JPH10508322A - 5βステロイドのリポソーム配合物 - Google Patents

5βステロイドのリポソーム配合物

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JPH10508322A JP9515066A JP51506697A JPH10508322A JP H10508322 A JPH10508322 A JP H10508322A JP 9515066 A JP9515066 A JP 9515066A JP 51506697 A JP51506697 A JP 51506697A JP H10508322 A JPH10508322 A JP H10508322A
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ルビンフェルド,ジョゼフ
エル. ファインマン,エリオット
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スーパーゲン,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 脂質、又は脂質様化合物、及び5βステロイド、DHEA、又は5βステロイド又はDHEAの有機酸誘導体を含んで成るリポソーム調製物が記載される。リポソームはまた、ob遺伝子の発現生成物をそこに溶解して成る閉じ込められた水性部分も包含する。リポソーム調製物を用いて、肥満症、高コルチコイド症及び糖尿病を包含する病状を処理するための方法がまた、記載される。

Description

【発明の詳細な説明】 5βステロイドのリポソーム配合物 発明の分野 本発明は、肝臓へのDHEA及び5βステロイドの供給を増強することができるリ ポソーム調製物に関する。さらに、リポソーム調製物はまた、包含される水性相 で抗−肥満症ペプチド又はタンパク質を輸送するためにも使用され得る。 発明の背景 リポソームは、閉じ込められた水性体積を含む完全に密封された脂質二重層膜 である。リポソームは、単層小胞(単一の二層膜を有する)か又は多層小胞(次 の層から水性層によりそれぞれ分離される、複数二層膜により特徴づけられるオ ニオン様構造体)であり得る。前記二層は、疎水性後端領域及び親水性先端領域 を有する2つの脂質単層から構成される。前記二層膜の構造は、脂質単層の疎水 性(非極性)後端が二層の中心の方に向き、そして親水性先端が水性相の方に向 くように存在する。 Banghamなど.,J.Mol.Biol.,13,238-252(1965)により当初、調製されたリ ポソームは、有機溶媒にリン脂質を懸濁し、そして前記混合物を蒸発乾燥し、容 器の表面上にリン脂質フィルムを残存せしめることによって製造された。水性相 を添加し、その混合物を膨潤し、そして機械的手段により分散された。前記方法 に起因するリポソームは、多層小胞(MLV)から成った。続いて、Papahadjopoalos など.,Biochim.Biophys.Acta.,13,624-638(1968)は、混合物を音波処理す ることによって小さな単層小胞を開発した。 LUVETS、すなわち膜フィルターを通して圧力下で押出された単層小胞が、1986 年1月16日に公開されたPCT出願番号WO86/00238(Cullisなど.,)に開示されて いる(これは引用により本明細書に組込まれる)。Luvetsは通常、約100NM〜約5 00NMの直径範囲である。 実質的に等しい層−溶質分布を有するリポソームは、アメリカ特許第4,522,80 3号(Lenk、など.,)に定義されるように定定した多層小胞(SPLV)として命名 される。単相小胞は、アメリカ特許第4,588,578号(Fountain、など.,)に記載 されている。少なくとも1回の凍結及び融解サイクルに小胞を暴露することにっ て生成される、凍結及び融解された多層小胞(FATMLV)は、1987年1月15日に公 開されたPCT公開番号87/00043(Bally、など.,)に記載されている。前記引例は 、リポソームの調製技法及び種々の用途について、引用により本明細書に組込ま れる。 リポソームの形成に使用される脂質に関しては、一般的に、脂質単層の疎水性 非極性頭域は二層の中心の方に向き、そして親水性領域は水性相の方に向いてい る。水性相に溶解されるいづれかの生成物を含む水性相は、二層膜により部分的 に又は完全に密閉され得る。脂質の例は、単独で又は組合して、及び特に炭素鎖 の水素化された又は飽和された形でのリン脂質、たとえばホスファチジルコリン (PG)、卵ホスファチジルコリン(EPG)、ホスファチジルセリン、ホスファチジ ルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、スフィンゴ ミエリン及び同様のものである。リン脂質は、合成のものでも、又は天然源から でも誘導され得る。合成リン脂質は、ジミリストイルホスファチジルコリン及び ジミリストイルホスファチジルグリセロールを包含する。 αトコフェロール基材の二層小胞は、アメリカ特許第5,041,287号(Janoffな ど.,)アメリカ特許第5,231,112号(Janoffなど.,) 及びアメリカ特許第5,330,689号(Janoffなど.,)に開示されている(それらは 、引用により本明細書に組込まれる)。それらの小胞は、水溶液において完全に 密閉された二層を形成することができる、αトコフェロールの有機酸誘導体から 形成される。 コレステロールヘミスクシネートの塩形を用いて調製されるリポソームは、ア メリカ特許第5,231,112号(Janoffなど.,)に開示される(前記特許は引用によ り本明細書に組込まれる)。 哺乳類が肥満になり、そして通常よりも過剰に体重が増す傾向に対する衝撃を 有するように思えるペプチド及びタンパク質は現在、知られている。マウスにお ける組換え遺伝子obのタンパク質生成物及びそのヒト相同体は、Y.Zhangなど. ,Nature,372,425(1994)に開示されている。さらに、明らかに突然変異誘発 を有さない、ラットにおける相同遺伝子は、T.Murakami and K.Shima,Bioche mical and Biophysical Research Communications,209(3),944(1995)に開示さ れるようにクローン化されている。R.A.Considineなど.,Journal of Clinica l Investigation,95(6),2986(1995)は、ヒト脂質細胞cDNAライブラリーから のob遺伝子の完全なコード領域の単離、及び正常タンパク質の予測されるアミノ 酸配列を有するタンパク質をもたらすクローン化された配列の翻訳を開示する。 M.A.Pelleymaunterなど.,Science,269,540(1995),J.L.Halaasなど.,Sc ience,269,543(1995)及びL.A.Campfield、など.,Science,269,546(19 95)は、このタンパク質が、ob ob突然変異を担持する、先天的に肥満のマウス に非経口投与される場合、体重低下の効果をもたらしたことを開示する。さらに 、ob obマウスにおいて正常よりも著しく高められた、血清インスリン及びグル コースレベルは、有意に、用量依存性態様で減じられ、そして典型的には、試験 された最高の用量(10mg/kg・日)で非変異マ ウスに見られるレベルに標準化された。M.A.Pelleymounterなどはさらに、タ ンパク質がpH7.4でリン酸緩衝溶液に溶解され、そして腹腔内注射され得ること を開示する。 ステロイド デヒドロエピアンドロステロン(3−β−ヒドロキシ−アンドロ ステ−5−エン−17−オン、DHEA)及びその硫酸塩誘導体は、ヒトにおける主要 なステロイド副腎分泌生成物である。DHEAは、テストステロン(17−β−ヒドロ キシ−アンドロステ−4−エン−3−オン)及びエストラジオール(エラストラ −1,3,5−(10)−トリエン−3,17−ジオール)に代謝され、それらはヒ トにおける主要な性ホルモンである。DHEAの他の代謝物は、α−ET及びβ−ETを 包含する。それらは、グルクロニド又は硫酸塩として単に接合され、そして尿中 に分泌される不活性代謝最終生成物であると思われる。α−ETはDHEAの主要な代 謝物であり、そして正常な個人において、1日当たり約3〜5mgの量で尿に分泌 され、そしてβ−ETはヒトにおける主要な代謝物である。 肥満症及び糖尿病に対するそれらの化合物の効果は次の通りに要約される。Ye nなど.,Lipids,12,409(1977)は、種々の経路により投与されたDHEAが、遺 伝子的に肥満のマウスの株における体重増加の速度を減じたことを開示した。DH EA処理は、遺伝子的に肥満の及び糖尿病のマウスにおける糖尿病の進行を著しく 減じ、そして最大の効果が、DHEAが摂取される場合に観察された(Colemanなど. ,Diabetes,31 : 80(1982))。Colemanなど.,Endocrinology,115,239(1984 )は、α−ET及びβ−ETが血液の糖を減じ、血漿インスリン濃度を高め、そして ランゲルハンス島β細胞の高められた顆粒化により示されるように膵臓に対して 保護効果を付与したことを示した。さらに、アンドロステロン又はエピアンドロ ステロンではなくα−ET及びβ−ETは、C57BL/KsJ−db/db糖尿病マウスに おける糖尿病の進行の阻止においてDHEAよりも4倍、効果的であった。アメリカ 特許第4,518,595号(Colemanなど.,)は、DHEAの経口投与が高血糖症を正常なレ ベルに回復せしめ、そして重度の糖尿病哺乳類においてさえグルコース耐性を改 良したことを示した。アメリカ特許第4,507,289号において、Colemanは、糖尿病 、肥満症候群及び関連する高コルチコイド症の処理のためへのα−ET及びβ−ET 並びにエストロゲンの使用を教援した。 Coleman,Endocrinology,117,2279(1985)は、節食において供給される場 合、α−ET及びβ−ETは、抗−肥満性質を有し、そして肥満の進行を阻止し、又 は止め、そして遺伝的肥満の糖尿病マウスにおいて、肥満症後の体重の低下を促 進することを開示した。アメリカ特許第4,666,898号(Coleman and Applezweig )は、肥満症、糖尿病及び高コルチコイド病の他の徴候の処理へのエチオコラノ ロンの使用を開示した。B.Zumoffなど.,Obesity Research,2,13(1994)は 、1日当たり4gの用量で経口投与されたEDがヒト肥満対象において有意な脂肪 損失をもたらしたことを開示した。20週間のランダム二重盲検クロスオーバー研 究において、14の対象は、プラシーボ投与の間よりも経口投与による処理の間、 有意に多くの体重及び体脂肪を失なった。ED投与の間の平均体重の低下は、2.8 ±5.5kgであり、これは100kgの体脂肪当たり0.5±0.91kg/週に相当した。体脂 肪含有率の密度測定は、平均体重の低下が体脂肪含有率における平均低下とほと んど正確に同時に起ったことを示した。10週間のED投与にわたって、平均脂肪低 下率は、初期体脂肪含有量の約5%であった。ED投与の有意な主観的及び客観的 副作用は存在しなかった。 アメリカ特許第5,006,517号(Bradlowなど.,)は、Prader−Willi症候群、す なわち染色体欠損により引き起こされる先天性疾病 が、前記症候群を有する個人へのエチオコラノロン又はエチオコラノロンジオン の投与により処理され得、その処理された個人における体重低下又は体重増加の 速度の低下をもたらしたことを開示した。 5βステロイドのいくつかは、肥満症及び関連する糖尿病及び/又は高コルチ コイド症候群の制御において活性的であることが知られているが、それらの化合 物は、経口投与される場合にそれらの症状の処理のために効果的である。経口路 によれば、5βステロイドの吸収は、種々のアッセイを用いて血液レベルにより 測定される場合、わずか5%〜15%である。従って、投与される薬物の多くの量 が血流中に決っして吸収されず、そして投与される薬物の最大部分は便に排泄さ れる。 高血清濃度の達成のためのより効果的な投与路は、薬物を非経口的に投与する ことが通例であるが、しかしながら、5βステロイドは、この路により投与され る場合、それらの抗−肥満、抗−糖尿病又は抗−高コルチコイド活性のいづれも 発揮するとは思われないことが観察された。従って、好ましくは静脈(iv)路に よる5βステロイドの非経口投与を可能にし、そしてそれらの化合物の抗−肥満 、抗−糖尿病及び抗−高コルチコイド活性を保持する配合物を有することが所望 される。与えられた応答のための活性薬物の費用における相当の節約が、それに より達成され得る。 本発明の要約及び目的 本発明の1つの観点は、5βステロイド又はDHEAの治療量の高められた肝利用 能力を誘発するための組成物を供給することに向けられる。 本発明のもう1つの観点は、肥満症、糖尿病症候群、糖尿病関連 の高コルチコイド症及びそれらの組合せ、及び骨髄抑制疾患から成る群から選択 された病状を処理するための方法に関し、ここで前記方法は、肥満症、糖尿病又 は高コルチコイド症及びそれらの組合せ、及び骨髄抑制疾患を処理するのに有効 な、5βステロイド又はDHEA、又はそれらの混合物の量を含んで成るリポソーム を含んで成るリポソーム調製物をそのような処理の必要な哺乳類に投与すること を含んで成る。 本発明のさらにもう1つの観点は、抗−肥満症ペプチド又はタンパク質の血液 レベルを高めるための組成物を供給することに向けられる。本発明のさらなる観 点は、リポソームの脂質部分が肥満症、糖尿病又は高コルチコイド症及びそれら の組合せを処理するために有効な量の5βステロイド又はDHEA、又はそれらの組 合せを含んで成り、そして前記リポソームの水性部分が肥満症及びそれに関連す る糖尿病を処理するために有効な量の抗−肥満症ペプチド又はタンパク質を含ん で成るリポソームを含んで成るリポソーム調製物を含んで成る、肥満症及びそれ に関連する糖尿病の処理のための組成物を供給することに向けられる。 発明の詳細な記載 5βステロイドとは、3α−ヒドロキシ−5β−アンドロスタン−17−オン又 はα−エチオコラノロン(この後、αETと称す)、3β−ヒドロキシ−5β−ア ンドロスタン−17−オン又はβエチオコラノロン(この後、βETと称す)及び5 β−アンドロスタン−3,17−ジオン又はエチオコランジオン(この後、EDと称 す)を意味する。さらに、それらの5βステロイドの一定のアルキル化された誘 導体がまた、この定義に包含される。たとえばアメリカ特許第4,602,008号(引 用により本明細書に組込まれる)に開示される、16− アルキル化5βアンドロスタン−3−オール−17−オン及び16−アルキル化5β アンドロスタン−3,7−ジオール−17−オンは、哺乳類において抗−糖尿病、 抗−肥満症及び赤血球生成剤として生物学的に効果的であることを示している。 それらの化合物は、従来の手段によりステロイド環構造体の3又は7位でエステ ル化され得る。 さらに、17ケト5−βステロイドの他のジオール類が市販されており、そして −OH成分が結合される炭素でエステル化され得る。従って、たとえば、5β−ア ンドロスタン−3α,11α−ジオール−17−オン、5β−アンドロスタン−3β ,11β−ジオール−17−オン、及び5β−アンドロスタン−3α,11β−ジオー ル−17−オン、5β−アンドロスタン−11α−オール−3,17−ジオン、5β− アンドロスタン−11β−オール−3,17−ジオン、5β−アンドロスタン−3α ,16α−ジオール−17−オンは市販されており(Research Plus.Inc,POB324,B ayonne,New Jersey 07002 USA)、そして5βステロイドの有機酸誘導体を生成 するために従来の手段により11又は16位でエステル化され得る。その有機酸誘導 体は、いづれかの適切な対応イオン、たとえばトリスを用いて塩に転換され得る 。 “リポソームの脂質部分”とは、一般的に疎水性末端及び親水性末端を有する 分子から構成されるリポソームの二層部分を意味し、ここで前記疎水性末端は一 般的に、水性媒体の存在下で自己会合し、二層を形成する。本発明において、リ ポソームの脂質部分は、上記に開示されるいずれかの脂質、たとえばホスファチ ジルイノシトール及びフフィンゴミエリン、又は脂質様化合物、たとえば5βス テロイド、αトコフェロール及びコレステロールのヘミスクシネートエステル及 びそれらの対応する塩から成る。 “リポソームの水性部分”とは、リポソームの脂質部分を製造する一般的に完 全に密閉された二層膜に封入される水性区画を意味する。リポソームは、それが 多層である場合、多くの密閉された又は封入された区画を有し、又はそれが単層 である場合、単一の封入された区画を有することができる。 “ob遺伝子の発現生成物”とは、組換え宿主細胞、たとえばE.コリを用いて 、ob遺伝子又はそのフラグメントから一般的に生成されるタンパク質を意味する 。一般的に、前記遺伝子は宿主細胞と適合できる発現ベクターに連結され、そし て宿主細胞によりタンパク質に連続的に翻訳され、又は発現される、遺伝子のmR NA転写体を生成するであろう。ときおり、そのタンパク質は、クロマトグラフィ ー及び他の方法を用いて、さらに処理され、再生され、切断され、又は精製され 、もしくは前述のすべてを実施される。ob遺伝子又は活性的であるその一部によ りコードされる、そのような追加の処理され、再生され、切断され又は精製され たタンパク質はまた、この定義に包含される。 α及びβETが、肥満マウス中にim,ip又はiv注射される場合、抗−肥満症効果 を付与しないが、ところがそれらのすべての3種の化合物が、経口投与される場 合、抗−肥満症効果を付与することがColemanなどにより観察された。経口投与 された薬物の実質的な部分が、経口投与の後、腸管の血管を通して血液中に吸収 され、そして腸間膜静脈を通して小腸からの流出する血液の有意な部分が門静脈 を通して肝臓に向けられることは知られている。従って、本発明者は、αET,β ET及びEDの経口投与に関連する生物学的活性(但し、iv又は他の非経口投与路に 関連する活性ではない)、特に、5βステロイドの抗−肥満症及び抗−糖尿病活 性が経口投与に続いて肝臓に循環する薬物の実質的な部分に基づく肝臓の活性に 起因すること を推論した。逆に言えば、非経口投与に続く5βステロイドの抗−肥満症及び抗 −糖尿病活性の不在は、非経口投与に続く肝循環に達する比較的少量の5βステ ロイドに起因すると思われる。 本発明者は、非経口投与に続いて肝循環に達する5βステロイドの量は、リポ ソームの成分として化合物を投与することによって高められ得ることも発見した 。本発明のリポソーム調製物は、肝臓の一部である網内細胞系により閉じ込めら れ、そして5βステロイドはリポソーム蓄積物として肝臓に濃縮される。類似す る態様において、本発明者は、化合物DHEAはリポソームの成分として都合良く投 与され得ることを発見した。 本発明の5βステロイドは、リポソームの親油性エンベロープを製造する脂質 と共に混合され得る。一般的に、そのような脂質は、疎水性及び少なくとも1つ の親水性末端である親油性領域を有する化合物である。そのような脂質の例は、 硬質脂質であり、ここで鎖は、その鎖が飽和されている約16個の炭素原子単位の 長さのものである。そのような脂質は、ジプラミトイルホスファチジルコリン( DPPC)であり、そしてジステアロイルホスファチジルコリンが典型である。また 、コレステロールヘミスクシネートトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン( CHSm)は硬質脂質であり、そして本発明のリポソームの成分として使用され得る 。 さらに、5βステロイド及び上記DHEAのヘミスクシネートトリス(ヒドロキシ メチル)アミノメタン誘導体は、硬質脂質として挙動することが予測される。活 性的である5βステロイドの他の誘導体はまた、リポソームの脂質部分と共に混 合され得、又はリポソームの成分としても作用することができる。従って、たと えば、引用により本明細書に組込まれるアメリカ特許第4,602,008号に開示され る16メチレンβET及び16メチレンβETパルミテートは、本発明のリ ポソームの脂質部分の成分として使用され得る。 他方、αトコフェロールに基づく異なった形の小胞が本発明の配合物に使用さ れ得る。αトコフェロール小胞は、αトコフェロールの有機酸誘導体を形成する 従来の手段を用いて形成される。αトコフェロールを誘導体化するために使用さ れ得る有機酸は、カルボン酸、ジカルボン酸、ポリカルボン酸、ヒドロキシ酸、 アミノ酸及びポリアミン酸を包含する。前記誘導体は、前記酸のエステル又はヘ ミエステルであり得る。さらに、有機酸は、その対応する酸の塩として供給され 得、又は塩に転換され得る。そのような塩形は、有機酸の水可溶性を高め、そし て従って、リポソームの形成に必須である二層の形成を進めるよう強いグラジエ ントを提供する。 水溶性有機酸は、αトコフェロール誘導体に関して有用である。それらの例と して次のものを挙げることができる:水溶性脂肪族カルボン酸、たとえば酢酸、 プロピオン酸、酪酸;吉草酸、及び同様のもの、水溶性脂肪族ジカルボン酸、た とえばマロン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、マレイン酸及 び同様のもの、及び水溶性芳香族ジカルボン酸、たとえばヘミメリット酸、トリ メシン酸、スクシンイミド及び同様のもの、水溶性ヒドロキシ酸、たとえばグリ コール酸、乳酸、マンデリン酸、グリセル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸及び 同様のもの、及びアミノ酸及びポリアミノ酸のいづれか。 誘導体化されたαトコフェロールの塩形は、適切な揮発性溶媒に、αトコフェ ロールの有機酸誘導体及び塩のカウンターイオン、たとえば塩の遊離塩基を溶解 し、続いて、有機酸の塩形から成る残基を残しながらの蒸発により前記溶媒を除 去することによって調製され得る。使用され得るカウンターイオンは、たとえば トリス−2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノエタ ノール、ビス−トリスプロパン、トリエタノールアミン及び同様のものを包含す る。 従って、場合によっては、3αET、3βET又はDHEAが、ジカルボン酸、たとえ ばスクシネートによりステロイド環構造体の3位炭素でエステル化され得る。残 りをエステル化する場合、カルボン酸成分は、遊離又はその塩として存在するこ とができる。また、場合によっては、脂質二層を形成する成分に、上記のような 5βステロイド及びDHEAの有機酸誘導体が含まれる。 5βステロイド、DHEA及びそれらの誘導体は、水に実質的に不溶性であり、そ して3βステロイドがα−トコフェロール二層中への分配が予測されるので、閉 じ込めによりαトコフェロール又は他の脂質小胞中に組込まれ得る。5βステロ イドは適切な有機溶媒に溶解され、次にその溶媒は蒸発され、化合物のフィルム 又は残留物が残存する。前もって形成されたリポソームの水性懸濁液が前記残留 物に添加される場合、その残留物はリポソームの脂質二層に閉じ込められるであ ろう。この状況においては、単層小胞又はリポソームが使用され;多層小胞又は リポソームが使用される場合、5βステロイドが外側の層にのみ閉じ込められ、 そして脂質又はαトコフェロールの内部層はステロイドを含まない。 脂質エンベロープ及びそこに組込まれる5βステロイド又はDHEAもしくはそれ らの水不溶性誘導体のためのコレステロールヘミスクシネートのトリス塩を用い る発明の組成物は、αトコフェロール基材のリポソームについての上記の方法と 同じ方法を用いて一般的には形成される。 すべての従来技術のリポソームにおいては、ステロール誘導体又はαトコフェ ロール誘導体は、生物学的効果を付与する活性剤としてではなく、いくつかの他 の、一般的には水不溶性ではあるが、生 物学的には活性の化合物のための供給機構として機能する。従って、たとえば、 アメリカ特許第5,041,278号及び第5,231,112号(両者とも、Janoffなどによる) の両者は、水不溶性抗菌剤、たとえばミコナゾール及びイトラコナゾールを供給 するためにコレステロール誘導体及びαトコフェロール誘導体の使用を示す。本 発明においては、有機酸のエステルとての治療用5βステロイドは、他の化合物 を供給するためのビークルとしてよりもむしろ脂質エンベロープの構造部分であ る。リポソーム構造成分及び活性剤の両者として5βステロイド及びその誘導体 の使用により、患者への追加のステロイド及びステロイド誘導体又は脂質のiv投 与を排除することが可能である。5βステロイドは活性抗−肥満症剤であるので 、供給ビークルの部分としての追加のステロイド及び脂質の使用を排除すること により、肥満患者は追加の循環脂質及びステロイドへの暴露の健康的な危険性を 回避される。さらに、供給ビークルの部分としての追加の脂質及びステロイドを 排除することにより、肥満患者における循環脂質レベルは人工的に高められず、 それらの患者における脂質レベルのモニターをより容易且つより正確にする。 上記リポソームは、多くの異なったアプローチを用いて、その中に、水溶性化 合物、部分的水溶性化合物、又は水不溶性化合物を閉じ込めるために使用され得 る。そこに記載される一般的な方法は、リポソームがαトコフェロール−有機酸 (又はその塩)又はコレステロールヘミスクシネート(又はその塩)に基づいて の従来の脂質二層型(このいづれかがそこに分配される5βステロイドを含むこ とができる)のものであろうとなかろうと有用である。同時に、その一般的な方 法は、リポソームエンベロープが、5βステロイド又はその誘導体、たとえば二 層を形成することが予測され得る、5βステロイドの有機酸エステルから生成さ れる場合に有用である。( リポソーム又はリポソーム様構造体の二層エンベロープを形成する化合物につい ての説明のためには、従来のαトコフェロール(及び誘導体)−基材のコレステ ロールヘミスクシネート又は5βステロイド(及び誘導体)−基材のコレステロ ールヘミスクシネートが“二層”として言及される。) 二層又は水溶性化合物中に分配する化合物は、水性相に添加され、この後、形 成の間、小胞内に剤を閉じ込める小胞の形成が伴う。他方、水不溶性又は脂質可 溶性である化合物は、小胞が形成された後、二層小胞の懸濁液に添加され得、こ の場合、化合物は二層中に分配する。もう1つの態様においては、水不溶性化合 物、及び有機酸誘導体の塩形は、その両者が溶解されるような有機溶媒に添加さ れ得る。次に、有機溶媒が蒸発され、二層に水不溶性化合物の均等な分布を含む フィルムが残存する。次に、水不溶性化合物又は化合物類を閉じ込める二層小胞 が、水性緩衝液が撹拌を伴ってフィルムに添加される場合に形成される。次に、 そのような小胞は音波処理され、単層小胞が形成され得る。 本発明の小胞を形成する二層は、水不溶性生物活性剤又は水に少々溶解性の剤 を閉じ込めるために使用される場合、好都合である。これに関して、5βステロ イドの非誘導体形が二層に閉じ込められ得る。従って、αET,βET,ED,DHEAは 、それぞれ個々に又は複数の混合物の形で、小胞が二層中に分配するよう形成さ れた後、その二層小胞に添加され得る。他方、αET,βET,ED,DHEAは、それぞ れ個々に又は複数のものの混合物の形で、二層を形成するであろう化合物を含む 溶媒に添加され得る。溶媒がフィルムを形成するために蒸発又は他の手段により 除去される場合、αET,βET,ED,DHEA又はそれらの混合物は、二層に、均等な 分布で含まれる。水性緩衝液における撹拌及び/又は音波処理に続いて、小胞が 形成される。 このアプローチを用いれば、さらにαET,βET,ED,DHEA又は複数のそれらの5 βステロイドの混合物を個々に含んで成る、αトコフェロールヘミスクシネート 又はコレステロールヘミスクシネート、又は従来の脂質が形成され得る。 他方、5βステロイドの1又は複数の誘導体が本発明の小胞の二層を形成する ために使用され得る。特に、有機酸及び5βステロイドのいづれかのエステルが 上記のようにして、生成され、そして二層小胞がそれから形成され得る。そのよ うな有機酸誘導体は、有機酸及び5β−アンドロスタン−3α,11α−ジオール −17−オン、5β−アンドロスタン−3β,11β−ジオール−17−オン、5β− アンドロスタン−3α,11β−ジオール−17−オン、5β−アンドロスタン−11 α−オール−3,17−ジオン、5β−アンドロスタン−11β−オール−3,17− ジオン、5β−アンドロスタン−3α,16α−ジオール−17−オンのエステルを 包含するが、但しこれらだけには限定されず、ここでエステルは、有機酸と11又 は16位のヒドロキシル基での炭素原子との間で形成される。さらに、16−メチル −7−ヒドロキシ−5β−アンドロスタン−3−オール−17−オンは、その反応 する誘導体を生成するために7位のヒドロキシ基で有機酸によりエステル化され 得る。さらに、類似するエステルが、有機酸とαET,βET又はDHEAの3位のヒド ロキシ基での炭素原子との間で形成され得る。首機酸は上記に列挙される有機酸 のいづれかであり得、たとえばジカルボン酸スクシネートが用いられ、その対応 する、5βステロイドのヘミスクシネート誘導体が生成される。5βステロイド の有機酸誘導体のいくつかは市販されており、そしてそれらは5β−アンドロス タン−3α−オール−17−オン3−ヘミスクシネート及び5β−アンドロスタン −3β−オール−17−オン3−ヘミスクシネートを包含するが、但しこれらだけ には限定され ない。 5βステロイドのエステル誘導体は、本発明の小胞の二層を形成するために使 用される場合、5βステロイド及び他の脂質又はαトコフェロール又はコレステ ロールヘミスクシネートのエステル誘導体又はそのエステル誘導体の混合物から 完全に形成され得る。同様に、5βステロイドのエステル誘導体のいづれかから 形成される二層はさらに、その二層に閉じ込められ得る5βステロイドの非誘導 体形を含み、そして供給するために使用され得る。従って、αET,βET,ED,DH EAは、それぞれ個々に又は複数のものの混合物の形で、小胞が二層中に分配する よう形成された後、5βステロイドのエステル誘導体から製造される二層小胞に 添加され得る。他方、αET,βET,ED,DHEAは、それぞれ個々に、又は複数のも のの混合物の形で、二層を形成するであろう5βステロイドのエステル誘導体を 含む溶媒に添加され得る。溶媒がフィルムを形成するために蒸発又は他の手段に より除去される場合、αET,βET,ED,DHEA又はそれらの混合物は、二層に均等 な分布で含まれる。水性緩衝液における撹拌及び/又は音波処理に続いて、小胞 が形成される。このアプローチを用いれば、個々にαET,βET,ED,DHEA、又は それらの5βステロイドの複数のものの混合物をさらに含んで成る、5βステロ イドのエステル誘導体から形成される二層が形成され得る。 上記すべてのリポソームは、さらに、リポソーム内に水性相を包みそして含む ために使用され得る。その水性相はまた、治療剤をそこに溶解し又は懸濁するこ とができる。本発明においては、水性相はまた、水溶性である抗−肥満症効果的 生成物を都合良く含むことができる。特に、リン酸緩衝溶液に可溶性である、マ ウスにおけるob遺伝子及びそのヒト同等物、又は抗−肥満症効果性のそのいづれ かのフラグメントによりコードされるタンパク質生成物であるタン パク質が、本発明のリポソーム内の水性相に溶解され得る。ob遺伝子又はそのヒ ト同等物によりコードされるタンパク質生成物が使用される場合、7.4のpHが好 ましい。前記タンパク質を含む水性相は、単層、多層、LUVET又は他のものにか かわらずリポソーム中に従来の手段により導入され得る。好ましくは、その方法 は、高い獲得体積の水性相及びそこに溶解されるタンパク質を生成するであろう 。 次の例は、本発明を例示するものであって、限定するものではない。 例I αETを含むリポソーム小胞の調製 A.αトコフェロールヘミスクシネート及びαETを含む小胞 1.αトコフェロールヘミスクシネートのトリス塩の調製 5gのαトコフェロール水素スクシネート(Sigma Chemical Co.,St.Louis, Mo)を、ジエチルエーテル100mlに溶解する。次に、約5mlの水に溶解されたトリ ス塩基(Fisher,Fair Lawn NJ.)(1.14g)を、撹拌又は振盪しながら、前記 エーテル溶液に0.5mlづつ添加した。その溶液を回転蒸発乾燥せしめ、そして次 にさらに高い真空下で乾燥せしめ、αトコフェロールヘミスクシネートのトリス 塩を生成した。 2.コレステロールヘミスクシネートトリス塩の生成 コレステロール水素スクシネート50.3g(0.11モル)(1CN,Cleveland Ohio )を、1.5lのジエチルエーテルに溶解し、トリス塩基(12.1g,0.1モル(Fishe r,Fairlawn,N.J.)を水30mlに溶解した。そのトリス溶液をコレステロール溶 液に添加し、そしてその得られる溶液を回転蒸発し、乳白色の湿った残留物を得 た。この残留物を12時間、凍結乾燥せしめ、そしてそのコレステロールヘミス クシネートトリス塩生成物を、約5lの体積の煮沸酢酸エチルから3度、再循環 した。 前記煮沸酢酸エチル溶液を熱いまま濾過し、そして室温に冷却する。ゲル様コ レステロールヘミスクシネートトリス塩が現われ、これを1000mlの焼結ガラス漏 斗を通して濾過し、そして酢酸エチルを絞ることにより及び機械的圧縮により除 去する。さらなる溶媒の除去を0.1mmHgの真空下で12時間、行ない、約23gの重 量の硬くてもろい白色物質を得る。そのディスクを乳鉢及び乳棒により微粉砕し 、そして微量の酢酸エチルを、50℃に加熱し、そして0.1mmHgの真空を適用する ことにより除去する。 3.αETの可溶化 50mgのαトコフェロールヘミスクシネートトリス塩、50mgのコレステロールヘ ミスクシネートトリス塩(上記で調製された)及び20mgのαET(Research Plus ,Bayonne N.J.)を、過剰量のメタノールに添加し、そして丸底フラスコにお いて真空下で乾燥せしめる。次に、得られるフィルム状物を、10mMのトリス−HC l緩衝液1.0mlに、混合を高めるためにガラスビーズの存在下で撹拌しながら、ゲ ルが形成するまで懸濁する。ゲルを音波処理し、0.2〜0.4μの直径の小胞を得る 。 B.コレステロールヘミスクシネートトリス塩及びαETを含むリポソーム小胞 コレステロールヘミスクシネートトリス塩100mg及びαET 20mgを過剰量のメタ ノールに添加し、そして丸底フラスコにおいて真空下で乾燥せしめる。得られる フィルム状物を、10mMのトリス−HCl緩衝液1.0mlに、混合を高めるためにガラス ビーズの存在下で撹拌しながら、ゲルが形成するまで懸濁する。ゲルを音波処理 し、1αETを含む0.2〜0.4μの直径の小胞を得る。 例II βETを含むリポソーム小胞の調製 A.トコフェロールヘミスクシネート及びβETを含むリポソーム小胞 αトコフェロールヘミスクシネート及びβETを含むリポソーム小胞を、上記例 I、段階A1,A2及びA3におけるようにして調製する。但し、20mgのβET( Research Plus,Bayonne N.J.)を、αETの代わりに用いる。 B.コレステロールヘミスクシネート及びβETを含むリポソーム小胞 コレステロールヘミスクシネート及びβETを含むリポソーム小胞を、上記例I 、段階Bにおけるようにして調製する。但し、20mgのβETを、αETの代わりに使 用する。 例III EDを含むリポソーム小胞の調製 A.αトコフェロールヘミスクシネートを含むリポソーム小胞 αトコフェロールヘミスクシネート及びEDを含むリポソーム小胞を、上記例I 、段階A1,A2及びA3におけるようにして調製する。但し、20mgのED(Rese arch Plus,Bayonne N.J.)を、αETの代わりに用いる。 B.コレステロールヘミスクシネート及びEDを含むリポソーム小胞 コレステロールヘミスクシネート及びEDを含むリポソーム小胞を、上記例I、 段階Bにおけるようにして調製する。但し、20mgのEDを、αETの代わりに使用す る。 例IV αETヘミスクシネートを含むリポソーム小胞の調製 A.αトコフェロールヘミスクシネート及びαETヘミスクシネート を含むリポソーム小胞の調製 1.5βアンドロスタン−3α−オール−17−オン3ヘミスクシネートのトリ ス塩の調製 39g(0.1モル)の5βアンドロスタン−3α−オール−17−オン3ヘミスク シネート(この後、5αET3−ヘミスクシネートと称する)(Research Plus,In c.)を、1.5lのジエチルエーテルに溶解し、トリス塩基(12.1g,0.1モル)(F isher,Fairlawn,N.J.)を30mlの水に溶解する。そのトリス溶液を5αET3− ヘミスクシネート溶液に添加し、そしてその得られる溶液を回転蒸発し、乳白色 の湿った残留物を得る。この残留物を12時間、凍結乾燥し、そして5αET3−ヘ ミスクシネートトリス塩生成物を約5l体積の煮沸酢酸エチルから3度、再結晶 化する。 前記煮沸酢酸エチル溶液を熱いまま濾過し、そして室温に冷却する。ゲル様5 αET3−ヘミスクシネートトリス塩が現われ、これを1000mlの焼結ガラス漏斗を 通して濾過し、そして酢酸エチルを絞ることにより及び機械的圧縮により除去す る。さらなる溶媒の除去を0.1mmHgの真空下で12時間、行ない、約23gの重量の 硬くてもろい白色物質を得る。そのディスクを乳鉢及び乳棒により微粉砕し、そ して微量の酢酸エチルを、50℃に加熱し、そして0.1mmHgの真空を適用すること により除去する。 2.αトコフェロールヘミスクシネートのトリス塩を、例I段階A.1における ようにして調製する。 50mgのαトコフェロールヘミスクシネートトリス塩、及び上記のようにして調 製されたαETヘミスクシネートトリス塩55mgを、過剰量のメタノールに添加し、 そして丸底フラスコにおいて真空下で乾燥せしめる。得られるフィルム状物を、 10mMのトリス−HCl緩衝液1.0mlに、混合を高めるためにガラスビーズの存在下で 撹拌しなが ら、ゲルが形成するまで再懸濁する。ゲルを音波処理し、0.2〜0.4μの直径の小 胞を得る。 例V αトコフェロールヘミスクシネート及びβETヘミスクシネートを含むリポソーム 小胞の調製 A.5βアンドロスタン−3β−オール−17−オン3ヘミスクシネート(この後 、βET−ヘミスクシネートと称する)のトリス塩の調製 βETヘミスクシネートのトリス塩を、例IV,A1におけるようにして調製する 。但し、5βアンドロスタン−3β−オール−17−オン3ヘミスクシネートを、 5βアンドロスタン−3α−オール−17−オン3ヘミスクシネートの代わりに使 用する。 B.αトコフェロールヘミスクシネートトリス塩及びβETヘミスクシネートトリ ス塩のリポソームの調製 αトコフェロールヘミスクシネートトリス塩及びβETヘミスクシネートトリス 塩のリポソームを例IV,A2に記載のようにして調製する。但し、βETヘミスク シネートのトリス塩を、ETヘミスクシネートのトリス塩の代わりに使用した。 例VI αETヘミスクシネート及びβETヘミスクシネートを含むリポソーム小胞 5βアンドロスタン−3α−オール−17−オン3ヘミスクシネートのトリス塩 を、例IV,A1におけるようにして調製する。 5βアンドロスタン−3β−オール−17−オン3ヘミスクシネートのトリス塩 を、例V,Aにおけるようにして調製する。 αETヘミスクシネートのトリス塩及びβETヘミスクシネートのトリス塩を含む リポソーム小胞を例IV,A2におけるようにして調製 する。但し、βETヘミスクシネートのトリス塩を、αトコフェロールのトリス塩 の代わりに使用する。 例VII αETヘミスクシネート及びβETヘミスクシネート及びαET又はβETもしくはEDを 含むリポソーム小胞の調製 A.αETヘミスクシネートトリス塩及びαET又はβET、もしくはEDを含むリポソ ーム小胞 1.αETヘミスクシネートトリス塩及びαET αETヘミスクシネートトリス塩を上記のようにして調製する。100mgのαETヘ ミスクシネートトリス塩及び20mgのαETを過剰量のメタノールに添加し、そして 丸底フラスコにおいて真空下で乾燥せしめる。次に、得られるフィルム状物を、 10mMのトリス−HCl緩衝液1.0mlに、混合を高めるために、ガラスビーズの存在下 で撹拌しながら、ゲルが形成するまで再懸濁する。ゲルを音波処理し、αETを含 む0.2〜0.4μの直径の小胞を得る。 2.αETヘミスクシネートトリス塩及びβET 小胞を例VII,A.1におけるようにして製造する。但し、βETをαETの代わ りに使用する。 3.αETヘミスクシネートトリス塩及びED 小胞を例VII,A.1におけるようにして製造する。但し、EDをαETの代わり に使用する。 B.βETヘミスクシネートトリス塩及びαET又はβET、もしくはEDを含むリポソ ーム小胞 1.βETヘミスクシネートトリス塩及びαET βETヘミスクシネートトリス塩を上記のようにして調製する。100mgのβETヘ ミスクシネートトリス塩及び20mgのαETを過剰量のメタノールに添加し、そして 丸底フラスコにおいて真空下で乾燥せし める。次に、得られるフィルム状物を、10mMのトリス−HCl緩衝液1.0mlに、混合 を高めるために、ガラスビーズの存在下で撹拌しながら、ゲルが形成するまで再 懸濁する。ゲルを音波処理し、αETを含む0.2〜0.4μの直径の小胞を得る。 2.βETヘミスクシネートトリス塩及びβET 小胞を例VII,B.1におけるようにして製造する。但し、βETをαETの代わ りに使用する。 3.βETヘミスクシネートトリス塩及びED 小胞を例VII,B.1におけるようにして製造する。但し、EDをαETの代わり に使用する。 例VIII 5βステロイド、5βステロイドのトリス塩及びab遺伝子のタンパク質を含むリ ポソームの製造 A.ob遺伝子のタンパク質の生成 ob遺伝子のタンパク質を、M.A.Pellymonnter,など.,Science,269,540( 1995)に記載のようにして生成する。手短に言及すれば、シグナル配列を末端に 有するマウス及びヒトab遺伝子のOB−コード配列(nt 178−1612)を、適切な発現 ベクター、たとえばPET 15b中にサブクローン化し、そしてT7 RNAポリメラーゼ システムの使用を通して、E.コリ〔BL21(DE3)pIYsS〕において過剰発現せ しめる。細胞を、595nmで0.7の吸光度まで30℃で増殖し、0.5mMのイソプロピル −β−D−チオガラクトピラノシドにより一晩、誘発し、そして低速遠心分離に より集める。細胞を3回の凍結・融解サイクルにおいて溶解し、そしてデオキシ リボヌクレアーゼIにより消化する。膜を音波処理し、そして界面活性剤可溶化 により抽出し、そして最終封入体沈殿物を6Mのグアニジン−HCl,20mM(pH8.4) に溶解する。 組換えタンパク質を、Ni−イオン親和性カラムによる固定化された金属親和性 クロマトグラフィー(IMAC)処理及び増量のイミダゾールによる溶離による変性 により精製した。精製された変性OBタンパク質をグアニジン−HCl,10mMの酢酸 ナトリウム(pH5.0)に貯蔵し、そして室温で1時間、1mMのジチオトレイトール により還元した。 還元されたタンパク質を、20%グリコール、5mMのCaCl2,5mMの酢酸ナトリ ウム(pH5.0)と共に十分に混合し、そして室温で8〜12時間インキュベートする ことにより再生する。再生の後、トリスの添加により10mMの濃度にすることによ りpHを8.4に調整し、そしてヘキサヒスチジン標識をトロンビン切断により除去 した。切断された再生タンパク質をIMACにより精製し、トロンビン及び切断され なかった融合タンパク質から生成物を分離した。切断された再生タンパク質は40 mMのイミダゾールでNi−イオン親和性カラムから溶離し、ところがトロンビンは 保持されず、そして切断されなかった融合タンパク質は0.2Mのイミダゾールで 溶離する。次に、生成物を濃縮し、100mMのEDTA及び10mMのフェリシアン化カリ ウムにより処理し、そしてPharmacia Superdex 7S16/80カラムによるゲル濾過 によりさらに精製した。その精製されたタンパク質を、0.6mg/mlの濃度でリン 酸緩衝液(pH7.4)に溶解した。 リポソームの製造 例I−VIに記載されるリポソームの個々を上記のようにして調製する。但し、 10mMのトリス−HCl緩衝液1.0mlの代わりに、0.6mg/mlのOBタンパク質を含むPBS (pH7.4)1.0mlを用いる。 本発明のリポソーム用量形の投与においては、5βステロイドの毎日の平均用 量は、約0.1〜約100mg/kg体重及び好ましくは、約0.1〜10mg/kg体重の広い範 囲であろう。同様に、OBタンパク質の 量は、0.01mg〜10mg/kgであろう。 OBタンパク質と共に又はそれを伴わないで5βステロイドを含んで成るリポソ ームのための特定の配合物が本明細書に記載されているが、適切な注射用ビーク ルに5βステロイド及びOBタンパク質を含む非経口リポソーム配合物が、2種の 活性剤の異なった機構を最大の有益性で利用するために好ましいことが本発明者 により信じられている。配合物の供給のためには、非経口路が好ましいが、懸濁 液がまた、経口投与及び5βステロイドの高められた摂取のために適切である本 発明の配合物を用いて製造され得る。 リポソームの特定の配合物が本明細書に記載されて来たが、類似する及び異な った脂質又は脂質様成分を用いての他のリポソーム配合物が、本発明の範囲内で 、5βステロイドを供給するために本発明の配合物に使用され得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.リポソームを含んで成るリポソーム調製物であって、前記リポソームの脂 質部分が、肥満症、糖尿病又は高コルチコイド症及びそれらの組合せを処理する ために有効量の5−βステロイドを含んで成る、リポソームの調製物。 2.前記5−βステロイドが5−β−アンドロスタン−3,17−ジオンである 請求の範囲第1項記載のリポソーム調製物。 3.前記5−βステロイドが3α−ヒドロキシ−5−β−アンドロスタン−17 −オンである請求の範囲第1項記載のリポソーム調製物。 4.前記5−βステロイドが3β−ヒドロキシ−5−β−アンドロスタン−17 −オンである請求の範囲第1項記載のリポソーム調製物。 5.前記リポソームの水性部分が抗−肥満症ペプチド又はタンパク質の抗−肥 満症的有効量を含んで成る請求の範囲第1項記載のリポソーム調製物。 6.前記5−βステロイドが5−β−アンドロスタン−3,17−ジオンである 請求の範囲第5項記載のリポソーム調製物。 7.前記5−βステロイドが3α−ヒドロキシ−5−β−アンドロスタン−17 −オンである請求の範囲第5項記載のリポソーム調製物。 8.前記5−βステロイドが3β−ヒドロキシ−5−β−アンドロスタン−17 −オンである請求の範囲第5項記載のリポソーム調製物。 9.前記抗−肥満症ペプチド又はタンパク質がob遺伝子の発現生成物である請 求の範囲第5項記載のリポソーム調製物。 10.前記5−βステロイドが5−β−アンドロスタン−3,17−ジオンである 請求の範囲第9項記載のリポソーム調製物。 11.前記5−βステロイドが3α−ヒドロキシ−5−β−アンドロスタン−17 −オンである請求の範囲第9項記載のリポソーム調製物。 12.前記5−βステロイドが3β−ヒドロキシ−5−β−アンドロスタン−17 −オンである請求の範囲第9項記載のリポソーム調製物。 13.2つのカルボン酸成分を有する有機酸を含んで成るリポソーム調製物であ って、前記カルボン酸成分の1つが5−βステロイドとエステル結合して存在し 、そして他のカルボン酸成分が遊離状態で存在し又はその塩として存在する、リ ポソーム調製物。 14.前記エステル結合が前記5−βステロイドの3位炭素原子で存在する請求 の範囲第13項記載のリポソーム調製物。 15.前記5−βステロイドが5−β−アンドロスタン−3α−ヘミスクシネー ト−17−オンである請求の範囲第13項記載のリポソーム調製物。 16.前記5−βステロイドが5−β−アンドロスタン−3β−ヘミスクシネー ト−17−オンである請求の範囲第13項記載のリポソーム調製物。 17.前記5−βステロイドが5−β−アンドロスタン−3α−ヘミスクシネー ト−17−オン及び5−β−アンドロスタン−3β−ヘミスクシネート−17−オン の混合物である請求の範囲第13項記載のリポソーム調製物。 18.前記リポソームの水性部分が抗−肥満症的有効量の抗−肥満症ペプチド又 はタンパク質を含んで成る請求の範囲第13項記載のリポソーム調製物。 19.前記抗−肥満症ペプチド又はタンパク質がob遺伝子の発現生成物である請 求の範囲第18項記載のリポソーム調製物。 20.リポソームを含んで成るリポソーム調製物であって、前記リポソームの脂 質成分が、肥満症、糖尿病又は高コルチコイド症及びそれらの組合せを処理する ために有効量のDHEAを含んで成る、リポソーム調製物。 21.2つのカルボン酸成分を有する有機酸において、前記2つのカルボン酸成 分の1つがDHEAとエステル結合して存在し、そして他のカルボン酸成分が遊離状 態で存在し、又はその塩として存在する請求の範囲第20項記載のリポソーム調製 物。 22.前記エステル結合が前記DHEAの3位炭素原子で存在する請求の範囲第21項 記載のリポソーム調製物。 23.前記DHEAがアンドロスタン−3β−ヘミスクシネート−17−オンである請 求の範囲第22項記載のリポソーム調製物。 24.前記リポソームの水性部分が、抗−肥満症的有効量の抗−肥満症ペプチド 又はタンパク質を含んで成る請求の範囲第22項記載のリポソーム調製物。 25.前記抗−肥満症ペプチド又はタンパク質が、ab遺伝子又はその抗−肥満症 活性フラグメントの発現生成物である請求の範囲第24項記載のリポソーム調製物 。 26.前記5βステロイドの量が用量形当たり約1〜約1000mgの用量範囲内にあ る請求の範囲第1項記載の組成物。 27.前記DHEAの量が用量形当たり約1〜約1000mgの用量範囲内にある請求の範 囲第26項記載の組成物。 28.請求の範囲第1項記載の組成物及び医薬的に許容できるキャリヤー又は希 釈剤を含んで成る医薬組成物。 29.請求の範囲第23項記載の組成物及び医薬的に許容できるキャ リヤー又は希釈剤を含んで成る医薬組成物。 30.肥満症、糖尿病症候群、糖尿病関連の高コルチコイド症及びそれらの組合 せ、及び骨髄抑制疾患から成る群から選択された病状を処理するための方法であ って、肥満症、糖尿病又は高コルチコイド症及びそれらの組合せ、及び骨髄抑制 疾患を処理するのに有効な5−βステロイドの量を含んで成る、リポソームの脂 質部分から成るリポソームを含んで成るリポソーム調製物をそのような処理の必 要な哺乳類に投与することを含んで成る方法。 31.肥満症、糖尿病症候群、糖尿病関連の高コルチコイド症及びそれらの組合 せ、及び骨髄抑制疾患から成る群から選択された病状を処理するための方法であ って、肥満症、糖尿病又は高コルチコイド症及びそれらの組合せ、及び骨髄抑制 疾患を処理するのに有効なDHEAの量を含んで成る、リポソームの脂質部分から成 るリポソームを含んで成るリポソーム調製物をそのような処理の必要な哺乳類に 投与することを含んで成る方法。
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