JPH1049216A - 装置間データ通信方法 - Google Patents

装置間データ通信方法

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Publication number
JPH1049216A
JPH1049216A JP22182996A JP22182996A JPH1049216A JP H1049216 A JPH1049216 A JP H1049216A JP 22182996 A JP22182996 A JP 22182996A JP 22182996 A JP22182996 A JP 22182996A JP H1049216 A JPH1049216 A JP H1049216A
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JP
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motion
slave
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JP22182996A
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English (en)
Inventor
Kentaro Fujibayashi
謙太郎 藤林
Eiji Tanosaki
英司 田野崎
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のモーション装置(スレーブ)の実行開
始タイミングが制御できる装置間データ通信方法を提供
する。 【解決手段】 マスタの制御装置はスレーブiのバッフ
ァが空であると、データテーブルに記憶するスレーブi
のカウンタCi(初期設定で最小は「1」)の値で示す
ブロックに記憶する指令データを送信し、カウンタCi
に「1」加算する(a1〜a4)。この際待ち合わせの
ある指令は、待ち合わせを行なうスレーブを示すIDコ
ードを付けて送信する。スレーブでは受信した指令デー
タを実行し、バッファを空にするが、IDコードが付い
ている指令に対しては、実行完了フラグとIDコードを
送信し、制御装置は、これを受信し(a8)、IDコー
ドより待ち合わせをする全てのスレーブから実行完了信
号が送られて来たときに完了チェックフラグを各スレー
ブに送信し(a9〜a11)、各スレーブはこの完了チ
ェックフラグを受信して初めてバッファを空にする。こ
れによりスレーブの実行開始タイミングを制御すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械等におけ
る数値制御装置(以下CNCという)と各軸を駆動する
モーション装置間、産業機械等におけるプログラマブル
・ロジック・コントローラ(以下PLCという)とモー
ション装置間等の制御装置とモーション装置間のデータ
通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械や、産業機械等の複数のモーシ
ョン装置を有するシステムにおいて、CNC装置やPL
C等のマスターとなる制御装置から移動指令等のコマン
ドを送信し、スレーブとなるモーション装置ではその指
令データにしたがって指令を実行するようになってい
る。マスターとなる装置ではスレーブの各モーション装
置に、直線補間、円弧補間等の軸移動を制御する制御コ
ードと移動するときの移動量、完了通知を行なう際に送
出するフラグを含めた制御フラグ等を送信し、スレーブ
側のモーション装置では、受信した指令を順次実行し複
数のモーション装置が一連の作業動作をマスターの装置
の管理のもとで実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の通信方
法では、マスタの装置からデータが送られ、スレーブ側
の装置でこのデータを受信すると、スレーブ側の装置は
このデータに基づいて実行動作を行なっている。そのた
め、スレーブ側の装置の実行開始タイミングの制御がで
きないという問題があった。そこで、本発明の目的は、
複数のモーション装置の実行開始タイミングが制御でき
る装置間データ通信方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、マス
タとなる制御装置は動作完了の待ち合わせが必要となる
指令にIDコードを付けてスレーブ側のモーション装置
に送信する。IDコードが付いた指令データを受信した
モーション装置は該指令を実行した後、受信したIDコ
ードと共に実行完了信号を制御装置に送信する。制御装
置はIDコードを付して指令データを送信した全てのモ
ーション装置からIDコードと共に実行完了信号を受信
した後、該各モーション装置に次の指令を送信する。こ
れにより、モーション装置の実行開始タイミングを制御
することが必要な指令の実行開始タイミングが制御装置
によって管理されることになる。
【0005】特に、上記IDコードには、待ち合わせを
行なうモーション装置の情報を含むようにして、このI
Dコードによって待ち合わせを行なっているモーション
装置を確認し該モーション装置に次の指令データを送出
するようにする。制御装置から送信する指令データは、
指令データを送信しようとするモーション装置のデータ
を受信するバッファが空であると送信し、IDコードを
付して指令データを送信した全てのモーション装置から
IDコードと共に実行完了信号を受信したとき、完了チ
ェック信号を実行完了信号を受信したモーション装置全
てに送信し、モーション装置は完了チェック信号を受信
した後にバッファを空にする。これによって、指令の実
行開始のタイミングをとるようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態のブ
ロック図である。マスタ装置として工作機械を制御する
CNC1とスレーブ装置となる複数のモーション装置M
1〜Mnとが、相互通信が可能なケーブル6で接続され
本システムが構成されている。CNC1には、X軸,Y
軸,Z軸のサーボモータ2によって工作機械3の各軸を
駆動し、ワークに対して加工を行ない、各モーション装
置M1〜MnはそれぞれのサーボモータMs1〜Msnによ
ってローダ5を駆動してワークを工作機械3に送り込む
と共に取り出し、自動的、連続的にワークに対して加工
を行なうようになっている。なお、符号4はCNC1に
接続された操作盤である。
【0007】例えば、ローダ5がX軸、Y軸、Z軸の直
交する3軸方向に移動するハンド等を有する場合、各軸
を駆動制御する3台のモーション装置M1〜M3によっ
て、それぞれのサーボモータMs1〜Ms3を駆動して工作
機械3にワークを搬入、搬出することになる。この場
合、ローダ5のX,Y,Z軸を直線補間して共に駆動
し、ハンドに把持されたワークを直線上に移動させて
も、また円弧補間して円弧上に移動させてもよい。ま
た、工作機械3の構成や他の周辺機器等の影響で、X
軸,Y軸,Z軸をそれぞれ一軸毎順次駆動して移動させ
ても、さらには、X,Y軸を共に駆動し、その後Z軸の
みを駆動する等、工作機械を取り巻く状況やワークの大
きさや形状によって、ローダ5の各軸を駆動する形態が
相違する。しかも、他の軸の移動が完了して次の軸の移
動を開始する必要がある場合や、共に移動が完了して次
の動作の移動が開始できる場合等、移動順序、形態は各
種の態様があり、周囲状況等に応じて選択しなければな
らない。
【0008】そこで、本発明は、スレーブの各モーショ
ン装置M1〜Mnがマスタからの指令を独立して順次実
行することも、また他のモーション装置の動作完了を待
って動作を開始することもできるようにしたものであ
り、そのために、待ち合わせの必要な命令に対しては、
その命令のIDコードをもスレーブのモーション装置M
1〜Mnに送信し、モーション装置M1〜Mnはこの待
ち合わせコードを意味するIDコード付きの指令を受信
すると、その指令を実行した後このIDコードと共に実
行完了フラグをマスタのCNC1に送信し、マスタのC
NC1では、このIDコードと実行完了フラグを受信
し、待ち合わせが完了していれば、スレーブのモーショ
ン装置M1〜Mnに完了チェックフラグを送信し、スレ
ーブのモーション装置M1〜Mnでは、この完了チェッ
クフラグを受信すると次の指令の受け入れを可能にする
ように構成している。
【0009】待ち合わせを行なわせるためのコード指定
方法は各種あるが、本実施形態においては、IDコード
を待ち合わせの必要な指令の順番を示す部分と、待ち合
わせを行なうモーション装置M1〜Mnを示す系統番号
で構成するようにしている。例えば、モーション装置が
それぞれX,Y,Z軸を駆動するもので第一系統(X)
から第三系統(Z)まであると、X軸を駆動する第一の
系統のモーション装置(M1)に対しては二進法の20
桁、Y軸を駆動する第二の系統のモーション装置(M
2)に対しては21 桁、Z軸を駆動する第三の系統のモ
ーション装置(M3)に対しては22 桁に対応させ、待
ち合わせを行なう場合には対応の桁を「1」にする。例
えばX軸(第一系統)とY軸(第二系統)を待ち合わせ
る場合には、二進法で「011」となり10進法で
「3」となる。また、X軸(第一系統)とZ軸(第三系
統)を待ち合わせる場合には、「101」で10進法で
「5」、Y軸とZ軸では「110」=「6」、X,Y,
Z軸すべて待ち合わせる場合には「111」=「7」と
なる。
【0010】このように待ち合わせを行なう系統(モー
ション装置)を示す部分に、この待ち合わせを行なう指
令の順番を示した数値を付加してIDコードが形成さ
れ、待ち合わせを行なう指令に対してこのIDコードを
付してモーション装置M1〜M3にデータを送信するよ
うにしている。
【0011】図4は、このようなIDコードを付して各
モーション装置に送信するデータを記憶するデータテー
ブルDTの一例を示す図である。1番目の指令は、第一
系統(X軸)のモーション装置(M1)に対してIDコ
ードの「13」と共に移動量がx1でその速度がVx1の
指令がマスタのCNC1からX軸のモーション装置(M
1)に送信され、第二系統(Y軸)のモーション装置
(M2)に対しては、IDコードの「13」と共に移動
量がy1でその速度がVy1の指令がCNC1から送信さ
れ、第三系統のZ軸のモーション装置(M3)に対して
はIDコードが「0」で移動量がz1、速度がvz1の指
令が送信される。なお、IDコードが「0」ということ
は、待ち合わせを行なわないことを意味し、このIDコ
ードは送信されない。IDコード「13」の「1」は、
待ち合わせを行なう指令の1番目であることを示し
「3」は、二進法で「011」であり、第一系統(X
軸)と第二系統(Y軸)の待ち合わせを行なうことを意
味する。その結果、Z軸のモーション装置(M3)は速
度vz1で指令移動量z1を移動すると次のブロックの指
令であるIDコード27で移動量Z2、速度vz2の指令
を受信し、この指令の動作を直ちに実行できるが、X
軸、Y軸のモーション装置(M1,M2)は、共に第1
番目のブロックの指令の移動量x1、y1の移動が完了
してから、次のブロックの指令の、X軸に対しては移動
量x2、速度vx2、Y軸に関しては移動量y2、速度v
y2の指令が受信でき、実行可能となる。
【0012】各軸の第2ブロックの指令は、X軸、Y軸
に対してはIDコードがなくZ軸のみにIDコード「2
7」があるから、Z軸は第2ブロックの移動量z2、速
度vz2の指令を実行完了しても、第3ブロックの指令を
受信して実行することはできず、待ち合わせ指令が
「7」で2進法で「111」であるからX,Y軸の対応
する指令の実行完了を待つことになる。X軸、Y軸はI
Dコードが付されていないから、この2番目のブロック
の指令を実行した後直ちに第3番目の指令を受信して実
行ができる。X軸のモーション装置では第3番目のブロ
ックの指令にはIDコード「27」が付されているか
ら、この第3番目の指令を実行した後待ち合わせを行な
うことになるが、Y軸のモーション装置では第3番目の
指令を実行した後第4番目の指令を実行する。このY軸
の4番目のブロックの指令にはIDコード「27」が付
加されているから、この4番目の指令を実行した後待ち
合わせを行なうことになる。
【0013】その結果、X軸は3番目のブロックを実行
した後、Y軸は4番目の指令を実行した後、Z軸は2番
目の指令を実行した後、初めてX軸は4番目のブロック
の指令を受信し実行でき、Y軸は5番目のブロックの指
令を実行でき、Z軸は3番目のブロックの指令を実行で
きることになる。以下同様に待ち合わせの必要な指令
は、IDコードが付されるので、このIDコードで示さ
れる軸(モーション装置)の命令の実行が終了した後に
次のブロックの指令が実行でき、IDコードが付されて
いない指令は、1つのブロックの指令を実行完了する毎
に次のブロックの指令を受信して実行することができ
る。なお、図4のデータテーブルDTは、移動指令のみ
を記載しているが、ドウエルや、制御信号等も記憶して
おき、送信し待ち合わせができるようにしている。
【0014】図2は、上述したような通信制御を行なう
ためのマスター側であるCNC1が所定周期毎実行する
通信制御処理のフローチャートである。また図3はスレ
ーブ側の各モーション装置M1〜Mnが所定周期毎行な
う通信制御の処理のフローチャートである。まず、マス
タ側であるCNC1には、各モーション装置M1〜Mn
を駆動制御するプログラムとして図4に示すようなデー
タテーブルDTをCNC1内部のメモリに設定記憶させ
ておく。
【0015】CNC1はスレーブのモーション装置M1
〜Mnに対応する指標iを「1」にセットし(ステップ
a1)、スレーブiの受信データを記憶するバッファが
空か判断し(ステップa2)、空であると(最初は空で
ある)、データテーブルDTのi系統のカウンタCiで
示す値のブロックに記憶されているデータをスレーブi
(モーション装置Mi)に送信し(ステップa3)、カ
ウンタCiに「1」を加算する(ステップa4)。なお
上記カウンタCi(C1〜Cn)は、CNC1に電源が
投入され、システムが可動状態におかれたとき初期設定
によって「1」にセットされている。即ち、この時点で
は指標iは「1」でカウンタCi=C1は初期設定で
「1」であるから、テータテーブルDTの第1系統の第
1番目のブロックに記憶されたデータが第1系統のスレ
ーブ(モーション装置M1)に送信され、カウンタC1
に「1」加算される。
【0016】次に、指標iに「1」加算し(ステップa
5)、該指標iがスレーブ(モーション装置)の数nを
越えたか判断し(ステップa6)、越えていなければ
(ステップa2に戻り、上述したステップa2〜a6の
処理を繰り返す。図4に示すようなデータテーブルDT
であると、スレーブの数nは「3」であり、最初はスレ
ーブ1(X軸)にデータ「13 x1/vx1」が送信さ
れ、スレーブ2(Y軸)にデータ「13 y1/vy
1」、スレーブ3(Z軸)にデータ「z1/vz1」が送
信されることになる。なお、対応するスレーブに送信す
るデータがなければ(記憶されていなければ)データは
送信されない。
【0017】指標iがスレーブの数nを越えると、再び
指標iを「1」にセットし(ステップa7)、CNC1
の入出力回路の指標iのスレーブに対応するのメモリ部
を読み、該メモリ部にスレーブiから受信したとき記憶
される実行完了フラグが立っているか、及びIDコード
を受信しているか判断し、実行完了フラグが立っていな
ければ、ステップa12に進み指標iに「1」を加算
し、該指標iがスレーブの数nを越えていなければステ
ップa8に戻り同様に判断を行なう。最初は実行完了フ
ラグが立っていないので指標iがスレーブの数nを越え
るまでステップa8、a12、a13を行ない、越える
と当該処理周期の処理を終了する。なお、ステップa8
で実行完了フラグが立っており、IDコードを受信して
いると判断された場合には、ステップa8からa9に移
行するが、この点は後述する。
【0018】一方、スレーブ側のモーション装置M1〜
Mnでは、バッファにデータが入っているか否か判断し
(ステップb1)、データが入っていなければそのまま
当該周期の処理を終了し、データが入っていれば、この
受信したデータが移動指令(この移動指令には、ドウエ
ル指令や制御信号による動作をも含む)か否か判断し
(ステップb2)、移動指令(ドウエル指令、制御信号
による動作指令を含む)であればその移動指令を実行し
(ステップb3)、終了すると該指令に待ち合わせ指
令、即ちIDコードが付されているか判断する(ステッ
プb4)。また、ステップb2で移動指令でないと判断
された場合には、この指令された処理を実行し(図3で
は省略)ステップb4に移行しIDコードが付されてい
るか判断する。IDコードが付されておらず、待ち合わ
せ指令がない場合にはステップb7に移行してバッファ
を空にして当該周期の処理を終了する。バッファが空に
なるから次のデータの受信が可能になる。一方、待ち合
わせ指令がある場合には、実行完了フラグと受信したI
Dコードをマスタ側のCNC1に送信し(ステップb
5)、マスタ側から完了チェックフラグを受信するまで
待つ(ステップb6)。この完了チェックフラグを受信
するまでは、バッファは空にされないから次のデータを
受信することはない。
【0019】マスタ側のCNC1ではスレーブiに対応
する入出力回路のメモリを読みスレーブiからの実行完
了フラグとIDコードを受け取ったとステップa8で判
断されると、この受け取ったスレーブiを確認し受け取
ったIDコードより待ち合わせするスレーブのモーショ
ン装置から実行完了フラグとIDコードをすべて受け取
っているか確認し(ステップa9)、すべて受け取って
いなければ、ステップa10からステップa12に移行
して指標iを「1」加算しステップa8に戻る。また、
受け取っていれば(ステップa12)、このときの指標
iで示されるスレーブのモーション装置Miに対して完
了チェックフラグを送信し(ステップa11)、ステッ
プa12に移行する。
【0020】スレーブ側のモーション装置Miでは、ス
テップb6で入出力回路のメモリを読み完了チェックフ
ラグを受け取ったことを確認すると、バッファを空にし
て(ステップb7)、次のデータの受信を可能にする。
【0021】図4に示すデータテーブルDTのデータに
基づいてスレーブのモーション装置M1、M2,M3が
制御されるとすると、カウンタCi(=C1、C2、C
3)は初期設定で「1」にセットされているから、各系
統(モーション装置)の1番目のブロックに記憶される
データが送信される。即ちモーション装置M1にはID
コード「13」と移動量と速度の「x1/vx1」が、モ
ーション装置M2にはIDコード「13」と移動量と速
度の「y1/vy1」が、モーション装置M3には移動量
と速度の「z1/vz1」が送信され、各カウンタC1,
C2,C3は「2」に更新される(ステップa2,a
3,a4)。
【0022】モーション装置M1,M2,M3では、バ
ッファに移動指令のデータが入るからその移動指令を実
行し(ステップb1,b2,b3)、モーション装置M
3は、待ち合わせ指令のIDコードを受信していないか
らバッファを空にする(ステップb4,b7)。しか
し、モーション装置M1,M2は待ち合わせ指令のID
コードを受信しているから、移動指令を実行した後実行
完了フラグとIDコード「13」をマスタのCNC1に
送信しCNC1から完了チェックフラグを受信するのを
待つ(ステップb4,b5,b6)。
【0023】マスタ側のCNC1では、モーション装置
M3の1番目の移動指令が完了しバッファが空になる
と、カウンタC3が「2」になっているから2番目のブ
ロックのデータであるIDコード「27」と、移動量、
速度のデータ「z2/zvz2 」を送信しカウンタC3を
「3」にする(ステップa2〜a4)。モーション装置
M3はこのデータを受信してその指令を直ちに実行する
ことになる。
【0024】また、CNC1はモーション装置M1,M
2から実行完了フラグとIDコードを受信したか判断し
(この場合IDコードは「13」で「3」=「011」
であるから、モーション装置M1とM2から実行完了フ
ラグとこのIDコードを受信したかを判断し)、共に受
信したことが判断されたとき、完了チェックフラグをモ
ーション装置M1,M2にそれぞれ送信する(ステップ
a8〜a11)。モーション装置M1,M2は完了チェ
ックフラグを受信すると初めてバッファを空にする(ス
テップb6、b7)から、CNC1はモーション装置M
1,M2に対して次の2番目のブロック(C1,C2=
2)のデータ「x2/vx2」、「y2/vy2」を送信で
きるようになる(ステップa2,a3)。即ち、モーシ
ョン装置M1,M2は第1番目のブロックの移動指令の
x1,y1の移動が完了するまで互いに待ち合わせを行
ない、共にこの移動が完了した段階で、ブロック2のデ
ータ「x2/vx2」、「y2/vy2」が送信されカウン
タC1,C2は「3」にカウントアップされ、モーショ
ン装置M1,M2はこのデータを受信して実行すること
になる(ステップb1〜b3)。
【0025】モーション装置M3は2番目のブロックの
データで指令された移動量z2の移動を終えた後、ID
コード「27」を受信しているから、このIDコード
「27」と実行完了フラグをCNC1に送信した後、完
了チェックフラグを受信するまで待つ。一方、モーショ
ン装置M1,M2は2番目のブロックのデータでの指令
である移動量x2、y2の移動を終了した後、直ちにバ
ッファを空にするから、CNC1はモーション装置M1
には3番目のブロック(C1=3)に記憶されたデータ
のIDコード「27」、移動量、速度のデータ「x3/
vx3」を、またモーション装置M2には3番目のデータ
(C2=3)の移動量、速度の「y3/vy3」を送信し
カウンタC1、C2を「4」にする。モーション装置M
1,M2はこのデータを受信し、直ちにその指令を実行
するが、モーション装置M1はIDコード「27」の待
ち合わせ指令があるから、移動を実行した後実行完了フ
ラグとこのIDコード「27」をCNC1に送信しCN
C1から完了チェックフラグを受信するまで待つ。しか
し、モーション装置M2は、待ち合わせ指令がないか
ら、この移動量「y3」を実行した後直ちにバッファを
空にし、CNC1は、第2系統の4番目のブロック(C
2=4)に記憶するデータのIDコード「27」と移動
量、速度のデータ「y4〜/vy4」を送信しカウンタC
2を「5」にする。モーション装置M2は、このデータ
を受信してその指令を実行し、実行完了フラグとこのI
Dコード「27」をCNC1に送信する。
【0026】CNC1では、受信したIDコード「2
7」で示される待ち合わせを行なうモーション装置から
すべて実行完了フラグとこのIDコードを受信している
か判断するが、IDコード「27」の「7」は2進法で
「111」であり、第1,第2,第3の系統のすべての
モーション装置M1,M2,M3から実行完了フラグを
受信しているときのみ、完了チェックフラグを各モーシ
ョン装置M1,M2,M3に送信する。各モーション装
置M1,M2,M3はこの完了チェックフラグを受信し
て初めてバッファを空にする。その結果、CNC1はス
レーブi(=1,2,3)、即ちモーション装置M1,
M2,M3に次のデータを送信することになる。モーシ
ョン装置M1にはブロック4(C1=4)のデータの
「x4/vx4」、モーション装置M2にはブロック5
(C2=5)のデータである動作終了を示すデータが送
信され、モーション装置M3にはブロック3(C3=
3)のデータ「35 z3/vz3」が送信され、カウン
タC1は「5」、C2は「6」、C3は「4」にセット
される。モーション装置M3は受信したデータの指令で
ある移動量z3の移動を行なった後待ち合わせ指令が付
いているから、実行完了フラグとIDコード「35」を
CNCに送信する。モーション装置M1は受信したデー
タ「x4/vx4」を実行した後、直ちにバッファを空に
するから、CNC1はブロック5のデータ「35 x5
/vx5」をモーション装置M1に送信しカウンタC1を
「6」にする。モーション装置M1はこの移動指令の移
動量x5の移動を完了した後実行完了フラグとIDコー
ド「35」をCNC1に送信する。CNCはモーション
装置M1とM3から実行完了フラグとIDコード「3
5」を共に受け取ったならば(「5」は2進法で「10
1」であり、モーション装置M1とM3が待ち合わせを
行なうことを意味している)、次のブロック(モーショ
ン装置M1は6番目のブロック、モーション装置M3は
4番目のブロック)のデータを送信する。この図4に示
すデータテーブルDTの場合は、動作終了のデータがそ
れぞれ送信されることになる。
【0027】なお、データテーブルに記憶する指令の動
作を繰り返し実行する場合には、動作終了を示すデータ
を全てのモーション装置に送出した後、カウンタC1〜
Cnを「1」にセットすると共に各種フラグをリセット
した後データテーブルDTに記憶する指令を送出開始す
るようにする。また、上記実施形態では、スレーブのデ
ータ受信のバッファを1受信データ分しか設けていない
が、複数の指令データを受信できるようにバッファを複
数設け、完了チェックフラグを受信すると、一斉に実行
を開始するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】スレーブのモーション装置の実行開始タ
イミングをマスタの制御装置によって管理できるから、
複数のモーション装置の動作開始のタイミングを取って
各モーション装置を駆動制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概要を示すブロック図で
ある。
【図2】同実施形態における制御装置が実行する通信処
理のフローチャートである。
【図3】同実施形態におけるモーション装置が実行する
通信処理のフローチャートである。
【図4】同実施形態におけるモーション装置に対する指
令を記憶するデータテーブルの一例である。
【符号の説明】
1 数値制御装置(CNC) 2 X,Y,Z軸のサーボモータ 3 工作機械本体 4 操作盤 5 ローダ 6 相互装置間の通信が可能なケーブル M1〜Mn モーション装置 Ms1〜Msn モーション装置のサーボモータ DT データテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタとなる制御装置とスレーブとなる
    複数のモーション装置間の通信方法であって、上記制御
    装置は動作完了の待ち合わせが必要となる指令データに
    はIDコードを付けてモーション装置に送信し、IDコ
    ードが付いた指令データを受信したモーション装置は該
    指令を実行した後、受信したIDコードと共に実行完了
    信号を制御装置に送信し、制御装置はIDコードを付し
    て指令データを送信した全てのモーション装置からID
    コードと共に実行完了信号を受信した後、該各モーショ
    ン装置に次の指令を送信するようにした装置間データ通
    信方法。
  2. 【請求項2】 上記IDコードは、待ち合わせを行なう
    モーション装置の情報を含む請求項1記載の装置間デー
    タ通信方法。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は指令データを送信しよう
    とするモーション装置のデータを受信するバッファが空
    であると指令データを送信し、IDコードを付して指令
    データを送信した全てのモーション装置からIDコード
    と共に実行完了信号を受信したとき、実行完了信号を受
    信したモーション装置全てに送信し、モーション装置は
    完了チェック信号を受信した後にバッファを空にする請
    求項1又は請求項2記載の装置間データ通信方法。
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