JPH10506022A - 髄内爪部材中において骨用ネジを機械的に心合わせするための装置 - Google Patents

髄内爪部材中において骨用ネジを機械的に心合わせするための装置

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JPH10506022A JP8505612A JP50561296A JPH10506022A JP H10506022 A JPH10506022 A JP H10506022A JP 8505612 A JP8505612 A JP 8505612A JP 50561296 A JP50561296 A JP 50561296A JP H10506022 A JPH10506022 A JP H10506022A
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Abstract

(57)【要約】 ドリルガイドを、大腿骨や脛骨などの長手破断骨内に設置された髄内爪部材(13)の単数または複数の横骨−ネジ孔と機械的に心合わせするためのドリル冶具であって、前記髄内爪部材が、少なくとも1つの直線遠方延出部(15)と、冶具取り付け用の近端部(17)と、前記直線遠方延出部に形成された単数または複数の骨−ネジ孔(18,18’)とを有し、前記単数または複数の孔と前記爪部材の軸芯とが第1幾何学対称平面を形成し、前記冶具が、長手直線状ガイド・バー(26)と、前記爪部材の前記近端部と選択的にキー接続してこれによってハンドルが前記爪部材の横方向に延出する手段と、前記ガイド・バーを前記爪部材に対して平行に案内係止するための手段とを有し、単数または複数のドリル・ガイド孔が前記単数または複数の骨用ネジ孔とほぼ心合わせされたものにおいて、前記ドリル冶具が、前記ガイド・バーに取り外し可能に取り付けられるとともに、前記第1幾何学平面の側方外方に延出するアウトリガ構造体(30)を有し、このアウトリガ構造体が、前記爪部材の軸芯を含むとともに、前記第1幾何学平面に対して垂直な第2幾何学平面においてガイド孔を備えた端部を有し、前記冶具が、更に、前記アウトリガ構造体の前記ガイド孔に対して、前記ガイド・バーの前記単数または複数のドリル・ガイド孔が前記爪部材の単数または複数の孔に対して正しく心合わせされた時に、前記ガイド孔から突出して前記爪部材に接触する有効突出長で、前記アウトリガ構造体の前記ガイド孔に取り付けるように構成されたスペーサ・ロッド(35)とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】髄内爪部材中において骨用ネジを機械的に心合わせするための装置 本発明は、髄内爪部材に接続されるように構成された冶具システムに関し、前 記髄内爪部材が、大腿骨や脛骨などの破断長手骨内に、既に再度心合わせされた 状態、または、単に回復修復過程において心合わせされた状態で保持されている 骨の破断部分を補強するため、該骨折部に対して遠近方向に延出するように埋設 されるものに関する。 上述した構成の髄内爪部材は、中実または中空であるが、これらは通常、この 爪部材の遠近端部の近傍においてこの爪部材の直径方向に(diametrically)延出 する2つの互いに離間した平行な孔と、当該爪部材の近端部の近傍に設けられ、 それらの孔に類似ではあるが必ずしも平行ではない2つの互いに離間した孔とを 備えている。これらの孔は、骨用ネジ(born screws)を受け入れるように形成さ れ、前記爪部材が設置されたときに、その骨−ネジ孔は、達成すべき骨−ドリル 心合わせにおいて、”ブラインド”であると称される。ここで、前記髄内爪部材 を貫通する固定用通路に向けて骨を貫通して打ち込まれる骨ネジを受け入れるた めのドリル作業のために正 確な心合わせを確実に行うことが常に問題であった。髄内爪部材の骨−ネジ孔に 対するブラインド・ドリル心合わせを確実に行う従来の方法は、X線を使用する ものであるが、この方法には、もちろん、累積的な暴露による周知の危険があり 、作業員の適切な安全を確保するためには、X線の使用は、控え目に言っても、 煩わしいものであり、これが、良好な髄内−骨部材の設置のコストの高騰の要因 となっている。 前記爪部材の近端部は、通常、X線を使用して行われる各ドリル孔との正確な 心合わせを達成するため、ドリルガイドの位置合わせを補助すべく構成された冶 具構造体への非回転キー接続および取り外し可能な固定用に形成されている。心 合わせを確認する通常の方法は、X線の使用によるものである。 設置された髄内爪部材において、骨−ネジ孔の位置を検出することにおける問 題の1つは、爪部材が埋設作業中において僅かに湾曲し、その結果、この爪部材 の遠端部における孔が近端部に対して、この爪部材の埋設作業の前とはもはや正 確には同じ位置に存在しない状態になっている可能性があることにある。従って 、前記近端部に接続されたいかなる冶具構造体も、心合わせを確実にするために はX線に依存する必要があった。 設置された髄内爪部材におけるブラインド骨−孔の位置検出の問題の解決に対 して、X線への依存を避ける試みにつき、米国特許第5,281,224号と米 国特許出願第08/121,762号とは、設置された爪部材の遠端領域を横切 って検出システムを走査移動させ、その爪部材の中心軸芯の位置を検出する磁気 検出を提案している。しかし、その開発の現段階においては、このような技術は 臨床的には不便なものであり、必要程度以下の正確性しか達成できないものであ った。 本発明の1つの課題は、設置された髄内爪部材のブラインド−孔位置検出のた めの改良されたシステムを提供することにある。 別の課題は、前記課題を、純粋に機械的なシステムと、X線放射を必要としな い技術とによって満たすことにある。 更に別の課題は、設置された爪部材の骨−ネジ孔、特に、該爪部材の遠端部お よびその近傍に対する、骨穿孔作業の正確な心合わせを確保しながら、より迅速 な作業を可能にするシステムによって、上記課題を満たすことにある。 本発明は、これらの課題とブラインド−孔位置検出システムにおける新規な特 徴構成とを、所与の髄内爪部材 の近端部に取り外し可能に取り付けられるドリル冶具が、単数または複数のドリ ルガイドを支持および位置決めするためのアウトリガ構造体を備え、前記爪部材 の単数または複数の骨−ネジ孔との位置決め及び心合わせを、1つの準備工程に おいてチェック確認することが可能で、この冶具に取り付けられた高精度スペー サ又はスタビライザが、前記爪部材と、この爪部材の軸芯とこの爪部材の前記骨 −ネジ孔の少なくとも1つの軸芯とを含む幾何学平面に対し、これらを横切る方 向の心合わせにおいて、前記爪部材と接触したことを認識可能で、このスタビラ イザの接触は、ドリルガイドが単数または複数の骨−ネジ孔と正しく心合わせさ れた時にのみ達成されるように構成されたドリル冶具によって達成するものであ る。前記スペーサによってドリルガイドの骨−ネジ孔に対する心合わせが正確に 検出された後は、爪部材を設置し、この爪部材の近端部に前記冶具を接続した後 、スタビライザが爪部材に直接接触することを可能にするべく肉と骨とを小さく 部分的に外科切開するだけでよく、これによって、ドリルガイドが、設置された 爪部材の目標の骨−ネジ孔に対して正確にドリル可能な状態で心合わせされてい ることが認識される。そして、その後すぐに、骨用ネジのドリルとセッティング とを通常の方法で行うこと ができる。 つぎに、脛骨骨折に対する具体的な適用例を含む本発明の好適実施形態を、添 付図面を参照して詳述する。図面において、 図1は、髄内爪部材とそれに接続された本発明の冶具構造体を上方の一側方か ら見た略斜視図であって、骨折した脛骨に設置された遠方及び近方爪部材を示し 、前記脛骨は極細線で示され、肉の外観は図面から省略されている。 図2は、図1の冶具の爪部材の側方立面拡大図であり、一部が切除されて爪部 材と冶具の部材との間の遠方及び近方側での相互作用がより詳細に示されている 。 図3は、図2の3−3に沿った、図2の遠端部アウトリガ構造体の別の拡大断 面図。 図4は、図3と同縮尺の別の図であり、図2の4−4に沿った部分断面図で図 2のスタビライザ構造体を示す図。 図5は、側方立面図であり、図2の冶具の爪−寸法補償部材を示すべく更に大 きく拡大した図。 図6は、図5の爪−寸法補償部材の平面図。 図7は、図5の部材の左側端部の立面図。 図8は、図2の設置された髄内爪部材の盲孔に対する 骨−ネジ固定のための正確に心合わせされたドリル作業が可能な状態にある、図 2の遠端部の相互作用部分の斜視図。 図9は、図1に類似の図であり、ここでは、同じ冶具を使用しているが、図2 の髄内爪部材の近端部において、骨を通って互いに離間する方向に2つの長手離 間骨ネジを設置するために異なったアウトリガ構造体を使用している。 図10は、アウトリガと、前記システムの近端部のドリル−ガイドと冶具構造 体とをより詳細に示す拡大斜視図。 図11は、改変構成を示す、図3における方向と反対の方向から見た図3に類 似の図。 図12は、図11の改変構成の斜視図であり、この改変構成の遠端部の3/4 部分から見た図。 図13は、特に骨折した大腿骨への適用に適した改変構造用の、図2に類似の 冶具の斜視図。 図14は、図12に類似の斜視図であって、図13のアウトリガ構造体の遠端 部を示す図。そして、 図15は、図13及び14の実施形態のためのスタビライザ−ロッド位置決め 構造体の一部断面破断側方立面図である。 図1において、本発明は、長手髄内爪部材13によって補強された脛骨12の 骨折部11から離間した位置における2つの骨用ネジ10,10’の正確な心合 わせ、ドリル及び埋設作業を完了した後の状態における、その全体をAとして示 す冶具構造体として示されており、尚、前記骨用ネジ10,10’は、前記爪部 材13をその直径方向に延出する互いに離間した平行な骨−ネジ孔を通すもので ある。前記爪部材の近端部の近傍には、更に別の2つの骨用ネジ14,14’が 設けられており、これらの骨用ネジ14,14’を収納するためのドリル作業は 、後に図9及び10を参照して記載する要領で行われる。 前記冶具構造体Aは、図2においてより良好に示されている、複数の分離可能 で調節可能な接続部材を有しており、同図では、前記髄内爪部材13は、その長 さの大半にわたる長手直線状遠方延出部15を備え、前記爪部材の近端部17の 近傍には鋭角αの短い折れ曲がり部16が設けられている。折れ曲げられた近端 部17に設けられた2つの互いに離間した直径方向延出骨−ネジ孔18,18’ は、図9及び10を参照して後述するように、前記ネジ14,14’を受け入れ るためのものである。尚、骨用ネジ10,10’のための遠端部側骨−ネジ孔( 図 3における19)は、第1幾何学対称平面を形成する。前記爪部材13の直線状 の遠端部部分(15)と近端部部分(17)との間の前記折れ曲がり部16は、 前記第1幾何学対称平面に対して垂直で、かつ、以後、前記爪部材の折れ曲がり 軸芯を含むサジタル平面と称する別の対称平面を形成している。 前記爪部材13の近端部は、長手ロック用ロッド21のチャック20を介して 、冶具Aにキー接続され、前記長手ロック用ロッド21は、ハンドル23の前半 部分と後半部分との間において、ボルト22によって固定されている。ノブ24 を回転して、前記冶具構造体の係合を、前記爪部材の近端部に対して正確にキー 接続された状態で解除可能に固定することができる。このように爪部材に対して 固定係合された状態において、前記ハンドル23の中心軸芯23’は、前記爪部 材の近端部17の軸芯に対して直角に延出し、この中心軸芯23’は、接続され た爪部材の前記サジタル平面内に位置する。 前記ハンドル23のボルト固定された半部分の対向面は、溝を形成していて、 長手ガイドバー26を傾斜案内して心合わせするための中央軸芯25を提供して おり、ここで、前記バー26の中央軸芯25は、前記ハンドル23の軸芯23’ に交差するとともに、前記軸芯25は 前記爪部材の同じサジタル平面内に含まれる。前記両軸芯23’,25が交差す る傾斜角度βは、前記角度αの余角であるので、これによって、前記ガイドバー 26は、必然的に、前記髄内爪部材の長手遠端部15に対して平行となる。前記 ガイドバー26とこのバー26を収納するため溝を形成した前記ハンドルとの断 面形状は、非円形であり、好ましくは、図3に示すように、高さ寸法Hと好まし くは約25%だけこの高さ寸法を越える幅寸法Wとを有する直方体形状であり、 この断面の角部は面取りされている。前記ハンドル23に取り付けられたロック 用ノブ27は、前記バー26に形成された複数の互いに離間する横向き開口部2 8のいずれか1つに出入り可能なドエル部を有しており、前記複数の開口部の内 のどれを選択するかは、埋設用に選択された特定の髄内爪部材の長さによって決 まる。好ましくは、これら開口部28はバー26において限定された深さを有し 、円錐状の先端部を有するドエル部が、前記ロック用ノブ27によって固定され ることによって、この円錐対円錐係合によって、ハンドル23が正確に遊びのな い状態で位置決めされるように構成される。 前記ガイドバー26の遠端部の近傍には、このガイドバー26に対して取り外 し可能な状態で遠端部側アウト リガ構造体30が取り付けられていて、これによって、その下端部が、バー26 と前記サジタル平面とから離れる方向に側方および下方にオフセットされ、これ によって、すべて図3に最もよく示されているように、前記爪部材13の遠端部 の近傍において、前記各骨−ネジ孔19と心合わせされた状態で、2つの長手ド リルガイド31を正確にかつ互いに平行に離間した状態で位置決め固定すること を可能としている。ノブ31’によって、前記ドリルガイド31をアウトリガ3 0の側方オフセット端部に対して固定位置決めすることが可能である。前述した オフセットを正確なものとするために、前記アウトリガ30の上端部には、前記 ガイドバー26に形成された垂直ガイド孔に正確に陥入する2つの離間したドエ ル32が設けられており、アウトリガ30は、前記2つのドエルピンの間に位置 する、ガイドバー26の適当にタップされた(tapped)垂直孔に係合され たノブ操作式ロック用ボルト33によって固定される。前記爪部材13のサジタ ル平面Sに対して対称な、前記ドエルピン32とガイドバー26との垂直方向の 位置は、図3とその凡例とから明らかである。 図2の冶具の更に別の重要な構成部材は、その上端部に操作ハンドル36を備 えた長手スペーサ又はスタビラ イザロッド35である。その長さの大半において、前記ロッド35は、アウトリ ガ30の取り付け位置の近傍から離間した位置で、ガイドバー26の垂直孔37 に安定して案内されるように、一定の直径を有している。その下端部において、 前記ロッド35の直径は縮小されて、筒状部38を形成し、この部分は、後に説 明するように、肉に形成された小さな外科切開部と、骨の部分的穿孔部とを通し て、図示されているように爪部材13と下端部が接触されるべきものである。 前記スタビライザロッド35は、その下端部を、爪部材13と接触したとき、 即ち、各ドリルガイド31が前記爪部材の骨−ネジ孔19と正しく心合わせされ たとき、においてガイドバー26に対して正確に位置決めするように構成されて いる。この目的のために、ロッド35には互いに離間した上方および下方周溝3 9,39’が形成されていて、そしてこれらの溝は、それぞれ、ガイドバー26 の直方体状断面のそれぞれの上面および下面によって、ロッドの上方および下方 切辺を跨いでいる(straddles)。ガイドバー26にその側方からクリ ップ形状のシム40を当てて前記各溝39,39’に嵌合させ、これによって、 スタビライザロッド35の下端部が爪部材13に向けて突出可能な範囲を制限し て いる。シム40の詳細は、図5,6及び7を参照することによって得られる。 図4の方向から見た場合、そして、図5により詳しく示されているように、前 記シム40は、ほぼC字状形状であって、その特徴は、上方および下方ジョー4 1,42が、ロッド35の直径よりも小さな幅の垂直方向に心合わせされた側方 導入スロット43,43’を備えていることにある。前記ジョー41,42は、 上方および下方指グリップ用凹部45,45’と、更に、必要な場合において、 ガイドバー26からの工具による取り外し用の中央貫通孔46とを備えた本体部 44から一体的に延出している。前記C字形状の内側壁面41’,42’,44 ’は、ガイドバー26の対応する側部との確実な安定化係合用に形成されている 。ロッド35が、それぞれの溝39,39’に前記ジョー41,42を受け入れ るため図4に示した位置にあるとき、シム40をガイドバー26に当てると、バ ネ係止部47が前記ロッド溝39’にスナップ係合する。このように係合したと き、前記溝39,39’の底部がスロット43,43’の弓状の閉鎖端部に保持 された状態において、スタビライザロッド35の前記中心軸芯は、図5において Sによって示される心合わせ状態にあり、これは、ロッド35が、前記冶 具システムのその他の部材に関して示したものと同じサジタル平面に含まれてい ることを示している。 ”シム”という用語は、図5,6及び7を参照して記載した部材に対して用い たが、これは、図5に示す厚み”T”が、ドリルガイドが爪部材の前記遠端部に 対して正しく心合わせされたときに、スタビライザロッド35の下端部を、爪部 材13と接触させるように特別に構成されているためである。しかし、この正確 な厚みTは、髄内爪部材の一連の可能な断面直径の1つに当てはまるものに過ぎ ない。図示した形状において、直径9mmの爪部材13は、これに対して固有の ロッド35の底部位置決め限界を必要とする。従って、図5の厚みTは、直径9 mmの爪部材を脛骨用に使用するのに固有のものである。ロッド35の底部また は先端部の固有の突出限界は、ジョー41の上面が、ロッド35の上部溝39の 上方肩部または上面に干渉するときに生じる。これを越えてロッド35を押せば 、ジョー41のシム厚みTが、ガイドバー26の平担な上面に対してまともに押 し付けられ、もしもその力が十分に大きな場合には、バー26を湾曲しようとす るが、これによっても、バー26の下方の爪部材13の正確な離間距離が損なわ れることはない。尚、バー26の湾曲には、爪部材13の正確に離間され たたわみのみならず、アウトリガ30に取り付けられたドリルガイドの同様に正 確な移動が伴う。 設置された髄内爪部材13に対する遠端部での骨−ネジ固定のためのドリル作 業を迅速かつ正確に行うため、上述した冶具Aを使用して行われる工程の概略を 簡単に説明することが有効であろう。先ず、特定の骨折部11に鑑みて外科医の 目的にかなうようにするため、爪部材の直径と全体の長さとに関して髄内爪部材 13を選択しなければならない。適当な外科手術を行って、挿入されたその選択 された爪部材が骨髄腔に直接に心合わせされるようにするが、先ず、少なくとも 遠端部側でのドリル作業のためには、その選択された爪部材が前記冶具Aに組み 付けられて、ガイドバー26に沿った複数の予め穿孔された位置28の1つにお いて正確な長さ調節(ドエルノブ27による)が行われるようにすることが推奨 される。アウトリガ30を、2つのドリルガイド31と共にバー26に組み付け 、ボルト33とドリルガイドクランプ31’とのノブを確実にセットする。更に 、スタビライザロッド35をガイドバー26の孔37に挿入し、適切に選択され たシム係合部材40を、その上方および下方ジョーをロッド35の上方および下 方周溝39,39’に係合させて組み立てる。ロッド35を爪部材と 接触させるため、ロッド35を押し込む必要がある場合とない場合とがある。こ の時点で、目視または各ドリルガイド孔へトロカールを下方に通過させることに よって、爪部材13のそれぞれの骨−ネジ孔との正しい心合わせを確認する。そ の完了後、正確に心合わせされたドリル作業を容易に行うことが出来るが、その 前に、もちろん、髄内爪部材13をその骨折骨中に外科切開によって正確に挿入 する必要がある。 爪部材13の設置後、この爪部材が中実構造もしくは中空構造のいずれの場合 でも、この爪部材の近端部に、前記冶具(A)のハンドル23をキー接続した状 態で、ガイドバー26をハンドル23に挿入し、これを、ガイドバー26の長さ によって選択された孔28の1つでのノブ27を介したロック−ネジ係止用に予 め設定された地点にまで移動させる。尚、便宜を図るため、前記ガイドバー26 の上面には、使用可能なセットの様々な髄内爪部材の長さに対応する単位間隔で 、単位長さマーカが刻印されており、ここで、これらの連続する長さマーカに隣 接して、例えば280,300...等の20mmから400mmまでの長さ表 示を刻印することも可能である。というのは、そのような表示が前記爪部材13 の選択の際に使用されたかもしれないからである。バー26 が、ハンドル23を通じてガイドから現れることによって読み取り可能なこのよ うな数値マークによって、外科医は、行われるべき遠端部の手術を補助するため 、バー26の長さ調節と固定とを迅速かつ正確に行うことができる。 次に、遠端部側のアウトリガ30を、脛骨の内側に位置する状態でガイドバー 26に取り付け、そして、ネジガイド31をそのアウトリガに挿入して切開のた めの適切な位置を決める。次に、それぞれのネジガイドの下方において切開を行 い、伏在神経と静脈とを巻き込んだり、あるいはこれらを損傷しないように注意 を払いながら、それぞれの切開において、ブラント解剖によって、内側の皮質を 露出させる。次に、前記ガイド31を、内側皮質と接触するまで進行させる。次 に、アウトリガ30のクランプ31’を締めて、前記ネジガイドをしっかりと位 置保持する。 骨−ネジ孔を穿孔する前において、前記システムは、正確な心合わせ状態で安 定化されている。この目的のために、ドリルガイド(図示せず)を、前記スタビ ライザロッド(35)の収納用として既に記載した垂直孔37に挿入し、この垂 直方向に向けられたドリルガイドの真下で皮膚を切開し、ブラント解剖によって 、前側の脛骨 皮質が露出される。次に、前記ドリルガイドを、その歯部が、脛骨の前方境界部 に係合するまで進行させる。その後、ドリルビット(例えば、直径が4mmのも の)を使用して、前記前方皮質のみを穿孔し、つぎに、このドリルビットを除去 する。この段階で、前記ドリルビットの形状により、骨に開けられた孔はテーパ 状であるので、四角い端部の4mmのT字ハンドル付き拡孔器(図示せず)を前 記ドリルガイドに押し込み、前記孔を爪部材にまで貫通させるとともに、介在す る切り屑を除去する。次に、前記手動拡孔器と垂直ドリルガイドとを取り外し、 その代わりにスタビライザロッド35を垂直孔37に挿入する。このロッドは、 前記皮質に形成されたドリル孔を通って爪部材13と接触する縮径端部(38) の地点まで挿入される。前記スタビライザロッド35は、爪部材13の特定の直 径に対して正確な位置に設定される必要があるが、これは、前記適切なU字状ス ペーサ(シム厚みTを有する)40を、ガイドバー26上に挿入して、そのフォ ーク部が、前記スタビライザロッドの2つの周溝39,39’に係合するように することによって達成される。正確なシムは、図6においてこの面上に図示され 、”爪部材直径9mm”を意味する、刻印マーキング”NAILφ”によって示 されているような、シム40 の露出上面上の爪部材の直径の刻印から観察することができる。この状態におい て、前記アウトリガ30、骨に係合されたそのネジガイド、及び爪部材に係合さ れたそのスタビライザロッド35とは、図8に示す関係にある。 ここで、外科医の助手は、前記スタビライザロッドのTーハンドル36を押し て、これによってその下端部または先端部を、爪部材13に圧接させる。この手 法によって、以下が達成されることが理解されるであろう。 1.外科医は、爪部材とガイドバーとの間の間隔が、髄管への爪部材の挿入の前 と正確に同じであることを確認し、この事実によって、前記サジタル平面中にお いてなんらかの爪部材の湾曲があればこれを吸収(take up)することが でき、これにより、前記遠端部のドリルガイド(31)と爪部材の骨−ネジ孔1 9との心合わせを維持確認する。そして、 2.前記ガイドバー26とアウトリガ30とが安定化されているので、外科医は 安定した基台で骨に遠端部の孔を穿孔することができる。 骨の正確に穿孔された”ブラインド”遠端部孔を通じて骨用ネジをセットする ことに通じた当業者にとって、これ以上の指導は不要であろうが、穿孔と遠端部 のロック作業とに関して推奨される一連の工程を、以下のよう に概観することは恐らく有用であろう。 (i)外科医の助手は、下記の工程(x)までのその後の手続きを通じて、ス タビライザロッド35のTーハンドルに対する軽い下方への圧力を維持しなけれ ばならない。 (ii)4mmのドリルガイドを前記ガイド31の内の1つに挿入し、軽く叩 いてその遠端部側の歯を内側皮質に係合させる。 (iii)ドリル係止部を、近端部において、選択した4mmのドリルビット にロックする。 (iv)穿孔を開始する前に、ドリルビットを手持ち式電気ドリルに固定取り 付けした状態て、このドリルビットを下方の骨に到達するまで前記ドリルガイド に挿入する。 (v)次に、外科医は、内側皮質を安定的に穿孔し、第2皮質に到達したとき 、その穿孔作業を停止する。 (vi)前記ドリル係止部を、それが前記ドリルガイドの天頂部の5mm上方 に来るまで近端部側で移動させ、そこで位置固定する。この係止部の再設定は、 第2皮質の厚みを許容するためのものである。 (vii)次に、第2皮質を通してドリルを継続する。前記ドリル係止部は、 骨の向こう側の組織に対する損傷 を防止するとともに、固定ネジの正確な長さを推測する方法を提供するものであ る。 (viii)前記ドリルビットをドリルガイドから取り外す。 (ix)傾斜付き(angled)トロカールを選択し、次に、それをネジガ イドに挿入すると、トロカールが爪部材を通過し、遠方側の皮質に結合する。こ れで、トロカールによってガイドバーとアウトリガとの位置が安定化される。 (x)ネジ−ガイド心合わせ状態が、今や前記トロカールによって維持されて いるので、助手は、スタビライザロッド35のTーハンドルに対する圧力を解除 することができる。 (xi)ネジ頭の基部からの固定ネジの長さを、ドリルガイドからのドリルビ ットの突出量を測定することによって測定する。 (xii)次に、前記ドリル係止部を、ドリルビットの近端部において取り外 し、これによって、爪部材13の他の遠端部側骨−ネジ孔に対して前記穿孔工程 を反復実施できる状態となる。 (xiii)次に、全く同じ方法を使用して、第2の固定孔を穿孔する。 (xiv)第2固定ネジの長さを、前述したようにして測定する。 (xv)次に、正しい長さの固定ネジを、前記第2ガイド31に挿入し、その ネジ部が内側皮質と係合するまで、適当な表示を有するTーレンチ等によって、 骨を通して押入する。つぎに、前記固定ネジを、軽く圧力をかけて、前記Tーレ ンチの軸が前記ネジガイドの天頂部に到達するまで、時計回り方向に回動させる 。この位置に到達した後は、回転を継続しないことが重要である。さもなければ 、骨のネジ山がくずれてしまう。 (xvi)前記トロカールを第1ガイド31から取り外し、同じ手順によって 、第2固定ネジを挿入し、その後、前記ガイド−固定用ノブ31’を緩めること によって、両方のガイド31を取り外す。 (xvii)次に、イメージ・インテンシファイアー(Image Inte nsifier)又はX線によって、両方のネジが爪部材を貫通したことと、そ の適合(the reduction)が維持されていることとを確認する必要 がある。 (xviii)次に、遠端部のアウトリガ30とTーハンドル付きスタビライ ザ又はスペーサバー35とを取り外す。 遠端部における骨用ネジの設置が完了した時点において、そして、近端部側の 固定の前に、なんらかの変動(distraction)が残っていないか否か を調べるため、骨折部をX線によって検査するべきである。もしも何らかの変動 が有れば、公知の従来技術によって、その変動を減少させ、その後、近端部側の 固定を行うことができる。 前記冶具Aを近端部側の固定に使用するためには、前記遠端部側のアウトリガ 30とスタビライザロッド35とを取り外した状態で、まず、前記固定用ノブ2 7の設定により、ハンドル23においてガイドバー26を再セットして、ハンド ル23を、バー26の遠端部近傍の別の位置検出孔50を通じて、バー26に係 合させる必要がある。これによって、バー26の遠端部の前記2つのドエル係合 可能な孔が露出され、近端部側アウトリガ構造体52の2つの位置検出ドエル5 1を受け入れ可能になる。上述した場合において、近端部側の骨−ネジ固定用の 2つの骨−ネジ孔18,18’は、互いに長手方向に離間する互いに直交関係に ある軸芯上に位置する。従って、近端部側アウトリガ51は、そのドエルピン5 1がその中央本体領域から下方に突出し、かつ、該アウトリガをノブ受動手段5 3によってガイドバーに固定可能 な状態で、その中央本体領域を介してガイドバー26を跨ぐ状態となる。これら の孔18,18’のそれぞれの軸芯に対して穿孔するための方向は、爪部材13 の前記サジタル平行面に対して、同等でかつ反対方向の45度の傾斜したものと なる。従って、前記近端部側アウトリガ52は、その両端部の一方において、孔 18と心合わせした状態でドリルガイド54を固定取り付けし、その他端部にお いて、他の近端部側骨−ネジ孔18’と心合わせした状態で第2のドリルガイド 54’を固定取り付けする。これらのドリルガイド54,54’を設定するため の固定アクセスは、図9及び10においてノブ55,55’の所に示されている 。 手続き上、外科医が、所与の爪部材13に対する遠端部側アウトリガ30及び 近端部側アウトリガ52等の正しい備品の適切な使用に既に十分慣れている限り 、その外科医は骨折骨への爪部材13の埋設の前に、ドリルガイドの自分の冶具 のセッティングをチェックする必要はない。しかし、外科医が冶具とその正しい 利用方法に十分に慣れるまでは、外科医が、諸状態および諸関係の相互関係を遠 端部のドリル心合わせ部においてのみならず、近端部側のドリル心合わせ部にお いても、それらすべてを、爪部材13の脛骨への埋設に先だって追加的にチェ ックすることが望ましい。図10は、爪部材13の埋設の前の、遠端部側のドリ ル心合わせ部におけるこのようなチェックのための諸部分の関係を示している。 図10には、前記ドリルガイド54,54’のそれぞれについて、それぞれの近 端部側骨−ネジ孔18,18’との位置一致の正確性をチェック可能であること が示されているだけでなく、この図10は、更に、前記ドリルガイドの1つ(5 4)に挿入されて、心合わせされた骨−ネジ孔18(図10においては見えない が、図2に示されている)に安定化のために導入されるトロカール56の使用が 示されている。 近端部側のドリル作業における前記冶具の近端部側−固定構成の使用方法は、 遠端部側のドリル作業の場合と非常に類似している。但し、この場合、スタビラ イザロッド35又はその等価物は不要である。というのは、近端部側のドリル作 業は、冶具の接続部の位置に非常に近いからである。 前記ピン又はノブ27をガイドバー26上の近端部側参照位置50に固定した 後、前記近端部側アウトリガ52を、バー26に取り付けて固定し、そして、2 つのネジガイド54,54’を、55,55’に固定して、切開のための適切な 位置を見つける。1つは前外側ともう1 つは前内側との2つの切開を行う。それぞれの切開において、ブラント解剖によ り脛骨皮質が露出される。前記ネジガイド54,54’を、前記皮質にまで下方 に進行させ、固定用ノブ55,55’によって位置固定する。前記両ネジガイド の1つにドリルガイドを挿入し、軽く叩いてその遠端部側の歯部を前記皮質に係 合させる。ドリルビットを骨まで下方に押し進め、穿孔作業を始めるまで、皮質 に押し付けておく。その後の手順は、遠端部側の固定において記載したものに従 う。それぞれの孔が穿孔された後で骨用ネジを挿入し、その長さを、骨用ネジの 遠端部側における挿入において記載したようにして測定する。 図11及び12の改変構成は、本発明が、骨折した大腿骨に対する髄内爪部材 の使用にも適用可能であることを例示するものであり、ここでは、骨に対する遠 端部側の固定用の互いに離間した平行な骨−ネジ孔60,60’の軸芯が、前記 サジタル平面に一致する第1幾何学平面内で延出し、爪部材が折れ曲がり形状ま たは直線形状のいずれであっても、その爪部材の近端部がハンドル23に対して チャック接続されて固定されているとき、ここでは26’で示すガイドバーが、 髄内爪部材の直線部分15と平行になるように構成されている。従って、前記 爪部材の直線部分15と、冶具ガイドバー26’と、更に前記骨−ネジ孔60, 60’とのそれぞれの軸芯は、図11においてSで示す前記サジタル平面内に位 置する。 爪孔60,60’との骨−ネジ心合わせのためのドリル作業も、ここでは前記 サジタル平面内で行う必要があるので、前記ガイドバー26’の遠端部は、図示 されているように、そのようなドリル心合わせ用にドリルガイド31を解除可能 に固定取り付けするように構成されている。具体的には、バー26’の遠端部は 、クランプブロック61を62でのノブ操作によって、固定(クランプ)して、 2つのドリルガイド31の正確な離間平行関係を支持するように構成されている 。この目的のために、ブロック61と、バー26’の遠端部の未切断残り部分6 3との対向垂直面には、ドリルーガイド支持用の対応する円筒弓状陥没部が形成 されており、ブロック61に取り付けられたガイドピン又はドエル64は、バー 26’の遠端部63において対応する孔(図示せず)において正確に位置決め及 び案内されるように構成されている。 離間した平行ガイドピン32と、ガイドバー26’の上面に対してアウトリガ を正確確実に取り付けるための固定用ノブ33とを備えている点で、アウトリガ 65は、第1実施形態のアウトリガ30に関して記載したものと ほぼ同様である。しかし、このアウトリガの側方および下方にオフセットされた 他端部は、スペーサ又はスタビライザロッド35を、遠端部側爪部分15の中央 軸芯と心合わせされた状態に案内および選択的位置設定するべく構成され、かつ 、前記サジタル平面に対して垂直な第2幾何学対称平面内に延出するように構成 されている。この目的のため、同じスペーサロッド35を、その離間溝39,3 9’とともに、前記アウトリガのオフセットされた端部の孔37内の案内のため に再度利用し、U形状シム取り付け部材40を選択して、ロッド35が爪部材1 3との機械的接触状態に押し込まれたとき、ドリルガイド31が、爪部材の骨− ネジ孔60,60’と正確に心合わせされていることを認識することが確実に可 能であるようにしている。 図11及び12の実施形態の利用において、スペーサバー(35)とドリルガ イド(31)との方向が前記サジタル平面Sに対するそれぞれの関係において逆 であるという事実を除いて、図2の装置の遠端部側で利用に関して前に概略説明 したものと同じ手法を適用することが可能であることが理解されるであろう。 図13〜15の実施形態は、多くの点において図11及び12の実施形態に類 似ているが、図13〜15の実 施形態は、特に骨折した大腿骨のブラインド−孔ドリル用のものであり、ここで 、髄内爪部材113は、この爪部材113の中央軸芯に対して垂直で、従って、 前記第1幾何学対称平面を形成する互いに平行な軸芯状に位置する遠端部側横骨 −ネジ孔160,160’を備えていて、直線状である。前記ハンドルA’は、 爪部材113の近端部に対して選択的に固定およびキー接続される構造であり、 前記ハンドルA’は、前記第1幾何学対称平面内において前記爪部材113に対 して垂直に延出し、更に、このハンドルA’は、長手ガイド−バー構造体126 に対しても垂直であり、この構造体は、該構造体126を、選択的に、(i)前 述の対称平面内で、かつ前記爪部材113に対して平行な状態と、(ii)この 構造体126の遠端部側のオフセット突出によって、その2つのドリルガイド1 31/131’を、爪部材113の骨−ネジ孔160,160’と潜在的に(実 際にではなくとも)心合わせさせた状態に位置決めする状態とに固定するための 手段127を備えている。尚、傾斜軸芯140/140’上で、かつ、冶具バー 126の上面を介してアクセス可能なセットネジによって、ドリルガイド130 /130’がそれぞれ軸芯方向で調節される。 前記構造体126の遠端部には、図示されているよう に、ガイド−バー構造体126の一定断面の垂直面の1つにクランプ当接された 垂直平面取り付け用面を有するアウトリガ構造体165の上端部が取り付けられ 、前記構造体165の反対側の垂直面に当接するノブヘッド付きボルト132に よって固定(クランプ)されている。尚、前記ボルト132は、バー構造体12 6の横孔に対する滑らかなドエル状係合部を有し、そのネジ山付き遠端部のみが 前記アウトリガ構造体165の対抗する上端部に形成されたネジ山付き孔に係合 する。前記アウトリガ構造体165の下方(そして側方にオフセットされた)端 部は、スタビライザロッド135を摺動可能に案内するためにのガイドスリーブ 135’を取り付けるための、前記爪部材113の軸芯に対して垂直で、かつ、 前述した第1幾何学対称平面に対して垂直な前記第2幾何学対称平面内に延出す るガイド孔を有している。ロッド135は、その近端部に設けられた操作ハンド ル136と、爪部材113との安定化接触のための縮径遠端部138とを有して いる。 最後に、図14及び15に最もよく図示されているように、スペーサ部材10 0は、当接すべき爪部材113の外径に応じたロッド135の遠端部138の正 確な位置決めを可能にする三対の直立脚部101/101’, 102/102’及び103/103’を備えた本体部を有している。尚、前記 第1及び第2対の脚部101/101’,102/102’は、それを貫通する ガイド−スリーブ(135’)において、アウトリガ165の対向平行面に対し て正確に摩擦係合するべく、距離T1によって互いに離間している。前記第3対 の直立脚部103/103’は、互いにより小さな間隔T2で離間しており、こ で、T2は、スタビライザロッド135の直径よりも短く、これによって、これ ら脚部103/103’の、ロッド135に形成された軸芯方向位置決め用周溝 139への導入を可能にしている。又、これら脚部103/103’の厚みT3 は、前記溝139の軸芯方向の長さに十分対応したものであり、これによって、 溝139に対する正確な摺動係合が許容されるとともに、前記アウトリガ構造体 165の下方または遠端部に対する溝139の良好な位置決めが提供される。 尚、前記脚部103/103’は、前記アウトリガの遠端部に係合する前記2 対の脚部101/101’,102/102’から一定のオフセットを有し、図 15において、寸法Xがこの一定オフセットを示している。更に、この寸法Xは 、一定のものではあるが、それに対して前記スタビライザロッド135とスペー サ部材100 とが使用されるべき前記髄内爪部材113の半径Rに具体的に関連付けられてお り、これによって、爪部材113がロッド135の遠端部138によって当接さ れたときにおける、ドリルガイド(131)の孔160/160’に対する心合 わせを保証している。従って、図11のスペーサ40の場合と同様に、図13〜 15のスペーサ100は、特定の爪部材の直径(2R)に対して固有のものであ り、好ましくは、その固有の爪部材直径の永久的な表示が、様々な爪部材直径に 対応するべく、複数のスペーサ100のそれぞれに刻印される。 図14及び15のスタビライザシステムを組み立てるには、まず、前記ガイド スリーブ135’を、前記アウトリガの遠端部の孔に挿入する。セットネジ10 4によって、このアセンブリを解除可能に保持することができる。つぎに、スタ ビライザロッド135をガイドスリーブ135’に挿入する。最後に、前記スペ ーサ部材100を、アウトリガの遠端部に当てて、必要な場合には、スタビライ ザロッド135を操作して、脚部103/103’の溝139内における係合位 置を確認する。バネ係止部105(脚部101’における)と106(脚部10 3’における)とが、それぞれ、ガイドスリーブ135’と溝139の底部とに 係合し、スペーサ100 アセンブリをアウトリガに解除可能に保持する。 図13において、前記クランプボルト132は、前記ドリルガイド131’の 垂直軸芯を対称に跨ぐ離間した軸芯上に位置し、これによって、前記スタビライ ザロッドの縮径端部138が、確実に、前記爪部材孔160’の軸芯と前記スタ ビライザ−ロッドの軸芯とによって形成される前記幾何学平面において前記爪部 材113に接触する。これは、前記アウトリガ構造体の全体を分割するとともに 、前記冶具バー126,爪部材113及び前記爪部材孔160/160’によっ て形成される対称平面に対して垂直な幾何学対称平面である。尚、孔160’の 軸芯上において骨のドリル作業を正確に行うための手段をこのように設けること によって、孔160の軸芯上での正確な骨のドリル作業が、前記孔160/16 0’のそれぞれの軸芯が互いに比較的に接近していることから、それ以上の準備 または操作を必要とすることなく達成されるのである。そして、更に、単純なボ ルト132をネジを緩める取り外し作業によって、前記アウトリガ/スタビライ ザ・アセンブリ全体を取り外して、冶具バー126の幾何学平面の反対側とドリ ルガイド131/131’を介したドリル作業によってアクセスされる前記爪− 孔軸芯とに対して逆に使用することが可能となる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年8月16日 【補正内容】 ができる。 つぎに、脛骨骨折に対する具体的な適用例を含む本発明の好適実施形態を、添 付図面を参照して詳述する。図面において、 図1は、髄内爪部材とそれに接続された本発明の冶具構造体を上方の一側方か ら見た略斜視図であって、骨折した脛骨に設置された遠方及び近方爪部材を示し 、前記脛骨は極細線で示され、肉の外観は図面から省略されている。 前記冶具が、更に、前記アウトリガ構造体の前記ガイド孔に取り外し可能に挿 入されて、そこから、前記冶具の使用時において、前記爪部材へと向かう方向に 突出するように構成されたスペーサロッドを有し、前記スペーサロッドが、前記 爪部材に接触するように構成された先端部と、その所定の長さが前記方向におい て突出するべく前記方向におけるその移動を規制する手段とを備え、前記スペー サロッドが前記爪部材との接触状態に維持されるときに、前記ガイドバーの前記 単数または複数のドリルーガイド孔が、前記爪部材の前記単数または複数の孔に 正確に心合わせされるように構成されていることを特徴とする。 前記スペーサによってドリルガイドの骨−ネジ孔に対 する心合わせが正確に検出された後は、爪部材を設置し、この爪部材の近端部に 前記冶具を接続した後、スタビライザが爪部材に直接接触することを可能にする べく肉と骨とを小さく部分的に外科切開するだけでよく、これによって、ドリル ガイドが、設置された爪部材の目標の骨−ネジ孔に対して正確にドリル可能な状 態で心合わせされていることが認識される。そしてその後すぐに、骨用ネジのド リルとセッティングとを通常の方法で行うことができる。 次に、脛骨骨折に対する具体的な適用例を含む本発明の好適実施形態を、添付 図面を参照して詳述する。図面において、 図1は、髄内爪部材とそれに接続された本発明の冶具構造体を上方の一側方か ら見た略斜視図であって、骨折した脛骨に設置された遠方および近方爪部材を示 し、前記脛骨は極細線で示され、肉の外観は図面から省略されている。 図2は、図1の冶具の爪部材の側方立面拡大図であり、一部が切除されて爪部 材と冶具の部材との間の遠方及び近方側での相互作用がより詳細に示されている 。 図3は、図2の3−3に沿った、図2の遠端部アウトリガ構造体の別の拡大断 面図。 図4は、図3と同縮尺の別の図であり、図2の4−4に沿った部分断面図で図 2のスタビライザ構造体を示す図。 図5は、側方立面図であり、図2の冶具の爪−寸法補償部材を示すべく更に大 きく拡大した図。 図6は、図5の爪−寸法補償部材の平面図。 図7は、図5の部材の左側端部の立面図。 図8は、図2の設置された髄内爪部材の盲孔に対する 骨−ネジ固定のための正確に心合わせされたドリル作業が可能な状態にある、図 2の遠端部の相互作用部分の斜視図。 図9は、図1に類似の図であり、ここでは、同じ冶具を使用しているが、図2 の髄内爪部材の近端部において、骨を通って互いに離間する方向に2つの長手離 間骨ネジを設置するために異なったアウトリガ構造体を使用している。 図10は、アウトリガと、前記システムの近端部のドリル−ガイドと冶具構造 体とをより詳細に示す拡大斜視図。 図11は、改変構成を示す、図3における方向と反対の方向から見た図3に類 似の図。 図12は、図11の改変構成の斜視図であり、この改変構成の遠端部の3/4 部分から見た図。 図13は、特に骨折した大腿骨への適用に適した改変構造用の、図2に類似の 冶具の斜視図。 図14は、図12に類似の斜視図であって、図13のアウトリガ構造体の遠端 部を示す図。そして、 図15は、図13及び14の実施形態のためのスタビライザ−ロッド位置決め 構造体の一部断面破断側方立面図である。 図1において、本発明は、長手髄内爪部材13によって補強された脛骨12の 骨折部11から離間した位置における2つの骨用ネジ10,10’の正確な心合 わせ、ドリル及び埋設作業を完了した後の状態における、その全体をAとして示 す冶具構造体として図示されており、尚、前記骨ネジ10,10’は、前記爪部 材13をその直径方向に(diametrically)延出する互いに離間し た平行な骨−ネジ孔を通過するものである。前記爪部材の近端部の近傍には、更 に別の2つの骨用ネジ14,14’が設けられており、これらの骨用ネジ14, 14’を収納するためのドリル作業は、後に図9及び10を参照して記載する要 領で行われる。 前記冶具構造体Aは、図2においてより良好に示されている、複数の分離可能 で調節可能な接続部材を有しており、同図では、前記髄内爪部材13は、その長 さの大半にわたる長手直線状遠方延出部15を備え、前記爪部材の近端部17の 近傍には鋭角αの短い折れ曲がり部16が設けられている。折れ曲げられた近端 部17に設けられた2つの互いに離間した直径方向延出骨−ネジ孔18,18’ は、図9及び10を参照して後述するように、前記ネジ14,14’を受け入れ るためのものである。尚、骨ネジ10,10’のための遠端部側骨−ネジ孔(図 3 における19)は、第1幾何学対称平面を形成する。前記爪部材13の直線状の 遠端部部分15と近端部部分17との間の前記折れ曲がり部16は、前記第1幾 何学対称平面に対して垂直で、かつ、以後、前記爪部材の折れ曲がり軸芯を含む サジタル平面と称する別の対称平面を形成している。 前記爪部材13の近端部は、長手ロック用ロッド21のチャック20を介して 、冶具Aにキー接続され、前記長手ロック用ロッド21は、ハンドル23の前半 部分と後半部分との間においてボルト22によって固定されている。ノブ24を 回転して、前記冶具構造体の係合を、前記爪部材の近端部に対して正確にキー接 続された状態で解除可能に固定することができる。このように爪部材に対して固 定係合された状態において、前記ハンドル23の中心軸芯23’は、前記爪部材 の近端部17の軸芯に対して直角に延出し、この中心軸芯23’は、接続された 爪部材の前記サジタル平面内に位置する。 前記ハンドル23のボルト固定された半部分の対向面は、溝を形成して、長手 ガイドバー26を傾斜案内して心合わせするための中央軸芯25を提供しており 、ここで、前記バー26の中央軸芯25は、前記ハンドル23の軸芯23’に交 差するとともに、前記軸芯25は前記 爪部材の同じサジタル平面内に含まれる。前記両軸芯23’,25が交差する傾 斜角度βは、前記角度αの余角であるので、これによって、前記ガイドバー26 は、必然的に、前記髄内爪部材の長手遠端部15に対して平行となる。前記ガイ ドバー26とこのバー26を収納するため溝を形成した前記ハンドルとの断面形 状は、非円形であり、好ましくは、図3に示すように、高さ寸法Hと好ましくは 約25%だけこの高さ寸法を越える幅寸法Wとを有する直方体形状であり、この 断面の角部は面取りされている。前記ハンドル23に取り付けられたロック用ノ ブ27は、前記バー26に形成された複数の互いに離間する横開口部28のいず れか1つに出入り可能なドエル部を有しており、前記複数の開口部の内のどれを 選択するかは、埋設用に選択された特定の髄内爪部材の長さによって決まる。好 ましくは、これら開口部28はバー26において限定された深さを有し、円錐状 の先端部を有するドエル部が、前記ロック用ノブ27によって固定されることに よって、この円錐対円錐係合によって、ハンドル23が正確に遊びのない状態で 位置決めされるように構成される。 前記ガイドバー26の遠端部の近傍には、このガイドバー26に対して取り外 し可能な状態で遠端部側アウト リガ構造体30が取り付けられ、これによって、その下端部が、バー26と前記 サジタル平面とから離れる方向に側方および下方にオフセットされ、これによっ て、すべて図3に最もよく示されているように、前記爪部材13の遠端部の近傍 において、前記各骨−ネジ孔19と心合わせされた状態で、2つの長手ドリルガ イド31を正確にかつ互いに平行に離間した状態で位置決め固定することを可能 としている。前述したオフセットを正確なものとするために、前記アウトリガ3 0の上端部には、前記ガイドバー26に形成された垂直ガイド孔に正確に陥入す る2つの離間したドエル32が設けられており、アウトリガ30は、前記2つの ドエ15 ルピンの間に位置する、ガイドバー26の適当にタップされた(tap ped)垂直孔に係合されたノブ操作式ロック用ボルト33によって固定される 。前記爪部材13のサジタル平面Sに対して対称な、前記ドエルピン32とガイ ドバー26との垂直方向の位置は、図3とその凡20 例とから明らかである。 図2の冶具の更に別の重要な構成部材は、その上端部に操作ハンドル36を備 えた長手スペーサ又はスタビラ いる。シム40の詳細は、図5,6及び7を参照することによって得られる。 図4の方向から見た場合、そして、図5により詳しく示されているように、前 記シム40は、ほぼC字状形状であって、その特徴は、上方および下方ジョー4 1,42が、ロッド35の直径よりも小さな幅の垂直方向に心合わせされた側方 導入スロット43,43’を備えていることにある。前記ジョー41,42は、 上方および下方指グリップ用凹部45,45’と、更に、必要な場合において、 ガイドバー26からの工具による取り外し用の中央貫通孔46とを備えた本体部 44から一体的に延出している。前記C字形状の内側壁面41’,42’,44 ’は、ガイドバー26の対応する側部との確実な安定化係合用に形成されている 。ロッド35が、それぞれの溝39,39’に前記ジョー41,42を受け入れ るべく図4に示した位置にあるとき、シム40をガイドバー26に当てると、バ ネ係止部47が前記ロッド溝39’にスナップ係合する。このように係合したと き、前記溝39,39’の底部がスロット4,43’の弓状の閉鎖端部に保持さ れた状態において、スタビライザロッド35の前記中心軸芯は、図5においてS によって示される心合わせ状態にあり、これは、ロッド35が、前記冶具シ ステムのその他の部材に関して示したものと同じサジタル平面に含まれているこ とを示している。 ”シム”という用語は、図5,6及び7を参照して記載した部材に対して用い たが、これは、図5に示す厚み”T”が、ドリルガイドが爪部材の前記遠端部に 対して正しく心合わせされたときに、スタビライザロッド35の下端部を、爪部 材13と接触させるように特別に構成されているためである。しかし、この正確 な厚みTは、髄内爪部材の一連の可能な断面直径の1つに当てはまるものに過ぎ ない。図示した形状において、直径9mmの爪部材13は、これに対して固有の ロッド35の底部位置決め限界を必要とする。従って、図5の厚みTは、直径9 mmの爪部材を脛骨用に使用するのに固有のものである。ロッド35の底部また は先端部の固有の突出限界は、ジョー41の上面が、ロッド35の上部溝39の 上方肩部または上面に干渉する時に生じる。これを越えてロッド35を押せば、 ジョー41のシム厚みTが、ガイドバー26の平担な上面に対してまともに押し 付けられ、もしもその力が十分に大きな場合には、バー26を湾曲しようとする が、これによっても、バー26の下方の爪部材13の正確な離間距離が損なわれ ることはない。尚、バー26の湾曲には、爪部材13の正確に離間されたた わみのみならず、アウトリガ30に取り付けられたドリルガイドの同様に正確な 移動が伴う。 設置された髄内爪部材13に対する遠端部での骨−ネジ固定のためのドリル作 業を迅速かつ正確に行うため、上述した冶具Aを使用して行われる工程の概略を 簡単に説明することが有効であろう。まず、特定の骨折部11に鑑みて外科医の 目的にかなうべく、爪部材の直径と全体の長さとに関して髄内爪部材13を選択 しなければならない。適当な外科手術を行って、挿入されたその選択された爪部 材が骨髄腔に直接に心合わせされるようにするが、先ず、少なくとも遠端部側で のドリル作業のためには、その選択された爪部材が前記冶具Aに組み付けられて 、ガイドバー26に沿った複数の予め穿孔された位置28の1つにおいて正確な 長さ調節(ドエルノブ27による)が行われるようにすることが推奨される。ア ウトリガ30を、2つのドリルガイド31とともにバー26に組み付け、ボルト 33とドリルガイドクランプ31’とのノブを確実にセットする。更に、スタビ ライザロッド35をガイドバー26の孔37に挿入し、適切に選択されたシム係 合部材40を、その上方および下方ジョーをロッド35の上方および下方周溝3 9,39’に係合させて組み立てる。ロッド35を爪部材と接触させるた めにロッド35を押し込む必要がある場合とない場合とがある。この時点で、目 視または各ドリルガイド孔ヘトロカールを下方に通過させることによって、爪部 材13のそれぞれの骨−ネジ孔との正しい心合わせを確認する。その完了後、正 確に心合わせされたドリル作業を容易に行うことが出来るが、その前に、もちろ ん、髄内爪部材13をその骨折骨中に外科切開によって正確に挿入する必要があ る。 爪部材13の設置後、この爪部材が中実構造もしくは中空構造のいずれの場合 でも、この爪部材の近端部に、前記冶具(A)のハンドル23をキー接続した状 態で、ガイドバー26をハンドル23に挿入し、これを、ガイドバー26の長さ によって選択された孔28の1つでのノブ27を介したロック−ネジ係止用に予 め設定された地点にまで移動させる。尚、便宜を図るため、前記ガイドバー26 の上面には、使用可能なセットの様々な髄内爪部材の長さに対応する単位間隔で 、単位長さマーカが刻印されており、ここで、これらの連続する長さマーカに隣 接して、例えば280,300...等の20mmから400mmまでの長さ表 示を刻印することも可能である。というのは、そのような表示が前記爪部材13 の選択の際に使用されたかもしれないからである。バー26 が、ハンドル23を通じてガイドから現れることによって読み取り可能なこのよ うな数値マークによって、外科医は、行われるべき遠端部の手術を補助するため 、バー26の長さ調節と固定とを迅速かつ正確に行うことができる。 次に、遠端部側のアウトリガ30を、脛骨の内側に位置する状態でガイドバー 26に取り付け、そして、ネジガイド31をそのアウトリガに挿入して切開のた めの適切な位置を決める。次に、それぞれのネジガイドの下方において切開を行 い、伏在神経と静脈とを巻き込んだり、あるいはこれらを損傷しないように注意 を払いながら、それぞれの切開において、ブラント解剖によって、内側の皮質を 露出させる。次に、前記ガイド31を、内側皮質と接触するまで進行させる。次 に、アウトリガ30のクランプ31’を締めて、前記ネジガイドをしっかりと位 置保持する。 骨−ネジ孔を穿孔する前において、前記システムは、正確な心合わせ状態で安 定化されている。この目的のために、ドリルガイド(図示せず)を、前記スタビ ライザロッド(35)の収納用として既に記載した垂直孔37に挿入し、この垂 直方向に向けられたドリルガイドの真下で皮膚を切開し、ブラント解剖によって 、前側の脛骨 皮質が露出される。次に、前記ドリルガイドを、その歯部が、脛骨の前方境界部 に係合するまで進行させる。その後、ドリルビット(例えば、直径が4mmのも の)を使用して、前記前方皮質のみを穿孔し、次に、このドリルビットを除去す る。この段階で、前記ドリルビットの形状により、骨に開けられた孔はテーパ状 であるので、四角い端部の4mmのT字ハンドル付き拡孔器(図示せず)を前記 ドリルガイドに押し込み、前記孔を爪部材にまで貫通させるとともに、介在する 切り屑を除去する。次に、前記手動拡孔器と垂直ドリルガイドとを取り外し、そ の代わりにスタビライザロッド35を垂直孔37に挿入する。このロッドは、前 記皮質に形成されたドリル孔を通って爪部材13と接触する縮径端部(38)の 地点まで挿入される。前記スタビライザロッド35は、爪部材13の特定の直径 に対して正確な位置に設定される必要があるが、これは、前記適切なU字状スペ ーサ(シム厚みTを有する)40を、ガイドバー26上に挿入して、そのフォー ク部が、前記スタビライザロッドの2つの周溝39,39’に係合するようにす ることによって達成される。正確なシムは、図6においてこの面上に示され、” 爪部材直径9mm”を意味する、刻印マーキング”NAILφ”によって示され ているような、シム40 の露出上面上の爪部材の直径の刻印から観察することができる。この状態におい て、前記アウトリガ30、骨に係合されたそのネジガイド、及び爪部材に係合さ れたそのスタビライザロッド35とは、図8に示す関係にある。 ここで、外科医の助手は、前記スタビライザロッドのTハンドル36を押して 、これによってその下端部または先端部を、爪部材13に圧接させる。この手続 きによって以下が達成されることが理解されるであろう。 1.外科医は、爪部材とガイドバーとの間の間隔が、髄管への爪部材の挿入の前 と正確に同じであることを確認し、この事実によって、前記サジタル平面中にお いてなんらかの爪部材の湾曲があればこれを吸収(take up)することが でき、これにより、前記遠端部のドリルガイド(31)と爪部材の骨−ネジ孔1 9との心合わせを維持確認する。そして、 2.前記ガイドバー26とアウトリガ30とが安定化されているので、外科医は 安定した基台で骨に遠端部の孔を穿孔することができる。 骨の正確に穿孔された”ブラインド”遠端部孔を通じて骨用ネジをセットする ことに通じた当業者にとって、これ以上の指導は不要であろうが、穿孔と遠端部 のロック作業とに関して推奨される一連の工程を、以下のよう 平面においてガイド孔を備えた端部を有し、前記冶具が、更に、前記アウトリガ 構造体の前記ガイド孔に対して、前記ガイド・バーの前記単数または複数のドリ ル・ガイド孔が前記爪部材の単数または複数の孔に対して正しく心合わせされた ときに、前記爪部材に接触するため有効突出長さを備えた前記アウトリガ構造体 の前記ガイド孔に取り付けるように構成されたスペーサ・ロッドとを有し、 スペーサロッドが前記爪部材と接触状態に維持された時、前記ガイドバーの前 記単数または複数のドリルガイド孔と正確に心合わせされた状態にある。 2. 請求項1のドリル冶具であって、前記ハンドルと前記ガイドバーとは、前 記第1幾何学対称平面内に延出して、ドリルガイドを、骨折した大腿骨内に設置 された髄内爪部材の単数または複数の横骨−ネジ孔と心合わせさせる。 3. 請求項1のドリル冶具であって、前記ハンドルと前記ガイドバーとは、前 記第2幾何学対称平面内に延出して、ドリルガイドを、骨折した脛骨内に設置さ れた髄内爪部材の単数または複数の横骨−ネジ孔と心合わせさせる。 4. 前記爪部材が円形の断面と既知の半径とを有して いるときに使用される請求項1のドリル冶具であって、前記スペーサロッドの前 記ガイドバーに対する取り付けが、前記爪部材の半径に応じて前記スペーサの有 効突出長を決定するための手段を有している。 5. 請求項2及び4に記載のドリル冶具であって、前記スペーサロッドの有効 突出長を決定するための手段が、前記ロッド上に形成された肩部と、前記アウト リガ構造体と前記肩部とに対して特定のオフセットを有した状態で選択的に係合 可能なスペーサとを有し、前記スペーサが、使用可能な種々の爪部材の種々の断 面半径に関連付けられた種々のオフセットを提供する複数のスペーサの1つであ る。 6. 請求項5のドリル冶具であって、前記スペーサが、前記アウトリガ構造体 に取り外し可能に係合するとともに、この構造体に対する位置決めを行うための 第1手段を備えた本体部を有し、この本体部が、前記肩部とともに、かつ、この 肩部に対して、オフセットを有した状態で前記第1解除可能係合手段に向けて延 出している。 7. 請求項6のドリル冶具であって、前記スペーサと、前記第1及び第2取り 外し可能係合手段とが、前記本体部に一体的に形成されている。 8. 請求項6のドリル冶具であって、前記肩部が、前記第2取り外し可能係合 手段との係合用の周部連続溝の一部である。 9. 請求項3及び4のドリル冶具であって、前記スペーサロッドの有効突出長 を決定するための前記手段が、前記第2幾何学対称平面内において前記スペーサ ロッドを挿入方向付けするためのガイド孔を有し、前記ロッドが、前記爪部材に 向かう前記ロッドの突出量を制限するための肩部を有し、更に前記手段が、前記 ガイドバーに対して選択的に適用可能で、かつ、前記肩部によって係合可能なシ ムを有し、このシムが、使用可能な複数の爪部材の種々の断面半径に関連づけら れた種々の厚みを有する複数のシムの内の1つである。 10.請求項1のドリル冶具であって、前記ガイドバーは、一定でかつ非円形の 断面を有し、更に、2つの長手方向に互いに離間した平行なガイドピン孔を有し ている。 11.請求項10のドリル冶具であって、前記アウトリガ構造体は、前記アウト リガ構造体を前記ガイドバーに対して、前記ガイドピン孔によって、組み付け方 向づけするための2つの固定平行ガイドピンを有している。 12.請求項1のドリル冶具であって、前記ガイドバーは、種々の髄内爪部材寸 法に関連づけられた特定の長手方向位置において前記ハンドルに調節可能に固定 可能で、ある特定の爪部材−長さ寸法に対して適正な位置を選択することによっ て、前記アウトリガ構造体の前記ガイドバーに対する取り付けによって、前記髄 内爪部材の前記単数または複数の骨−ネジ孔と心合わせされた前記単数または複 数のドリル−ガイド孔の正しい位置が保証される。 13.請求項1のドリル冶具であって、前記アウトリガ構造体は、このアウトリ ガ構造体を、前記爪部材の前記軸芯を含む前記幾何学対称平面のいずれかの側に おいて、前記ガイドバーに対して選択的かつ可逆的に固定可能な状態で、前記ア ウトリガ構造体を前記ガイドバーに固定するための解除可能手段を有している。 14.請求項3のドリル冶具であって、前記アウトリガ構造体は、前記ガイドバ ーと、更に、前記第1幾何学対称平面とに対して単一の側方下方オフセットを有 して延出し、これによって、前記アウトリガ構造体の前記ドリル−ガイド孔が、 前記第1幾何学平面に対して垂直である。 15.前記爪部材が既知の半径の円形断面を有している ときに使用される請求項1のドリル冶具であって、前記ガイドバーは、前記第2 幾何学対称平面に前記スペーサロッドを挿入方向づけするためのガイド孔を有し 、前記スペーサロッドが、2つの離間した周溝と、前記ガイドバーの片側にフィ ットするべく構成されたU字状係合部とを有し、前記U字状係合部の対向する両 脚部が、前記ガイドバーの断面の上方および下方端部を取り囲み、前記両脚部が 、前記スペーサロッドの離間溝と係合して、これによって前記スペーサロッドの 前記髄内爪部材に対する近接移動を制限する互いに離間したフォーク部材を形成 するべく溝形成されている。 16.請求項15のドリル冶具であって、前記U字状係合部の前記両脚部の一方 の厚みが、前記髄内爪部材の前記既知半径に対して、前記スペーサロッドが前記 髄内爪部材と接触係合するべく軸芯方向に付勢されたときに、その接触によって 、前記単数または複数のドリル−ガイド孔と、前記髄内爪部材の単数または複数 の骨−ネジ孔との正しい心合わせが判定されるような、特定の関係を有する。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年9月2日 【補正内容】 確な心合わせを確実に行うことが常に問題であった。髄内爪部材の骨−ネジ孔に 対するブラインド・ドリル心合わせを確実に行う従来の方法は、X線を使用する ものであるが、この方法には、もちろん、累積的な暴露による周知の危険があり 、作業員の適切な安全を確保するためには、X線の使用は、控え目に言っても、 煩わしいものであり、これが、良好な髄内−骨部材の設置のコストの高騰の要因 となっている。 前記爪部材の近端部は、通常、X線を使用して行われる各ドリル孔との正確な 心合わせを達成するため、ドリルガイドの位置合わせを補助すべく構成された冶 具構造体への非回転キー接続および取り外し可能な固定用に形成されている。心 合わせを確認する通常の方法はX線の使用によるものである。 設置された髄内爪部材において骨−ネジ孔の位置を検出することにおける問題 の1つは、爪部材が埋設作業中において僅かに湾曲し、その結果、この爪部材の 遠端部における孔が近端部に対して、この爪部材の埋設作業の前とはもはや正確 には同じ位置に存在しない状態になっている可能性があることにある。従って、 前記近端部に接続されたいかなる冶具構造体も、心合わせを確実にするためには X線に依存する必要があった。 設置された髄内爪部材におけるブラインド骨−孔の位置検出の問題の解決にお いてX線への依存を避ける試みにおいて、米国特許第5,281,224号は、 設置された爪部材の遠端領域を横切って検出システムを走査移動させて、その爪 部材の中心軸芯の位置を検出する磁気検出を提案している。しかし、その開発の 現段階においては、このような技術は臨床的には不便なものであり、必要程度以 下の正確性しか達成できないものであった。 GB−A−2 258 154は、髄内当木を骨に固定するのに使用するため の装置を開示しており、これは、前記髄内当木が取り外し可能に固定されるアセ ンブリ冶具と、前記アセンブリ冶具に設けられるとともに、前記冶具に取り付け られたとき、それから前記当木が突出する支持部材と、前記アセンブリに設けら れるとともに、前記当木が前記冶具に固定されたとき、前記当木に対して平行に 延出するテンプレートとを有し、前記冶具は、前記当木を骨に固定するため、当 木に形成された孔に対して固定用ピンを心合わせするためのガイド孔を有してい る。 本発明の1つの課題は、設置された髄内爪部材のブラインド−孔位置検出のた めの改良されたシステムを提供することにある。 別の課題は、前記課題を、純粋に機械的なシステムと、X線放射を必要としな い技術とによって満たすことにある。 更に別の課題は、設置された爪部材の骨−ネジ孔、特に、該爪部材の遠端部お よびその近傍に対する、骨穿孔作業の正確な心合わせを確保しながら、より迅速 な作業を可能にするシステムによって、上記課題を満たすことにある。 本発明によれば、ドリルガイドを、大腿骨や脛骨などの長手破断骨内に設置さ れた髄内爪部材の単数または複数の横骨−ネジ孔と機械的に心合わせするための ドリル冶具であって、前記髄内爪部材が、少なくとも1つの直線遠方延出部と、 冶具取り付け用の近端部と、前記直線遠方延出部に形成された単数または複数の 骨−ネジ孔とを有し、前記単数または複数の孔と前記爪部材の軸芯とが第1幾何 学対称平面を形成するものにおいて、 前記冶具は、 長手直線状ガイド・バーと、 前記爪部材の前記近端部と選択的にキー接続してハンドルが前記爪部材の横 方向に延出する手段と、更に、前記ガイド・バーを前記爪部材に対して平行に案 内係止するための手段とを有する固定ハンドルと、 前記単数または複数の骨ネジ孔とほぼ心合わせされた単数または複数のドリ ル−ガイド孔と、 前記ガイド・バーに取り外し可能に取り付けられるとともに、前記冶具の使 用時において、前記単数または複数の骨−ネジ孔と、前記爪部材の軸芯とによっ て形成される前記第1幾何学平面の側方外方に延出するアウトリガ構造体であっ て、このアウトリガ構造体が、前記第1幾何学平面に対して垂直な第2幾何学平 面において延出するガイド孔を備えた端部を有し、 前記冶具が、更に、前記アウトリガ構造体の前記ガイド孔に取り外し可能に挿 入されて、そこから、前記冶具の使用時において、前記爪部材へと向かう方向に 突出するように構成されたスペーサロッドを有し、前記スペーサロッドが、前記 爪部材に接触するように構成された先端部と、その所定の長さが前記方向におい て突出するべく前記方向におけるその移動を規制する手段とを備え、前記スペー サロッドが前記爪部材との接触状態に維持されるときに、前記ガイドバーの前記 単数または複数のドリルーガイド孔が、前記爪部材の前記単数または複数の孔に 正確に心合わせされるように構成されていることを特徴とする。 前記スペーサによってドリルガイドの骨−ネジ孔に対 請求の範囲 1. ドリルガイドを、大腿骨や脛骨などの長手破断骨内に設置された髄内爪部 材の単数または複数の横骨−ネジ孔と機械的に心合わせするためのドリル冶具で あって、前記髄内爪部材が、少なくとも1つの直線遠方延出部と、冶具取り付け 用の近端部と、前記直線遠方延出部に形成された単数または複数の骨−ネジ孔と を有し、前記単数または複数の孔と前記爪部材の軸芯とが第1幾何学対称平面を 形成するものにおいて、 前記冶具は、 長手直線状ガイド・バーと、 前記爪部材の前記近端部と選択的にキー接続してハンドルが前記爪部材の 横方向に延出する手段と、更に、前記ガイド・バーを前記爪部材に対して平行に 案内係止するための手段とを有する固定ハンドルと、 前記単数または複数の骨ネジ孔とほぼ心合わせされた単数または複数のド リル−ガイド孔と、 前記ガイド・バーに取り外し可能に取り付けられるとともに、前記冶具の 使用時において、前記単数または複数の骨−ネジ孔と、前記爪部材の軸芯とによ って形成される前記第1幾何学平面の側方外方に延出したアウトリガ構造体であ って、このアウトリガ構造体 が、前記第1幾何学平面に対して垂直な第2幾何学平面において延出するガイド 孔を備えた端部を有するものにおいて、 前記冶具が、更に、前記アウトリガ構造体の前記ガイド孔に取り外し可能 に挿入されて、そこから、前記冶具の使用時において、前記爪部材へと向かう方 向に突出するように構成されたスペーサロッドを有し、前記スペーサロッドが、 前記爪部材に接触するように構成された先端部と、その所定の長さが前記方向に おいて突出するため前記方向におけるその移動を規制する手段とを備え、前記ス ペーサロッドが前記爪部材との接触状態に維持されるとき、前記ガイドバーの前 記単数または複数のドリルーガイド孔が、前記爪部材の前記単数または複数の孔 に正確に心合わせされるように構成されていることを特徴とする。 2. 請求項1のドリル冶具であって、前記ハンドルと前記ガイドバーとは、前 記第1幾何学対称平面内に延出して、ドリルガイドを、骨折した大腿骨内に設置 された髄内爪部材の単数または複数の横骨−ネジ孔と心合わせさせる。 3. 請求項1のドリル冶具であって、前記ハンドルと前記ガイドバーとは、前 記第2幾何学対称平面内に延 出して、ドリルガイドを、骨折した脛骨内に設置された髄内爪部材の単数または 複数の横骨−ネジ孔と心合わせさせる。 4. 前記爪部材が円形の断面と既知の半径とを有して
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 オッペンハイム,ウィリアム アメリカ合衆国 ニュー・ジャージー 07078 ショート・ヒルズ フォレスト・ レーン 31 【要約の続き】 て垂直な第2幾何学平面においてガイド孔を備えた端部 を有し、前記冶具が、更に、前記アウトリガ構造体の前 記ガイド孔に対して、前記ガイド・バーの前記単数また は複数のドリル・ガイド孔が前記爪部材の単数または複 数の孔に対して正しく心合わせされた時に、前記ガイド 孔から突出して前記爪部材に接触する有効突出長で、前 記アウトリガ構造体の前記ガイド孔に取り付けるように 構成されたスペーサ・ロッド(35)とを有することを 特徴とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ドリルガイドを、大腿骨や脛骨などの長手破断骨内に設置された髄内爪部 材の単数または複数の横骨−ネジ孔と機械的に心合わせするためのドリル冶具で あって、前記髄内爪部材が、少なくとも1つの直線遠方延出部と、冶具取り付け 用の近端部と、前記直線遠方延出部に形成された単数または複数の骨−ネジ孔と を有し、前記単数または複数の孔と前記爪部材の軸芯とが第1幾何学対称平面を 形成し、前記冶具が、 長手直線状ガイド・バーと、 前記爪部材の前記近端部と選択的にキー接続してハンドルが前記爪部材の 横方向に延出する手段と、更に、前記ガイド・バーを前記爪部材に対して平行に 案内係止するための手段とを有する固定ハンドルと、 前記単数または複数の骨用ネジ孔とほぼ心合わせされた単数または複数の ドリル−ガイド孔とを有していて、 前記ドリル冶具は、前記ガイド・バーに取り外し可能に取り付けられると ともに、前記第1幾何学平面の側方外方に延出するアウトリガ構造体を有してい て、このアウトリガ構造体が、前記爪部材の軸芯を含むとともに前記第1幾何学 平面に対して垂直な第2幾何学 平面においてガイド孔を備えた端部を有し、前記冶具が、更に、前記アウトリガ 構造体の前記ガイド孔に対して、前記ガイド・バーの前記単数または複数のドリ ル・ガイド孔が前記爪部材の単数または複数の孔に対して正しく心合わせされた ときに、前記爪部材に接触するため有効突出長さを備えた前記アウトリガ構造体 の前記ガイド孔に取り付けるように構成されたスペーサ・ロッドとを有している 。 2. 請求項1のドリル冶具であって、前記ハンドルと前記ガイドバーとは、前 記第1幾何学対称平面内に延出して、ドリルガイドを、骨折した大腿骨内に設置 された髄内爪部材の単数または複数の横骨−ネジ孔と心合わせさせる。 3. 請求項1のドリル冶具であって、前記ハンドルと前記ガイドバーとは、前 記第2幾何学対称平面内に延出して、ドリルガイドを、骨折した脛骨内に設置さ れた髄内爪部材の単数または複数の横骨−ネジ孔と心合わせさせる。 4. 請求項1のドリル冶具であって、前記爪部材は、断面形状が円形であると ともに、既知の半径を有し、更に、前記スペーサロッドの前記ガイドバーに対す る取り付けが、前記爪部材の半径に応じて前記スペーサ の有効突出長を決定するための手段を有している。 5. 請求項2及び4に記載のドリル冶具であって、前記スペーサロッドの有効 突出長を決定するための手段が、前記ロッド上に形成された肩部と、前記アウト リガ構造体と前記肩部とに対して特定のオフセットを有した状態で選択的に係合 可能なスペーサとを有し、前記スペーサが、使用可能な種々の爪部材の種々の断 面半径に関連付けられた種々のオフセットを提供する複数のスペーサの1つであ る。 6. 請求項5のドリル冶具であって、前記スペーサが、前記アウトリガ構造体 に取り外し可能に係合するとともに、この構造体に対する位置決めを行うための 第1手段を備えた本体部を有し、この本体部が、前記肩部とともに、かつ、この 肩部に対して、オフセットを有した状態で前記第1解除可能係合手段に向けて延 出している。 7. 請求項6のドリル冶具であって、前記スペーサと、前記第1及び第2取り 外し可能係合手段とが、前記本体部に一体的に形成されている。 8. 請求項6のドリル冶具であって、前記肩部が、前記第2取り外し可能係合 手段との係合用の周部連続溝の一部である。 9. 請求項3及び4のドリル冶具であって、前記スペーサロッドの有効突出長 を決定するための前記手段が、前記第2幾何学対称平面内において前記スペーサ ロッドを挿入方向付けするためのガイド孔を有し、前記ロッドが、前記爪部材に 向かう前記ロッドの突出量を制限するための肩部を有し、更に前記手段が、前記 ガイドバーに対して選択的に適用可能で、かつ、前記肩部によって係合可能なシ ムを有し、このシムが、使用可能な複数の爪部材の種々の断面半径に関連づけら れた種々の厚みを有する複数のシムの内の1つである。 10.請求項1のドリル冶具であって、前記ガイドバーは、一定でかつ非円形の 断面を有し、更に、2つの長手方向に互いに離間した平行なガイドピン孔を有す る。 11.請求項10のドリル冶具であって、前記アウトリガ構造体は、このアウト リガ構造体を前記ガイドバーに対して、前記ガイドピン孔によって、組み付け方 向づけするための2つの固定平行ガイドピンを有する。 12.請求項1のドリル冶具であって、前記ガイドバーは、種々の髄内爪部材寸 法に関連づけられた特定の長手方向位置において前記ハンドルに調節可能に固定 可能で、ある特定の爪部材−長さ寸法に対して適正な位置を選択することによっ て、前記アウトリガ構造体の 前記ガイドバーに対する取り付けによって、前記髄内爪部材の前記単数または複 数の骨−ネジ孔と心合わせされた前記単数または複数のドリル−ガイド孔の正し い位置が保証される。 13.請求項1のドリル冶具であって、前記アウトリガ構造体は、このアウトリ ガ構造体を、前記爪部材の前記軸芯を含む前記幾何学対称平面のいずれかの側に おいて、前記ガイドバーに対して選択的かつ可逆的に固定可能な状態で、前記ア ウトリガ構造体を前記ガイドバーに固定するための解除可能手段を有している。 14.請求項3のドリル冶具であって、前記アウトリガ構造体は、前記ガイドバ ーと、更に、前記第1幾何学対称平面とに対して単一の側方下方オフセットを備 えて延出し、これによって、前記アウトリガ構造体の前記ドリル−ガイド孔が、 前記第1幾何学平面に対して垂直である。 15.請求項1のドリル冶具であって、前記爪部材は、既知の半径を有する円形 断面形状であり、更に、前記ガイドバーは、前記第2幾何学対称平面に前記スペ ーサロッドを挿入方向づけするためのガイド孔を有し、前記スペーサロッドが、 2つの離間した周溝と、前記ガイドバーの片側にフィットするべく構成されたU 字 状係合部とを備え、前記U字状係合部の対向する両脚部が、前記ガイドバーの断 面の上方および下方端部を取り囲み、前記両脚部が、前記スペーサロッドの離間 溝と係合してこれによって前記スペーサロッドの前記髄内爪部材に対する近接移 動を制限する互いに離間したフォーク部材を形成するべく溝形成されている。 16.請求項15のドリル冶具であって、前記U字状係合部の前記両脚部の一方 の厚みが、前記髄内爪部材の前記既知半径に対して、前記スペーサロッドが前記 髄内爪部材と接触係合するべく軸芯方向に付勢されたときに、その接触によって 、前記単数または複数のドリル−ガイド孔と、前記髄内爪部材の単数または複数 の骨−ネジ孔との正しい心合わせが判定されるような特定の関係を有する。
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