JPH10507496A - セルロースファイバー - Google Patents

セルロースファイバー

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JPH10507496A JP9508730A JP50873097A JPH10507496A JP H10507496 A JPH10507496 A JP H10507496A JP 9508730 A JP9508730 A JP 9508730A JP 50873097 A JP50873097 A JP 50873097A JP H10507496 A JPH10507496 A JP H10507496A
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ゼイデル、ズィグリット
バルトシュ、ペーター
ケール、ベルント
ミュルレーダー、エデュアルト
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レンツィング アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 アミンオキサイド法によってセルロース成形体を製造する方法が開示される。水性第3アミンオキサイド中のセルロースの懸濁液は紡糸可能溶液に変えられ、紡糸口金を介して押し出され、このようにして得られた成形体は紡糸浴を通過する。この方法は以下の特徴を有する:(a)セルロースと反応することができ、セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を寄与することが可能な物質を含有する懸濁液を用いる;及び/又は(b)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するセルロースを用いる;及び/又は(c)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するポリマーを含有する懸濁液を用いる;及び/又は(d)セルロースと反応することができ、セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を寄与することが可能な物質を紡糸可能溶液に添加する;及び/又は(e)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するポリマーを紡糸可能溶液に添加する。

Description

【発明の詳細な説明】 セルロースファイバー 本発明は、新しいセルロース成形体及びこのセルロース成形体の製造方法に関 する。特に、本発明は所定のフィブリル化傾向を有する新しいセルロースファイ バー及び新しいセルロースフィルムに関する。 ビスコース法の代わりとして、誘導体を形成することなくセルロースが有機溶 剤、有機溶剤と無機塩を組み合わせたもの又は水性塩類溶液中で溶解される多数 の方法が近年述べられてきた。このような溶液から製造されるセルロースファイ バーは、BISFA(国際人口ファイバー基準局)によってリオセル(Lyocell )という属名が授けられている。BISFAは、紡糸プロセスによって有機溶剤 から得られるセルロースファイバーをリオセルと定義している。「有機溶剤」と は、有機化学物質及び水の混合物であるとBISFAは解釈している。 ところが、今までは、リオセルタイプのセルロースファイバーの製造方法のう ち1つしか産業規模の実現を果たしていない。アミンオキサイド法として後述さ れるこの方法では、第3アミンオキサイド、特にN−メチルモルフォリン−N− オキサイド(NMMO)が溶剤として使用される。このような方法は、例えば米 国特許第4,246,221号において述べられており、高い引っ張り強度、高 い湿潤係数及び高いループ強度を示すファイバーを提供している。 リオセルファイバーの典型的な特徴は、ファイバーが湿潤した際にフィブリル 化する傾向が著しいことである。フィブリル化とは、湿潤条件下での機械的応力 による長手方向のファイバーの烈開を意味し、これによってファイバーは毛状及 び柔毛質になる。フィブリル化の理由は、ファイバーがファイバー軸の長手方向 に配列されるフィブリルからなっており、フィブリル同士の間にはわずかな架橋 結合しか存在しないからである。 WO92/14871は、フィブリル化傾向を低減するファイバーの製造方法 を述べている。フィブリル化傾向の低減は、ファイバーが最初の乾燥の前に接触 する全ての浴に8.5の最大pH値を提供することによって達成される。 WO92/07124もフィブリル化傾向を低減するファイバーの製造方法を 述べており、この方法において未乾燥のファイバーはカチオン性ポリマーを用い て処理される。このようなポリマーとして、イミダゾール基及びアゼチジン基を 有するポリマーが言及されている。更に、ポリエチレン又はポリビリルアセテー トなどの乳化性ポリマーを用いた処理、又はグリオキサールを用いた架橋結合を 行ってもよい。 スウェーデンのルント(Lund)で1993年に行われたCELLUCON会議 でエス.モーティマー(S.Mortimer)が行った講義では、延伸が増加するほどフ ィブリル化傾向が増加することが言及された。 リオセルファイバーのフィブリル化傾向を低減するいくつかの方法が既に公開 されている。 従って、紡糸パラメータの一定の組み合わせによってフィブリル化を低減する ことができることが本出願人によるWO95/02082から公知である。 更に、化学的な架橋結合によってリオセルファイバーのフィブリル化特性を向 上できることは公知である。従って、例えばEP出願番号0 538 977は 、あらゆる乾燥の前の状態、即ちファイバーが製造される際と、乾燥された状態 、即ち実質的にはテキスタイルの織地の仕上げの間にセルロースと反応すること ができる化学試薬を用いたリオセルファイバーの架橋結合を述べている。 仕上げの間にリオセルファイバーを架橋結合することは、仕上げ加工オペレー タに対し、追加のコストを生じる追加のステップが必要であるという主な欠点を 有する。また、このような追加のステップの実施は製造可能なテキスタイルの織 地の多様性を制限し、これはまたリオセルファイバーのマーケティングの可能性 を制限する。初めの乾燥の後にリオセルファイバーを処理することの別の重要な 不利な点は、ファイバーが未乾燥で紡糸される場合に示される状態と比較して、 特に初めの乾燥の後に、架橋結合化学薬品に対するファイバーの感受性が著しく 減少されることである。これは、より多量の化学薬品の使用を必要とする。 前述の特許出願において例示される架橋剤は、架橋しうる基としてアルカリ性 条件下でセルロースのヒドロキシル基と反応することが可能なハロゲン置換の窒 素含有環構造が示されている。更に、ビニルスルホン基又はその前駆物質を含有 する組成物を記載している。これらの組成物はまた、アルカリが添加される場合 のみに実質的に反応するか、又は分離した酸のための中和剤としてアルカリを必 要とする。未乾燥のリオセルファイバーを架橋結合するためにこの特許出願にお いて提案される手順は、ファイバーの連続的な後処理プロセスにおいて実施する ことが困難であると共に複雑な構造を必要とするため、重大な欠点を有する。提 案される組成物等級のうち非常に反応性のある組成物が使用される場合、セルロ ースとの反応の開始に必要である塩基性組成物からの架橋結合物質を別個に添加 する必要がある。反応性がより低い組成物が使用される場合、架橋剤及びアルカ リの同時添加がしばしば可能であるが、この場合は温度ステップを行わねばなら ず、前述の特許出願では「スチーミング(蒸熱)」によって達成されている。従 って、前述の特許の重大な欠点は後処理ステップの数が増加することであり、こ れは、特にこのようなファイバーを製造するプラントを建設する場合において大 幅なコストの増加を意味する。 しかし、この手順にはなお別の欠点がある。ハロゲン化した窒素含有環又はビ ニルスルホン及びその前駆物質がそれぞれ反応すると、架橋反応の間に塩が形成 され、後でファイバーからこれを洗浄しなければならない。更に、セルロースと 反応しなかった余剰の残留化学薬品も洗浄する必要がある。これは、連続的なフ ァイバー製造プロセスにおいて別の後処理ステップが必要であり、更なる出資及 び操作コストを生じ、汚染された廃水に関して更なる問題を生じることを意味す る。 本出願人によるWO94/24343において、リオセルファイバーを架橋結 合してフィブリル化を低減する同様の方法が提案されており、これはアルカリ緩 衝剤の使用及び電磁波の照射が特に有益であると述べている。 WO94/20656は、セルローステキスタイルの折れしわの角度を改善さ せるために通常用いられる従来の架橋結合化学薬品を使用した架橋結合によるリ オセルファイバーのフィブリル化の低減と共に、柔軟性のある線状ポリマーの同 時存在下で架橋結合が行われる場合に染料吸収の同時減少を防ぐことを述べてい る。実質的には、(低いホルムアルデヒドレベルを含む)従来のN−メチロール 樹脂と、通常用いられる酸性触媒とが使用される。この方法は、乾燥されたファ イバー及び未乾燥のファイバーへの使用に有効であると述べられている。 しかし、この手順はまた、別の架橋結合方法を必要とするような欠点を有する 。湿潤した折りしわの角度を改善させるために通常用いられるメチロール樹脂は 、十分な速度で反応を行う場合、セルロースのOH基と反応するには通常120 ℃〜160℃の比較的高い反応温度が必要である。前述の国際特許出願において も、架橋剤を固定させるために非常に高い温度が適用される。これは常にファイ バー強度の多少の損失を意味するが、とりわけファイバーの伸び及びループ強度 の損失を意味しており、ファイバーはもろくなる。更に、前述の特許出願におい て、架橋結合反応の前と後の比較物理的ファイバーパラメータが示されていない 。低温及び従ってより高いファイバーの湿度における前述のN−メチロール組成 物との反応は、このような重大な強度及び伸びの損失を示さないが、通常は非常 に長い反応時間を必要とし、従って連続的なファイバーの製造方法には適してい ない。 更に、適切に前処理されている場合、塩を添加せずに中性のpH値でセルロー スファイバーテキスタイルを従来の反応性染料で染めることができることは公知 である(ルイスら(Lewis et al.)、JSDC volume 107、March 1991、及び JSDC volume 109、November 1993)。アルカリ性条件下でアンカー基としてセルロース のヒドロキシ基と通常反応するビニルスルホン又はハロゲンを含有する窒素ヘテ ロ環は、ヒドロキシ基よりも大幅に強い求核性を表すため、アルカリを添加せず にアミノ基と反応する。 ”Chemical Aftertreatment of Textiles”(エイチ.マーク(H.Mark)、N.S. Wooding、S.M.Atlas、page 414)において、室温におけるヒドロキシの形での4 級化ジエチルアミノセルロースの湿潤架橋結合が述べられている。 イタリア特許出願690,926(1965)では、ゼラチンのアルカリ性架 橋結合のためのトリススルファートエチルスルホニウムの分子内塩が述べられて いる。反応は、pH7及び50℃の温度で行われる。 本発明の目的は、架橋反応によってフィブリル化特性を低減し、これを有効に 制御することができるリオセル成形体を製造することである。この製造方法は、 公知の架橋結合方法に関して述べられる不利な点をもたない。本発明の別の目的 は、テキスタイルの織地において湿潤した折りしわの角度を改善させるファイバ ーを提供することであり、従ってテキスタイルの仕上げに通常用いられる高級な 仕上げ化学薬品を全く使用せずにリオセルテキスタイルの製造を可能にする。 本発明によると、セルロース成形体の製造のためのアミンオキサイド法に従っ た方法によってこの目的は達成され、ここで水性第3アミンオキサイド中のセル ロースの懸濁液は紡糸可能溶液に変えられ、紡糸口金を介して押し出され、得ら れた成形体は沈殿浴に導かれる。この方法は、以下を特徴とする。 (a)セルロースと反応することができ、セルロースのヒドロキシ基よりも求 核性が高い官能基を組み込むことが可能な物質を含有する懸濁液を用いる;及び /又は (b)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するセルロー スを用いる;及び/又は (c)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するポリマー を含有する懸濁液を用いる:及び/又は (d)セルロースと反応することができ、セルロースのヒドロキシ基よりも求 核性が高い官能基を組み込むことが可能な物質を紡糸可能溶液に添加する;及び /又は (e)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するポリマー を紡糸可能溶液に添加する。 本発明によると、アミンオキサイド法に従ったセルロース成形体の製造方法に よって本発明の目的を達成することもでき、ここで水性第3アミンオキサイド中 のセルロースの懸濁液は紡糸可能溶液に変えられ、紡糸口金を介して押し出され 、得られた成形体は沈殿浴に導かれる。この方法は、以下を特徴とする。 (a)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を得られた成形体 に組み込むか又は (b)セルロースのヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有するオリゴマ ー又はポリマーに得られた成形体を接触させ、 この後に、セルロースのヒドロキシ基と実質的に反応しないという条件で、求核 基と反応する架橋剤を用いて成形体を処理する。 本発明の明細書及び請求の範囲の目的に関して、「成形体」という用語は特に ファイバー及びフィルムを示している。以下において、「ファイバー」という用 語はファイバー、フィルム及び他の成形体も示している。 高い湿潤強度、高いループ強度及び高い湿潤係数など公知の優れた物理的ファ イバーパラメータを得るために、本発明に従ってファイバーを湿潤状態で架橋結 合することが好ましい。40%〜長い浴においてファイバーが浮かぶ際に起こる フリースウェリングに生じる含水率が好ましい。 特に好適な実施の形態では、ファイバーは架橋結合反応の間に70%〜150 %の間の含水率を有する。架橋結合は、架橋剤を用いる処理の前にセルロースフ ァイバーのヒドロキシ基よりも求核性の高い基をファイバーに組み込むことによ って達成され、この基はアルカリを更に添加せずに架橋剤と反応する。架橋剤は 、セルローステキスタイルのテキスタイル仕上げにおいて使用される一般に公知 の化学薬品である。実質的には、架橋剤は反応性染料の公知の反応基を有する分 子であり、これらは着色されていても着色されていなくてもよい。 明らかに、当業者は本文中に示されているもの以外の架橋結合化学薬品、例え ば市販の架橋結合化学薬品及びリオセルファイバーの架橋結合用に特に合成され た新しいものを用いてもよい。組成物は、求核基が作用でき、互いに同一である か又は互いに異なる少なくとも2つの反応基を含むことができ、このような基を 3つ以上含むこともできる。多様な求核基を有する反応性ポリマーも可能である 。 反応基は、好ましくはビニルスルホン基又はその前駆物質構造物又はハロゲン 化窒素ヘテロ環、特に1つ又は2つのハロゲン原子を有するトリアジン環と、エ ポキシ基である。架橋結合の前にセルロースファイバーに組み込まれる求核基は 、好ましくは、通常室温で前述の架橋結合試薬と非常に容易に反応する第1又は 第2アミノ基であるが、チオール基のような当業者に公知である他の求核基も同 一 の効果を有する。本発明による架橋反応では、反応は架橋剤の分子とセルロース のヒドロキシ基との間に生じるのではなく、架橋剤の分子と求核性がより高い基 との間に生じる。 従って、本発明に従って架橋結合が可能な求核基を組み込むにはいくつかの可 能性がある。 a)最新のアミンオキサイド法は、セルロースが未だ溶解しない濃度及び温度 においてパルブ及び水性NMMOの2相混合物を製造するセルロース溶液を製造 することと、続いて昇温において真空で混合物を強く剪断しながら余剰の水を除 去し、NMMO一水化物に実質的に対応する濃度に達したときにセルロースを溶 解させることである。求核基を組み込むために、アルカリ性条件下で反応する2 相のセルロース/NMMO混合物にセルロース反応性物質を添加することが可能 である。好適な実施の形態では、溶液の製造の間にセルロースと反応するアミノ 基を含む第1及び第2エポキシ組成物をこの時点で添加し、アミノ基を含むセル ロースを製造する。この反応は、少量のアルカリによって更に触媒作用を及ぼす ことが可能である。 明らかに、当業者はセルロースにおいて求核反応集中を生じる他のアルカリ置 換反応をこの時点でセルロースに対して行うことが可能である。従って、エポキ シ組成物の代わりに、例えば適切なエピクロルヒドリン及び適切なより多量のア ルカリを用いることもできる。しかし、反応の間に塩が形成されるため、この手 順は溶剤を再生させる際により高度な精製を行わなくてはならないことを意味し ている。更に、追加のアミノ基を含む活性二重結合を有する組成物の添加も可能 である。この時点において、アミノ基(第2及び第1)を含むセルロース反応ポ リマーの添加さえも有効である。 b)本発明に従って溶液を製造する際、用いられるパルプの誘導体を形成する 代わりに、セルロースよりも求核性の高い基を有するポリマーを添加することも 可能であり、セルロース溶液を紡糸浴中に沈殿させる際にこのポリマーをセルロ ースと共に同時に沈殿させ、セルロースフィラメントに組み込む。このような物 質の例には、キトサン、アミノ基含有スターチ誘導体、アミノ基含有セルロース 誘導体、ゼラチンなどの天然タンパク質及び同等のものが含まれる。 これらのアミノ基含有ポリマーを選択する際、当業者は、これらのポリマーが NMMO/セルロース溶液中でよく溶解するか又は少なくともよく分布し、紡糸 浴中ではかなりの程度で新しく沈殿したファイバーに組み込まれるべきであるこ とに注意する。そうでなければ、この場合においても溶剤の再生及び精製に費や す努力が大きくなってしまうからである。従って、反応性アミノ基に加えて第4 基を有するポリマーなど、殆ど不溶性であるポリマー及び/又はセルロースに対 して高い直接性(substantivity)を有するポリマーが特に適している。 c)ファイバーの後処理において、添加されたNMMOをファイバーの再生後 に除去した後にアミノ基(又はセルロースのヒドロキシ基よりも求核性の高い他 の基)を未乾燥のファイバーに組み込むことができる。例えば、キトサンの酸性 溶液を用いてファイバーを未乾燥の状態において処理することができ、この溶液 は塩基を添加した水を用いる次の処理によってファイバー中及びファイバー上で 不溶性にされる。次に、このようにして得られた求核基によって変性したファイ バーを、本発明に従った架橋結合化学薬品と反応させることが可能である。 ファイバーの後処理において求核基を含むポリマーを添加するもう1つの方法 は、セルロースに対して高い直接性を有するポリマー及びオリゴマーの使用に関 する。このようなポリマー分子は求核基に加えてカチオン基を有し、その直接性 が高められる。次に、このようにして得られた反応性の求核基を含む未乾燥のセ ルロースファイバーを、本発明に従って前述の架橋結合分子と反応させることが できる。 セルロースのヒドロキシ基よりも求核性の高い基を明確な量で組み込むことに より、有効に調節可能な架橋結合程度を有する新しいセルロースファイバーを製 造することが可能である。架橋結合の程度はフィブリル化の傾向を決定するため 、架橋結合程度が高いとフィブリル化傾向が低減されたファイバーが生じ、反対 に架橋結合程度が低いとフィブリル化傾向が高いファイバーが生じる。従って、 本発明はまた、所定のフィブリル化傾向を示す架橋結合セルロースファイバーに 関し、これは、新しく、架橋結合していないセルロースファイバーから製造され う る。 架橋結合していないセルロースファイバーを乾燥した後にセルロースファイバ ーの架橋結合を行うことも可能である。 以下の実施例によって、本発明をより詳細に説明する。実施例1 5,000,000〜6,000,000g/モルの分子質量を有するポリア クリルアミド(セルロースに対して2質量%;シグマアルドリッチ(Sigma Aldri h)製)を、攪拌しながら50%NMMO溶液中に溶解した。 15質量%のセルロース含有量を有する紡糸溶液を製造するためにNMMO/ 水/ポリアクリルアミド部分に対して適切な量のパルプを、ニーダー中でNMM O/水/ポリアクリルアミド溶液と混合させた。加熱しながら減圧下で水を揮発 させることにより、紡糸溶液を製造した。 得られた紡糸溶液を紡糸装置において紡糸し(紡糸温度:115℃;孔の直径 :100μm;エアーギャップ(ノズルと紡糸浴との間の距離):3cm;エア ーギャップにおける気候:H2O30g/空気1kg)、フィラメントを製造し た(滴定量:1.7dtex)。このフィラメントは、架橋結合作用における分 析用試料に供した。 このように得られたファイバー材料の窒素含有量は、0.21g/ファイバー 1kgであった。このファイバーから摩擦値を確認した(以下を参照)。更に、 架橋結合溶液を用いてファイバーを処理した(以下を参照)。架橋結合したファ イバーの摩擦値も確認した。 架橋結合 ファイバーを乾燥させ、室温で10分間グリオキサール溶液(濃度5g/リッ トル;pH7)に含浸させ、圧搾して120%の残留含水率にした。続いてファ イバーを100℃で10分間加熱し、60℃で洗浄して乾燥させた。 摩擦値の確認 摩擦値を確認するために、湿ったビスコースの織地で被覆された回転可能シャ フトの上にファイバーを配置した。ここで、シャフトの回転軸に対して50°の 角度でファイバーをしっかりと締め、下端部において予め70mgの引っ張り重 量で重量をかけた。 シャフトを500rpmの速度で回転させ、より糸が烈開するまでの時間を測 定した。これは、摩耗、即ち摩擦させるために必要な回転数を計算するためのペ ースであった。従って、架橋結合の強度を回転数から推定することができ、より 糸を摩耗させるために必要な回転数が大きいほど、当然として架橋結合はより強 い。 摩擦値を確認するために、各回において20サンプルのフィラメントを調べて 平均値を定め、次に、調べられたファイバーの滴定量でこの値を割った。従って 、摩擦値の大きさは回転/dtexである。 下の表1は、以下の3つのファイバーの結果を列挙している。 ファイバー(1)、純粋なセルロースファイバー(リオセルファイバー)、ポ リアクリルアミドを添加せずに製造されたがグリオキサールと架橋結合している ; ファイバー(2)、セルロース/ポリアクリルアミドファイバー、グリオキサ ールと架橋結合していない; ファイバー(3)、セルロース/ポリアクリルアミドファイバー、グリオキサ 1ルと架橋結合している。 ファイバー(3)が最も高い摩擦値を示し、本発明に従って提供されるポリア クリルアミドの添加は摩擦値を59から200近くまで増加させることが表1か らわかる。実施例2 ここでの手順は実施例1で使用されたものに類似しているが、ポリアクリルア ミドなしで紡糸溶液を製造し、紡糸の前に1.5%のポリエチレンイミン("Lug alvan”G35、製造者:BASF;分子量:2000)を紡糸溶液に組み込むとい う条件をつけた。 架橋結合もまた実施例1に類似して行われたが、3官能エポキシド(1,3, 5−トリグリシジルイソシアヌラートの1%溶液;商標:Araldit ;製造者:チ バガイギー)によって行われた。 摩擦テストの結果(実施例1と比較のこと)が下の表2に与えられている。 実施例3 12質量%のセルロース含有量を有する紡糸溶液にポリエチレンイミンの50 %水溶液を添加し、次にこの紡糸溶液を実施例1に従って紡糸し、ファイバーを 得た。得られたファイバーは1.05%の窒素含有量を示し、2.4−ジクロロ −6−アミノベンゼン−4’−スルファトエチルスルホン−s−トリアジン(1 0g/リットル)及びソーダ(20g/リットル)を含有する溶液にこのファイ バーを2分間含浸させ、圧搾して130%の残留含水率にし、120℃で10分 間乾燥室で加熱した。 ポリエチレンイミンによって変性されたこのファイバーは、ここで使用された 架橋剤及び他の類似した架橋剤に対する反応性を高めた。 実施例1に記載のように摩擦値を決定した。摩擦値を下の表3に列挙する。 実施例4 セルロースファイバー(リオセルファイバー)を40℃で10分間0.5%の 酸性キトサン溶液(pH5)に含浸させ、圧搾して130%の残留含水率にし、 続いて100℃で5分間乾燥室で加熱し、最後にすすぎ洗いをした。 キトサンによってこのように変性されたファイバーを、2,4−ジクロロ−6 −アミノベンゼン−4’−スルファトエチルスルホン−s−トリアジン(10g /リットル)及びソーダ(20g/リットル)を含有する溶液に2分間含浸させ 、圧搾して130%の残留含水率にし、120℃で10分間乾燥室で加熱した。 キトサンによって変性されたこのファイバーは、ここで使用された架橋剤及び 他の類似した架橋剤に対する反応性を高めた。 実施例1に記載のように摩擦値を確認した。摩擦値を下の表4に列挙する。 実施例5 乾燥したセルロースファイバー(リオセルファイバー)を、N−ヒドロキシメ チルアクリルアミド(110g/リットル)及び塩化亜鉛(10g/リットル) を含有する溶液に室温で1分間含浸させ、続いて圧搾して130%の残留含水率 にし、次に60℃で1時間前乾燥をし、150℃に設定した。ファイバーの窒素 含有量は、0.38質量%であった。 N−ヒドロキシメチルアクリルアミドによって変性されたファイバーを、25 %のアンモニア溶液と共に1時間沸騰させることによって、付加の官能基を有す るファイバーを得た(0.96% N)。このファイバーは、2,4−ジクロロ −6−アミノベンゼン−4’−スルファトエチルスルホン−s−トリアジン(1 0g/リットル)を含有する溶液と架橋結合していたが、実施例3のようなアル カリを含まなかった。 N−ヒドロキシメチルアクリルアミドによって変性されたこのファイバーは、 ここで使用された架橋剤及び他の類似した架橋剤に対する反応性を高めた。 実施例1に記載のように摩擦値を確認した。摩擦値を下の表5に列挙する。 実施例6 ニーダー(IKA-Labortechnik製造のHKD-T)において、余剰量の水を揮発させな がら、パルプ20g、水性NMMO308g(50%)及びゼラチン1gから紡 糸溶液を製造した。 プラスチック加工に一般に用いられるダヴェンポート(Davenport)社のメルト インデックス装置を紡糸装置として使用した。この装置は加熱された温度制御シ リンダーから成り、この中に紡糸溶液を充填した。ピストンによって、シリンダ ーの下部表面に配置される紡糸口金(孔の直径:100μm)を介して紡糸溶液 を押し出した(紡糸溶液:100℃;出力:0.025g/孔/分)。選択され たエアーギャップは40mmであった。得られたファイバーを水で洗浄し、その 後に、即ち未乾燥の状態で直接架橋結合をした。 架橋結合のために、より糸の形状のファイバー1gを、ジソジウム−トリス( β−スルファトエチル)スルホニウム(2.7g/リットル;pH8)の分子内 塩の水溶液100ml中に室温で5分間含浸させ、続いて圧搾して140%の残 留含水率にした。この後、ファイバーを60℃で一晩乾燥させた。 後述される振盪テストによって、得られたファイバーのフィブリル化傾向を調 べた。 20mmの長さを有する8つのファイバーを水4mlと共に20mlのサンプ ルボトルに入れ、実験用振盪機(ボン(ドイツ)のゲルハルト社(Gerhardt)のRO -10 タイプ)において速度12で振盪した。次に、0.276mmのファイバー 長上に形成されたフィブリルを数えることによって、ファイバーのフィブリル化 を顕微鏡で調べた。このテストにより、リオセルタイプのセルロースファイバー は50のフィブリルを形成した。低いフィブリル化率を有することで知られるモ ダル(modal)タイプのセルロースファイバーは、このテストにおいて1〜2のフ ィブリルを示した。 下の表6は、実施例6(ファイバー14)に従ったファイバーと、比較用に架 橋結合していないセルロースファイバーの振盪テストの結果を示している。実施例7 ここでの手順は実施例6に使用されたものに類似しているが、ゼラチンの代わ りにポリビニルアミン0.6gを紡糸溶液に添加した。ポリビニルアミンを製造 するために、ポリビニルアミンヒドロクロライド(製造者:ヘキスト)を中和し て凍結乾燥させた。 フィブリル化のテストと共に、紡糸及び架橋結合も実施例6に類似して行われ た。その結果は、下の表6からわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 バルトシュ、ペーター オーストリア国 アー−4861 シェールフ リング トラットベーク 21 (72)発明者 ケール、ベルント オーストリア国 アー−4860 レンツィン グ ビュシュテンロトシュトラーセ 20 (72)発明者 ミュルレーダー、エデュアルト オーストリア国 アー−4030 リンツ バ ハテルベーク 5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水性第3アミンオキサイド中のセルロースの懸濁液が紡糸可能溶液に変え られ、紡糸口金を介して押し出され、得られた成形体が沈殿浴に導かれるアミン オキサイド法によるセルロース成形体の製造方法であって、 (a)セルロースと反応することができ、前記セルロースのヒドロキシ基より も求核性が高い官能基を組み込むことが可能な物質を含有する懸濁液を用いる; 及び/又は (b)前記セルロースの前記ヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有する セルロースを用いる;及び/又は (c)前記セルロースの前記ヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有する ポリマーを含有する懸濁液を用いる;及び/又は (d)前記セルロースと反応することができ、前記セルロースの前記ヒドロキ シ基よりも求核性が高い官能基を組み込むことが可能な物質を紡糸可能溶液に添 加する;及び/又は (e)前記セルロースの前記ヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有する ポリマーを紡糸可能溶液に添加する ことを特徴とする、セルロース成形体の製造方法。 2.水性第3アミンオキサイド中のセルロースの懸濁液が紡糸可能溶液に変え られ、紡糸口金を介して押し出され、得られた成形体が沈殿浴に導かれるアミン オキサイド法によるセルロース成形体の製造方法であって、 (a)前記セルロースの前記ヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を前記得 られた成形体に組み込み、及び/又は (b)前記セルロースの前記ヒドロキシ基よりも求核性が高い官能基を有する オリゴマー又はポリマーに前記得られた成形体を接触させ、 この後に、前記セルロースの前記ヒドロキシ基と実質的に反応しないという条件 で、求核基と反応する架橋剤を用いて前記成形体を処理することを特徴とする、 セルロース成形体の製造方法。 3.前記成形体が乾燥している、請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。 4.請求の範囲第1項、第2項及び第3項のうちの1つによる方法に従って得 られるセルロース成形体。 5.前記セルロースの前記ヒドロキシ基と実質的に反応しないという条件で、 求核基と反応する架橋剤を用いて前記得られた成形体を処理することを特徴とす る、請求の範囲第1項及び第3項のうち1つに記載の方法。 6.前記官能基が第1又は第2アミノ基又はチオール基であることを特徴とす る、請求の範囲第1項、第2項、第3項及び第5項のうち1つに記載の方法。 7.少なくとも2つのビニルスルホン基又はその前駆物質を有する架橋剤を用 いることを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の方法。 8.少なくとも2つのハロゲン含有窒素ヘテロ環を有する架橋剤を用いること を特徴とする、請求の範囲第6項に記載の方法。 9.少なくとも2つのエポキシ基を有する架橋剤を用いることを特徴とする、 請求の範囲第6項に記載の方法。 10.ビニルスルホン基、ハロゲン含有窒素ヘテロ環及びエポキシ基から選択さ れる少なくとも2つの基を有する架橋剤を用いることを特徴とする、請求の範囲 第6項に記載の方法。 11.請求の範囲第5項から第10項による方法のうちの1つに従って得られる セルロース成形体。 12.ファイバー状又はフィルム状であることを特徴とする、請求の範囲第4項 又は第11項に記載のセルロース成形体。
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