JPH1062838A - カメラ用駆動装置 - Google Patents
カメラ用駆動装置Info
- Publication number
- JPH1062838A JPH1062838A JP21378996A JP21378996A JPH1062838A JP H1062838 A JPH1062838 A JP H1062838A JP 21378996 A JP21378996 A JP 21378996A JP 21378996 A JP21378996 A JP 21378996A JP H1062838 A JPH1062838 A JP H1062838A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- base plate
- support
- shutter
- shutter base
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトで部品数の少ないカメラ用駆動装
置を提供する。 【構成】 シャッタ地板1の端部に、これと一体にロー
タ支持部1aが立設してあり、これにロータRが回転自在
に軸支してある。ロータ支持部1aの先端は支持板2の支
持孔2aに係合している。ロータ軸3には軸方向に極性を
配置したロータマグネット4が固着してあり、ロータ軸
3と一体に設けられた駆動ピン5によってシャッタ羽根
6を揺動可能である。ロータRの周囲には、シャッタ地
板1と一体のコイル枠部1eが設けてあり、これにコイル
7が巻回してある。支持板2は磁性材からなり、ロータ
Rの支持板2と対面する側とは別の側面と対向する位置
にロータの半分を覆う形状のステータ部2dを支持板2に
一体に設けてある。
置を提供する。 【構成】 シャッタ地板1の端部に、これと一体にロー
タ支持部1aが立設してあり、これにロータRが回転自在
に軸支してある。ロータ支持部1aの先端は支持板2の支
持孔2aに係合している。ロータ軸3には軸方向に極性を
配置したロータマグネット4が固着してあり、ロータ軸
3と一体に設けられた駆動ピン5によってシャッタ羽根
6を揺動可能である。ロータRの周囲には、シャッタ地
板1と一体のコイル枠部1eが設けてあり、これにコイル
7が巻回してある。支持板2は磁性材からなり、ロータ
Rの支持板2と対面する側とは別の側面と対向する位置
にロータの半分を覆う形状のステータ部2dを支持板2に
一体に設けてある。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、カメラ用駆動装置に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラのシャッタ絞りの開閉や自
動焦点調整などに用いるカメラ用駆動装置は、ステップ
モータによって回転リングを回動させ、この回転リング
を介してシャッタ羽根等を駆動させる構成が多く採用さ
れている。(例えば特開平2−58035号公報)。し
かし、このような構成にすると、ステップモータの構成
要素として、コイル枠とコイル及びステータを必要とす
る他、回転リングなど多数の部品を必要とするため構造
が複雑化し、それだけ大形化してしまうため、コンパト
カメラなど小形化志向のカメラには向かない問題があっ
た。
動焦点調整などに用いるカメラ用駆動装置は、ステップ
モータによって回転リングを回動させ、この回転リング
を介してシャッタ羽根等を駆動させる構成が多く採用さ
れている。(例えば特開平2−58035号公報)。し
かし、このような構成にすると、ステップモータの構成
要素として、コイル枠とコイル及びステータを必要とす
る他、回転リングなど多数の部品を必要とするため構造
が複雑化し、それだけ大形化してしまうため、コンパト
カメラなど小形化志向のカメラには向かない問題があっ
た。
【0003】これに対しては、軸方向に磁極を配置して
なるロータマグネットを固着したロータに駆動ピンを設
け、この駆動ピンによってシャッタ羽根を直接的に揺動
可能とすることによりコンパクト化を実現したものが提
案されている(実開平3−22228号公報)。さら
に、上記した提案の機能向上を実現するものとして、ロ
ータマグネットを小判型のコイル枠で囲み、このコイル
枠に軸方向にコイルを巻回し、コイルの外側を小判型の
ヨークで覆う構成のカメラ用駆動装置が提案されている
(実開平7−14439号公報)。
なるロータマグネットを固着したロータに駆動ピンを設
け、この駆動ピンによってシャッタ羽根を直接的に揺動
可能とすることによりコンパクト化を実現したものが提
案されている(実開平3−22228号公報)。さら
に、上記した提案の機能向上を実現するものとして、ロ
ータマグネットを小判型のコイル枠で囲み、このコイル
枠に軸方向にコイルを巻回し、コイルの外側を小判型の
ヨークで覆う構成のカメラ用駆動装置が提案されている
(実開平7−14439号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のう
ち、後二者は構成的にコンパクト化がかなり進んだもの
といえるが、コイル枠が上コイル枠と下コイル枠とから
なり、さらにヨークを備えているなど未だ部品点数の減
少化が不十分であり、コンパクト化への移行の余地が残
されている。また、ロータをコイル枠に取り付け、さら
にこのコイル枠をシャッタ地板に取り付けるものである
ため、ロータの軸位置精度が低下して軸位置を合わせる
ための手間を要する問題がある。
ち、後二者は構成的にコンパクト化がかなり進んだもの
といえるが、コイル枠が上コイル枠と下コイル枠とから
なり、さらにヨークを備えているなど未だ部品点数の減
少化が不十分であり、コンパクト化への移行の余地が残
されている。また、ロータをコイル枠に取り付け、さら
にこのコイル枠をシャッタ地板に取り付けるものである
ため、ロータの軸位置精度が低下して軸位置を合わせる
ための手間を要する問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記の
課題を解決するために以下のような手段を採用した。そ
の第1として、ロータの周囲にシャッタ地板と一体のコ
イル枠部を形成し、このコイル枠部にコイルを巻回する
ことにより独立したコイル枠を不要として部品点数を減
少させてある。第2に、シャッタ地板と対向するように
設ける支持板を磁性材で構成し、ロータマグネットの一
方の面の半分を覆うようにしてステータの機能を果たさ
せるステータ部を一体に設けることにより独立したステ
ータを不要として部品点数を減少させてある。第3に、
ロータをシャッタ地板と一体に設けたロータ支持部に取
り付けるようにして軸位置精度の低下を防止可能として
ある。
課題を解決するために以下のような手段を採用した。そ
の第1として、ロータの周囲にシャッタ地板と一体のコ
イル枠部を形成し、このコイル枠部にコイルを巻回する
ことにより独立したコイル枠を不要として部品点数を減
少させてある。第2に、シャッタ地板と対向するように
設ける支持板を磁性材で構成し、ロータマグネットの一
方の面の半分を覆うようにしてステータの機能を果たさ
せるステータ部を一体に設けることにより独立したステ
ータを不要として部品点数を減少させてある。第3に、
ロータをシャッタ地板と一体に設けたロータ支持部に取
り付けるようにして軸位置精度の低下を防止可能として
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、永久磁石ロータと、こ
のロータを磁気的に駆動する固定子コイルとを含み、コ
イルを巻回させるコイル枠部がシャッタ地板に一体にロ
ータの周囲に形成されており、ロータはシャッタ羽根を
駆動する駆動部を作動可能に設けられており、シャッタ
地板の対向側にはシャッタ羽根用の支持板が設けられて
おり、支持板は磁性材からなり、ロータの該支持板と対
向する面とは別の面の略半分を覆うようにステータ部が
一体に設けられている。
のロータを磁気的に駆動する固定子コイルとを含み、コ
イルを巻回させるコイル枠部がシャッタ地板に一体にロ
ータの周囲に形成されており、ロータはシャッタ羽根を
駆動する駆動部を作動可能に設けられており、シャッタ
地板の対向側にはシャッタ羽根用の支持板が設けられて
おり、支持板は磁性材からなり、ロータの該支持板と対
向する面とは別の面の略半分を覆うようにステータ部が
一体に設けられている。
【0007】また、シャッタ地板には、ロータ支持部が
設けられており、ロータ支持部の先端は支持板に形成さ
れた支持孔に嵌合しており、ロータ支持部にはロータが
回動自在に設けられているようにしてもよく、また、ロ
ータは、支持板とシャッタ地板とに設けられた軸受部に
回動自在に設けられているようにしてもよい。
設けられており、ロータ支持部の先端は支持板に形成さ
れた支持孔に嵌合しており、ロータ支持部にはロータが
回動自在に設けられているようにしてもよく、また、ロ
ータは、支持板とシャッタ地板とに設けられた軸受部に
回動自在に設けられているようにしてもよい。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の要部を断面図で
示したものであり、図2はそれを平面図で示したもので
ある。図1,2に示すように、ロータRは、シャッタ地
板1の特定の部分に設けられたロータ支持部1aに回転
自在に軸支してある。ロータ支持部1aの先端はシャッ
タ地板1と対向するように設けてある支持板2に形成さ
れた支持孔2aに係合している。ロータRは上述したよ
うに、ロータ支持部1aに回転自在に軸支されたロータ
軸3と、このロータ軸3に固着してあるロータマグネッ
ト4とからなる。ロータ軸3は軸の中心に軸孔3aを設
けてあり、軸孔3aに上述のロータ支持部1aが嵌入し
てある。またロータマグネット4は軸方向に磁束が生じ
るように極性が配置してある。
示したものであり、図2はそれを平面図で示したもので
ある。図1,2に示すように、ロータRは、シャッタ地
板1の特定の部分に設けられたロータ支持部1aに回転
自在に軸支してある。ロータ支持部1aの先端はシャッ
タ地板1と対向するように設けてある支持板2に形成さ
れた支持孔2aに係合している。ロータRは上述したよ
うに、ロータ支持部1aに回転自在に軸支されたロータ
軸3と、このロータ軸3に固着してあるロータマグネッ
ト4とからなる。ロータ軸3は軸の中心に軸孔3aを設
けてあり、軸孔3aに上述のロータ支持部1aが嵌入し
てある。またロータマグネット4は軸方向に磁束が生じ
るように極性が配置してある。
【0009】ロータ軸3は、一方の側にロータマグネッ
ト4の外径よりも、少し小さめの外径の円板部3bが形
成してあり、ロータマグネット4の一側部はこの円板部
の側面に対接している。円板部3bの特定位置には外方
への張り出し部3cを形成してあり、張り出し部3cに
はロータ軸3と平行なシャッタ羽根駆動部としての駆動
ピン5が立設してある。駆動ピン5の先端は、支持板2
にロータ軸3を回転中心として形成してある弧状孔部2
b内に位置しており、弧状孔部2bの円弧長の範囲でロ
ータRの回動を可能にしてある。弧状孔部2bは支持板
2のロータマグネット4の略半分と対向する部分を切り
抜いた状態に形成してあり、ロータRから発生する磁束
を逃がしてステータによる磁力を生じさせないようにし
てある(図3参照)。
ト4の外径よりも、少し小さめの外径の円板部3bが形
成してあり、ロータマグネット4の一側部はこの円板部
の側面に対接している。円板部3bの特定位置には外方
への張り出し部3cを形成してあり、張り出し部3cに
はロータ軸3と平行なシャッタ羽根駆動部としての駆動
ピン5が立設してある。駆動ピン5の先端は、支持板2
にロータ軸3を回転中心として形成してある弧状孔部2
b内に位置しており、弧状孔部2bの円弧長の範囲でロ
ータRの回動を可能にしてある。弧状孔部2bは支持板
2のロータマグネット4の略半分と対向する部分を切り
抜いた状態に形成してあり、ロータRから発生する磁束
を逃がしてステータによる磁力を生じさせないようにし
てある(図3参照)。
【0010】駆動ピン5は、1対のシャッタ羽根6(1
枚のみ図示)の孔部6aに嵌合している。シャッタ羽根
6は孔部6aと所定距離だけ離れた位置に設けてある軸
孔部6bがロータ軸3に嵌合しているため、ロータRに
より駆動ピン5が弧状孔部2bの範囲内で回動すること
により揺動可能である。なお、図示してない他方のシャ
ッタ羽根も駆動ピン5が孔部に嵌合しており、軸孔部が
シャッタ地板1に突設された支持ピン(図示略)に嵌合
しており、両シャッタ羽根が逆方向に揺動可能である。
したがってロータRが所定の角度範囲で往復回動する
と、シャッタの開口部が開閉可能となる。
枚のみ図示)の孔部6aに嵌合している。シャッタ羽根
6は孔部6aと所定距離だけ離れた位置に設けてある軸
孔部6bがロータ軸3に嵌合しているため、ロータRに
より駆動ピン5が弧状孔部2bの範囲内で回動すること
により揺動可能である。なお、図示してない他方のシャ
ッタ羽根も駆動ピン5が孔部に嵌合しており、軸孔部が
シャッタ地板1に突設された支持ピン(図示略)に嵌合
しており、両シャッタ羽根が逆方向に揺動可能である。
したがってロータRが所定の角度範囲で往復回動する
と、シャッタの開口部が開閉可能となる。
【0011】シャッタ地板1におけるロータ支持部1a
が形成してある部分の周囲は、ロータRを半円状に覆う
半円板部1bとなっており(図2参照)、半円板部1b
は外壁部1cによって支持されている。外壁部1cは、
ロータRの外周を取り囲むように形成してあり、所定の
間隔にフランジ部1dを形成してコイル枠部1eとして
ある。コイル枠部1eにはコイル7が巻回してある。支
持板2はパーマロイまたは磁性粉入りのプラスチック等
の磁性材を採用してあり、ロータRとの対向面の外方を
半円状に形成し、その一端部2cがコイル枠部1eの外
周部の一部と対向するように形成してある。支持板2
は、さらにコイル枠部1eの他側面と対接し、ロータR
の中心に向って延伸してステータ部2dを設けてある。
ステータ部2dは、ロータマグネット4の略半分を覆う
ように形成してあり、この半分の部分にだけ磁束を発生
可能にするステータとして機能するようにしてある。
が形成してある部分の周囲は、ロータRを半円状に覆う
半円板部1bとなっており(図2参照)、半円板部1b
は外壁部1cによって支持されている。外壁部1cは、
ロータRの外周を取り囲むように形成してあり、所定の
間隔にフランジ部1dを形成してコイル枠部1eとして
ある。コイル枠部1eにはコイル7が巻回してある。支
持板2はパーマロイまたは磁性粉入りのプラスチック等
の磁性材を採用してあり、ロータRとの対向面の外方を
半円状に形成し、その一端部2cがコイル枠部1eの外
周部の一部と対向するように形成してある。支持板2
は、さらにコイル枠部1eの他側面と対接し、ロータR
の中心に向って延伸してステータ部2dを設けてある。
ステータ部2dは、ロータマグネット4の略半分を覆う
ように形成してあり、この半分の部分にだけ磁束を発生
可能にするステータとして機能するようにしてある。
【0012】図3は、支持板2の要部における平面の状
態を示しているが、弧状孔部2bがロータマグネット4
との対向面の略半分を占めるのに対し、ステータ部2d
が弧状孔部2bと対称位置でロータマグネット4の対向
面の略半分を覆うようにしてある。したがってコイル7
に通電して磁束を発生させた場合に、ステータ部2dに
よって覆われた部分では、ロータRへの回転力を発生さ
せるが、弧状孔部2bとの対向面ではステータがないの
で回転力を発生させることが不可能である。
態を示しているが、弧状孔部2bがロータマグネット4
との対向面の略半分を占めるのに対し、ステータ部2d
が弧状孔部2bと対称位置でロータマグネット4の対向
面の略半分を覆うようにしてある。したがってコイル7
に通電して磁束を発生させた場合に、ステータ部2dに
よって覆われた部分では、ロータRへの回転力を発生さ
せるが、弧状孔部2bとの対向面ではステータがないの
で回転力を発生させることが不可能である。
【0013】以上のように構成されたカメラ用駆動装置
は、コイル枠をシャッタ地板と一体のコイル枠部1eに
よって代替し、ステータを磁性材からなる支持板2にス
テータ部2dとして形成することによって代替してある
ため、従来ならば独立していた両部品を不要とすること
ができる。さらに、ロータRをシャッタ地板1と一体に
形成されたロータ支持部1aに軸支するようにしてある
ので、従来技術において行なっていたようなコイル枠の
位置合わせ作業が不要となるので、軸位置精度を容易に
向上可能となる。またコイル7による磁束がロータ軸の
向きに発生するため支持板2により外部への磁束の漏れ
を遮断でき、他の電子機器に磁束の影響が及びにくい。
このため、ロータRの周囲に磁束をカットするヨークを
設ける必要がない。
は、コイル枠をシャッタ地板と一体のコイル枠部1eに
よって代替し、ステータを磁性材からなる支持板2にス
テータ部2dとして形成することによって代替してある
ため、従来ならば独立していた両部品を不要とすること
ができる。さらに、ロータRをシャッタ地板1と一体に
形成されたロータ支持部1aに軸支するようにしてある
ので、従来技術において行なっていたようなコイル枠の
位置合わせ作業が不要となるので、軸位置精度を容易に
向上可能となる。またコイル7による磁束がロータ軸の
向きに発生するため支持板2により外部への磁束の漏れ
を遮断でき、他の電子機器に磁束の影響が及びにくい。
このため、ロータRの周囲に磁束をカットするヨークを
設ける必要がない。
【0014】本実施例における初期状態すなわちシャッ
タ羽根が閉じた状態では、図2に示すように、ロータマ
グネット4の極性をステータ部2dの中心線と約45°
だけ傾いた位置になるように配置してある。このとき駆
動ピン5は弧状孔部2bの右端部近傍に位置するように
してある。ここで上記した構成において、図示してない
制御手段によりコイル7に通電すると、ステータ部2d
及びこれと対向する支持板の部分に磁力が生じる。これ
により、ロータマグネット4の磁極が反発されて右回り
(時計回り方向)にロータRが回動する。これによりシ
ャッタ羽根6は駆動ピン5を介して互いに逆方向に揺動
して開き、図示してない位置で所定のシャッタ開口を形
成する。次にコイル7の通電を停止すると、ロータRに
対する反発力は消失し、シャッタ羽根はそれぞれ図示し
てない復帰ばねの力によって初期位置に復帰し、シャッ
タ開口を閉鎖する。なお、上記したシャッタ羽根の復帰
動作をコイル7に逆方向の電流を通電することによって
行なうようにすることも可能である。
タ羽根が閉じた状態では、図2に示すように、ロータマ
グネット4の極性をステータ部2dの中心線と約45°
だけ傾いた位置になるように配置してある。このとき駆
動ピン5は弧状孔部2bの右端部近傍に位置するように
してある。ここで上記した構成において、図示してない
制御手段によりコイル7に通電すると、ステータ部2d
及びこれと対向する支持板の部分に磁力が生じる。これ
により、ロータマグネット4の磁極が反発されて右回り
(時計回り方向)にロータRが回動する。これによりシ
ャッタ羽根6は駆動ピン5を介して互いに逆方向に揺動
して開き、図示してない位置で所定のシャッタ開口を形
成する。次にコイル7の通電を停止すると、ロータRに
対する反発力は消失し、シャッタ羽根はそれぞれ図示し
てない復帰ばねの力によって初期位置に復帰し、シャッ
タ開口を閉鎖する。なお、上記したシャッタ羽根の復帰
動作をコイル7に逆方向の電流を通電することによって
行なうようにすることも可能である。
【0015】また、第2実施例を図4に示す。第1実施
例と同じものは同一符号を使用している。また、説明も
第1実施例と同じところは省略し、違いのあるところを
中心に説明する。第2実施例は、シャッタ地板1にロー
タ支持部が設けられない場合のものである。シャッタ地
板1と支持板2とにロータ軸8を支持する軸受部1f,
2eがそれぞれ設けられている。ロータ軸8には、ロー
タマグネット4が固着され、一方の側にロータマグネッ
ト4の外形よりも、少し小さめの外径の円板部3bが形
成してある。ロータマグネット4の一側部はこの円板部
3bの側面に対接している。また、円板部3bの特定位
置には外方への張り出し部3cを形成してあり、張り出
し部3cにはロータ軸8と平行なシャッタ羽根駆動部と
しての駆動ピン5が立設してあるものである。
例と同じものは同一符号を使用している。また、説明も
第1実施例と同じところは省略し、違いのあるところを
中心に説明する。第2実施例は、シャッタ地板1にロー
タ支持部が設けられない場合のものである。シャッタ地
板1と支持板2とにロータ軸8を支持する軸受部1f,
2eがそれぞれ設けられている。ロータ軸8には、ロー
タマグネット4が固着され、一方の側にロータマグネッ
ト4の外形よりも、少し小さめの外径の円板部3bが形
成してある。ロータマグネット4の一側部はこの円板部
3bの側面に対接している。また、円板部3bの特定位
置には外方への張り出し部3cを形成してあり、張り出
し部3cにはロータ軸8と平行なシャッタ羽根駆動部と
しての駆動ピン5が立設してあるものである。
【0016】なお、第1実施例では、ロータ支持部をシ
ャッタ地板に一体に設けたが、ロータ支持部を別部材に
してシャッタ地板に固着しても良い。また、第1、2実
施例ではロータ軸にシャッタ駆動部を一体的に設けたが
ロータ軸と駆動部との間に輪列等の部材を介しても良
い。
ャッタ地板に一体に設けたが、ロータ支持部を別部材に
してシャッタ地板に固着しても良い。また、第1、2実
施例ではロータ軸にシャッタ駆動部を一体的に設けたが
ロータ軸と駆動部との間に輪列等の部材を介しても良
い。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、第1に、コイル枠をシ
ャッタ地板と一体に形成し、これとともにステータを支
持板と一体のステータ部によって代替してあり、従来と
違い、別部材のコイル枠とステータとを不要とする構成
にしてあるので部品点数が減少し、カメラのコンパクト
化とともに製造コストを低減させることが可能となる。
第2にシャッタ地板にコイル枠部やロータ支持部、支持
板にステータ部を一体に形成したものであるため、従来
技術で行っていたようなロータ駆動の高精度を保つため
の各部品の位置合わせが不要となる。
ャッタ地板と一体に形成し、これとともにステータを支
持板と一体のステータ部によって代替してあり、従来と
違い、別部材のコイル枠とステータとを不要とする構成
にしてあるので部品点数が減少し、カメラのコンパクト
化とともに製造コストを低減させることが可能となる。
第2にシャッタ地板にコイル枠部やロータ支持部、支持
板にステータ部を一体に形成したものであるため、従来
技術で行っていたようなロータ駆動の高精度を保つため
の各部品の位置合わせが不要となる。
【図1】本発明の第1実施例の要部の断面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、支持板の平面図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部の断面図である。
1 シャッタ地板 1a ロータ支持部 1e コイル枠部 2 支持板 2a 支持孔 2b 弧状孔部 2d ステータ部 R ロータ 3,8 ロータ軸 4 ロータマグネット 5 駆動ピン(駆動部) 6 シャッタ羽根 7 コイル
Claims (3)
- 【請求項1】 永久磁石ロータと、このロータを磁気的
に駆動する固定子コイルとを含み、 上記コイルを巻回するコイル枠部がシャッタ地板に一体
に上記ロータの周囲に形成されており、 上記ロータはシャッタ羽根を駆動する駆動部を作動可能
に設けられており、 上記シャッタ地板の対向側には上記シャッタ羽根用の支
持板が設けられており、 上記支持板は磁性材からなり、上記ロータの該支持板と
対向する面とは別の面の略半分を覆うようにステータ部
が一体に設けられていることを特徴とするカメラ用駆動
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記シャッタ地板に
は、ロータ支持部が設けられており、上記ロータ支持部
の先端は上記支持板に形成された支持孔に嵌合してお
り、上記ロータ支持部には上記ロータが回動自在に設け
られていることを特徴とするカメラ用駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1において、上記ロータは、上記
支持板と上記シャッタ地板とに設けられた軸受部に回動
自在に設けられていることを特徴とするカメラ用駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21378996A JP3510739B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | カメラ用駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21378996A JP3510739B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | カメラ用駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1062838A true JPH1062838A (ja) | 1998-03-06 |
JP3510739B2 JP3510739B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=16645088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21378996A Expired - Fee Related JP3510739B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | カメラ用駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3510739B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100468868B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-01-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 디지털 스틸 카메라의 셔터 장치 |
JP2010231225A (ja) * | 2010-05-24 | 2010-10-14 | Nidec Copal Corp | カメラ用羽根駆動装置 |
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1996
- 1996-08-13 JP JP21378996A patent/JP3510739B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100468868B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-01-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 디지털 스틸 카메라의 셔터 장치 |
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JP3510739B2 (ja) | 2004-03-29 |
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