JPH052971A - 有極リレー - Google Patents
有極リレーInfo
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- JPH052971A JPH052971A JP1536791A JP1536791A JPH052971A JP H052971 A JPH052971 A JP H052971A JP 1536791 A JP1536791 A JP 1536791A JP 1536791 A JP1536791 A JP 1536791A JP H052971 A JPH052971 A JP H052971A
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- core
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、励磁コイルが巻装されたコアに対
してアーマチュアが回動支点を中心に回動する有極リレ
ーにおいて、ラッチ型のリレーとノンラッチ型のリレー
との間を簡単に変更できることを特徴とする。 【構成】 コアにほぼ平行に設けられたアーマチュア
を、このアーマチュアに設定された回動支点を中心にコ
アに対して回動自在に設けている。そして、アーチュア
の一端に、励磁電流遮断時におけるアーマチュアの復旧
用または励磁電流遮断時におけるアーマチュアのラッチ
用に使い分ける永久磁石を取付けている。そして、ノン
ラッチ型とラッチ型とは回動支点を移動させることによ
って、使い分ける。
してアーマチュアが回動支点を中心に回動する有極リレ
ーにおいて、ラッチ型のリレーとノンラッチ型のリレー
との間を簡単に変更できることを特徴とする。 【構成】 コアにほぼ平行に設けられたアーマチュア
を、このアーマチュアに設定された回動支点を中心にコ
アに対して回動自在に設けている。そして、アーチュア
の一端に、励磁電流遮断時におけるアーマチュアの復旧
用または励磁電流遮断時におけるアーマチュアのラッチ
用に使い分ける永久磁石を取付けている。そして、ノン
ラッチ型とラッチ型とは回動支点を移動させることによ
って、使い分ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は永久磁石が組込まれた有
極リレーに係わり、特に通電期間のみ動作状態を持続す
るノンラッチ型と通電遮断後も動作状態を保持するラッ
チ型との間をを部品交換のみで簡単に変更できる構造を
有した有極リレーに関する。
極リレーに係わり、特に通電期間のみ動作状態を持続す
るノンラッチ型と通電遮断後も動作状態を保持するラッ
チ型との間をを部品交換のみで簡単に変更できる構造を
有した有極リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】コアに巻装された励磁コイルに励磁電流
を通流させてコアを磁化し、この磁力によってアーマチ
ュアを回動させて、接点バネを付勢し、接点を開閉動作
させ、励磁電流遮断後においてもその動作状態を保持す
るラッチ型の有極リレーは、例えば図5に示すように構
成されている(特開昭57−15327号公報)。
を通流させてコアを磁化し、この磁力によってアーマチ
ュアを回動させて、接点バネを付勢し、接点を開閉動作
させ、励磁電流遮断後においてもその動作状態を保持す
るラッチ型の有極リレーは、例えば図5に示すように構
成されている(特開昭57−15327号公報)。
【0003】略コ字型断面形状を有するコア1の底部1
aの中央部にS,N極を有した永久磁石2が固定されて
いる。この永久磁石2のN極からなる自由端2aに棒状
のアーマチュア3の中間点が回動自在に取付けられてい
る。コア1の底部1aにおける永久磁石2の両側にはそ
れぞれ励磁コイル4a,4bが巻装されている。また、
アーマチュア3の中央部には各自由端3a,3b方向へ
伸びる接点バネ5a,5bが取付けられている。
aの中央部にS,N極を有した永久磁石2が固定されて
いる。この永久磁石2のN極からなる自由端2aに棒状
のアーマチュア3の中間点が回動自在に取付けられてい
る。コア1の底部1aにおける永久磁石2の両側にはそ
れぞれ励磁コイル4a,4bが巻装されている。また、
アーマチュア3の中央部には各自由端3a,3b方向へ
伸びる接点バネ5a,5bが取付けられている。
【0004】このような有極リレーにおいて、励磁コイ
ル4a,4bに励磁電流を印加しない状態においては、
コア1の各自由端7a,7bは永久磁石2によりN極に
磁化される。また、同様に、アーマチュア3の各自由端
3a,3bはS極に磁化される。しかして、両方の自由
端どうしは互いに引合うので、アーマチュア3は平衡状
態を保つが、この状態は不安定であるので、アーマチュ
ア3はいずれか一方へ傾斜して、一方の自由端どうしが
吸着した状態で安定する。
ル4a,4bに励磁電流を印加しない状態においては、
コア1の各自由端7a,7bは永久磁石2によりN極に
磁化される。また、同様に、アーマチュア3の各自由端
3a,3bはS極に磁化される。しかして、両方の自由
端どうしは互いに引合うので、アーマチュア3は平衡状
態を保つが、この状態は不安定であるので、アーマチュ
ア3はいずれか一方へ傾斜して、一方の自由端どうしが
吸着した状態で安定する。
【0005】そして、励磁コイル4a,4bに直流電流
を印加すると、コア1が電流の方向に応じて強力に磁化
される。よって、磁化された方向にアーマチュア3が回
動する。その結果、一方の接点バネ5a(5b)が傾斜
して下方に位置する固定接点に接触する。次に励磁電流
を遮断すると、永久磁石2の磁力によって、アーマチュ
ア3はその動作状態を維持する。
を印加すると、コア1が電流の方向に応じて強力に磁化
される。よって、磁化された方向にアーマチュア3が回
動する。その結果、一方の接点バネ5a(5b)が傾斜
して下方に位置する固定接点に接触する。次に励磁電流
を遮断すると、永久磁石2の磁力によって、アーマチュ
ア3はその動作状態を維持する。
【0006】そして、逆方向に励磁コイル4a,4bを
励磁すると、今まで吸着していた自由端どうしは互いに
反発するので、アーマチュア3は逆方向に傾斜し、反対
側の自由端どうしが吸着する。そして、励磁電流を遮断
しても、永久磁石2の磁力によってその動作状態は維持
される。
励磁すると、今まで吸着していた自由端どうしは互いに
反発するので、アーマチュア3は逆方向に傾斜し、反対
側の自由端どうしが吸着する。そして、励磁電流を遮断
しても、永久磁石2の磁力によってその動作状態は維持
される。
【0007】しかし、このような有極リレーにおいて
は、永久磁石2がコア1の底部1aに直接固定されてい
るので、励磁コイル4a,4bを2つに分割して巻装す
る必要があり、製造工程が複雑化する。また、励磁コイ
ル4a,4bの巻数にもその形状から一定の限界が存在
し、強力な磁力を得ることができない。図6は上述した
問題点を解消した同じく永久磁石を用いた他のラッチ型
の有極リレーを示す図である(特公昭56−22099
号公報)。
は、永久磁石2がコア1の底部1aに直接固定されてい
るので、励磁コイル4a,4bを2つに分割して巻装す
る必要があり、製造工程が複雑化する。また、励磁コイ
ル4a,4bの巻数にもその形状から一定の限界が存在
し、強力な磁力を得ることができない。図6は上述した
問題点を解消した同じく永久磁石を用いた他のラッチ型
の有極リレーを示す図である(特公昭56−22099
号公報)。
【0008】この有極リレーにおいては、コア8の底部
8a全面に亘って励磁コイル9が巻装されている。そし
て、ほぼ矩形断面形状を有した永久磁石10のS極とな
る2つの端をコア8内の両側の側壁に固定している。こ
の永久磁石10のN極からなる頂点にアーマチュア11
の中間点を回動自在に取付けている。そして、アーマチ
ュア11の中央部に各接点バネ12a,12bを取付け
ている。
8a全面に亘って励磁コイル9が巻装されている。そし
て、ほぼ矩形断面形状を有した永久磁石10のS極とな
る2つの端をコア8内の両側の側壁に固定している。こ
の永久磁石10のN極からなる頂点にアーマチュア11
の中間点を回動自在に取付けている。そして、アーマチ
ュア11の中央部に各接点バネ12a,12bを取付け
ている。
【0009】このように構成された有極リレーにおいて
も、図5の有極リレーと同一動作原理を有する。そし
て、この有極リレーにおいては、底部8aに永久磁石1
0が当接していないので、励磁コイル9の占める容積を
図5の場合に比較して大きく設定でき、かつ一つの励磁
コイル9で構成できる。したがって、強力な磁力が得ら
れる。
も、図5の有極リレーと同一動作原理を有する。そし
て、この有極リレーにおいては、底部8aに永久磁石1
0が当接していないので、励磁コイル9の占める容積を
図5の場合に比較して大きく設定でき、かつ一つの励磁
コイル9で構成できる。したがって、強力な磁力が得ら
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、図5
および図6に示した各有極リレーはラッチ型専用の有極
リレーである。しかし、電子回路においては、上述した
ラッチ型のリーの他に、励磁電流の通電期間のみ動作状
態を維持しておればよい、もっと構造が簡単なノンラッ
チ型のリレーが用いられる。
および図6に示した各有極リレーはラッチ型専用の有極
リレーである。しかし、電子回路においては、上述した
ラッチ型のリーの他に、励磁電流の通電期間のみ動作状
態を維持しておればよい、もっと構造が簡単なノンラッ
チ型のリレーが用いられる。
【0011】一般に、このノンラッチ型のリレーは励磁
電流遮断時にアーマチュアを元の状態に戻す機能をヒン
ジバネやコイルバネ等で持たせているので、リレー全体
の構造がラッチ型のリレーの構造と全く異なる。一方、
電子回路に組込む各電子構成部材はできるだけ多くの共
通部品を用いるのが生産性を向上させたり、製造費用を
低減させるのに好ましい。
電流遮断時にアーマチュアを元の状態に戻す機能をヒン
ジバネやコイルバネ等で持たせているので、リレー全体
の構造がラッチ型のリレーの構造と全く異なる。一方、
電子回路に組込む各電子構成部材はできるだけ多くの共
通部品を用いるのが生産性を向上させたり、製造費用を
低減させるのに好ましい。
【0012】また、一般にリレーを構成する各部品にお
いて、最も早く劣化して、リレー全体の寿命を決定する
部品は接点およびこの接点を支持する接点バネである。
したがって、この接点バネを押した時に接点が固定接点
に接触する場合に、接触圧力が一定で、かつ接点どうし
が接触した状態で摺動現象が生じるのを最小限に抑制す
るのが好ましい。
いて、最も早く劣化して、リレー全体の寿命を決定する
部品は接点およびこの接点を支持する接点バネである。
したがって、この接点バネを押した時に接点が固定接点
に接触する場合に、接触圧力が一定で、かつ接点どうし
が接触した状態で摺動現象が生じるのを最小限に抑制す
るのが好ましい。
【0013】この条件を満たすには、接点バネの長さL
が長いほうがよい。すなわち、固定支点から接点までの
距離が長いと、接点バネの接点は上下に対向して配設さ
れた固定接点に対してほぼ垂直に付勢されることにな
る。その結果、接点どうしが接触した後に、接点どうし
で生じる摺動現象を最小限に抑制できる。
が長いほうがよい。すなわち、固定支点から接点までの
距離が長いと、接点バネの接点は上下に対向して配設さ
れた固定接点に対してほぼ垂直に付勢されることにな
る。その結果、接点どうしが接触した後に、接点どうし
で生じる摺動現象を最小限に抑制できる。
【0014】一方、接点バネの長さLが短いと、接点バ
ネの接点は円弧を描きながら固定接点に対して当接す
る。したがって、接点どうしが接触した後においても、
接点バネの接点は固定接点に対して垂直方向に移動する
とともに水平方向にも移動することになる。よって、接
点どうしで大きな摺動現象が生じる。
ネの接点は円弧を描きながら固定接点に対して当接す
る。したがって、接点どうしが接触した後においても、
接点バネの接点は固定接点に対して垂直方向に移動する
とともに水平方向にも移動することになる。よって、接
点どうしで大きな摺動現象が生じる。
【0015】しかるに、図5および図6の有極リレーに
おいては、アーマチュア3,11の中間点がそれぞれ永
久磁石2,10のN極の自由端および頂点に回動自在に
支持されているので、各接点バネ5a,5b,12a,
12bの長さLも高々アーマチュア3,11の長さの1
/2である。したがって、短期間で各接点が磨耗してし
まい、有極リレー全体の寿命が短くなる。
おいては、アーマチュア3,11の中間点がそれぞれ永
久磁石2,10のN極の自由端および頂点に回動自在に
支持されているので、各接点バネ5a,5b,12a,
12bの長さLも高々アーマチュア3,11の長さの1
/2である。したがって、短期間で各接点が磨耗してし
まい、有極リレー全体の寿命が短くなる。
【0016】特に、近年、電子回路に組込まれる各種リ
レーは益々小型化が要求されており、各接点バネの長さ
はさらに短くなる傾向にあるので、接点寿命を延ばすこ
とは重要な課題である。
レーは益々小型化が要求されており、各接点バネの長さ
はさらに短くなる傾向にあるので、接点寿命を延ばすこ
とは重要な課題である。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、回動軸にてコアに対して回動自在に設けら
れたアーマチュアの一端に復旧用又はラッチ用の永久磁
石を取付けることにより、回動支点を変更すれば、簡単
にラッチ型とノンラッチ型との間を簡単に変更でき、ま
た、アーマチュア長さに対する接点バネの有効長さの割
合を大幅に増大でき、接点寿命を大幅に延長できる有極
リレーを提供することを目的とする。
ものであり、回動軸にてコアに対して回動自在に設けら
れたアーマチュアの一端に復旧用又はラッチ用の永久磁
石を取付けることにより、回動支点を変更すれば、簡単
にラッチ型とノンラッチ型との間を簡単に変更でき、ま
た、アーマチュア長さに対する接点バネの有効長さの割
合を大幅に増大でき、接点寿命を大幅に延長できる有極
リレーを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の有極リレーにおいては、長尺なコアと、この
コアにほぼ平行に設けられたアーマチュアと、このアー
マチュアに設定された回動支点を中心にこのアーマチュ
アをコアに対して回動自在に支持する回動軸と、コアの
一端に対向するアーマチュアの一端に取付けられた永久
磁石と、コアの中央部に巻装され、通電に応動してコア
を磁化してアーマチュアを回動させる励磁コイルと、ア
ーマチュアの回動動作に応動して接点が開閉される接点
バネとを備えたものである。
に本発明の有極リレーにおいては、長尺なコアと、この
コアにほぼ平行に設けられたアーマチュアと、このアー
マチュアに設定された回動支点を中心にこのアーマチュ
アをコアに対して回動自在に支持する回動軸と、コアの
一端に対向するアーマチュアの一端に取付けられた永久
磁石と、コアの中央部に巻装され、通電に応動してコア
を磁化してアーマチュアを回動させる励磁コイルと、ア
ーマチュアの回動動作に応動して接点が開閉される接点
バネとを備えたものである。
【0019】
【作用】このように構成された有極リレーであれば、ア
ーマチュアは回動支点を中心にコアに対して回動自在に
設けられている。そして、アーマチュアの一端に永久磁
石が取付けられている。この永久磁石はコアの一端に対
向している。そして、励磁コイルに直流の励磁電流を印
加すると、電流の方向に対応して、コアが磁化される。
ーマチュアは回動支点を中心にコアに対して回動自在に
設けられている。そして、アーマチュアの一端に永久磁
石が取付けられている。この永久磁石はコアの一端に対
向している。そして、励磁コイルに直流の励磁電流を印
加すると、電流の方向に対応して、コアが磁化される。
【0020】この有極リレーをノンラッチ型のリレーと
して使用する場合は、前記回動支点を永久磁石近傍に設
定する。さらに、電流遮断時における永久磁石とコアの
一端との磁気ギャップを小さく設定すると、電流遮断時
にアーマチュアの永久磁石側端がコアの一端にこの永久
磁石の磁力よって付勢される。しかして、コアの一端の
磁極が永久磁石の磁極と同極性になるように励磁コイル
を通電すると、永久磁石側端はコアの一端から離れ、ア
ーマチュアが回動して、接点が動作する。そして、励磁
電流を遮断すると、永久磁石の磁力によってアーチュア
は元の状態へ復旧する。
して使用する場合は、前記回動支点を永久磁石近傍に設
定する。さらに、電流遮断時における永久磁石とコアの
一端との磁気ギャップを小さく設定すると、電流遮断時
にアーマチュアの永久磁石側端がコアの一端にこの永久
磁石の磁力よって付勢される。しかして、コアの一端の
磁極が永久磁石の磁極と同極性になるように励磁コイル
を通電すると、永久磁石側端はコアの一端から離れ、ア
ーマチュアが回動して、接点が動作する。そして、励磁
電流を遮断すると、永久磁石の磁力によってアーチュア
は元の状態へ復旧する。
【0021】また、この有極リレーをラッチ型のリレー
として使用する場合は、前記回動支点を永久磁石から遠
く離して中央部に移動させる。そして、アーマチュアの
永久磁石側端がコアの一端に吸着していない状態におい
ては、永久磁石とコアの一端との間の磁気ギャップを大
きく設定して、永久磁石の磁力のみではアーマチュアが
回動して、永久磁石がコアの一端に吸着しないようにす
る。
として使用する場合は、前記回動支点を永久磁石から遠
く離して中央部に移動させる。そして、アーマチュアの
永久磁石側端がコアの一端に吸着していない状態におい
ては、永久磁石とコアの一端との間の磁気ギャップを大
きく設定して、永久磁石の磁力のみではアーマチュアが
回動して、永久磁石がコアの一端に吸着しないようにす
る。
【0022】そして、コアの一端の磁極が永久磁石の磁
極と逆極性になるように励磁コイルを通電すると、アー
マチュアは回動して、永久磁石がコアの一端に吸着す
る。一旦、永久磁石がコアの一端に吸着すると、たとえ
励磁電流を遮断したとしても永久磁石の磁力によって、
アーマチュアは動作状態を維持する。
極と逆極性になるように励磁コイルを通電すると、アー
マチュアは回動して、永久磁石がコアの一端に吸着す
る。一旦、永久磁石がコアの一端に吸着すると、たとえ
励磁電流を遮断したとしても永久磁石の磁力によって、
アーマチュアは動作状態を維持する。
【0023】次に、コアの一端の磁極が永久磁石の磁極
と同極性になるように励磁コイルを逆方向に通電する
と、アーマチュアは回動して、永久磁石がコアの一端か
ら離れて、元の状態へ戻る。このように、アーマチュア
の回動支点を変更するのみでこの有極リレーをノンラッ
チ型とラッチ型とに簡単に変更できる。
と同極性になるように励磁コイルを逆方向に通電する
と、アーマチュアは回動して、永久磁石がコアの一端か
ら離れて、元の状態へ戻る。このように、アーマチュア
の回動支点を変更するのみでこの有極リレーをノンラッ
チ型とラッチ型とに簡単に変更できる。
【0024】また、接点バネをアーマチュアから独立し
て設けることによって、接点バネの長さも長く設定でき
る。すなわち、リレー全体の長さに対する接点バネの有
効長さの割合を大きく設定できる。接点バネの有効長さ
を長くできれば接点寿命が延びる。
て設けることによって、接点バネの長さも長く設定でき
る。すなわち、リレー全体の長さに対する接点バネの有
効長さの割合を大きく設定できる。接点バネの有効長さ
を長くできれば接点寿命が延びる。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0026】図2及び図3は実施例の有極リレーをノン
ラッチ型のリレーとして組立てた場合の組立て分解斜視
図である。なお、図2(f)と図3(f)とは同一組立
状態を示す。
ラッチ型のリレーとして組立てた場合の組立て分解斜視
図である。なお、図2(f)と図3(f)とは同一組立
状態を示す。
【0027】図2(a)で示すI字形断面形状を有する
コア21に、図2(b)に示すように、コイルボビン2
2を取付け、図2(c)に示すように、このコイルボビ
ン22に励磁コイル23が巻装される。コア21の両端
21a,21bはコイルボビン22から露出しており、
その露出しているコア21の一端21aにプラスチック
製の支持ブロック24が取付けられている。この支持ブ
ロック24にコイル端子25a,25bが貫通固定され
ている。
コア21に、図2(b)に示すように、コイルボビン2
2を取付け、図2(c)に示すように、このコイルボビ
ン22に励磁コイル23が巻装される。コア21の両端
21a,21bはコイルボビン22から露出しており、
その露出しているコア21の一端21aにプラスチック
製の支持ブロック24が取付けられている。この支持ブ
ロック24にコイル端子25a,25bが貫通固定され
ている。
【0028】図2(e)は0字形形状を有したアーマチ
ュア26であり、図2(f)に示すように、このアーマ
チュア26の一端26a側にコイルボビン22の下面に
取付けられた図1に示す回動軸22aを支持する溝27
aが形成された軸受部27が取付けられる。また、アー
マチュア26の他端(自由端)26bの近傍には下方に
配設された一対の接点バネ32a,32bを押し下げる
ためのカード28a,28bが取付けられる。
ュア26であり、図2(f)に示すように、このアーマ
チュア26の一端26a側にコイルボビン22の下面に
取付けられた図1に示す回動軸22aを支持する溝27
aが形成された軸受部27が取付けられる。また、アー
マチュア26の他端(自由端)26bの近傍には下方に
配設された一対の接点バネ32a,32bを押し下げる
ためのカード28a,28bが取付けられる。
【0029】図2(d)は永久磁石29である。そし
て、図2(f)で示した各カード28a,28bおよび
軸受部27が取付けられた状態のアーマチュア26の一
端26aに前記永久磁石29を取付けて、その上から図
2(c)に示すコア21がおよび励磁コイル23が取付
けられたコイルボビン22を被せる。
て、図2(f)で示した各カード28a,28bおよび
軸受部27が取付けられた状態のアーマチュア26の一
端26aに前記永久磁石29を取付けて、その上から図
2(c)に示すコア21がおよび励磁コイル23が取付
けられたコイルボビン22を被せる。
【0030】図3(g)はJ文形形状を有したヨーク3
0である。このヨーク30および図3(i)に示す一対
の接点バネ32a,32bを、図3(h)に示すように
接点支持ブロック31に固定する。この接点支持ブロッ
ク31の下側には前記接点バネ32a,32bに接続さ
れる接点端子31a,31bが取付けられている。
0である。このヨーク30および図3(i)に示す一対
の接点バネ32a,32bを、図3(h)に示すように
接点支持ブロック31に固定する。この接点支持ブロッ
ク31の下側には前記接点バネ32a,32bに接続さ
れる接点端子31a,31bが取付けられている。
【0031】さらに、図3(k)は例えばプラスチック
材料で形成されたベース33であり、このベース33に
上側の各固定接点の接点端子34a,34bが取付けら
れる。そして、このベース33に、図3(h)のヨーク
30が取付けられた接点支持ブロック31および前述し
たコイルボビン22および図3(f)のアーマチュア2
6を組込むと、図3(m)で示す状態となる。そして、
図3(m)のように組立てられた有極リレーに図3
(n)で示すように、カバー35を被せる。図1(a)
は図3(m)で示すカバー35を取除いた有極リレーか
らさらに図3(k)で示すベース33を除去した状態の
側面図である。
材料で形成されたベース33であり、このベース33に
上側の各固定接点の接点端子34a,34bが取付けら
れる。そして、このベース33に、図3(h)のヨーク
30が取付けられた接点支持ブロック31および前述し
たコイルボビン22および図3(f)のアーマチュア2
6を組込むと、図3(m)で示す状態となる。そして、
図3(m)のように組立てられた有極リレーに図3
(n)で示すように、カバー35を被せる。図1(a)
は図3(m)で示すカバー35を取除いた有極リレーか
らさらに図3(k)で示すベース33を除去した状態の
側面図である。
【0032】図1(a)において、ヨーク30の一端が
コア21の一端21a側に取付けられ、他端の自由端3
0bがコア21の他端21bに対向する。また、アーマ
チュア26はコア21とヨーク30と間に介在されてい
る。そして、アーマチュア26に取付けられた軸受部2
7にはコイルボビン22に取付けられた回動軸22aが
係合している。したがって、アーマチュア26は回動軸
22aを中心に回動する。アーマチュア26の一端26
a側には永久磁石29が取付けられており、この永久磁
石29がコア21の一端21aに対向する。
コア21の一端21a側に取付けられ、他端の自由端3
0bがコア21の他端21bに対向する。また、アーマ
チュア26はコア21とヨーク30と間に介在されてい
る。そして、アーマチュア26に取付けられた軸受部2
7にはコイルボビン22に取付けられた回動軸22aが
係合している。したがって、アーマチュア26は回動軸
22aを中心に回動する。アーマチュア26の一端26
a側には永久磁石29が取付けられており、この永久磁
石29がコア21の一端21aに対向する。
【0033】そして、励磁コイル23に励磁電流を印加
しない状態においては、永久磁石29とコア21の一端
21aとの間には微小の磁気ギャップGaが存在かる。
したがって、アーマチュア26は永久磁石29の磁力に
よって常に時計方向に付勢されている。その結果、アー
マチュア26の自由端26bはヨーク30の自由端30
bに当接しており、この状態のコア21の他端21bと
アーマチュア26の自由端(他端)26bとの間に磁気
ギャップ(ワーキングギャップ)Gbが存在する。
しない状態においては、永久磁石29とコア21の一端
21aとの間には微小の磁気ギャップGaが存在かる。
したがって、アーマチュア26は永久磁石29の磁力に
よって常に時計方向に付勢されている。その結果、アー
マチュア26の自由端26bはヨーク30の自由端30
bに当接しており、この状態のコア21の他端21bと
アーマチュア26の自由端(他端)26bとの間に磁気
ギャップ(ワーキングギャップ)Gbが存在する。
【0034】ヨーク30の下側には接点支持ブロック3
1に片側が支持された接点バネ32bが設けられ、この
接点バネ32bの自由端近傍の上下面に取付けられた各
接点に各固定接点36,37が対向している。このよう
に構成されたノンラッチ型の有極リレーの動作を図1
(a)(b)を用いて説明する。
1に片側が支持された接点バネ32bが設けられ、この
接点バネ32bの自由端近傍の上下面に取付けられた各
接点に各固定接点36,37が対向している。このよう
に構成されたノンラッチ型の有極リレーの動作を図1
(a)(b)を用いて説明する。
【0035】先ず、励磁コイル23を励磁しない状態に
おいては、図1(a)に示すように、アーマチュア26
は永久磁石29の磁力によって回動軸22aを回動中心
として時計方向に付勢されているので、アーマチュア2
6の自由端26aとコア21の他端26bとの間に磁気
ギャップGbが生じている。よって、カード28bの下
端は接点バネ32bを下方へ押し下げている。その結
果、接点バネ32bの下側の接点が下側の固定接点37
に接触している。
おいては、図1(a)に示すように、アーマチュア26
は永久磁石29の磁力によって回動軸22aを回動中心
として時計方向に付勢されているので、アーマチュア2
6の自由端26aとコア21の他端26bとの間に磁気
ギャップGbが生じている。よって、カード28bの下
端は接点バネ32bを下方へ押し下げている。その結
果、接点バネ32bの下側の接点が下側の固定接点37
に接触している。
【0036】この状態で、コイル端子25a,25bを
介してコイルボビン22の励磁コイル23を、コア21
の一端21aが永久磁石29の磁極と同一磁極になる極
性で励磁すると、コア21が磁化されて、アーマチュア
26が、回動軸22aを中心に反時計方向に回動する。
そして、図1(b)に示すように、アーマチュア26の
自由端26bがコア21の他端21bに吸着される。そ
の結果、カード28bの下端は接点バネ32bから離れ
る。そして、カード28bの上昇に伴って下端に設けら
れた係止部28dで接点バネ32bを持上げる。よっ
て、接点バネ32bの下側の接点が下側の固定接点37
から解放されて、上側の接点が上側の固定接点36に接
触する。
介してコイルボビン22の励磁コイル23を、コア21
の一端21aが永久磁石29の磁極と同一磁極になる極
性で励磁すると、コア21が磁化されて、アーマチュア
26が、回動軸22aを中心に反時計方向に回動する。
そして、図1(b)に示すように、アーマチュア26の
自由端26bがコア21の他端21bに吸着される。そ
の結果、カード28bの下端は接点バネ32bから離れ
る。そして、カード28bの上昇に伴って下端に設けら
れた係止部28dで接点バネ32bを持上げる。よっ
て、接点バネ32bの下側の接点が下側の固定接点37
から解放されて、上側の接点が上側の固定接点36に接
触する。
【0037】次に、励磁電流を遮断すると、コア21の
磁気的吸着力が消滅して、永久磁石29の磁力によって
アーマチュア26が回動軸22aを中心に時計方向に回
動して、図1(a)で示す元の状態に復帰する。
磁気的吸着力が消滅して、永久磁石29の磁力によって
アーマチュア26が回動軸22aを中心に時計方向に回
動して、図1(a)で示す元の状態に復帰する。
【0038】このような構成の有極リレーにおいては、
アーマチュア26の回動支点を永久磁石29近傍位置に
設定し、かつ励磁電流遮断状態時におけるアーマチュア
26の一端に取付けられた永久磁石29とコア21の一
端21aとの磁気ギャップGaを非常に小さく設定して
いる。よって、励磁電流遮断時においてもアーマチュア
26は永久磁石29によって時計方向に付勢されてい
る。すなわち、この有極リレーはノンラッチ型のリレー
として動作する。
アーマチュア26の回動支点を永久磁石29近傍位置に
設定し、かつ励磁電流遮断状態時におけるアーマチュア
26の一端に取付けられた永久磁石29とコア21の一
端21aとの磁気ギャップGaを非常に小さく設定して
いる。よって、励磁電流遮断時においてもアーマチュア
26は永久磁石29によって時計方向に付勢されてい
る。すなわち、この有極リレーはノンラッチ型のリレー
として動作する。
【0039】また、接点バネ32a,32bの長さもア
ーマチュア26とは独立して長く設定できる。すなわ
ち、接点バネ32a,32bの有効長さLのリレーレ全
体の長さに対する割合を、図5および図6に示す従来の
有極リレーの各接点バネ5a,5b,12a,12bに
比較して、倍近くに設定できる。
ーマチュア26とは独立して長く設定できる。すなわ
ち、接点バネ32a,32bの有効長さLのリレーレ全
体の長さに対する割合を、図5および図6に示す従来の
有極リレーの各接点バネ5a,5b,12a,12bに
比較して、倍近くに設定できる。
【0040】各接点バネ32a,32bの有効長さLを
長くできれば、カード28a,28bで各接点バネ32
a,32bの各自由端近傍を押下げる場合に、接点バネ
32a.32bの各接点が各固定接点37に対してほぼ
垂直に動作するので、接触後の接点どうしによる摺動現
象が軽減される。よって、接点寿命を延ばすことが可能
となる。
長くできれば、カード28a,28bで各接点バネ32
a,32bの各自由端近傍を押下げる場合に、接点バネ
32a.32bの各接点が各固定接点37に対してほぼ
垂直に動作するので、接触後の接点どうしによる摺動現
象が軽減される。よって、接点寿命を延ばすことが可能
となる。
【0041】さらに、図5に示すような特殊な着磁形状
を有した永久磁石を用いていないので、リレーに組立て
た後に着磁して永久磁石とすることが可能である。よっ
て、製造費が従来リレーに比較して大幅に増大すること
はない。
を有した永久磁石を用いていないので、リレーに組立て
た後に着磁して永久磁石とすることが可能である。よっ
て、製造費が従来リレーに比較して大幅に増大すること
はない。
【0042】図4はこの有極リリーをラッチ型のリレー
として使用する場合の側面を示す模式図である。なお、
この図において、各接点バネ32a,32b、各固定接
点36,37は省略している。
として使用する場合の側面を示す模式図である。なお、
この図において、各接点バネ32a,32b、各固定接
点36,37は省略している。
【0043】ラッチ型のリレーとするために、アーマチ
ュア26における回動支点を永久磁石29から遠く離し
て、中央部近傍に設定している。具体的には、図2
(f)の軸受部27をアーマチュア26の中央部方向へ
移動させるとともに、コイルボビン22に設ける回動軸
22aを同じくアーマチュア26の中央部方向へ移動さ
せている。
ュア26における回動支点を永久磁石29から遠く離し
て、中央部近傍に設定している。具体的には、図2
(f)の軸受部27をアーマチュア26の中央部方向へ
移動させるとともに、コイルボビン22に設ける回動軸
22aを同じくアーマチュア26の中央部方向へ移動さ
せている。
【0044】そして、励磁コイル23を励磁していない
状態における、すなわち、アーマチュア26の永久磁石
29側端がコア21の一端21aに吸着していない状態
においては、永久磁石29とコア21の一端21aとの
間の磁気ギャップGaを広く設定して、永久磁石29の
磁力のみでは、アーマチュア26を回動させて永久磁石
29とコア21の一端21aとが吸着しないように設定
する。よって、初期状態においては、図4(a)に示す
ように、アーマチュア26は反時計方向に回動した状態
を維持する。
状態における、すなわち、アーマチュア26の永久磁石
29側端がコア21の一端21aに吸着していない状態
においては、永久磁石29とコア21の一端21aとの
間の磁気ギャップGaを広く設定して、永久磁石29の
磁力のみでは、アーマチュア26を回動させて永久磁石
29とコア21の一端21aとが吸着しないように設定
する。よって、初期状態においては、図4(a)に示す
ように、アーマチュア26は反時計方向に回動した状態
を維持する。
【0045】そして、コア21の一端21aの磁極が永
久磁石29の磁極(N極)と逆極性(S極)に磁化する
ように励磁コイル23を通電すると、アーマチュア26
は時計方向に回動して、図2(b)に示すように、永久
磁石29がコア21の一端21aに吸着する。一旦、永
久磁石29がコア21の一端21aに吸着すると、たと
え励磁電流を遮断したとしても永久磁石29の磁力によ
って、アーマチュア26はその動作状態を維持する。す
なわち、図2(b)における点線で示す閉じた磁路が形
成される。
久磁石29の磁極(N極)と逆極性(S極)に磁化する
ように励磁コイル23を通電すると、アーマチュア26
は時計方向に回動して、図2(b)に示すように、永久
磁石29がコア21の一端21aに吸着する。一旦、永
久磁石29がコア21の一端21aに吸着すると、たと
え励磁電流を遮断したとしても永久磁石29の磁力によ
って、アーマチュア26はその動作状態を維持する。す
なわち、図2(b)における点線で示す閉じた磁路が形
成される。
【0046】次に、コア21の一端21aの磁極が永久
磁石29の磁極(N極)と同極性(N極)に磁化するよ
うに励磁コイル23を逆方向に通電すると、同極どうし
は反発しあうので、永久磁石29がコア21の一端21
aから離れて、アーマチュア26は反時計方向に回動し
て、図4(a)で示す元の状態へ戻る。
磁石29の磁極(N極)と同極性(N極)に磁化するよ
うに励磁コイル23を逆方向に通電すると、同極どうし
は反発しあうので、永久磁石29がコア21の一端21
aから離れて、アーマチュア26は反時計方向に回動し
て、図4(a)で示す元の状態へ戻る。
【0047】このように、一方方向に通電するとリレー
はラッチされ、通電を遮断してもそのラッチ状態は維持
され、逆方向へ通電するとラッチ状態が解除される。す
なわち、ラッチ型のリレーとして正確に動作する。
はラッチされ、通電を遮断してもそのラッチ状態は維持
され、逆方向へ通電するとラッチ状態が解除される。す
なわち、ラッチ型のリレーとして正確に動作する。
【0048】なお、この有極リレーをラッチ型リレーと
して使用するかノンラッチ型リレーとして使用するか
は、前述したように回動支点の位置と永久磁石29とコ
ア21の一端21aとの間の磁気ギャップGaとで定ま
るが、図4(a)の下側の磁力特性に示すように、永久
磁石29の磁力Bと励磁コイル23による磁力Mが均衡
する位置に回動支点を設定すれば、最も効率的にリレー
を作動させることができる。
して使用するかノンラッチ型リレーとして使用するか
は、前述したように回動支点の位置と永久磁石29とコ
ア21の一端21aとの間の磁気ギャップGaとで定ま
るが、図4(a)の下側の磁力特性に示すように、永久
磁石29の磁力Bと励磁コイル23による磁力Mが均衡
する位置に回動支点を設定すれば、最も効率的にリレー
を作動させることができる。
【0049】このように、アーマチュア26上における
回動支点を移動するのみで、簡単にラッチ型リレーとノ
ンラッチ型リレーとを使い分けることができる。したが
って、ラッチ型リレーとノンラッチ型リレーとの共通部
品を多くすることができるので、両方の型のリレーを製
造する場合における生産性を大幅に向上できる。
回動支点を移動するのみで、簡単にラッチ型リレーとノ
ンラッチ型リレーとを使い分けることができる。したが
って、ラッチ型リレーとノンラッチ型リレーとの共通部
品を多くすることができるので、両方の型のリレーを製
造する場合における生産性を大幅に向上できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の有極リレ
ーによれば、回動支点にてコアに対して回動自在に設け
られたアーマチュアの一端に復帰用又はラッチ用の永久
磁石を取付けている。したがって、回動支点を変更すれ
ば、ラッチ型とノンラッチ型との間を簡単に変更でき、
両方の型のリレーを製造する場合における生産性を大幅
に向上できる。また、アーマチュア長さに対する接点バ
ネの有効長さの割合を大幅に増大できるので、接点磨耗
を抑制でき、リレー全体の寿命を大幅に延長できる。
ーによれば、回動支点にてコアに対して回動自在に設け
られたアーマチュアの一端に復帰用又はラッチ用の永久
磁石を取付けている。したがって、回動支点を変更すれ
ば、ラッチ型とノンラッチ型との間を簡単に変更でき、
両方の型のリレーを製造する場合における生産性を大幅
に向上できる。また、アーマチュア長さに対する接点バ
ネの有効長さの割合を大幅に増大できるので、接点磨耗
を抑制でき、リレー全体の寿命を大幅に延長できる。
【図1】 本発明の一実施例に係わる有極リレーの要部
を取出して示す側面図、
を取出して示す側面図、
【図2】 同実施例リレーの概略構成を示す分解斜視
図、
図、
【図3】 同じく同実施例リレーの概略構成を示す分解
斜視図、
斜視図、
【図4】 実施例リレーをラッチ型のリレーとして使用
した場合の動作を示す図、
した場合の動作を示す図、
【図5】 従来の有極リレーの概略構成を示す断面模式
図、
図、
【図6】 従来の他の有極リレーの概略構成を示す断面
模式図。
模式図。
21…コア、22…コイルボビン、22a…回動軸、2
3…励磁コイル、25a,25b…コイル端子、26…
アーマチュア、27…軸受部、28a,28b…カー
ド、29…永久磁石、30…ヨーク、31…接点支持ブ
ロック、32a,32b…接点バネ、33…ベース。
3…励磁コイル、25a,25b…コイル端子、26…
アーマチュア、27…軸受部、28a,28b…カー
ド、29…永久磁石、30…ヨーク、31…接点支持ブ
ロック、32a,32b…接点バネ、33…ベース。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 長尺なコア(21)と、このコアにほぼ平
行に設けられたアーマチュア(26)と、このアーマチュア
に設定された回動支点を中心にこのアーマチュアを前記
コアに対して回動自在に支持する回動軸(22a) と、前記
コアの一端に対向する前記アーマチュアの一端に取付け
られた永久磁石(29)と、前記コアの中央部に巻装され、
通電に応動して前記コアを磁化して前記アーマチュアを
回動させる励磁コイル(23)と、前記アーマチュアの回動
動作に応動して接点が開閉される接点バネ(32a,32b) と
を備えた有極リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1536791A JPH052971A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 有極リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1536791A JPH052971A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 有極リレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052971A true JPH052971A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=11886825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1536791A Pending JPH052971A (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 有極リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052971A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100452659B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2004-10-14 | 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 | 전자기 구동 장치 및 전자기 릴레이 |
CN103137384A (zh) * | 2013-01-31 | 2013-06-05 | 湖南航天经济发展有限公司 | 一种衔铁转动式磁保持磁路系统 |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP1536791A patent/JPH052971A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100452659B1 (ko) * | 2000-03-28 | 2004-10-14 | 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 | 전자기 구동 장치 및 전자기 릴레이 |
CN103137384A (zh) * | 2013-01-31 | 2013-06-05 | 湖南航天经济发展有限公司 | 一种衔铁转动式磁保持磁路系统 |
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