JPH1061177A - 内型枠固定装置、内型枠及びコンクリート打設工法 - Google Patents

内型枠固定装置、内型枠及びコンクリート打設工法

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JPH1061177A
JPH1061177A JP22339396A JP22339396A JPH1061177A JP H1061177 A JPH1061177 A JP H1061177A JP 22339396 A JP22339396 A JP 22339396A JP 22339396 A JP22339396 A JP 22339396A JP H1061177 A JPH1061177 A JP H1061177A
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JP
Japan
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concrete
frame
fixing device
inner form
formwork
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JP22339396A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Takahashi
英俊 高橋
Shigeo Kobayashi
茂雄 小林
Mitsuru Sasaki
満 佐々木
Kazuhiro Manabe
和博 真鍋
Yuuji Douya
祐司 銅冶
Eiichi Makino
栄一 牧野
Mitsugi Fujimura
貢 藤村
Tatsu Tsuchiya
達 土屋
Yoshitaro Tsuji
吉太郎 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENGAN KAIHATSU GIJUTSU KENKYU CENTER
UNYUSHO DAINI KOWAN KENSETSUKYOKU
WAKACHIKU KENSETSU KK
IHI Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Toa Corp
Toray Engineering Co Ltd
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
ENGAN KAIHATSU GIJUTSU KENKYU CENTER
UNYUSHO DAINI KOWAN KENSETSUKYOKU
WAKACHIKU KENSETSU KK
IHI Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Toa Corp
Penta Ocean Construction Co Ltd
Toyo Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンクリート打設用内型枠を安全且つ短時間
で、所定の位置に設置する。 【解決手段】 予め内型枠114にほぞ穴形成用の箱抜
き材を設けておく。フレーム101の両端に、ばねの力
で水平状態まで起き上がる爪部材をもつストッパー10
2を設け、内型枠固定装置100とする。内型枠固定装
置を内型枠の下にチェーン116等で取り付け、既設の
コンクリート2または3の内壁内でクレーンにより引き
上げる。内型枠固定装置がコンクリートに形成されたほ
ぞ穴112まで上昇すると、ストッパーの爪部材が起き
上がり、ほぞ穴に自動的に入る。全ストッパーの爪部材
がほぞ穴に入ったのを確認してから、内型枠を少し下げ
ると、ほぞ穴に爪部材が引っ掛かり、内型枠の位置が内
型枠固定装置上に固定される。内型枠と外型枠或いは他
の内型枠とを用いて型枠間にコンクリートを打設する。
養生後に脱枠すると、内型枠の箱抜き材により、次ロッ
ト用のほぞ穴が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート打設用
内型枠を固定する装置、同内型枠固定装置の使用に適し
た内型枠、及び同内型枠固定装置を使用するコンクリー
ト打設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図11を参照して、コンクリート
構造物の構築の際にコンクリート打設用内型枠を固定す
る従来の方法を説明する。
【0003】ここで、図8はケーソン構築を例にして、
内型枠を用いた従来のコンクリート打設状況の全体を示
す。また、図9に内型枠と外型枠の配置状況を示し、図
10に図9中のX−X線断面図を示し、図11に図10
中の内型枠固定部XIの詳細を示す。図8〜図11中の符
号で、1はケーソン、2と3は既設のコンクリート壁、
4は外型枠、5は内型枠、6は型枠間のスペース、7は
メタルフォーム、8は縦ばた材、9は横ばた材、10は
サポート、11は吊り足場、12はワイヤロープ、13
はクレーン(揚重機)、14はアンカーセパレータ、1
5はアジャストベース(型枠落下防止金具)、16はナ
ット、17はセパレータ、18はフォームタイを示す。
【0004】一般に、図8に示すケーソン1のような大
型のコンクリート構造物を構築する場合、コンクリート
打設の施工技術上、或る高さ(ロットと称される)毎に
鉄筋を継ぎ足してコンクリートを打設する。
【0005】また、コンクリート構造物には外側のコン
クリート壁2だけでなく、間仕切りのコンクリート壁3
がある。そのため、図9に示すように、コンクリート構
造物の外側となる型枠、即ち外型枠4と、コンクリート
構造物の内側となる型枠、即ち内型枠5が必要になる。
つまり、外型枠4と内型枠5を適宜組み合わせて、その
間のスペース6にコンクリートを打設する。
【0006】外型枠4は、図10に示すように多数のメ
タルフォーム7を組み合わせて平面を作り、同平面を縦
ばた材8と横ばた材9で押さえたものである。
【0007】内型枠5は、同じく図10に示すように多
数のメタルフォーム7を組み合わせて平面を作り、同平
面を縦ばた材8と横ばた材9で押さえ、更に図8に示す
ように内面間にサポート10を突っ張って形を整えたも
のであり、予め地上で組み立てられる。
【0008】このような内型枠5の下に、図8に示すよ
うに吊り足場11を取り付け、このた状態で内型枠5を
上部四隅にてワイヤロープ12によって吊り、クレーン
13で吊り上げて所定の位置まで運搬する。
【0009】次に、吊り足場11に人が乗って身を乗り
出し、図8に示すように、既設のコンクリート壁2、3
にアジャストベース15を固定する。
【0010】詳細には図11に示すように、既設のコン
クリート壁2、3における内壁に予め打設されているア
ンカーセパレータ14に、アジャストベース15をナッ
ト16で固定する。このアジャストベース15上に内型
枠5のメタルフォーム7を載置することにより、内型枠
5が所定位置に設置される。
【0011】但し、アジャストベース15は多数取り付
けるので、各アジャストベースの設置レベルをマーキン
グして、高さを調整する。このため、アンカーセパレー
タ14に通すアジャストベース15の穴として斜め方向
の長穴を明け、高さ調整を容易にしている。
【0012】外型枠4と内型枠5とは、図9及び図10
に示すように、それらの下部で既設のコンクリート壁2
または3を挟んだ状態で、セパレータ17及びフォーム
タイ18により連結し、コンクリート打設時の側圧に耐
えるようにしている。
【0013】外型枠4と内型枠5間のスペース6に対し
1ロットのコンクリート打設が終わると、或る時間を経
てコンクリートが或る強度に達した後、サポート10を
縮めて内型枠5を縮小し、脱枠する。なお、脱枠までに
次の鉄筋を継ぎ足しておき、その後、内型枠5を次ロッ
トの位置まで上昇させる。
【0014】以上の操作を繰り返して行うことにより、
コンクリート打設を設計高さまで仕上げる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内型枠固定
方法には、下記(1)〜(3)のような問題がある。 (1)アジャストベース15の取り付けに際して、各ロ
ット毎に設置レベルをマーキングして高さ調整すること
が多く、作業時間が多く掛かる。 (2)アジャストベース15の取付作業は、内型枠5を
クレーン13で吊り下げた状態で、しかも動揺する構造
の吊り足場11の上から人が行うことになるので、不安
定である。 (3)アジャストベース15の高さ調整及び取付作業が
終わるまで、ケーソンヤードのクレーン13はこの作業
に取られて他の作業に使用できない。従って、型枠工全
体でのクレーン13の作業効率が悪い。
【0016】本発明は上記従来の内型枠固定技術の問題
点を解決することができる内型枠固定装置、内型枠及び
コンクリート打設工法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の内型枠固定装置
は、内型枠を搭載するためのフレームと、このフレーム
の端部に回転または伸縮可能に設置されたストッパーで
あって、コンクリート内壁に予め作られているほぞ穴
に、コンクリート内壁内でのフレームの上昇により自動
的に嵌合するストッパーとを具えてなり、ストッパーと
ほぞ穴との前記嵌合により内型枠を所定位置に固定する
構成であることを特徴とし、或いは、更に前記フレーム
の上面に設置され、内型枠の高さを調整するアジャスタ
ーと、前記フレームに設置され、コンクリート内壁面と
の係合により同フレームのスムーズな上下動を実現する
ガイド装置とを具えてなることを特徴とする。
【0018】また、本発明の内型枠は、上記内型枠固定
装置のストッパーが嵌合するほぞ穴をコンクリート打設
時に形成するための箱抜き材を外面に具えることを特徴
とする。
【0019】更に、本発明のコンクリート打設工法は、
上記内型枠固定装置をコンクリート内壁内で上昇させ、
前記ストッパーがコンクリート内壁のほぞ穴に嵌合した
状態で内型枠を内型枠固定装置により固定し、その後コ
ンクリートを打設することを特徴とし、或いは、更に内
型枠としてほぞ穴を形成する箱抜き材を外面に具えた内
型枠を使用し、この内型枠の下に内型枠固定装置を吊り
下げ、内型枠固定装置を内型枠と一緒にコンクリート内
壁内で上昇させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1に、本発明の一実施例に係る内
型枠固定装置の使用例として、内型枠をケーソンのコン
クリート内壁内に固定している状態の全体を示す。図2
は内型枠固定装置の側面図、図3は図2中のIII矢視か
ら見た平面図、図4は図2中のIV部の詳細図、図5は補
強金物をほぞ穴に取り付けた状態で示す断面図、図6は
ほぞ穴形成用に箱抜き材を具えた内型枠を示す図、図7
はストッパーの作用を示す図である。
【0021】図1〜図7中の符号で、1はケーソン、2
と3は既設のコンクリート壁、7はメタルフォーム、8
は縦ばた材、10はサポート、12はワイヤロープ、1
00は内型枠固定装置、101はフレーム、102はス
トッパー、103は爪部材、104と106はピン、1
05はばね、107はガイド装置、108はアジャスタ
ー、109は座、110はボルト、111はナット、1
12はほぞ穴、113は補強金物、114は内型枠、1
15は箱抜き材(凸部材)、116はチェーン等を示
す。
【0022】図1において、既設のコンクリート壁2ま
たは3の内壁には、小さなほぞ穴112が作られてい
る。
【0023】本例では、このほぞ穴112をコンクリー
ト打設時に箱抜き部として同時に作るため、図6に示す
ようにほぞ穴形成用箱抜き材115を、予め内型枠11
4の外面の所定位置に配設してある。箱抜き材115は
メタルフォーム7にボルト等で止められている。このよ
うな内型枠114は予め地上で組み立てられ、図1に示
すように、多数のメタルフォーム7を組み合わせてなる
平面を縦ばた材8等で押さえ、内面間にサポート10を
張って形を整えてある。
【0024】本例の内型枠固定装置100は図1及び図
2に示すように、フレーム101と、ストッパー102
と、ガイド装置107と、アジャスター108からな
り、チェーン116等により内型枠114の下に取り付
けられる。ストッパー102はその先端部がほぞ穴11
2に嵌合した状態で、内型枠固定装置100及び内型枠
114の重量を支える。内型枠114はアジャスター1
08を介してフレーム101上に搭載され、所定位置に
固定される。ガイド装置107は内型枠固定装置100
の上昇・下降を案内する。
【0025】ここで、ストッパー102とほぞ穴112
の嵌合とは、必ずしも固くはまり合う必要はなく、内型
枠固定装置100及び内型枠114の重量を支えること
ができる程度に、緩くはまり合えば良い
【0026】フレーム101は本例では鋼板製とし、図
3に示すように井桁状をなしている。また本例ではスト
ッパー102を回転可能なものとし、フレーム101の
両端に設けてある。このストッパー102は、内型枠固
定装置100が既設のコンクリート壁2または3の内壁
内でほぞ穴112まで上昇すると、ばね等の力で爪部分
が水平状態まで回転してほぞ穴112に自動的に嵌合す
るように構成されている。具体的には、下記の通りであ
る。
【0027】即ち、図2及び図3に示すようにフレーム
101の四隅下部にストッパー102が設けられる。各
ストッパー102は図4に示すように二股状の爪部材1
03と、ピン104と、ばね105、ピン106からな
る。爪部材103は垂直面内で回転できるようにピン1
04によりフレーム101に取り付けられている。爪部
材103の二股のうち一端はほぞ穴112に嵌合して内
型枠114及び内型枠固定装置100の重量を支える強
度と長さを有する。爪部材103の他端にはばね105
が取り付けられ、ばね105はピン106によりフレー
ム101に連結されている。ばね105は爪部材103
に対し、その一端が下方から外側へ水平状態まで起き上
がってほぞ穴112に嵌合するように、回転力を付与す
る。なお、爪部材103の回転は、フレーム101との
当接によりほぼ水平までに規制される。
【0028】ガイド装置107は、内型枠114及び内
型枠固定装置100を上昇・下降させる場合にコンクリ
ート壁内面をスムーズに動くように、フレーム101両
端に設けてある。具体的には図4に示すように、ガイド
装置107として輪状のものをフレーム101の四隅端
面に回転可能に取り付けてある。
【0029】アジャスター108は内型枠114の高さ
調整座であり、図3に示すようにフレーム101の上面
周辺部に8個設けてある。具体的には図4に示すよう
に、アジャスター108はフレーム101上面に固定し
た座109と、この座109上部に結合したボルト11
0と、このボルト110に結合したナット111からな
る。このアジャスター108の上に図1に示すように内
型枠114が載る。各アジャスター108にてボルト1
10の座109からの突き出し高さを調整し、その高さ
をナット111で固定することにより、内型枠114の
高さの微調整を行うことができる。
【0030】補強金物113は図5に示すように、ほぞ
穴112とほぼ同形状をなし、同ほぞ穴112に取り付
けられる。その理由は、コンクリートの養生期間が短い
とほぞ穴112が強度発揮不足となることもあるからで
ある。そこで、ほぞ穴112のコンクリート強度が不足
する際には、ほぞ穴112に補強金物113を配すると
良い。
【0031】次に、上記内型枠固定装置100及び内型
枠114を使用したコンクリート打設工法について説明
する。
【0032】(1)箱抜き材115を有する内型枠11
4の下に、図1に示すように、内型枠固定装置100を
チェーン116等で取り付ける。この状態の内型枠固定
装置110はコンクリート内壁内でクレーンにより内型
枠114と共に引き上げることが可能である。 (2)そこで、内型枠114の四隅に図6に示されるワ
イヤロープ12を取り付け、内型枠固定装置100と共
に引き上げる。内型枠固定装置100はガイド装置10
7の案内により、スムーズに上昇する。 (3)その時、ストッパー102の爪部材103の一端
は、図7(A)に示すように、ばね105の力でコンク
リート壁2または3の内面に接触する。 (4)内型枠固定装置100がほぞ穴112まで引き上
げられると、図7(B)に実線で示すように、爪部材1
03がばね105の力で回転して水平状態まで起き上が
り、ほぞ穴112に入る。 (5)内型枠固定装置100に取り付けた全てのストッ
パー102の爪部材103がほぞ穴112に入っている
のを確認して、内型枠114を少し下げる。すると、図
7(C)に示すように、ほぞ穴112に爪部材103が
引っ掛かることで、内型枠114を固定することにな
る。 (6)この状態で、内型枠114と外型枠を、或いは内
型枠114同士を、セパレータやフォームタイにより連
結し、型枠間のスペースにコンクリートを打設する。 (7)型枠間のスペースに対し1ロットのコンクリート
打設が終わると、或る時間を経てコンクリートが或る強
度に達した後、サポート10を縮めて内型枠114を縮
小し、脱枠する。内型枠114を脱枠すると、箱抜き材
115の存在により、コンクリート内壁に次ロット用の
ほぞ穴が形成される。なお、脱枠までに次の鉄筋を継ぎ
足しておき、その後、内型枠114を次ロットの位置ま
で上昇させる。
【0033】以上の操作を繰り返して行うことにより、
コンクリート打設を設計高さまで仕上げる。
【0034】ここで、アジャスター108による内型枠
114の高さ調整は所定の位置で一度だけ行っておけば
良い。その理由は、内型枠114の箱抜き材115で次
ロット用のほぞ穴位置(次ロットの内型枠設置位置)が
決まるので、内型枠固定装置100を吊り上げるだけ
で、内型枠114の位置決めができるからである。
【0035】この箱抜き材115があるため、内型枠1
14をコンクリートから脱枠して次ロット用に上昇させ
るには、同内型枠114をその分縮小する必要がある。
この内型枠114の縮小はサポート10を縮める等既知
の技術を適用すれば良く、問題ない。
【0036】上記実施例ではストッパー102として、
回転可能にした二股状の爪部材103とばね105を用
いているが、ストッパー102が自動的にほぞ穴112
に嵌合する機構としてはこの他に、ほぞ穴112をセン
サで検出して油圧シリンダとか電動シリンダで、棒部材
をほぞ穴112に対して直線的に伸縮させたり、爪部材
103を回転させたりする等、種々の手段が考えられ
る。
【0037】また、上記実施例ではアジャスター108
として、座109とボルト110とナット111を用い
ているが、この他に、電動のスクリュウジャッキ等を用
いることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の内型枠固定装置、内型枠及びコ
ンクリート打設工法によれば、以下の効果がある。 (1)請求項1の内型枠固定装置では、ストッパーとほ
ぞ穴の嵌合で内型枠を設置することができるので、従来
のように内型枠がクレーンで吊り上げられている状態で
吊り足場内に人間が入り、身を乗り出してアジャストベ
ースを取り付ける必要がなく、内型枠設置作業が安全で
あり、時間も短縮する。 (2)請求項2の内型枠固定装置では、ガイド装置によ
り内型枠固定装置がスムーズに上昇、下降することがで
きる。また、内型枠固定装置自体にアジャスターが有る
ので、安全に内型枠の高さ調整を行うことができる。 (3)請求項3の内型枠では、箱抜き材により次ロット
用のほぞ穴を自動的に形成することができる。 (4)請求項4のコンクリート打設工法では、内型枠設
置作業の時間が短縮するので、型枠工全体の作業効率が
向上する。 (5)請求項5のコンクリート打設工法では、所定の位
置で一度内型枠の高さの調整を行えば、内型枠の箱抜き
材で次ロット用のほぞ穴の位置が決まるので、内型枠固
定装置を吊り上げるだけで、内型枠の位置決めができ、
設置時間が大幅に短縮する。 (6)更に、上記のように内型枠設置時間が短縮するこ
とから、内型枠のハンドリングに要するクレーンの拘束
時間が短縮するので、クレーンの解放が早く、型枠工全
体の作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内型枠固定装置の使用
例として、内型枠をケーソンのコンクリート内壁内に固
定している状態を示す全体図。
【図2】本発明の一実施例に係る内型枠固定装置の側面
図。
【図3】図2中のIII矢視から見た平面図。
【図4】図2中のIV部の詳細図。
【図5】補強金物をほぞ穴に取り付けた状態で示す断面
図。
【図6】ほぞ穴形成用に箱抜き材を具えた内型枠を示す
図。
【図7】ストッパーの作用を示す図。
【図8】ケーソン構築を例にして、内型枠を用いた従来
のコンクリート打設状況の全体を示す図。
【図9】内型枠と外型枠の配置状況を示す平面図。
【図10】従来の内型枠固定方法を示す図9中のX−X
線断面図。
【図11】図10中の内型枠固定部XIの詳細図。
【符号の説明】
1 ケーソン 2、3 コンクリート壁 7 メタルフォーム 8 縦ばた材 10 サポート 12 ワイヤロープ 100 内型枠固定装置 101 フレーム 102 ストッパー 103 爪部材 104、106 ピン 105 ばね 107 ガイド装置 108 アジャスター 109 座 110 ボルト 111 ナット 112 ほぞ穴 113 補強金物 114 内型枠 115 箱抜き材 116 チェーン等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000219406 東亜建設工業株式会社 東京都千代田区四番町5 (71)出願人 000222668 東洋建設株式会社 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1号 (71)出願人 000182030 若築建設株式会社 福岡県北九州市若松区浜町1丁目4番7号 (71)出願人 000000099 石川島播磨重工業株式会社 東京都千代田区大手町2丁目2番1号 (71)出願人 000006208 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 (72)発明者 高橋 英俊 神奈川県横浜市神奈川区橋本町2丁目1番 4号 運輸省第二港湾建設局 横浜機械整 備事務所内 (72)発明者 小林 茂雄 神奈川県横浜市神奈川区橋本町2丁目1番 4号 運輸省第二港湾建設局 横浜機械整 備事務所内 (72)発明者 佐々木 満 東京都千代田区隼町3番地16号 財団法人 沿岸開発技術研究センター内 (72)発明者 真鍋 和博 東京都文京区後楽二丁目2番8号 五洋建 設株式会社内 (72)発明者 銅冶 祐司 東京都千代田区四番町5 東亜建設工業株 式会社内 (72)発明者 牧野 栄一 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1号 東洋建設株式会社内 (72)発明者 藤村 貢 東京都目黒区下目黒二丁目23番18号 若築 建設株式会社内 (72)発明者 土屋 達 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 東二・ テクニカルセンター 石川島播磨重工業株 式会社内 (72)発明者 辻 吉太郎 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内型枠を搭載するためのフレームと、こ
    のフレームの端部に回転または伸縮可能に設置されたス
    トッパーであって、コンクリート内壁に予め作られてい
    るほぞ穴に、コンクリート内壁内でのフレームの上昇に
    より自動的に嵌合するストッパーとを具えてなり、スト
    ッパーとほぞ穴との前記嵌合により内型枠を所定位置に
    固定する構成であることを特徴とする内型枠固定装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームの上面に設置され、内型枠
    の高さを調整するアジャスターと、前記フレームに設置
    され、コンクリート内壁面との係合により同フレームの
    スムーズな上下動を実現するガイド装置とを具えてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内型枠固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の内型枠固
    定装置のストッパーが嵌合するほぞ穴をコンクリート打
    設時に形成するための箱抜き材を外面に具えることを特
    徴とする内型枠。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の内型枠固
    定装置をコンクリート内壁内で上昇させ、前記ストッパ
    ーがコンクリート内壁のほぞ穴に嵌合した状態で内型枠
    を内型枠固定装置により固定し、その後コンクリートを
    打設することを特徴とするコンクリート打設工法。
  5. 【請求項5】 前記内型枠として請求項3に記載の内型
    枠を使用し、この内型枠の下に前記内型枠固定装置を吊
    り下げ、内型枠固定装置を内型枠と一緒にコンクリート
    内壁内で上昇させることを特徴とする請求項4に記載の
    コンクリート打設工法。
JP22339396A 1996-08-26 1996-08-26 内型枠固定装置、内型枠及びコンクリート打設工法 Pending JPH1061177A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109235500A (zh) * 2018-11-12 2019-01-18 武汉钟鑫市政建设工程有限公司 一种检查井加固砼浇筑组合钢模
CN109235500B (zh) * 2018-11-12 2023-11-21 武汉钟鑫建设集团有限公司 一种检查井加固砼浇筑组合钢模

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