JP2000505616A - 対話式テレビシステムのためのコードレスフォンのバックリンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 テレビ視聴者からセントラルサイト（２２）へ情報を通信するためのシステムが、視聴者からテレビ（１０）又はビデオカセットレコーダー（ＶＣＲ）へコマンド信号を送るためのリモコンユニット（２４）を含んでいる。コードレス電話ベースユニット（１６）はセントラルサイト（２２）への電話呼び出しを開始し、テレビ（１０）又はＶＣＲ内のＤＴＭＦ回路（１４）から受信したＤＴＭＦトーン信号をセントラルサイト（２２）へ通信する。テレビ（１０）又はＶＣＲはテレビ信号（１２）を受信し、テレビ番組で広告されている商品又はペイパービュー（ＰＰＶ）イベントに関連する情報をテレビ信号の垂直帰線消去インタバルから抽出する。この情報は、購入されるＰＰＶイベントの商品に対する識別情報と同様に、電話接続を行うのに使われるセントラルサイトの電話番号を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 対話式テレビシステムのためのコードレスフォンのバックリンク発明の分野 本発明は一般的にはテレビ及び電話システムに、より詳しく言えば対話式テレ ビシステムとセントラルサイトとの間の自動電話通信を可能とするコードレスフ ォン回路と一体となった対話式テレビシステムに関する。技術的背景 ケーブルテレビ及びディジタルサテライトシステム（ＤＳＳ）の市場での動向 は、収益源としてペイ・パー・ビュー（ＰＰＶ）テレビのプログラム作りを重要 視する方向にある。理想的なＰＰＶテレビシステムは、視聴者の側で大した手間 を掛けずに、映画、スポーツイベント、或いはその他特定のイベントなどのテレ ビ番組を見る権利を買えるようにするものでなければならない。例えば、ＰＰＶ プログラムの短いプレビュー或いは広告を見た後に、視聴者がテレビ或いはビデ オカセットレコーダー（ＶＣＲ）のリモコンユニットのボタンを押して、簡単に ＰＰＶプログラムにアクセスできるようなものである。他の例としては、視聴者 は情報コマーシャル（インフォマーシャル）或いはホームショッピングプログラ ムを見て、広告されている製品をリモコンユニットのボタンを押して買おうとす るようなものである。現在のテレビシステムでは、視聴者がＰＰＶブログラムに アクセスするためには、自分の電話のところに行き、ＰＰＶプログラムのプロバ イダー（ケーブル会社など）を呼び出し、自分のケーブルボックスのセリアル番 号、クレジットカード番号、ＰＰＶプログラムの名標を入力することになる。す るとＰＰＶプログラムのプロバイダーは、ケーブルボックスが視聴者に、選ばれ たＰＰＶプログラムをディスプレイ表示できるようにする。ホームショッピング の場合、視聴者は広告主の電話番号と製品の名標を書き取り、電話のところに行 き、広告主又はホームショッピングサービスプロバイダーを呼び出して、オペレ ーターに必要なクレジットカードと製品選定情報を連絡することになる。 （ＤＳＳのような）ディジタルセットトップボックスを使ったもっと最近のシ ステムでは、セットトップボックスそれ自体は視聴者の家庭の電話線に直接接続 され、リモコンユニットにはＰＰＶプログラムを注文するためのボタンが内蔵さ れている。視聴者がボタンを押すと、ＰＰＶプログラムプロバイダーの電話番号 が自動的にダイアルされ、ボックス名標とＰＰＶプログラム名標が自動的に電話 接続を通してＰＰＶプログラムプロバイダーへと伝えられる。このモデルでは、 視聴者はＰＰＶプログラムを選択するためにボタンを押す前に、支払のためＰＰ Ｖプログラムプロバイダーにクレジットカードの口座を設けなければならない。 これらのシステムを効果的に作動させようとする際の大きな欠点は、セットトッ プボックス及びテレビが視聴者の家庭の電話ジャックに近くなければならないと いうことであり、これはセットトップボックス及びテレビと電話ジャックの間を 直接配線で接続しなければならないからである。多くの家庭では、テレビは電話 ジャックの直ぐ近くにはなく、或いは同じ部屋の中にないこともあり、そのよう なシステムは広範に使われるのには適していないことになる。このような欠点を 克服する対話式テレビシステムはＰＰＶ、ホームショッピング、その他の対話式 視聴状態において相当な価値のあるものである。発明の要約 本発明の目的は、視聴者の家庭にあるテレビシステムからセントラルサイトに 繋ぐ通信リンクを提供することである。 本発明のもう一つの目的は、テレビシステムからセントラルサイトへと電話接 続を通して自動的情報伝達を可能にするための、一体型コードレス電話機能を持 ったテレビシステムを提供することである。 本発明の更にもう一つの目的は、テレビ視聴者がテレビのリモコンのボタンを 押すだけで容易に、ＰＰＶプログラムにアクセスしたり、ホームショッピングの テレビ番組中に商品を購入できるようにすることである。 本発明の更にもう一つの目的は、ＰＰＶプログラムを見たり、ホームショッピ ングをしたりするのにに使われているテレビが、電話ジャックの近くに限らず、 視聴者の家庭の何処にでも置けるようにすることである。 本発明の更にもう一つの目的は、視聴者にとってコストと利便性のバランスが とれた、電話接続を通して自動的情報伝達を可能にするための一体型コードレス 電話機能を持ったテレビシステムを提供することである。 本発明の付加的な目的、利点、新しい特徴は以下の説明の中で一部述べるが、 当業者には以下の考察の中で明らかになるであろうし、発明を実施することによ り修得されるであろう。本発明の目的及び利点は、添付の請求の範囲で特定され る手段及び組み合わせにより理解され、修得されるであろう。 本発明によれば、先の、及びその他の目的及び利点は、テレビ視聴者からセン トラルサイトへの情報通信のためのシステム、即ち、視聴者からテレビ又はビデ オカセットレコーダー（ＶＣＲ）へのコマンド信号を送るためのリモコンユニッ トを含むシステム、により達成される。テレビ又はＶＣＲと一体になった回路は リモコンユニットからコマンド信号を受け取り、購入コマンドのような視聴者の コマンドを形成し、それをセントラルサイトに連絡するために信号を翻訳する。 回路は自動的に、コマンドを表すデュアルトーン多重周波数（ＤＴＭＦ）トーン 信号を、公衆電話網でセントラルサイトと接続されているコードレス電話ベース ユニットへ無線周波数（ＲＦ）リンクで送る。コードレス電話ベースユニットは セントラルサイトと電話を始め、ＤＴＭＦ回路から受け取ったＤＴＭＦトーン信 号をセントラルサイトへ通信する。ＲＦ通信の利点のおかげで、テレビ又はＶＣ Ｒがコードレス電話ベースユニットと同じ部屋又はその近傍にある必要はない。 テレビはテレビ信号を受信し、テレビ番組で広告された商品に関する情報を、テ レビ信号の垂直帰線消去インタバルから抽出する。この情報は、商品の識別情報 同様に、電話接続するのに使われたセントラルサイトの電話番号を含んでいても よい。コードレス電話ベースユニットと連通するコードレス電話ハンドセットも 又含まれており、テレビ視聴者又は他のユーザーがコードレス電話との通常の電 話呼び出しを行えるようになっている。本発明のある実施例では、テレビで表示 されたプログラムで広告された商品を購入する方法には、テレビのリモコンユニ ットによる購入コマンドの受付け、赤外線リンクによる購入コマンドのテレビへ の伝達、コードルス電話ベースユニットによるセントラルサイトへの電話接続の 開始が含まれている。次に、購入コマンドは、テレビ内蔵のデュアルトーン 多重周波数信号発生回路により、無線周波数リンクでコードレス電話ベースユニ ットへと送られる。コードレス電話ベースユニットは、購入コマンドを電話接続 でセントラルサイトへ送る。次に、セントラルサイトが購入コマンドを処理する 。 本発明の他の実施例では、ＤＴＭＦトーン信号を送るための回路がテレビでは なくリモコンユニットの中に含まれている。この実施例では、購入コマンドのよ うな情報をセントラルサイトへ通信するために視聴者がリモコンユニットのボタ ンを押すと、リモコンユニットはＤＴＭＦ回路に指示して、視聴者のコマンドを 表すＤＴＭＦトーン信号をコードレス電話ベースユニットへと送らせる。このＤ ＴＭＦトーン信号は次に電話接続でセントラルサイトへと送られる。この実施例 では、テレビはなお、テレビ信号の垂直帰線消去インタバルから情報を抽出する が、抽出された情報は処理のためリモコンユニットへ伝達される。 本発明のその他の目的及び利点は、以下の詳細な説明により当業者にとっては 容易に明らかになるであろうが、ここに示し、説明するのは本発明を実施するに 際し考えられる最良の形式を示すだけの、好適な実施例に過ぎない。よく理解い ただけるように、本発明は他の異なった実施例も可能であり、本発明を逸脱する ことなく種々の明白な観点からいくつもの詳細な修正を加えうるものである。従 って、図面及び解説は本来説明のためのものであり、これに拘束されるものでは ない。図面の簡単な説明 図１は、本発明のブロック線図である。 図２は、ＤＴＭＦ回路の概略線図せある。 図３は、テレビ信号のためのデータ送信システムの機能ブロック線図である。 図４は、テレビ及びリモコンユニットの主要構成要素を示すブロック線図であ る。 図５は、本発明の代替実施例のブロック線図である。 図６は、本発明の高レベルの操作ステップを示すフローチャートである。 図７は、サービスプロバイダーのリストのメニュー表示の概要である。 図８は、選択したサービスプロバイダーから入手できる項目のリストのメニュ ー表示の概略である。 図９は、電話注文の状態を視聴者に知らせる表示の概要である。好適な実施例の詳細な説明 本発明は、今までは単にセントラルサイトから情報を受け取るためだけに設計 されていたテレビ、ＶＣＲ、又は他の装置（以後、「テレビ」と称す）を、テレ ビがコードレス電話ハンドセットのある機能を果たせるようにすることにより、 コードレス電話ベースユニットに接続するバックリンクシステムでる。本発明は コードレス電話ハンドセットの機能をテレビの中に持たせ、それによってテレビ がコードレス電話ベースユニットを通して直接電話をかけ始められるようにし、 視聴者又はユーザーからの選定された情報を電話接続を経て公衆電話網を通して セントラルサイトに送れるようにした。 図１は本発明のブロック線図である。テレビ１０はテレビ信号１２を信号源か ら受け取る。テレビ１０は、標準的テレビ、ＶＣＲ、或いはテレビ信号をチュー ニングできるその他どのような装置でもよい。テレビ信号は、アンテナ、ケーブ ル、衛星信号、或いは他のテレビ信号の送信媒体から受信される。テレビ１０は デュアルトーン多重周波数（ＤＴＭＦ）回路１４を含んでいる。 ＤＴＭＦ回路１４は、既知のコードレス電話ハンドセットの対応する部分と同 じである。しかし、ＤＴＭＦ回路１４は直接電話のユーザーと対するわけではな いので、マイクロフォン、拡声器、電鈴拡声器、音量調節、オンオフスイッチ、 ホールドキー、ミュートキー、プッシュボタンキーパッド、充電式バッテリー、 等の代表的なハンドセットの特徴を備えてはいない。それ故、ＤＴＭＦ回路の製 造コストは一般的コードレス電話のハンドセットと比べて極めて低くできる。Ｄ ＴＭＦ回路の第１の目的は、ＤＴＭＦトーン信号を既に存在しているコードレス 電話ベースユニット１６に送信することであることに留意されたい。ＤＴＭＦ回 路は、音声信号を送信し或いは音声又はＤＴＭＦトーン信号を受信する必要はな い。既に存在しているコードルス電話ベースユニット１６は標準コードレス電話 ハンドセット１７と通信できる。ベースユニットとハンドセットとの接続は、テ レビ視聴者又は他のユーザーが通常の方法で電話を掛けることによって利用でき る。ＤＴＭＦトーン信号は電話のダイアルを廻し、商品或いはＰＰＶテレビ番組 の購入のような視聴者の取引を完結させるのに必要な英数字データを送信するの に使われる。 本発明はテレビとの２方向送信リンクを形成するために、ベースユニットとハ ンドセットを有する、既に存在しているコードレス電話を使うことに留意された い。コードレス電話ベースユニット１６は、公衆電話網とコードレス電話ハンド セット１７との間の送信リンクという従来からの機能を果たすのみならず、公衆 電話網とテレビ１０の間の送信リンクをも構成する。言い換えれば、コードレス 電話ベースユニットは２つの機能を果たす。 ＤＴＭＦシステムは国際的に標準化された周波数の組み合わせを使う。英数字 は電話回線を通して送信するための２対のトーン形式でエンコードされる。従来 型のＤＴＭＦ信号化では、電話キーパッド上にある数字と符号は各々二重周波ト ーンで送信される。例えば、数「１」は、６９７Ｈｚと１２０９Ｈｚの周波数か ら成るトーンで表現され、スター符号「＊」は８５２Ｈｚと１４７７Ｈｚの周波 数のトーンで表現される。従来型の電話キーパッド上の１０の数字と２つの符号 を送信するのに、合計７つの異なる周波数が対で使われる。表Ｉは、１６の文字 に必要な、Ｈｚでの高周波と低周波の組み合わせを示すマトリックスである。各 文字は音響周波数信号の２つのセットで表現され、一緒に送信されると固有の文 字を表現するものとして理解される。 通常の数や符号と同様英文字を電話回線上で送信するには、７つの標準周波数 ６９７Ｈｚ、７７０Ｈｚ、８５２Ｈｚ、９４１Ｈｚ、１２０９Ｈｚ、１３３６Ｈ ｚ、１４４７Ｈｚが用いられ、通常は用いられないが、８番目の周波数が使われ ることもある。８番目の周波数は１６３３Ｈｚである。追加の周波数は、通常は ＤＴＦＭ信号化を経ては送信されない文字の送信のためにだけ用いられる。アル ファベット文字の送信を示すために、文字を特定する一対のトーンの最初のトー ンはその構成要素として８番目の周波数を含んでいる。各文字は、通常使われて いる７つの周波数の内の１つと組み合わせて８番目の周波数を含んでいる第１の トーンと、それに続く、８つの使用できる周波数の内の任意の２つから成る第２ のトーンとから成っている。同様に、句読点やスペースのような他の非通常文字 は、二重周波トーンの固有の対を作って送信される。 ＤＴＭＦ回路はＤＴＭＦ受信能力を提供するために強化することができるが、 音声受信は必要ない。この特徴により、電話回線でダイアルトーンが利用できる かどうか、ラインが輻輳していない、取引に関する確認データが受信された、等 が確定できる。 図２はＤＴＭＦ回路１４の概略線図である。分離回路１００が設けられ、アン テナ１０２と接続され、ライン１０４を介して送信機部１０６の出力と、そして ライン１０８を介して随意の受信機部１１０に接続されている。受信機部１１０ の電圧供給入力はライン１１２を介して制御及び切替回路１１４に接続されてお り、制御及び切替回路１１４は受信機部１１０の作動を制御するためマイクロプ ロセッサー１１６に接続されている。受信機部１１０の出力はライン１１８に接 続され、ライン１１８は１６３３Ｈｚ検知器１２０の入力に接続されている。１ ６３３Ｈｚ検知器１２０の出力はライン１２２を介して制御及び切替回路１１４ に向けられている。１６３３Ｈｚ検知器１２０への制御入力はライン１２４を介 してマイクロプロセッサー１１６の出力に接続され、同時に制御及び切替回路１ １４にも接続されている。マイクロプロセッサー１１６はＤＴＭＦ集積回路の標 準型であるトーン発生器を含んでいる。１６３３Ｈｚの信号が受信機部１１０の 出力で作られ、１６３３Ｈｚ検知器１２０で検知されると、マイクロプロセッサ ー１１６が作動してライン１２６を介してテレビとの通信を連結する。受信機部 １１０で受信されたＤＴＭＦトーンはライン１１２を介して制御及び切替回路１ １４に掛けられ、そこでＤＴＭＦトーン信号はディジタル信号に変換される。そ の後ディジタル信号はマイクロプロセッサー１１６に送られ、ライン１２６を介 してテレビ１０に最終送信が行われる。ＤＴＭＦトーン信号をＤＴＭＦ回路１４ からコードレス電話ベースユニット１６に送信するために、加算係数器１２８が 設けられ、出力は送信機部１０６に接続されて送信機部出力の周波数変調を行う 。送信機部１０６の制御入力はライン１３２を介して制御及び切替回路１１４に 接続されている。マイクロプロセッサーは送信のためのディジタル信号をライン １３４を介してテレビ１０から受け取る。マイクロプロセッサーは作動して８３ Ｈｚの矩形波信号をライン１３６を介して８３Ｈｚフィルター１３８に掛けるが 、８３Ｈｚフィルター１３８はライン１４０を介して加算係数器１２８の入力に 接続されている。送信機部の出力は次に変調され、コードレス電話ベースユニッ ト１６に信号を送る、基本的に正弦波状の８４Ｈｚバーストを送り出す。 ８３Ｈｚバーストが送られた後、マイクロプロセッサー１１６は９８Ｈｚコー ド化信号をライン１４２上で作り出し、この信号は加算係数器１２８の第２入力 として掛けられる。コード化信号はコードレス電話ベースユニットに検知され、 正しく受信されれば、コードレス電話ベースユニットは１６３３Ｈｚの「握手」 信号を作り出し、それがＤＴＭＦ回路に送信して返され、１６３３Ｈｚ検知器１ ２０で検知される。次に、マイクロプロセッサー１１６は作動してライン１４２ 上で送信機部１０６で送信するために９８Ｈｚコード化空信号を作る。空信号が コードレス電話ベースユニットによって正しく検知されると１６３３Ｈｚの「握 手」信号の送信は終了し、マイクロプロセッサーは「握手」信号の終了に応えて ライン１４２上で送信のためにもう一つのコード化信号を作り、この順序は通信 が効果的に確立されたと見なされるまで繰り返される。ＤＴＭＦ回路の電力はラ イン１４４を介してテレビから供給される。マイクロプロセッサー１１６のクロ ック回路はクリスタル１４６に接続され、抵抗器１４８を経て電カライン１４４ に接続される。 次に、コードレス電話ベースユニット１６が作動して外部電話線につながり、 ダイアルトーンをＤＴＦＭ回路１４に送信し返せるようになる。ダイアルすべき 電話番号のためのＤＴＭＦトーン信号はマイクロプロセッサー１１６からコード レス電話ベースユニット１６に送信され、コードレス電話ベースユニットは電話 接続を確立する。視聴者の取引情報を表すＤＴＭＦトーン信号が今度は、テレビ １０からセントラルサイト２２に、コードレス電話ベースユニット１６と電話回 線２０を経由して送られる。 代替実施例においては、ＤＴＭＦ回路は視聴者のコードレス電話ベースユニッ トと両立できるようにセットされている。幾つかのコートレス電話は、他のハン ドセットがベースユニットと交信しないように、ディジタルコードセキュリティ を含んでいる。コードレスフォンのハンドセットとベースユニットはディジタル コードを共有している。ＤＴＭＦ回路１４は、ユニバーサル赤外線リモコンのよ うにこのコードを受信し使えるようにセットすることもできる（学習遠隔又は記 憶されたセットアップデータ法を使って）。代わりに、コードレス電話製造業者 が、コードレス電話ベースユニット１６によって受信されるとこのセキュリティ 特性が不能になるコードを包含することも予見される。従って、ＤＴＭＦ回路は コードレス電話ベースユニットに特有の不能コードを送信するようにセットし、 再度、学習遠隔又は記憶されたセットアップデータ法を使ってもよい。 再度図１に戻るが、ＤＴＭＦ回路１４とコードルス電話ベースユニット１６は 複数の通信チャネルを介して無線周波数（ＲＦ）リンク１８で通信している。Ｄ ＴＭＦ送信機及びコードルス電話ベースユニットは各々ＲＦ信号の送信及び受信 のためアンテナ（図１には図示せず）を含んでいる。コードレス電話ベースユニ ット１６とＤＴＭＦ回路１４との間の全二重通信は、ＦＣＣ指示チャネル上で信 号を周波数変調及び復調することによって得られる。ＲＦリンクは、例えば、三 洋家電から商業ベースで入手可能なモデルＣＬＴ−９２６コードレスフォンに含 まれている回路で提供されているように、９００ＭＨｚディジタルスペクトラム 拡散通信パスとして実行することができる。スペクトラム拡散は、変調された波 形の情報内容が元の情報信号よりもより広い帯域に拡散されているような変調技 術である。スペクトラム拡散システムは入力信号を取り、それをＦＭノイズと混 ぜ、分割秒インタバルで周波数から周波数へと飛びながら、信号を広い周波数の 範囲に亘って「拡散する」。拡散された信号は元のメッセージよりも広い帯域幅 を有し、他の信号を妨害することは少ない。 スペクトラム拡散技法の概要は、１９８４年ニューヨーク州ニューヨークでジ ョン・ウィリー＆サンによって出版されたＲ．Ｃ．ディクソンの「スペクトラム 拡散システム」に述べられている。スペクトラム拡散変調の一つの型は周波数ホ ッピングである。ディクソンによれば周波数ホッピングシステム或いは「周波数 ホッパー」は、コードジェネレーターと、コードジェネレーターからのコード化 出力に対応することのできる周波数シンセサイザーとで構成される。ディクソン によれば「周波数ホッピング」変調はより正確に「多重周波数、コード選定、周 波数偏移変調」と呼ばれている。それは、周波数選択のセットが非常に広いこと を除けば、単なる周波数偏移変調（ＦＳＫ）である。単純なＦＳＫで最も多いの は２つの周波数だけを使うものであり、例えば、Ｆ１は「マーク」を示すために Ｆ２は「スペース」を示すために送られる。周波数ホッパーは一方でしばしば、 利用可能な数千の周波数を有している。周波数選択の数及び周波数ホッパーにお ける周波数から周波数へのホッピングの速さは、その特定の使用条件に付けられ た要件によって決まる。周波数ホッピングシステムで作動するように指定された コードレス電話セットは現在、ルーセントテクノロジー、モトローラ、シャープ 等々の製造業者から広範に入手できる。 ディジタルスペクトラム拡散通信を使うことにより、ＲＦリンク１８は優れた 低ノイズ性と、長い作動範囲と、自動最良チャネル選択と、盗聴に対する優れた セキュリティを示す。しかし、ＲＦリンク１８は、４６−５０ＭＨｚのＦＣＣ割 当て周波数帯に割り当てられている１０のチャネルの内の選択された１つで作動 するコードレス電話回路によっても実現される。 テレビ１０と一体化する代わりに、ＤＴＭＦ回路１４は独立ユニット即ち「セ ットトップボックス」でもよく、これはＤＳＳの電話ジャック又はディジタルケ ーブルボックス内に直接接続される。 コードレス電話ベースユニット１６は、テレビ１０及びＤＴＭＦ回路１４と同 じ部屋にあってもなくてもよい。効率的作動という点では、コードレス電話ベー スユニットとＤＴＭＦ回路との間の距離は数百フィートにまで拡がってもよく、 これは住居に適した距離以上である。コードレス電話ベースユニット１６は、少 なくとも１本の電話回線、そして又、標準電気取り出し口にプラグを差し込むた めの１２０Ｖ交流（ＡＣ）線コード（図示せず）に接続されるようにアレンジさ れている。代わりに、公衆電話網への接続はセルラー網経由でもよい。コードレ ス電話ベースユニット１６は１つ又はそれ以上の制御及び信号作成ボタン（図示 せず）を含んでいてもよい。コードレス電話ベースユニットの典型的実施例がこ こに参考文献として含めてある、「コードレス電話システム」と題するベーカー 他発行の米国特許４，７０６，２７４号に示してある。コードレス電話ベースユ ニットには、埋込型スピーカー、マイクロフォン、ライン選択ボタン、ホールド ボタン、内線呼び出しスイッチ、返答ボタン、音量制御ノブ、及び電源有効度、 着信、ホールド状態を示す照明装置等が設けられていてもよい。コードレス電話 ベースユニットは、典型的な電話ハンドセットの一部はテレビ１０と一体である ので、コードルス電話ハンドセット用のレセプタクルを必ずしも備えているいる 必要はなく、そのようなレセプタクルの必要はない。同様の理由で、コードレス 電話ベースユニットは、ポータブルハンドセットバッテリー充電器を備えていな くともよい。しかし、既に存在しているコードレス電話ベースユニット１６は、 修正無しにコードレス電話ハンドセット１７を使って通常の方法で電話呼び出し を行うことができる。言い換えれば、コードレス電話ベースユニット１６は、２ 通りに使用でき、即ち、２方向音声送信用の標準的電話としても働き、及びテレ ビから電話網へのデータ送信リンクとしても働く。 コードレス電話ベースユニット１６は、ＤＴＭＦ回路１４とは完全に独立した 応答用電話としても使うことができる。コードレス電話ベースユニットで呼び出 しを受け取るには、応答ボタン（図示せず）を押せばコードレス電話ベースユニ ットは従来型の「スピーカーフォン」として作動する。 コードレス電話ベースユニット１６は、公衆電話網２０を介してセントラルサ イト２２と連結されている。セントラルサイトには、着信電話に応答し、コード レス電話ベースユニットからの取引データを受信し、取引を実行し、確認データ をテレビに送り返すための要素部品が含まれている。セントラルサイトは、中央 に位置するＰＰＶプログラムプロバイダー、ケーブル会社、或いは放送テレビ局 又は放送テレビ網を代表する。一般的に、セントラルサイトは既知の汎用コンピ ューターシステムとそれに伴う上記機能を実行するための回路とを含んでいる。 コードレス電話ベースユニット１６は、加入者２１のような他の電話と公衆電 話網２０を介して通信することもできる。 本発明の好適な実施例では、ＰＰＶ又はホームショッピング制御情報はセント ラルサイト又は他の場所でテレビ信号の中に埋め込まれ、テレビ１０によってテ レビ信号１２から抽出される（抽出及び制御機能はＶＣＲ又は他の機器に含ませ ておくこともできる）。情報をテレビ信号の中に埋め込む一つの方法は、情報を テレビ信号の垂直帰線消去インタバル（ＶＢＩｓ）の中に埋め込むことである。 垂直帰線消去インタバルはヒヤリングインペアドアンドエクステンデッドデータ サービス（ＥＤＳ）データのためのクローズドキャプションデータを含むことが できる。 テレビ等ブラウン管（ＣＲＴ）ビデオ装置のビデオ映像は、スクリーンを横切 って予め定められたパターンに沿ってビームをスキャンさせることにより作り出 される。全てのラインがスキャンされる度毎に一フレーム作り出されることにな る。米国内で使われているような国家テレビ標準委員会（ＮＴＳＣ）の機器では フレームは１秒間に３０回スキャンされる。各テレビのフレームは５２５本のラ インで構成され、それがフィールド１（「奇数フィールド」）及びフィールド２ （「偶数フィールド」）と呼ばれる各々２６２．５本のラインを持った２つのフ ィールドに分割される。従ってこれら偶数及び奇数フィールドは交互に６０Ｈｚ で送信される。偶数及び奇数フィールドのラインは、１／３０秒毎に５２５本の ライン全部を作り出すためにインタレーシングとして知られているプロセスで差 し込まれる。世界のもう一つの規準では６２５本のラインの情報が使われ、毎秒 ５０フィールドで３１２本のラインと３１３本のラインがインタレースされる。 米国で使われている５２５本のラインのＮＴＳＣ標準では、約４８０本のライン がテレビ画面上に表示される。 従来型テレビ受信機の飛び越し走査パターンでは、ＣＲＴビームを左上隅から 水平に画面を横切って走査する。第１の一番上のラインが走査されると、ビーム は水平帰線消去インタバルとして知られている時間の内に左側に戻り、先の線と 並行でより低い他の線に沿って走査を繰り返す。走査は線に沿って、ビームが画 面底部の中央に至りフィールド１を完了するまで続く。 画面の底部からビームは頂上に戻り、そこて実質的には画面の中央から、フィ ールド１のラインと交叉するフィールド２のヲインに沿って走査を開始する。底 部から頂部へのジャンプは瞬時ではなく、実際は２１本の水平ラインを走査する だけの時間を要する。このラインがフィールド２のライン１から２１である。フ ィールド２のライン２１の後半は表示される。次に、フィールド２のライン２８ ５から５２５が走査されフィールド２が完成する。ビームが画面の右下隅に達す ると画面フレームが形成される。するとビームは頂部に戻る。 ビームがフィールドの間で底部から頂部に戻る時間の間は、画面上に画像を作 り出すわけではないので、ビデオ或いは画像信号を運びはしない。この時間は一 般的に垂直帰線消去インタバル（ＶＢＩ）として知られている。この時間は通常 ビームが画面を横切って走査するのに要する時間の２１倍である。各ＶＢＩに２ １本のラインを持つＮＴＳＣ標準を使う装置と方法についてはよく知られている ので、ここで更に詳細に論議はしない。 ＶＢＩの間には画面上に画像は作り出されないので、画像情報をテレビ放送信 号で運ぶ必要はない。このように、ＶＢＩは補助的な情報をテレビ網又は局から 視聴者に運ぶのに利用される。例えば、テレビ番組に伴うクローズドキャプショ ンデータが、標準ＮＴＳＣビデオ信号のＶＢＩライン２１、フィールド１で、エ ンコードされた複合データ信号として送信される。各フィールドのＶＢＩのライ ン１から９は垂直同期及びポストイクオライジングパルスとして用いられる。そ れ故、ライン１０から２１は補助的情報を運ぶのに使える。 図３はテレビ信号のためのデータ送信システムの機能ブロック線図である。こ こで使用されている用語「放送」と「送信」は、ケーブルや光ファイバーを介し ての、或いは衛星からの、無線を介しての、等による信号の送信に関しては、相 互に入れ替え可能である。データ送信システムは、図１のテレビ１０により受信 されるテレビ信号１２の源である。ネットワークヘッドエンド１６０は、挿入情 報をその一部、通常は垂直帰線消去インタバル、に含む複合テレビ信号を、衛星 １６２に送信し、衛星１６２は同じ物を地方支局１６４に再放送する。支局１６ ４は受信したテレビ信号のＶＢＩに更にデータを挿入し、それを地方ケーブルヘ ッドエンド１６６に送信する。ケーブルヘッドエンド１６６は複数の源（衛星を 含む）からテレビ信号を受信し、任意のテレビ信号のＶＢＩに更にデータを挿入 することができる。複数の源からの信号は、一つの複合テレビ信号に組み合わさ れ、増幅され、ケーブルを介して複数の個々の受信機１６８に供給される。好適 な実施例では、図１のテレビ１０は受信機１６８の例であるが、受信機には、テ レビ同様、ケーブルボックス、ＶＣＲｓ、衛星受信機が含まれていてもよい。加 えて、個々の受信機１６８は地方局１６４から、衛星１６２の使用も含め無線で 或いはケーブルで直接に信号を受信することができる。 更に特定すれば、ネットワークヘッドエンド１６０は、挿入器１７２に番組信 号を提供するためのビデオテープレコーダー（ＶＴＲ）１７０を有している。コ ントローラー１７４も又ヘッドエンドで、テープをカートからローディングする スケジューリングを制御している（例えば、複数のビデオテープカセットを備え た機械がロボットアームで保管庫から取り出され、ＶＴＲに挿入され、或いはそ の逆が行われる）。更に、コントローラー１７４は、ニュース放送のような生の テレビ放送の間は、ステージの照明を制御する。コントローラー１７４は通常は マイクロプロセッサーベースのシステムである。トラフィックコンピューター１ ７６はビデオテープの各セグメントを掛けるタイミング、その間にコマーシャル を挿入するタイミング、異なる番組を切り替えるタイミング等の正確なタイミン グを制御している。幾つかのネットワークヘッドエンド１６０はトラフィックコ ンピューター１７６とコントローラー１７４の双方を有している。 コントローラー１７４は挿入器１７２にデータとコマンドを供給する。トラフ ィックコンピューター１７６は、もしあれば、データとコマンドをコントローラ ーに供給する。そうでない場合、トラフィックコンピューターはこれらの信号を 直接挿入器１７２に供給する。挿入器１７２は複合テレビ信号のＶＢＩにデータ を挿入して、テレビ信号を送信機１７８に供給し、送信機は今度はテレビ信号を マイクロウェーブ搬送波に乗せ衛星送信皿（パラボラアンテナ）１８０に供給し 衛星１６２へと送信する。 衛星１６２は受信した信号を送信し、支局１６４が衛星受信皿１８２で受信す る。衛星受信皿１８２は地方支局１６４で、信号を局挿入器１８４に供給する。 支局も又、複合テレビ信号にデータを挿入できる。次に、テレビ信号は送信機１ ８６に供給され、アンテナ１８８に送られる。 地方ケーブルヘッドエンド１６６は、複数のネットワークヘッドエンド１６０ 及び支局１６５からの信号を受信するために、複数の衛星受信皿１９０及びアン テナ１９２を有している。各衛星受信皿及びアンテナからの受信した信号は、マ ルチチャネル挿入器１９４の各入力に供給されるが、この挿入器も又、受信した 信号のＶＢＩにデータを挿入することができる。挿入器１９４からのマルチチャ ネル出力は増幅器１９６で増幅され、ケーブル１９７を介して個々の受信機１６ ８へと提供される。代わりに、受信機１６８はアンテナ又は衛星受信機を経由し て放送情報を受信することもできる。 図１のセントラルサイト２２は、ネットワークヘッドエンド１６０、支局１６ ４、又はケーブルヘッドエンド１６６に位置してもよく、図３に各々ネットワー クヘッドエンド、支局、及びケーブルヘッドエンドとして示してある構成要素と 一体となっていてもよいことに留意されたい。代わりに、セントラルサイト２２ は、ネットワークヘッドエンド、支局、又はケーブルヘッドエンドとは異なる位 置に位置している。どの場合でも、セントラルサイト２２のオペレーターは、関 係する広告セグメントの放送の間、テレビ信号のＶＢＩに挿入されるＰＰＶイベ ント及びホームショッピング商品に関する情報を提供する。 データ送信システムで使われるキャプションデータでコーディングについては 参考情報として示す以下の文献に更に詳細が述べてある。即ち、連邦行政命令集 （ＣＦＲ）ＧＥＮドケットＮｏ．９１−１で修正したパート１５；ＦＣＣ９１− １１９；「テレビ受信機用のクローズドキャプションデコーダー要件」；タイト ル４７、ＣＦＲパート７３．６８２（ａ）（２２）キャブション送信フォーマッ ト；タイトル４７，ＣＦＲパート７３．６６９図１７ａ；「ライン２１、フィー ルド１データ信号フォーマット」；ＰＢＳ技術報告Ｎｏ．Ｅ−７７０９−Ｃ「Ｄ ＥＡＦのためのテレビキャプショニング：信号及びディスプレイ仕様」である。 拡張データサービスについては更に、電子工業会ＥＩＡ−６０８（草案１９９ ２年１０月１２日、１９９３年６月１７日）の「ライン２１データサービスへの 推奨事項」に述べられており、その主要課題事項をここに参考文献として挙げて おく。この標準下では、追加データが垂直帰線消去インタバルのライン２１、フ ィールド２で提供されている。この追加データは、２個のクローズドキャプショ ンフィールド、２個のテキストモードフィールド、拡張データサービスを含んで いる。拡張データサービスは、他の情報の中で、プログラム名、プログラム長、 ショーへの長さ、チャネル番号、ネットワーク支局、局呼び出しレター、ユニバ ーサルコーディネイテッドタイム（ＵＣＴ）、タイムゾーン、デイライトセイビ ングタイムユーセイジを含んでいる。ネットワークヘッドエンド１６０上流で、 ネットワークはプログラム名、ショーの長さ、ショーへの長さ、ネットワーク支 局、ＵＣＴを挿入する。支局１６４の下流で、支局はチャネル番号、タイムゾー ン、デイライトセイビングタイムユーセイジ、プログラム名を挿入する。ネット ワークヘッドエンドは異なる支局のために、異ならないデータを挿入する。ＰＰ Ｖイベント及びホームショッピング商品データは、ネットワークヘッドエンド１ ６０、支局１６４、地方ケーブルヘッドエンド１６６の何れかで挿入できる。 データは地方ターミナル１９８から手動で入力できる。ターミナル１９８は挿 入データとして使用されるビルド、リコール、又は編集情報を使用できる。ター ミナル１９８は普通、コンピューターを含んでいる。加えて、データを挿入器１ ７２に供給するためにモデム１９９を使うことができる。データは、セントラル サイト２２のような遠隔地から手動又は自動で提供することができる。挿入器１ ７２の出力は、ＰＰＶイベント及びホームショッピング商品データを含む複合テ レビ信号である。 図１に戻るが、視聴者はリモコンユニット２４を使って、赤外線リンク２６を 介しテレビ１０にコマンドを送る。リモコンユニット２４にはＢＵＹボタン２８ が付いていて、視聴者はボタンを押して購入取引を開始する。テレビ１０はＢＵ Ｙコマンドを受信し、要求をＤＴＣＦ回路１４に伝える。 図４はテレビ１０とリモコン２４の主要構成要素を示すブロック線図である。 テレビ１０は垂直帰線消去インタバル線をデコードすることができ、ＰＰＶ及び ホームショッピングアプリケーションを支援するために、埋め込まれている情報 を利用することができる。テレビは、アンテナ、ケーブルボックス、衛星受信機 或いは他の信号送信媒体の何れかからのテレビ信号１２を受信するチューナー２ ００を持っている。ＶＢＩデコーダー２０２はチューナー２００の出力と連結さ れている。マイクロプロセッサー２０４は、テレビの制御ロジックを実行し、Ｖ ＢＩデコーダー２０２の出力を受け取る。マイクロプロセッサーはテレビ信号１ ２の出力を制御してモニター２０６に表示し視聴者に供する。マイクロプロセッ サー２０４は又、出力線１３４及び入力線１２６を介してＤＴＭＦ回路と通信す る。マイクロプロセッサーはプログラミング命令を実行して、ＰＰＶ、ホームシ ョッピング及びその他のアプリケーションを支援する。赤外線受信機「Ｒ」２０ ８はリモコンユニット２４からのコマンドとデータを受信し、処理のためマイク ロプロセッサー２０４へと送る。 リモコンユニット２４はコマンドとデータを赤外線受信機「Ｒ」２０８に送る ための赤外線送信機「Ｔ」２１０を内蔵している。マイクロプロセッサー２１２ は、キーパッド２１４から入力データを受け取り、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ） ２１６上に出力データを表示し、テレビ１０に送信するために赤外線送信機２１ ０にコマンドとデータを送ることによりリモコンユニットの作動を制御する。キ ーパッド２１４には、「ＢＵＹ」キーのようなＰＰＶ又はホームショッピングア プリケーションに関連する特定の機能を選択するためのキーや、ＰＰＶ番組やテ レビチャネルを表示するキーが含まれている。 本発明の好適な実施例では、テレビ信号１２の垂直帰線消去インタバル線に埋 め込まれているプログラム関連の情報は、放送されている情報に関連する電話番 号を含んでいる。プログラム関連の情報内の電話番号は、ＶＢＤデコーダー２０ ２によりテレビ信号から抽出され、マイクロプロセッサー２０４によってＤＴＭ Ｆ回路１４に送られ電話接続が開始される。 本発明とリモコンユニットも又電話であるというコンセプトとの間の相違は、 それ自体はテレビ信号１２からデータを同時に受信することのできるテレビ１０ におけるデータの同期化と生成であることに留意されたい。このデータの同期化 は、視聴者がリモコンユニット２４上のキーを押すことによって、（テレビにデ ィジタル又はアナログの何れかの形でテレビに供給されている）テレビ上に表示 されている記憶された又は時間限定の情報に応答することを可能にする。テレビ １０は次に受信したコマンド情報をＰＰＶ番組又は商品識別データ及び電話番号 と結びつけ、コードレス電話ベースユニット１６に送信して、処理のためセント ラルサイト２２へ送るようにする。 図５は本発明の代替実施例のブロック線図である。この実施例では、ＤＴＭＦ 回路１４はテレビ１０の中ではなくリモコンユニット２４の中にある。ここでは （電話番号及び商品情報のような）デコードされたＶＢＩデータをリモコンユニ ットの中にあるマイクロプロセッサーで処理するためにリモコンユニット２４に 送ることができるように、テレビ１０とリモコンユニット２４との間に２方向の 通信が必要である。この例では、視聴者がどのＰＰＶプログラムを買おうとして いるのかを識別するのが重要である。（ＨＢＯ、ＳＨＯＷＴＩＭＥ、ＥＳＰＮの ような）ＰＰＶ番組又はサービスの名前のラベルが付いている別のキー（図示せ ず）をリモコンユニット２４に入れておくこともできる。ＰＰＶ番組を選択する ために、視聴者は特定のサービスを表すキーを押し、その後ＢＵＹキー２８を押 す。図１において、ＤＴＭＦ回路１４はデータを受信する機能を含んでいてもよ い。しかし音声送信又は受信は必要ないので、ＤＴＭＦ送信及び受信を行うのに 必要な回路は、従来のコードレス電話ハンドセットの場合よりも小さく単純にな る。 図６は本発明の高レベルの操作ステップを示すフローチャートである。スター トステップ３００の後、ステップ３０２でテレビ１０はテレビ信号１２の垂直帰 線消去インタバル線にある広告セグメントに関するデータを受信する。例えば、 広告セグメントには、今からのＰＰＶイベントやホームショッピングでの販売商 品のプレビューが入っていてもよい。埋め込まれたデータには、番組又は商品の 名標、ＰＰＶサービスプロバイダー又は販売者の電話番号が含まれている。広告 セグメントはＰＰＶイベントや商品の価格を含んでおり、視聴者が商品又は広告 されたＰＰＶイベントを見る権利を購入するか否かを、情報を与えられて決断で きるようになっている。ステップ３０４で視聴者はテレビに表示してある広告セ グメントを見て、聴くか或いは見るかの対応を促される。視聴者は購入を決断す ると、ステップ３０６で視聴者のリモコン２４上のＢＵＹボタンを押す。次に、 ステップ３０８で、リモコンユニット２４は赤外線送信機２１０によってテレビ １０の中にある赤外線受信機２０８に信号を送る。この信号はＢＵＹボタンのた めの固有のコードを含んでおり、これによってテレビの中のマイクロプロセッサ ー２０４に、視聴者が今広告されたＰＰＶイベント又は商品の購入を欲している ということを知らせる。 ステップ３１０で、マイクロプロセッサー２０４は受信したＢＵＹコマンドを （テレビ１０の初期化の間にマイクロプロセッサー２０４内のメモリーに記憶さ れていた）視聴者の識別情報、及び、先に議論した、埋め込まれている広告デー タと組み合わせる。視聴者の識別情報は支払及び請求のため、視聴者のクレジッ トカード情報を含んでいてもよい。ステップ３１２でコードレス電話ベースユニ ット１６は電話呼び出しを始め、ＤＴＭＦ回路１４によってコードレス電話ベー スユニットに伝えられた電話番号によって特定されたセントラルサイトヘ接続す る。次にステップ３１３で、テレビ１０のマイクロプロセッサー２０４はＢＵＹ コマンドを、ＤＴＭＦ回路１４を経由してコードレス電話ベースユニット１６に 送る。接続が確立すると、ステップ３１４で、ＢＵＹコマンド情報はセントラル サイトに伝達される。ステップ３１６で、セントラルサイトはＢＵＹコマンドを 処理し、確認メッセージをコードレス電話ベースユニット１６に送り返す。ＢＵ Ｙコマンドの処理は、視聴者が計画されているＰＰＶイベントへのアクセスを受 け取ったり、広告された商品に対するオーダーを受け付けることができるように することを含んでいてもよい。ステップ３１８で、コードレス電話ベースユニッ トは確認メッセージをＤＴＭＦ回路１４及びマイクロプロセッサー２０４を介し てテレビに中継する。次にステップ３２０で、テレビ１０のマイクロプロセッサ ー２０４は確認メッセージの一部又は全部を記憶し、モニター２０６上に確認メ ッセージの一部又は全部を表示する。視聴者はこのようにして、視聴者のイベン ト又は製品に対する注文が受け付けられたというフィードバックを迅速に受け取 る。確認メッセージには、商品の予定受渡日のようなＰＰＶイベント又は商品に 関する情報を含ませることもできる。テレビは次にステップ３２２で電話呼び出 しを終了し、処理はエンドステップ３２４で終了する。 もう一つの本発明の好適な実施例では、視聴者は現在広告されていないプログ ラム又は商品を、一連のメニューにアクセスすることにより注文することができ る。マイクロプロセッサー２０４は、ＰＰＶ番組プロバイダー及びホームショッ ピングチャネルのようなサービスプロバイダーの名称及び各サービスプロバイダ ーに対応する電話番号を含んでいる電話帳を記憶するメモリー２０５（図４）を 含んでいる。マイクロプロセッサー２０４はメモリー２０５の中に、特定のサー ビスプロバイダーのための視聴者の口座番号のような追加の視聴者識別情報を含 んでいてもよい。 サービスプロバイダーに関する情報は、その名称及び関連電話番号を含め、Ｖ ＢＩのセントラルサイト２２によって送信され、マイクロプロセッサー２０４に よって受信される。マイクロプロセッサーは受信された際に利用できるサービス プロバイダーのリストを作り、各サービスプロバイダーに、メモリー２０５に記 憶されるプロバイダー参照番号４００を割り当てる。サービスプロバイダー情報 はケーブル会社又は各サービスプロバイダーにより送信することもできる。電話 帳は、マイクロプロセッサーが新しいサービスプロバイダーの情報を受信する度 に更新してもよい。 マイクロプロセッサー２０４は、視聴者がキーパッド２１４上に設けられてい るＭＥＮＵボタンを押すのに応答して、図７に示すようなプロバイダー参照番号 付きのサービスプロバイダーの名称リストをメインメニュー４０２で表示する。 セントラルサイト２２もＶＢＩで、今各サービスプロバイダーにより提供され ている利用できる項目のリストを送信する。各項目は付随する参照番号４０４で 識別される。メインメニュー４０２で、視聴者がリストに挙げられているサービ スプロバイダーの一つを特定する番号を押せば、マイクロプロセッサーはテレビ １０上に、図８に示すように、その特定のサービスプロバイダーから入手できる 項目と各項目に対応する項目参照番号のリストを含むカタログディスプレイ４０ ６を表示する。 視聴者は、その項目の項目参照番号４０４に対応するキーパッド２１４上のボ タンを押して項目を選択する。その結果、マイクロプロセッサー２０４は図６に 示すステップ３１０からエンドステップ３２４を実行するが、ＢＵＹコマンド及 び購入コマンドを形成するために埋め込まれている広告情報よりはむしろ、項目 参照番号及び記憶されているサービスプロバイダー情報を処理する。 例えば、 視聴者が図７のメインメニューが表示されている状態でキーパッド２１４上の「 １」のボタンを押せば、マイクロプロセッサー２０４はテレビ上に図８のカタロ グを表示する。次に視聴者が「２」のボタンを押せば、マイクロプロセッサーは ＰＰＶ番組「ブレードランナー」を注文するステップを開始する。 ある代替好適実施例では、マイクロプロセッサーはＤＴＭＦ回路を制御して、 サービスプロバイダーがメインメニューから選択されると、項目が選定される前 に即座にそのサービスプロバイダーの電話呼び出しを開始する。この方法だと、 注文が決まった後セントラルサイト２２に接続するに要する時間が短縮される。 更にある好適な実施例では、メインメニュー４０２からサービスプロバイダー を表示、選択するステップを購入シーケンスから省略することができる。この実 施例によれば、テレビ１０が、ホームショッピングチャネル番組或いはＰＰＶ番 組プロバイダーのための広告のような特定のサービスプロバイダーの放送に合っ ているときに、視聴者がキーパッド２１４上のＬＩＳＴボタンを押すと、マイク ロプロセッサー２０４はそれに応じてそのサービスプロバイダー用のカタログデ ィスプレー４０６を表示する。視聴者の項目選定に対応して、マイクロプロセッ サーは項目参照番号をＶＢＩに埋め込まれているサービスプロバイダーの情報及 び視聴者の識別情報と結びつけ、購入コマンドを作成する。多くの電話回線は、 接続の際に電話呼び出しが掛かれば、セントラルサイト２２とコードレス電話ベ ースユニットとの間の接続の障害となるキャッチホン機能を含んでいる。本発明 の更なる実施例によれば、ＤＴＭＦ回路は掛かってくる電話を識別する機能を備 えていて、マイクロプロセッサーと共働してセントラルサイト２２との接続を切 り、電話が空くと再接続するようにして、これにより掛かってくる電話をコード レス電話ベースユニットで受けられるようにしている。代わりに、マイクロプロ セッサー２０４は、セントラルサイト２２への各電話呼び出しの最初、トーン信 号をコードレス電話ベースユニットに送信する際に、ＤＴＭＦ回路に指示して、 「＊７０」のような適切なキャッチホン不能コードを送信させることによって、 キャッチホン機能を非作動にすることもできる。マイクロプロセッサー２０４は 、選択されたこれら代替案の一つを可能とするようにテレビ１０の最初のセット アップの間に視聴者に督促の表示をするのが望ましい。 更にもう一つの実施例では、マイクロプロセッサー２０４は、コードレス電話 ベースユニットがセントラルサイト２２と接続されている間、テレビ１０上にス テータスディスプレー４０８を表示して、図９に示すように、視聴者に電話接続 と購入注文の状態を知らせる。ステータスディスプレーは、電話注文の状態のグ ラフィカル表示４１２同様に、「ダイヤル中」「接続中」「注文確認」「電話が 掛かってきている」等の接続状態を明らかにするメッセージ４１０を含んでいる のが望ましい。 以上、発明を現在考えられる最もよい態様で説明してきたが、当業者の能力と 技能の範囲内、且つ更なる発明活動の追加無しで、様々な修正、操作モード、実 施の余地があることは明らかである。従って、本特許証で保護さるべきものは以 下の添付請求の範囲で述べる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ６０／０２７，６７１ (32)優先日 平成８年10月７日(1996．10．7) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. テレビ視聴者からセントラルサイトへ情報を通信するためのシステムであり 、このシステムが、遠隔制御ユニットからのコマンド信号を受け入れ、前記シス テムが、公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに接続されたコードレス 電話ベースユニット、及び テレビ信号を受信する手段から構成され、前記受信する手段が、遠隔制御ユ ニットからコマンド信号を受信し、且つコマンド信号を表すデュアルトーン多重 周波数信号を、セントラルサイトとの通信のために無線周波数リンクを介してコ ードルス電話ベースユニットに自動的に通信する手段を含むシステム。 2. 受信する手段がテレビである請求項１記載のシステム。 3. 受信する手段がビデオカセットレコーダである請求項１記載のシステム。 4. 受信する手段がテレビ信号の垂直帰線消去期間内に搬送されたデータをデコ ードするための手段を含む請求項１記載のシステム。 5. テレビ信号がペイ・パー・ビューテレビ番組のための広告セグメントを含み 、ペイ・パー・ビューテレビ番組識別子及びセントラルサイトの電話番号が、広 告セグメントの放送中のテレビ信号の垂直帰線消去期間内に組み込まれている請 求項４記載のシステム。 6. テレビ信号が販売製品のための広告セグメントを含み、製品識別子及びセン トラルサイトの電話番号が、広告セグメントの放送中のテレビ信号の垂直帰線消 去期間に組み込まれている請求項４のシステム。 7. 遠隔制御ユニットによって送られたコマンド信号が、受信する手段によって 購入コマンドをセントラルサイトに送ることを要求するための購入コマンド信号 から成る請求項５又は６記載のシステム。 8. テレビ視聴者からのセントラルサイトへの購入コマンドと通信するためのシ ステムが、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話 ベースユニット、 テレビ信号を受信する手段であり、テレビ信号から情報を引き出すための手 段と、引き出した情報を送るための手段とから成る受信する手段、及び 引き出された情報を受信するための手段と、無線周波数を介してコードレス 電話ベースユニットへの視聴者の購入コマンドを表すデュアルトーン多重周波数 信号を自動的に通信して、引き出された情報によって識別されたセントラルサイ トに通信する手段とを含む遠隔制御ユニット、から成るシステム。 9. テレビ視聴者からセントラルサイトへ購入コマンドを通信するためのシステ ムであり、このシステムが、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話 ベースユニッット、 コマンド信号を送るための赤外線送信機を含む、コマンド信号を送るための 遠隔制御装置、 表示するためのテレビ番組をテレビ視聴者に送るテレビ信号を受信する手段 から成り、この受信する手段が、テレビ信号から番組に関係する情報を引き出す ための垂直帰線消去期間デコーダ、 遠隔制御ユニットからコマンド信号を受信するための赤外線受信機、 赤外線受信機及び垂直帰線消去期間デコーダに結合されており、赤外線受信 機から受信されたコマンド信号、及び垂直帰線消去期間デコーダから受信された 引き出された番組と関係する情報から、購入コマンドを構築するための手段、及 び 受信手段に結合されており、引き出された番組に関係する情報によって識別 されたセントラルサイトへ送信するために、無線周波数リンクを介してコードレ ス電話ベースユニットに購入コマンドを通信するための手段を含む、システム。 10．前記引き出されたプログラムに関係する情報が、セントラルサイトの電話番 号を含み、前記通信するための手段が、コードレス電話ベースユニットを介する セントラルサイトへの電話呼を開始するための電話番号を含む請求項９記載のシ ステム。 11．前記テレビ信号が、ペイ・パー・ビューテレビ番組に対する広告セグメント を含み、引き出されたプログラムに関係する情報がペイ・パー・ビュープログラ ム識別子を含む請求項１０記載のシステム。 12．前記テレビ信号が、販売製品のための広告セグメントを含み、前記引き出さ れた番組に関係する情報が製品識別子を含む請求項１０記載のシステム。 13．前記購入コマンドが、複数のデュアルトーン多重周波数信号から成る請求項 １０記載のシステム。 14．テレビ視聴者からセントラルサイトへの購入コマンドを通信するためのシス テムであり、このシステムが、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話 ベースユニット、 視聴者への表示のためのテレビ番組を搬送するためのテレビ信号を受信する ための手段であり、テレビ信号から番組に関係する情報を引き出すための垂直帰 線消去期間デコーダ、及び引き出された番組に関係する情報を送信するための第 １の赤外線送信機／受信機を含む、前記受信するための手段、及び 引き出された番組に関係する情報を受信するための第２の赤外線送信機／受 信機、及び無線周波数リンクを介してコードレス電話ベースユニットに購入コマ ンドを通信して、引き出された番組に関係する情報によって識別されたセントラ ルサイトに送信するための手段から成る受信手段を制御するための遠隔制御ユニ ット、から成るシステム。 15．前記購入コマンドが、引き出された番組に関係する情報から得られる製品識 別子を含む、テレビ視聴者がセントラルサイトへ製品を購入するための購入コマ ンドを通信するための対話式テレビシステムであり、このテレビシステムが、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話 ベースユニット、 コマンド信号を送るための遠隔制御ユニットであり、この遠隔制御ユニット が、コマンド信号を送るための赤外線送信機及び選択された視聴者のコマンドを 表す少なくとも１つのボタンを含む遠隔制御ユニット、 テレビ視聴者に表示するためのテレビ番組を搬送するテレビ信号を受信する ためのテレビとあり、 テレビ信号の選択されたチャンネルに同調するためのチューナーと、 このチューナーと結合されて、テレビ信号から番組と関係する情報を引き出 すための垂直帰線消去期間デコーダ、 選択されたチャンネル上のテレビ信号によって搬送されるテレビ番組を表示 するためのモニター、 遠隔制御ユニットからの視聴者コマンドを含むコマンド信号を受信するため き赤外線受信機、 この赤外線受信機、垂直帰線消去期間デコーダ、及び遠隔制御ユニットから コマンド信号を受信するためのモニターに結合され、テレビ信号によって搬送さ れたテレビ番組のモニタ一上での表示を制御し、垂直帰線消去期間デコーダから 引き出された番組に関係する情報を受信し、コマンド信号及び引き出された番組 に関係する情報から購入コマンドを構築するためのマイクロプロセッサ、及び マイクロプロセッサに結合され、無線周波数を介してコードルス電話ベース ユニットに購入コマンドを通信して、引き出された番組情報によって識別された セントラルサイトに送信するためのデュアルトーン多重周波数回路から成る請求 項１４に記載のシステム。 16．前記引き出された番組に関係する情報がセントラルサイトの電話番号を含み 、デュアルトーン多重周波数回路が電話番号を使用してコードレス電話ベースユ ニットを介してセントラルサイトへの電話呼を開始する請求項１６に記載のシス テム。 17．テレビ信号が、ペイ・パー・ビューテレビ番組に対する広告セグメントを含 み、前記引き出された番組に関係する情報がペイ・パー・ビューの番組識子を含 む請求項１６記載のシステム。 18．テレビ信号が販売製品に対する広告セグメントを含み、引き出された番組に 関係する情報が製品識別子を含む請求項１６記載のシステム。 19．テレビ視聴者からセントラルサイトへ製品を購入するための購入コマンドを 通信するための対話式テレビシステムであり、このシステムが、公衆交換電話回 線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話ベースユニット、 テレビ視聴者へ表示のためのテレビ番組を搬送するテレビ信号を受信するた めのテレビであり、 テレビ信号の選択されたチャンネルに同調するためきチューナー、 このチューナーに結合され、テレビ信号からの番組に関係する情報を引き出 すための垂直帰線消去期間デコーダ、 選択されたチャンネル上のテレビ信号によって搬送されたテレビ番組を表示 するためのモニター、 引き出された番組に関係する情報を送信するための赤外線送信機／受信機、 及び 赤外線送信機／受信機、垂直帰線消去期間デコーダ、及びモニターに結合さ れ、テレビ信号によって搬送されるテレビ番組のモニター上の表示を制御し、垂 直帰線消去期間デコーダからの引き出された番組に関係する情報を受信し、引き 出された番組に関係する情報を赤外線送信機／受信機に送信させるマイクロプロ セッサ、及び 引き出された番組に関係する情報を受信するための赤外線送信機／受信機、 選択された視聴者コマンドを表す少なくとも一つのボタンと 選択された視聴者コマンド及び引き出された番組に関係する情報を購入コマ ンドとして、無線周波数リンクを介してコードレス電話ベースユニットに通信し て、引き出された番組と関係する情報によって識別されるセントラルサイトに送 信するデュアルトーン多重周波数回路とから成る遠隔制御ユニットから成る対話 式テレビシステム。 20．遠隔制御ユニットと通信するテレビと公衆交換電話回線網によってセントラ ルサイトに結合されたコードレス電話ベースユニットとを含むシステムにおける 、テレビによって表示される表示プログラム上で広告される製品を購入するため の方法が、 遠隔制御ユニットによって購入コマンドを受信し、 購入コマンドを赤外線リンクを介して、テレビに送り、 コードルス電話ベースユニットによってセントラルサイトに接続される電話 をかけ、 テレビからのコマンドを無線周波数を介してコードレス電話ベースユニット に送り、 購入コマンドをコードレス電話ベースユニットによって電話接続を介してセ ントラルサイトに送る工程から成る方法。 21．遠隔制御ユニットと通信するテレビ及び公衆交換電話回線網によってセント ラルサイトに結合されるコードレス電話ベースユニットを有するシステムにおけ る、テレビによって表示される番組上で広告される製品を購入するための方法が 、 遠隔制御ユニットによって購入コマンドを受信し、 コードレス電話ベースユニットによっるセントラルサイトへの電話接続を開 始し、 無線周波数リンクを介して遠隔制御ユニットからの購入コマンドをコードレ ス電話ベースユニットへ送り、 購入コマンドをコードレス電話ベースユニットによってセントラルサイトへ 電話接続を介して送る方法。 23．遠隔制御ユニットと通信するテレビ及び公衆交換電話回線網によってセント ラルサイトと結合されたコードレス電話ベースユニットを含む相互テレビシステ ムおいて、テレビによって表示されたテレビ番組上で広告された製品を購入する 方法が、 テレビ信号内の広告製品に付いての識別情報を受信し、 テレビ視聴者が、広告製品を購入することによって応答し、 遠隔制御ユニットによって購入コマンド信号を受信し、 赤外線リンクを介してテレビに購入コマンド信号を送り、 購入コマンド信号を識別情報と組み合わせて、広告製品に対する購入コマン ドを形成し、 コードレス電話ベースユニットによるセントラルサイトへの電話接続を開始 し、 テレビからの購入コマンドをコードレス電話ベースユニットにコードレス電 話リンクを介して送り、 コードルス電話ベースユニットによって購入コマンドを電話接続を介してセ ントラルサイトに送る方法。 24．購入コマンドが複数のデュアルトーン多重周波数信号から成る請求項２１、 ２２、２３記載の方法。 25．テレビ信号の垂直帰線消去期間から識別信号を引き出すための工程を含む請 求項２３記載の方法。 26．前記引き出す工程が、広告製品の識別子及びセントラルサイトの電話番号を 、テレビ信号の垂直帰線消去期間から引き出すことを特徴とする請求項２５記載 の方法。 27．広告製品がぺイ・パー・ビューテレビ番組である請求項２６記載の方法。 28．セントラルサイトによって購入コマンドを処理し、 セントラルサイトによって確認メッセージを電話接続を介してコードルス電 話ベースユニットに送り、 コードレス電話ユニットによって確認メッセージを無線周波数リンクを介し てテレビに送る工程を更に含む請求項２３記載の方法。 29．テレビ上に確認メッセージを表示するための工程を更に含む請求項２３記載 の方法。 30．セントラルサイトとの電話接続を終了する工程を更に含む請求項２９記載の 方法。 31．セントラルサイトに対するテレビ視聴者からの情報を通信するための及びテ レビ視聴者と或る相手との間の電話通信のためのシステムであり、このシステム が、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイト及び相手に結合されたコード レス電話ベースユニット、 テレビ視聴者によるオペレーションのためにコードレス電話ベースユニット に結合され、相手と電話呼を行うコードレス電話ハンドセット、及び テレビ信号を受信し、遠隔制御ユニットからのコマンド信号を受信するため の手段、及びコマンド信号を表すデュアルトーン多重周波数信号を、セントラル サイトへの通信に対する無線周波数リンクを介して、自動的にコードルス電 話ベースユニットに通信する手段から成るシステム。 32．前記受信する手段が、テレビ又はビデオカセットレコーダであり、更に、テ レビ信号の垂直帰線消去期間で搬送されるデータをデコードするための手段から 成る請求項３１記載のシステム。 33．テレビ視聴者からの購入コマンドをセントラルサイトに通信するための及び テレビ視聴者と相手との間の電話通信を行うためのシステムであり、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話 ベースユニット、 テレビ視聴者によるオペレーションのためにコードレス電話ベースユニット に結合され、電話呼を相手に行うコードレス電話ハンドセット、 コマンド信号を送る遠隔制御ユニットであり、コマンド信号を送るための赤 外線送信機を含む遠隔制御ユニット、及び、 テレビ視聴者に対して、表示のためのテレビ信号を搬送するテレビ信号を受 信する手段から成り、この受信する手段が、 テレビ信号から番組に関係する情報を引き出すための垂直帰線消去期間デコ ーダ、 遠隔制御ユニットからのコマンド信号を受信するための赤外線受信機、 赤外線受信機及び垂直帰線消去期間デコーダに結合され、赤外線受信機から 受信されたコマンド信号及び垂直帰線消去期間デコーダから受信された引き出さ れた番組に関係する情報から購入コマンドを構築する手段であり、購入コマンド が、複数のデュアルトーン多重周波数信号からなる手段、及び 購入コマンドを無線周波数リンクを介してコードレス電話ベースユニットに 通信し、引き出されたプログラムに関係する情報によって識別されるセントラル サイトへ送信するための、受信手段に結合された手段から成り、前記引き出され た番組に関係する情報がセントラルサイトの電話番号を含み、前記通信する手段 が、コードレス電話ベースユニットを介してセントラルサイトと電話呼を開始す るための電話番号を使用するための手段から成るシステム。 34．テレビ信号が、ペイ・パー・ビューテレビ番組に対する広告セグメント及び 引き出された番組に関係する情報がペイ・パー・ビューの番組識別子を含む請 求項３３記載のシステム。 35．テレビ信号が販売製品の広告セグメントを含み、引き出された番組に関係す る情報が製品識別子を含む請求項３３記載の方法。 36．選択されたサービースプロバイダーから製品を購入するために購入コマンド をセントラルサイトへテレビ視聴者から通信するための対話式テレビシステムで あり、 公衆交換電話回線網によってセントラルサイトに結合されたコードレス電話 ベースユニット、 コマンド信号を送るための遠隔制御ユニットであり、コマンド信号を送るた めの赤外線送信機及び選択された視聴者コマンドを表す少なくとも一つのボタン を含む遠隔制御ユニット、 テレビ視聴者に表示するためのテレビ番組を搬送するテレビ信号を受信する テレビ、 テレビ信号の選択されたチャンネルに同調するためのチューナー、 チューナーに接続され、サービスプロバイダーに関係する情報及び少なくと も一つの製品リストをテレビ信号から引き出すための垂直帰線消去期間デコーダ 、 モニター、 遠隔制御ユニットからの視聴者コマンドを含むコマンド信号を受信するため の赤外線受信機、 赤外線受信機、垂直帰線消去期間デコーダ、モニターに結合され、遠隔制御 ユニットからコマンド信号を受信し、遠隔制御ユニットからコマンド信号に応答 して、製品リストの選択されたものを視聴者に表示し、コマンド信号とサービス プロバイダーに関係する情報から購入コマンドを構築するマイクロプロセッサ、 及び マイクロプロセッサに結合され、購入コマンドをコードレス電話ベースユニ ットに無線周波数を介して通信し、引き出されたサービスプロバイダーに関係す る情報によって識別されたセントラルサイトに送信するためのデュアルトーン多 重周波数回路から成る対話式テレビシステム。 37．マイクロプロセッサが、 視聴者識別情報及び少なくとも一つのサービスプロバイターに対するサービ スプロバイダーに関係する情報を記憶するためのメモリ、 メモリ内のサービスプロバイダーに関係する情報からサービスプロバイダー の少なくとも一つを含むリストを発生するための手段、 サービスプロバイダーリストを表示するための手段、 サービスプロバイダーリストからのサービスプロバイダーの視聴者選択に応 答して選択された製品リストを表示するための手段、 コマンド信号、記憶された視聴者識別情報、及びサービスプロバイダ情報か らの購入コマンドを構築する手段、を含む請求項３６記載のシステム。 38．前記製品がペイ・パー・ビューテレビ番組である請求項３６記載のシステム 。 39．遠隔制御ユニットと通信するテレビ及び公衆交換電話回線網によってセント ラルサイトに結合されたコードレス電話を有する対話式テレビシステムにおける 、選択されたサービスプロバイダーから製品を購入する方法が、 視聴者識別情報を記憶し、 選択されたサービスプロバイダー識別情報を記憶し、 選択されたプロバイダーから得ることの出来る少なくとも一つの製品を含む リストを表示し、 前記製品の一つを選択し、 遠隔制御ユニットによって選択された製品を識別する信号を表示し、 赤外線信号を介して選択された識別信号をテレビへ送り、 選択された製品識別信号を視聴者識別情報及び選択されたサービスプロバイ ダー識別情報と組み合わせ、選択された製品に対する購入コマンドにし、 コードレス電話ベースユニットによるセントラルサイトへの電話接続を開始 し、 無線周波数を介してテレビから購入コマンドをコードレスベースユニットに 送り、 コードレス電話ベースユニットによって購入コマンドを電話接続を介してセ ントラルサイトに送る、工程を含む方法。 40．製品リストを表示する工程の前に、少なくとも一つのサービスプロバイダを 含むサービスプロバイダーリストを表示し、 サービスプロバイダーの一つを選択する工程を更に含む請求項３９記載の方 法。 41．購入コマンドが複数のデュアルトーン多重周波数信号を含む請求項３９記載 の方法。 42．前記製品が、ペイ・パー・ビューテレビ番組である請求項３９記載の方法。 43．セントラルサイトによる購入コマンドを処理し、 セントラルサイトによって確認メッセージを電話接続を介してコードレス電 話ユニットに送り、 確認メッセージを無線周波数リンクを介してコードレス電話ベースユニット によって送り、 テレビ上に確認メッセージを表示し、 セントラルサイトとの電話接続を終了する工程を含む請求項３９記載の方法 。 44．電話接続中に状態メッセージを表示する工程を更に含む請求項４３記載の方 法。 45．前記電話接続を開始する工程が、コードレス電話ベースユニットが接続され る電話線上の呼待ち特徴に対する不可能化コード信号をコードレス電話ベースユ ニットに送る工程を含む請求項３９記載の方法。