JPH1061645A - ロックナット - Google Patents

ロックナット

Info

Publication number
JPH1061645A
JPH1061645A JP8241024A JP24102496A JPH1061645A JP H1061645 A JPH1061645 A JP H1061645A JP 8241024 A JP8241024 A JP 8241024A JP 24102496 A JP24102496 A JP 24102496A JP H1061645 A JPH1061645 A JP H1061645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
bolt
lock nut
fastening
projections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8241024A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Moroi
英夫 諸井
Hidehiro Tagusari
栄弘 田鎖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8241024A priority Critical patent/JPH1061645A/ja
Priority to KR1019980702423A priority patent/KR19990063950A/ko
Priority to DE69712726T priority patent/DE69712726T2/de
Priority to US09/051,909 priority patent/US6113329A/en
Priority to EP97930776A priority patent/EP0856671B1/en
Priority to PCT/JP1997/002425 priority patent/WO1998009086A1/ja
Publication of JPH1061645A publication Critical patent/JPH1061645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/28Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by special members on, or shape of, the nut or bolt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/02Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down
    • F16B39/12Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by means of locknuts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダブルナットをボルトに締め付ける際にこれ
らの突起の変形及び突起が潰れてボルトのねじ部への巻
き込みによる摩擦力の上昇で緩み止め効果を高める。 【解決手段】 ナット2のねじ孔4周縁の座面に複数の
突起5,5,5を形成して成り、被締結部材Mとなるボ
ルト6に既に締め付けてある締結用ナット7に対して、
前記ナット2をその突起5側を向けて締め付け、両ナッ
ト2,7の座面3,8間で変形する突起5を該ナット2
のねじ孔4とボルト6のねじ部9との螺合部に巻き込ん
で、両ナット2,7の緩みを防止することができるよう
に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機械装置や
建築物の鉄骨等を固定するためにボルトに2個のナット
を締め付けるダブルナットに関するものである。本発明
は、締結用ナットに重ねて、この締結用ナットの緩みを
防止するために締め付ける外側のロックナットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より種々の機械装置に部品を締結す
るボルトとナット、又は建築物等の鉄骨を固定する際に
使用するボルトとナットは、その機械装置等の振動によ
って次第に緩んでくることがある。そこで、このような
ナットの緩みを防止する手段としては次のように種々の
ものが提案されている。例えば、図10(a)、(b)
に示すように「ばね座金」を用いる手段がある。このば
ね座金51は弾性力を有する座金の一部を切断し、各切
断部分51a,51aを相反する方向へやや曲成したも
のである。このばね座金51は、ボルト52に挿通し、
ナット53の座面53aと機械装置等の締付面との間に
介装して、常時ナット53の座面53aと締付面との間
に突っ張った力を生じさせ、ナット53が緩むことを防
止するものである。なお、このばね座金51に代えて、
歯付き座金(図示していない)を介装するという手段も
ある。この歯付き座金は、ナットの締め付けによって歯
を締付面に食い込ませて緩みを防止するというものであ
る。
【0003】また、図11(a)、(b)に示すように
ナットに「ピン」を貫通するという手段もある。このナ
ットにピンを貫通する手段は、ボルト61のねじ部62
と、ナット63に共通する透孔64,65を透設し、こ
れらの透孔64,65に割りピン、テーパピン等のピン
66を挿通し、ナット63の緩みを確実に防止するもの
である。なお、このナット63の透孔65に代えて、ナ
ット63の座面側に複数の溝を放射状に設け、これらの
溝にピンを掛け止めてナットの回転を阻止して緩みを防
止するという手段も提案されている。
【0004】更に、図12(a)に示すように従来より
多様されている簡単な緩み止め手段としては、ダブルナ
ットがある。このダブルナットは、締結用ナット71a
に重ねて別の緩み止め用のナット71bをボルト72に
締め付け、この外側のナット71bのみを更に強く締め
付けるものである。このダブルナットは、ナット71
a,71b同士が互いに締め付け合う作用によって(図
12(b)参照)、機械装置等の振動によりこれらのナ
ット71a,71bが緩まないようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のばね座金5
1は、締結した直後では緩み止め効果を期待することが
できる。しかし、長期間使用していると、ばね座金51
の弾性力が低下して緩み止め効果が低下する。また、建
築物のような重量の重い鉄骨等の締結には不向きである
という問題を有していた。同様に、歯付き座金も、小さ
な機械装置類又は締結部品が金属に比較して柔らかい木
製品のような材質には緩み止め効果を期待できるが、大
きな金属製の機械装置類には緩み止め効果を期待できな
いものであった。
【0006】また、ナット63にピン66を貫通した手
段は、ボルト61のねじ部62と、ナット63に共通す
る透孔64,65を透設したものである。従って、別の
ナットを締結するときには各透孔64,65の位置が不
一致になりピンを挿通することができないことがある。
また同じナット63であってもボルト61へ締め付ける
際に各透孔64,65の位置が一致しないことがあっ
た。一方、これらの各透孔64,65の位置が一致する
ようにボルト61に対してナット63を締め付けると、
却って緩く締め付けた状態になり、強固に締結すること
ができないという問題を有していた。
【0007】更に、ダブルナットも1ヵ所の締め付けに
際して、ナット71a,71bを2回締め付ける必要が
あり、外側のナット71bのみを更に締め付ける作業工
程が加わるため大変煩雑な締結工程になるものであっ
た。特に大量のナット締めを必要とする機械装置類又は
建築物では締結工程が遅延する原因になりやすいという
問題を有していた。また、緩み止め用の外側のナット7
1bが強固に締め付けてあるかどうかを個々に確認する
作業も煩雑であるため、ナットの2度締めを忘れやすい
という問題も併有していた。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、ダブルナットにおける緩み止め用のナットの
座面に複数の突起を形成することにより、このナットを
ボルトに締め付ける際にこれらの突起の変形及び突起が
潰れてボルトのねじ部への巻き込みによる摩擦力の上昇
で緩み止め効果を高めることができるロックナットを提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るロックナットは、ナットのねじ孔周縁
の座面に複数の突起を形成して成り、被締結部材となる
ボルトに既に締め付けてある締結用ナットに対して、前
記ナットをその突起側を向けて締め付け、両ナットの座
面間で変形する突起を両ナットのねじ孔とボルトのねじ
部との螺合部に巻き込んで、両ナットの緩みを防止する
ことができるように構成したことを要旨とするものであ
る。
【0010】また、各突起に前記ナットのねじ孔の中心
方向に向けて爪を形成したり、或いは各突起の先端にボ
ルトのねじ部と螺合し得るねじ山を形成するという手段
を講じることができる。
【0011】更に、ロックナットの突起側に締結用ナッ
トをその座面で予め連結しておくことも可能である。
【0012】上記構成によれば、ロックナットの座面に
複数の突起が形成してあるので、ボルトに締め付けられ
ている締結用ナットに重ねて、この締結用ナットの座面
にロックナットをその突起側を向けて締め付けると、各
突起が締結用ナットの座面とロックナットの座面間で押
し潰される。而して、ロックナットは先に締め付けてあ
る締結用ナットの座面を締め付けることができ、所謂ダ
ブルナットとして機能する。しかも、このロックナット
は、潰れた各突起がボルトのねじ部側へ巻き付けられる
ように締め付けることができる。而して、このロックナ
ットは、ナットのねじ孔とボルトのねじ部との締結間の
摩擦力に影響を与え確実な緩み止め作用を奏する。
【0013】また、ナットに形成した突起の爪は、ロッ
クナットの締め付けによって容易に潰れてボルトのねじ
部側へ巻き付けられる。或いはボルトのねじ部と螺合し
得るねじ山を形成した突起は、ロックナットの締め付け
でこのねじ山部分が容易に変形することによって確実に
ナットの緩み止め作用を奏する。
【0014】更に、締結用ナットを予め連結したロック
ナットは、1回の締め付け作業で2個のナットを同時に
締め付けることができる。締結用ナットが被締結部材に
接してもそのままロックナットを更に締め付けると連結
部分が破断されて、ロックナットを締め付けることがで
きる。このようにロックナットが締結用ナットから分離
し、かつナットの座面同士が密着していれば、それが緩
み止め作業(2度締め作業)が完了していることを知ら
しめるため、ダブルナットの2度締めの締め忘れを容易
に確認することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロックナット
の好適な発明の実施の形態を図面に従って説明する。図
1乃至図4は本発明に係るロックナットの第一の発明の
実施の形態を示すものである。本発明に係るロックナッ
ト1は、所謂「めねじ」としての所定のリード角及びピ
ッチ間隔を有する例えば六角ナット等のナット2の片方
の座面3に、そのねじ孔4の周縁に複数の突起5,5,
5を等間隔に形成したものである。本発明の実施の形態
における突起5は単純な山形の形状のものである。これ
らの突起5,5,5は、締結部材Mとなるボルト6に締
め付けられている内側の締結用ナット7の座面8とロッ
クナット1の座面3間によって潰される。この潰れた突
起5の一部は、ボルト6のねじ部9に巻き込まれるよう
に締め付けられる。而して、この突起5,5,5は、ボ
ルト6のねじ部9とロックナット1のねじ孔4の摩擦力
に影響を与えることができる。
【0016】これらの突起5の高さは、ロックナット1
の厚みに対して約5%から10%程度の高さが必要であ
る。この突起5が小さすぎると、ボルト6に締め付けた
際にボルト6のねじ部9に巻き込まれずに、緩み止めと
して作用を果たさないからである。逆にこの突起5が大
きすぎると、内側の締結用ナット7との間に大きな隙間
を形成してダブルナットとしての機能を果たさなくなる
からである。ロックナット1を締結用ナット7に締め付
けた際に、これらの突起5,5,5が潰れてボルト6の
ねじ部9に巻き込まれて、ロックナット1の座面3に当
たり、本来の座面3,8同士が強く当たって緩み止め作
用を果たすものである。例えば低炭素鋼のナット2は、
突起5をある程度高く形成してもよい。逆に高炭素鋼の
ナット2は、突起5をあまり高く形成しない方がよい。
即ち、この突起5の大きさは、ナット2の寸法とその素
材に応じて適宜決定されるものである。
【0017】また、突起5の本数もナット2の大きさや
形状によって適宜決定されるものである。例えば大きい
ナットでは突起5を4ヵ所、5ヵ所設けることができ
る。逆に小さいナット2では突起5は2ヵ所であっても
よい。但し、これらの突起5,5…は、2度締めによっ
て潰された後、この潰れた突起5の一部がボルト6のね
じ部9に巻き込まれるように締め付けられて、ボルト6
のねじ部9とロックナット1のねじ孔4及び締結用ナッ
ト7のねじ孔10の摩擦力に影響を与えるものでなけれ
ばならない。これらの突起5,5…はナット2,7の中
心軸を中心点とする点対称又は中心点から等間隔に配置
することが望ましい。
【0018】図5(a)、(b)、(c)は本発明に係
るロックナットをボルトに締め付ける状態を示すもので
ある。先ず機械装置又は建築物の鉄骨材等の被締結材M
に固定しようとする部分に挿通したボルト6に対して、
本来の締結用ナット7を締め付ける。次に、本発明に係
るロックナット1をその突起5,5,5が締結用ナット
7の座面8に向くように締め付ける(図5(a)参
照)。ロックナット1の突起5,5,5が締結用ナット
7の座面8に接するまで締め付ける(図5(b)参
照)。更にロックナット1を締め付けると、この締付け
力によって突起5,5,5が潰され、ロックナット1を
締結用ナット7へ近づけることができるようになる(図
5(c)参照)。このとき潰れた突起5,5,5は、図
6に示すように潰れた状態でボルト6のねじ部9に巻き
込まれ、この突起5の潰れた部分が、摩擦力の向上に寄
与して緩み止め効果を高める機能を有する。
【0019】上記発明の実施の形態では、突起5をナッ
ト1の片方の座面3のみに形成したものを説明した。し
かし、これらの突起5,5…は、ナット2の両座面3,
3に形成してもよい。ナット2の両座面3,3に突起
5,5…を形成してあると、ボルト6への締め付けに際
してナット2の表裏面の確認をする必要がなくなり、取
り付け作業性を向上させることができる。
【0020】図7は本発明に係るロックナットの突起に
爪を形成した第二の発明の実施の形態を示すものであ
り、第一の発明の実施の形態と異なる部分のみを説明す
る。第二の発明の実施の形態は、ナット2の座面3に形
成した突起5,5,5にそのナット2の中心方向にむけ
て爪11,11,11を形成したものである。上記第一
の発明の実施の形態と同様に、このロックナット1をボ
ルト6に締め付けることによって突起5が締結用ナット
7の座面8に締め付けた際に、これらの突起5,5,5
が潰れてボルト6のねじ部9に巻き込まれる。このよう
に突起5,5,5に複数本の爪11,11…が出ている
と、この爪11部分が容易に潰されてボルト6のねじ部
9側へ確実に締め付けられる。この爪11は、ナット2
のねじ孔4とボルト6のねじ部9の締結間の摩擦力の向
上に寄与して緩み止め効果を高める機能を有する。
【0021】図8は本発明に係るロックナットの突起の
先端にボルトのねじ部に螺合するねじ山を形成した第三
の発明の実施の形態を示すものであり、第一の発明の実
施の形態と異なる部分のみを説明する。第三の発明の実
施の形態は、ナット2に形成する突起5にそのままボル
ト6のねじ部9に螺合するようにねじ山12を形成した
ものである。このように各突起5にねじ山12を形成し
てあると、この突起5部分の変形が容易になり、かつボ
ルト6のねじ部9に巻き込まれ易くなる。ねじ山12を
形成した突起5は、ロックナット1の確実な緩み止め作
用を奏する。
【0022】図9は本発明に係るロックナットの突起の
先端に内側の締結用ナットを予め取り付けた第四の発明
の実施の形態を示すものである。第四の発明の実施の形
態に係るロックナット1は、内側の締結用ナット7を突
起5,5,5部分でスポット溶接又は接着剤を用いて連
結したものである。このロックナット1は、予め2個の
ナット2,7の座面3,8のねじ孔4,10近傍にスポ
ット溶接又は接着剤を用いて連結したものである。この
ように締結用ナット7を連結してあるロックナット1
は、ボルト6に締め付けることによって、1回の締め付
け作業で2個のナット2,7を同時に締め付けることが
できる。次に外側のロックナット1のみを更に締め付け
ると、突起5,5,5と座面8との溶接部分又は接着剤
が破断されて、ロックナット1のみを更に締め付けるこ
とができる。このとき分離したロックナット1は、各突
起5が潰されて内側の締結用ナット7の座面8に締め付
けることができる。この突起5もボルト6のねじ部9側
へ同時に締め付けられ、ナット2,7のねじ孔4,10
とボルト6のねじ部9の締結間の摩擦力の向上に寄与し
て緩み止め効果を高める機能を有し、かつ締め付け作業
を迅速に行い得る。
【0023】第四の発明の実施の形態では、2個並列し
たナット2,7を各種の機械装置又は建築物の鉄骨等の
被締結材Mに挿通したボルト6に同時に締め付けられる
ように各ナット2,7のねじ孔4,10のリード角及び
ピッチ間隔が突起5,5,5を形成した状態でもボルト
6に締め付けることができるように配置してある。即
ち、両方のナット2,7のねじ孔4,10のリード角が
同一であり、かつピッチ間隔も同一になるように2個の
ナット2,7を間隔をあけて配置し、この状態で突起
5,5,5部分で両者を連結したものである。
【0024】なお、上記第四の発明の実施の形態では、
並列する六角ナット2,7の形状及び厚みを同大同形状
の六角ナットを用いて説明してある。しかし、ダブルナ
ットとして外側のロックナット1(2)を強固に締め付
けることができ、緩み止め作用を有するものであればよ
いので、両方のナット2,7の形状は同大同形状に限定
されることはない。例えばロックナット1は薄いもので
あっても緩み止め効果を奏することは勿論であり、種々
の組み合わせがある。
【0025】上記各発明の実施の形態では、六角ナット
に突起5を形成したロックナット1について説明してあ
る。しかし、ロックナット1は締結用ナット7に締め付
けてダブルナットとして機能するものであれば、六角ナ
ットに限定されない。このロックナット1は四角ナッ
ト、八角ナット、その他のいずれの形状であってもよい
ことは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るロックナットは、以上のよ
うに構成したから、ナットの座面に突起を複数形成して
あるので、ロックナットを締結用ナットの座面に突起を
向けて締め付けると、潰れた突起がボルトのねじ部とナ
ットのねじ孔の締結部分に巻き込んだ状態で締め付けら
れ、緩み止め効果を高めることができる。
【0027】また、ロックナットに締結用ナットを予め
連結したものにあっては、ロックナットが締結用ナット
から分離し、かつナットの座面同士が密着していれば、
それが緩み止め作業(2度締め作業)が完了しているこ
とを知らしめるため、ダブルナットの2度締めの締め忘
れを容易に確認することができる等、本発明の実施によ
り得られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロックナットの第一の発明の実施
の形態を示す斜視図である。
【図2】同じく側断面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】同じく突起部分の拡大側断面図である。
【図5】ロックナットをボルトに締め付ける状態を示す
正面図である。(a)は締結用ナットを既に締め付けて
あるボルトに対してロックナットを締め付ける前の状態
を示すものである。(b)は締結用ナットの座面にロッ
クナットの突起が接するまで締め付けた後の状態を示す
ものである。(c)はロックナットを突起が潰れるまで
締め付け、座面同士が接するように締め付けた状態を示
すものである。
【図6】ボルトのねじ部とナットのねじ孔との締結状態
を示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明に係るロックナットの突起に爪を形成し
た第二の発明の実施の形態を示す拡大側断面図である。
【図8】本発明に係るロックナットの突起の先端にねじ
山を形成した第三の発明の実施の形態を示す拡大側断面
図である。
【図9】本発明に係るロックナットの突起の先端に内側
の締結用ナットを予め取り付けた第四の発明の実施の形
態を示す側面図である。
【図10】従来のばね座金を用いたボルトとナットを示
すものであり、(a)は側面図であり、(b)は平面図
である。
【図11】従来のピンを用いて緩み止めをしたボルトと
ナットを示すものであり、(a)は側面図であり、
(b)は平面図である。
【図12】従来のダブルナットを示すものであり、
(a)は側面図であり、(b)はボルトのねじ部とナッ
トのねじ孔との締結状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ロックナット 2 ナット 3 座面 4 ねじ孔 5 突起 6 ボルト 7 締結用ナット 8 座面 9 ねじ部 10 ねじ孔 11 爪 12 ねじ山 M 被締結材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットのねじ孔周縁の座面に複数の突起
    を形成して成り、 被締結部材となるボルトに既に締め付けてある締結用ナ
    ットに対して、前記ナットをその突起側を向けて締め付
    け、両ナットの座面間で変形する突起を両ナットのねじ
    孔とボルトのねじ部との螺合部に巻き込んで、両ナット
    の緩みを防止することができるように構成したことを特
    徴とするロックナット。
  2. 【請求項2】 前記各突起に前記ナットのねじ孔の中心
    方向に向けて爪を形成したことを特徴とする請求項1の
    ロックナット。
  3. 【請求項3】 前記突起の先端にボルトのねじ部と螺合
    し得るねじ山を形成したことを特徴とする請求項1のロ
    ックナット。
  4. 【請求項4】 前記ロックナットの突起側に締結用ナッ
    トをその座面で連結して成ることを特徴とする請求項
    1,2又は3のロックナット。
JP8241024A 1996-08-26 1996-08-26 ロックナット Pending JPH1061645A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241024A JPH1061645A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 ロックナット
KR1019980702423A KR19990063950A (ko) 1996-08-26 1997-07-14 록너트
DE69712726T DE69712726T2 (de) 1996-08-26 1997-07-14 Sicherungsmutter
US09/051,909 US6113329A (en) 1996-08-26 1997-07-14 Lock nut
EP97930776A EP0856671B1 (en) 1996-08-26 1997-07-14 Lock nut
PCT/JP1997/002425 WO1998009086A1 (fr) 1996-08-26 1997-07-14 Contre-ecrou

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241024A JPH1061645A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 ロックナット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061645A true JPH1061645A (ja) 1998-03-06

Family

ID=17068207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8241024A Pending JPH1061645A (ja) 1996-08-26 1996-08-26 ロックナット

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6113329A (ja)
EP (1) EP0856671B1 (ja)
JP (1) JPH1061645A (ja)
KR (1) KR19990063950A (ja)
DE (1) DE69712726T2 (ja)
WO (1) WO1998009086A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019663A1 (ja) * 2003-08-22 2005-03-03 Kyoso Corporation ロックナット
KR100641389B1 (ko) 2002-12-26 2006-10-31 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 유압실린더용 피스톤 고정너트
JP2010012536A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Asahi Breweries Ltd スナップリングプライヤー
CN105526227A (zh) * 2016-03-01 2016-04-27 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种预应力螺栓
CN105526234A (zh) * 2016-03-01 2016-04-27 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种具有防松功能且便于拧紧的螺帽
CN105587738A (zh) * 2016-03-01 2016-05-18 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种具有防松功能的螺帽
CN105587737A (zh) * 2016-03-01 2016-05-18 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种可不依赖于弹性垫圈的机械零件连接件
JP2016084929A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 好司 岡田 締結具の製造方法
CN105605075A (zh) * 2016-03-01 2016-05-25 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种在震动下具有自防松功能的螺栓
CN105626655A (zh) * 2016-03-01 2016-06-01 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种机械零件连接件

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6520464B1 (en) 2000-06-12 2003-02-18 Rockwell Automation Technologies, Inc. Assembly for facilitating mounting and removal of an article
WO2003067104A1 (fr) * 2002-02-04 2003-08-14 Mashima Seisakusyo Co., Ltd. Ecrou de blocage
US7437976B1 (en) 2006-09-05 2008-10-21 Harold Goldbaum Positive auto-blocking nut ensemble and torqueing tool
US8100617B2 (en) * 2008-01-22 2012-01-24 Nexteer (Beijing) Technology Co., Ltd. Fastener system with frangible member
US9458991B2 (en) * 2010-11-09 2016-10-04 Peter Jacksen Optical framing projector forward access adjustment and locking systems
JP7014395B2 (ja) * 2017-03-27 2022-02-15 株式会社NejiLaw ねじ体の相対回転抑制構造、相対移動抑制構造、相対移動抑制体
USD1014234S1 (en) * 2021-01-28 2024-02-13 Temper Axle Products Corporation Axle lock nut

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1209302A (en) * 1913-07-25 1916-12-19 Herman J Zottel Nut-locking means.
FR525490A (fr) * 1920-08-14 1921-09-22 Karl Kindermann Écrou de sureté automatique
GB238487A (en) * 1925-04-04 1925-08-20 Hubert Dollman Improvements in lock nuts
US1794123A (en) * 1929-09-21 1931-02-24 John C Brennan Nut lock
FR724329A (fr) * 1931-06-23 1932-04-25 Prager Eisen Ind Ges Dispositif de blocage pour vis et procédé de fabrication de ses éléments
US1975815A (en) * 1932-12-22 1934-10-09 Wilson Locknut Company Lock nut
GB489885A (en) * 1937-06-01 1938-08-05 Illinois Tool Works Improvements in self-locking nuts and like devices
GB617597A (en) * 1944-07-28 1949-02-09 Chester Dudley Tripp Lock nut and method and apparatus for making same
JPS55110820U (ja) * 1979-01-30 1980-08-04
JPS55115422U (ja) * 1979-02-08 1980-08-14
JPS55110820A (en) * 1979-02-20 1980-08-26 Sanyo Electric Co Ltd Safety system of combustor
JPS55115422A (en) * 1979-02-24 1980-09-05 Achilles Corp Manufacture of rigid urethane foam excellent in water resistance and moisture resistance
FR2560306A1 (fr) * 1984-02-29 1985-08-30 Quenderff Jean Philippe Ecrou de securite multifonctionnel
JPH0193611A (ja) * 1987-10-05 1989-04-12 Nok Corp 緩み防止機能付ナット
JPH01303308A (ja) * 1988-05-31 1989-12-07 Tsukiboshi Seisakusho:Kk ロックナット
US5154560A (en) * 1991-07-22 1992-10-13 Benjamin Copito Self-locking lock nut

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100641389B1 (ko) 2002-12-26 2006-10-31 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 유압실린더용 피스톤 고정너트
WO2005019663A1 (ja) * 2003-08-22 2005-03-03 Kyoso Corporation ロックナット
CN100387853C (zh) * 2003-08-22 2008-05-14 北越印刷有限公司 锁紧螺母
US8137040B2 (en) 2003-08-22 2012-03-20 Hokuetsu Printing Company Limited Lock nut
JP2010012536A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Asahi Breweries Ltd スナップリングプライヤー
JP2016084929A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 好司 岡田 締結具の製造方法
CN105526227A (zh) * 2016-03-01 2016-04-27 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种预应力螺栓
CN105526234A (zh) * 2016-03-01 2016-04-27 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种具有防松功能且便于拧紧的螺帽
CN105587738A (zh) * 2016-03-01 2016-05-18 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种具有防松功能的螺帽
CN105587737A (zh) * 2016-03-01 2016-05-18 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种可不依赖于弹性垫圈的机械零件连接件
CN105605075A (zh) * 2016-03-01 2016-05-25 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种在震动下具有自防松功能的螺栓
CN105626655A (zh) * 2016-03-01 2016-06-01 成都亨通兆业精密机械有限公司 一种机械零件连接件

Also Published As

Publication number Publication date
EP0856671A4 (en) 2000-08-23
DE69712726T2 (de) 2002-09-05
US6113329A (en) 2000-09-05
EP0856671A1 (en) 1998-08-05
WO1998009086A1 (fr) 1998-03-05
DE69712726D1 (de) 2002-06-27
EP0856671B1 (en) 2002-05-22
KR19990063950A (ko) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1061645A (ja) ロックナット
KR100766470B1 (ko) 로크너트
JP3733534B2 (ja) 緩み止め締結具
JP2005069254A5 (ja)
JP4276775B2 (ja) ねじ部材
JPH11315820A (ja) ロックナット
JPH102317A (ja) ロックナット
JP3104596U (ja) ロックナット
JP7222555B2 (ja) 締結構造体
JPH06280842A (ja) 緩み止め用ねじ部品
JPH09250535A (ja) 座金、二重ナット構造および振れ止め構造
KR101953949B1 (ko) 볼트와 너트의 체결구조
JP3059939B2 (ja) ネジの緩み防止装置
JP3103067B2 (ja) ナット取外し防止構造
JP2002372013A (ja) 締結装置
JP2003148438A (ja) 締結具
JP3171430B2 (ja) 木製ワークのねじ締結構造
JPH0384208A (ja) 締付部緩み防止装置
US2173420A (en) Nut-locking arrangement
JP2024022061A (ja) 緩み止めダブルナット
KR200260922Y1 (ko) 볼트용가체결기구
JPH0539807A (ja) 締付装置
JPH06330924A (ja) ボルト、ナットのゆるみ止め座金
JP2003301830A (ja) ロック用リング
JPH0968212A (ja) ナット