JP3104596U - ロックナット - Google Patents

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Abstract

【課題】締結用ナットとロックナットとの締め付け合う力を向上させることができるロックナットを提供する。
【解決手段】ボルト6に締め付けられた締結用ナット7の緩みを防止するためのロックナット1は、内部にねじ孔4が形成されかつ一方の座面3のねじ孔4の周縁に溝30が形成されたナット2と、ナット2の溝30に形成されかつナット2と同じ材質の複数の突起5とを備える。突起5は、ナット2の座面3と溝30との境界線からナット2の中心方向に向けられたねじ孔4と反対側の外側面と、ナット2のねじ孔4の内面の延長となるようにされたねじ孔4側の内側面32とを有する。溝30の深さは、ロックナット1をボルト6に締め付けた際に複数の突起5が潰されても締結用ナット7のナット2側の座面8とナット2の座面3との間に入り込まない深さに設定されている。
【選択図】 図1

Description

この考案は、各種の機械装置や建築物の鉄骨等を固定する手段として汎用されているボルトナットに関するものであり、一層詳細には、ボルトに締結したナットの緩みを防止するためにこの締結用ナットに重ねて締め付ける外側のロックナットに関するものである。
従来より、種々の機械装置に部品を締結するボルトとナットまたは建築物等の鉄骨を固定する際に使用するボルトとナットは、被締結物の振動などによって次第に緩んでくることが知られている。
このようなナットの緩みを防止する手段として、例えば、座金の一部を切断して弾性力を付与した「ばね座金」、締付面にエンボス加工を施した「歯付き座金」、ボルトのねじ部およびナットの半径方向に開設した通孔に挿着した割りピンなどの「ピン部材」、さらには締結用ナットに重ねて外側に緩み止め用のナットを締め付け、ナット同士の締付け作用を利用した「ダブルナット」などが広範に採用されている。
しかるに、上述記した「ばね座金」は、締結した直後は緩み止め効果があるものの長期間使用していると、ばね座金の弾性が低下して緩み止め効果が低下するため、重い鉄骨等の締結には不向きであるという問題を有していた。同様に「歯付き座金」も小さな機械装置類または被締結部品が金属に比較して柔らかい木製品のような材質には緩み止め効果を期待できるが、大きな金属製の機械装置類には緩み止め効果を期待できないという問題があった。
一方、「ピン部材」は、ボルトのねじ部およびナットの半径方向に開設した通孔の軸芯が一致しないとピンを挿着できないだけでなく、軸芯を一致させてを締結すると、却って締め付けが緩くなりこともあるという問題を有していた。
さらに、「ダブルナット」も、1ヵ所の締め付けに際して2つのナットを締付ける必要があるだけでなく外側ナットを更に締め付ける作業が加わるため、大量のナット締めを必要とする建築物等では工事が遅延する原因になり易く、また、外側ナットの締結を個々に確認する作業も煩雑であるなどの問題もあった。
このような事情から、締結用ナットをロックナットで締め付けることにより、締結用ナットの緩みを防止する技術が提案されている。
例えば、実開昭55−110820号公報には「ナット本体の締め付けがわ端面におけるねじ穴の近傍周辺から外方に向かって突出する突起を一体に形成するとともに、この突起を少なくとも前記ナット本体より軟質の弾性部材で形成した」ロックナットが開示されている。しかしながら、このロックナットはナット本体の締め付けがわ端面に単に突起を設けただけであるため、締結ナットをロックナットで締め付けると、締結ナットの端面とロックナットの締め付けがわ端面との間隙部に突起が入り込んで、締結ナットの端面とロックナットの締め付けがわ端面との間に隙間ができた状態となり、その結果、締結ナットとロックナットとの締め付け合う力が弱くなるという問題がある。
そこで、本考案者等は、「ナットのねじ孔周縁の座面に複数の突起を形成し、被締結部材となるボルトに既に締め付けてある締結用ナットに対してこのナットを複数の突起側を向けて締め付け、両ナットの座面間で変形する突起を両ナットのねじ孔とボルトのねじ部との螺合部に巻き込んで、両ナットの緩みを防止することができるよう」に構成して、ナットをボルトに締め付ける際の突起の変形および突起が潰れてボルトのねじ部への巻き込みによる摩擦力の上昇により緩み止め効果を高めたロックナットを開発し、特許出願を行った(特開平10−61645号)。
しかしながら、この先願に係るロックナットも、締結用ナットをロックナットで締め付けると、座面に設けた突起が締結用ナットの座面とロックナットの座面との間隙部に入り込んで締結用ナットの座面とロックナットの座面との間に隙間が生じ、締結用ナットとロックナットとの締め付け合う力を充分に保持できなくなるという改良すべき点が見つかった。
本考案は、上述の記問題に鑑みて創案されたものであり、締結用ナットとロックナットとの締め付け合う力を充分保持することのできるロックナットを提供することにある。
本考案に係るロックナットは、ボルト(6)に締め付けられた締結用ナット(7)の緩みを防止するためのロックナット(1)であって、内部にねじ孔(4)が形成されかつ一方の座面(3)の前記ねじ孔(4)の周縁に溝(30)が形成されたナット(2)と、該ナット(2)の前記溝(30)に形成されかつ前記ナット(2)と同じ材質の複数の突起(5)とを備え、前記突起(5)が、前記ナット(2)の前記座面(3)と前記溝(30)との境界線から前記ナット(2)の中心方向に向けられた前記ねじ孔(4)と反対側の外側面(31)と、前記ナット(2)の前記ねじ孔(4)の内面の延長となるようにされた前記ねじ孔(4)側の内側面(32)とを有し、前記溝(30)の深さが、前記ロックナット(1)を前記ボルト(6)に締め付けた際に前記複数の突起(5)が潰されても前記締結用ナット(7)の前記ナット(2)側の座面(8)と前記ナット(2)の前記座面(3)との間に入り込まない深さに設定されていることを特徴とする。
この場合、突起(5)の先端に、ナット(2)の中心方向に指向する爪(11)を設けたり、突起(5)の内側面(32)に形成されかつボルト(6)のねじ部と螺合するねじ山(12)を形成することもできる。
また、ナット(2)の突起(5)側に締結用ナット(7)を連結してもよく、この突起(5)を先端ほど幅の狭い山形の形状に設定することもでき、さらには、突起(5)の高さをナット(2)の長さの30%以上に設定するのが好適である。
本考案に係るロックナットによれば、以下のような効果を奏するものである。
(1)ナットの座面に形成された溝に複数個の突起を形成することにより、ロックナットを締結用ナットの座面に突起を向けて締め付けると、潰れた突起がボルトのねじ部とナットのねじ孔の締結部分に巻き込んだ状態で締め付けられるとともに、ナットの座面と締結用ナットの座面との間に潰れた突起が入り込まないため、緩み止め効果を格段と高めることができる。
(2)複数の突起をナットと同じ材質で形成することにより、製造工程を簡単にすることができる。
(3)突起の先端にナットの中心方向を向く爪を形成することにより、ナットのねじ孔とボルトのねじ部との締結間の摩擦力を更に向上させて、緩み止め効果を更に高めることができる。
(4)突起の内側面にボルトのねじ部と螺合するねじ山を形成することにより、突起を潰れ易くするとともに突起の一部がボルトのねじ部に巻き込まれ易くして、ロックナットの確実な緩み止め作用をもたらすことができる。
(5)ロックナットに締結用ナットを予め連結したものにあっては、ロックナットが締結用ナットから分離し、かつナットの座面同士が密着していれば、それが緩み止め作業(2度締め作業)が完了していることを知らしめるため、ダブルナットの2度締めの締め忘れを容易に確認することができる。
(6)突起の高さをナットの長さの30%以上とすることにより、ロックナットの緩み止め作用を向上させることができる。
次に、本考案に係るロックナットの実施の形態について添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図6は、本考案の第1の実施の形態によるロックナットを示すものである。本実施の形態によるロックナット1は、所謂「めねじ」としての所定のリード角およびピッチ間隔を有する例えば六角ナット等のナット2の座面3のねじ孔4の周縁に溝30を形成するとともにこの溝30に3個の突起5を等間隔に形成したものである。なお、突起5はナット2と同じ材質のものである。
突起5は先端ほど幅の狭い山形の形状のものであるが、ねじ孔4と反対側の外側面31は、図2〜図4に示すように、ナット2の座面3と溝30との境界線からナット2の中心方向に向けられており、また、ねじ孔4側の内側面32はナット2のねじ孔4の内面の延長となるようにされている。
被締結材Mに挿通されかつ締結用ナット7が締め付けられたボルト6にロックナット1を締め付けていくと、ロックナット1に形成された突起5は締結用ナット7の座面8とナット2に形成された溝30とによって潰される。このとき、突起5の内側面32は上述したようにナット2のねじ孔4の内面の延長となるようにされておりボルト6のねじ部9との接触面積が大きいため、潰れた突起5の一部はボルト6のねじ部9に巻き込まれるように締め付けられる。その結果、突起5は、ボルト6のねじ部9とロックナット1のねじ孔4との摩擦力に影響を与えることができる。
ここで、これらの突起5は、小さすぎると、ボルト6に締め付けた際にボルト6のねじ部9に巻き込まれないため緩み止めとしての作用を果たさず、逆に、大きすぎると、上述した従来のロックナットで問題となったように、内側の締結用ナット7との間に大きな隙間を形成してダブルナットとしての機能を果たさなくなる。
そこで、本実施の形態によるロックナット1では、ボルト6に締め付けた際にボルト6のねじ部9に巻き込まれて緩み止めとしての作用を果たすように、突起5の高さをナット2の約30%に設定して大きくするとともに、内側の締結用ナット7との間に大きな隙間を形成してダブルナットとしての機能を果たさなくなることを防止するために、ナット2の座面3のねじ孔4の周縁に溝30を形成しかつこの溝30に突起5を形成して、突起5が潰されても溝30に入り込んで締結用ナット7の座面8とナット2の座面3との間に入り込まないようにしている。すなわち、溝30の深さは、3個の突起5が潰されても締結用ナット7の座面8とナット2の座面3との間に入り込まない深さに設定されている。
なお、本実施の形態では突起5の数を3個としたが、突起5の数はナットの大きさや形状によって適宜決定してよい。例えば、大きいナットでは突起5の数は4個または5個でもよく、逆に、小さいナットでは突起5の数は2個であってもよい。但し、これらの突起5は、2度締めによって潰された後、この潰れた突起5の一部がボルト6のねじ部9に巻き込まれるように締め付けられて、ボルト6のねじ部9とロックナット1のねじ孔4および締結用ナット7のねじ孔10の摩擦力に影響を与えるものでなければならない。
これらの突起5は、ナット2および締結用ナット7の中心軸を中心点とする点対称または中心点から等間隔に配置することが望ましい。
図5は、本実施の形態によるロックナット1をボルト6に締め付けていく状態を示すものである。先ず、機械装置または建築物の鉄骨材等の被締結材Mの固定しようとする部分に挿通したボルト6に対して、本来の締結用ナット7を締め付ける。次に、突起5が締結用ナット7の座面8に向くようにしてロックナット1をボルト6に対して締め付けていき(図5(a)参照)、ロックナット1の突起5の先端が締結用ナット7の座面8に接するまで締め付ける(図5(b)参照)。そしてロックナット1を更に締め付けると、この締付け力によって突起5が潰され、ロックナット1を締結用ナット7へ近づけることができるようになる(図5(c)参照)。
このとき、潰された突起5は、図6に示すように、ナット2の座面3に形成された溝30に潰れた状態で入り込み、ナット2の座面3と締付用ナット7の座面8との間には入り込まないため、ナット2の座面3と締付用ナット7の座面8とを接触させることができ、締結用ナット7とロックナット1との締め付け合う力を格段に向上させることができる。また、潰された突起5の一部はボルト6のねじ部9に巻き込まれることにより、摩擦力の向上に寄与して緩み止め効果を高めることができる。
なお、この実施の形態では、突起5をナット1の片方の座面3のみに形成したものを説明した。しかし、これらの突起5は、ナット2の両座面3に形成してもよい。ナット2の両座面3に突起5を形成してあると、ボルト6への締め付けに際してナット2の表裏面の確認をする必要がなくなり、取り付け作業性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、本考案の第2の実施の形態によるロックナットを示す拡大側断面図である。本実施の形態によるロックナット1は、突起5の先端にナット2の中心方向に向く爪11を形成した点で、第1の実施の形態によるロックナット1と異なる。
本実施の形態によるロックナット1では、第1の実施の形態によるロックナット1と同様に、ロックナット1をボルト6に締め付けていくと、突起5は締付用ナット7の座面8により潰されて溝30に入り込むとともに、その一部はボルト6のねじ部9に巻き込まれる。このとき、突起5の先端に爪11が形成されていると、爪11は、締付用ナット7の座面8により容易に潰されてボルト6のねじ部9に確実に巻き込まれる。その結果、突起5の先端に形成された爪11は、ナット2のねじ孔4とボルト6のねじ部9との締結間の摩擦力の更なる向上に寄与して、緩み止め効果を更に高めることができる。
(第3の実施の形態)
図8は、本考案の第3の実施の形態によるロックナットを示すものである。本実施の形態によるロックナット1は、突起5にボルト6のねじ部9に螺合するねじ山12を形成した点で、上述した第2の実施の形態によるロックナット1と異なる。
本実施の形態によるロックナット1では、突起5に、ボルト6のねじ部9に螺合するねじ山12を形成しているため、突起5が容易に潰れるとともに、突起5の一部がボルト6のねじ部9に巻き込まれ易くなる。その結果、ねじ山12が形成された突起5は、ロックナット1の確実な緩み止め作用をもたらすという効果を奏するものである。
なお、前述の第1の実施の形態によるロックナット1の突起5にボルト6のねじ部9に螺合するねじ山12を形成してもよい。
(第4の実施の形態)
図9は、本考案の第4の実施の形態によるロックナットを示すものである。本実施の形態によるロックナット1は、突起5の先端に締結用ナット7を予め取り付けた点で、第1の実施態様によるロックナット1と異なる。
本実施の形態によるロックナット1では、締結用ナット7を突起5の先端にスポット溶接または接着剤を用いて取り付けることにより、ロックナット1と締結用ナット7とを連結している。ここでは、予め2個のナット2,7の座面3,8のねじ孔4,10近傍にスポット溶接または接着剤を用いてロックナット1とナット2とを連結している。
締結用ナット7と連結されたロックナット1は、ボルト6に締め付けることによって、1回の締め付け作業で2個のナット2,7を同時に締め付けることができる。次に、外側のロックナット1のみを更に締め付けると、突起5と締結用ナット7の座面8との溶接部分または接着剤が破断されて、ロックナット1のみを更に締め付けることができる。このとき分離したロックナット1は、各突起5が潰されて内側の締結用ナット7の座面8に締め付けられる。突起6もボルト6のねじ部9側へ同時に締め付けられ、ナット2,7のねじ孔4,10とボルト6のねじ部9の締結間の摩擦力の向上に寄与して緩み止め効果を高める機能を有し、かつ締め付け作業を迅速に行うことができるものである。
本実施の形態によるロックナット1では、2個の並列したナット2,7を各種の機械装置または建築物の鉄骨等の被締結材Mに挿通したボルト6に同時に締め付けることができるようにするために、各ナット2,7のねじ孔4,10のリード角およびピッチ間隔により突起5を形成した状態でもボルト6に締め付けることができるように、ロックナット1と締結用ナット7とは連結されている。即ち、ロックナット1と締結用ナット7とを連結してもナット2,7のねじ孔4,10のリード角およびピッチ間隔が同じとなるように、突起5の高さが設定されている。
なお、前述した第2および第3の実施の形態によるロックナット1においても、突起5の先端に締結用ナット7を予め取り付けてもよい。
なお、各実施の形態によるロックナット1では、並列する六角ナット2,7の形状および厚みを同大同形状の六角ナットを用いて説明した。しかし、ダブルナットとして外側のロックナット1を強固に締め付けることができ、緩み止め作用を有するものであればよいので、両方のナット2,7の形状は同大同形状に限定されることはない。例えば、ロックナット1は薄いものであっても緩み止め効果を奏することは勿論であり、種々の組み合わせがある。
また、各実施の形態では、ロックナットとして六角ナットを例示して説明したが、締結用ナット7に締め付けてダブルナットとして機能するものであれば、ロックナットは六角ナットに限定されるものではなく、四角ナット、八角ナット、その他のいずれの形状であってもよく、さらには、被締結物との間にワッシャを介挿しても良いことは勿論である。
さらにまた、各実施の形態においてはロックナットの素材を特定していないが、各種の金属材料のほか、電子機器などで採用されているナイロン、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂材料を素材として形成することもできることは言うまでもなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の改変をなし得ることは勿論である。
本考案の第1の実施の形態によるロックナットを示す斜視図である。 本考案の第1の実施の形態によるロックナットを示す側断面図である。 本考案の第1の実施の形態によるロックナットを示す底面図である。 本考案の第1の実施の形態によるロックナットの要部を示す拡大側断面図である。 本考案の第1の実施の形態によるロックナットをボルトに締め付ける状態を示す正面図であって、(a)は締結用ナットを既に締め付けてあるボルトに対してロックナットを締め付ける前の状態を示し、(b)は締結用ナットの座面にロックナットの突起が接するまで締め付けた後の状態を示し、(c)はロックナットを突起が潰れるまで締め付け、座面同士が接するように締め付けた状態を示す正面図である。 本考案の第1の実施の形態によるロックナットにおけるボルトのねじ部とナットのねじ孔との締結状態を示す要部拡大断面図である。 突起に爪を形成した本考案の第2の実施の形態によるロックナットを示す拡大側断面図である。 突起の先端にねじ山を形成した本考案の第3の実施の形態によるロックナットを示す拡大側断面図である。 突起の先端に内側の締結用ナットを予め取り付けた本考案の第4の実施の形態によるロックナットを示す拡大側断面図である。
符号の説明
1 ロックナット
2 ナット
3 座面
4 ねじ孔
5 突起
6 ボルト
7 締結用ナット
8 座面
9 ねじ部
10 ねじ孔
11 爪
12 ねじ山
30 溝
M 被締結材

Claims (6)

  1. ボルト(6)に締め付けられた締結用ナット(7)の緩みを防止するためのロックナット(1)であって、内部にねじ孔(4)が形成され、かつ、一方の座面(3)の前記ねじ孔(4)の周縁に溝(30)が形成されたナット(2)と、該ナット(2)の前記溝(30)に形成され、かつ、前記ナット(2)と同じ材質の複数の突起(5)とを備え、前記突起(5)が、前記ナット(2)の前記座面(3)と前記溝(30)との境界線から前記ナット(2)の中心方向に向けられた前記ねじ孔(4)と反対側の外側面(31)と、前記ナット(2)の前記ねじ孔(4)の内面の延長となるようにされた前記ねじ孔(4)側の内側面(32)とを有し、前記溝(30)の深さが、前記ロックナット(1)を前記ボルト(6)に締め付けた際に前記複数の突起(5)が潰されても前記締結用ナット(7)の前記ナット(2)側の座面(8)と前記ナット(2)の前記座面(3)との間に入り込まない深さに設定されていることを特徴とする、ロックナット。
  2. 突起(5)が、ナット(2)の中心方向に向けて形成された爪(11)を先端に有することを特徴とする請求項1に記載のロックナット。
  3. 突起(5)が、内側面(32)に形成されかつボルト(6)のねじ部と螺合するねじ山(12)を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロックナット。
  4. ナット(2)の突起(5)側に締結用ナット(7)が連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロックナット。
  5. 突起(5)の高さがナット(2)の長さの30%以上であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のロックナット。
  6. 突起(5)が、先端ほど幅の狭い山形の形状を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のロックナット。
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