JPH10592A - カッタ装置及びそれを用いたプリンタ - Google Patents

カッタ装置及びそれを用いたプリンタ

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JPH10592A
JPH10592A JP8149600A JP14960096A JPH10592A JP H10592 A JPH10592 A JP H10592A JP 8149600 A JP8149600 A JP 8149600A JP 14960096 A JP14960096 A JP 14960096A JP H10592 A JPH10592 A JP H10592A
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昭夫 野村
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聡 中嶋
Yoshiharu Matsumoto
義治 松本
Toru Takami
徹 高見
Hiroaki Hosomi
浩昭 細見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録用シートの切れ味が良好で、かつ、刃の各
部分において一定した切れ味が得られる切断手段を備え
たプリンタを提供する。 【解決手段】記録シートが排出される排紙口15をはさ
むように刃部を対向させて配した一対の分離可能な固定
刃14と可動刃9とを備え、この可動刃9を固定刃14
に対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動させる可
動刃駆動手段10を設ける。固定刃14は、開閉自在な
カバーフレーム8上に設けられ、やや遊びを持たせた状
態で固定刃支持部16により支持される。可動刃9は、
カッタユニットフレーム11内に収容される。可動刃9
は、駆動モータ21の回転力が、ウォーム歯車22、ウ
ォームホイール23、クランクピン24及び可動刃9に
設けた長孔20によって伝達されることにより駆動され
る。可動刃9の刃部9aと固定刃14の刃部14aとを
刃の先端側に向けて相対的に傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPOS(P
oint−Of−Sale)システムに用いられる電子
キャッシュレジスタ等のプリンタに関し、特に、記録シ
ートを自動的に切断するカッターを備えたプリンタに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のプリンタにおいては、
ロール状の記録シートに対してサーマルヘッド等によっ
て印字等を行った後、例えばレシート等として手渡すた
め、その記録シートを切断するためのカッターが設けら
れている。
【0003】そのようなカッターとしては、例えば、特
開平6ー238970号に記載されたもののように記録
シートに対して垂直方向にカッターの刃を突き立てて記
録シートを切断するものや、実開昭54ー123482
号に記載されたもののように固定刃と回転刃の組合わせ
によって記録シートを切断するもの等が知られている。
【0004】また、実開平2ー10953号記載のもの
のように記録シートに対し直交する方向に可動刃が移動
し切断箇所を一端から他端へ移動させながら切断するい
わゆるはさみタイプのカッターが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカッターを備えたプリンタにおいては、次のような
問題があった。
【0006】すなわち、記録シートに対して垂直方向に
カッターの刃を突き立てて記録シートを切断するものの
場合、記録シートの切れ味が余り良くなく、その結果、
切断時に切り粉が出やすいという問題がある。また、切
断時に衝撃によって刃が波打つため記録シートをまっす
ぐに切断するのが困難である。
【0007】さらに、このようなカッターの刃を突き立
てて記録シートを切断するものは勿論、固定刃と回転刃
の組合わせによって記録シートを切断するものにおいて
も、切断時に記録シートが引っ張られて引き出されるた
め、ピッチむらが生ずるという問題がある。
【0008】また、はさみタイプのものは、切れ味の優
れたカッターを設けようとすれば、構成が複雑になりが
ちである一方、切り始めの部分から切り終わりの部分に
わたって一定した切り味を維持することは困難である。
【0009】さらに、はさみタイプのものは、可動刃と
固定刃とが摺動するため、刃の寿命の点で問題があると
ともに、刃の交換が簡単に行えないという問題がある。
【0010】加えて、この種の装置においては、記録シ
ートの切断の途中に動作が停止した場合に、円滑に現状
に復帰することが望まれるものである。
【0011】本発明は、このような従来の技術の課題を
考慮してなされたもので、その目的とするところは、記
録シートの切れ味が良好で、かつ、刃の各部分において
一定した切れ味が得られる切断手段を備えたプリンタを
提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、耐久性に優
れ、かつ、異常停止時、刃の交換時等における取扱い性
に優れた切断手段を備えたプリンタを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録シートの搬送路をはさ
むように刃部を対向させて配した一対の分離可能な可動
刃及び固定刃と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部
に近接して配置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動
刃の刃部から離隔して配置させたりする刃支持手段と、
前記可動刃の刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触し
た状態ではさみ状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを
有し、前記可動刃の刃部と前記固定刃の刃部とを刃の先
端側に向けて相対的に傾斜させる傾斜手段を設けたこと
を特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の発明は、前記傾斜手
段は、前記可動刃を前記可動刃の取付部に対し刃部を所
定の角度曲げたことを特徴とする。
【0015】また、請求項3記載の発明は、前記傾斜手
段は、前記可動刃の取付部の刃部とは反対側の部分と前
記可動刃の支持部分との間にスペーサを設けたことを特
徴とする。
【0016】また、請求項4記載の発明は、前記傾斜手
段は、前記可動刃の刃部と前記固定刃の刃部との相対的
な傾斜角度を調整する調整手段を設けたことを特徴とす
る。
【0017】また、請求項5記載の発明は、前記傾斜手
段は、前記可動刃の動作位置に応じて前記可動刃の刃部
と前記固定刃の刃部との相対的な傾斜角度を変化させる
傾斜角度可変手段を設けたことを特徴とする。
【0018】一方、請求項6記載の発明は、記録シート
の搬送路をはさむように刃部を対向させて配した一対の
分離可能な可動刃及び固定刃と、前記固定刃の刃部を前
記可動刃の刃部に近接して配置させたり、前記固定刃の
刃部を前記可動刃の刃部から離隔して配置させたりする
刃支持手段と、前記可動刃の刃部を前記固定刃の刃部に
対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動させる可動
刃駆動手段とを有し、前記可動刃と前記固定刃は、前記
可動刃の刃先と前記固定刃の刃先の硬さに差をもたせて
形成されたことを特徴とする。
【0019】また、請求項7記載の発明は、記録シート
の搬送路をはさむように刃部を対向させて配した一対の
分離可能な可動刃及び固定刃と、前記固定刃の刃部を前
記可動刃の刃部に近接して配置させたり、前記固定刃の
刃部を前記可動刃の刃部から離隔して配置させたりする
刃支持手段と、前記可動刃の刃部を前記固定刃の刃部に
対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動させる可動
刃駆動手段とを有し、前記可動刃と前記固定刃は、その
刃先の角度に差をもたせて形成されたことを特徴とす
る。
【0020】さらに、請求項8記載の発明は、記録シー
トの搬送路をはさむように刃部を対向させて配した一対
の分離可能な可動刃及び固定刃と、前記固定刃の刃部を
前記可動刃の刃部に近接して配置させたり、前記固定刃
の刃部を前記可動刃の刃部から離隔して配置させたりす
る刃支持手段と、前記可動刃の刃部を前記固定刃の刃部
に対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動させる可
動刃駆動手段とを有し、前記固定刃は、少なくとも刃先
近傍で支持されるとともに、前記可動刃の刃部が前記固
定刃の摺動面と摺動するように前記可動刃に対して傾斜
配置されていることを特徴とする。
【0021】さらにまた、請求項9記載の発明は、記録
シートの搬送路をはさむように刃部を対向させて配した
一対の分離可能な可動刃及び固定刃と、前記固定刃の刃
部を前記可動刃の刃部に近接して配置させたり、前記固
定刃の刃部を前記可動刃の刃部から離隔して配置させた
りする刃支持手段と、前記可動刃の刃部を前記固定刃の
刃部に対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動させ
る可動刃駆動手段とを有し、前記固定刃は、少なくとも
刃先近傍で支持されるとともに、前記可動刃の刃部が前
記固定刃の摺動面と摺動するように前記可動刃に対して
傾斜配置されていることを特徴とする。
【0022】さらにまた、請求項10記載の発明は、記
録シートの搬送路をはさむように刃部を対向させて配し
た一対の分離可能な可動刃及び固定刃と、前記固定刃の
刃部を前記可動刃の刃部に近接して配置させたり、前記
固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から離隔して配置させ
たりする刃支持手段と、前記可動刃の刃部を前記固定刃
の刃部に対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動さ
せる可動刃駆動手段とを有し、前記可動刃は、回動自在
に支持する支軸と係合する溝状の切り欠き部が形成され
ていることを特徴とする。
【0023】さらにまた、請求項11記載の発明は、記
録シートの搬送路をはさむように刃部を対向させて配し
た一対の分離可能な可動刃及び固定刃と、前記固定刃の
刃部を前記可動刃の刃部に近接して配置させたり、前記
固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から離隔して配置させ
たりする刃支持手段と、目印が配置された前記可動刃と
連動する構成部を備え、前記可動刃の刃部を前記固定刃
の刃部に対して点接触した状態ではさみ状に交差摺動さ
せる可動刃駆動手段と、前記可動刃及び前記可動刃駆動
手段を覆うカッタ蓋部とを有し、前記カッタ蓋部は、前
記可動刃が待避位置にある場合に前記目印を外部から視
認できる窓部が備えられたことを特徴とする。
【0024】一方、請求項12記載の発明は、前記刃支
持手段は、可動刃の刃部から固定刃の刃部を隔離して配
置させる方向が、可動刃の刃部と固定刃の刃部の摺動方
向と略同じであるように構成されたことを特徴とする。
【0025】また、請求項13記載の発明は、前記固定
刃と前記可動刃は、前記固定刃が前記記録シートの収納
部の蓋部に配設され、前記可動刃が前記記録部を有する
本体側に配設されたことを特徴とする。
【0026】請求項1記載の発明の場合、可動刃の刃部
と固定刃の刃部とを刃の先端側に向けて相対的に傾斜さ
せる傾斜手段を設けたことから、可動刃の刃部と固定刃
の刃部とが確実に一点で接触するようになる。
【0027】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、取付部に対し刃部を所定
の角度曲げてなる可動刃を設けることによって、可動刃
の刃部と固定刃の刃部とが更に確実に一点で接触するよ
うになる。
【0028】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1又は2のいずれか1項記載の発明において、可動刃
の取付部の刃部と反対側の部分と、この可動刃の支持部
分との間にスペーサを設ければ、簡単な構成で可動刃の
刃部と固定刃の刃部とが確実に一点で接触するようにな
る。
【0029】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項1乃至3のいずれか1項記載の発明において、可動
刃の刃部と固定刃の刃部との相対的な傾斜角度を調整す
る調整手段を設ければ、記録シートの厚み、幅、質等や
可動刃又は固定刃の刃先の磨耗の進行に応じて可動刃の
刃部と固定刃の刃部との当たりを最適のものとすること
ができる。
【0030】さらにまた、請求項5記載の発明のよう
に、請求項1乃至4のいずれか1項記載の発明におい
て、可動刃の動作位置に応じてこの可動刃の刃部と固定
刃の刃部との相対的な傾斜角度を変化させる傾斜角度可
変手段を設ければ、可動刃及び固定刃の刃部の全般にわ
たって適切な一点接触を確保することができるととも
に、可動刃及び固定刃の刃部に対する不要な負荷の増大
を抑制することができるので、刃部の摩耗が少なくな
る。
【0031】一方、請求項6記載の発明のように、前記
可動刃の刃先と前記固定刃の刃先の硬さに差をもたせる
こと、また、請求項7記載の発明のように、可動刃の刃
先と固定刃の刃先の角度に差をもたせることによって、
摩耗する側の刃の刃先の丸みが大きくなることなく、そ
の刃先を残しながら摩耗されるため、長期間にわたって
刃を取り替える必要がなくなる。
【0032】また、請求項8記載の発明のように、固定
刃は、少なくとも刃先近傍で支持されるとともに、前記
可動刃の刃部が前記固定刃の摺動面と摺動するように前
記可動刃に対して傾斜配置されていることによって、固
定刃は両端支持の単純はりとして支持されるため、可動
刃が摺動する際に安定した状態が保たれるとともに、固
定刃の刃先の丸みが大きくなることなく、その刃先を残
しながら摩耗されるようになる。
【0033】この場合、請求項9記載の発明のように、
請求項6又は7のいずれか1項記載の発明においては、
さらに効果的である。
【0034】一方、請求項10記載の発明のように、可
動刃を回動自在に支持する支軸と係合する切り欠き部を
設ければ、可動刃を支軸から簡単に引き抜くことがで
き、また、新たな可動刃の装着もこの支軸に切り欠き部
を嵌合するだけで簡単に行うことができる。
【0035】また、請求項11記載の発明のように、前
記カッタ蓋部は、前記可動刃が待避位置にある場合に前
記目印を外部から視認できる窓部が備えられたことによ
って、可動刃が待機位置に戻ったかどうかを目視で容易
かつ正確に確認することができる。
【0036】さらに、請求項12記載の発明のように、
請求項1乃至11のいずれか1項記載の発明において、
前記刃支持手段は、可動刃の刃部から固定刃の刃部を隔
離して配置させる方向が、可動刃の刃部と固定刃の刃部
の摺動方向と略同じであるように構成されているので、
切断時に可動刃が固定刃と係合した状態で停止した場合
であっても、固定刃の刃部を可動刃の刃部からスムーズ
に隔離させることができ、可動刃及び固定刃の周辺の機
械部分が破壊されることはない。
【0037】さらに、請求項13記載の発明のように、
請求項1乃至12のいずれか1項記載の発明において、
前記固定刃と前記可動刃は、前記固定刃が前記記録シー
トの収納部の蓋部に配設され、前記可動刃が前記記録部
を有する本体側に配設されているので、記録シートの交
換等のために蓋部を開閉するプリンタにおいて、構成を
複雑にすることなく、切れ味が優れ、かつ、刃の各部分
において一定した切れ味が得られる切断手段を備えたプ
リンタが得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタの好
ましい一実施の形態を図1〜図19を参照して詳細に説
明する。
【0039】図3は、本発明に係るプリンタの上部カバ
ーを外した実施の形態の外観構成を示す斜視図である。
【0040】本実施の形態のプリンタ1は、例えば、P
OSシステム等に用いられる電子キャッシュレジスタ等
に適用されるものである。
【0041】本実施の形態のプリンタ1は、例えばロー
ル状の記録紙Sに対して感熱方式の記録ヘッドH(図4
参照)により印字等の記録を行うもので、概ね前方には
記録部、後方には記録紙Sを収納保持するための収納部
3とから構成される。
【0042】そして、装置本体は、例えば樹脂からなる
ケース本体4に取り付けられたパネル2等により覆われ
ている。
【0043】なお、収納部3のケース本体4の一方の側
には、記録紙Sを取り出す際にカバーオープンレバー5
を駆動してカバーフレーム8(図2参照)を回動させる
ためのオープンボタン6が設けられる。
【0044】図1及び図2は、本実施の形態のプリンタ
1の内部構成を示す斜視図であり、図2はプリンタ1の
外観図であってカッタユニットフレーム11のカバーを
閉じた状態を示しており、図1は、プリンタ1のカッタ
ユニットフレーム11のカバー11aを開けた状態を示
すものである。
【0045】また、図4は、カバーフレーム8を閉じた
状態を示す要部側面図、図5は、カバーフレーム8を開
いた状態を示す要部側面図、図6は、可動刃9の全体構
成を示す斜視図、図7は、本実施の形態のプリンタ1の
固定刃14及び可動刃9の近傍を示す平面図である。
【0046】図2に示すように、本実施の形態のプリン
タ1においては、例えば金属等からなる本体フレーム7
の上に、開閉自在のカバーフレーム8と、後述の可動刃
9及びその駆動手段10を収容するためのカッタユニッ
トフレーム11とが設けられる。
【0047】図4及び図5に示すように、カバーフレー
ム8は、本体フレーム7の両側の上端部に設けられた支
軸12を中心として揺動即ち開閉自在に取り付けられて
いる。なお、カバーフレーム8には、カバーフレーム8
を閉じた際に記録紙Sとの接触を避けるための四角形状
の窓部13が設けられている。
【0048】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ1においては、カバーフレーム8の上面のカッタユニ
ットフレーム11側の端部に固定刃14が配置される。
この固定刃14は、例えば金属性の長板状の板状部材か
らなるものである。そして、固定刃14は、その刃部1
4aがカッタユニットフレーム11に対向するように配
置される。また、固定刃14の刃部14aとカッタユニ
ットフレーム11の底部11bとの間には、記録紙Sを
搬送し排出するためのスリット状の排紙口15が設けら
れる。
【0049】図7に示すように、固定刃14の両端部に
は、それぞれ位置決め用の凹部14b及び凸部14cが
設けられる。これらの凹部14b及び凸部14cは、カ
バーフレーム8の両端部に設けた固定刃支持部16とは
まり合うように形成される。また、固定刃14は、カバ
ーフレーム8上に固定した2つの押えばね17によって
上方からカバーフレーム8の表面に押え付けられる。
【0050】なお、切り始めると固定刃14は可動刃9
により下方に押さえられるので、押えばね17の押圧力
はさほど大きくする必要はなく、また、カット品質等は
この押圧力に大きく影響されるものでもないことから、
固定刃14が外れないようにするだけでよい。
【0051】図4に示すように、本実施の形態の固定刃
支持部16は、ほぼU字形状に形成され、その上方が開
放した形状となっている。この場合、固定刃支持部16
においては、前方側の支持突起16aよりもカバーフレ
ーム8側の支持突起16b方が大きくなるように形成さ
れている。カバーフレーム8を閉じると、固定刃14の
刃部側はカッタユニットフレーム11の本体11bの底
部110に乗り上げ刃部側が持ち上げられカバーフレー
ム8とは隙間が形成されるように構成されている。
【0052】一方、カッタユニットフレーム11の本体
11bの底部110には、固定刃14とあいまって記録
紙Sを切断するための可動刃9が設けられる。この場
合、可動刃9は、カッタユニットフレーム11の一方の
端部に設けた例えば支軸18を中心として、図1の矢印
A方向又はその反対方向へ回動自在に取り付けられる。
また、可動刃9は、この支軸18の周囲に設けれ、上端
を支軸18に取り付けられたプッシュナットで係止され
たコイルばね19によって、カッタユニットフレーム1
1の本体11bの底部110に押し付けられる。また、
可動刃9のほぼ中央部には、可動刃9を駆動するための
長孔20が設けられる。
【0053】図1に示すように、カッタユニットフレー
ム11のカバー11aの裏面には、可動刃9を駆動する
ための駆動手段10が設けられる。すなわち、カバー1
1aの裏面に駆動モータ21が取り付けられるととも
に、駆動モータ21の回転軸にウォーム歯車22が取り
付けられる。そして、このウォーム歯車22と噛み合う
ようにウォームホイール23が配置され、このウォーム
ホイール23には可動刃9の長孔20と係合するクラン
クピン24が設けられる。さらに、ウォームホイール2
3とカバー11aとの間にはウォームホイール23の回
転角を検出するためのセンサ25が設けられ、このセン
サ25は、リード線26を介して回路基板27に接続さ
れる。また、駆動モータ21もリード線28を介して回
路基板27に接続される。これにより、センサ25にて
検出されたウォームホイール23の回転角に基づいて駆
動モータ21を回転させるように構成される。
【0054】なお、ウォーム歯車22の基端部には平歯
車部29が形成され、図2に示すように、この平歯車部
29は、カッタユニットフレーム11のカバー11aか
ら露出するように構成される。これにより、手動によっ
て駆動モータ21の回転軸を回転させ、固定刃14を移
動させることが可能になる。
【0055】図6に示すように、本実施の形態の可動刃
9は、公知のはさみの刃と同様の形状に形成される。す
なわち、可動刃9は、例えば金属製の長尺の板状の部材
からなり、その一方の縁部に刃部9aが形成される。そ
して、後述するように、可動刃9は、取付部9bの近傍
において、裏面側の方向に若干折り曲げられ、可動刃9
の裏面は刃の先端側方向に凹面形状に形成される。さら
に、可動刃9の表面の先端部分には、刃先の厚さが厚い
場合の記録紙Sの切り残し部での紙破れを防止するた
め、中央部の刃部9aより薄い刃部9cが形成されてい
る。
【0056】図7に示すように、固定刃14の端部のう
ち可動刃9に近接する部分には、固定刃14と可動刃9
を噛み合わせるための突出部14dが形成されている。
この突出部14dは、カバーフレーム8を閉じた状態に
おいて、上記露出したカッタユニットフレーム11の本
体11bの底部110に乗り上げるように形成される。
これにより、図16に示すように、固定刃14は水平よ
りも上方に向けられ固定刃14のカバーフレーム8の表
面との間に若干の隙間が形成される。
【0057】そして、この突出部14dの固定刃14側
の上縁部には、可動刃9をすくい上げるための傾斜部1
4eが形成されている。なお、固定刃14の端部のうち
可動刃9の先端側の部分にも突出部14fが形成され、
この突出部14fもカバーフレーム8が閉じた状態にお
いてカッタユニットフレーム11の本体11bの底部1
10に乗り上げ刃部側が持ち上げられカバーフレーム8
とは隙間が形成されるように形成される。
【0058】なお、図7に示すように、本実施の形態に
おいては、記録紙Sを完全に切り離してしまわないよう
に、可動刃9の長さが固定刃14の刃部14aの長さよ
りも所定距離Dだけ短く設定され、紙の端の一部に切り
残しができるように設定されている。
【0059】図7に示すように、可動刃9とカッタユニ
ットフレーム11の本体11bの底面110との間に
は、受け台30が設けられる。この受け台30は、固定
刃14と同じ厚みを有する平板状の部材であることが望
ましく、本実施の形態では固定刃14と受け台30をプ
レス工程で同じ材料からの両方を抜き出すファミリー取
りするをして同一の厚みを達成し、分離タイプであって
も一体型のはさみと同様に良い切れ味を確保している。
そして、可動刃9と受け台30には、それぞれ固定刃1
4に対向する部分に重ねて切り欠き部9d、30aが形
成され、これにより、可動刃9がカッタユニットフレー
ム11内に引き込まれた状態(図7)に示す状態)にお
いてカッタユニットフレーム11の本体11bの底部1
10が露出するように構成されるとともに、固定刃14
の刃部14aと可動刃9の刃部9aとの交差し始める角
度、すなわち切り始めの角度を大きくとることができ、
優れた切り味が得られる。
【0060】図8は、可動刃9の本体部90の曲げ角度
を示すものである。
【0061】図8に示すように、本実施の形態において
は、本体部90が取付部9bに対して裏面側に約1°程
度曲げられている。さらに、可動刃9の本体部90は、
その刃の先端側に向って若干湾曲するように形成されて
いる。
【0062】加えて、本実施の形態においては、固定刃
14に対して可動刃9が更に傾けられるように構成され
ている。すなわち、はさみ方式のカッタ装置において
は、相対的に交差摺動する刃の刃部同士の一点接触が確
保されている必要があり、上述したように、可動刃9は
刃の先端側に向って若干湾曲するように形成されている
が、これだけでは支軸18に近い切り始めの部分におい
て、曲げによる変形量が少ないために適切な刃部9a、
14a同士の一点接触が得られない。そこで、以下に説
明するように、可動刃9の本体部90を強制的に傾斜さ
せ、固定刃14の刃部14aに対する一点接触を確実な
ものとしている。
【0063】図9及び図10は、可動刃9の本体部90
を傾斜させるための手段を示すものである。
【0064】可動刃90を傾けるためには、図9(a)
に示すように、固定刃14の取付部9bと受け台30と
の間にスペーサ130を設けることができる。また、図
9(b)に示すように、受け台30とカッタユニットフ
レーム11の本体11bの底部110との間にこのスペ
ーサ130を設けることもできる。
【0065】さらに、図10(a)に示すように、受け
台30の表面に突部30bを設けたり、図10(b)に
示すように、受け台30の裏面に突部30cを設けるこ
ともできる。
【0066】さらにまた、図9(c)及び図10(c)
に示すように、受け台30にネジ131を取り付けて受
け台30の一端部をカッタユニットフレーム11の本体
11bの底部110から浮かすように構成することもで
きる。この例によれば、ネジ131を回転させることに
より、可動刃9の刃部9aと固定刃14の刃部14aと
の当たりを最適のものとすることができる。
【0067】上述したように本実施の形態によれば、可
動刃9の本体部90を曲げるとともに、可動刃9を傾け
るように構成していることから、支軸18に近い切り始
めの曲げによる変形量が少ない位置であっても、可動刃
9の刃部9aと固定刃14の刃部14aとを確実に一点
で接触させることができ、可動刃9及び固定刃14の切
れ味及びその直線性を向上させることができる。
【0068】この場合、図9(c)及び図10(c)に
示すように、ネジによって受け台30の角度を調整する
ように構成すれば、記録紙Sの厚み、幅、紙質等や可動
刃9又は固定刃14の刃先の磨耗の進行に応じて可動刃
9の刃部9aと固定刃14の刃部14aとの当たりを最
適のものとすることができ、その結果、常に安定した切
れ味及び直線性の維持及びカッターの長寿命化を図るこ
とができる。
【0069】ところで、上記のように可動刃の端の支軸
によって回動可能に配置され、支軸に配置されたばねに
よって可動刃を固定刃に押圧するはさみ方式の買った装
置は、支軸18に近い切り始めの部分においては、その
コイルばね19のばね力が作用するが、切り終わり側に
したがって、その作用力は小さくなる。すなわち、可動
刃9はその刃の先端側に向って若干湾曲するように形成
されており、先端側において固定刃14と交差する場合
は、支軸18の部位が固定刃から浮き上がり、そのばね
力は可動刃9の取付部9bの端と切断位置の両端に反力
が作用するため、切り終わり側にしたがって、その作用
力は小さくなり切れ味が悪くなる。そこで、本発明にお
いては、次のような構成によってこの問題を解決するこ
ともできる。
【0070】図11に示すように、この実施の形態にお
いては、例えば、上述の図9(a)に示すように、可動
刃9の取付部9bと受け台30との間にスペーサ130
が設けられる場合において、可動刃9の回転に伴ってス
ペーサ130と取付部9bとの当接部分130aが支軸
18に近づくような形状にスペーサ130を形成してい
る。 すなわち、
可動刃9が待避位置にある場合のスペーサ130及び取
付部9b間の当接部分130aと支軸18の回転中心O
との距離をL1 とし、可動刃9が角度θだけ回転して切
り終わりの位置にある場合のスペーサ130及び取付部
9b間の当接部分130aと支軸18の回転中心Oとの
距離をL2とすると、L1>L2となるように厚みtのスペ
ーサ130を形成する。この場合、可動刃9の待避位置
における取付部9bの傾斜はt/L1、回転後の取付部9
bの傾斜はt/L2となることから、可動刃9の刃部9a
の相対的な傾斜はその回転に伴って増加する。
【0071】上記の構成において、可動刃9が回動する
と先端にしたがって傾斜量が多くなり、コイルばね19
はさらに圧縮されてばね力が増加するから、その作用力
の減少は小さくなり切れ味も低下しない。
【0072】なお、図11において、可動刃9の取付部
9bに当接するスペーサ130の当接部分130aは直
線状に形成されているが、本発明はこれに限られず、曲
線状に形成してもよい。また、受け台30と可動刃9の
取付部9bとの間にスペーサ130を設ける場合のみな
らず、図10(a)に示すように、受け台30の表面に
突部30bを設ける場合にも適用しうるものである。
【0073】図12は、可動刃9の他の例を示すもので
ある。
【0074】図12に示すように、この可動刃9Aにあ
っては、取付部9bに支軸18と係合するための切り欠
き部91が設けられている。
【0075】上述したように、可動刃9は、取付部9b
に形成した孔を支軸18に挿入することによってカッタ
ユニットフレーム11の本体11bの底部110に取り
付けられるが、プッシュナットを使用してコイルばね1
9の上端を規制した場合には、プッシュナットを外すこ
とが困難であるため、可動刃9を交換することができな
くなる。
【0076】そこで、図12に示すように、取付部9b
に切り欠き部91を設ければ、容易に可動刃9Aの交換
を行うことができる。すなわち、可動刃9Aの取付部9
bはコイルばね19によって付勢されているだけである
ので、簡単に引き抜くことができ、また、新たな可動刃
9Aの装着も支軸18に切り欠き部91を嵌合するだけ
で簡単に行うことができる。
【0077】なお、装置の組立後には、可動刃9Aの長
孔20とクランクピン24とが係合するため、可動刃9
Aが抜けてしまうことはない。
【0078】次に、本実施の形態のプリンタ1の動作に
ついて説明する。
【0079】まず、記録紙Sを切断する場合には、印字
等の記録が終了した記録紙Sに対し、所定のタイミング
で駆動モータ21を駆動させる。これにより、図1に示
すように、駆動モータ21の回転軸に取り付けられたウ
ォーム歯車22が回転し、ウォーム歯車22と噛み合う
ウォームホイール23が回転して、ウォームホイール2
3のクランクピン24と可動刃9の長孔20からなるリ
ンク機構により、可動刃9が矢印A方向に移動する。
【0080】そして、本実施の形態においては、図7に
示すように、可動刃9とカッタユニットフレーム11の
本体11bの底部110との間に固定刃14とほぼ同じ
厚みの受け台30が設けられ、しかも、固定刃14の突
出部14dに傾斜部14eが形成されているため、可動
刃9は、容易に固定刃14の上に乗り上げ、これとスム
ーズに噛み合う。
【0081】さらに、可動刃9を矢印A方向へ移動させ
ると、固定刃14の刃部14aと可動刃9の刃部9aと
が一点で接触し、その接触点が可動刃9の先端部に向か
って移動する。その結果、はさみの原理により、記録紙
Sがスムーズに切断される。
【0082】記録紙Sの切断が終了した後、駆動モータ
21をさらに駆動させれば、ウォームホイール23のク
ランクピン24と可動刃9の長孔20からなるリンク機
構により、可動刃9は図1の矢印A方向と逆方向に移動
してカッタユニットフレーム11に再び収容される。そ
して、センサ25によってウォームホイール23の回転
角即ち可動刃9の位置がホームポジションに戻ったこと
が検出されたときに駆動モータ21を停止するように動
作の制御が行われる。
【0083】ところで、プリンタ1の動作中に、何らか
の異常が生じ、図13に示すように、可動刃9が切断の
途中で停止してしまう場合がある。その場合には、上述
したように、カッタユニットフレーム11のカバー11
aから露出した平歯車部29を手動によって回転させる
ことにより固定刃14をカッタユニットフレーム11内
に戻すことができるが、可動刃9が待機位置の許容範囲
内に収まっていないと、可動刃9が固定刃14の傾斜部
14eに乗り上げているため、カバーフレーム8の開閉
ができなくなる。
【0084】そこで、図1及び図14に示すように、本
実施の形態においては、カッタユニットフレーム11の
カバー11aに窓部111を設けるとともに、ウォーム
ホイール23の表面に例えば三角の目印230を設け、
可動刃9が待機位置にある場合にこの目印230が窓部
111において表示されるように構成している。このよ
うな構成によれば、可動刃9が待機位置に戻ったかどう
かを目視で容易かつ正確に確認することができ、可動刃
9を迅速にもとの位置に戻すことができる。
【0085】また、上述したように、可動刃9と固定刃
14によって、記録紙Sを繰り返し切断していると、刃
先が摩耗して丸みを帯び、切れ味が悪くなってしまうと
いう問題がある。この場合、可動刃9と固定刃14の寿
命を延ばすためには、次のような構成を採用することが
効果的である。
【0086】まず、第1には、可動刃9と固定刃14の
硬さに差をもたせることが有効である。本実施の形態の
場合、可動刃9及び固定刃14は、その材質として、S
US420J2等の一般的なステンレスはさみと同様の
ステンレス鋼が用いられ、プレス抜き→焼き入れ、焼戻
し→バレル→刃付け→そり付という工程を経て製造され
るが、可動刃9の硬度を固定刃14の硬度よりも大きく
なるようにする。例えば、可動刃9については、ロック
ウェル硬度でHRC50、固定刃14については、同様
にHRCを45とする。
【0087】また、第2には、可動刃9の刃先角よりも
固定刃14の刃先角が大きくなるようにそれぞれを製造
する。例えば、図15に示すように、可動刃9の刃先角
を10°とし、固定刃14の刃先角を15°〜20°と
する。
【0088】このような構成を採用することにより、摩
耗する側の固定刃14の刃先の丸みが大きくなることな
く、その刃先を残しながら摩耗されるため、可動刃9及
び固定刃14の寿命を延長することができる。
【0089】なお、固定刃14を摩耗させることとして
いるのは、固定刃14の方が可動刃9より交換が容易だ
からであるが、図12に示すように、切り欠き部91を
有する可動刃9Aを用いた場合には、交換が容易である
ため、可動刃9を摩耗させるようにしてもよい。
【0090】また、可動刃9と固定刃14との対向角度
を変えることによっても、固定刃14の寿命を延ばすこ
とができる。
【0091】すなわち、図16(a)に示すように、固
定刃支持部16の溝部を深く形成し、固定刃14の刃部
14aが可動刃9の摺動面に対向するように固定刃14
を傾斜配置すれば、可動刃9の刃部9aと固定刃14の
刃部14aとが互いに傷つけ合うことなく、固定刃14
の最適な位置決めが可能になり、より円滑な記録シート
の切断を行うことができるが、図16(b)に示すよう
に、固定刃支持部16の溝部を浅く形成し、可動刃9の
刃部9aが固定刃14の摺動面に対向するように固定刃
14を傾斜配置した方が、切断時において固定刃14が
より安定するとともに、固定刃14の寿命を延ばすこと
ができる。
【0092】ここで、固定刃14の安定性が高まるの
は、図16(b)に示すように、固定刃14が、カッタ
ユニットフレーム11の本体11bの底部110と固定
刃支持部16の2点によって単純はりとして支持される
ためである。
【0093】一方、図16(b)に示す構成によって固
定刃14の寿命を延ばすことができるのは、次の理由に
よる。
【0094】すなわち、図17(a)に示すように、固
定刃14の刃部14aが可動刃9の摺動面に対向する場
合、特に、上述したように可動刃9の硬度を固定刃14
の硬度よりも大きくなるように構成した場合には、切断
を繰り返すことによって固定刃14の刃部14aの最も
鋭利な先端部分が摩耗し、刃先の丸みが大きくなる。
【0095】これに対し、図17(b)に示すように、
可動刃9の刃部9aを固定刃14の摺動面に対向させた
場合には、刃先から中央部に向って固定刃14が摩耗す
るため、刃部14aの刃先の角度はそれほど変化しな
い。すなわち、図17(a)(b)において、それぞれ
の刃先の角度は、θ1>θ2となる。
【0096】したがって、、図17(b)に示す構成に
よれば、摩耗する側の固定刃14の刃先の丸みが大きく
なることなく、その刃先を残しながら摩耗されるため、
可動刃9及び固定刃14の寿命を延長することができ
る。
【0097】図18及び図19は、本発明に係るプリン
タの他の実施の形態を示すものであり、以下、上述の実
施の形態と対応する部分については、同一の符号を付し
て説明する。
【0098】図18及び図19に示すように、本実施の
形態においては、上述の実施の形態と同様に、本体フレ
ーム7の前部にカッタユニットフレーム11が設けら
れ、カバーフレーム80が支軸12を中心として開閉自
在に取り付けられているが、本実施の形態の場合は、カ
バーフレーム80が開く方向と同じ方向に可動刃9及び
固定刃14が取り付けられている。ただし、可動刃9と
固定刃14の位置関係は上述の実施の形態の場合と同じ
であり、記録紙Sの搬送方向の上流側に固定刃14が配
され、同下流側に可動刃9が配される。
【0099】上述の実施の形態においては、カバーフレ
ーム8の開く方向に対して垂直に可動刃9及び固定刃1
4が配されているが、かかる構成では、例えば、図13
に示すように、切断途中において、固定刃14に可動刃
9が乗り上げた状態で可動刃9が停止した場合に、カバ
ーフレーム8を開けることができず、無理に開けようと
すると可動刃9及び固定刃14の周辺の機構部分が壊れ
てしまうおそれがある。
【0100】これに対し、本実施の形態によれば、カバ
ーフレーム80が開く方向と同じ方向に固定刃14が取
り付けられていることから、固定刃14に可動刃9が乗
り上げた状態で可動刃9が停止した場合であっても、カ
バーフレーム80を開けることができ、可動刃9及び固
定刃14の周辺の機械部分の破壊を防止することができ
る。
【0101】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0102】例えば、可動刃の曲げ角度は多少変更する
ことができるが、上述の実施の形態のように約1°程度
とすることがより効果的である。
【0103】また、スペーサの位置、形状は種々のもの
を採用することができる。さらに、ウオームホイールに
設ける目印についても、可動刃の待機位置において目視
できる限り、種々の位置、形状とすることができる。
【0104】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、可動刃の刃部と固定刃の刃部とを刃の先端側
に向けて相対的に傾斜させる傾斜手段を設けたことか
ら、可動刃の刃部と固定刃の刃部とが確実に一点で接触
するようになり、可動刃及び固定刃の切れ味及びその直
線性を向上させることができる。
【0105】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、取付部に対し刃部を所定
の角度曲げてなる可動刃を設けることにより、可動刃の
刃部と固定刃の刃部とが更に確実に一点で接触するよう
になり、可動刃及び固定刃の切れ味及びその直線性を一
層向上させることができる。
【0106】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1又は2のいずれか1項記載の発明において、可動刃
の取付部の刃部と反対側の部分と、この可動刃の支持部
分との間にスペーサを設けることにより、簡単な構成で
可動刃の刃部と固定刃の刃部とを確実に一点で接触させ
ることができる。
【0107】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項1乃至3のいずれか1項記載の発明において、可動
刃の刃部と固定刃の刃部との相対的な傾斜角度を調整す
る調整手段を設けることにより、記録シートの厚み、
幅、質等や可動刃又は固定刃の刃先の磨耗の進行に応じ
て可動刃の刃部と固定刃の刃部との当たりを最適のもの
とすることができ、その結果、常に安定した切れ味及び
直線性の維持及びカッターの長寿命化を図ることができ
る。
【0108】さらにまた、請求項5記載の発明のよう
に、請求項1乃至4のいずれか1項記載の発明におい
て、可動刃の動作位置に応じてこの可動刃の刃部と固定
刃の刃部との相対的な傾斜角度を変化させる傾斜角度可
変手段を設けることにより、可動刃及び固定刃の刃部の
全般にわたって適切な一点接触を確保することができる
ので、カット品質を安定させることができる。また、可
動刃及び固定刃の刃部に対する不要な負荷の増大を抑制
することができるので、刃部の摩耗が少なくなり、その
結果、可動刃及び固定刃の寿命を延ばすことができる。
【0109】一方、請求項6記載の発明のように、前記
可動刃の刃先と前記固定刃の刃先の硬さに差をもたせる
こと、また、請求項7記載の発明のように、可動刃の刃
先と固定刃の刃先の角度に差をもたせることにより、摩
耗する側の刃の刃先の丸みが大きくなることなく、その
刃先を残しながら摩耗されるため、長期間にわたって刃
を取り替える必要がなくなり、可動刃及び固定刃の長寿
命化を図ることができる。
【0110】また、請求項8記載の発明のように、固定
刃は、少なくとも刃先近傍で支持されるとともに、前記
可動刃の刃部が前記固定刃の摺動面と摺動するように前
記可動刃に対して傾斜配置されていることによって、固
定刃は両端支持の単純はりとして支持されるため、可動
刃が摺動する際に安定した状態が保たれるとともに、固
定刃の刃先の丸みが大きくなることなく、その刃先を残
しながら摩耗されるようになり、より一層固定刃の刃先
を残しながら摩耗させることができ、可動刃及び固定刃
の長寿命化を図ることができる。
【0111】この場合、請求項9記載の発明のように、
請求項6又は7のいずれか1項記載の発明において、前
記固定刃は、少なくとも刃先近傍で支持されるととも
に、前記可動刃の刃部が前記固定刃の摺動面と摺動する
ように前記可動刃に対して傾斜配置されている構成にす
れば、より一層固定刃の刃先を残しながら摩耗させるこ
とが可能になる。
【0112】一方、請求項10記載の発明のように、可
動刃を回動自在に支持する支軸と係合する切り欠き部を
設けることにより、可動刃を支軸から簡単に引き抜くこ
とができ、また、新たな可動刃の装着もこの支軸に切り
欠き部を嵌合するだけで簡単に行うことができるので、
可動刃の交換が容易になる。
【0113】また、請求項11記載の発明のように、前
記カッタ蓋部は、前記可動刃が待避位置にある場合に前
記目印を外部から視認できる窓部が備えられたことによ
って、可動刃が待機位置に戻ったかどうかを目視で容易
かつ正確に確認することができ、可動刃を迅速にもとの
位置に戻すことができる。
【0114】さらに、請求項12記載の発明のように、
請求項1乃至11のいずれか1項記載の発明において、
前記刃支持手段は、可動刃の刃部から固定刃の刃部を隔
離して配置させる方向が、可動刃の刃部と固定刃の刃部
の摺動方向と略同じであるように構成されているので、
切断時に可動刃が固定刃と係合した状態で停止した場合
であっても、固定刃の刃部を可動刃の刃部からスムーズ
に隔離させることができ、可動刃及び固定刃の周辺の機
械部分が破壊されることはない。
【0115】さらに、請求項13記載の発明のように、
請求項1乃至12のいずれか1項記載の発明において、
前記固定刃と前記可動刃は、前記固定刃が前記記録シー
トの収納部の蓋部に配設され、前記可動刃が前記記録部
を有する本体側に配設されているので、記録シートの交
換等のために蓋部を開閉するプリンタにおいて、構成を
複雑にすることなく、切れ味が優れ、かつ、刃の各部分
において一定した切れ味が得られる切断手段を備えたプ
リンタが得ることができるとともに、耐久性に優れ、か
つ、異常停止時、刃の交換時等における取扱い性に優れ
たプリンタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施の形態の内部構
成を示す斜視図で、カッタユニットフレームのカバーを
開けた状態を示すものである。
【図2】同実施の形態の内部構成を示す斜視図で、カッ
タユニットフレームのカバーを閉じた状態を示すもので
ある。
【図3】同実施の形態の外観構成を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態のカバーフレームを閉じた状態を
示す要部側面図である。
【図5】同実施の形態のカバーフレームを開けた状態を
示す要部側面図である。
【図6】同実施の形態の可動刃の全体構成を示す斜視図
である。
【図7】同実施の形態のプリンタの固定刃及び可動刃の
近傍を示す平面図である。
【図8】同実施の形態の可動刃の本体部の曲げ角度を示
す説明図である。
【図9】同実施の形態の可動刃の本体部を傾斜させるた
めの手段を示す構成図である。
【図10】同実施の形態の可動刃の本体部を傾斜させる
ための手段を示す構成図である。
【図11】同実施の形態において可動刃の回転に伴って
スペーサと取付部との当接部分が支軸に近づく原理を示
す説明図である。
【図12】同実施の形態の可動刃の他の例を示す平面図
である。
【図13】同実施の形態において可動刃が停止した状態
を示す要部平面図である。
【図14】同実施の形態における目印及び窓部を示す要
部平面図である。
【図15】同実施の形態の可動刃と固定刃の刃先角の関
係を示す説明図である。
【図16】同実施の形態における可動刃と固定刃の傾斜
角を示す要部側面図である。
【図17】同実施の形態における固定刃の摩耗状態を示
す説明図である。
【図18】本発明に係るプリンタの他の実施の形態の内
部構成を示す側面図で、カバーフレームを閉じた状態を
示すものである。
【図19】同実施の形態の内部構成を示す側面図で、カ
バーフレームを開いた状態を示すものである。
【符号の説明】
1 プリンタ 3 収納部 5 カバーオープンレバー 7 本体フレーム 8 カバーフレーム 80 カバーフレーム 9 可動刃 9a 刃部 9b 取付部 9c 刃部 90 本体部 91 切り欠き部 10 駆動手段 11 カッタユニットフレーム 11a カバー 11b 本体 110 底部 111 窓部 14 固定刃 14a 刃部 14b 凹部 14c 凸部 14d 突出部 14e 傾斜部 15 配紙口 16 固定刃支持部 20 長孔 21 駆動モータ 22 ウォーム歯車 23 ウォームホイール 230 目印 24 クランクピン 130 スペーサ 130a 当接部分 131 ネジ H 記録ヘッド S 記録紙
フロントページの続き (72)発明者 高見 徹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 細見 浩昭 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録シートの搬送路をはさむように刃部を
    対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを有し、前記可
    動刃の刃部と前記固定刃の刃部とを刃の先端側に向けて
    相対的に傾斜させる傾斜手段を設けたことを特徴とする
    カッタ装置。
  2. 【請求項2】前記傾斜手段は、前記可動刃を前記可動刃
    の取付部に対し刃部を所定の角度曲げたことを特徴とす
    る請求項1記載のカッタ装置。
  3. 【請求項3】前記傾斜手段は、前記可動刃の取付部の刃
    部とは反対側の部分と前記可動刃の支持部分との間にス
    ペーサを設けたことを特徴とする請求項1又は2項記載
    のカッタ装置。
  4. 【請求項4】前記傾斜手段は、前記可動刃の刃部と前記
    固定刃の刃部との相対的な傾斜角度を調整する調整手段
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至3項記載のカッ
    タ装置。
  5. 【請求項5】前記傾斜手段は、前記可動刃の動作位置に
    応じて前記可動刃の刃部と前記固定刃の刃部との相対的
    な傾斜角度を変化させる傾斜角度可変手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至4項記載のカッタ装置。
  6. 【請求項6】記録シートの搬送路をはさむように刃部を
    対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを有し、前記可
    動刃と前記固定刃は、前記可動刃の刃先と前記固定刃の
    刃先の硬さに差をもたせて形成されたことを特徴とする
    カッタ装置。
  7. 【請求項7】記録シートの搬送路をはさむように刃部を
    対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを有し、前記可
    動刃と前記固定刃は、その刃先の角度に差をもたせて形
    成されたことを特徴とするカッタ装置。
  8. 【請求項8】記録シートの搬送路をはさむように刃部を
    対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを有し、前記固
    定刃は、少なくとも刃先近傍で支持されるとともに、前
    記可動刃の刃部が前記固定刃の摺動面と摺動するように
    前記可動刃に対し傾斜配置されていることを特徴とする
    カッタ装置。
  9. 【請求項9】記録シートの搬送路をはさむように刃部を
    対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを有し、前記固
    定刃は、少なくとも刃先近傍で支持されるとともに、前
    記可動刃の刃部が前記固定刃の摺動面と摺動するように
    前記可動刃に対し傾斜配置されていることを特徴とする
    請求項6又は7のいずれか1項記載のカッタ装置。
  10. 【請求項10】記録シートの搬送路をはさむように刃部
    を対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段とを有し、前記可
    動刃は、回動自在に支持する支軸と係合する溝状の切り
    欠き部が形成されていることを特徴とするカッタ装置。
  11. 【請求項11】記録シートの搬送路をはさむように刃部
    を対向させて配した一対の分離可能な可動刃及び固定刃
    と、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部に近接して配
    置させたり、前記固定刃の刃部を前記可動刃の刃部から
    離隔して配置させたりする刃支持手段と、目印が配置さ
    れた前記可動刃と連動する構成部を備え、前記可動刃の
    刃部を前記固定刃の刃部に対して点接触した状態ではさ
    み状に交差摺動させる可動刃駆動手段と、前記可動刃及
    び前記可動刃駆動手段を覆うカッタ蓋部とを有し、前記
    カッタ蓋部は、前記可動刃が待避位置にある場合に前記
    目印を外部から視認できる窓部が備えられたことを特徴
    とするカッタ装置。
  12. 【請求項12】前記刃支持手段は、可動刃の刃部から固
    定刃の刃部を隔離して配置させる方向が、可動刃の刃部
    と固定刃の刃部の摺動方向と略同じであるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項
    記載のカッタ装置。
  13. 【請求項13】前記固定刃と前記可動刃は、前記固定刃
    が前記記録シートの収納部の蓋部に配設され、前記可動
    刃が前記記録部を有する本体側に配設されたことを特徴
    とする請求項1乃至11のいずれかに記載のカッタ装置
    を有するプリンタ。
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