JPH10502501A - インタラクティブな電子番組案内を実施する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数の加入者に複数のテレビジョン信号を伝送する加入テレビジョンシステムが提供される。テレビジョン信号は、番組を購入した加入者だけに提供されるペイ・パー・ビュー番組（特徴単位で購入される）またはニア・ビデオ・オン・デマンド番組（制限されない視聴のためにある期間に対して購入される）を含んでいる。電子番組案内を表わすデータ(16)もまた伝送される。電子番組案内は、加入者端末により加入者の場所で表示されることができる。電子番組案内は、日付、時間およびチャンネルによりテレビジョン番組をリストにしているグリッド（図４Ａおよび４Ｂ）である。加入者は、視聴または記録するために電子番組案内から番組を選択することができる。さらに、加入者はペイ・パー・ビュー番組またはニア・ビデオ・オン・デマンド番組を電子番組案内から購入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 インタラクティブな電子番組案内を実施する方法および装置 ［発明の背景］ Ａ．関連出願 本出願は米国特許出願（"Subscription Television System and Terminal for Enabling Simultaneous Display of Multiple Services"(attorney docket no. 1263.45910)、および"System and Method for Providing Subscriber-Interacti vity in a Television System"(attorney docket no.1263.45816)共に1994年４ 月19日出願）に関連している。 Ｂ．技術分野 本発明は、加入テレビジョンシステムの分野に関するものであり、特に加入テ レビジョンシステムのユーザーに電子番組スケジュールを提供し、ユーザーが番 組有料視聴プログラムまたはビデオ・オン・デマンドプログラムを含む番組を電 子番組スケジュールから直接選択することを可能にすることに関する。 Ｃ．関連技術の説明 ここでは一般的に加入テレビジョンシステムと呼ぶケーブル、衛星および電波 放送の加入テレビジョンシステムが知られている。比較的最近では、ペイ・パー ・ビュー事象が利用可能な選択として多数の加入テレビジョンシステムに加えら れた。これらの事象は、個別に料金を支払って購入するのに利用できる。ユーザ ーが事象を選択すると、彼の銀行口座に対して料金が請求される。その後、加入 者の装置（通常、加入者端末またはセット・トップ端末と呼ばれる）が事象に同 調して、任意の必要なデスクランブリングを実行する。その後、ユーザーがその 事象を見ることができる。 番組を視聴するには、加入者は番組の視聴を希望していることを彼のサービス 提供者に通知しなければならない。多数の従来技術のシステムにおいて、これは 複雑であり、加入者にとって不便であった。初期のシステムにおいて、加入者は 事象より十分以前にカードを郵送するか、或は提供者に電話するかして、彼の端 末がその事象を視聴する許可を求める必要があった。これには、加入者側でかな りの準備をする必要があった。事象が加入者にとってそれ程重要でなければ、加 入者がこのような準備をするとは考えられなかった。さらに、このようなシステ ムでは、例えば定められた夜に不意に家にいることになって、ペイ・パー・ビュ ー映画を視聴することを希望する人物はこれを利用することができなかった。こ のようなシステムに対する不満に答えるために、近年提供者は、要求される準備 時間が最小のさらに精密な電話認承サービスおよび、またはケーブル返送認承サ ービスを提供している。また、加入者がすぐに視聴するために、彼の加入者端末 から直接事象を選択することを可能にする、いわゆるインパルス・ペイ・パー・ ビューシステムが導入されている。 しかしながら、精密な電話認承システムまたはインパルス・ペイ・パー・ビュ ーシステムでさえ、ペイ・パー・ビュー事象の選択は難しいということが認めら れている。電話認承システムでは、ユーザーは呼出し用の電話番号を知っていな ければならない。その後、彼は番組選択を示す一見意味のなさそうな一連の番号 、顧客識別番号、および典型的にある種のセキュリティ番号を入力しなければな らない。インパルス・ペイ・パー・ビューシステムでは、ユーザーは、長いメニ ューに頻繁に目を通さなければならず、かつ事象コードおよびセキュリティ番号 も入力しなければならない。このようなシステムに関する問題は、ユーザーがし ばしばそれらを面倒だと感じることである。加入者の多くは不慣れであり、事象 の購入に必要なステップを記憶することは難しい。他の加入者は、ペイ・パー・ ビュー動作に必要とされる複雑なステップを学習することを嫌がる。このような ユーザーはペイ・パー・ビュー事象を購入せず、それ故そうでなければサービス 提供者が得たであろう収入は減少する。さらに、これらの複雑なシステムは加入 者を失望させるために利用されなくなり、また将来的には加入者はそれらを複雑 過ぎるとかたづけてしまってケーブル会社によって提供される新しいサービスを 試したがらない。料金ベースで提供される全てのサービスに関してそうであるよ うに、ペイ・パー・ビュー事象の購入をできるだけ容易にすることが業界内にお いて要求されている。 近年、いくつかの会社が加入テレビジョン提供者向けの電子テレビジョンスケ ジュールを提供し始めており、これらの提供者が彼等の顧客にそのスケジュール を提供する。スケジュールは、時間およびチャンネルごとのテレビジョン番組の リストを含み、典型的にテレビジョンスクリーン上にグリッドとして表示される 。このようなシステム（以下、“インサイトシステム”）は、インサイト・テレ キャスト社により出願されたＰＣＴ公報No.WO 92/04801に記載されている。その 公報には、テレビジョンスケジュールに対してカーソルを操作する表示システム が記載されている。このシステムはまた、加入者が番組を選択し、選択された番 組にカーソルを移動することによって記録できることが示されている。このシス テムは顧客のビデオカセットレコーダーを自動的にセットする。インサイトシス テムは、１週間のテレビジョンスケジュール情報を提供する。その情報は加入者 端末にダウンロードされ、加入者によって使用される。したがって、加入者端末 はかなりのメモリ量を有していなければならない。さらに、番組案内の大部分の ユーザーは放送の１週間前に情報をサーチしない。インサイトシステムにより使 用される著しいメモリ量は、多くの場合１週間分の表示によって提供される特別 機能に見合わないと考えられる。 また近年、いわゆるニア・ビデオ・オン・デマンドサービスが導入されてきて いる。これらのサービスは、ビデオテープのレンタルに似た経験を提供する。こ のようなシステムの１つは、ウォルター氏による米国特許第5,168,353号明細書 に記載されている。ウォルター氏の明細書の第４欄の18乃至27行には、変換器が 、スタガー配置された間隔で同じ番組を伝送する２つのチャンネルをスクランブ ルから戻すようにエネーブルされることが記載されている。これによって、スタ ガー配置された時間間隔に等しい一時停止後に、ビデオの同じ部分に戻ることが できる。ウォルター氏の特許明細書には、一例として午後８時に始まる番組をオ ーダーした加入者が挙げられている。１５分間の番組中断後に視聴者が番組の同 じポイントに戻ることができるように、変換器は８時の放映および８時１５分の 放映をスクランブルから戻す。しかしながら、ニア・ビデオ・オン・デマンドの 特徴が結果的にビデオレンタル店に対抗するものであるならば、それは多数の一 時停止、巻戻し、および速送り等の付加的な特徴を有していなければならない。 さらに、このようなサービスはユーザーに都合のよいものであり、使用し易いも の であることが加入者により認められなければならない。 ［発明の要約］ 本発明によると、ペイ・パー・ビューおよびビデオ・オン・デマンドプログラ ムを含むテレビジョンシステムで利用可能な番組のスケジュールを提供する電子 番組案内を含むテレビジョンシステムが提供される。ユーザーは、視聴または記 録するために番組を電子番組案内から直接選択することができる。選択された番 組は、番組案内から直接購入できるペイ・パー・ビューおよびビデオ・オン・デ マンド番組を含んでいてもよい。事象コード等の入力なしに番組を購入すること ができる。ニア・ビデオ・オン・デマンドの特徴は、限定された期間中購入され てもよく、一時停止、巻戻しおよび速送り機能を提供する。 本発明の別の好ましい実施形態において、番組スケジュール情報は、インサイ ト・テレキャスト社等の、その情報提供を専門に扱うデータ提供者から得られる 。その後、ヘッドエンドが加入者に伝送するためにそのデータの部分を選択する 。ヘッドエンドは、端末コスト等のその他の要因を考慮するその加入者のニーズ を満たした部分を選択することができる。ヘッドエンドはまた、もっと有効なフ ォーマットでその加入者にデータを提供するように、或はその加入者にとって特 に重要な付加的な情報を追加するようにデータを再フォーマット化することがで きる。 ［図面の簡単な説明］ 図１は、本発明による加入テレビジョンシステムのブロック図である。 図２は、本発明による加入テレビジョンシステムの詳細なブロック図である。 図３は、本発明によるデコーダのブロック図である。 図４Ａは、本発明による電子番組案内を示したスクリーンである。 図４Ｂは、電子番組案内データによる加入者端末メモリのロードディングを示 す。 図５は、強調された時間、チャンネルおよび番組データを含む本発明による電 子番組案内を示したスクリーンである。 図６は、本発明によるペイ・パー・ビュー事象を表示した電子番組案内を示し たスクリーンである。 図７および８は、本発明によるペイ・パー・ビュー事象の購入シーケンスを示 す。 図９は、本発明による加入テレビジョン事象用の情報スクリーンを示す。 図１０は、本発明による加入テレビジョンシステム用のチャンネルのリストを 示す。 図１１は、本発明による加入テレビジョンシステム用の人気のあるチャンネル のリストを示す。 図１２は、本発明による加入テレビジョンシステムの人気チャンネルのリスト を使用するための確認スクリーンを示す。 図１３乃至１７Ａは、本発明による加入テレビジョンシステムのニア・ビデオ ・オン・デマンド特徴の購入シーケンスを示す。 図１７Ｂは、本発明による加入テレビジョンシステムのニア・ビデオ・オン・ デマンド特徴の一時停止シーケンスを示す。 図１８および１９は、本発明による加入テレビジョンシステムにおけるペイ・ パー・ビュー選択オプションを示す。 図２０および２１は、本発明による加入テレビジョンシステムにおける購入さ れたペイ・パー・ビュー事象の再検討オプションを示す。 ［好ましい実施形態の詳細な説明］ 図１は、本発明による加入テレビジョンシステムの概略的なブロック図である 。図１のシステムは単なる例示に過ぎず、本発明を制限するものではない。中央 制御局10は、加入テレビジョンシステムの動作を統制する。中央制御局10は、マ ルチ・サービスオペレータの中央局と関連していることが多く、多数の都市の制 御ヘッドエンドと通信し、制御している。ヘッドエンド12は、例えば１つの都市 、或は１以上の都市または町を含む区域等のローカル区域に加入サービスを提供 する。加入者端末14も示されており、加入者の自宅または会社に配置される。も ちろん、典型的な加入テレビジョンシステムにおいては、このような加入者端末 が数百または数千個存在している。最後に、電子番組案内データ提供者16を説明 する。電子番組案内データ提供者16は、テレビジョンスケジュール情報をヘッド エンド12に提供する。中央制御局10をヘッドエンド12に接続するラインおよび電 子 番組案内データ提供者16をヘッドエンド12に接続するラインは通信路を示す。デ ータは、電話ネットワーク、衛星伝送、光ファイバまたはその他の伝送ライン等 を含む任意の既知の手段によってこれらの通路に沿って伝送される。分配システ ムは各加入者端末14にヘッドエンド12を接続する。分配システムは、しばしば伝 送ラインとライン延長装置から構成されているが、同軸ケーブル、光ファイバ、 衛星アップリンクおよびダウンリンクその他の放送伝送路、並びにその組合わせ を含んでいてもよい。 図２は、図１に示されたシステムのさらに詳細な図である。破線の左側には、 電気番組案内（“ＥＰＧ”）データ提供者16および中央制御局10が示されている 。図２の中央部分には、ヘッドエンド12が詳細に示されている。最後に、図２の 右側には加入者端末14および関連した装置（ＶＣＲ18およびテレビジョン20）が 示されいる。 この好ましい実施形態において、ＥＰＧデータ提供者16は衛星によってヘッド エンド12にＥＰＧデータを伝送する。このデータは、時間およびチャンネルごと に構成された番組情報を含んでいる。１つのこのようなサービスは、インサイト ・テレキャスト社によって提供される。インサイトサービスは、詳しいテレビジ ョン番組リストを提供する。加入テレビジョンシステムのオペレータはこのデー タを購入して、彼等の加入者にそれを提供することができる。 中央制御局10は、中央制御局10のその他の素子に指示するシステム管理装置22 を含んでいる。システム管理装置22の一例は、サイエンティフィック・アトラン タ社製のシステム管理装置10のネットワーク制御装置である。中央制御局10は、 例えばペイ・パー・ビュー事象の料金請求を含む提供者のための料金請求サービ スを提供してもよい。料金コンピュータ24は料金請求データを記憶し、かつ請求 書のフォーマット化および印刷をしてもよい。モデム26および38は、システム管 理装置22とヘッドエンド制御装置（ＨＥＣ）28との間のデータ伝送を可能にする 。例えば、認承データはシステム管理装置22からＨＥＣ28に伝送されてもよい。 ＨＥＣ28は認承データをフォーマット化し、それをスクランブラ48，50または52 により帯域内で、または帯域外データ送信機54により帯域外で加入者端末に伝送 する。ＨＥＣ28は、スクランブラ48，50，52および帯域外送信機54へのデータ流 の 伝送を制御するサイエンティフィック・アトランタ・モデル８６５８を含んでい ると好都合である。スクランブラからの料金請求データは、電話プロセッサ30ま たはモデム32のいずれかを介して受信されることができる。加入者端末14はその 構造に応じて電話線を介して料金請求データを直接電話プロセッサ30に伝送する か、或はＲＦ ＩＰＰＶプロセッサ34へのケーブルのバックアップにより伝送す ることができる。加入者端末14は、料金請求データを伝送するために使用される 電話通信モジュールまたはＲＦ通信モジュールのいずれかを含むことができる。 データがＲＦ ＩＰＰＶプロセッサ34に送られる場合、それはＲＦ ＩＰＰＶプ ロセッサ34と関連したモデム36によってシステム管理装置22と関連したモデム32 に送られる。システム管理装置22は、顧客の番組サービスの請求書が彼等に送ら れるように、電話プロセッサ30およびモデム32からの料金請求データを累算して 、料金コンピュータ24にそれを供給する。 ヘッドエンド12を参照すると、ＥＰＧデータは衛星受信機40によって受信され 、情報サービスプロセッサ42に送られる。情報サービスプロセッサ（“ＩＳＰ” ）42はまた加入者に伝送するためにテキストデータを受信する。テキストデータ は天気情報、スポーツのスコア、メッセージ等を含んでいてもよく、情報サービ ス提供者によって提供されるか、或はケーブル提供者によって制作されてもよい 。ＩＳＰ42はその他のデータと同様にＥＰＧデータを受信し、加入者にそれを送 信することが可能である。ＩＳＰ42は、スクランブラ44および46にデータを供給 する。もちろん、ＩＳＰがデータを供給するスクランブラの実際の個数は、伝送 されるべきデータ量およびデータが供給されて更新されなければならない速度を 含む多数の要因に依存する。ＥＰＧおよびテキストデータは、スクランブラによ って反復的に伝送される。スクランブラが１つしかなく、このようなデータが多 数存在する場合、反復速度は遅くなる。１以上のスクランブラを使用することに よって、データ反復速度を高めることができる。図２における２個のスクランブ ラ44および46は単なる一例である。 スクランブラ44および46は、関連したテレビジョン信号をスクランブルすると 共に加入者に伝送するためにデータを帯域内で供給する。好ましい実施形態にお けるＥＰＧデータおよびテキストデータは、垂直帰線消去期間に位置されている が、６ＭＨｚのチャンネル中の他の箇所に位置されてもよい。例えば、技術的に 知られているように、データは音声搬送波を振幅変調することが可能である。こ こでは、一例として６ＭＨｚのＮＴＳＣアナログテレビジョン信号を考慮してい るが、本発明はそれに限定されるものではない。テレビジョン信号はＰＡＬまた はＳＥＣＡＭフォーマットのデジタルまたはデジタル的に圧縮されたデータであ ってもよく、或は広い帯域幅の高解像度テレビジョン信号を含んでいてもよい。 ここで説明されているように、帯域内伝送とは、音声搬送波およびビデオ搬送波 の両者を含むビデオテレビジョンチャンネル内のデータの伝送を意味する。デー タは音声搬送波を振幅変調して伝送されてもよく、これを以下帯域内音声データ と言い、或はＭＰＥＧ圧縮ビデオデータ流のデータチャンネルのような使用され ていない部分、すなわちアナログテレビジョン信号の垂直または水平帰線消去期 間中にビデオ信号中で伝送されてもよい。 衛星受信機40によって受信されるＥＰＧデータは膨大であることが多く、１〜 ２週間先までの番組のデータを含んでいる。このデータが全て加入者端末14に伝 送された場合、その端末はそのメモリにデータを記憶しなければならない。その 多量の情報を記憶するには、著しい量のメモリが要求される。典型的なケーブル システムにはこのような端末が数百または数千個存在しているため、加入者端末 に特別なメモリを設置するのは多額の費用を要する。顧客は、しばしば次の数時 間のような、ＥＰＧデータ提供者16によって供給されるデータの一部分だけを提 供するもっと安価な装置を好む。それで顧客が自分の端末を所有している場合に 、顧客は安価なケーブルサービス代または購入費により利益を得ることができる 。したがって、ＩＳＰ42は、加入者に伝送されるべきＥＰＧデータのある部分だ けを選択する能力を備えている。ＩＳＰ42はＥＰＧデータを受信し、加入者に伝 送されるべき部分を選択して、スクランブラ（44および、または46）にその部分 だけを送る。ＥＰＧデータ提供者16によって提供されたデータの一部分だけを選 択することによって、そうでない場合よりも少量のデータが伝送される。したが って、データ受信速度が高められる。ＩＳＰ42がＥＰＧデータの一部分を選択す るだけでなく、ＥＰＧデータ提供者16によりカバーされていないローカル局にデ ータを付加する。ＩＳＰ42はまた加入者がさらに満足できるようにデータを再フ ォ ーマット化することもできる。 上述のように、好ましい実施形態においてＥＰＧデータは少なくとも１つのテ レビジョン信号の垂直帰線消去期間中に伝送される。ＥＰＧデータは、スクラン ブラによって垂直帰線消去期間中に定期的に伝送されている。スクランブラ44お よび46は、ＥＰＧデータを記憶する専用のメモリを有している。そのメモリ量は 、加入者に伝送されるＥＰＧのサイズに依存している。ＩＳＰがＥＰＧデータ提 供者によって提供されたＥＰＧデータのごく一部分、例えば数時間分だけを選択 しようとした場合、128ｋバイト程度の小さいメモリがあればよい。大きいセグ メントには、512ｋバイトが必要である。２〜３週間の番組データに対して、１ Ｍバイトが要求される。ＩＳＰは、ＥＰＧデータ提供者16から受信された新しい データによりスクランブラメモリを周期的に更新する。ＩＳＰ42は、データが問 題にするのはすぐに始まる番組か、またはもっと時間的に遠い番組かに応じて、 データに長期間または短期間のいずれかのタグを付ける。スクランブラは長期間 データより頻繁に短期間データを送信する。これは、ＥＰＧが加入者端末14のメ モリに記憶され、頻繁に更新されなければならないためである。しかし、加入者 端末は、ＥＰＧデータが位置しているチャンネルに一定して同調されない。以下 に説明するように、加入者端末14は、更新情報を得ることが可能な全ての場合に ＥＰＧデータチャンネルに同調する。短期間データをかなり頻繁に送信すること によって、所定の加入者端末は、恐らく正確な短期間データをそれに記憶させ、 それは加入者端末のユーザーにとって非常に重要なデータである。長期間データ はあまり頻繁に送信されない。番組変更はまた短期間データで分類されてもよい 。 上述されたように、ＩＳＰ42はまた株式相場サービスのような情報サービス提 供者からテキストデータを受信する。ＩＳＰ42はまたテキストを局部的に生成す ることができる。例えば、ＩＳＰ42は間もなく始まる事象またはサービス中断ま たは変更に関連した加入者への送信用メッセージを生成してもよい。テキストデ ータが情報サービス提供者から受信された場合、それはＩＳＰ42によって受信さ れたまたは再フォーマット化され、その後加入者に伝送するためにスクランブラ （44または46）に送信されたものとして伝送されてもよい。 ＩＳＰ42はまた、スクランブラ48，50および52並びに帯域外データ送信機54を 制御するヘッドエンド制御装置（ＨＥＣ）28にデータを送る。スクランブラ48， 50および52はテレビジョン信号をスクランブルし、かつまた帯域内データを挿入 してもよい。帯域外データ送信機54は、別個の搬送波で、すなわち６ＭＨｚチャ ンネルではないチャンネルでデータを伝送する。好ましい実施形態において、帯 域外搬送波は108.2ＭＨｚであるが、別の帯域外搬送波がまた使用されてよい。 ＨＥＣ28の制御の下に伝送されたデータは、例えばデスクランブリング情報であ ってもよい。好ましい実施形態において、データは次のビデオフィールドにおい て使用されるスクランブルの形式を示すように各垂直帰線消去期間中に挿入され る。スクランブリングシステムは、技術的によく知られている。例えば、同期抑 制スクランブル、ビデオ反転スクランブル等、或はいくつかのスクランビング技 術の組合せが使用されてもよい。さらに、認承情報が伝送されることが可能であ る。この情報がチャンネルまたは番組の受信を許可する。データはまた帯域内の 音声データまたはビデオデータのいずれかとしてサイエンティフィック・アトラ ンタ・モデル8556-100データ中継器のようなデータ中継器（示されていない）を 介してスクランブルされていないチャンネルを伝送されてもよい。 伝送された幾分かの情報はグローバルであり、すなわちあらゆる加入者がそれ を入手することができる。例えば、デスクランブル情報はグローバルな伝送であ ることができる。各加入者がデスクランブル情報を受信するとは、各加入者端末 が受信された信号をスクランブルから戻すことが可能であるということを意味す るものではないことに留意されたい。むしろ、認承された加入者端末だけが受信 された信号をスクランブルから戻すことができる。他方において、データ伝送は アドレスされた伝送であってもよい。例えば、認承データは通常個別の加入者に 対してアドレスされる。すなわち、伝送される時に、データはそれと関連したア ドレスを有する（例えば、加入者端末の一連の番号）。アドレスされた加入者端 末はそれにしたがってデータの受信および応答を行う。その他の加入者端末は、 そのデータを無視する。さらに、グループアドレスされたデータがあり、それは 加入者のグループに影響する。スクランブラ44，46，48，50，52並びに帯域外テ ータ送信機54の出力は、信号プロセッサ、変調器および結合器等の任意の必要な 処理装置に送られる。これらの素子は、ブロック56として全体的に示されている が、本発明の一部分を構成するものではない。分配システム58は、加入者端末14 に通じている。 加入者の位置において加入者端末14が認められる。加入者の位置において、加 入者端末14は、例えばＶＣＲ18およびテレビジョン20を含む加入者のビデオ装置 に接続される。多数の加入者端末14がいくつかのテレビジョン受信機20を備えた 構内に設置されてもよい。 図３は、デコーダの詳細なブロック図である。以下図３を参照して、加入者端 末の１つを詳細なブロック図で説明する。信号分配システム58からの広帯域テレ ビジョン信号は、上方／下方変換器またはチューナー100の入力で受信される。 通常、上方／下方変換器100は、108.2ＭＨｚの帯域外信号と広帯域テレビジョン 信号を分離するためにデプレクサ等の入力フィルタを含んでいてもよい。例えば ピクチャー・イン・ピクチャーサービスまたは視聴／記録モードを提供するため に１以上のチューナーが設置されていてもよい（示されていない）。帯域外デー タ受信機150は、分離された帯域外データを受信するようにチューナー100に結合 されている。上方／下方変換器100は、使用されていない時に帯域内ビデオおよ び音声データを受信する予め定められたチャンネルに同調されることができる。 チャンネルは、システム管理装置22からここで説明されたデータ伝送方法の１つ によって予め定められていてもよく、予め定められたチャンネル識別子は、加入 者端末14に記憶されることができる。 使用中、上方／下方変換器100は、赤外線（ＩＲ）受信機124、リモコン126お よび端末キーパッド122を有するユーザーインターフェイスを介して加入者によ って選択されたチャンネルにしたがって同調される。上方／下方変換器100は、 選択されたまたは予め定められたデフォールトＲＦチャンネル信号を45.75ＭＨ ｚの中間周波数信号に変換するためにチューナー制御装置102の制御の下に位相 ロックループを使用する。多機能制御回路（ＭＣＣ）104はチューナー制御装置1 02に対する双方向リンクによって上方／下方変換器100に結合されている。ＭＣ Ｃ104は、多数の加入者端末の制御およびデータ処理機能を結合して単一のパッ ケージにするアプリケーション特定集積回路（ＡＳＩＣ）であることが好ましい 。もちろん、ＡＳＩＣは個々の制御回路の任意の組合せを含んでいてもよい。 その代わりとして、或はさらに付加して、例えばマイクロプロセッサ等の別の制 御回路が使用されてもよい。 双方向リンクは、同調用の１つの通路と同調プロセスのフィードバック制御の ための復帰路とを含んでいてもよい。自動利得制御用のフィードバック信号およ び自動周波数制御用のフィードバック信号は、ビデオ復調器からそれぞれフィル タ101および103を通って上方／下方変換器100に送られる。 例えばＳＡＷフィルタ106等のフィルタは、処理のために別個のビデオ部分お よび音声部分に信号を分割するためにＩＦチャンネル信号を濾波する。ビデオ部 分は、ＭＣＣ104のデスクランブラ制御装置110の制御の下にビデオ復調器および デスクランブラ109によって復調されてデスクランブルされる。例えば、ビデオ デスクランブラ109は、同期抑制スクランブルのために同期再生（ビデオ信号の デスクランブルの１形態）を実行してもよい。その後、ビデオ信号はバンドパス フィルタ130を通ってスクリーン上表示制御装置132に送られ、ここにおいて必要 ならば逆ビデオ反転（デスクランブル）が行われる。ビデオ部分のデスクランブ ルは、同期抑制、同期反転、ビデオライン反転等を問わず、ＭＣＣ104のデスク ランブラ制御装置110の制御下にある。デスクランブラ制御装置110は必要なタイ ミング信号と反転軸レベルを供給し、またビデオがスクリーン上の表示制御装置 132に反転されるか否か、必要なタイミング、再生レベルを供給するか否かにか かわらず、ビデオ復調器109に対して再生されるべき識別同期パルスを供給する 。デスクランブラ制御装置110は、帯域内音声データとしてパルスから、或は垂 直帰線消去期間中にビデオ部分を変調したデータからこのようなデスクランブリ ング情報を受信する。 別の通路において、音声信号は、同期検出器105によって41.25ＭＨｚのＩＦ搬 送波から4.5ＭＨｚの相互変調周波数に変換される。検出器105の自動利得制御用 のフィードバック信号は、バンドパスフィルタ131の出力から供給される。その 後、音声信号がＦＭ復調器119によって復調されてもよい。振幅変調検出器111は 、音声搬送波を振幅変調している帯域内音声データを再生するためにパルス検出 を実行する。受信された帯域内パルスは、パルスシェーパ115による成形後の処 理のためにＭＣＣ104の帯域内音声データデコーダ117に供給される。デ スクランブルデータ以外の帯域内データは、バッファするためにＤＲＡＭ137に 記憶される。デスクランブラ制御装置104は、ビデオデスクランブル動作のため にデスクランブルデータに直接アクセスする。 音声信号の音量制御は、ここにおいて参考文献として含まれている米国特許第 5,054,071号明細書に記載されているように音量制御装置41およびマイクロプロ セッサ128の制御の下に行われる。音量制御の後、音声信号はローパスフィルタ1 23およびミュートスイッチ125を通って送られる。ミュートスイッチ125の出力は 変調器42に供給される。 ＭＣＣ104は復調およびデスクランブリング後にビデオ信号を受信し、ＶＢＩ 検出器により信号のＶＢＩから帯域内ビデオデータを検出する。帯域内ビデオデ ータは、4.0ギガビット／秒のような既知のテレテキストシステム程度の周波数 で伝送される。しかしながら、本発明はこの点において制限を受けるものではな い。データクロックは、よく知られている技術にしたがってナイキスト率より高 い適切なサンプリング周波数を供給する。ＶＢＩデータデコーダ129は、マイク ロプロセッサによって処理される前にＤＲＡＭ137にデータを記憶する。ＶＢＩ データデコーダの付加的な詳細は、ここにおいて参考文献として含まれ、本出願 人により同日に出願された別出願明細書（attorney docket no.45910）に記載さ れている。さらに、時刻がヘッドエンドによって伝送され、ＤＲＡＭ137中に記 憶される。例えば、ここにおいて参考文献として含まれている米国特許第4,994, 908号明細書に記載されているように、グローバル時刻伝送が衛星時間標準に基 づいて周期的に行われる。したがって、マイクロプロセッサ128は現在時間を示 すデータにアクセスする。 スクリーン上表示制御装置132は、ビデオ信号の代わりに、またはその上に重 ねられるスクリーン上文字およびグラフィック表示を選択的に生成する。例えば 、ＶＢＩデータデコーダ129によってＤＲＡＭ137に記憶された情報は、スクリー ン上表示制御装置132に読出されて、スクリーン上の文字および、またはグラフ ィックスを生成するために使用されてもよい。変調器142は、スクリーン上表示 制御装置132の出力からのビデオ信号と、ミュート制御回路125の出力からの音声 信号とを結合し、ＮＴＳＣに対してチャンネル３／４のようなマイクロプロセ ッサ128により選択されるチャンネル周波数に結合された信号を変換する。結合 され再変調された信号は、よく知られた方法でテレビジョン受信機にＲＦ出力と して供給される。 制御マイクロプロセッサ128は、加入者端末14の動作全体を制御する。加入者 は、スクリーン上表示との相互作用ユーザーインターフェイスによりマイクロプ ロセッサと128と通信し、これを制御する。このユーザーインターフェイスは、 加入者端末14の前面パネル上のキーボード122と、チャンネル同調、音量レベル 制御、特徴選択等の加入者制御信号を生成するリモコン126とを含んでいる。こ れらの加入者命令は、ＭＣＣ104の入力スキャナおよび制御装置148によってデコ ードされる。ユーザーインターフェイスの遠隔制御ＩＲ受信機124は、よく知ら れているようにＩＲまたは他のリモコン126からの命令を受信し、マイクロプロ セッサ128に命令を与える。さらに、ユーザーインターフェイスは、例えば同調 されたチャンネル番号および診断法を表示する４デジット、７セグメントＬＥＤ 表示装置のような表示装置を含んでいてもよい。 キーパッド122またはリモコン126が命令を選択するために使用された場合、マ イクロプロセッサ128はその命令を実行するように動作する。加入者端末は、端 末の動作を補助する非常に多数のスクリーン上表示を提供することによって加入 者と相互作用する。スクリーン上の表示は、端末の複雑な特徴の多くにより情報 を提供し、加入者を案内するようにする。例えば、スクリーン上の表示は、加入 者端末およびその特徴の使用のための指示をスクリーン単位で提供するメニュー ページ構造を実施してもよい。 ＭＣＣ104のデスクランブラ制御装置110は再生されたデスクランブリングデー タを使用して、例えば反転制御信号等の適切な制御信号と、入力ベースバンドテ レビジョン信号をデスクランブリングするか、それでなければ再生するための等 化、同期再生または再発生信号を生成する。機密保護マイクロプロセッサ136は 、ＭＣＣ104のデスクランブラ制御装置110が特定のチャンネルに関してデスクラ ンブリングを実行するか否かを決定するか、或いはシステム管理装置22から装置 の内部不揮発性メモリ（ＮＶＭ）に（ここに記載されている帯域外、帯域内音声 または帯域内ビデオの３つのデータ伝送方式のいずれかにより）ダウンロー ドされた認承および制御データを翻訳することによりどのような形態のデスクラ ンブリングが特定の時間に必要とされるかを決定する。機密保護マイクロプロセ ッサ136のＮＶＭは、例えば認承データ、スクランブルされたチャンネルデータ 、ある端末構造データ、その他の必要なデータ等の機密保護データを記憶する。 制御プロセッサ128は、部分的にプロセッサの内部の読取り専用メモリに記憶 され、部分的にフラッシュＥＰＲＯＭメモリ134のようなＮＶＭに記憶されてい ることが好ましい制御プログラムを動作させることによって動作する。端末の種 々の回路素子をクロックするボード上のクロックが設けられている。さらに、マ イクロプロセッサ128の制御プログラムは、拡張カードのＮＶＭ138に保持しても よい。マイクロプロセッサ128は、データ、アドレスおよび制御ラインを有する メモリバス141を介してＮＶＭ134，138と通信する。マイクロプロセッサ128はま たデータデコーダ117、129および146、音量制御装置41、スクリーン上表示制御 装置132並びにチューナ制御装置102を制御し、ＭＣＣ104および制御プロセッサ バス（ＣＭＢ）131を通った命令を介してデスクランブラ制御装置110並びに入力 キースキャナおよび制御装置148を制御する。マイクロプロセッサ128は、ミュー トスイッチ125および変調器142の出力周波数選択を直接制御する。マイクロプロ セッサ128は、データポート140を通しての他の補助装置との通信および制御のた めに付加的な容量を含んでいる。例えば、データポートは、スクリーン上メニュ ーを介するＶＣＲ制御用のＩＲ ブラスタ(blaster)、二重チューナー動作用の 付加的な加入者端末、またはデジタルビデオ加入者端末への接続を調整してもよ い。 加入者端末14は、アドレス可能なグローバルデータ、別のテキストデータ、お よびヘッドエンド12から帯域内垂直帰線消去期間（ＶＢＩ）を介して伝送された デスクランブラデータを受信してもよい。その代わりに、またはそれに加えてア ドレス可能なグローバルデータは、帯域外受信機が設けられているならば、分離 した帯域外データ搬送波で送信されてもよい。メモリ制御装置112は、３個のデ ータデコーダ117，129および146から入力したデータが例えばＤＲＡＭ137のよう な揮発性メモリ中に記憶されることを可能にする。そこにおいて、それは、ＣＭ Ｂ131を介して制御マイクロプロセッサ128によりアクセスされることがで きる。ＭＣＣ104はまた、制御マイクロプロセッサ128からの制御命令をＭＣＣ10 4のその他の素子に分配し、加入者端末14の残りの部分を動作させる。さらに、 ＭＣＣ104は、機密保護マイクロプロセッサ136と加入者端末14のその他の部分と の間の通信を可能にする機密保護マイクロプロセッサバス（ＳＭＢ）143に接続 している。さらに、ＳＭＢ143は更新可能なセキュリティを提供するように拡張 カード138に結合される。 ＭＭＣ104のメモリ制御装置112およびマイクロプロセッサインターフェイスは 、制御マイクロプロセッサ128および機密保護マイクロプロセッサ136に対する中 央通信装置である。メモリ制御装置112は、メモリへの書込みまたはメモリから の読出し要求をマイクロプロセッサ128，136およびその他の制御およびデータデ コーダから受取る。それは実時間アプリケーションおよびマイクロプロセッサに 優先権を与え、メモリ伝送の競合を解決し、データの流れを予定する。マイクロ プロセッサ128，136は、ＭＣＣ104の内部レジスタを通してメモリ制御装置112お よびMＣC104のその他の部分と通信する。 拡張カード138は、メモリおよび、または機密保護マイクロプロセッサの素子 を含み、コネクタ200中に差込まれることができる印刷配線カードであってもよ い。コネクタ200は、それが拡張カード138を受取った時に、拡張カードが上部カ バーと接触するように構成されることができる。コネクタ200は、制御マイクロ プロセッサメモリバス141および機密保護マイクロプロセッサバス143を拡張カー ド138に電気的に延長する。付加的なプログラムまたはデータメモリ、更新され たセキュリティ、或いはマイクロプロセッサ128，136によってサポートされるそ の他の任意のアプリケーションが拡張カード138によって提供されることができ る。さらに、拡張カードが設置されているか否かを検出するためにマイクロプロ セッサ126に結合された回路が設けられてもよい。したがって、加入者端末14は 、拡張カード138が設置されている場合にはこれに含まれている情報にしたがっ て制御されてもよく、また拡張カード138が設置されていない場合は内部ソフト ウェアにしたがって制御されてもよい。拡張カード138に関する付加的な詳細は 、ここにおいて参考文献として含まれている米国特許出願第07/983,910号明細書 （"Subscriber Terminal with Plug In Expansion Card"）に記載されて いる。 加入者端末は、電話機型のインパルス・ペイ・パー・ビュー（ＩＰＰＶ）モジ ュール252またはＲＦ−ＩＰＰＶ型のモジュール154をオプションで含んでいても よい。その代わりとして、このような帰路情報は光リンクを介して伝送されても よい。ＩＰＰＶモジュールにより、加入者は彼等の加入者端末の認承を要求して 、ペイ・パー・ビュー事象またはニア・ビデオ・オン・デマンド（ＮＶＯＤ）ト ランザクションのような有料事象を受信し、機密保護マイクロプロセッサ136の ＮＶＭに事象の購入と関連したデータを記憶し、その後信号分配システムを介し た電話帰路またはＲＦ帰路を介してシステム管理装置22にデータを伝送すること ができる。 さらに、ＲＦまたは電話ＩＰＰＶモジュールまたはその他の帰路伝送を介して “相互作用テレビジョン”情報がシステム管理装置22に伝送されてもよい。この ような場合、加入者端末は、すぐに表示されるメニューを限定している情報を受 取る。ユーザーがメニューのプロンプトに応答した時、結果的な情報がリターン データとして即座に伝送される。例えば、ユーザーはキーボードに情報を入力す ることによってポールに応答することができる。ポールの結果は、ヘッドエンド において決定され、後に加入者端末に通知される。相互作用テレビジョンに関す る付加的な詳細は、ここにおいて参考文献として含まれている本出願人により同 日に出願された米国特許出願明細書（Attorney Docket No.1263.45816）に記載 されている。 図４Ａは、本発明の１実施形態にしたがって提供される電子番組案内のスクリ ーンを示している。電子番組案内は、加入者端末14によってそのメモリに記憶さ れたデータから生成される。メモリおよびメモリ制御回路は図３に関して説明し た。加入者端末または図３のリモコン126のようなリモコンから、ＥＰＧが始動 され表示されてもよい。例えば、リモコン126上のスイッチに“番組案内”のラ ベルが付けられていてもよいし、或いは加入者端末14によって提供されたメニュ ーからＥＰＧが選択されてもよい。さらに、番組案内を始動するために加入者端 末14上のキーボード122もまた使用されてよい。 ブロック60には日付および時間スロットが水平方向に示されている。チャンネ ル選択はスクリーンの左側に垂直方向に示されている。もちろん、チャンネルお よび時間の配置は別の実施形態において逆にされることが可能である。例えば、 ブロック62において、図ではチャンネル15であるＨＢＯが認められる。テレビジ ョン番組の名称は、各時間スロットおよびチャンネルスロットと関連している。 例えば、ブロック64に示されている“Gilligans Island”は７：３０ｐ．m．の 時間スロットおよびチャンネル１４と関連している。ＥＰＧの左側のチャンネル は、数字順に上から下に配列されている。ＥＰＧ特徴が最初に始動された場合、 スクリーンは、例えば対応した番組の説明がカーソルを示すように強調された状 態で上から３番目のチャンネルスロット中に同調された現在のチャンネルを示す 。番組説明は表題を含み、また視聴率または番組がクローズドキャプションであ る表示等の別の情報を含んでいてもよい。例えばブロック66はこの情報を全て提 供している。最初に示された時間スロットは、例えば直前の30分に始まったスロ ットまたは１時間スロットとそれに続く３つの30分のスロットである。もちろん 、説明されたデフォールト特徴は単なる一例に過ぎず、その他のものが本発明に したがって使用されてもよい。 リモコン126は、カーソル方向キー“上”“下”“左”および“右”、または これらの方向を表わす矢印を備えている。これらのキーは、ＥＰＧに関してカー ソルを移動させる。カーソルは30分の１チャンネルインクレメントで移動する。 現在のカーソルの位置は、その位置で強調された番組によって示される。カーソ ルの位置はまた、選択されたチャンネルおよび時間をカーソル位置で強調するこ とによって示されてもよい。例えば図５を参照すると、カーソルが位置している “Jake & The Fatman”とＷＡＧＡチャンネル４が９：００の開始時間と共に強 調されている。カーソルがスクリーンのエッジに到達した時、スクリーン上に示 されていない情報を探索するために方向キーを動作するたびにスクリーン全体が １スロットづつシフトされる。この動作は、コンピュータ上のスプレッドシート 内における動きに似ている。加入者が最後の有効時間スロットに達した時、カー ソルはその方向にさらに移動しなくなる。端末はカーソルが最後の時間スロット に到達した時にそれを最初の時間スロットに一順して戻すことができるが、それ は要求されず、ユーザーをさらに混乱させる可能性もある。しかしながら、好ま しい実施形態では、カーソルは最上部のチャンネルから最下部のチャンネルに、 およびその逆に一順して戻る。これによって、カーソルキーを使用することによ り視聴者は選択したチャンネルにより速く到達することができる。さらに、直接 チャンネルエントリィがＥＰＧモードにおいてサポートされる。直接チャンネル エントリィは、ユーザーが選択し、カーソルをその上に位置したチャンネルで情 報を表示するようにウインドウを移動させる。しかしながら、ユーザーがリモコ ン126上の“選択”キーを動作することによってそれを選択しなかった場合、端 末はそのチャンネルを同調しない。さらに、カーソルが番組上に位置された時、 ユーザーは彼のリモコン上の“ＩＮＦＯ”キーを付勢することによって番組に関 する情報をさらに要求することができる。番組に関する付加的な情報が入手可能 な場合、このことがこのような情報を提供するウインドウを開かせる。その情報 には、ゲストスターのリストまたは番組の概略が含まれる。 左または右のカーソル方向キーを押し下げた場合、スクリーンインクレメント は30分間隔のステップで２倍になり、その後“高速モード”になる。高速モード では、スクリーンは１秒当たり４倍の２時間インクレメントでシフトするが、時 間および日付バーしか変更されない。番組セルは加入者がキーを解放するまで空 のままであり、それらは解放時に適当な番組情報で満たされる。高速モードは、 ８時間／秒の実効速度を提供する。カーソルが大きい時間ブロックから小さい時 間ブロックに垂直に移動された場合、カーソルは同一の時間ブロックに位置する 。 カーソルが、ユーザーが視聴したい特徴の上に位置された場合、“選択”スイ ッチが動作され、そのチャンネルが同調される。その代わりに、“選択”スイッ チは、ユーザーが番組を視聴するか、或いはそれを記録することを可能にするメ ニューをユーザーに表示してもよい。視聴オプションが選択された場合、チャン ネルが同調される。記録オプションが選択された場合には、端末はＶＣＲ18が番 組を記録するようにセットするか、或いは端末自身が少なくとも番組が入手でき る時に適切なチャンネルをオンに切替えて同調を行う。 ペイ・パー・ビュー事象はまたＥＰＧから選択されてもよい。再度図５を参照 すると、ペイ・パー・ビュー事象がチャンネル５で利用できる。ペイ・パー・ビ ュー事象は、特定のチャンネルに専用にされる必要がないが、この実施形態では チャンネル５がペイ・パー・ビュー番組用に割当てられている。示されたペイ・ パービュー事象は、“Terminator 2”である。その局に同調するために選択キー を使用するだけでは、番組がスクランブルされたときに視聴できないことに留意 されたい。そうではなく、ユーザーは番組を購入しなければならない。ユーザー はカーソルを番組上に位置させ、その後“購入”ボタンを押す。ユーザーは、偶 発的な購入を避けるために“購入”ボタンを再度押すことによって彼の選択を確 認することを要求されることが好ましい。ユーザーはまたこの購入を完了するた めにセキュリティ番号を入力しなければならない。ユーザはこの特徴が動作され たか否かを選択することができる。子供を持つユーザー、ベービーシッター等の ために、家庭内でセキュリティ番号の特徴が始動されてもよい。番組だけを所望 するユーザーに対して、それは使用中止されてもよい。 図６乃至８は、視聴案内からのペイ・パー・ビュー選択方法を示す。図６は、 強調されたペイ・パー・ビュー（“ＰＰＶ”）選択を示す。この図では、ペイ・ パー・ビュー選択の背景は白色であり、一方選択されていないスロットの背景は グレーである。図５において、選択されたスロットの背景は黒色であった。選択 したものを示す任意の方法が使用されることが可能であり、それは本発明の技術 的範囲内である。この時点から、ユーザーは“Terminator 2”を購入するために “購入”ボタンを押す。その後、ユーザーは“購入”ボタンをもう１度押すこと によって選択したものを確認することを要求されることが好ましい。 ユーザーがセキュリティ番号特徴を始動させた場合、図７に示されているスク リーンが現れる。ユーザーは彼のセキュリティ番号を入力するように要求される 。正しく入力された場合、図８のスクリーンが表れ、注文が入力されたことを示 す。ユーザーがセキュリティ番号特徴を選んでいない場合、購入したものを確認 するために“購入”キーを押した後、図８のスクリーンが現れる。 その後、ユーザーは事象の開始を待つことが可能である。適切な時に、加入者 端末が購入された事象を同調する。或いは、ユーザーは事象が始まるまで別の番 組を見ることができる。ユーザーが事象が始まるまで別の番組を見ることを選択 した場合、メッセージが事象が始まっており、ユーザーがそれに同調するように 警告する。その代わりに、事象が始まったときに、端末が事象に自動的に同調し てもよい。 以下、電子番組案内および関連した特徴をさらに詳細に説明する。上述されて いるように、ＥＰＧは、加入者が数時間の期間後の番組のスケジュールを見るこ とを可能にする。実際の時間数は設置されたメモリ量に依存する。ＥＰＧ情報は 、データトランザクションを介してヘッドエンドからダウンロードされ、ＲＡＭ 中に記憶される。もちろん、番組は休みなく放映されているため、この元のデー タはすぐに時代遅れになる。したがって、更新データがＥＰＧデータチャンネル で端末に休みなく送られる。チャンネルはＥＰＧデータチャンネルとして記載さ れていても、それはＥＰＧデータに限定される必要はない。事実、それはビデオ を含むことが可能であり、更新されたＥＰＧデータが垂直帰線消去期間中に位置 する。加入者端末は可能に時にはいつでもＥＰＧデータチャンネルに同調する。 例えば、端末がオフに切替えられた場合、それはオフモードに入り、“オフ”チ ャンネルと呼ばれているデフォールトチャンネルを同調する。しかしながら、端 末は更新情報のためにＥＰＧチャンネルに頻繁に同調する。好ましい実施形態に おいて、ＥＰＧデータチャンネルは、更新情報を得るために30分ごとに同調され る。更新後、オフチャンネルは再度同調される。したがって、番組が放映された とき、それらのリストに割当てられたメモリは将来的な番組に関するデータと置 換される。同様にして、メニュー動作中に端末は更新のためにＥＰＧデータチャ ンネルを同調する。もちろん、ユーザーがＥＰＧモードを入力した場合、端末は そのメモリを更新するためにＥＰＧデータチャンネルを自動的に同調する。 ＥＰＧによって表示されたデータは、システム要求に応じて変化されることが できる。しかしながら、このデータが加入者端末中のメモリに記憶されているこ とを想起しなければならない。したがって、特定の番組に関して提供される情報 が多くなると、所定のメモリサイズにより表現されることが可能な場合より番組 数が少なくなる。256ｋバイトのわずかなメモリを有する端末は、１〜２時間の 番組を表示するが、１Ｍバイトのメモリのものは２日間の番組を提供する。４Ｍ バイトのメモリにより、２週間までの番組が記憶されることができる。上述され たように、大きいメモリはシステムを高価にする。しかしながら、ほとんどのＶ ＣＲが７日または14日タイマーを有しているので、少なくとも１週間または２週 間分の番組がＥＰＧで利用できない場合、ＶＣＲ番組オプションはあまり有効で はない。 本発明を十分に理解するために、ＥＰＧデータの記憶および更新を若干説明す る必要がある。スクランブラ（またはデータ中継器）によって送られたＥＰＧデ ータは、それが関連する日付け、時刻およびチャンネルを示すためにタグを付け られる。そのデータは加入者端末によって受信される。加入者端末が現在の日付 と30分間に対応したデータを受信したとき、それは全てのチャンネルに対してそ のメモリにそのデータを記憶し始める。その後、加入者端末は全てのチャンネル に対してその日の次の30分スロットのデータを受信し記憶する。これは、加入者 端末がＥＰＧに割当てられたメモリを使い果たすまで続く。後続するそれより後 の時間に対するＥＰＧデータは無視される。したがって、異なるメモリサイズの デコーダを同一システム内に設置することが可能である。ある加入者端末が265 ｋバイトのメモリを有しており、１〜２時間のＥＰＧだけしか記憶することがで きない場合、端末はそれだけの量を記憶し、残りを無視する。他方において、端 末が４Ｍバイトのデータを含んでいる場合、それははるかに多量のデータを記憶 することができる。図４Ｂを参照すると、更新プロセスが示されている。最初に 、矢印68の方向のデータが記憶される。それは、そのデータが現在の時刻および 日付に対応するためである。データはその時刻および日付に対して全てのチャン ネルに対して記憶される。換言すると、“７：００ＰＭ”の下の列全体がメモリ に記憶される。次に、矢印70によって示されているように７：３０ｐ．ｍ．の時 間スロットからのデータがメモリに記憶される。このプロセスは、ＥＰＧ記憶用 に割当てられた加入者端末のメモリが一杯になるまで続く。 ＥＰＧ記憶用に割当てられたメモリの量は、もちろん加入者端末において利用 可能な全体のメモリに依存している。システム管理装置22は、好ましい実施形態 ではＨＥＣ28を介して、加入者端末グループに対するグループアドレスされたデ ータの伝送を開始し、端末がスクランブラ、データ中継器または帯域外送信機を 介してＥＰＧに割当てるメモリの量を示す。各加入者端末グループは、所定のメ モリサイズの加入者端末を含んでいる。したがって、各グループは、適切なデー タ量をＥＰＧに割当てるようにそれらに指示するデータを受信し、その量は受信 グループの端末で利用可能なメモリに依存する。 ＥＰＧに対するさらに別の制限は、ＥＰＧグリッドのスロットにフィットする 文字の数である。例えば、好ましい実施形態において、30分の番組は18文字以下 で、すなわち１行につき９文字の２行で表現されなければならない。１時間以上 の番組に対して、19文字２行の38文字まで使用されてもよい。１時間の番組に利 用できる文字の数は、30分の番組に対して利用可能な数の２倍より少し多い。こ れは、30分の番組を分離するバーが付加的なデータ文字に使用されてもよいため である。また、ＥＰＧの背景が主題を示すために選択されてもよい。例えば、全 ての西部劇は青色の背景で示され、全てのスポーツ番組は赤色の背景で示される ことができる。このような分類区分の使用はまた、区分リストが端末によって提 供されることを可能にする。例えば、端末は所定の日の全てのスポーツ行事を表 示することができる。好ましい実施形態において、区分はツリー構造で構成され ている。したがって、どのスポーツ番組が所定の日に放映されるのかを調べるこ とを選択したときに、ユーザーは野球、フットボール、ホッケー等の別個のリス ト項目を示すことを提案する別のメニューを受取る。各区分はメモリおよびツリ ー構造において規定されていなければならないことを留意されたい。それらはグ ローバル通信により端末にダウンロードされ、不揮発性メモリに記憶される。 上記において簡単に説明したように、付加的な情報は、各番組と関連した“情 報”スクリーン上に表わされることができる。好ましい実施形態では、各情報ス クリーンにおいて135文字の表記が記憶されてもよい。それは１行45文字の３行 である。好ましい実施形態において、ユーザーはこのモードで３つのオプション ：１）購入、２）記録、および３）視聴を提案される。ユーザーが“購入”オプ ションを選択した場合、図７および８に示されたシーケンスが発生する。すなわ ち、そのオプションが始動された場合、ユーザーは購入したものを確認して、セ キュリティ番号を入力しなければならない。図９は、“情報”スクリーンを示す 。“視聴”オプションが選択された場合、チャンネルが同調される。ユーザーが “記録”オプションを選択した場合、記録シーケンスが発生する。データポート 140（図３）を介して遠隔地ビデオカセットレコーダが付勢されてもよい。 もちろん、事象がペイ・パー・ビュー事象である場合には、購入シーケンスは 、 番組が実際に記録または視聴されることができる前に発生しなければならない。 例えば、“視聴”オプションが選択された場合、加入者端末はチャンネルに同調 して、それがスクランブルされていることを示してもよいし、或いは予め定めら れた短い期間の間無料の番組予告を見てもよい。或いは、ユーザーは事象を購入 できたことを通知されて、購入シーケンスを提供されてもよく、或いはユーザー が事象を視聴または記録することができる前にそれを購入しなければならないこ とを案内人によって通知されるだけでもよい。 “記録”オプションは、記録シーケンスを付勢する。このシーケンスは、適切 な時間に適切なチャンネルに対して付勢するように端末を設定する。端末はまた 既知の技術を使用してユーザーのＶＣＲを設定することができる。或いは、あま り複雑でない実施形態では、ユーザーのＶＣＲタイマーを設定することを彼また は彼女にただ思い出させてもよい。 チャンネルリストはＥＰＧと関連している。チャンネルリストは、チャンネル 番号および番組識別子によりシステムで利用可能な各チャンネルを示す。番組識 別子（ＰＩＤ）は、加入者テレビジョンシステムの各チャンネルに対する３また は４文字の識別子である。各チャンネルは、割当てられたＰＩＤを有している。 いくつかのＰＩＤは、マイクロプロセッサ128（図３）中のＲＯＭにおいて固定 されている。他のものは不揮発性メモリ（ＮＶＭ）134（図３）にダウンロード されることができる。好ましい実施形態において、44個のチャンネルが一度にリ ストにされる。44個以上のチャンネルが存在する場合、“ＭＯＲＥ”命令が現れ て、ユーザーがチャンネルの別のページを見ることを可能にする。図１０はこの ようなチャンネルリストの一例を示す。 ケーブルシステムはもっと多数のチャンネルを有しているため、電子番組案内 はさらに複雑になる。ケーブルシステムが100以上のチャンネルを有している場 合、視聴者は案内による操作が面倒であることを認識する。これは、通常視聴時 間の大半は少数の利用可能なチャンネルだけ視聴している視聴者にとって特に事 実である。これらの視聴者には、嗜好チャンネル案内が有効である。嗜好チャン ネル案内は、それが利用可能なチャンネルのサブセットだけをリストにすること を除いてＥＰＧに類似している。ユーザーはメニューから彼の嗜好チャンネルの リストを限定してもよい。例えば、ユーザーは彼がよく視聴する10個のチャンネ ルを彼の嗜好チャンネルとして選択することができる。嗜好チャンネル案内が付 勢されたとき、これらのチャンネルに現れる番組だけがグリッド形態で示される 。規模の小さい案内を使用することは、視聴者にとって迅速で簡単であることが 多い。もちろん、これらのチャンネルに関して視聴者にアピールするものがなけ れば、視聴者は全リスト項目用のＥＰＧを入力してもよい。嗜好チャンネルリス トは、ユーザーによって完全に選択可能である。チャンネルは、自由に追加また は削除されてもよい。嗜好チャンネルリストは、別の目的のためにも使用される ことができる。例えば、“嗜好”キーを設けることによって、ユーザーはその他 の（非嗜好）チャンネルを飛び越して、何が各嗜好チャンネル自身で放映されて いるものを調べるために彼の選択された各嗜好チャンネルを順次同調することが 可能である。大部分の加入者テレビジョンネットワークでは、所定の加入者にア ピールしないチャンネルが存在しているため、嗜好チャンネル特徴により加入者 はそれらのチャンネルの出現によって彼のシステムが不必要に複雑になることを 避けることができる。 図１１は、ユーザーが彼の嗜好チャンネルを視聴してそれを変更することを可 能にするスクリーンを示す。嗜好チャンネルは、それらの横に星印を付けられて 示されている。嗜好チャンネルリストにチャンネルを付加するには、ユーザーが カーソル移動キーを使用することにより付加されるチャンネルを強調し、その後 “選択”スイッチを付勢する。嗜好チャンネルリストからチャンネルを削除する には、ユーザーが嗜好チャンネルを強調して“選択”スイッチを押せばよく、こ れでそのチャンネルが削除される。ユーザーはまた、“消去”スイッチを付勢し て全ての嗜好チャンネルを消去することもでき、したがってユーザーが嗜好チャ ンネルの選択を“最初からやり直す”ことができる。不慮の消去を避けるために 、図１２に示されているようにユーザーは全ての嗜好チャンネルを消去するとい う彼の選択を確認することを求められる。 最近、加入者テレビジョン提供者は、“ニア・ビデオ・オン・デマンド”と呼 ばれるサービスを提供することによってビデオレンタルにもっと効果的に対抗し ようとしている。顧客は、多数の理由によりビデオのレンタルで楽しむ。テープ は、一度レンタルされると、例えば24時間のような期間にわたって制約なしに使 用されることができる。その期間中、ユーザーはテープを一時停止または停止し て、後で視聴を再開することが可能であり、また番組の一部分をリプレイするた めにそれを巻戻すか、或いは視聴者にとって興味のない部分をスキップするため に速送りすることができる。他方、標準的なペイ・パー・ビューまたはその他の テレビジョン番組に関して、ユーザーには特徴を制御する手段がない。 ニア・ビデオ・オン・デマンドシステムにおいて、特徴はいくつかのチャンネ ルで放送され、各チャンネルの番組は、特定の時間インクレメントまたはその倍 数の時間だけそれぞれ別の場面から時間的にずらされている。したがって、シス テムは、加入者が特徴の別の場面に同調することを可能にすることによってビデ オテープのレンタルに近づくことができる。例えば、加入者が最後のシーンをリ プレイすることを所望した場合、彼の端末は視聴されている番組の１時間インク レメント前の特徴を放送するチャンネルを同調する。２時間映画を考える。12個 のチャンネルがその映画に割当てられている場合、10分の時間インクレメントが 種々の場面を分離することができる。したがって、加入者が巻戻し機能をシミュ レートすることを希望した場合、彼はすぐ後の場面に同調することができる。同 様にして、彼が一時停止することを望んだ場合、彼が“一時停止”ボタンを押す と、それによって10分間の一時停止が可能になり、その後すぐ後の場面に同調す る。この場面は一時停止が実行されたところと同じ特徴の部分にある。速送りを 実行するために、端末は、先に同調された場面の10分前にあるすぐ前の場面に同 調する。もちろん、全ての映画は10分の時間インクレメントで発生し、したがっ てその経験は一時停止、巻戻しおよび速送りを完全に自由に行うことができるビ デオレンタルに正確に似ているわけではない。しかしながら、特徴は、ビデオテ ープをレンタルし返却する不便さを伴わずにビデオテープのレンタルに近いシミ ュレーションを可能にする。かなりビデオテープに類似して、ユーザーは１日、 ２日またはもっと長い期間特徴を購入するオプションを有している。その期間中 、ユーザーは彼が望む通りに特徴を視聴することができる。巻戻し“ＢＡＣＫ” 速送り“ＦＷＤ”ボタンは、多数のインクレメントを前方または後方に移動させ るために繰り返し使用されることができる。さらに、これらのボタンはラップア ラ ウンドを可能にする。映画の始めの近くで“ＢＡＣＫ”ボタンを付勢することに よって映画の終りに近いポイントが出現する。映画の終りの近くで“ＦＷＤ”ボ タンを付勢することにより、映画の始めの部分が現れる。 帯域幅を保存するために、場面の間の大きい時間インクレメントが使用されて もよい。例えば２時間映画では、20分インクレメントが使用される場合、６個の チャンネルしか必要とされない。しかし、20分インクレメントは加入者をいらい らさせる可能性がある。 図１３乃至１７Ａを参照すると、ニア・ビデオ・オン・デマンドサービスが示 されている。図１３は、ユーザーが特徴にアクセスを行うことを希望する期間を 選択することを可能にするペイ・パー・ビュースクリーンを示す。ユーザーは期 間を選択し、その後番組の開始時間を選択するように指示される。図１４は、３ つの選択：１）ユーザーがこの放映を選択した場合に、彼が見逃す量が示されて いる現在の放映、２）次の放映、または３）将来の放映を示す。ユーザーが現在 または次の放映を選択した場合、この特徴が付勢されているならば、ユーザーは 彼の“アクセス番号”を入力するように指示されることができる。図１５にはこ のスクリーンが示されている。ユーザーが将来の放映を選択した場合、ユーザー は図１６に示された表示を提供され、将来の放映を選択するように要求される。 将来の放映はリストにされ、ユーザーは彼の選択の１つを強調し、“選択”キー を押す。その後、図１７Ａに示されている“確認スクリーンが現れる。スクリー ンは、加入者が自分の購入したものを確かめることができるように購入が行われ たものを確認する。 選択された時間に、案内が現れて“Terminator 2”がチャンネル“ＸＸ”で視 聴されてもよいことを示し、或いは随意に加入者端末は、事象が現れているチャ ンネルを自動的に同調することができる。 図１７Ｂには“一時停止”スクリーンが示されている。“一時停止”スクリー ンによって、ユーザーは自由に、彼が見ていた同じ場面で映画を再開し、その映 画の一部分を見逃すか、或いは次の放映を待つことができる。例えば視聴者がす ぐに終わる電話に出ることができるように、一時停止特徴が１〜２分だけ付勢さ れた場合、視聴者は次の放映を待つよりも映画を１〜２分見逃すことを好む。し かしながら、一時停止がもっと長く続いた場合には、視聴者は次の放映が始まる のを待つことを希望する。その時に、加入者端末中のチューナは適切なチャンネ ルを自動的に同調し、ユーザーが一時停止が付勢されたポイントから視聴を再開 することを可能にする。同調動作は、制御マイクロプロセッサ128（図３）の制 御下に置かれている。同様にして、“ＢＡＣＫ”および“ＦＷＤ”キーが付勢さ れたとき、制御マイクロプロセッサ128はすぐ前またはすぐ後に続く場面の同調 を行わせる。 上記の説明はニア・ビデオ・オン・デマンドプログラムが中心であるが、その 他の主要項目もまたニア・ビデオ・オン・デマンドフォーマットで、すなわちあ る期間中購入されてよい。例えば、電子ゲームはヘッドエンドからダウンロード され、加入者は一定期間それらをプレイすることを許可されることができる。こ の特徴は、本出願と同日に出願された別出願明細書(Attorney Docket No.45816) にさらに詳細に記載されている。 本発明の利点は、ユーザーがＥＰＧからペイ・パー・ビュー事象を購入しても よいということであるが、それが事象を購入するただ１つの方法ではない。ユー ザーは、番組を視聴しているときは何時でも“メニュー”命令を付勢してもよい “主メニュー”が現れる。“主メニュー”は“ペイ・パー・ビュー”オプション を有していることが好ましい。また、リモコンは“ペイ・パー・ビュー”キーを 備えていてもよい。“ペイ・パー・ビュー”オプションが付勢された（メニュー またはキーによって）ときには必ずペイ・パー・ビューサブメニューが現れる。 このようなメニューは図１８に示されている。メニューはペイ・パー・ビュー事 象の区分で配置されている。さらに、メニューによってユーザーは彼のペイ・パ ー・ビュー選択を再検討することができる。 ユーザーが区分を選択した場合、図１９に示されたスクリーンに類似したスク リーンが現れる。ユーザーは、カーソル方向キーを使用してそれを強調し、“選 択”ボタンを押すことによって事象を選択することができる。ユーザーはまたメ ニューにおいて前後に移動するために“次ページ”および“前ページ”命令を使 用してもよい。ユーザーがペイ・パー・ビュー番組を選んだ場合、図７および８ に示されている購入シーケンスが始まる。特徴がニア・ビデオ・オン・デマンド 事象である場合、図１３乃至１７Ａに示されている購入シーケンスが始まる。 ユーザーが図１８のメニューで“購入再検討”を選択した場合、現在購入され たペイ・パー・ビュー事象があるならば、図２０に示されているスクリーンに類 似したスクリーンが現れる。ユーザーは、彼が以前購入したが視聴していないペ イ・パー・ビュー事象を取消してもよい。同様にして、視聴者は、付加的な番組 を購入するために図１８に示されている購入スクリーンに戻ってもよい。視聴者 がペイ・パー・ビュー事象を購入していない場合、図２１に示されているように そのことを示すスクリーンが現われる。購入されたペイ・パー・ビュー事象およ びニア・ビデオ・オン・デマンド事象に関する情報は、加入者端末のメモリに記 憶され、要求された時にマイクロプロセッサ128によってアクセスされることが できる。 さらに、ペイ・パー・ビュー事象は単一の特徴、例えば映画に関連して説明さ れているが、別の形態が可能であり、それは本発明の技術的範囲である。米国特 許出願第07/896,582号明細書（"Method and Apparatus for Providing Periodic Subscription Television Service"，1992年6月10日出願）に記載されているよ うに、例えばＨＢＯ等の所定のチャンネルは、例えば１週間のような選択された 期間中の購入のために利用できる。 本発明は添付図面を参照して詳細に説明されているが、本発明は請求の範囲に よってのみ制限される。さらに、ここに引用された特許出願または特許明細書は 本発明の記載に重要と考えられる全ての主要事項について参照として含まれてい ると解釈すべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年４月２４日 【補正内容】 請求の範囲 １．複数のテレビジョン番組がペイ・パー・ビューおよびニア・ビデオ・オン・ デマンド番組の少なくとも１つと、別のテレビジョン番組とを含み、グリッドフ ォーマットが前記テレビジョン番組を識別するスロットを有する、日付、時間お よびチャンネルにより前記複数のテレビジョン番組を前記グリッドフォーマット でリストにしている電子番組案内と、 第１伝送手段が前記複数のテレビジョン番組を含むテレビジョン信号を加入者 に複数のテレビジョンチャンネルで伝送し、また前記加入者に前記電子番組案内 を伝送する第１および第２の伝送手段と、 テレビジョン信号を受信し、かつテレビジョン信号を加入テレビジョンシステ ムのユーザーに供給する加入者端末とを具備し、前記加入者端末が、 前記グリッドフォーマットで前記電子番組案内を表示し、カーソルが遠隔制御 によって付勢され、前記テレビジョン番組を識別するために前記スロットを強調 するように前記カーソルを与える手段と、 第１の選択手段が前記テレビジョン番組スロットを強調することによって前記 表示された番組案内から前記テレビジョン番組を直接選択し、前記ユーザーが前 記テレビジョンスロットを強調した後、前記強調されたテレビジョンスロットを 前記遠隔制御によって付勢することによって前記ペイ・パー・ビューまたは前記 ニア・ビデオ・オン・デマンド番組の前記少なくとも１つを前記電子番組案内か ら直接購入する手段を含む第１および第２の選択手段と、 前記強調されたテレビジョン番組に同調するように前記表示手段に接続された 同調手段とを含んでいる複数の加入者にテレビジョン信号を供給する加入テレビ ジョンシステム。 ２．前記加入者端末は、前記第１の選択手段による前記テレビジョン番組の購入 に応答してペイ・パー・ビューまたはニア・ビデオ・オン・デマンド番組の少な くとも１つを前記加入者に提供する提供手段を具備している請求項１記載の加入 テレビジョンシステム。 ３．前記提供手段は、前記テレビジョン番組が購入されている表示を記憶する記 憶手段を具備している請求項２記載の加入テレビジョンシステム。 ４．前記加入者端末における前記第２の伝送手段は、前記記憶手段の内容を料金 コンピュータに伝送する請求項３記載の加入テレビジョンシステム。 ５．前記加入者端末における前記第２の伝送手段は、電話ネットワークによって 前記記憶手段の内容を前記料金コンピュータに伝送する請求項４記載の加入テレ ビジョンシステム。 ６．前記加入者端末における前記第２の伝送手段は、前記記憶手段の内容を伝送 ラインを介して前記料金コンピュータに伝送する請求項４記載の加入テレビジョ ンシステム。 ７．前記第１の伝送手段は、電子番組案内データの提供者から電子番組案内デー タを受取って、前記電子番組案内として前記加入者に送信するために前記電子番 組案内データの一部分を選択する請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 ８．前記第１の伝送手段は、電子番組案内データの提供者から電子番組案内デー タを受取り、局部的に生成されたデータで前記データを補って、前記加入者に送 信される前記電子番組案内を形成する請求項１記載の加入テレビジョンシステム 。 ９．前記加入者端末は前記加入テレビジョンシステムによって提供された前記チ ャンネルのサブセットを選択する前記第２の選択手段を設けられ、前記チャンネ ルのサブセットにある番組に対応した前記電子番組案内の一部分だけを表示する 手段を含んでいる請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 １０．前記電子番組案内は、前記電子番組案内を表わすデータをテレビジョン信 号中に挿入することによって前記加入者に送信される請求項１記載の加入テレビ ジョンシステム。 １１．前記電子番組案内は、テレビジョン信号中に存在する垂直帰線消去期間中 に前記データを挿入することによって前記加入者に送信される請求項１０記載の 加入テレビジョンシステム。 １２．前記電子番組案内は、テレビジョン信号と関連した１以上のオーディオ搬 送波を前記データで振幅変調することによって前記加入者に送信される請求項１ ０記載の加入テレビジョンシステム。 １３．前記電子番組案内は、前記加入者への送信用の帯域外搬送波を前記データ で変調することによって前記加入者に送信される請求項１記載の加入テレビジョ ンシステム。 １４．前記加入者端末は、前記垂直帰線消去期間中に挿入された前記データを取 出して、前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前 記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記デ ータを表示する手段を含んでいる請求項１１記載の加入テレビジョンシステム。 １５．前記加入者端末は、前記１以上のオーディオ搬送波を変調した前記データ を復調して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、 前記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記 データを表示する手段を含んでいる請求項１１記載の加入テレビジョンシステム 。 １６．前記加入者端末は、前記帯域外搬送波を変調した前記データを復調して前 記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前記電子番組 案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記データを表示 する手段を含んでいる請求項１１記載の加入テレビジョンシステム。 １７．ペイ・パー・ビューまたはニア・ビデオ・オン・デマンド番組の少なくと も１つを含むテレビジョン番組を識別するスロットを有するグリッドフォーマッ トで、日付、時間およびチャンネルによってテレビジョン番組をリストにした電 子番組案内を表示する手段と、 第１の選択手段が前記テレビジョン番組スロットを強調することによって前記 表示された番組案内から前記テレビジョン番組を直接選択し、前記テレビジョン スロットの強調後、前記ペイ・パー・ビューおよび前記ニア・ビデオ・オン・デ マンド番組の前記少なくとも１つを前記電子番組案内から直接購入する手段を含 む第１および第２の選択手段とを具備しているテレビジョン番組の少なくとも１ つが番組を購入した加入者だけに提供されるペイ・パー・ビューまたはニア・ビ デオ・オン・デマンド番組の１つである複数のテレビジョン番組および電子番組 案内を含むテレビジョン信号を加入テレビジョン提供者から受信する加入者端末 。 １８．さらに、ユーザーが第１の選択手段により前記番組を購入したことに応答 してペイ・パー・ビューおよびニア・ビデオ・オン・デマンド番組の一方を前記 ユーザーに提供する提供手段を具備している請求項１７記載の加入者端末。 １９．前記提供手段は、前記番組が第１の選択手段により購入されていることを 示す表示を記憶する記憶手段を具備している請求項１８記載の加入者端末。 ２０．前記加入者端末は、加入テレビジョン提供者と関連した前記料金コンピュ ータに前記記憶手段の内容を伝送する伝送手段を含んでいる請求項１８記載の加 入者端末。 ２１．前記加入者端末における前記伝送手段は、電話ネットワークを介して前記 記憶手段の内容を伝送する伝送手段を含んでいる請求項２０記載の加入者端末。 ２２．前記加入者端末における前記伝送手段は、伝送ラインを通って前記料金コ ンピュータに前記記憶手段の内容を伝送する伝送手段を含んでいる請求項２０記 載の加入者端末。 ２３．前記第２の選択手段は前記加入テレビジョンシステムによって提供された 前記チャンネルのサブセットを選択し、前記加入者端末が前記チャンネルのサブ セットにある番組に対応した前記電子番組案内の一部分だけを表示する手段を含 んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２４．前記電子番組案内は、前記電子番組案内を表わすデータを前記テレビジョ ン信号に存在する垂直帰線消去期間中に挿入することによって前記加入者に送信 され、前記加入者端末が前記垂直帰線消去期間中に挿入された前記データを取出 して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前記電 子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記データ を表示する手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２５．前記電子番組案内を表わすデータは、前記テレビジョン信号と関連した１ 以上のオーディオ搬送波を前記データで振幅変調することによって前記加入者に 送信され、さらに加入者端末は前記１以上のオーディオ搬送波を変調した前記デ ータを復調して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含 み、前記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して 前記データを表示する手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２６．前記電子番組案内を表わすデータは、前記加入者へ送信するための帯域外 搬送波を前記電子番組案内を表わすデータで変調することによって前記加入者に 送信され、さらに前記加入者端末は、前記帯域外搬送波を変調した前記データを 復調して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前 記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記デ ータを表示する手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２７．加入テレビジョン提供者によって送信された電子番組案内を表示し、前記 番組案内がペイ・パー・ビューまたはニア・ビデオ・オン・デマンドテレビジョ ン番組の少なくとも１つを含むテレビジョン番組を識別するスロットを有するグ リッドフォーマットで、日付、時間およびチャンネルによってテレビジョン番組 をリストにし、 前記ペイ・パー・ビューまたは前記ニア・ビデオ・オン・デマンド番組を直接 前記電子番組案内から選択して購入するためにユーザーインターフェイスを使用 するステップを含んでいる加入テレビジョンシステムにおいてペイ・パー・ビュ ーおよびニア・ビデオ・オン・デマンド番組の少なくとも１つを選択する方法。 ２８．前記電子番組案内を前記加入者に送信する手段は、データが関係する日付 、時間およびチャンネルを示すためにタグを付けられた電子番組案内を表わすデ ータを伝送する手段を含んでいる請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 ２９．前記加入者端末は、データが関係する日付、時間およびチャンネルを示す ためにタグを付けられた前記データを受信し、前記日付、時間およびチャンネル と関連したメモリに前記データをロードする請求項２８記載の加入テレビジョン システム。 ３０．前記電子番組案内を前記加入者に送信する手段は、現在の時間および日付 とデータが関係した時間および日付との間の差に応じて短期間データまたは長期 間データとして前記データにタグを付ける手段を含み、現在の日付および時間と 短期間データと関連した日付および時間の差は、長期間データと関連したものと の差より短く、前記電子番組案内を送信する手段は前記短期間データを前記長期 間データより頻繁に送信する請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 ３１．前記電子番組案内を表わすデータは前記加入者に順次伝送され、データが 関係した日付、時間およびチャンネルを示すデータタグを含み、前記加入者端末 はデータが関係した日付、時間およびチャンネルを示す前記データタグを受信し 、前記日付、時間およびチャンネルと関連した前記加入者端末内のメモリに前記 データをロードする請求項１７記載の加入テレビジョンシステム。 ３２．前記グリッドは、 日付および時間を示した水平スロットと、 テレビジョンチャンネルを示した垂直スロットとを含み、 対応した水平時間スロットおよび垂直テレビジョンチャンネルスロットと関連 した前記テレビジョン番組が示される請求項１記載の加入テレビジョンシステム 。 ３３．複数のテレビジョンチャンネルで前記加入者にテレビジョン信号を送信し 、テレビジョン信号が複数のテレビジョン番組を含み、さらに前記加入者に電子 番組案内を送信し、 加入者端末によってテレビジョン信号を受信し、加入テレビジョンシステムの ユーザーにテレビジョン信号を供給し、 グリッドフォーマットで前記電子番組案内を表示し、前記グリフォーマットが テレビジョン番組を識別し、カーソルを表示するスロットを有し、前記カーソル が前記番組案内に関して移動し、前記テレビジョン番組スロットを強調し、前記 カーソルが遠隔制御によって付勢され 前記電子番組案内においてグリッドフォーマットで日付、時間およびチャンネ ルごとに前記複数のテレビジョン番組をリストにし、前記複数のテレビジョン番 組がペイ・パー・ビューおよびニア・ビデオ・オン・デマンドテレビジョン番組 の少なくとも１つと別のテレビジョン番組を含み、 前記テレビジョン番組スロットを強調することによって前記表示された番組案 内から前記テレビジョン番組を直接選択し、 前記ユーザーが前記テレビジョン番組スロットを強調した後に前記遠隔制御に よって前記強調されたスロットを付勢することによって、前記ペイ・パー・ビュ ーおよび前記ニア・ビデオ・オン・デマンドテレビジョン番組の前記少なくとも １つを前記電子番組案内から直接購入するステップを含んでいる加入テレビジョ ンシステムの複数の加入者にテレビジョン信号を供給し、テレビジョン番組を選 択する方法。 ３４．さらに、前記テレビジョン番組の購入に応答して前記ペイ・パー・ビュー または前記ニア・ビデオ・オン・デマンドテレビジョン番組の前記少なくとも１ つを前記加入者に提供するステップを含んでいる請求項３３記載の方法。 ３５．さらに、前記テレビジョン番組が購入されている表示を記憶するステップ を含んでいる請求項３４記載の方法。 ３６．さらに、記憶された内容を料金コンピュータに伝送するステップを含んで いる請求項３５記載の方法。 ３７．さらに、電話ネットワークを介して記憶された内容を前記料金コンピュー タに伝送するステップを含んでいる請求項３６記載の方法。 ３８．さらに、伝送ラインを介して記憶された内容を前記料金コンピュータに伝 送するステップを含んでいる請求項３６記載の方法。 ３９．さらに、前記テレビジョン信号および前記電子番組案内を送信するステッ プは、 電子番組案内データ提供者から電子番組案内データを受信し、 前記電子番組案内として前記加入者に送信するために電子番組案内データの一 部分を選択するステップを含んでいる請求項３３記載の方法。 ４０．前記テレビジョン信号および前記電子番組案内を送信するステップはさら に、 電子番組案内データ提供者から電子番組案内データを受信し、 局部的に生成されたデータで前記データを補って、前記加入者に送信される前 記電子番組案内を形成するステップを含んでいる請求項３３記載の方法。 ４１．さらに、前記加入テレビジョンシステムによって提供された前記チャンネ ルのサブセットを選択し、 前記チャンネルのサブセットにある番組に対応した前記電子番組案内の一部分 だけを表示するステップを含んでいる請求項３３記載の方法。 ４２．さらに、前記電子番組案内を送信するステップは、 前記電子番組案内を表わすデータをテレビジョン信号中に挿入するステップを 含んでいる請求項３３記載の方法。 ４３．さらに、前記電子番組案内を送信するステップは、 テレビジョン信号中に存在する垂直帰線消去期間中に前記データを挿入するス テップを含んでいる請求項４２記載の方法。 ４４．さらに、前記電子番組案内を送信するステップは、 テレビジョン信号と関連した１以上のオーディオ搬送波を前記データで振幅変 調するステップを含んでいる請求項４２記載の方法。 ４５．さらに、前記電子番組案内を送信するステップは、 前記加入者への送信のための帯域外搬送波を前記データで変調するステップを 含んでいる請求項３３記載の方法。 ４６．さらに、 前記垂直帰線消去期間中に挿入された前記データを取出し、 前記加入者端末中のメモリに前記データを記憶し、さらに前記電子番組案内を 表示するステップが、 前記メモリからデータを読出し、 前記データを表示するステップを含んでいる請求項４３記載の方法。 ４７．さらに、前記１以上のオーディオ搬送波を変調した前記データを復調し、 前記加入者端末のメモリに前記データを記憶し、さらに前記電子番組案内を表 示するステップが、 前記メモリからデータを読出し、 前記データを表示するステップを含んでいる請求項４３記載の方法。 ４８．さらに、前記帯域外搬送波を変調した前記データを復調し、 前記加入者端末のメモリに前記データを記憶し、さらに前記電子番組案内を表 示するステップが、 前記メモリからデータを読出し、 前記データを表示するステップを含んでいる請求項４５記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ラレイ、 ウイリアム・マイケル・ジュニ ア アメリカ合衆国、 ジョージア州 30244、 ローレンスビル、チャンピオンズ・パー クウェイ 1950 (72)発明者 ハヤシ、 マイケル・ティー アメリカ合衆国、 コロラド州 80015、 オーロラ、 イー・ドラード・アベニュ ー 16497

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数のテレビジョン番組が前記番組を購入した顧客だけが利用できるペイ・ パー・ビューおよびニア・ビデオ・オン・デマンド番組の少なくとも１つを含み 、複数のテレビジョン番組を含むテレビジョン信号を加入者に複数のテレビジョ ンチャンネルで伝送し、また日付、時間およびテレビジョンチャンネルによって 前記複数のテレビジョン番組をリストにしている前記電子番組案内を前記加入者 に送信する第１伝送手段と、 前記テレビジョン信号を受信し、かつ加入テレビジョンシステムのユーザーに 信号を供給する加入者端末とを具備し、前記加入者端末が前記電子番組案内を表 示する手段と、前記ユーザーによる使用のために前記番組案内から前記番組を選 択する第１の選択手段とを含み、前記第１の選択手段がペイ・パー・ビューおよ びニア・ビデオ・オン・デマンド番組の前記少なくとも１つを前記電子番組案内 から購入する手段を含んでいる複数の加入者にテレビジョン信号を供給する加入 テレビジョンシステム。 ２．前記加入者端末は、前記第１の選択手段による前記番組の購入に応答してペ イ・パー・ビューまたはニア・ビデオ・オン・デマンド番組の少なくとも１つを 前記加入者に提供する提供手段を具備している請求項１記載の加入テレビジョン システム。 ３．前記提供手段は、前記番組が購入されている表示を記憶する記憶手段を具備 している請求項２記載の加入テレビジョンシステム。 ４．前記加入者端末は、前記記憶手段の内容を料金コンピュータに伝送する前記 第２の伝送手段を含んでいる請求項３記載の加入テレビジョンシステム。 ５．前記加入者端末における前記第２の伝送手段は、電話ネットワークによって 前記記憶手段の内容を前記料金コンピュータに伝送する請求項４記載の加入テレ ビジョンシステム。 ６．前記加入者端末における前記第２の伝送手段は、前記記憶手段の内容を伝送 ラインを介して前記料金コンピュータに伝送する請求項４記載の加入テレビジョ ンシステム。 ７．前記第１の伝送手段は、電子番組案内データの提供者から電子番組案内デー タを受取って、前記電子番組案内として前記加入者に送信するために前記電子番 組案内データの一部分を選択する請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 ８．前記第１の伝送手段は、電子番組案内データの提供者から電子番組案内デー タを受取り、局部的に生成されたデータで前記データを補って、前記加入者に送 信される前記電子番組案内を形成する請求項１記載の加入テレビジョンシステム 。 ９．前記加入者端末は前記加入テレビジョンシステムによって提供された前記チ ャンネルのサブセットを選択する前記第２の選択手段を設けられ、前記チャンネ ルのサブセットにある番組に対応した前記電子番組案内の一部分だけを表示する 手段を含んでいる請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 １０．前記電子番組案内は、前記電子番組案内を表わすデータをテレビジョン信 号中に挿入することによって前記加入者に送信される請求項１記載の加入テレビ ジョンシステム。 １１．前記電子番組案内は、テレビジョン信号中に存在する垂直帰線消去期間中 に前記データを挿入することによって前記加入者に送信される請求項１０記載の 加入テレビジョンシステム。 １２．前記電子番組案内は、テレビジョン信号と関連した１以上のオーディオ搬 送波を前記データで振幅変調することによって前記加入者に送信される請求項１ ０記載の加入テレビジョンシステム。 １３．前記電子番組案内は、前記加入者への送信用の帯域外搬送波を前記データ で変調することによって前記加入者に送信される請求項１記載の加入テレビジョ ンシステム。 １４．前記加入者端末は、前記垂直帰線消去期間中に挿入された前記データを取 出して、前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前 記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記デ ータを表示する手段を含んでいる請求項１１記載の加入テレビジョンシステム。 １５．前記加入者端末は、前記１以上のオーディオ搬送波を変調した前記データ を復調して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、 前記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記 データを表示する手段を含んでいる請求項１１記載の加入テレビジョンシステム 。 １６．前記加入者端末は、前記帯域外搬送波を変調した前記データを復調して前 記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前記電子番組 案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記データを表示 する手段を含んでいる請求項１１記載の加入テレビジョンシステム。 １７．前記電子番組案内を表示する手段と、 加入者端末のユーザーに提供するために前記番組案内から番組を選択し、ユー ザーがペイ・パー・ビューおよびニア・ビデオ・オン・デマンド番組の前記少な くとも１つを前記電子番組案内から購入することを可能にする第１の選択手段と を具備しているテレビジョン番組の少なくとも１つが番組を購入した加入者だけ に提供される前記ペイ・パー・ビューまたは前記ニア・ビデオ・オン・デマンド 番組の１つである複数のテレビジョン番組および電子番組案内を含むテレビジョ ン信号を加入テレビジョン提供者から受信する加入者端末。 １８．さらに、前記ユーザーが第１の選択手段により前記番組を購入したことに 応答してペイ・パー・ビューおよびニア・ビデオ・オン・デマンド番組の一方を 前記ユーザーに提供する提供手段を具備している請求項１７記載の加入者端末。 １９．前記提供手段は、前記番組が第１の選択手段により購入されていることを 示す表示を記憶する記憶手段を具備している請求項１８記載の加入者端末。 ２０．前記加入者端末は、加入テレビジョン提供者と関連した前記料金コンピュ ータに前記記憶手段の内容を伝送する伝送手段を含んでいる請求項１８記載の加 入者端末。 ２１．前記加入者端末における前記伝送手段は、電話ネットワークを介して前記 記憶手段の内容を伝送する伝送手段を含んでいる請求項２０記載の加入者端末。 ２２．前記加入者端末における前記伝送手段は、伝送ラインを通って前記料金コ ンピュータに前記記憶手段の内容を伝送する伝送手段を含んでいる請求項２０記 載の加入者端末。 ２３．さらに、前記加入テレビジョンシステムによって提供された前記チャンネ ルのサブセットを選択する第２の選択手段を含み、前記加入者端末が前記チャン ネルのサブセットにある番組に対応した前記電子番組案内の一部分だけを表示す る手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２４．前記電子番組案内は、前記電子番組案内を表わすデータを前記テレビジョ ン信号に存在する垂直帰線消去期間中に挿入することによって前記加入者に送信 され、前記加入者端末が前記垂直帰線消去期間中に挿入された前記データを取出 して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前記電 子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記データ を表示する手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２５．前記電子番組案内を表わすデータは、前記テレビジョン信号と関連した１ 以上のオーディオ搬送波を前記データで振幅変調することによって前記加入者に 送信され、さらに加入者端末は前記１以上のオーディオ搬送波を変調した前記デ ータを復調して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含 み、前記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して 前記データを表示する手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２６．前記電子番組案内を表わすデータは、前記加入者へ送信するための帯域外 搬送波を前記電子番組案内を表わすデータで変調することによって前記加入者に 送信され、さらに前記加入者端末は、前記帯域外搬送波を変調した前記データを 復調して前記加入者端末中のメモリ手段に前記データを記憶する手段を含み、前 記電子番組案内を表示する手段は、前記メモリ手段からデータを読出して前記デ ータを表示する手段を含んでいる請求項１７記載の加入者端末。 ２７．加入テレビジョン提供者によって送信された電子番組案内を表示し、 前記ペイ・パー・ビューまたは前記ニア・ビデオ・オン・デマンド番組を前記 電子番組案内から選択して購入するためにユーザーインターフェイスを使用する ステップを含んでいる加入テレビジョンシステムにおいてペイ・パー・ビューお よびニア・ビデオ・オン・デマンド番組の少なくとも１つを選択する方法。 ２８．前記電子番組案内を前記加入者に送信する手段は、データが関係する日付 、時間およびチャンネルを示すためにタグを付けられた電子番組案内を表わすデ ータを伝送する手段を含んでいる請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 ２９．前記加入者端末は、データが関係する日付、時間およびチャンネルを示す ためにタグを付けられた前記データを受信し、前記日付、時間およびチャンネル と関連したメモリに前記データをロードする請求項２８記載の加入テレビジョン システム。 ３０．前記電子番組案内を前記加入者に送信する手段は、現在の時間および日付 とデータが関係した時間および日付との間の差に応じて短期間データまたは長期 間データとして前記データにタグを付ける手段を含み、現在の日付および時間と 短期間データと関連した日付および時間の差は、長期間データと関連したものと の差より短く、前記電子番組案内を送信する手段は前記短期間データを前記長期 間データより頻繁に送信する請求項１記載の加入テレビジョンシステム。 ３１．前記電子番組案内を表わすデータは前記加入者に順次伝送され、データが 関係した日付、時間およびチャンネルを示すデータタグを含み、前記加入者端末 はデータが関係した日付、時間およびチャンネルを示す前記データタグを受信し 、前記日付、時間およびチャンネルと関連した前記加入者端末内のメモリに前記 データをロードする請求項１７記載の加入テレビジョンシステム。 ３２．加入テレビジョンシステムにおける複数の加入者に複数の番組を含む１以 上のテレビジョン信号を送信し、前記テレビジョン番組が関係した日付、時間お よびチャンネルを示すデータを含む電子番組案内データを送信し、前記電子番組 案内データを繰り返し送信し、前記電子番組案内データを複数のグループにグル ープ化して、前記グループの他のものより多い周波数に基づいて前記グループの １つと関連したデータの送信を反復する送信機。