JP2001505970A - セルロース成形体の処理方法 - Google Patents

セルロース成形体の処理方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明はセルロースの水性第3アミンオキシド溶液から形成された、特にファイバーなどのセルロース成形体の処理方法に関する。この方法により成形体は2つの反応基を保持する繊維助剤の水性溶液とアルカリ環境下で接触される。本発明は繊維助剤として下記化学式の化合物またはその塩を用いることにより特徴付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 セルロース成形体の処理方法 本発明は、請求項1の前文部分に従ったセルロース成形体の処理方法に関する 。 数十年来、よく知られているビスコース法に関連した環境上の問題の結果とし て、これまでのものに代わる、環境に配慮した方法を生み出すための集中的な努 力がなされてきた。最近実現したもののうち最も興味深い事柄の一つとして、誘 導体を形成することなくセルロースを有機溶剤中で溶解し、成形体をこの溶液か ら押し出す可能性が挙げられる。この種の溶液から紡績されたファイバーはビス ファ(BISFA:The International Bureau for the Standardization of Man- Made Fibres)によりリオセル(Lyocell)の属名を与えられており、ここ で有機溶剤とは有機化学薬品と水との混合物を意味する。また、この種のファイ バーは「溶剤紡績ファイバー」として知られる。 第3アミンオキシドと水との混合物は、リオセルファイバーまたは他の成形体 を生成するための有機溶剤として特に適していることがわかっており、従って、 主としてN−メチル−モルホリン−N−オキサイド(NMMO)がアミンオキサ イドとして用いられる。他の適切なアミンオキサイドは欧州特許出願(EP-A )第0 553 070号に開示されている。NMMOと水との混合物中でセル ロース溶液からセルロース成形体を製造する方法は、例えば米国特許(US-P S)第4,246,221号、または国際特許出願公開番号(PCT-WO)9 3/19230に開示されている。この開示内容では、セルロースは溶液から水 性沈殿浴に沈殿する。この方法で製造されたファイバーは、適切な状態即ち湿潤 状態においてファイバー靭性、湿潤引張応力及 びループ強度が高いという特徴を有する。 これらのファイバーの特性の一つは、例えば洗浄工程中に起こるような、特に 湿潤状態において引っ張られたときフィブリル化(微細繊維形成)する傾向が強 いことである。この特性はファイバーの用途によっては全く望ましいものであり 、興味深い効果をもたらすものであるが、例えば洗浄に強くあるべき繊維のよう な他の目的においては、加工性が低下する。 従って、種々の手段を用いてフィブリル化挙動を低減させるための懸命な努力 がなされた。セルロースに対し架橋効果を有する物質を用いてファイバーを処理 することにより、ファイバーのフィブリル化傾向を弱める可能性を特に扱った刊 行物は数多い。 欧州特許出願第0 538 977号によると、ファイバーは新たに紡績され たものでも既に乾燥されたものでも、セルロースと反応することのできる2個乃 至6個の官能基を有する化学試薬を含む水性システムを用いてアルカリ環境下で 処理される。欧州特許出願第0 538977号では、シアヌル酸クロリドの誘 導体、特に置換されたジクロルトリアジンが適切な物質とされている。更に、シ アヌル酸クロリドとポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルの付加物が 用いられる。 欧州特許出願第0 616 071号より、セルロースを含む例えば織物のよ うなファイバー物質は、織物に防しわ性及び取扱の容易性を付与するために、特 に、シアヌル酸クロリドの部分水解物の金属塩を用いて処理されなくてはならな いことが知られる。しかし、溶剤紡績ファイバーの処理におけるこの種の物質の 使用については言及されていない。 この領域で多くの努力がなされてきたにも関わらず、現在のところ、セル ロースの第3アミンオキシド溶液から成形されたセルロース成形体のフィブリル 化傾向の低減に関し、その効果がこれらの物質が概して高価であることを正当化 する多官能価の繊維薬剤の使用について記述した刊行物は存在しない 従って、廉価な処理物質を使用することにより成形体の性質に効果的な改良を もたらし、特に成形体がファイバーの場合にはフィブリル化傾向に関して効果的 な改良をもたらす、多官能価の繊維助剤を用いる、セルロースの水性第3アミン オキシド溶液から成形されたセルロース成形体の処理に利用できる方法をつくる ことが本発明の課題である。 この課題は、下記化学式の化合物またはこの化合物の塩を繊維助剤として用い ることを特徴とする請求項1の前文部分に従った方法により解決される。 化学式中、Xはハロゲン、R=Hまたはイオン性残基、及びn=0または1で ある。ハロゲン残基Xとして塩素が好ましい。 驚くべきことに、本発明に従って用いられた比較的廉価な繊維薬剤は、困難な 方法で製造された、例えば欧州特許出願第0 538 977号から知られる物 質と同等の効果を有しており、更には処理された成形体の特性にはより優れた改 良がなされていた。従って、例えば溶剤紡績ファイバーのフィブリル化傾向の問 題を経済的な方法で解決することが可能である。 欧州特許出願第0 538 977号に記載されたシアヌル酸クロリドと 非イオン残基との付加物と比較すると、本発明に従った化合物はアルカリ環境下 の水性溶液中でイオン形態で存在している。 塩、特には化学式(I)に従った化合物(式中、n=0)即ち2,4-ジクロ ロ-6-ヒドロキシ-1,3,5-トリアジンの金属塩を用いることが好ましい。金 属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩又はリチウム塩の使用が好ましい。 しかしながら、2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-1,3,5-トリアジンをそ のまま用いて、成形体の処理のアルカリ媒体中でイオン形態を形成することも可 能である。 残基Rは例えば-SO3 -または-C1-C6-アルキル-SO3 -または-CO2 -または -C1-C6-アルキル-CO2 -などの陰イオン残基であることが好ましい。但し、残 基Rは陽イオンであってもよい。例えば-C1-C6-アルキル-N+(C1-C4-アルキ ル)3を有する残基Rが好ましい。 本発明の一つの好適な実施形態において、処理されたセルロース成形体は非乾 燥のファイバーである。第1の乾燥前の状態にある溶剤紡績ファイバーは「非乾 燥」ファイバーと称される。化学式(I)の化合物を非乾燥ファイバーに対して 用いることにより特にフィブリル化傾向が大幅に低減することが示されている。 その上、化学式(I)の化合物を、例えばファブリック、たて糸編みファブリ ックまたは編物などで作られた既に乾燥された溶剤紡績ファイバーまたは繊維に 対して用いることにより、優れた結果がもたらされる。 成形体との接触状態にあるとき繊維助剤水性溶液のpH値は12〜14で あることが好ましい。 本発明の他の好適な実施形態において、成形体との接触状態にあるとき繊維助 剤水性溶液のpH値は7〜9、好ましくは7.5〜8.5、最も好ましくは8〜 9の弱アルカリ性の範囲内に維持される。化学式(I)に従った化合物の2つの 反応性ハロゲン置換基は異なる反応性を有する。即ち、まず繊維助剤の第1の反 応基のセルロースとの反応が起こる。次いで成形体は加圧され、pH値が11〜 14、例えば、13のアルカリ水性溶液と接触される。そこで、繊維助剤の第2 の反応基のセルロースとの反応が起こる。本発明の本実施形態は「2浴(two-bat h)」法として以下に記述される。 本発明の本実施形態の利点は、化学式(I)に従った物質の加水分解が弱アル カリpH値において低く押さえられることであり、従って加水分解による損失が より少ないことを考慮すればよい点である。このことはこの方法の経済的効率の 向上に寄与している。 本発明の好適な実施形態では、成形体は繊維助剤水性溶液との接触中またば接 触後に加熱処理される。2浴法の場合には、加熱処理は、加圧された成形体をよ り強いアルカリ水性溶液と接触させた後でも、繊維助剤の弱アルカリ性溶液との 接触中及び/または接触後になされてもよい。成形体をより強いアルカリ水性溶 液と接触させた後にのみ加熱処理を行った場合にも満足のゆく結果が得られる。 従って、繊維助剤の両方の反応基の段階的反応は加熱処理を別々にして、意図的 に制御することができる。 更に本発明は下記化学式の化合物またはその塩を使用して溶剤紡績ファイバー のフィブリル化傾向を低減することに関する。 化学式中、Xはハロゲン、R=Hまたはイオン残基、及びn=0または1であ る。 更に、驚くべきことに化学式(I)の化合物は、セルロースの第3アミンオキ シド水性溶液から作られる成形体の紫外線吸収を増加させることがわかった。 紫外線吸収体と称されるある種の物質を用いて耐日光効率を増加させるよう繊 維を改良することはよく知られている(テクスティルフェルエーデルング(Textil veredelung)31(1996)11/12,p227-234参照)。この種の紫外線吸収体は繊維によ る紫外線放射の緩和(remission)または伝達を軽減する。紫外線吸収体はファイ バー材料毎に慎重に選択されなくてはならない。化学式(I)の化合物は溶剤紡 績ファイバーまたは織物を用いた場合に優れた紫外線吸収体としてはたらくこと がわかっている。 更に本発明は下記化学式の化合物またはその塩を使用して溶剤紡績ファイバー の紫外線吸収を増加させることに関する。 式中、Xはハロゲン、R=Hまたはイオン残基、及びn=0または1である。 従って、溶剤紡績ファイバーを処理する際に1つの物質のみを使用することで 2つの望ましい効果が得られる。即ち、フィブリル化傾向の低減、及び紫外線吸 収の増加である。この種の二様の効果は当業界では未だ知られていない。実施例: 分析方法: フィブリル化率の決定 洗浄手順において、または湿潤状態における仕上手順に関し、ファイバーの相 互の摩擦を以下のようなテストによりシミュレートした。即ち、20mlのサン プルボトルに入れた水4ml中に8本のファイバーを入れ、Gerhardt社(ドイツ 国、ボン)より入手可能なR0-10型研究室用振盪デバイスを用いてレベル1 2で3時間振盪した。次いでファイバーのフィブリル化挙動を、顕微鏡を用いて ファイバー長さ0.267mm毎にフィブリル数を計数することにより評価し、 これを0(フィブリル化なし)から6(著しいフィブリル化)のフィブリル化段 階規準を用いて示した。 湿潤摩耗値の決定 長さ40mmのファイバー20本を太さ1cmの金属ロール上に置き、ファイ バーのデシテックスにより変わる予め緊張させた重量をつり下げた。ロールをビ スコースフィラメント編糸ストッキングで覆い、連続的に湿らせた。測定中ロー ルを毎分500回転の速度で回転させ、同時にファイバー軸に対し前後方向に斜 めに回転させて、約1cmの振り子運動を行った。 回転数をファイバーが破損するまで測定した。20本のファイバーの摩擦サイ クルの平均値を測定値とした。ファイバーが破損するまでの回転数が多ければそ の分ファイバーのフィブリル化挙動は優れていた。実施例1: 溶剤紡績ファイバーの染色した編物を、2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-1, 3,5-トリアジンのナトリウム塩20g/l、NaOH20g/l及びレオニル( Leonil)SR(Hoechst社の製造による湿潤剤)1g/lを含む水性溶液に1:3 0の浴比で接触させた。溶液のpH値は13であった。この編物は溶液で5分間 含浸され、次いで過剰の溶液をパジング装置を用いて1バールで絞り、蒸気によ り100℃で5分間加熱処理した。次いで2%の酢酸と水とを用いてこの編物を 繰返し洗浄して乾燥した。 編物から個々のファイバーを取り出し、上に説明した方法に基づいて湿潤摩耗 テストを実施した。テストにより得られた平均値は470回転であった。この値 は未処理ファイバーと比較した場合、フィブリル化傾向を約75%低減させるに 相当する。実施例2: 溶剤紡績ファイバーの染色していない編物を実施例1で記載したように処理し 、湿潤摩耗テストを実施した。これらのテストにより得られた平均値は620回 転であった。実施例3: 国際特許出願公開番号(PCT-WO)93/19230の方法により作られた 、繊度が3.3デジテックスの溶剤紡績非乾燥セルロースファイバーを、2,4 -ジクロロ-6-ヒドロキシ-1,3,5-トリアジンのナトリウム塩30g/l、N aOH20g/l及びNa2SO430g/lを含む溶液に1:25の浴比で室温で 5分間含浸した。この溶液のpH値は13であった。次いでファイバーを蒸気で 110℃で10分間加熱処理し、洗浄して乾燥させた。 上に説明した方法に基づいてファイバーのフィブリル化率を測定した。3時 間振盪した後、ファイバーは0.267mm毎に平均9個のフィブリルを示し、 フィブリル化値は2.75であった。これと比較して、繊維助剤で処理していな いファイバーは3時間振盪した後0.276mm毎に平均12個のフィブリルを 示し、フィブリル化値は4であった。テスター中で9時間振盪した後、類似の特 性が示された。 摩耗テストにおいて、処理されたファイバーは平均値が125回転であり、一 方未処理のファイバーは平均値が13回転であった。実施例4: 繊度が1.3デジテックスの、国際特許出願公開番号93/19230の方法 に従って製造された溶剤紡績非乾燥セルロースファイバーを、2,4-ジクロロ- 6-ヒドロキシ-1,3,5-トリアジンのナトリウム塩30g/l、NaOH16 g/lを含む溶液(溶液のpH値は13)に1:10の浴比で温度20℃で2分 間含浸した。次いでファイバーを蒸気で110℃で1分間加熱処理し、洗浄して 乾燥させた。次いでファイバーに摩耗テストを実施した。湿潤摩耗テストの平均 値は702回転であった。実施例5(2浴法): 繊度が1.3デジテックスの溶剤紡績非乾燥セルロースファイバーを、2,4 -ジクロロ-6-ヒドロキシ-1,3,5-トリアジンのナトリウム塩30g/lを含 む水性溶液に浴比で温度20℃で2分間含浸した。この水性溶液は約8のpH値 を示した。含浸に次いで、ファイバーを加圧し、NaOH16g/lを含む水性 溶液(pH値は約13)と接触させ、加圧し、蒸気で110℃で2分間加熱処理 し、洗浄して乾燥させた。 この方法で処理されたファイバーの湿潤摩耗テスト結果は270回転の値を示 した。この値は未処理ファイバーと比較した場合、フィブリル化傾向を 約50%低減させることに相当している。 実施例6: 実施例3乃至実施例4に従って処理された溶剤紡績ファイバーにおいて紫外線 放射の緩和(remission)を測定した。全ての場合において、未処理の溶剤紡績フ ァイバーと比較した場合、緩和(remission)値の明らかな低減がみられた。それ 以上は緩和(remit)しないスケール、従ってこのように吸収された分の紫外線放 射は約40%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. セルロースの水性第3アミンオキシド溶液から成形された、特にファイバ ーなどのセルロース成形体の処理方法であって、その際成形体が2つの反応基を 保持する繊維助剤水性溶液とアルカリ環境下で接触される処理方法であって、下 記式の化合物またはその化合物の塩が繊維助剤として用いられることにより特徴 付けられる、セルロース成形体の処理方法。 式中、Xはハロゲン、R=Hまたはイオン残基、及びn=0または1である。 2. n=0または1の化合物の塩、好適には金属塩が用いられることを特徴と する、請求項1に記載の方法。 3. n=1であり、Rが陰イオンの残基を表す化合物またはその化合物の塩、 好ましくは金属塩が用いられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 4. 前記セルロース成形体が非乾燥ファイバーであることを特徴とする、請求 項1乃至3に記載の方法。 5. 成形体と接触されているとき繊維助剤水性溶液のpH値が12〜14であ ることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の方法。 6. 成形体と接触されているとき繊維助剤水性溶液のpH値が7〜9であり、 好適には8〜9であり、これにより繊維助剤の第1の反応基のセルロースとの反 応が起こり、次いで成形体が加圧され、pH値が11〜14のアルカリ水性溶液 と接触され、これにより繊維助剤の第2の反応基のセルロースとの反応が起こる ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1つに記載 の方法。 7. 繊維助剤水性溶液との接触中もしくは接触後に成形体に加熱処理を施すこ とより特徴付けられる、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の方法。 8. 溶剤紡績セルロースファイバーのフィブリル化傾向を低減させる、下記化 学式の化合物またはその化合物の塩の使用。 式中、Xはハロゲン、R=Hまたはイオン残基、及びn=0または1である。 9. 溶剤紡績セルロースファイバーの紫外線吸収を増加させる、下記化学式の 化合物またはその化合物の塩の使用。 式中、Xはハロゲン、R=Hまたはイオン残基、及びn=0または1である。
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