JPH1050517A - 直流電磁石 - Google Patents
直流電磁石Info
- Publication number
- JPH1050517A JPH1050517A JP8204694A JP20469496A JPH1050517A JP H1050517 A JPH1050517 A JP H1050517A JP 8204694 A JP8204694 A JP 8204694A JP 20469496 A JP20469496 A JP 20469496A JP H1050517 A JPH1050517 A JP H1050517A
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- Japan
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- movable piece
- permanent magnet
- coil
- frame
- yoke
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
安価することにある。 【解決手段】コイル12と、このコイル12を支持すると共
に、コイルより発生する磁束の磁気回路を形成するフレ
ーム11と、一端を支持端、他端を回動端とし、且つコイ
ル12の中空部を挿通させて設けられると共に、その支持
端をフレーム11に回動可能に支持させて取付けた可動片
15と、この可動片15の回動端側に対応するフレーム11面
に取付けられた永久磁石13と、可動片15を挟む永久磁石
13と対向するフレーム11面に取付けられたヨーク14とを
備える。
Description
を回動させ、その動きを機械エネルギとして利用可能な
直流電磁石に関する。
直流電磁石は、可動片の動きを機械エネルギとして種々
の機構要素に利用したり、電気接点を切替えるリレー等
に広く採用されている。
3に示すようにL形のヨーク1の水平面上にコイル2を
巻回した鉄心3を設け、またL形のヨーク1の垂直面の
上部に可動片4の支持端部を回動可能に取付けると共
に、常時可動片4に対して図示反時計方向の偏倚力を与
えるスプリング5を張設する構成のものがある。
いて、コイル2を直流励磁すると鉄心3、ヨーク1及び
可動片4を通して閉磁路が形成され、可動片4はそのと
き作用する電磁力によりスプリング5による偏倚力に抗
して支持点Oを中心に鉄心1の頂部方向に回動し、また
コイル2の直流励磁を解くと可動片4はスプリング5に
よる偏倚力により元の位置に復帰する。
来の直流電磁石では、可動片4を電磁力により鉄心3側
に回動させる場合、スプリング5の偏倚力に抗した吸引
力が必要となるため、作動効率が悪い。また、鉄心3及
びコイル2の外側のヨーク1に可動片4を回動可能に支
持させているため、全体が大きくなると共に、その製作
費用が嵩という問題があった。本発明は上記のような問
題を解消するためなされたもので、作動効率が良く、し
かも全体が小形で製作費が安価な直流電磁石を提供する
ことを目的とする。
成するため、次のような手段により直流電磁石を構成す
るものである。請求項1に対応する発明は、コイルと、
このコイルを支持すると共に、コイルより発生する磁束
の磁気回路を形成するフレームと、一端を支持端、他端
を回動端とし、且つ前記コイルの中空部を挿通させて設
けられると共に、その支持端を前記フレームに回動可能
に支持させて取付けた可動片と、この可動片の回動端側
に対応する前記フレーム面に取付けられた永久磁石と、
前記可動片を挟む前記永久磁石と対向する前記フレーム
面に取付けられたヨークとを備える。
流電磁石にあっては、可動片が永久磁石に吸着され保持
されているとき、可動片の回動端が永久磁石の可動片側
の磁極と同一極性になるようにコイルを励磁すると、可
動片は永久磁石との間に反発力が生じ、またヨーク方向
に吸引力が働いてヨーク側に回動し、またコイルの励磁
を解くと、ヨーク方向の吸引力がなくなり、可動片は永
久磁石に吸引されて元の位置に戻る。
の間の吸引力が相互に作用するので、極めて効率よく可
動片を作動させることができ、また可動片はコイルの中
空部内で回動するため、全体が小形になると共に、構造
を簡単にして製作費を安価にできる。
のコイルを支持すると共に、コイルより発生する磁束の
磁気回路を形成するフレームと、一端を支持端、他端を
回動端とし、且つ前記コイルの中空部を挿通させて設け
られると共に、その支持端を前記フレームに回動可能に
支持させて取付けた可動片と、この可動片の回動端側に
対応する前記フレーム面に取付けられた第1の永久磁石
と、前記可動片を挟む前記第1の永久磁石と対向する前
記フレーム面に前記可動片を挟む側の極性が前記第1の
永久磁石と異極性になるようにして取付けられた第2の
永久磁石とを備える。
にあっては、コイルが無励磁のとき可動片が第1又は第
2の永久磁石に吸着され、保持されている状態で可動片
の回動端が第1又は第2の永久磁石の極性と同極性にな
るようにコイルを励磁すると、可動片は第1又は第2の
永久磁石との間で反発力が働き、第2又は第1の永久磁
石との間には吸引力が作用するので、可動片は第2又は
第1の永久磁石側に回動して第2又は第1の永久磁石に
吸着され、その後はコイルの励磁を解いてもその状態が
保持される。
可動片を第2の永久磁石側又は第1の永久磁石側に動作
させると共に、コイルを無励磁でその動作状態を保持す
るようにしたので、極めて効率よく可動片を作動させる
ことができ、さらに省電力化を図ることができると共
に、通電による温度上昇を抑えることができる。
参照して説明する。図1は本発明による直流電磁石の第
1の実施の形態を示すもので、(a)は背面図、(b)
は(a)のA−A線に沿う矢視断面図である。
された角筒状の鉄等の磁性体からなるフレームで、この
フレーム11内にその軸方向長さが開口面より短いコイ
ル12が収納され支持されている。この場合、コイル1
2はその外周面がフレーム11の内周面に接触し得る大
きさに形成されている。
壁面に永久磁石13が取付けられ、これと対向する他方
の内壁面にヨーク14が取付けられる。一方、15はコ
イル12の中空部内に挿入された一方を支持端、他方を
回動端とする可動片で、この可動片15はフレーム11
の軸方向長さより十分長い帯状に形成したもので、その
支持端はフレーム11の底面11aのほぼ中央部に設け
たスリット部に挿入され、この挿入部により支点Oを中
心に回動可能に支持されている。
作用を述べる。いま、可動片15が永久磁石13に吸着
され、保持されているものとする。また、このとき永久
磁石13が図示極性、つまり可動片側がN極、フレーム
側がS極になっているものとする。
動端がN極になる方向にコイル12を励磁すると、永久
磁石13との間に反発力が生じ、またヨーク14の方向
に吸引力が働く。従って、可動片15は支点Oを中心に
回動し、ヨーク14に吸着されて保持される。
ーク14の方向の吸引力がなくなるので、可動片15は
永久磁石13に吸引されて元の位置に戻る。このように
第1の実施の形態では、永久磁石13による反発力とヨ
ーク14との間の吸引力が相互に作用するので、従来の
ようにスプリングの偏倚力に抗して可動片を作動させる
ものと比較して、極めて効率よく可動片15を作動させ
ることができる。
で回動するため、従来のようにコイル外部で可動片を動
作させる構成のものと比べて全体が小形になり、しかも
スプリング等の部材も不要になるので、構造を簡単にし
て製作費を安価にできる。
施の形態の要部を示すもので、図1と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点につ
いて述べる。
フレーム11の開口部側の他方の内壁面に取付けられる
ヨークに代えて永久磁石16を取付ける構成とするもの
で、それ以外は図1と同様である。この場合、可動片1
5を挟む二つの永久磁石13と16は互いに向合う側の
極性が例えば図示するようにN極とS極となるように配
置してある。
まコイル12が無励磁のとき可動片15が永久磁石13
のN極に吸着され、保持されているものとする。この状
態で可動片15の回動端がN極となるようにコイル12
を励磁すると、可動片15は永久磁石13のN極との間
で反発力が働き、永久磁石16のS極との間には吸引力
が作用する。
点Oを中心に回動し、永久磁石16に吸着され、その後
はコイル12の励磁を解いてもその状態が保持される。
次に可動片15を永久磁石16側から永久磁石13側へ
移動させるには、上記とは逆に可動片15の回動端がS
極となるようにコイル12を励磁することにより、今度
は永久磁石16のS極との間に反発力が働き、永久磁石
13のN極との間に吸引力が働くので可動片15は永久
磁石13側に支点Oを中心に回動し、永久磁石13に吸
着され、その後はコイル12の励磁を解いてもその状態
が保持される。
ム11の開口部側の対向する内壁面に永久磁石13と永
久磁石16とを可動片15を挟んでその極性が異極性と
なるように取付けて、コイル12の励磁方向を変えるだ
けで可動片15を永久磁石16側又は永久磁石13側に
動作させると共に、コイル12を無励磁でその動作状態
を保持するようにしたので、極めて効率よく作動片15
を作動させることができ、さらに省電力化を図ることが
できると共に、通電による温度上昇を抑えることができ
る。
可動片15を動作させても発熱の恐れが無いため、小形
にして強力な電磁石を製作することができる。なお、上
記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、フレー
ム11として一方の開口面が閉塞された角筒形の構成と
したが、対向する1対の脚部と底部からなるコ形のフレ
ームを用いてもよい。
効率が良く、しかも全体が小形で製作費が安価な直流電
磁石を提供することができる。
示すもので、(a)は背面図、(b)は(a)図をA−
A線に沿う矢視断面図。
要部を示す断面図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 コイルと、このコイルを支持すると共
に、コイルより発生する磁束の磁気回路を形成するフレ
ームと、一端を支持端、他端を回動端とし、且つ前記コ
イルの中空部を挿通させて設けられると共に、その支持
端を前記フレームに回動可能に支持させて取付けた可動
片と、この可動片の回動端側に対応する前記フレーム面
に取付けられた永久磁石と、前記可動片を挟む前記永久
磁石と対向する前記フレーム面に取付けられたヨークと
を備えたことを特徴とする直流電磁石。 - 【請求項2】 コイルと、このコイルを支持すると共
に、コイルより発生する磁束の磁気回路を形成するフレ
ームと、一端を支持端、他端を回動端とし、且つ前記コ
イルの中空部を挿通させて設けられると共に、その支持
端を前記フレームに回動可能に支持させて取付けた可動
片と、この可動片の回動端側に対応する前記フレーム面
に取付けられた第1の永久磁石と、前記可動片を挟む前
記第1の永久磁石と対向する前記フレーム面に前記可動
片を挟む側の極性が前記第1の永久磁石と異極性になる
ようにして取付けられた第2の永久磁石とを備えたこと
を特徴とする直流電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8204694A JPH1050517A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 直流電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8204694A JPH1050517A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 直流電磁石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1050517A true JPH1050517A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16494771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8204694A Pending JPH1050517A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 直流電磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1050517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005124385A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-05-12 | Sp Kenkyusho:Kk | ポジショナーに用いるトルクモーター |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP8204694A patent/JPH1050517A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005124385A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-05-12 | Sp Kenkyusho:Kk | ポジショナーに用いるトルクモーター |
JP4593216B2 (ja) * | 2003-09-24 | 2010-12-08 | 株式会社エスピー研究所 | ポジショナーに用いるトルクモーター |
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