JPH10333229A - フィルムカートリッジを装填可能な装置 - Google Patents

フィルムカートリッジを装填可能な装置

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JPH10333229A
JPH10333229A JP9145459A JP14545997A JPH10333229A JP H10333229 A JPH10333229 A JP H10333229A JP 9145459 A JP9145459 A JP 9145459A JP 14545997 A JP14545997 A JP 14545997A JP H10333229 A JPH10333229 A JP H10333229A
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JP
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film
state
cartridge
use state
feeding
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JP9145459A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Wakabayashi
勤 若林
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置にフィルムカートリッジを保管する目的
で入れた場合にその取り出しが容易に行えるとともに、
常に正確にフィルム使用状態が検出できるようにする。 【解決手段】 フィルムカートリッジに設けられたフィ
ルム使用状態報知部を駆動してフィルムの使用状態を検
出する検出手段2,3,5と、フィルムカートリッジが
装置本体に装填されると、装置の状態に拘わらずフィル
ム使用状態を検出すべく検出手段を作動せしめる検出制
御手段1と、装置が第1の状態のときにフィルムカート
リッジが装填されたときには、フィルムを使用可能な状
態に設定すべく給送手段2,3を作動せしめ、装置が第
2の状態のときにフィルムカートリッジが装填されたと
きには、第1の状態となるまでは給送手段の作動を禁止
し、第1の状態になるとフィルムを使用可能な状態に設
定すべく給送手段を作動せしめる給送制御手段1とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどのフィ
ルムカートリッジを装填可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムの使用状態を表示するカートリ
ッジは、例えば特開平8−227089号公報に開示さ
れているように、「未使用」,「撮影途中」,「撮影済
み」および「現像済み」の4つのフィルム使用状態を選
択的に表示する。この種のカートリッジを使用するカメ
ラは、カートリッジに設けられたバーコードディスクを
駆動することによってフィルム使用状態を検出する。
【0003】カメラには、(a)カートリッジが装填さ
れると電源スイッチのオン・オフ状態、つまり撮影が許
容されているか禁止されているかに拘わらずフィルムを
撮影可能状態に設定する(フィルムをカートリッジから
送り出して第1駒目をアパーチャに対向させる)もの
と、(b)電源スイッチがオンの時はフィルム使用状態
を検出した後にフィルムを撮影可能状態に設定するが、
オフのときにはフィルム使用状態の検出およびフィルム
給送のいずれも行わずにそのままの状態を保持し、電源
スイッチがオンされて初めてこれらの動作を行うものと
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記(a)のカメラで
は、単にカメラ内にカートリッジを保管する目的で入れ
ただけでもフィルムがカートリッジから送り出されてし
まうので、後で取り出す必要が生じたときに手間がかか
る。一方、カートリッジをカメラに装填すると、フィル
ム使用状態を示すバーコードディスクのロックが外れる
ため、(b)のカメラではカートリッジ保管中にバーコ
ードディスクが不所望に回転し、後に電源スイッチをオ
ンしたときに誤ったフィルム使用状態が検出されるおそ
れがある。
【0005】本発明の目的は、装置にフィルムカートリ
ッジを保管する目的で入れた場合にその取り出しが容易
に行えるとともに、常に正確にフィルム使用状態が検出
可能なフィルムカートリッジを装填可能な装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムカー
トリッジに設けられたフィルム使用状態報知部を駆動し
てフィルムの使用状態を検出する検出手段と、フィルム
を給送する給送手段と、装置の主要動作が許容される第
1の状態と主要動作が禁止される第2の状態とに装置の
状態を切換える切換手段と、フィルムカートリッジが装
置本体に装填されると、装置の状態に拘わらずフィルム
使用状態を検出すべく検出手段を作動せしめる検出制御
手段と、装置が第1の状態のときにフィルムカートリッ
ジが装填されたときには、フィルムを使用可能な状態に
設定すべく給送手段を作動せしめ、装置が第2の状態の
ときにフィルムカートリッジが装填されたときには、第
1の状態となるまでは給送手段の作動を禁止し、第1の
状態になるとフィルムを使用可能な状態に設定すべく給
送手段を作動せしめる給送制御手段とを具備し、これに
より上記問題点を解決する。請求項2の発明は、装置が
第2の状態のときにフィルムカートリッジが装置本体に
装填された場合には、フィルム使用状態検出後にフィル
ム使用状態報知部を検出前の状態に戻すべく検出手段を
作動せしめるようにしたものである。請求項3の発明
は、フィルム使用状態報知部がフィルムが巻回されるカ
ートリッジスプールと一体に回転するようにし、検出手
段に、カートリッジスプールおよびフィルム使用状態報
知部をフィルム巻戻し方向に回転させる駆動部と、回転
するフィルム使用状態報知部からフィルム使用状態を検
出する検出部とを設け、フィルム使用状態の検出後、回
転するフィルム使用状態報知部が検出前の状態に戻った
ことを検出部で検出して駆動部を停止させるようにした
ものである。請求項4の発明は、検出されたフィルム使
用状態を判別する判別手段を更に備え、判別手段により
フィルムが未使用フィルムでないと判別された場合に
は、装置の状態に拘わらずフィルムを使用可能な状態に
設定するための給送手段の作動を禁止するものである。
請求項5の発明は、検出されたフィルム使用状態を判別
する判別手段と、判別手段によりフィルムが未使用フィ
ルムでないと判別された場合に警告を行う警告手段を更
に備えたものである。請求項6の発明は、検出されたフ
ィルム使用状態を判別する判別手段を更に備え、判別手
段によりフィルムが未露光駒を含まないと判断した場合
には、装置の状態に拘わらずフィルムを使用可能な状態
に設定するための給送手段の作動を禁止するものであ
る。請求項7の発明は、検出されたフィルム使用状態を
判別する判別手段と、判別手段によりフィルムが未露光
駒を含まないと判別された場合に警告を行う警告手段と
を更に備えたものである。請求項8の発明は、検出手段
の出力からフィルムカートリッジの装填の有無を検知す
るカートリッジ検知手段を更に備え、検知手段がフィル
ムカートリッジ非装填であることを検知すると装置の状
態に拘わらずフィルムを使用可能な状態に設定するため
の給送手段の作動を禁止するものである。請求項9は本
発明をカメラに適用したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 図1〜図6により本発明をカメラに適用した場合の第1
の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るカ
メラの制御系を示すブロック図である。1はマイコン,
メモリ,タイマなどから構成される制御回路であり、以
降で説明する装置やスイッチ類が接続され、図2〜図6
に示す制御手順にしたがってカメラの動作を制御する。
以下、制御回路1に接続される各装置について説明す
る。
【0008】2は給送モータ3を回転制御するモータ制
御回路、4はフィルム移動量検出装置、5はバーコード
検出装置である。給送モータ3は、例えば特開平5−1
65087号公報に開示されたフィルム給送装置の動力
源として用いられる。このフィルム給送装置は、給送モ
ータ3の回転により周知の如くフィルムのカートリッジ
からの送り出し、巻上スプールへの巻上げ、巻戻しなど
を行う。フィルム移動量検出装置4は例えば特開平8−
227089号公報に開示されているものが用いられ、
パーフォレーション検出用のフォトリフレクタを有し、
パーフォレーション検出によりフィルムの移動量を検知
する。またフィルムの有無も検出する。
【0009】バーコード検出装置5は例えば特開平8−
227089号公報に開示されているようにバーコード
読み取り用のフォトリフレクタを有している。すなわち
本実施の形態のカメラで使用するフィルムカートリッジ
には、上述したようにフィルム情報(撮影可能枚数やフ
ィルム感度など)を表すとともに、フィルム使用状態に
応じて位置設定されるバーコードディスクが設けられて
いる。バーコード検出装置5は、バーコードディスク回
転時にそのバーコードパターンをフォトリフレクタにて
検出し、制御回路1はその検出出力からフィルム情報を
認識するとともに、バーコードディスクの当初の回転位
置を認識してフィルム使用状態を知る。このようにバー
コードディスクの回転位置からフィルム使用状態を判別
する方法では、検出前にバーコードディスクの回転位置
が変化してしまうと、もはや正確な使用状態を判別する
ことができない。
【0010】6は被写体の輝度を検出する測光装置、7
はシャッタ/絞り制御装置によりシャッタ速度および絞
り値を制御してフィルムを露光する露出制御装置であ
る。8は表示装置であり、LEDや液晶およびそれらを
駆動するための回路から構成され、シャッタ速度や絞り
値およびフィルムカウント値を表示するとともに、フィ
ルムの巻戻し完了時には巻戻し完了表示を行い、また装
填されたカートリッジ内のフィルムの使用状態が「使用
済み」または「現像済み」の場合には使用できないカー
トリッジが装填された旨の警告表示を行う。
【0011】SW1は電源スイッチであり、例えば不図
示のスライド式のレバーに連動し、レバーに設けられた
指標が「オン」位置と対向する場合はオンとなり、「O
FF」位置と対向する場合にはオフする。電源スイッチ
SW1がオンのときには、撮影動作を含む全てのカメラ
動作が許容され、電源スイッチSW1がオフのときに
は、バーコード検出動作や警告表示動作など一部の動作
は許容されるが、撮影動作は禁止される。
【0012】SW2は例えば不図示のカートリッジ蓋の
開閉に連動する蓋スイッチであり、カートリッジ蓋が開
放されるとオンし、閉鎖されるとオフする。SW3不図
示のレリーズ釦に連動するレリーズスイッチであり、レ
リーズ釦の押し下げ時にオンし、押し下げ解除時にオフ
する。
【0013】なお、フィルム給送後にカートリッジ蓋が
不用意に開放されないようにするためのセーフティーロ
ック機構を設けることが望ましい。この機構は、カメラ
の外レールおよび圧板から構成されるトンネルと称され
るフィルム通路を移動するフィルムが、所定のフィルム
検知部材を機械的に押しのけることによりカートリッジ
蓋を開放するためのノブの移動を禁止するもので、既に
発売されている一部のカメラに搭載されている。
【0014】以上のように構成されたカメラの動作を説
明する。本実施の形態では、カメラのカートリッジ室に
カートリッジが装填されると、電源スイッチSW1のオ
ン・オフに拘わらずモータ制御回路2により給送モータ
3が逆転され(フィルム巻戻し方向に回転され)、これ
に伴って回転するバーコードディスクからバーコード検
出装置5によってフィルム使用状態およびフィルム情報
が検出される。
【0015】このとき電源スイッチSW1がオンであれ
ば、引き続いて上記検出したフィルム使用状態が判定さ
れ、未使用フィルムの場合のみ給送モータ3が正転され
る(フィルム送出方向に回転される)とともに不図示の
巻上スプールが回転され、フィルムのカートリッジから
の送り出しおよび巻上スプールへの巻上げが行われる。
そして、フィルムの1駒目がアパーチャと対向するとフ
ィルム給送が停止され、撮影待ち状態となる。未使用以
外のフィルムの場合には表示装置8によって警告表示が
行われ、制御はカートリッジの取り出し待ち状態とな
る。したがってフィルムの給送は行われず撮影も禁止さ
れる。またカートリッジが装填されていない場合にもフ
ィルム給送のための動作は行われない。
【0016】一方、電源スイッチSW1がオフのときに
カートリッジが装填された場合には、フィルム使用状態
およびフィルム情報が検出された後にバーコードディス
クが検出前の位置、つまり本来のフィルム使用状態を表
す位置に戻される。またこの場合はフィルム使用状態に
拘わらずフィルムの給送は行われずそのままの状態が保
持される。したがって、カメラにカートリッジを保管す
る目的で入れ後で取り出す必要が生じたとき、フィルム
巻戻し動作を行うことなく迅速に取り出すことができ
る。またバーコードパターンが当初の位置に戻されるの
で、取り出したカートリッジを再度装填して使用する場
合に正確なフィルム状態検出が行える可能性が高い。
【0017】電源スイッチSW1がオフのときでも上記
検出されたフィルム使用状態に基づいてフィルムが未使
用であると判断されると、その後に電源スイッチSW1
がオンしたときにフィルムの給送が行われて撮影が許可
される。未使用以外の場合には警告表示が行われ、制御
はカートリッジの取り出し待ち状態に入る。したがって
その後に電源スイッチSW1をオンしてもフィルム給送
は行われず撮影も禁止される。
【0018】このように電源スイッチSW1がオフであ
ってもカートリッジ装填に伴ってそのフィルム使用状態
が検出されるので、カートリッジ保管中にバーコードデ
ィスクがカメラの振動等によって回転してしまっても、
既にカメラは正しいフィルム使用状態を検出しその検出
結果に応じた処理を行っているので、使用状態誤検出に
よる不都合、例えば使用済みフィルムであるにも拘わら
ず未使用と認識されて不所望な二重露光が発生するとい
った不都合はない。
【0019】上述の動作を実現するためのフローチャー
トを図2〜図6に示す。このプログラムは制御回路1に
よって実行されるもので、カメラに不図示の電池が装填
されると図2のステップS1からスタートする。以下、
ステップごとに説明する。 S1:蓋スイッチSW2のオン、オフ状態により不図示
カートリッジ蓋が閉鎖されたか否かを判定する。開放と
判定するとステップS1にとどまり、閉鎖と判定すると
ステップS2へ行く。 S2:不図示のスライド式レバーがオン位置に設定され
ているかを電源スイッチSW1のオン、オフ状態より判
定する。電源スイッチSW1がオンの場合にはステップ
S3以降のオン動作フローを実施する。電源スイッチS
W1がオフの場合には図3のステップ37以降のオフ動
作フローを実施する。
【0020】(1)オン動作フロー (1−1)バーコード検出 S3:給送モータ3の逆転を開始することによりカート
リッジのスプール軸を巻戻し方向に回転させる。これに
よりバーコードディスクも一体に回転する。S4:バー
コード検出装置5によりバーコードディスクの初期位置
を検出してカートリッジ内のフィルムの使用状態を判別
する。例えば特開平8−227089号公報等に開示さ
れているような方法を用いればよい。また、バーコード
検出装置5の出力が所定時間以上変化しない場合にはカ
ートリッジが装填されていないと判断する。
【0021】S5:ステップS4の判別時にカートリッ
ジが装填されていないと判定した場合には図4のステッ
プS47へ行く。カートリッジが装填されていると判定
するとステップS6へ行く。 S6:バーコード検出装置5により検出されたバーコー
ドディスクのフィルム情報(撮影可能枚数、フィルム感
度)を解読する。これも特開平8−227089号公報
等に記載される方法を用いればよい。
【0022】S7:ステップS4で判別したフィルム使
用状態が「未使用」の場合にはフィルムを撮影可能な状
態に設定すべくステップS8へ行き、「未使用」以外の
場合にはステップS33へ行く。 S8:給送モータ3の逆転を停止し、カートリッジのス
プール軸の巻戻し方向の回転を停止する。なお、給送モ
ータ3停止の際にはショートブレーキや逆通電ブレーキ
等のブレーキ処理を施すことが好ましい。 S9:ステップS6にて解読した撮影可能枚数およびフ
ィルム感度をメモリに格納して記憶する。このとき以前
に格納されていた内容は消去される。
【0023】(1−2)フィルムローディング S10:給送モータ3の正転を開始してカートリッジの
スプール軸をフィルム送出し方向に回転し、カートリッ
ジからフィルム送出する。また送出されたフィルムを不
図示の巻上スプールに巻上げる。 S11:フィルム移動量検出装置4によりパーフォレー
ションを2個を検出するまで待ち、検出するとフィルム
の1駒目が不図示のアパーチャと対向したと判断してス
テップS12に進む。
【0024】S12:給送モータ3の正転を停止して巻
上スプールによるフィルム巻上げを停止する。なお、フ
ィルムを巻上げすぎることのないように給送モータ3の
正転を停止する際には、逆通電ブレーキおよびショート
ブレーキを併用したブレーキ処理をするのが好ましい。 S13:フィルムカウント値Nを1にセットし、図5の
ステップS14へ行く。
【0025】(1−3)撮影動作 S14:電源スイッチSW1の状態を判定し、オンであ
れば図5のステップS15へ行き、オフであればオンに
なるまでステップS14にとどまる。 S15:測光装置6により被写体の輝度を検出する。 S16:ステップS9でメモリに記憶したフィルム感度
とステップS15で検出した被写体輝度を用いて露出演
算を行い、シャッタ速度と絞り値を算出する。 S17:ステップ16で算出したシャッタ速度と絞り値
すなわち露出情報とフィルムカウント値(N)とを表示
装置8に表示する。 S18:レリーズスイッチSW3のオン、オフにより不
図示のレリーズ釦が押し下げられたかを判定する。押し
下げられなければステップS14へ戻り、押し下げられ
ればステップS19へ行く。
【0026】S19:ステップ16で算出されたシャッ
タ速度および絞り値となるように露出制御装置7を制御
して撮影を行い、フィルムを露光させる。 S20:フィルムカウント値を1つアップカウントす
る。 S21:フィルムカウント値NがステップS9または後
述のステップS44でメモリに記憶した撮影可能枚数よ
り大であれば最終駒と判定して図6のステップS25へ
行き、そうでなければ最終駒ではないと判定してステッ
プS22へ行く。 S22:給送モータ3の正転を開始して巻上スプールに
よりフィルムを巻上げる。
【0027】S23:フィルム移動量検出装置4により
パーフォレーション2個を検出するまで待ち、検出する
とフィルムを1駒分巻上げたと判断してステップS24
へ行く。 S24:給送モータ3の正転を停止して巻上スプールに
よるフィルム巻上げを停止する。フィルムを巻上げすぎ
ることのないように給送モータ3の正転を停止する際に
は、逆通電ブレーキおよびショートブレーキを併用した
ブレーキ処理をするのが好ましい。この後に、前述のス
テップS14へ戻る。
【0028】(1−4)フィルム終端検出後の処理 S25:給送モータ3の逆転を開始することによりカー
トリッジのスプール軸を巻戻し方向に回転してフィルム
の巻戻しを行う。 S26:フィルム移動量検出装置4によりフィルムを検
出したかどうかを判定し、フィルムを検出しなくなるま
でステップS26にとどまり、フィルムを検出しなくな
るとステップS27へ行く。
【0029】S27:フィルム移動量検出装置4がフィ
ルムを検出しなくなってから確実にフィルムをカートリ
ッジ内部に巻き込むだけの時間だけ待つ。 S28:再度フィルム移動量検出装置4によりフィルム
を検出したかを判定する。フィルムを検出した場合には
ステップS26へ戻り、フィルムを検出しない場合はス
テップS29へ進む。これは、フィルムのパーフォレー
ションをフィルムがないと誤判定することがないように
するためである。
【0030】S29:カートリッジのスプール軸および
バーコードディスクは継続して回転しており、ここでは
フィルム使用状態表示を「撮影済み」に設定すべくバー
コード検出装置5の出力からバーコードディスクの回転
位置の判定を行う。「撮影済み」み」を表示する回転位
置であればステップS30に進み、そうでなければステ
ップS29にとどまる。なお、この処理は例えば特開平
8−227089号公報等にて公知である。
【0031】S30:給送モータ3の逆転を停止し、カ
ートリッジのスプール軸の巻戻し方向の回転を停止す
る。なお、カートリッジのスプール軸と一体となったバ
ーコードディスクが回転しすぎることのないように給送
モータ3の逆転を停止する際には、逆通電ブレーキおよ
びショートブレーキを併用したブレーキ処理をするのが
好ましい。 S31:フィルムの巻戻しが完了し、不図示のカートリ
ッジ蓋を開放すればカートリッジが取出し可能である旨
を表示装置8に表示する。 S32:蓋スイッチSW2のオン、オフ状態により不図
示のカートリッジ蓋が開放されたか否かを判定する。開
放された場合には図2のステップS1へ戻り、開放され
ていない場合にはステップS31へ戻って開放されるま
で巻戻し完了表示と蓋開放の判定を繰り返す。
【0032】(1−5)未使用フィルム以外の処理 図2のステップS33以降は、ステップS7でフィルム
使用状態が「未使用」以外と判定された場合の動作を示
している。 S33:カートリッジのスプール軸およびバーコードデ
ィスクは継続して巻戻し方向に回転しており、ここでは
フィルム使用状態表示を前述のステップS4で判別した
表示とするため、換言すればバーコードディスクの回転
位置を検出前の状態に戻すべくバーコード検出装置5の
出力からバーコードディスクの回転位置を判定する。バ
ーコードディスクの回転位置が検出前の状態に戻ったこ
とが判定されるとステップS34に進む。
【0033】S34:給送モータ3の逆転を停止し、カ
ートリッジのスプール軸の巻戻し方向の回転を停止す
る。なお、カートリッジのスプール軸と一体となったバ
ーコードディスクが回転しすぎることのないように給送
モータ3の逆転を停止する際には、逆通電ブレーキおよ
びショートブレーキを併用したブレーキ処理をするのが
好ましい。 S35:表示装置8に使用不可能なカートリッジが装填
されたことを警告するための警告表示を行う。
【0034】S36:蓋スイッチSW2のオン、オフ状
態により不図示のカートリッジ蓋が開放されたかを判定
する。開放されていない場合にはステップS35へ戻っ
て開放されるまで警告表示と蓋開放の判定を繰り返し、
開放された場合にはステップS1へ戻る。その後はカー
トリッジ蓋が再度閉じられるまでステップS1にとどま
り、閉じられると上述と同様の動作が行われることにな
る。したがって未使用フィルム以外のフィルムが撮影に
供されることはない。
【0035】(2)オフ動作フロー 次に、電源スイッチSW1がオフのときにカートリッジ
が装填された場合の動作について図3のステップS37
以降のフローを用いて説明する。 S37〜S40:前述のステップS3〜S6と同様。ス
テップS39でカートリッジが装填されていないと判定
した場合はステップS47へ行く。 S41,S42:前述のステップS33,S34と同
様。すなわちバーコードディスクの回転位置を検出前の
状態に戻してモータを停止する。
【0036】S43:ステップS38で判別したフィル
ム使用状態が「未使用」の場合にはステップS44へ進
み、「未使用」以外の場合には前述の図2のステップS
35へ行く。 S44:ステップS40にて解読した撮影可能枚数およ
びフィルム感度をメモリに格納して記憶する。なお、こ
のとき以前に格納されていた内容は消去するものとす
る。
【0037】S45:電源スイッチSW1のオン、オフ
を判定し、オンになっていれば前述の図2のステップS
10へ行き、オフのままであればステップS46へ行
く。 S46:蓋スイッチSW2のオン、オフ状態により不図
示のカートリッジ蓋が開放されたかを判定する。開放さ
れた場合には図2のステップS1へ戻り、開放されてい
ない場合にはステップS45へ戻る。そして、カートリ
ッジ蓋が開放されるまでまたは電源スイッチSW1がオ
ンになるまでカートリッジ蓋の開放の判定と電源スイッ
チSW1のオン、オフ判定を繰り返す。
【0038】(3)カートリッジ非装填時の処理(オン
動作,オフ動作共通) 図2のステップS5あるいは図3のステップS39でカ
ートリッジ非装填と判定されると図4のステップS47
以降の処理を行う。 S47:給送モータ3の逆転を停止する。 S48:蓋スイッチSW2のオン、オフ状態により不図
示カートリッジ蓋が開放されたか否かを判定する。開放
と判定すると図2のステップS1へ戻り、閉鎖と判定す
るとステップS49へ進む。
【0039】S49:電源スイッチSW1の判定をし、
オンであればステップS49へ行く。オフであればステ
ップS47へ戻り、蓋開放または電源スイッチSW1の
オンを判定するまでステップS47、S48の判定を繰
り返す。 S50:測光を行う。 S51:カートリッジは装填されていないのでたとえば
ISO100等の所定のフィルム感度とステップS49
にて検出した被写体輝度から露出演算を行い、シャッタ
速度と絞り値を算出する。 S52:表示装置8にステップS50にて算出したシャ
ッタ速度と絞り値すなわち露出情報を表示する。
【0040】S53:レリーズスイッチSW3のオン、
オフにより不図示のレリーズ釦が押し下げられたかを判
定する。押し下げられなければステップS47へ戻り、
押し下げられればステップS54へ行く。 S54:ステップ50にて算出されたシャッタ速度およ
び絞り値となるように露出制御装置7を制御し、ステッ
プS47へ戻る。
【0041】以上の実施の形態の構成において、カート
リッジのバーコードディスクがフィルム使用状態報知部
を、モータ制御回路2,モータ3およびバーコード検出
装置5が検出手段を、モータ制御回路2およびモータ3
が給送手段を、電源スイッチSW1が切換手段を、制御
回路1が検出制御手段,給送制御手段,判別手段および
カートリッジ検知手段を、表示装置8が警告手段をそれ
ぞれ構成する。
【0042】−第2の実施の形態− 図7〜図12により本発明の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態では未使用フィルムのみ撮影に供
される例を示したが、本実施の形態では未使用フィルム
に加えて撮影途中フィルム、つまり未露光駒と露光済み
駒とが混在しているフィルムも撮影できるようにした例
を説明する。
【0043】図7は本実施の形態の制御系を示すブロッ
ク図であり、1’はマイコン、メモリ、タイマ等から構
成される制御回路である。図示は省略したが、制御回路
1’には第1の実施の形態の制御回路1に接続されるモ
ータ制御回路2、給送モータ3、フィルム移動量検出装
置4、バーコード検出装置5、測光装置6、露出制御装
置7、表示装置8、電源スイッチSW1、蓋スイッチS
W2およびレリーズスイッチSW3は全て接続されてい
るものとする。その他に記録回路102、再生回路10
3、カレンダ回路105および途中巻戻しスイッチSW
4が接続される。
【0044】記録回路102は、磁気ヘッド104を介
してフィルムに設けられた磁気記録部に撮影に関連する
情報(たとえば撮影日時分や露出値)を記録する。再生
回路103は、磁気ヘッド104を介してフィルムに設
けられた磁気記録部から記録された情報を再生する。カ
レンダ回路105は、年月日時分の時刻信号を制御回路
1’に出力する。106は設定・修正装置であり、カレ
ンダ回路105の年月日時分を表示してその時刻を設定
および修正する。途中巻戻しスイッチSW4はフィルム
終端に至る前にフィルムを強制的に巻戻すためのスイッ
チであり、不図示の途中巻戻し釦の押し下げに連動して
オンし、押し下げの解除によりオフする。
【0045】次に動作を説明する。本実施の形態では、
カメラのカートリッジ室にカートリッジが装填される
と、上述と同様に電源スイッチSW1のオン・オフに拘
わらずモータ制御回路2により給送モータ3がフィルム
巻戻し方向に回転され、これに伴って回転するバーコー
ドディスクからバーコード検出装置5によってフィルム
使用状態およびフィルム情報が検出される。
【0046】このとき電源スイッチSW1がオンであれ
ば、引き続いて上記検出したフィルム使用状態が判定さ
れ、未使用フィルムの場合および撮影途中フィルムの場
合にフィルムのカートリッジからの送り出しおよび巻上
スプールへの巻上げが行われる。そして、未使用フィル
ムの場合には1駒目がアパーチャと対向するとフィルム
給送が停止され、撮影待ち状態となる。撮影途中フィル
ムの場合には、露光済み駒をスキップし、未露光駒が検
出されるとその未露光駒がアパーチャと対向した時点で
フィルム給送が停止され、撮影待ち状態となる。未露光
駒の検出はフィルムの各駒に対して記録された磁気情報
を再生することにより行い、また露光が行われるたびに
その駒に対して磁気記録を行う(詳細は後述する)。撮
影済みフィルムの場合および現像済みフィルムの場合に
は表示装置8によって警告表示が行われ、制御はカート
リッジの取り出し待ち状態に入る。したがってフィルム
の給送は行われず撮影も禁止される。またカートリッジ
が装填されていない場合にもフィルム給送のための動作
は行われない。
【0047】一方、電源スイッチSW1がオフのときに
カートリッジが装填された場合には、上述と同様にフィ
ルム使用状態およびフィルム情報が検出された後にバー
コードディスクが検出前の位置、つまり本来のフィルム
使用状態を表す位置に戻される。またこの場合はフィル
ム使用状態に拘わらずフィルムの給送は行われずそのま
まの状態が保持される。したがって、カメラにカートリ
ッジを保管する目的で入れ後で取り出す必要が生じたと
き、フィルム巻戻し動作を行うことなく迅速に取り出す
ことができる。またバーコードパターンが当初の位置に
戻されるので、取り出したカートリッジを再度装填して
使用する場合に正確なフィルム状態検出が行える可能性
が高い。
【0048】電源スイッチSW1がオフのときでも、上
記検出されたフィルム使用状態によってはその後に電源
スイッチSW1がオンしたときにフィルムの給送が行わ
れて撮影が許可される。すなわち未使用フィルムの場合
には、電源スイッチSW1のオンに伴ってフィルム給送
が開始され、第1駒目がアパーチャと対向すると給送が
停止されて撮影可能な状態となる。また撮影途中フィル
ムの場合には、電源スイッチSW1のオンに伴ってフィ
ルム給送が開始され、露光済み駒がスキップされ、未露
光駒が検出されると給送が停止されて撮影待ち状態とな
る。撮影済みフィルムおよび現像済みフィルムの場合は
警告表示が行われ、制御はカートリッジの取り出し待ち
状態に入る。したがってその後に電源スイッチSW1を
オンしてもフィルム給送は行われず撮影も禁止される。
【0049】このように電源スイッチSW1がオフであ
ってもカートリッジ装填に伴ってそのフィルム使用状態
が検出されるので、カートリッジ保管中にバーコードデ
ィスクがカメラの振動等によって回転してしまっても、
既にカメラは正しいフィルム使用状態を検出しその検出
結果に応じた処理を行っているので、使用状態誤検出に
よる不都合、例えば使用済みフィルムであるにも拘わら
ず未使用と認識されて不所望な二重露光が発生するとい
った不都合はない。
【0050】なお、フィルム終端に達する前に途中巻戻
しスイッチSW4がオンされた場合には、未露光駒を残
した状態でフィルムが巻戻され、その後にバーコードデ
ィスクが「撮影途中フィルム」を示す位置に設定され
る。
【0051】上述の動作を実現するためのフローチャー
トを図8〜図12に示す。なお、図2〜図6と同様のス
テップには同じ番号を付し、相違点のみ説明する。カメ
ラに不図示の電池が装填されると制御回路1’によって
このプログラムが起動され、図8のステップS1から順
次実行される。
【0052】(1)オン動作フロー 図8のステップS1〜S6の後にステップS101に進
む。 S101:ステップS4で判別したフィルム使用状態が
「現像済み」の場合には、警告を行って撮影を禁止すべ
くステップS33へ行き、そうでない場合はステップS
102へ行く。 S102:ステップS4で判別したフィルム使用状態が
「撮影済み」の場合にも同様にステップS33へ行き、
そうでない場合はステップS8を経てステップS103
に進む。
【0053】S103:ステップS6にて解読した撮影
可能枚数とフィルム感度およびステップS4にて判別し
たフィルム使用状態をメモリに格納して記憶する。な
お、このとき以前に格納されていた内容は消去されるも
のとする。その後、フィルム給送を行うべく図10のス
テップS10に進み、ステップS10,S11の後に図
10のステップS104に進む。 S104:メモリに格納されたフィルムの使用状態が
「未使用」の場合にはステップS12へ行き、そうでな
い場合すなわちフィルムの使用状態が「撮影途中」の場
合には図11のステップS121へ行く。ステップS1
2,S13の後にステップS105に進む。
【0054】S105:途中巻戻しスイッチSW4のオ
ン、オフにより不図示の途中巻戻し釦が押し下げられて
途中巻戻し操作が行われたかを判定する。途中巻戻し操
作が行われた場合には、フィルムを巻戻すべくステップ
S119でフラグRを1に設定してからステップS25
に進み、そうでない場合はステップS106へ行く。 S106:電源スイッチSW1のオン、オフ判定をし、
オンであればステップS15へ行き、オフであればS1
05へ戻る。ステップS15〜S17の後、ステップS
107に進む。
【0055】S107:レリーズスイッチSW3のオ
ン、オフにより不図示のレリーズ釦が押し下げられたか
否かを判定する。押し下げられなければステップS10
5へ戻り、押し下げられればステップS19へ行く。ス
テップS19,S22の後ステップS108に進む。 S108:給送中のフィルムの磁気記録部に磁気ヘッド
104を介して記録回路102により撮影に関連する情
報を磁気記録する。撮影に関連する情報とは撮影の年月
日時分、シャッタ速度、絞り値、被写体輝度等である。
なお、撮影に関連する情報の磁気記録はフィルムの1駒
分の移動が終了する以前に終了するようになっている。
その後、ステップS23,S24,S20を経てステッ
プS109に進む。
【0056】S109:フィルムカウント値Nがステッ
プS103または後述のステップS133にてメモリに
記憶した撮影可能枚数より大であれば、最終駒と判定し
てフィルムを巻戻すべく図12のステップS25へ行
き、そうでなければ最終駒ではないと判定してステップ
S105へ戻る。図12のステップS25〜S27の
後、ステップS28でフィルムが完全に巻戻されたと判
断されるとステップS111に進む。
【0057】S111:フラグRを判定し、1でなけれ
ば終端巻戻しと判定してステップS29へ行き、1であ
れば途中巻戻しと判定してステップS112へ行く。な
お、フラグRは巻戻しの状態を判定するためのフラグで
あり、カメラへの電源投入時に0にリセットされ、途中
巻戻しスイッチSW4がオンして途中巻戻しと判定され
ると1にセットされる(ステップS119)。また、一
連の動作が終了して不図示のカートリッジ蓋が開放され
ると0にリセットされる(後述のステップS116)。
【0058】S112:カートリッジのスプール軸およ
びバーコードディスクは継続して巻戻し方向に回転して
おり、ここではカートリッジのフィルム表示状態を「撮
影途中」にするためにバーコード検出装置5の出力を判
定する。バーコードディスクの回転位置が「撮影途中」
を表示する位置となるまでステップS112にとどま
り、その後にステップS30へ進む。ステップS30で
モータの逆転を停止した後、ステップS113に進む。
【0059】S113:フラグWを判定し、1でなけれ
ば通常の巻戻しと判定してステップS31へ行き、1で
あれば異常巻戻しと判定してステップS114へ行く。
なお、フラグWは異常巻戻しを判定するためのフラグで
あり、カメラへの電源投入時に0にリセットされ、「撮
影途中」であるにもかかわらず最終駒まで露光済みであ
る場合に異常巻戻しと判定して1にセットされる(後述
のステップS130)。また、一連の動作が終了して不
図示のカートリッジ蓋が開放されると0にリセットされ
る(後述のステップS116)。
【0060】S114:表示装置8に「撮影途中」のカ
ートリッジにもかかわらず最終駒まで露光済みであるた
めに巻戻しを行った異常巻戻しであることを警告するた
めの警告表示を行う。 S115:蓋スイッチSW2のオン、オフ状態により不
図示のカートリッジ蓋が開放されたかを判定する。開放
された場合にはステップS115へ進み、開放されてい
ない場合にはステップS113へ戻って開放されるまで
巻戻し完了表示または警告表示と蓋開放の判定を繰り返
す。 S116:フラグW、Rをそれぞれ0にリセットして図
8のステップS1へ戻る。
【0061】上記図10のステップS104でフィルム
使用状態が「未使用」以外、すなわち「撮影途中」と判
定された場合の処理を図11のステップS121以降の
フローによりに説明する。 S121:フィルムカウント値Nを1にセットする。 S122:すでにステップS10にて給送モータ3の正
転を開始し、カートリッジからのフィルム送り出しおよ
び巻上スプールへの巻上げを行っており、ここでは磁気
ヘッド104を介し再生回路103によりフィルムに設
けられた磁気記録部から磁気情報を再生する。
【0062】S123:フィルム移動量検出装置4によ
りパーフォレーション2個を検出して1駒分のフィルム
移動量か否かを判定する。1駒分のフィルム移動量でな
ければステップS122へ戻り、1駒分のフィルム移動
量になるとステップS124へ行く。 S124:ステップS122にて再生された磁気情報を
検出したか否かを判定し、検出されれば露光済み駒と判
断してステップS127へ行き、検出されなければ未露
光駒と判断してステップS125へ行く。
【0063】S125:給送モータ3の正転を停止する
ことにより不図示の巻上スプールによるフィルム巻上げ
を停止する。なお、フィルムを巻上げすぎることのない
ように給送モータ3の正転を停止する際には、逆通電ブ
レーキおよびショートブレーキを併用したブレーキ処理
をするのが好ましい。 S126:給送モータ3とフィルム移動量検出装置4の
出力を用いて磁気情報を検出しなかった未露光駒をアパ
ーチャと対向させ、前述の図10のステップS105へ
行く。
【0064】S127:フィルムカウント値Nを1つカ
ウントアップする。 S128:フィルムカウント値NがステップS103ま
たは後述のステップS133にてメモリに記憶した撮影
可能枚数より大であれば最終駒まで磁気記録されて露光
済みと判定してステップS129へ行き、そうでなけれ
ば最終駒まで露光済みではないと判定してステップS1
22へ戻る。
【0065】S129:S128にて最終駒まで給送モ
ータ3の正転を停止することにより不図示の巻上スプー
ルによるフィルム巻上げを停止する。なお、フィルムを
巻上げすぎることのないように給送モータ3の正転を停
止する際には、逆通電ブレーキおよびショートブレーキ
を併用したブレーキ処理をするのが好ましい。 S130:フラグWを1にセットして図9のステップS
25へ行く。なお、前述のようにフラグWは異常巻戻し
を判定するためのフラグであり、上述のステップS12
8にて「撮影途中」であるにもかかわらず最終駒まで露
光済みである場合に異常状態であるために巻戻しを必要
と判断して1にセットしてから巻戻しを開始するように
なっている。
【0066】(2)オフ動作フロー 次に、電源スイッチSWがオフのときにカートリッジが
装填された場合の動作について図9のステップS37以
降のフローにて説明する。ステップS2が否定される
と、図9のステップS37〜S42の後にステップS1
31に進む。 S131:ステップS38で判別したフィルム使用状態
が「現像済み」の場合には前述のステップS35へ行
き、そうでない場合はステップS132へ行く。 S132:ステップS38で判別したフィルム使用状態
が「撮影済み」の場合には前述のステップS33へ行
き、そうでない場合すなわち「未使用」または「撮影途
中」の場合はステップS133へ行く。
【0067】S133:ステップS40にて解読した撮
影可能枚数とフィルム感度またステップS38にて判別
したフィルム使用の状態をメモリに格納して記憶する。
なお、このとき以前に格納されていた内容は消去される
ものとする。 S134:電源スイッチSW1のオン、オフを判定し、
オンになっていれば前述の図10のステップS10へ行
き、オフのままであればステップS135へ行く。
【0068】S135:蓋スイッチSW2のオン、オフ
状態により不図示のカートリッジ蓋が開放されたかを判
定する。開放された場合には図8のステップS1へ戻
り、開放されていない場合にはステップS134へ戻
る。そして、カートリッジ蓋が開放されるまでまたは電
源スイッチSW1がオンになるまでカートリッジ蓋の開
放の判定と電源スイッチSW1のオン、オフ判定を繰り
返す。なお、カートリッジを装填しないでカートリッジ
蓋を閉鎖した場合の動作は図3のステップS47からS
54と同一であるので説明を省略する。
【0069】なお以上はカメラにて説明したが、カート
リッジが装填可能なカメラ以外の装置、例えば現像済み
フィルムの画像をTV画面等に映し出す画像表示装置に
も本発明を適用できる。画像表示装置に適用した場合に
は、現像済みフィルム以外が装填されたときに電源スイ
ッチのオン・オフに拘わらず警告を行い、カートリッジ
取り出し待ち状態に入るようにすればよい。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、フィルムカートリッジ
が装填されると装置の状態によらずにフィルム使用状態
を検出するようにしたので、必ず正確なフィルム使用状
態を検出でき、誤ったフィルム使用状態検出による不都
合が防止できる。装置が第2の状態のときには、使用状
態検出は行われるがフィルム給送を行わないようにすれ
ば、単にカートリッジを保管する目的で装置に入れた場
合に後の取り出しが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るカメラの制御系を示す
ブロック図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図3】図2に続くフローチャート。
【図4】図2,図3に続くフローチャート。
【図5】図2に続くフローチャート。
【図6】図5に続くフローチャート。
【図7】第2の実施の形態に係るカメラの制御系を示す
ブロック図。
【図8】第2の実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート。
【図9】図8に続くフローチャート。
【図10】図8,図9に続くフローチャート。
【図11】図10に続くフローチャート。
【図12】図10,図11に続くフローチャート。
【符号の説明】
1,1’ 制御回路 2 モータ制御回路 3 モータ 4 フィルム移動量検出装置 5 バーコード検出装置 6 測光装置 7 露出制御装置 8 表示装置 102 記録回路 103 再生回路 104 磁気ヘッド 105 カレンダ回路 106 設定・修正装置 SW1 電源スイッチ SW2 蓋スイッチ SW3 レリーズスイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムカートリッジに設けられたフィ
    ルム使用状態報知部を駆動してフィルムの使用状態を検
    出する検出手段と、 前記フィルムを給送する給送手段と、 前記装置の所定動作が許容される第1の状態と該所定動
    作が禁止される第2の状態とに前記装置の状態を切換え
    る切換手段と、 前記フィルムカートリッジが装置本体に装填されると、
    前記装置の状態に拘わらず前記フィルム使用状態を検出
    すべく前記検出手段を作動せしめる検出制御手段と、 前記装置が第1の状態のときにフィルムカートリッジが
    装填されたときには、フィルムを使用可能な状態に設定
    すべく前記給送手段を作動せしめ、前記装置が第2の状
    態のときにフィルムカートリッジが装填されたときに
    は、第1の状態となるまでは前記給送手段の作動を禁止
    し、第1の状態になるとフィルムを前記使用可能な状態
    に設定すべく前記給送手段を作動せしめる給送制御手段
    を更に備えることを特徴とするフィルムカートリッジを
    装填可能な装置。
  2. 【請求項2】 前記検出制御手段は、前記装置が第2の
    状態のときに前記フィルムカートリッジが装置本体に装
    填された場合には、前記フィルム使用状態検出後に前記
    フィルム使用状態報知部を検出前の状態に戻すべく前記
    検出手段を作動せしめることを特徴とする請求項1に記
    載のフィルムカートリッジを装填可能な装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルム使用状態報知部はフィルム
    が巻回されるカートリッジスプールと一体に回転し、前
    記検出手段は、前記カートリッジスプールおよび前記フ
    ィルム使用状態報知部をフィルム巻戻し方向に回転させ
    る駆動部と、前記回転するフィルム使用状態報知部から
    フィルム使用状態を検出する検出部とを含み、 前記検出制御手段は、フィルム使用状態の検出後、前記
    回転するフィルム使用状態報知部が前記検出前の状態に
    戻ったことを前記検出部で検出して前記駆動部を停止さ
    せることを特徴とする請求項2に記載のフィルムカート
    リッジを装填可能な装置。
  4. 【請求項4】 前記検出されたフィルム使用状態を判別
    する判別手段を更に備え、前記給送制御手段は、前記判
    別手段によりフィルムが未使用フィルムでないと判別さ
    れた場合には、前記装置の状態に拘わらずフィルムを前
    記使用可能な状態に設定するための前記給送手段の作動
    を禁止することを特徴とする請求項1に記載のフィルム
    カートリッジを装填可能な装置。
  5. 【請求項5】 前記検出されたフィルム使用状態を判別
    する判別手段と、 前記判別手段によりフィルムが未使用フィルムでないと
    判別された場合に警告を行う警告手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフィルム
    カートリッジを装填可能な装置。
  6. 【請求項6】 前記検出されたフィルム使用状態を判別
    する判別手段を更に備え、前記給送制御手段は、前記判
    別手段によりフィルムが未露光駒を含まないと判断した
    場合には、前記装置の状態に拘わらずフィルムを前記使
    用可能な状態に設定するための前記給送手段の作動を禁
    止することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のフィルムカートリッジを装填可能な装置。
  7. 【請求項7】 前記検出されたフィルム使用状態を判別
    する判別手段と、 前記判別手段によりフィルムが未露光駒を含まないと判
    別された場合に警告を行う警告手段とを更に備えたこと
    を特徴とする請求項1〜3,6のいずれかに記載のフィ
    ルムカートリッジを装填可能な装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段の出力からフィルムカート
    リッジの装填の有無を検知するカートリッジ検知手段を
    更に備え、前記給送制御手段は、前記検知手段がフィル
    ムカートリッジ非装填であることを検知すると前記装置
    の状態に拘わらず前記フィルムを使用可能な状態に設定
    するための前記給送手段の作動を禁止することを特徴と
    する請求項1,5〜7のいずれかに記載のフィルムカー
    トリッジを装填可能な装置。
  9. 【請求項9】 前記装置はカメラであり、前記所定動作
    は撮影動作であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載のフィルムカートリッジを装填可能な装置。
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