JPS64688Y2 - - Google Patents

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JPS64688Y2
JPS64688Y2 JP1981049275U JP4927581U JPS64688Y2 JP S64688 Y2 JPS64688 Y2 JP S64688Y2 JP 1981049275 U JP1981049275 U JP 1981049275U JP 4927581 U JP4927581 U JP 4927581U JP S64688 Y2 JPS64688 Y2 JP S64688Y2
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JP
Japan
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plunger
contact piece
movable contact
magnet
coil
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JP1981049275U
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JPS57161847U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 本考案の技術分野 本考案は、所定方向に駆動される磁石で形成さ
れたプランジヤーと、該プランジヤーの外周部に
固定されたリング状の磁石との磁力で形成される
反発力を利用して構成された自己保持型継電器に
関するものである。
(2) 従来技術とその問題点 従来から電気回路を一方の回路から他方の回路
へ電気的に切替える手段として継電器が多用され
ている。例えば、第1図に示すような一般的な継
電器を使用して行う場合は、平常時はスプリング
1の引張力で可動鉄片7に固着された可動接片2
は固定接片3側に接続されていいるが、所望によ
り電気回路を他方に切替えようとする時は、コイ
ル5に励磁電流を通電し、鉄心6の吸引力で可動
鉄片7を吸引せることにより、前記可動接片2を
固定接片4側に切替えることが出来るものであ
る。しかしながら、このような一般的な継電器に
よる切替えは、いずれか一方の回路を保持するた
めには連続してコイル5に励磁電流を通電してお
かなければならず、またそのためにコイルの発
熱、あるいは焼損等を防止するための設計的配慮
が必要となり、大型化になることが避けられなか
つた。更には、連続通電による電力消費等も付加
される等の欠点を有していた。また前記欠点を解
消すべく自己保持型継電器、即ち、所望するいず
れか一方の電気回路に切替える時の短時間だけ、
コイルに励磁電流を通電するだけで可動接片を駆
動せしめ、それぞれの位置で可動接片に所定の保
持力を機械的に付勢して所定の接続回路を形成出
来る構成でなる自己保持型継電器、例えば、実公
昭52−985号公報で開示されている自己保持型継
電器等も知られているが、可動接片をそれぞれの
所定位置に所定の保持力で保持するために具備さ
れた機械的要素の構成部品が複雑となり、製造上
及び耐久性等における品質管理上での難点が多く
なり、継電器本来の利点を著しく損う高価な継電
器となる欠点を有するものであつた。
(3) 本考案の目的 本考案は上記欠点を解消すべく案出されたもの
で、即ち電気回路を形成するための可動接片への
接触圧の付勢を、機械的要素を有する構成とせ
ず、磁石相互間の磁力による反発力を利用して、
それぞれの位置で所定の接触圧を保有する極めて
簡素な構成で、且つコンパクトで耐久性の優れた
自己保持型継電器を提供することを目的とするも
のである。
(4) 本考案の構成 以下、本考案に係る自己保持型継電器を第2
図、第3図、第4図、及び第5図に基づき詳細に
説明する。
8はケースであり、上面側及び周面を囲つた筐
体をなし、下端面には基盤14を装着可能に開口
部8aを形成している。9はボビン10に巻装さ
れたコイルであり、該コイル9に励磁電流を通電
することによりプランジヤー11を駆動さしめる
ものである。10はボビンであり、中心部に空間
部10aを形成し、コイル9を巻装して基盤14
の所定位置に固着されている。11はプランジヤ
ーである。該プランジヤー11は、ボビン10の
中心部の空間部10aに挿装される一方端の軸部
11aと、該軸部11aの他方端に形成された頭
部11bとが、それぞれ所定の磁極を有する磁石
で形成されており、更に頭部11bの端面には連
結杆11cが植設されてプランジヤー11を形成
している。また、連結杆11cの端部には周溝1
1dが設けられた可動接片12と遊嵌している。
12は可動接片であり、一方端側には接点12a
が付設されて、他方端は、該可動接片12が前記
プランジヤー11軸方向に揺動自在に軸支されて
いる。また、該可動接片12は前記プランジヤー
11の連結杆11cと揺動自在に係合すべく、例
えば側端面より切溝を設けて連結杆11cの周溝
11dに遊嵌されている。13はリング状の磁石
である。該磁石13は、中心部にプランジヤー1
1の磁石の頭部11bが挿通可能に穴13aが穿
設されたドーナツ状をなし、両面間で相反す磁極
に帯磁されており、プランジヤー11の軸方向へ
の移動でのいずれの位置においても、当該プラン
ジヤー11の磁石の頭部11bに反発力を付与す
る移動距離の略中央位置に配備されて固定されて
いる。14は基盤である。該基盤14はケース8
の下端面の開口部8aに装着されるものであり、
内面側にはコイル9を巻装したボビン10を所定
位置に装着し、更に該ボビン10の中心部の空間
部10aに一方端を挿装して移動自在に承支され
ているプランジヤー11の他方端側の連結杆11
Cを承支する突起部14aを一体的に設けてい
る。また更に、該基盤14には前記可動接片12
の接点12aと対応して電気回路を形成するため
の固定接片15、及び15aと、コイル9及び可
動接片12へ接続される固定端子16及び16a
等が植設されており、外部電気回路との接続が可
能に形成されている。
(5) 本考案の作用 第2図に示す一実施例に基づいて説明する。
平常の状態におけるプランジヤー11は、当該
プランジヤー11の頭部1bの磁石が、該えば第
3図に示す如く端面側をN極、軸部11a側の面
をS極に帯磁させ、これに対応するリング状の磁
石13は、前記頭部11bの磁石に対面する側を
S極とし他方側の面をN極に帯磁させると、リン
グ状の磁石13の中心部の穴13aの軸心上に移
動自在に設置されたプランジヤー11は、前記頭
部11bの磁石と、リング状の磁石の磁力線の方
は近接部において、同一方向となるため反発力が
作用して左方向に押圧されて保持されている。
即ち、プランジヤー11の連結杆11cに係合
された可動接片12は、左側に揺動され、当該可
動接片12の接点12aは対応する固定接片15
へ押圧され接触している。かかる状態から所望に
応じて他方の電気回路に切替えるべく、第4図に
示す如くコイル9に励磁電流を通電すると、即ち
プランジヤー11の軸部11aの磁石に反発力が
作用する方向の励磁電流を通電することにより、
プランジヤー11には、前記リング状の磁石との
反発力に抗して右方向に推力が働き、第5図に示
す状態に移動した位置で、即ち、第2図の破線で
示す移動した位置で、再び当該プランジヤー11
の頭部11bの磁石と、リング状の磁石13との
反発力が作用して、右側に反転揺動された可動接
片12を対応する固定接片15aに押圧して接触
が保持される。従つて、コイル9への励磁電流は
プランジヤー11を移動させるに要する短時間だ
け通電させるのみで良い。更に、プランジヤー1
1を再び左側に移動させて元の電気回路に復帰さ
せる場合は、コイル9へ通電する励磁電流の極性
を反転させてプランジヤー11の軸部11aの磁
石と、当該コイル9とで互に吸引作用が働くよう
にして、復帰させるものであるが、他の実施例で
はコイル9の巻装方向を互に逆になる2重巻きに
する構成として、それぞれの方向にプランジヤー
11を駆動させることも出来る。
(6) 本考案の効果 (イ) プランジヤー側の磁石と、固定側のリング状
の磁石との反発力を、可動接片の接触圧として
付与される構成とし、電気回路を切替えるため
のプランジヤーの駆動は、コイルへの短時間の
通電で所望に応じて操作出来るため、複雑な機
械的な部品構成が不要となり、極めて単純な構
成部品で、且つ簡素な構成であるため、製造品
質が安定し耐久性の優れた安価な自己保持型継
電器が提供出来る。
(ロ) コイルへの励磁電流の通電は短時間で良く、
連続通電等の発熱に対する考慮が不要となるた
め、小型化が容易となり、且つ電力消費も極め
て少ないため各種電気機器等への応用が可能と
なり利用範囲が広い。
(ハ) プランジヤーとボビンとリング状の磁石とを
同心状に配列したので、プランジヤー駆動部分
がコンパクトになり、小型の自己保持型継電器
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一般的な一実施例である継電器
の断面図である。第2図は本考案に係る自己保持
型継電器の一実施例を示す断面図である。第3図
は第2図に示す本考案に係る自己保持型継電器の
平常状態における作動説明図である。第4図は第
2図に示す本考案に係る自己保持型継電器におい
てコイルに励磁電流を通電した時の動作説明図で
ある。第5図は第2図において本考案に係る自己
保持型継電器において可動接片が反転された位置
での動作説明図である。 9……コイル、11……プランジヤー、11a
……軸部、11b……頭部、11c……連結杆、
12……可動接片、13……磁石、15,15a
……固定接片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁石で形成されたプランジヤーと、中心部に前
    記プランジヤーの軸部が挿通する空間部を形成す
    ると共に前記プランジヤーを駆動するコイルを巻
    装したボビンと、前記プランジヤーの連結杆に係
    合し揺動自在に承支された可動接片と、軸心部に
    前記プランジヤーの頭部が挿通する穴を形成し前
    記可動接片へそれぞれの所定位置で接触圧を付勢
    すべく前記プランジヤーの頭部に反発力を付与す
    るリング状の磁石とを備え、前記プランジヤーと
    前記ボビンと前記リング状の磁石とを同心状に配
    列したことを特徴とする自己保持型継電器。
JP1981049275U 1981-04-06 1981-04-06 Expired JPS64688Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981049275U JPS64688Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981049275U JPS64688Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57161847U JPS57161847U (ja) 1982-10-12
JPS64688Y2 true JPS64688Y2 (ja) 1989-01-09

Family

ID=29846000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981049275U Expired JPS64688Y2 (ja) 1981-04-06 1981-04-06

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JP (1) JPS64688Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533948Y2 (ja) * 1973-01-11 1978-01-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57161847U (ja) 1982-10-12

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