JPH1057583A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH1057583A
JPH1057583A JP8242666A JP24266696A JPH1057583A JP H1057583 A JPH1057583 A JP H1057583A JP 8242666 A JP8242666 A JP 8242666A JP 24266696 A JP24266696 A JP 24266696A JP H1057583 A JPH1057583 A JP H1057583A
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JP8242666A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に遊技機の選択幅を広くして、初心者
でも安心して遊技ができ、多くの遊技者に楽しめる遊技
性能を持った遊技機を提供する。 【解決手段】 設定装置140を用いて複数の設定項目
を含む設定値を10段階で変更する。設定値は1から1
0までの10段階あり、各設定値では大当り確率(確
率)、確変図柄の割合、確変形態、リミッター、最高ラ
ウンド数、時短をそれぞれ自由に設定変更可能にする。
これにより、確率変動の発生による従来通りの遊技の面
白みを発揮しつつ、好みの違う多数の遊技者に対応した
遊技機にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特別遊技状態(例
えば、大当り)の発生確率、確率変動方法等の遊技性能
を設定変更可能な設定装置を備えて、遊技者に遊技機の
選択幅を広くすることができるパチンコ機等の遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機で代表される
遊技機では、複数の識別情報(以下、特別図柄、或いは
適宜、特図という)を変動表示可能な可変表示装置を変
動表示(例えば、補助遊技)させ、その停止表示結果が
例えば、「2」、「2」、「2」のゾロ目などの大当り
図柄(特別結果態様)であった場合に、遊技者に有利な
大当り状態(特別遊技状態)を発生可能なものが知られ
ている。最近のパチンコ遊技機(以下、単に適宜、遊技
機という)においては、大当りの発生時に特定の条件が
成立した場合に、その大当りの終了後に大当りの発生確
率を高確率状態に変更して、次回の大当りの発生を容易
な状態(確率変動状態)にして、所定期間内に多数の大
当りを発生可能にすることにより、遊技者の興趣や遊技
意欲を向上させる遊技機も一般的である。
【0003】上記の確率変動(以下、適宜、確変と略称
する)を行う遊技機では、例えば全大当り図柄(15
個)のうち、所定個数(例えば、5個)を特定な図柄
(確率変動図柄)にして、もしその特定な図柄(例え
ば、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」のゾロ
目)が揃った場合に、大当り終了後、次の大当りが例え
ば2回発生するまで大当りの発生確率を、例えば1/4
00から10/400等に通常の確率(低確率状態)か
ら高確率状態に変更する確率変動状態を発生させてい
る。さらに、確率変動状態中(確変中の2回の大当りの
内)に再度特定な図柄で大当りが発生した場合には、そ
の時点より(詳しくはその大当り終了後)、再度次の大
当りが2回発生するまで確率変動状態を繰り返して発生
させている。
【0004】あるいは、上記遊技機では、全大当り図柄
(30個)のうち、所定個数(例えば、15個)を特定
な図柄(確率変動図柄)にして、もしその特定な図柄が
揃った場合に、大当り終了後、次の大当りが発生するま
で大当りの発生確率を高確率状態にして、次の大当りで
再度特定な図柄で大当りが発生した場合には、再度次の
大当りが発生するまで確率変動状態を継続させて発生さ
せている。
【0005】また、大当り図柄の発生確率を高くするの
ではなく、特図始動口に補助変動入賞装置(例えば、普
通変動入賞装置:いわゆる普電と呼ばれるもの)を備え
るとともに、補助変動入賞装置の開放条件を決定する補
助可変表示装置(例えば、普通図柄表示装置)を備え
て、所定条件の成立(例えば、特図での普図確変図柄の
発生)に基づき、補助可変表示装置の図柄(以下、普図
という)の当り確率を高くしたり、普図の可変遊技時間
を短くしたりして、補助変動入賞装置(普電)の開放を
頻繁にして特図始動口への入賞率を高めることにより、
次回の大当りを容易にする普図の確率変動状態を発生さ
せる場合もある。
【0006】一方、上記とは別に、確率変動状態を発生
させないパチンコ遊技機があったり、確率変動を発生さ
せる場合でも可変表示装置(特図)の確率変動と補助可
変表示装置(普図)の確率変動を関連付けて行ったり、
あるいはパチンコ遊技機毎に可変表示装置(特図)の確
率変動の発生形態が異なっていたり、また、確率変動状
態の発生の有無や確率変動状態の発生形態により大当り
の設定確率がパチンコ遊技機毎に異なっていたりする
等、パチンコ遊技機毎に遊技性能が様々である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパチ
ンコ遊技機にあっては、好みの違う遊技者に対して遊技
性能の観点から、以下のような問題点があった。 (イ)従来よりパチンコ遊技機には、上記のように大当
りの発生に関連して確率変動状態を発生させるものや発
生させないもの等があるし、確率変動を発生させる場合
でも、特図の確率変動を行うものと普図の確率変動を行
うもの等がある。また、特図の確率変動行う場合でも、
パチンコ遊技機毎にその発生形態や終了形態あるいは継
続形態が異なっていたりする。さらに、確率変動状態の
発生の有無や確率変動状態の発生形態により大当りの設
定確率がパチンコ遊技機毎に異なっていたりして、パチ
ンコ遊技機毎に遊技性能が様々である。遊技店で遊技を
行う遊技者には老若男女あるいは初心者から熟練者な
ど、様々な遊技者がいて、それぞれ好みの機種が違って
いる。しかしながら、従来の遊技店ではパチンコ遊技機
の設置に限りがあり、全ての遊技者の好みにあったパチ
ンコ遊技機を設置することは非常に困難であった。
【0008】(ロ)そのため、遊技者にしてみれば、好
みのパチンコ遊技機が無かったり、あるいは有っても空
き台が無かった場合には、違う機種で遊技をしなければ
ならないという問題点があった。 (ハ)例えば、初心者(一般的に初心者はギャンブル性
の低い遊技機を好む)が間違って設定確率は低いが確率
変動すると多量の獲得球が得られる(ギャンブル性の高
い)ような希望していないパチンコ遊技機を選択して遊
技を行ってしまうことがあった。その結果、初心者にし
てみると、予定外の投資をしてしまうことがあった。
【0009】(ニ)遊技店においても、選定して入れ替
えたパチンコ遊技機のゲーム内容が遊技者の好みに合わ
なかった場合には、直に台の再入れ替え等の対応が必要
であった。そのため、営業上不利であった。 (ホ)可変表示装置で表示される識別情報や登場するキ
ャラクタ、ストーリー展開等が遊技者の好みにあったパ
チンコ遊技機であっても、大当り確率や確率変動に関す
るゲーム内容が遊技者の好みに合わないような場合もあ
り、遊技者の不満になることもあった。 (ヘ)従来はパチンコ遊技機毎に変化しない同一のゲー
ム内容であったため、マンネリ化を招き、遊技者に飽き
られてしまう恐れがあった。
【0010】そこで本発明は、遊技者に遊技機の選択幅
を広くして、初心者でも安心して遊技ができ、多くの遊
技者に楽しめる遊技性能を持った遊技機を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、遊技店に設置され
て、補助遊技において特別結果態様が発生したことに基
づき、入賞率が高くなる特別遊技状態に移行可能な遊技
機において、前記特別遊技状態が特定条件を満たしての
発生であった場合に、前記特別遊技状態の発生に関して
遊技者に有利となる特定遊技状態を発生可能な特定遊技
状態発生手段と、前記特別遊技状態若しくは前記特定遊
技状態の発生態様を設定変更可能な設定手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記設定手段は、前記特別遊技状態の
発生態様と特定遊技状態の発生態様とを関連付けて設定
変更可能であるようにしてもよい。例えば請求項3記載
のように、前記設定手段は、前記特別遊技状態の発生確
率を設定変更可能であるようにしてもよい。例えば請求
項4記載のように、前記設定手段は、前記特定遊技状態
の発生確率を設定変更可能であるようにしてもよい。
【0013】例えば請求項5記載のように、前記設定手
段は、前記特別遊技状態の発生により入賞率が高められ
ることにより獲得可能な獲得遊技媒体の量に関する設定
変更が可能であるようにしてもよい。例えば請求項6記
載のように、前記特定遊技状態は、前記特別結果態様の
発生率が高確率状態に移行する確率変動状態を含んでい
るようにしてもよい。例えば請求項7記載のように、前
記設定手段は、前記特定遊技状態の終了条件の設定変更
が可能であるようにしてもよい。
【0014】例えば請求項8記載のように、前記特定遊
技状態は、該特定遊技状態中に再度特定条件を満たした
特別遊技状態が発生した場合には、再度特定遊技状態を
初期状態から更新可能であるとともに、前記設定手段
は、該特定遊技状態の更新の許可あるいは不許可の設定
変更が可能であるようにしてもよい。例えば請求項9記
載のように、前記設定手段は、遊技店に係わる者が設定
変更操作可能であるようにしてもよい。例えば請求項1
0記載のように、前記設定手段は、遊技者が任意に設定
変更操作が可能であるようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ遊技機に適用した一実施例として図面を参照して説
明する。 A.遊技盤の構成 図1はパチンコ遊技を行う遊技機の遊技盤を示す正面図
である。図1において、1は遊技盤であり、前面の略円
形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域
3が形成されている。この遊技領域3には、複数の識別
情報(以下、特別図柄、或いは特図という)を複数列の
変動表示部4aに変動表示する特別図柄表示装置4(可
変表示装置)と、開閉扉5aにより開閉される大入賞口
5bを有する特別変動入賞装置5と、左右一対の開閉部
材6aを有し特図始動口として機能する普通変動入賞装
置6(いわゆる普電と呼ばれるもの)と、この普通変動
入賞装置6に設けられ後述する普通図柄(以下、普図と
いう)を表示する普通図柄表示装置6bと、スルーチャ
ッカー形式の普通図柄始動口7と、一般入賞口8aと、
風車と呼ばれる打球方向変換部材8bと、サイドランプ
8cと、アウト穴9などが備えられている。
【0016】そして、普通変動入賞装置6内の入賞流路
には特図始動スイッチ6dが、普通図柄始動口7内の通
過流路には普図始動スイッチ7aが、それぞれ設けられ
ている。また、特別変動入賞装置5の大入賞口5b内に
おける、継続入賞流路には継続スイッチ5cが、一般入
賞流路にはカウントスイッチ5dがそれぞれ設けられて
いる。また、特別図柄表示装置4の上部には、一般入賞
口4bが設けられるとともに、この場合4個の特図始動
記憶表示器4cが設けられている。また、普通変動入賞
装置6には、この場合4個の普図始動記憶表示器6cが
設けられている。
【0017】ここで、特別図柄表示装置4は、カラーで
特図の静止画および変動画が表示可能な、例えば液晶デ
ィスプレイ(LCD)であり、CRTであってもよい。
この特別図柄表示装置4に表示される画像表示情報(特
図)としては、例えばリールという回転ドラム上に数字
および区切りマークからなる識別情報を表示してもよい
し、あるいはその他の図柄を表示してパチンコゲームを
行うようにしてもよい。普通図柄表示装置6bは、例え
ば、一桁の数字を表示する7セグメントの表示部を有し
液晶又はLED等よりなる表示器であり、この場合上記
普通図柄(普図)は、一桁の数字である。
【0018】また、始動記憶表示器4c、6cは、後述
するように特図或いは普図の始動記憶の数を表示するも
のである。また、特図始動スイッチ6dは、普通変動入
賞装置6に玉が入賞したことを検出し、普図始動スイッ
チ7aは、普通図柄始動口7に玉が通過したことを検出
し、カウントスイッチ5dは、特別変動入賞装置5の大
入賞口5bに入った玉のうち一般入賞した玉を検出し、
継続スイッチ5cは、大入賞口5bに入った玉のうちい
わゆる継続入賞(V入賞)した玉を検出する。なお、遊
技盤1の遊技領域3には、通常天釘やヨロイ釘といった
多数の障害釘が設けられるが、ここでは繁雑になるので
図示省略している。また、同様に図示省略しているが、
遊技盤1には、その他の各種装飾ランプや、LED等が
設けられていてもよい。
【0019】また本発明では、遊技盤における遊技領域
はどのようなものでもよく、補助遊技において(例え
ば、可変表示装置(ここでは特別図柄表示装置4)を使
用してその変動表示部4aに複数の識別情報を可変表示
させて)、特別結果態様(例えば、変動表示部4aの可
変表示遊技の結果が予め定めた特別停止態様(「2」、
「2」、「2」等のゾロ目図柄)が発生したことに基づ
き、入賞率が高くなる特別遊技状態(大当り状態)に移
行可能であって、特別遊技状態(大当り状態)が特定条
件を満たしての発生(例えば、確率変動図柄(「7」、
「7」、「7」)に基づく大当りの発生)であった場合
に、特別遊技状態の発生に関して遊技者に有利となる特
定遊技状態(例えば、大当り確率が変動する状態)を発
生可能な遊技機であれば、任意の構成を取り得る。
【0020】例えば、可変表示装置の図柄内容を変化さ
せてゲームを行うもので、可変表示装置の表示態様が予
め定められた表示態様になった場合に、変動入賞装置を
開放し内部の権利発生入賞口へ入賞があったときに大当
りの権利が発生する「第3種」に属するパチンコ機、あ
るいは可変表示装置の表示態様が予め定められた表示態
様になった場合に、所定数の変動入賞装置の連動動作の
開始条件を付与する他種タイプに属するパチンコ機であ
って、特別遊技状態(大当り状態)が特定条件を満たし
ての発生であった場合に、特別遊技状態の発生に関して
遊技者に有利となる特定遊技状態を発生可能なものであ
れば、本発明を適用することができる。なお、本実施例
ではいわゆる「第1種」に属するタイプのものに、本発
明を適用した例を説明する。
【0021】B.制御系の構成 次に、遊技機における制御系の構成について説明する。
図2は遊技機における制御系の全体構成を示すブロック
図である。図2において、この制御系は大きく分ける
と、役物制御回路100と、表示制御回路200とによ
って構成される。役物制御回路100は、マイクロコン
ピュータを含む回路で、例えば遊技盤1の裏面に取付け
られたボードユニットにより実現されている。また、表
示制御回路200は、例えば遊技盤1に設けられた特別
図柄表示装置4の裏面側に取付けられた回路基板により
実現されている。
【0022】この役物制御回路100は、パチンコ遊技
等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる
役物用IC111と、遊技に必要なデータ(例えば、ゲ
ーム内容の設定値)を記憶する不揮発性のEEPROM
112と、水晶の発振周波数を分周して役物用IC11
1の基本クロックを得る分周回路113と、役物用IC
111等に必要な電源を供給する電源回路114と、各
種情報信号を受け入れるローパスフィルタ115と、ロ
ーパスフィルタ115からの信号をバス116を介して
役物用IC111に出力するバッファゲート117と、
役物用IC111からの信号をバス116を介して受け
る出力ポート118と、出力ポート118を介して入力
される制御信号をドライブして各種駆動信号を生成して
各機器に出力するドライバ119と、遊技に必要な効果
音を生成する(あるいは音声合成を行ってもよい)サウ
ンドジェネレータ120と、サウンドジェネレータ12
0からの音声信号を増幅して遊技機の所定箇所に配設さ
れたスピーカー121aに出力するアンプ121と、役
物用IC111から出力される制御信号に基づいてホー
ルの管理装置201に対して遊技情報に関する信号を出
力するインターフェース回路122とによって構成され
る。なお、役物用IC111は、演算処理を行うCPU
131、役物制御の制御プログラム等を格納しているR
OM132およびワークエリアの設定や制御に必要なデ
ータの一時記憶等を行うRAM133を内蔵している。
【0023】ローパスフィルタ115には、前述の特図
始動スイッチ6d、普図始動スイッチ7a、カウントス
イッチ5d、継続スイッチ5c、および設定装置140
からの信号が入力されている。設定装置140は、設定
キーやモニタ等を有し、大当りとなる確率を設定変更し
たり、大当りの確率変動の形態等を設定変更(後述の図
6、図7参照)したりするためのもので、係員が操作す
るタイプでは遊技機の裏面側に配置される。設定装置1
40は特別遊技状態(大当り状態)若しくは特定遊技状
態の発生態様(確率変動状態の発生形態)を設定変更可
能な設定手段を構成する。
【0024】なお、設定装置140は遊技者によって操
作可能なものでもよく(後述の図5参照)、その場合に
は遊技機前面側に配置される。また、設定装置140は
遊技機自体(例えば役物制御回路100)に設けられた
スイッチ等(図示省略)により構成されていてもよい
し、ホールの管理装置201から入力される構成でもよ
い。ドライバ119からは、特別変動入賞装置5の大入
賞口5b(開閉扉5a)の開閉動作を駆動するソレノイ
ドや、特図始動記憶表示器4cや、普図始動記憶表示器
6cや、普通図柄表示装置6bや、普通変動入賞装置6
を駆動するソレノイドや、各種装飾ランプ(例えばサイ
ドランプ8c)に制御信号が出力される。
【0025】表示制御回路200は、役物用IC111
からこの場合8ビットの表示用制御信号(リセット信号
(1ビット)、ストローブ信号(1ビット)、コマンド
信号(6ビット)等)を受けて特別図柄表示装置4の表
示制御を行うもので、画像表示制御用のCPU、RO
M、RAMおよび画像用のVDP、フォントROM等を
含んで構成される。特別図柄表示装置4は表示制御回路
200からの表示制御用の信号に基づいて複数の識別情
報(特図)を複数列で変動表示する。なお、表示制御回
路200から特別図柄表示装置4に対しては、バックラ
イト用電源や、液晶表示用電源が供給されているととも
に、グランドラインが接続されている。
【0026】管理装置201はホール全体の遊技機、島
設備等を管理するもので、役物制御回路100から各種
信号(例えば、大当り信号等)が入力され、入力された
各種信号に基づいて営業上の必要なデータを演算処理
し、処理したデータを必要に応じてディスプレイに表示
したり、印刷したりする。また、管理装置201は、例
えば遊技機の獲得出球を監視し、打ち止め信号等を遊技
機に出力したり、店内放送をしたりする。
【0027】ここで、役物用IC111、ROM11
2、分周回路113および表示制御回路200は、全体
として特定遊技状態発生手段を構成する。特定遊技状態
発生手段は、特別遊技状態(例えば、大当り状態)が特
定条件を満たしての発生(例えば、確率変動図柄
(「7」、「7」、「7」)に基づく大当りの発生)で
あった場合に、特別遊技状態の発生に関して遊技者に有
利となる特定遊技状態(例えば、大当り確率が変動する
状態)を発生させる制御を行う。例えば、大当り3回を
1セットとして、初回大当り以後にあと2回大当りが発
生しやすい確率変動制御を行う。
【0028】なお、上記で特定の条件とは、確率変動図
柄がゾロ目で揃うことであり、これは、特別停止態様が
所定数の特定図柄(例えば、「7」、「7」、「7」)
に関連して発生した場合に成立する。また、特定の条件
は特別遊技状態の発生に関連して行われる補助可変表示
遊技の結果に基づいて成立するようにしてもよい。さら
に、特定遊技状態(すなわち、確率変動状態)は、その
特定遊技状態中に再度特定条件を満たした特別遊技状態
が発生(例えば、確率変動図柄(「7」、「7」、
「7」)に基づく大当りの発生)した場合には、再度特
定遊技状態を初期状態から更新可能である(すなわち、
大当り3回を1セットとする確率変動状態が重複して発
生する)。
【0029】C.遊技の概要 次に、役物制御回路100の制御フローを説明する前
に、本実施例の遊技機で行われる遊技の概要について説
明する。ガイドレール2を介して遊技領域中に打込まれ
た遊技球が、特別図柄始動口を兼ねた普通変動入賞装置
6に入賞すると、特別図柄表示装置4の表示部4aの複
数の領域において多数の識別図柄(数字、文字、記号、
図柄等よりなるもの)が移動(スクロール)する表示
(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲーム(画
像変動遊技)が行われる。そして、この変動表示ゲーム
結果としての停止表示態様が所定の態様(例えば、
「7、7、7」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ば
れる特別遊技状態が発生する。
【0030】この特別遊技状態(大当り)が発生する
と、特別変動入賞装置5の開閉扉5aが、例えば30秒
程度(或いは、例えば最大で10個入賞までの期間)開
放される特別遊技が行われる。この特別遊技のサイクル
は、各サイクル中、大入賞口5a内の継続入賞領域を遊
技球が通過することを条件に、例えば、最大で16サイ
クルまで継続して行われる。ここで、本実施例では、特
別遊技状態の発生が特定の条件を満たした発生(例え
ば、確率変動図柄(「7」、「7」、「7」)に基づく
大当りの発生)であった場合に、特別遊技状態の発生に
関して遊技者に有利となる特定遊技状態(例えば、大当
り確率が変動し、大当り3回を1セットとして、初回大
当り以後にあと2回大当りを発生しやすくする状態)が
発生するとともに、特定遊技状態中に再度特定の条件を
満たした特別遊技状態の発生があった場合(例えば、再
度、確率変動図柄によって大当りが発生した場合)に、
再度特定遊技状態を初期状態から更新可能にする制御が
行われる。
【0031】なお、大当り確率を高めて大当りを以後2
回当りやすくする遊技(確率変動遊技)は特定の図柄で
大当りとなった場合(特定の条件の成立した場合)に、
所定期間だけその後の大当りの確率を通常よりも高確率
に設定する特殊遊技であり、役物制御回路100の制御
過程においてなされる制御である。また、上記特図の変
動表示ゲーム中又は特別遊技中に、普通変動入賞装置6
にさらに遊技球が入賞したときには、特図始動記憶表示
器4cが点灯して例えば4個まで記憶され、特図の変動
表示ゲーム又は特別遊技の終了後に、その記憶に基づい
て上記特図の変動表示ゲームが繰返される。
【0032】一方、遊技中に、遊技球が普通図柄始動口
7に入賞(通過)したときは、普通図柄表示装置6bの
識別情報(この場合、一桁の数字)の変動表示による普
図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示
ゲーム結果としての停止表示態様が所定の態様(例え
ば、「7」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値が
発生する。この遊技価値(普図当り)が発生すると、普
通変動入賞装置6の一対の開閉部材6aが逆ハの字に開
いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される特定遊
技が行われる。これにより、普通変動入賞装置6に遊技
球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの
実施回数が増えて大当り発生の可能性が増す。また、上
記普図の変動表示ゲーム中に、普通図柄始動口7にさら
に遊技球が入賞したときには、普図始動記憶表示器6c
が点灯して例えば4個まで記憶され、普図の変動表示ゲ
ームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表
示ゲームが繰返される。
【0033】大当り確率を高めて大当りを以後2回当り
やすくする遊技(確率変動遊技)と、普図の変動表示ゲ
ームの他には、さらに所定の特殊遊技が行われたりす
る。その他の特殊遊技は、例えば特図の変動表示ゲーム
が50回行われるまでの期間だけ普図の変動表示ゲーム
の変動時間を短縮するなどの、いわゆる普図時短制御又
は普図即止め制御(或いは両者の併用)による遊技状態
がある。なおここで、普図時短制御とは、普図の変動表
示ゲームの変動時間が通常は、例えば60秒程度である
ところを6秒程度に短縮する制御であり、また普図即止
め制御とは、始動記憶に基づいて普図の変動表示ゲーム
を行う際に、始動記憶の発生から所定時間(例えば6
秒)経過したものに対しては、変動時間を短縮(例えば
2秒)して即時に普図を停止させる制御である。
【0034】また、この特殊遊技中には、普図当りの際
の普通変動入賞装置6の開放時間を例えば3秒程度に増
やす処理や、普図当りの際の普通変動入賞装置6の開放
回数を通常の1回から3回に増やす等の処理が行われる
こともある。なお、このような特殊遊技を行うことによ
り、単位時間当りの普図のゲーム回数が増えて、普図の
当る回数が増える(通常普図の当り確率は1/4程度で
あるため)。このため、結果的に特図の変動回数が増え
て有利な状態になる。またさらに、通常この特殊遊技状
態中には、特図の変動についても即止め制御が行われ、
さらに有利となる。
【0035】D.制御系の動作 次に、前述した制御系により行われる遊技機の制御につ
いて、図3〜図5に示すフローチャートにより説明す
る。 (a)役物制御回路のメインルーチン 図3は、役物制御回路100(役物用IC111)によ
り行われるメイン制御処理(メインルーチン)のフロー
チャートを示す図である。この制御処理は、図2の分周
回路113により作り出される基準時間(例えば、2m
s)毎に1シーケンスずつ行われる。すなわち、最終ス
テップ終了後のリセット待ち処理において、役物用IC
111に分周回路113からリセット信号が入るたび
に、ステップS10から実行される。
【0036】処理が開始されると、ステップS10にお
いて先ず電源の投入時であるか否かを判定し、電源投入
時であればステップS12で電源投入処理(詳細はサブ
ルーチンで後述)を行い、今回のルーチンを終了する。
電源投入処理では、イニシャル処理や設定装置140か
らの設定値の読み込み処理等が行われる。ステップS1
0で電源投入時でなければ、ステップS14に分岐して
SW入力処理(例えば、特図始動スイッチ6dや普図始
動スイッチ7aの入力処理等)を行ってステップS16
に進む。ステップS16では、役物用IC111による
制御処理(ステップS18〜S32)の各処理過程で定
められる処理NO.(処理番号)に従って、ステップS
18〜S32のうちの該当するいずれか一つの処理を行
う分岐処理がなされる。なお、ステップS18〜S32
の概要は以下のとおりである。
【0037】ステップS18:普段処理 普段処理では、始動記憶がある場合に、始動記憶数を一
つ減らした後、乱数抽出による大当り判定を行って特図
の停止図柄を決定する。次いで、停止図柄がリーチ図柄
である場合には、リーチフラグをセットした後、変動開
始処理の番号に処理番号を変更して、次のシーケンスで
変動開始処理が行われるようにする処理を行う。そし
て、始動記憶がない場合には、処理番号をこの普段処理
を行う番号のままとして、次のシーケンスでもこの普段
処理が繰返されるようにするものである。
【0038】ステップS20:変動開始処理 変動開始処理では、特図のスクロールを開始させる処理
を行い、図柄停止処理の番号に処理番号を変更する。 ステップS22:図柄停止処理 図柄停止処理では、特図のスクロールが開始した後、所
定時間経過後に、図柄変動を停止させ、停止図柄判定処
理の番号に処理番号を変更する。このとき、リーチフラ
グがセット(例えば、普段処理のサブルーチンでセッ
ト)されていると、特図のリーチスクロールが行われた
後、最後の図柄が停止する。
【0039】ステップS24:停止図柄判定処理 停止図柄判定処理では、まずリーチフラグがリセットさ
れた後、停止図柄が大当り図柄か否か判定され、大当り
でなければ、外れ処理の番号に処理番号が変更され、大
当りであれば、ファンファーレ処理の番号に処理番号が
変更される。 ステップS26:外れ処理 外れ処理では、左図柄、中図柄、および右図柄の全てが
停止した表示を行う処理等がなされ、普段処理の番号に
処理番号が変更される。 ステップS28:ファンファーレ処理 ファンファーレ処理では、特別図柄表示装置4に所定時
間ファンファーレ表示を行うための処理がなされ、ファ
ンファーレ表示完了の時点で、大当り処理の番号に処理
番号が変更される。
【0040】ステップS30:大当り処理 大当り処理では、特別遊技(特別変動入賞装置5が開放
される遊技)を行うための処理が実行され、大当り状態
の終了後は普段処理の番号に処理番号が変更される。な
お、大当り処理の中で、例えば特殊遊技(普図の変動表
示ゲームの変動時間を短縮する遊技)を行うために、大
当り中の表示ゲームの結果によって、普図時短カウンタ
を例えば50回に設定する処理等を実行してもよい。大
当り状態中には、前述したように普図時短制御が行わ
れ、普電(普通変動入賞装置6)の開放が頻繁に行われ
て、大当り中における獲得球が多くなり、より遊技者に
有利になる。 ステップS32:大当り終了処理 大当り終了処理では、大当り状態を終了させる処理がな
され、普段処理の番号に処理番号が変更される。なお、
以上の処理番号による分岐処理(ステップS18〜S3
2)によれば、メインルーチンのシーケンスが繰返され
る度に、遊技状態に応じて処理番号が変更されてゆく。
【0041】次に、図3に示すメインルーチンでは、以
上の分岐処理がなされた後に、次いで、ステップS34
で外部情報処理を行い、管理装置201との間で情報の
授受に関する処理を行う。次いで、ステップS36で大
当り乱数更新処理を行う。これにより、まず特図および
普図の乱数を例えば[1]ずつインクリメントして更新
することが行われる。したがって、本ルーチンが繰り返
される毎に、特図および普図の乱数が変り、大当りある
いは普図当りの乱数抽出値がランダム性を保つようにな
る。また、リーチ発生用乱数を例えば[1]ずつインク
リメントして更新してリーチ発生のランダム性を保つ。
ここで、リーチ発生用乱数としては、例えば1〜15の
15種類があり、リーチを発生させる乱数は1個で、残
りの14個はリーチを発生しない乱数である。したがっ
て、リーチ発生確率は1/15となる。
【0042】次いで、ステップS38で停止図柄作成処
理を行う。これは、ランダムに停止図柄(大当り図柄や
外れ図柄)を作成するものである。次いで、ステップS
40で表示図柄編集処理を行う。これにより、特図の表
示図柄の編集に関する処理が行われる。次いで、ステッ
プS42でデータ転送処理を行い、役物用IC111か
ら表示制御回路200に必要なデータを転送する。これ
により、例えば特図の表示図柄の編集結果データが表示
制御回路200へ転送される。次いで、ステップS44
で出力処理を行う。これにより、例えば各種装飾ランプ
類(例えばサイドランプ8c)に対して信号が出力さ
れ、装飾の演出が行われる。ステップS44を経ると、
メンルーチンの1シーケンスが終了する。
【0043】(b)電源投入処理 図4は上述のメインルーチンにおけるステップS12の
電源投入処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンが開始されると、まずステップS
50でイニシャル処理を行う。これにより、ROM13
2の正常判定処理、RAM133におけるワークエリア
のイニシャライズ、I/Oレジスタの設定、システム内
部のレジスタの設定処理、フラグのイニシャライズ等が
行われる。次いで、ステップS52で大当り確率等の設
定変更があるか、すなわち設定装置140の設定値(詳
しくは図6、図7で後述)に変更があるか否かを判別す
る。
【0044】本実施例では、設定値を変更しようとする
場合、遊技機の電源投入時に遊技店の係員が設定装置1
40の設定操作を行う。この場合、所定の条件下で設定
変更を許可し、不正が起きないように配慮する。なお、
設定装置140の設定値はEEPROM112に前回の
値が記憶され、保持されている。所定の設定変更操作、
例えばキーによる設定変更の開始操作が行われれば、ス
テップS54に進んで設定装置140からの設定値を読
み込む処理を行い、ステップS58に進む。これによ
り、大当り確率等の設定値が前回の値から変更になり、
今回係員によって操作された値が新たな設定値として採
用されることになる。また、変更された設定値は次回の
記憶値としてEEPROM112に記憶される。一方、
ステップS52で設定変更がなければ、ステップS56
に進んでEEPROM112からの記憶値を読み込む処
理を行い、ステップS58に進む。
【0045】ステップS58では表示制御回路200へ
の設定値情報データをセットする。これは、設定装置1
40の設定値により特別図柄表示装置4の表示態様(例
えば、呼び込み画面で遊技内容を説明する場合の表示:
後述の図8参照)が異なることから、設定値に対応した
表示にするためのデータをセットするものである。表示
制御回路200への設定値情報データがセットされるこ
とにより、特別図柄表示装置4に設定値情報が表示さ
れ、遊技者が遊技内容を知ることができ、遊技機を選択
する際の参考になる。次いで、ステップS60で管理装
置201への設定値情報をセットし、今回のルーチンを
終了してメインルーチンにリターンする。これは、設定
装置140の設定値により遊技内容が変化するため、遊
技内容に対応したデータ収集を行うためにデータをセッ
トするものである。管理装置201への設定値情報がセ
ットされることにより、管理装置201で各遊技機の遊
技内容が収集され、把握される。
【0046】次に、上記図4に示したルーチンは遊技機
の電源投入時に遊技店の係員が設定装置140の設定操
作を行う例であるが、設定変更は、これに限るものでは
なく、遊技者が任意で設定装置140を操作して設定変
更可能な構成にしてもよい。図5は、遊技者が任意で設
定変更できる例であり、以下にその内容を詳細に説明す
る。この場合、設定装置140として、例えば所定のボ
タンを遊技機の前面側、例えば上皿周辺やカード操作部
の近くに備えて遊技者に操作可能な構成にする。 (c)設定変更処理 図5は設定変更処理ルーチンを示すフローチャートであ
り、この設定変更処理ルーチンは、例えばメインルーチ
ン(図3)の中にサブルーチンとして組み込む。この設
定変更処理ルーチンが開始されると、まずステップS8
0で設定変更許可状態であるか否かを判別する。これ
は、通常、普段動作中あるいは普段動作で発射停止中等
に設定装置140の設定値に対応して設定変更が行われ
るが、そのような設定変更が可能なときに、例えば始動
入賞すると、その始動入賞信号の取り扱いが混乱する。
始動入賞のタイミングで大当り乱数の抽出等を行うの
で、大当り確率等に変更になると、混乱するためであ
る。そのため、設定変更許可状態とは、普段動作中(確
率変動中は除く)あるいは普段動作(確率変動中は除
く)で発射停止中等であって、始動入賞が無いときのよ
うに設定変更を許可しても支障のない状態のことであ
る。すなわち、設定変更許可状態は設定変更と始動入賞
等との混乱を防止するために設けられる。なお、例えば
設定装置140に所定の許可スイッチを設け、スイッチ
操作により設定変更許可状態にしてもよい。例えば、許
可スイッチがオンすると、遊技球の発射が一時的に中止
されたりする。
【0047】ステップS80で設定変更許可状態でなけ
れば、今回のルーチンを終了する。一方、設定変更許可
状態であれば、ステップS82に進んで設定変更がある
か否かを判別する。設定変更がなければルーチンを終了
し、設定変更があればステップS84に進んで設定装置
140からの設定値を読み込む処理を行う。これによ
り、大当り確率等の設定値が前回の値から変更になり、
今回遊技者によって操作された値が新たな設定値として
採用されることになる。次いで、ステップS86で表示
制御回路200への設定値情報データをセットし、ステ
ップS88で管理装置201への設定値情報をセットし
て今回のルーチンを終了する。ステップS86、ステッ
プS88の処理内容は図4の例と同様である。
【0048】E.設定変更の具体例 次に、設定装置140による設定変更の具体例について
図6〜図9を参照して説明する。 (a)設定値を10段階で変更可能な例 図6は設定装置140により複数の設定項目を含む設定
値を10段階で変更する例を示す図である。まず、設定
値は1から10までの10段階に分けられ、各設定値で
は大当り確率(確率と略称)、確変図柄の割合、確変形
態、リミッタ、最高ラウンド数、時短の設定項目がそれ
ぞれ所定の値に設定されるようになっている。各設定項
目の内容は、以下の通りである。
【0049】・大当り確率(確率:すなわち特別遊技状
態の発生確率) 大当りの発生確率であり、1/430から1/200ま
での間で10段階に分けられている。これは、特別遊技
状態の発生確率の設定変更に相当する。 ・確変図柄の割合(特定遊技状態の発生確率:全図柄中
の確変図柄の割合) 確率変動図柄が発生する割り合いであり、5/15から
無しまで10段階に分けられている。これは、特定遊技
状態の発生確率の設定変更に相当する。 ・確変形態 確率変動を行う場合の形態であり、以下のような種類が
ある。特図2回ループとは、確率変動図柄で大当りした
場合に、確変中に再度、確率変動図柄によって大当りが
発生すると、再度大当り3回を1セットとして、確率変
動が2回ループするまで認める(つまり、確率変動の重
複発生を2回だけ許可する)ものである。なお、特図2
回ループは特定遊技状態の更新を許可する設定変更に相
当する。特図普図2回ループとは、確率変動の重複発生
を許可するとともに、同様に普図の確率変動の重複発生
を2回だけ許可するものである。特図2回セットとは、
確率変動の重複発生を許可せず、特図が確率変動図柄で
大当りが発生した場合に、以後大当りを2回発生しやす
くして、都合3回を1セットとして確率変動するもので
ある。なお、特図2回セットは特定遊技状態の更新を不
許可する設定変更に相当する。確変形態は、特定遊技状
態の終了条件の設定変更に相当する。特図1回ループと
は、特図の確率変動の重複発生を1回だけ許可するもの
であり、普図1回ループとは、普図の確率変動の重複発
生を1回だけ許可するものである。なお、特図1回ルー
プは特定遊技状態の更新を許可する設定変更に相当す
る。特図普図1回ループとは、特図および普図の確率変
動の重複発生を1回だけ許可するものである。無しと
は、特図および普図の何れも確率変動が無いものであ
る。
【0050】・リミッター リミッターとは、確率変動中に発生する大当りの最高回
数(確変が発生する初回の大当りも含む)を規制する値
である。例えば、リミッターが9回とは、大当りの最高
回数を9回に規制するものである。リミッターが無しと
は、大当りの最高回数の規制が無いものである。ただ
し、リミッターが無くても、確変形態で規制される。な
お、リミッターは特定遊技状態の終了条件の設定変更に
相当する。また、リミッターは特定遊技状態の更新を不
許可する設定変更にも相当する。 ・最高ラウンド数 最高ラウンド数とは、特別変動入賞装置5の開閉扉5a
が、例えば30秒程度(或いは、例えば最大で10個入
賞までの期間)開放される特別遊技のラウンド数の最高
値を規制するもので、例えば16Rとは、16ラウンド
を許可するものである。通常図柄16R・確変図柄12
Rとは、大当り発生の図柄が通常図柄であるときは16
ラウンドを許可し、確変図柄であるときは12Rを許可
するものである。なお、最高ラウンド数は特別遊技状態
(大当り状態)の発生により入賞率が高められる(特別
変動入賞装置5が開放する)ことにより獲得可能な獲得
遊技媒体の量に関する設定変更に相当する。
【0051】・時短 時短とは、普図の変動表示ゲームの変動時間が通常は、
例えば60秒程度であるところを6秒程度に短縮する設
定変更で、時短には以下の設定内容がある。確変終了後
100回とは、特図が確変図柄で大当りした場合に、以
後、特図の変動表示ゲームが100回行われるまでの期
間だけ普図の変動表示ゲームの変動時間を短縮する(普
図時短制御又は普図即止め制御)を行うものである。確
変終了後次回の大当りまで時短とは、特図が確変図柄で
大当りした場合に、以後、次回の大当りが発生するまで
普図の変動表示ゲームの変動時間を短縮するものであ
る。確変終了後時短100回・通常時短50回とは、特
図が確変図柄で大当りした場合に、以後、特図の変動表
示ゲームが100回行われるまでの期間だけ普図の変動
表示ゲームの変動時間を短縮し、特図が通常図柄で大当
りした場合に、以後、特図の変動表示ゲームが50回行
われるまでの期間だけ普図の変動表示ゲームの変動時間
を短縮することとして図柄の種類によって普図時短の内
容を区別するものである。無しとは、普図時短が無いも
のである。このように、図6に示す設定内容で、設定装
置140を用いて上記複数の設定項目を含む設定値を1
0段階で変更する構成であると、各設定項目を含む内容
で一括して設定値を10段階に変更操作することがで
き、遊技内容を容易に変更することができる。なお、図
6に示す設定内容は、例えば確率変動機能が連続し易い
ものは大当り確率を低く設定し、確率変動機能が連続し
づらいものは大当り確率を高く設定するというものであ
り、これは請求項2記載の発明でいう特別遊技状態の発
生態様と特定遊技状態の発生態様とを関連付けて設定変
更可能であることに相当する。このような図6に示す設
定内容にすれば、予め市場で人気の遊技内容を設定して
おき、それらの内から効率良く簡単に設定ができるとい
う効果がある。因みに、各設定項目を個別にいちいち設
定すると、面倒になるからである。
【0052】(b)確変図柄の割合の具体例 図7は確変図柄の割合(確変図柄が発生する割り合い)
を示す図であり、表示制御回路200に送られる設定値
情報に基づき実際に特別図柄表示装置4で表示される図
柄(全図柄)である。図7(a)に示すように大当り図
柄には「0」〜「E」までの15種類の図柄(特図)が
あり、これらの図柄は、特別図柄表示装置4における変
動表示部4aの左、中、右の各列毎にある。確変図柄の
割合を7/15に設定した場合(例えば、図6で設定値
=7にした場合)には、「1」、「3」、「5」、
「7」、「9」、「B」、「D」の7つの図柄が確変図
柄となる。なお、確変図柄は黒塗りの図柄で表示制御
(色指定制御)されており、通常図柄は白抜きの図柄で
表示される。したがって、確率変動図柄の出現率(すな
わち、確変発生率)は、7/15に設定される。
【0053】同様に、図7(b)に示すように確変図柄
の割合を5/15に設定した場合(例えば、図6で設定
値=1、あるいは2、9にした場合)には、「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」の5つの図柄が確変図
柄となり、確率変動図柄の出現率(すなわち、確変発生
率)は、5/15に設定変更されることになる。図7
(c)に示すように確変図柄の割合を4/15に設定し
た場合(例えば、図6で設定値=3、あるいは4にした
場合)には、「1」、「3」、「5」、「7」の4つの
図柄が確変図柄となり、確率変動図柄の出現率(すなわ
ち、確変発生率)は、4/15に設定変更されることに
なる。図7(d)に示すように確変図柄の割合を3/1
5に設定した場合(例えば、図6で設定値=5にした場
合)には、「3」、「5」、「7」の3つの図柄が確変
図柄となり、確率変動図柄の出現率(すなわち、確変発
生率)は、3/15に設定変更されることになる。
【0054】(c)呼び込み画面の表示例 図8は特別図柄表示装置4の呼び込み画面で遊技内容を
説明する一例(図6では設定3に相当する)を示す図で
ある。図8に示す呼び込み表示では、遊技内容の説明と
して、大当り確率:1/330、リミッター:9回、確
率変動図柄1、2、3、4、最高継続回数:16R、普
図時短:無し、確率変動率:4/15、確変形態:2回
ループという設定項目が表示されるとともに、画面の下
左側には「1」、「2」、「3」というように前回の外
れ出目が表示される。なお、呼び込み表示になると、出
目(特図)が縮小する。このように、設定内容に対応し
た遊技内容を表示することにより、遊技者は直に遊技機
の性能が分かり、遊技する遊技機の選定に非常に便利で
ある。
【0055】(d)設定項目毎に設定変更する構成例 設定装置140では複数の設定項目を一括的に設定値1
〜10を設けて設定変更してもよいが、これに限るもの
ではなく、複数の設定項目を各設定項目毎に設定変更し
てもよい。図9は設定装置140により複数の設定項目
を各設定項目毎に設定変更する構成例を示す図である。
設定項目としては、確率設定(大当り確率の設定)、確
変図柄の割合設定、確変形態の設定、リミッターの設
定、リミッター種類の設定、ラウンド数の設定、普図時
短の設定という各項目があり、それぞれ別個に所定の値
に設定可能なようになっている。各設定項目の内容は、
以下の通りである。
【0056】確率設定では設定値1〜6の段階があり、
大当り確率を1/430〜1/200の6段階に設定可
能である。確変図柄の割合設定では設定値1〜6の段階
があり、確率変動図柄が発生する割り合いを7/15か
ら確変無しまで6段階に設定変更可能である。確変形態
の設定では設定値1〜6の段階があり、確変形態として
特図普図2回ループ〜普図2回セットまでの6段階に設
定変更可能である。リミッターの設定では設定値1〜5
の段階があり、大当り発生の連続的な最高継続回数を無
し、11回、9回、7回、5回までの5段階に設定変更
可能である。リミッター種類の設定では設定値1、2の
段階があり、リミッター種類として大当り回数制限あり
と、確変図柄制限あり(確変中に確変図柄が発生する回
数を制限するタイプ)の2段階に設定変更可能である。
ラウンド数の設定では設定値1〜4の段階があり、特別
遊技のラウンド数の最高値の規制としてオール16R、
オール16ラウンド、確変図柄12R・通常16R、確
変図柄16R・通常12Rの4段階に設定変更可能であ
る。
【0057】普図時短の設定では設定値1〜6の段階が
あり、普図時短として全大当り終了後100回時短(す
べての特図で大当りした場合に、以後、特図の変動表示
ゲームが100回行われるまでの期間だけ普図の変動表
示ゲームの変動時間を短縮するもの)、全大当り終了後
50回時短、確変大当り終了後100回時短、確変大当
り終了後100回・通常大当り終了後50回時短、確変
大当り終了後次回大当りまでの時短、無しの6段階に設
定変更可能である。このように、複数の設定項目を各設
定項目毎に設定変更する構成であると、バリエーション
の多い設定が可能であり、よりきめ細かく遊技内容を変
えることができる。この場合には、全ての設定変更を可
能にするような設定装置の構成(例えば、キーやボタン
を備えた構成)が必要となる。
【0058】以上のように、本実施例では設定装置14
0を用いて複数の設定項目を複数の段階に設定変更可能
な構成とすることにより、特定遊技状態(大当り確率が
変動する状態)の発生による従来通りの遊技の面白みを
発揮させるとともに、自由に特別遊技状態(大当り状
態)若しくは特定遊技状態(確率変動状態)の発生態様
を設定変更することが可能であるので、好みの違う多数
の遊技者に対応した遊技機を提供(すなわち、多くの遊
技者に楽しめる遊技性能を持った遊技機を提供)するこ
とができる。そのため、遊技者に遊技機の選択幅を広く
して、初心者でも安心して遊技ができるようにすること
ができる。したがって、従来のような好みの遊技機が無
かったり、あるいは有っても空き台が無かった場合に、
違う機種で遊技をしなければならないという問題点を解
決することができる。また、初心者が熟練者の好むよう
な遊技内容が難しい(あるいはギャンブル性が高い)な
どの初心者には不向きな遊技機で遊技をしてしまい、予
定外の投資をしてしまう等の問題点を解決することがで
きる。
【0059】遊技店においても、選定して入れ替えた遊
技機がそのまま(例えば、設定変更しないデフォルトの
状態)では遊技者に人気が無くても、設定変更して遊技
者の好みに合うように設定変更することにより、選定し
て入れ替えた遊技機が人気がないという理由だけで直に
入れ替えるのを防止することができる。したがって、遊
技機の設置後にも遊技者に人気のゲーム内容にすること
ができるので、非常に営業上有利である。また、従来は
特別図柄表示装置4(可変表示装置)で表示される識別
情報や登場するキャラクタ、ストーリー展開等が遊技者
の好みにあった遊技機であっても、大当り確率や確率変
動に関するゲーム内容が遊技者の好みに合わないような
場合もあり、遊技者の不満になることもあったが、これ
に対して本実施例では、遊技者の好みの表示内容、好み
のゲーム内容に設定変更することができ、遊技者の不満
を解消することができる。従来は遊技機毎に変化しない
同一のゲーム内容であり、マンネリ化を招き、遊技者に
飽きられてしまう恐れがあったが、これに対して本実施
例では、遊技機毎にゲーム内容を変えることができ、マ
ンネリ化を防ぎ、遊技者に飽きられてしまうという恐れ
を解消することができる。
【0060】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)パチスロ遊技機への適用が可能である。 (b)本発明はパチンコ遊技機でなく、例えば映像式ゲ
ーム機のようにものにも適用できる。すなわち、映像式
ゲーム機であっても、補助遊技においてを使用して特別
結果態様(例えば、大当り図柄)が発生したことに基づ
き、入賞率が高くなる特別遊技状態(大当り状態)に移
行可能であって、特別遊技状態(大当り状態)が特定条
件を満たしての発生(例えば、確率変動図柄に基づく大
当りの発生)であった場合に、特別遊技状態の発生に関
して遊技者に有利となる特定遊技状態(例えば、確率変
動状態)を発生可能にするものであれば適用することが
できる。
【0061】(c)また、本発明は補助遊技においてを
使用して特別結果態様(例えば、大当り図柄)が発生し
たことに基づき、入賞率が高くなる特別遊技状態(大当
り状態)に移行可能であって、特別遊技状態(大当り状
態)が特定条件を満たしての発生(例えば、確率変動図
柄に基づく大当りの発生)であった場合に、特別遊技状
態の発生に関して遊技者に有利となる特定遊技状態(例
えば、確率変動状態)を発生可能にするものであれば、
いかなる機種の遊技機であってもよいこともいうまでも
ない。例えば、他の機種タイプのパチンコ機、アレンジ
ボール機、雀球遊技機、スロットマシン等にも適用する
ことができる。 (d)本発明では設定装置による設定項目は上記実施例
の例に限るものではなく、その他の設定項目を使用して
もよい。また、設定項目の設定変更内容も上記実施例の
例に限るものではなく、その他の設定変更内容にしても
よい。
【0062】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の発明によれば、補助遊技において
を使用して特別結果態様(例えば、大当り図柄)が発生
したことに基づき、入賞率が高くなる特別遊技状態(大
当り状態)に移行可能であって、特別遊技状態(大当り
状態)が特定条件を満たしての発生(例えば、確率変動
図柄に基づく大当りの発生)であった場合に、特別遊技
状態の発生に関して遊技者に有利となる特定遊技状態
(例えば、確率変動状態)を発生可能にであり、特別遊
技状態若しくは前記特定遊技状態の発生態様を設定変更
可能な設定手段を設けているので、以下の効果を得るこ
とができる。特定遊技状態(大当り確率が変動する状
態)の発生による従来通りの遊技の面白みを発揮させる
とともに、自由に特別遊技状態(大当り状態)若しくは
特定遊技状態(確率変動状態)の発生態様を設定変更す
ることが可能であるので、好みの違う多数の遊技者に対
応した遊技機を提供(すなわち、多くの遊技者に楽しめ
る遊技性能を持った遊技機を提供)することができる。
そのため、遊技者に遊技機の選択幅を広くして、初心者
でも安心して遊技ができるようにすることができる。し
たがって、従来のような好みの遊技機が無かったり、あ
るいは有っても空き台が無かった場合に、違う機種で遊
技をしなければならないという問題点を解決することが
できる。また、初心者が熟練者が好むような遊技内容が
難しい(あるいはギャンブル性が高い)などの初心者に
は不向きな遊技機で遊技をしてしまい、予定外の投資を
してしまう等の問題点を解決することができる。
【0063】遊技店においても、選定して入れ替えた遊
技機がそのまま(例えば、設定変更しないデフォルトの
状態)では遊技者に人気が無くても、設定変更して遊技
者の好みに合うように設定変更することにより、選定し
て入れ替えた遊技機が人気がないという理由だけで直に
入れ替えるのを防止することができる。したがって、遊
技機の設置後にも遊技者に人気のゲーム内容にすること
ができるので、非常に営業上有利である。また、従来は
可変表示装置(例えば、特別図柄表示装置)で表示され
る識別情報や登場するキャラクタ、ストーリー展開等が
遊技者の好みにあった遊技機であっても、大当り確率や
確率変動に関するゲーム内容が遊技者の好みに合わない
ような場合もあり、遊技者の不満になることもあった
が、これに対して本発明では、遊技者の好みの表示内
容、好みのゲーム内容に設定変更することができ、遊技
者の不満を解消することができる。従来は遊技機毎に変
化しない同一のゲーム内容であり、マンネリ化を招き、
遊技者に飽きられてしまう恐れがあったが、これに対し
て本発明では、遊技機毎にゲーム内容を変えることがで
き、マンネリ化を防ぎ、遊技者に飽きられてしまうとい
う恐れを解消することができる。
【0064】(2)請求項2記載の発明によれば、設定
手段は特別遊技状態(例えば、大当り状態)の発生態様
と特定遊技状態(例えば、確率変動状態)の発生態様と
を関連付けて(例えば、確変図柄の割合や確変形態)設
定変更可能であることにより、遊技者の希望に合う設定
を効率良く行うことができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、設定手段は特別遊
技状態(例えば、大当り状態)の発生確率を設定変更可
能であることにより、確実に遊技者の希望に合う設定変
更が可能であり、遊技店においても営業上有利である。 (4)請求項4記載の発明によれば、設定手段は特定遊
技状態(例えば、確率変動状態)の発生確率を設定変更
可能であることにより、確実に遊技者の希望に合う設定
変更が可能であり、遊技店においても営業上有利であ
る。また、特定遊技状態の発生率を押えた遊技内容にも
対応することができ、初心者等も安心して遊技ができる
設定にすることが可能になる。
【0065】(5)請求項5記載の発明によれば、設定
手段は特別遊技状態の発生により入賞率が高められるこ
とにより獲得可能な獲得遊技媒体の量に関する設定変更
(例えば、特別変動入賞装置が30秒程度或いは最大で
10個入賞までの期間開放される特別遊技のラウンド数
の最高値の設定変更)が可能であることにより、様々な
遊技者の好みに対応して確実に遊技者の希望に合う設定
変更が可能であり、遊技店においても営業上有利であ
る。 (6)請求項6記載の発明によれば、特定遊技状態は特
別結果態様の発生率が高確率状態に移行する確率変動状
態を含んでいることにより、確率変動機能に対応して確
実に遊技者の希望に合う設定変更が可能であり、遊技店
においても営業上有利である。また、確率変動状態の発
生率を押えた遊技内容にも対応することができ、初心者
等も安心して遊技ができる設定にすることが可能にな
る。 (7)請求項7記載の発明によれば、設定手段は特定遊
技状態の終了条件の設定変更が可能であることにより、
確実に遊技者の希望に合う設定変更が可能であり、遊技
店においても営業上有利である。また、特定遊技状態が
多数回継続しないようなゲーム内容にも変更が可能であ
り、初心者等も安心して遊技ができる設定にすることが
可能になる。
【0066】(8)請求項8記載の発明によれば、特定
遊技状態は該特定遊技状態中に再度特定条件を満たした
特別遊技状態が発生した場合には、再度特定遊技状態を
初期状態から更新可能であるとともに、設定手段は該特
定遊技状態の更新の許可あるいは不許可の設定変更が可
能であることにより、特定遊技状態の継続に関してバリ
エーションの多い設定変更にすることができ、確実に遊
技者の希望に合う設定変更が可能であり、遊技店におい
ても営業上有利である。 (9)請求項9記載の発明によれば、設定手段は遊技店
に係わる者が設定変更操作可能であることにより、遊技
店において、例えば稼働状態や売り上げ等に基づき自由
に設定変更が可能であり、営業上非常に有利である。 (10)請求項10記載の発明によれば、設定手段は遊
技者が任意に設定変更操作が可能であることにより、遊
技者は希望する設定に自由に設定変更可能であり、多数
の遊技者に好まれるような遊技機にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遊技機における遊技盤
の構成を示す図である。
【図2】遊技機の制御系の全体構成を示す図である。
【図3】役物制御回路の制御のメインルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図4】電源投入処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図5】設定変更処理のルーチンを示すフローチャート
である。
【図6】設定装置の設定変更内容を説明する図である。
【図7】設定装置の設定変更内容を説明する図である。
【図8】呼び込み表示画面を示す図である。
【図9】設定装置の設定変更内容の他の例を説明する図
である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 特別図柄表示装置 4a 変動表示部 5 特別変動入賞装置 100 役物制御装置 111 役物用IC 112 EEPROM 113 分周回路 132 ROM 133 RAM 200 表示制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技店に設置されて、補助遊技において
    特別結果態様が発生したことに基づき、入賞率が高くな
    る特別遊技状態に移行可能な遊技機において、 前記特別遊技状態が特定条件を満たしての発生であった
    場合に、前記特別遊技状態の発生に関して遊技者に有利
    となる特定遊技状態を発生可能な特定遊技状態発生手段
    と、 前記特別遊技状態若しくは前記特定遊技状態の発生態様
    を設定変更可能な設定手段と、を備えたことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記特別遊技状態の発
    生態様と特定遊技状態の発生態様とを関連付けて設定変
    更可能であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記特別遊技状態の発
    生確率を設定変更可能であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記特定遊技状態の発
    生確率を設定変更可能であることを特徴とする請求項1
    乃至3の何れに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記特別遊技状態の発
    生により入賞率が高められることにより獲得可能な獲得
    遊技媒体の量に関する設定変更が可能であることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特定遊技状態は、前記特別結果態様
    の発生率が高確率状態に移行する確率変動状態を含んで
    いることを特徴とする請求項1乃至5の何れに記載の遊
    技機。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記特定遊技状態の終
    了条件の設定変更が可能であることを特徴とする請求項
    1乃至5の何れに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記特定遊技状態は、該特定遊技状態中
    に再度特定条件を満たした特別遊技状態が発生した場合
    には、再度特定遊技状態を初期状態から更新可能である
    とともに、 前記設定手段は、該特定遊技状態の更新の許可あるいは
    不許可の設定変更が可能であることを特徴とする請求項
    1乃至7の何れに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記設定手段は、遊技店に係わる者が設
    定変更操作可能であることを特徴とする請求項1乃至8
    の何れに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記設定手段は、遊技者が任意に設定
    変更操作が可能であることを特徴とする請求項1乃至9
    の何れに記載の遊技機。
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