別し、
使用期限切れの場合は画像劣化の写真が得られる為に、
警告を行うようにしている。
【0018】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、警告手段の警告動作を解除す
る警告解除手段を有し、該警告解除手段により前記警告
動作が解除された場合は、未露光の先頭駒を所定位置に
セットするフィルム給送動作を行わせるフィルム途中装
填機能付きカメラとするものである。
【0019】つまり、使用期限切れの警告が行われた場
合でも、撮影を続行するか否かの判断を使用者に任せる
ことができる構成にしている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の実施の各形態に係るカメラ
の主要部分の内部構成を示す斜視図である。
【0022】同図において、1及び2はフォトリフレク
タであり、フィルムカートリッジC内のデータディスク
DDの情報を読み取り、及び、検出タイミングによって
フィルムカートリッジCの使用状況が、未使用(Unexpos
ed) ,露光途中 (Partial),露光済み(Exposed) ,現像
済み (Processed)のいずれであるかを判定する際に用い
られる。3及び4はフォトリフレクタであり、フィルム
FのパーフォレーションPf,P1,P2等を検知して
該フィルムFの撮影駒割り出しをするための信号や情報
書き込みタイミングの信号の基となる信号を発生する。
5は後述するスプール8内に配置されたフィルム給送モ
ータ、6はフィルムFの巻き上げ,巻き戻しを行うギヤ
列、7は巻戻しフォーク、8はフィルム巻き上げ用のス
プールである。
【0023】Cは前出のフィルムカートリッジであり、
フイルムFの感度,規定枚数等の情報を備え該フイルム
Fの移動に連動して回転するデータディスクDDを内蔵
している。なお、該フィルムカートリッジCがカメラか
ら排出されている場合の、前記データディスクDDの停
止位置は基本的にフィルム使用状況によって決まってい
る。Fはベース側に磁気層が備えられている前出のフィ
ルムであり、磁気による情報記録を磁気記録部TreやT
n等に行うことができる。また、フィルムFには基準位
置や撮影画面に対応して配置されるパーフォレーション
Pf,P1,P2等を備えている。HはフィルムF上の
磁気記録部Tre,Tn等に情報の記録(書き込み)、或
いは磁気記録部Tre,Tn等より記録情報の再生(読み
取り)を行う磁気ヘッドである。PはフィルムFを磁気
ヘッドHに押し付けるパッドである。
【0024】図2は上記カメラの主要部分の回路構成を
示すブロック図である。
【0025】同図において、10はカメラの電源電池、
11はカメラの各種動作を制御するマイクロコンピュー
タ等の制御回路、12はフィルムカートリッジCがカメ
ラに装填されたことを認識する装填検知スイッチ、13
はフィルムFの巻き上げ,巻き戻し等を行うために前記
フィルム給送モータ5を駆動するフィルム給送回路、1
4は前記フォトリフレクタ1,2及び3,4からの信号
を前記信号制御回路11の対応信号に変換するパルス検
知回路、15は記録情報等に用いる日付情報の設定等を
行う日付認識機能を有するデート回路、16はフィルム
Fの磁気記録部Tre,Tn等へ各種情報を記録するため
に前記磁気ヘッドHを駆動する磁気情報記録回路、17
はフィルムFの磁気記録部Tre,Tn等に記録されてい
る情報を再生するために前記磁気ヘッドHを駆動する磁
気情報再生回路である。
【0026】なお、前記磁気ヘッドH及び磁気情報記録
回路16の組み合わせにより記録を、磁気ヘッドH及び
磁気情報再生回路17の組み合わせにより再生を、それ
ぞれ行うため、本実施の形態では前記組み合わせを各
々、記録手段,再生手段と称する。また、本実施の形態
では、写真撮影動作後に撮影駒に対応した磁気記録部T
nに対して、前記記録手段を用いて撮影時の情報(日付
情報等)の記録を行っているものとする。
【0027】18は写真撮影動作を開始させるためのレ
リーズスイッチ、19は周知の測光,測距及びシャッタ
制御を行うAE/AF/SH回路、20は撮影情報等を
記憶するための情報記憶メモリ、21はフィルムFの撮
影駒数や各種撮影情報の表示を行うと共に異常動作等の
際に使用者へ警告を促す警告手段としての機能を備えた
液晶表示器である。22は、前記液晶表示器21により
警告が為されている際にこの警告を解除し、通常動作に
復帰させるための警告解除手段を成す警告解除スイッチ
と、警告に順じてフィルムカートリッジCを取り出し可
能状態にするための終了スイッチとを兼ねた動作切換え
スイッチである。
【0028】図3は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラにフィルムカートリッジCが装填されることによっ
て装填検知スイッチ12がONした場合のシーケンスを
示すフローチャートであり、以下これにしたがって説明
する。
【0029】まず、ステップ#1において、フィルム給
送回路13を介してフィルム給送モータ5を駆動し、巻
き戻し方向に巻戻しフォーク7を回転させる。そして、
次のステップ#2において、巻戻しフォーク7の動きに
したがって回転するフィルムカートリッジC内のデータ
ディスクDDの情報を、フォトリフレクタ1,2及びパ
ルス検知回路14を介して取り込む。又、この情報取り
込みと同時に、フォトリフレクタ1の信号検出タイミン
グによって、装填されたフィルムカートリッジCの使用
状況が、未使用(Unexposed) ,露光途中(Partial) ,露
光済み (Exposed),もしくは現像済み(Processed) のい
ずれであるかの認識も行う。
【0030】そして、次のステップ#3において、認識
されたフィルムカートリッジCの使用状況を判定し、露
光済み(Exposed) もしくは現像済み (Processed)ならば
ステップ#4へ、露光途中(Partial) ならばステップ#
11へ、未使用(Unexposed)ならばステップ#8へ、そ
れぞれ移行する。
【0031】ここでは、装填されたフィルムカートリッ
ジCの使用状況が、露光済み(Exposed) もしくは現像済
み (Processed)であったとしてステップ#4へ移行する
ものとする。
【0032】ステップ#4においては、フォトリフレク
タ1及びパルス検知回路14によって発生するデータデ
ィスクDDの信号を基に、認識された使用状態(露光済
み(Exposed) もしくは現像済み(Processed) )の位置ま
でデータディスクDDを回転させ、上記フィルム給送モ
ータ5を停止させる。そして、次のステップ#5におい
て、液晶表示器21に巻き戻し終了を示す表示(例え
ば、フィルムカートリッジマークを点滅させる等)を行
う。続くステップ#6においては、装填検知スイッチ1
2がOFFされるまで待機し、OFFしたことを検知す
るとフィルムカートリッジCがカメラから排出されたと
してステップ#7へ進み、上記ステップ#5にて表示し
た液晶表示器21での巻き戻し終了表示をリセットし、
次の動作の待機状態に入る。
【0033】また、装填されたフィルムカートリッジC
の使用状況が未使用(Unexposed) であると判定した場合
は、前述した様にステップ#3からステップ#8へ移行
し、ここではフィルム給送回路13を介してフィルム給
送モータ5を駆動し、スプール8を回転させてフィルム
Fの巻き上げ動作を行う。そして、次のステップ#9に
おいて、記録手段(磁気ヘッドH及び磁気情報記録回路
16)によって、フィルムFのリーダー部にある磁気記
録部Treに、デート回路15によって認識される現在の
日付情報等を記録する。続くステップ#10において
は、フィルムF内のパーフォレーションPf,P1,P
2をフォトリフレクタ3,4及びパルス検知回路14に
よって検知し、該検知信号のタイミングを基に、1駒目
を不図示の撮影画面位置(アパーチャ)に合わせ、上記
フィルム給送モータ5の動作を停止させる。この際、液
晶表示器21に、フィルムカウンタとして1駒目を意味
する“1”を表示させる。以後、次の動作の待機状態に
入る。
【0034】また、装填されたフィルムカートリッジC
の使用状況が露光途中(Partial) であると判定した場合
は、前述した様にステップ#3からステップ#11へ移
行し、ここでは上記ステップ#8と同様に、フィルム給
送回路13を介してフィルム給送モータ5を駆動し、フ
ィルムFの巻き上げ動作を行う。そして、次のステップ
#12において、再生手段(磁気ヘッドH及び磁気情報
再生回路17)によって、フィルムFのリーダー部にあ
る磁気記録部Treの記録情報の読み取り(再生)を行
う。続くステップ#13においては、フィルムF内のパ
ーフォレーションPfをフォトリフレクタ3,4及びパ
ルス検知回路14によって検知するまで待機し、検知す
ることによりステップ#14へ進む。
【0035】ステップ#14においては、上記ステップ
12で読み取った磁気記録部Treの記録情報の中の日付
情報(date1)と、デート回路15によって認識される現
在の日付情報(date2 )とを比較し、date1 から date2
までの経過日数が(予め設定されている)所定期間(例
えば、2年)を超えているか否かを判定する。この結
果、経過日数を超えている場合はステップ#15へ、経
過日数内であればステップ#18へ、それぞれ移行す
る。
【0036】ステップ#15においては、経過日数を超
えている場合であるので、フィルム給送回路13を介し
てフィルム給送モータ5の駆動を停止(フィルムFの巻
き上げ動作停止)し、液晶表示器21にフィルムFが所
定期間を超えたものであることを認識させるための警告
表示(例えば、NGマークを点滅させる等)を行い、警
告を促す。そして、次のステップ#16において、動作
切換えスイッチ22のうち、警告解除スイッチとして機
能する側がONされたか否かを判定し、ONされていた
ら後述するステップ#18へ、ONされていなければ以
下のステップ#17へ移行する。
【0037】ステップ#17においては、動作切換えス
イッチ22のうち、終了スイッチとして機能する側がO
Nされたか否かを判定し、ONされていたら前述のステ
ップ#4移行の処理へと移行し、一方、ONされていな
ければ上記ステップ#16へ戻る。
【0038】ステップ#18においては、経過日数を超
えていない場合であるので、再生手段(磁気ヘッドH及
び磁気情報再生回路17)によって、各撮影駒毎に磁気
記録部Tnに撮影時に記録された磁気情報があるか否か
を判定し、磁気記録の無いフレーム(駒)が来るまでこ
のステップに待機する。その後、磁気記録部Tnに磁気
記録の無いフレーム(駒)が来たら、未露光の先頭駒と
認識してステップ#19へ進み、ここでフィルム給送回
路13を介して上記フィルム給送モータ5の回転方向を
切換え、及び、フォトリフレクタ3,4及びパルス検知
回路14によるパーフォレーション検知を行い、磁気記
録部認識のために撮影画面位置から外れた(ステップ#
18で認識された)未露光の先頭駒を撮影画面位置(ア
パーチャ)に合わせるための位置制御を行って、未露光
の先頭駒を不図示の撮影画面位置(アパーチャ)に合わ
せ、フィルム給送モータ5の動作を停止させる。また、
この際液晶表示器21内のフィルムカウンタには設定さ
れた撮影駒を意味する表示(例えば、10駒目が設定さ
れていれば“10”の表示)を行う。以後、次の動作の
待機状態に入る。
【0039】以上の実施の第1の形態においては、未使
用フィルムが装填された場合、装填時の日付情報をフィ
ルムリーダー部に記録するようにし(図3のステップ→
#3→#8→#9)、又露光途中フィルムが装填された
場合、フィルムリーダー部の記録情報を再生手段によっ
て、フィルム1駒目設定までの巻き上げ動作中に(1駒
目まで巻き上げを行うことなく)記録情報の再生し(図
3のステップ→#3→#11→#12)、再生した情報
内の日付情報と現在の日付情報とを比較し、再生情報か
らの経過日数が所定期間を超えていれば、液晶表示器2
1によって警告を行う(図3のステップ→#14→#1
5)ようにしているため、劣化したフィルムであること
を知らせることができ、その事に気付かずに撮影を行っ
た為に画質の劣化した写真となってしまうといったこと
を防止することができる。
【0040】また、動作切換えスイッチ22を備え、該
スイッチのうち、警告解除スイッチとして機能する側が
ONされた場合には、上記警告動作を解除し、未露光の
先頭駒をセットする給送動作へと移行させることが出来
る構成にしているため、上記警告動作がなされた場合で
も、使用者の判断により劣化フィルムを使用可能に出来
るようになり、使用者の選択肢を広げることが可能とな
る。
【0041】(実施の第2の形態)図4は本発明の実施
の第2の形態に係るカメラにフィルムカートリッジCが
装填されることによって装填検知スイッチがONした場
合のシーケンスを示すフローチャートである。なお、カ
メラの機械的及び電気的構成は図1及び図2に示した通
りである。
【0042】まず、ステップ#21において、フィルム
給送回路13を介してフィルム給送モータ5を駆動し、
巻き戻し方向に巻戻しフォーク7を回転させる。そし
て、次のステップ#22において、巻戻しフォーク7の
動きにしたがって回転するフィルムカートリッジC内の
データディスクDDの情報を、フォトリフレクタ1,2
及びパルス検知回路14を介して取り込む。また、この
情報取り込みと同時にフォトリフレクタ1の信号検出タ
イミングによって、装填されたフィルムカートリッジC
の使用状況が、未使用(Unexposed) ,露光途中(Partia
l) ,露光済み (Exposed),もしくは現像済み(Processe
d) のいずれであるかの認識も行う。次のステップ#2
3においては、認識された装填フィルムカートリッジC
の使用状況を判定し、露光済み(Exposed) もしくは現像
済み (Processed)ならばステップ#24へ、露光途中(P
artial) もしくは未使用(Unexposed) ならばステップ#
28へ、それぞれ移行する。
【0043】ここでは、装填フィルムカートリッジCの
使用状況が、露光済み(Exposed) もしくは現像済み (Pr
ocessed)であるとしてステップ#24へ移行するものと
する。
【0044】ステップ#24においては、フォトリフレ
クタ1及びパルス検知回路14によって発生するデータ
ディスクDDの信号を基に、認識された使用状態(露光
済み(Exposed) もしくは現像済み(Processed) )の位置
までデータディスクDDを回転させて上記フィルム給送
モータ5を停止させる。そして、次のステップ#25に
おいて、液晶表示器21に巻き戻し終了を示す表示(例
えば、カートリッジマークを点滅させる等を行う。次の
ステップ#26においては、装填検知スイッチ12がO
FFされるまで待機し、OFFすることによりフィルム
カートリッジCがカメラから排出されたと判定してステ
ップ#27へ進み、ここでは上記ステップ#5で表示し
た液晶表示器21の表示をリセットし、次の動作の待機
状態に入る。
【0045】また、上記ステップ#23にて装填フィル
ムカートリッジCの使用状況が、露光途中(Partial) も
しくは未使用(Unexposed) であった場合は、前述した様
にステップ#28へ移行する。
【0046】ステップ#28においては、フィルム給送
回路13を介してフィルム給送モータ5を駆動して、フ
ィルムFの巻き上げ動作を行う。そして、次のステップ
#29において、フィルムF内のパーフォレーションP
fをフォトリフレクタ3,4及びパルス検知回路14に
よって検知するまで待機する。その後、パーフォレーシ
ョンPfを検知するとステップ#30へ進み、再生手段
(磁気ヘッドH及び磁気情報再生回路17)によって、
フィルムFの1駒目の撮影情報(日付情報等)である磁
気記録部Tnの記録情報の読み取り(再生)を行う。
【0047】次のステップ#31においては、上記ステ
ップ#30で読み取ったフィルムFの1駒目の撮影情報
である磁気記録部Tnの記録情報の中の日付情報(date
1)とデート回路15によって認識される現在の日付情
報(date2 )とを比較し、date1 から date2までの経過
日数が予め設定されている所定期間(例えば、2年)を
超えているか否かを判定する。この結果、経過日数を超
えている場合はステップ#32へ、経過日数内であれば
ステップ#35へ、それぞれ進む。
【0048】ステップ#32においては、経過日数を超
えている場合であるので、フィルム給送回路13を介し
て上記フィルム給送モータ5の駆動を停止(フィルムF
の巻き上げ動作停止)し、液晶表示器21にフィルムF
が所定期間を超えたものであることを認識させるための
警告表示(例えば、NGマークを点滅させる等)を行
い、警告を促す。そして、ステップ#33へ進み、ここ
では動作切換えスイッチ22のうち、警告解除スイッチ
として機能する側がONされたか否かを判定し、ONさ
れていたら後述するステップ#35へ移行するが、ON
されていなければステップ#34へ移行し、今度は動作
切換えスイッチ22のうち、終了スイッチとして機能す
る側がONされたか否かを判定し、ONされていたら前
述のステップ#24移行の動作へと移行し、一方、ON
されていなければ上記ステップ#33へ移行する。
【0049】上記ステップ#32にて経過日数を超えて
いないと判定した場合は前述した様にステップ#35へ
進み、ここでは再生手段(磁気ヘッドH及び磁気情報再
生回路17)によって、各撮影駒毎に磁気記録部Tnに
撮影時における情報の磁気記録があるか否かを判定し、
磁気記録が無いフレーム(駒)が来るまでこのステップ
で待機する。その後、磁気記録部Thに磁気記録が無い
フレーム(駒)が来たら、未露光駒と認識してステップ
#36へ移行する。そして、このステップ#36におい
て、フィルム給送回路13によるフィルム給送モータ5
の回転方向を切換え、又フォトリフレクタ3,4及びパ
ルス検知回路14によるパーフォレーション検知を行
い、磁気記録部認識のために撮影画面位置から外れた
(ステップ#31もしくはステップ#35で認識され
た)未露光の先頭駒を撮影画面位置(アパーチャ)に合
わせるための位置制御を行って、未露光の先頭駒を不図
示の撮影画面位置(アパーチャ)に合わせ、フィルム給
送モーター5の動作を停止させる。又液晶表示器21内
のフィルムカウンタには設定された撮影駒を意味する表
示(例えば、10駒目が設定されていれば“10”の表
示)を行う。以後、次の動作の待機状態に入る。
【0050】以上の実施の第2の形態においては、露光
途中フィルムが装填された場合、フィルム1駒目に記録
されている情報を再生できる位置まで巻き上げを行い、
再生情報内の日付情報と現在の日付情報を比較し、この
再生情報からの経過日数が所定期間を超えている場合、
液晶表示器21によって警告を行う(図4のステップ#
23→#28→#29→#30→#32)ようにしてい
るため、上記実施の第1の形態よりも簡易的なシーケン
スで、劣化したフィルムの使用の警告を使用者に促し、
問題回避する(画質の劣化した写真となってしまうとい
った事を防止する)ことができる。
【0051】また、上記実施の第1の形態と同様、動作
切換えスイッチ22を備え、該スイッチのうち、警告解
除スイッチとして機能する側がONされた場合には、上
記警告動作を解除し、未露光の先頭駒をセットする給送
動作へと移行させることが出来る構成にしているため、
上記警告動作がなされた場合でも、使用者の判断により
劣化フィルムを使用可能に出来るようになり、使用者の
選択肢を広げることが可能となる。
【0052】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、制御回路11の図3,図4の動作を実行
する部分が本発明の制御手段に相当し、デート回路15
が本発明の計時手段に相当し、動作切換えスイッチ22
が本発明の動作切換手段に相当する。また、前述した様
に、磁気ヘッドH及び磁気情報記録回路16が本発明の
記録手段に、磁気ヘッドH及び磁気情報再生回路17が
本発明の再生手段に、液晶表示器21が本発明の警告手
段に、それぞれ相当する。
【0053】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0054】(変形例)上記の実施の各形態において
は、情報記録及び再生手段に磁気記録方法を用いて説明
しているが、本発明の主旨としては磁気による情報記録
に限定されるものではなく、例えば、LED等によって
フィルムF上に光学的に情報を記録するものであっても
何ら問題とするところではない。
【0055】また、警告手段として液晶表示器を用いて
説明しているが、本発明の主旨としては液晶表示による
警告に限定されるものではなく、例えば、LED等によ
る警告表示やブザー等による警告音であっても何ら問題
とするところではない。
【0056】本発明は、以上の実施の各形態、又はそれ
らの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
使用途中フィルムが装填された際に、前回の撮影が何時
行われたかをフィルム給送直後に知らしめることができ
るフィルム途中装填機能付きカメラを提供できるもので
ある。
【0058】また、本発明によれば、使用期限切れの使
用途中フィルムが装填されたか否かをフィルム給送直後
に判別し、使用期限切れの使用途中フィルムが装填され
た場合にはその旨の報知して、画質の劣化した写真撮影
を未然に防止させる事を可能とし、しかも使用期限切れ
の使用途中フィルムが装填された場合に、撮影を継続す
るか中止するかを使用者に選択させることができるフィ
ルム途中装填機能付きカメラを提供できるものである。
【0059】また、本発明によれば、使用期限切れの使
用途中フィルムが装填された場合にはその旨の報知し、
画質の劣化した写真撮影を未然に防止させる事ができ、
しかもその事を比較的簡単な構成により実現することが
でき、更に使用期限切れの使用途中フィルムが装填され
た場合に、撮影を継続するか中止するかを使用者に選択
させることができるフィルム途中装填機能付きカメラを
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラの主要部分
の内部構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の各形態に係るカメラの主要部分
の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのフィ
ルムカートリッジC装填時における動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係るカメラのフィ
ルムカートリッジC装填時における動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1〜4 フォトリフレクタ 5 フィルム給送モータ 11 制御回路 15 デート回路 16 磁気情報記録回路 17 磁気情報再生回路 21 液晶表示器 22 動作切換えスイッチ H 磁気ヘッド C フィルムカートリッジ F フィルム Tre 磁気記録部(フィルムリーダー部対応) Tn 磁気記録部(撮影駒対応)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに各種情報を記録する記録手段
    と、計時手段とを有するフィルム途中装填機能付きカメ
    ラにおいて、未使用フィルムが装填された場合、前記計
    時手段より該装填時の日付情報を読み取り、フィルムリ
    ーダー部へ前記記録手段に記録させる制御手段を有した
    ことを特徴とするフィルム途中装填機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 フィルムに各種情報を記録する記録手段
    と、計時手段と、フィルムに記録された情報を読み取る
    再生手段と、警告手段とを有したフィルム途中装填機能
    付きカメラにおいて、未使用フィルムが装填された場
    合、前記計時手段より該装填時の日付情報を読み取り、
    フィルムリーダー部へ前記記録手段に記録させ、露光途
    中フィルムが装填された場合は、フィルムリーダー部の
    記録情報を前記再生手段によって、フィルムの撮影第1
    駒目を所定位置にセットするまでの巻き上げ動作中に再
    生し、この再生情報のうちの日付情報と現在の日付情報
    とを比較し、前記再生情報からの経過日数が所定期間を
    超えている場合、前記警告手段により警告を促す制御手
    段を有したことを特徴とするフィルム途中装填機能付き
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記警告手段の警告動作を解除する警告
    解除手段を有し、該警告解除手段により前記警告動作が
    解除された場合は、未露光の先頭駒を所定位置にセット
    するフィルム給送動作を行わせることを特徴とする請求
    項2記載のフィルム途中装填機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 計時手段と、フィルムに記録された情報
    を読み取る再生手段と、警告手段とを有したフィルム途
    中装填機能付きカメラにおいて、露光途中フィルムが装
    填された場合、フィルムの撮影第1駒目に記録されてい
    る情報を再生できる位置までフィルム給送を行い、この
    位置で読み取った再生情報のうちの日付情報と現在の日
    付情報とを比較し、前記再生情報からの経過日数が所定
    期間を超えている場合、前記警告手段により警告を促す
    制御手段を有したことを特徴とするフィルム途中装填機
    能付きカメラ。
  5. 【請求項5】 前記警告手段の警告動作を解除する警告
    解除手段を有し、該警告解除手段により前記警告動作が
    解除された場合は、未露光の先頭駒を所定位置にセット
    するフィルム給送動作を行わせることを特徴とする請求
    項4記載のフィルム途中装填機能付きカメラ。
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